JP2005338121A - プラズマディスプレイパネルの駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005338121A
JP2005338121A JP2004152803A JP2004152803A JP2005338121A JP 2005338121 A JP2005338121 A JP 2005338121A JP 2004152803 A JP2004152803 A JP 2004152803A JP 2004152803 A JP2004152803 A JP 2004152803A JP 2005338121 A JP2005338121 A JP 2005338121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
sustain
cell
initialization
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004152803A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Takeda
実 武田
Shigeo Kiko
茂雄 木子
Yasuaki Muto
泰明 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004152803A priority Critical patent/JP2005338121A/ja
Publication of JP2005338121A publication Critical patent/JP2005338121A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】安定した高速書込みが可能であり、かつ黒輝度の上昇を抑えたプラズマディスプレイパネルの駆動方法を提供する。
【解決手段】1フィールド期間は、放電セルに初期化放電を発生させる初期化期間、前記放電セルに書込み放電を発生させる書込み期間、および前記放電セルに輝度重みに応じた維持パルスを印加することにより維持放電を発生させる維持期間を有する複数のサブフィールドから構成され、前記複数のサブフィールドの初期化期間は、画像表示を行う全ての放電セルに対して初期化放電を行わせる全セル初期化動作、または直前のサブフィールドにおいて維持放電を行った放電セルに対して選択的に初期化放電を行わせる選択初期化動作のいずれかの動作を行い、かつ最初のサブフィールドおよび維持パルス数の多いサブフィールドにおいて全セル初期化動作を行うとともに、全セル初期化動作の次のサブフィールドは選択初期化動作を行う。
【選択図】図5

Description

本発明はプラズマディスプレイパネルの駆動方法に関する。
プラズマディスプレイパネル(以下、パネルと略記する)として代表的な交流面放電型パネルは、対向配置された前面板と背面板との間に多数の放電セルが形成されている。前面板は、1対の走査電極と維持電極とからなる表示電極が前面ガラス基板上に互いに平行に複数対形成され、それら表示電極を覆うように誘電体層および保護層が形成されている。背面板は、背面ガラス基板上に複数の平行なデータ電極と、それらを覆うように誘電体層と、さらにその上にデータ電極と平行に複数の隔壁とがそれぞれ形成され、誘電体層の表面と隔壁の側面とに蛍光体層が形成されている。そして、表示電極とデータ電極とが立体交差するように前面板と背面板とが対向配置されて密封され、内部の放電空間には放電ガスが封入されている。ここで表示電極とデータ電極とが対向する部分に放電セルが形成される。このような構成のパネルにおいて、各放電セル内でガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線でRGB各色の蛍光体を励起発光させてカラー表示を行っている。
パネルを駆動する方法としてはサブフィールド法、すなわち、1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割した上で、発光させるサブフィールドの組み合わせによって階調表示を行う方法が一般的である。また、サブフィールド法の中でも、階調表現に関係しない発光を極力減らしてコントラスト比を向上した新規な駆動方法が特許文献1に開示されている。
以下にサブフィールド法について簡単に説明する。各サブフィールドはそれぞれ初期化期間、書込み期間および維持期間を有する。また、初期化期間は、画像表示を行うすべての放電セルに対して初期化放電を行わせる全セル初期化動作、または直前のサブフィールドにおいて維持放電を行った放電セルに対して選択的に初期化放電を行わせる選択初期化動作のいずれかの動作を行う。
まず、全セル初期化期間では、すべての放電セルで一斉に初期化放電を行い、それ以前の個々の放電セルに対する壁電荷の履歴を消すとともに、続く書込み動作のために必要な壁電荷を形成する。加えて、放電遅れを小さくし書込み放電を安定して発生させるためのプライミング(放電のための起爆剤=励起粒子)を発生させるというはたらきをもつ。続く書込み期間では、走査電極に順次走査パルスを印加するとともに、データ電極には表示すべき画像信号に対応した書込みパルスを印加し、走査電極とデータ電極との間で選択的に書込み放電を起こし、選択的な壁電荷形成を行う。そして維持期間では、走査電極と維持電極との間に輝度重みに応じた所定の回数の維持パルスを印加し、書込み放電による壁電荷形成を行った放電セルを選択的に放電させ発光させる。
このように、画像を正しく表示するためには書込み期間における選択的な書込み放電を確実に行うことが重要であるが、回路構成上の制約から書込みパルスに高い電圧が使えないこと、データ電極上に形成された蛍光体層が放電を起こり難くしていること等、書込み放電に関しては放電遅れを大きくする要因が多い。したがって、書込み放電を安定して発生させるためのプライミングが非常に重要となる。
特開2000−242224号公報
近年はパネルの高精細度化に伴い放電セル数が増加し、1つの放電セルに対する書込み動作に使える時間が短くなりつつある。また、動画擬似輪郭の改善等、画像表示品質を向上させるためにサブフィールド数を増加させる駆動方法が検討される等、今後ますます書込み動作の高速化が要求されてきている。
ところで、全ての放電セルを初期化させる全セル初期化動作は、上述したように書込み動作に必要な壁電荷を形成する働きを持つが、加えて、放電遅れを小さくし書込み放電を安定して発生させるためのプライミング(放電のための起爆剤=励起粒子)を発生させるという働きをもあわせ持つ。したがって、安定した高速書込み動作のためにはプライミングを増やすという方法が有効である。しかし、単純に全セル初期化の回数を増やすと黒輝度が上がってコントラストが低下し、画像表示品質が低下する。
本発明はこのような現状に鑑みなされたものであり、安定した高速書込みが可能であり、かつ黒輝度の上昇を抑えたプラズマディスプレイパネルの駆動方法を提供することを目的とする。
本発明のプラズマディスプレイパネルの駆動方法は、走査電極および維持電極とデータ電極との交差部に放電セルを形成してなるプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、1フィールド期間は、放電セルに初期化放電を発生させる初期化期間、前記放電セルに書込み放電を発生させる書込み期間、および前記放電セルに輝度重みに応じた維持パルスを印加することにより維持放電を発生させる維持期間を有する複数のサブフィールドから構成され、前記複数のサブフィールドの初期化期間は、画像表示を行う全ての放電セルに対して初期化放電を行わせる全セル初期化動作、または直前のサブフィールドにおいて維持放電を行った放電セルに対して選択的に初期化放電を行わせる選択初期化動作のいずれかの動作を行い、かつ最初のサブフィールドおよび維持パルス数の多いサブフィールドにおいて全セル初期化動作を行うとともに、全セル初期化動作の次のサブフィールドは選択初期化動作を行うことを特徴とする。
本発明によれば、安定した高速書込みが可能であり、かつ黒輝度の上昇を抑えた駆動方法を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイパネルの駆動方法について、図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施の形態に用いるパネルの要部を示す斜視図である。パネル1は、ガラス製の前面基板2と背面基板3とを対向配置して、その間に放電空間を形成するように構成されている。前面基板2上には表示電極を構成する走査電極4と維持電極5とが互いに平行に対をなして複数形成されている。そして、走査電極4および維持電極5を覆うように誘電体層6が形成され、誘電体層6上には保護層7が形成されている。また、背面基板3上には絶縁体層8で覆われた複数のデータ電極9が付設され、データ電極9の間の絶縁体層8上にデータ電極9と平行して隔壁10が設けられている。また、絶縁体層8の表面および隔壁10の側面に蛍光体11が設けられている。そして、走査電極4および維持電極5とデータ電極9とが交差する方向に前面基板2と背面基板3とを対向配置しており、その間に形成される放電空間には、放電ガスとしてたとえばネオンとキセノンの混合ガスが封入されている。
図2は本発明の一実施の形態におけるパネルの電極配列図である。行方向にn本の走査電極SCN1〜SCNn(図1の走査電極4)およびn本の維持電極SUS1〜SUSn(図1の維持電極5)が交互に配列され、列方向にm本のデータ電極D1〜Dm(図1のデータ電極9)が配列されている。そして、1対の走査電極SCNiおよび維持電極SUSi(i=1〜n)と1つのデータ電極Dj(j=1〜m)とが交差した部分に放電セルが形成され、放電セルは放電空間内にm×n個形成されている。
図3は本発明の実施の形態におけるパネルの駆動方法を用いたプラズマディスプレイ装置の構成図である。このプラズマディスプレイ装置は、パネル1、データ電極駆動回路12、走査電極駆動回路13、維持電極駆動回路14、タイミング発生回路15、AD(アナログ・デジタル)変換器18、走査数変換部19、サブフィールド変換部20および電源回路(図示せず)を備えている。
図3において、画像信号VDはAD変換器18に入力される。また、水平同期信号Hおよび垂直同期信号Vはタイミング発生回路15、AD変換器18、走査数変換部19、サブフィールド変換部20に与えられる。AD変換器18は、画像信号VDをデジタル信号の画像データに変換し、その画像データを走査数変換部19に与える。走査数変換部19は、画像データをパネル1の画素数に応じた画像データに変換し、サブフィールド変換部20に与える。サブフィールド変換部20は、各画素の画像データを複数のサブフィールドに対応する複数のビットに分割し、サブフィールド毎の画像データをデータ電極駆動回路12に出力する。データ電極駆動回路12は、サブフィールド毎の画像データを各データ電極D1〜Dmに対応する信号に変換し各データ電極を駆動する。
タイミング発生回路15は、水平同期信号Hおよび垂直同期信号Vをもとにしてタイミング信号を発生し、各々走査電極駆動回路13および維持電極駆動回路14に与える。走査電極駆動回路13は、タイミング信号に基づいて走査電極SCN1〜SCNnに駆動波形を供給し、維持電極駆動回路14は、タイミング信号に基づいて維持電極SUS1〜SUSnに駆動波形を供給する。
次に、パネルを駆動するための駆動波形とその動作について説明する。図4は本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイパネルの各電極に印加する駆動波形図であり、全セル初期化動作を行う初期化期間を有するサブフィールド(以下、全セル初期化サブフィールドと略記する)と選択初期化動作を行う初期化期間を有するサブフィールド(以下、選択初期化サブフィールドと略記する)に対する駆動波形図である。
まず、全セル初期化サブフィールドの駆動波形とその動作について説明する。初期化期間では、データ電極D1〜Dmおよび維持電極SUS1〜SUSnを0(V)に保持し、走査電極SCN1〜SCNnに対して放電開始電圧以下となる電圧Vp(V)から、放電開始電圧を超える電圧Vr(V)に向かって緩やかに上昇するランプ電圧を印加する。すると、全ての放電セルにおいて1回目の微弱な初期化放電を起こし、走査電極SCN1〜SCNn上に負の壁電圧が蓄えられるとともに、維持電極SUS1〜SUSn上およびデータ電極D1〜Dm上に正の壁電圧が蓄えられる。ここで、電極上の壁電圧とは、電極を覆う誘電体層あるいは蛍光体層上に蓄積した壁電荷により生じる電圧をあらわす。その後、維持電極SUS1〜SUSnを正の電圧Vh(V)に保ち、走査電極SCN1〜SCNnに電圧Vg(V)から電圧Va(V)に向かって緩やかに下降するランプ電圧を印加する。すると、全ての放電セルにおいて2回目の微弱な初期化放電を起こし、走査電極SCN1〜SCNn上の壁電圧および維持電極SUS1〜SUSn上の壁電圧が弱められ、データ電極D1〜Dm上の壁電圧も書込み動作に適した値に調整される。このように、全セル初期化サブフィールドの初期化動作は、全ての放電セルにおいて初期化放電させる全セル初期化動作である。
つづく書込み期間では、走査電極SCN1〜SCNnを一旦Vs(V)に保持する。つぎに、データ電極D1〜Dmのうち、1行目に表示すべき放電セルのデータ電極Dkに正の書込みパルス電圧Vw(V)を印加するとともに、1行目の走査電極SCN1に走査パルス電圧Vb(V)を印加する。このとき、データ電極Dkと走査電極SCN1との交差部の電圧は、外部印加電圧(Vw−Vb)にデータ電極Dk上の壁電圧および走査電極SCN1上の壁電圧の大きさが加算されたものとなり、放電開始電圧を超える。そして、データ電極Dkと走査電極SCN1との間および維持電極SUS1と走査電極SCN1との間に書込み放電が起こり、この放電セルの走査電極SCN1上に正の壁電圧が蓄積され、維持電極SUS1上に負の壁電圧が蓄積され、データ電極Dk上にも負の壁電圧が蓄積される。このようにして、1行目に表示すべき放電セルで書込み放電を起こして各電極上に壁電圧を蓄積する書込み動作が行われる。一方、正の書込みパルス電圧Vw(V)を印加しなかったデータ電極と走査電極SCN1との交差部の電圧は放電開始電圧を超えないので、書込み放電は発生しない。以上の書込み動作をn行目の放電セルに至るまで順次行い、書込み期間が終了する。
つづく維持期間では、まず、維持電極SUS1〜SUSnを0(V)に戻し、走査電極SCN1〜SCNnに正の維持パルス電圧Vm(V)を印加する。このとき、書込み放電を起こした放電セルにおいては、走査電極SCNi上と維持電極SUSi上との間の電圧は、維持パルス電圧Vm(V)に、走査電極SCNi上および維持電極SUSi上の壁電圧の大きさが加算されたものとなり放電開始電圧を超える。そして、走査電極SCNiと維持電極SUSiとの間に維持放電が起こり、走査電極SCNi上に負の壁電圧が蓄積され、維持電極SUSi上に正の壁電圧が蓄積される。このときデータ電極Dk上にも正の壁電圧が蓄積される。書込み期間において書込み放電が起きなかった放電セルでは維持放電は発生せず、初期化期間の終了時における壁電圧状態が保持される。続いて、走査電極SUS1〜SUSnを0(V)に戻し、維持電極SUS1〜SUSnに正の維持パルス電圧Vm(V)を印加する。
すると、維持放電を起こした放電セルでは、維持電極SUSi上と走査電極SCNi上との間の電圧は放電開始電圧を超えるので、再び維持電極SUSiと走査電極SCNiとの間に維持放電が起こり、維持電極SUSi上に負の壁電圧が蓄積され走査電極SCNi上に正の壁電圧が蓄積される。以降同様に、走査電極SCN1〜SCNnと維持電極SUS1〜SUSnとに交互に維持パルスを印加することにより、書込み期間において書込み放電を起こした放電セルでは維持放電が継続して行われる。なお、維持期間の最後には走査電極SCN1〜SCNnと維持電極SUS1〜SUSnとの間にいわゆる細幅パルスを印加して、データ電極Dk上の正の壁電荷を残したまま、走査電極SCN1〜SCNnおよび維持電極SUS1〜SUSn上の壁電圧を消去している。こうして維持期間における維持動作が終了する。
つづいて選択初期化サブフィールドの駆動波形とその動作について説明する。初期化期間では、維持電極SUS1〜SUSnをVh(V)に保持し、データ電極D1〜Dmを0(V)に保持し、走査電極SCN1〜SCNnにVq(V)からVa(V)に向かって緩やかに下降するランプ電圧を印加する。すると前のサブフィールドの維持期間で維持放電を行った放電セルでは、微弱な初期化放電が発生し、走査電極SCNi上および維持電極SUSi上の壁電圧が弱められ、データ電極Dk上の壁電圧も書込み動作に適した値に調整される。一方、前のサブフィールドで書込み放電および維持放電を行わなかった放電セルについては放電することはなく、前のサブフィールドの初期化期間終了時における壁電荷状態がそのまま保たれる。
このように、選択初期化サブフィールドの初期化動作は、前のサブフィールドで維持放電を行った放電セルにおいて初期化放電させる選択初期化動作である。
書込み期間および維持期間については全セル初期化サブフィールドの書込み期間および維持期間と同様であるため説明を省略する。
ところで、プラズマディスプレイパネルにおいて、当該セルが非点灯の場合、隣接セルでの放電による影響で当該セルに蓄えられた壁電荷が減少(クロストーク)し、当該セルにおける後続の書込み動作を正常に行うことができなくなり画質が劣化する。この現象は、Xe分圧が上昇することで放電の広がりが大きくなり、より顕著になる。また、発光重み付けが大きいほど、クロストークの影響が大きい。このようなクロストークは、全てのSFで当該セルをクロストーク発生前の状態にできる全セル初期化動作を行うと解消できるが、全セル初期化放電による黒浮きで画質が劣化してしまうこととなる。
そこで、本発明においては、最初のサブフィールドおよび維持パルス数の多いサブフィールドにおいてのみ全セル初期化動作を行うとともに、全セル初期化動作の次のサブフィールドは選択初期化動作を行うように構成したものである。
図5は、本発明の実施の形態におけるパネルの駆動方法のサブフィールド構成を示す図である。なお、この図5では、1フィールドが10のサブフィールドで構成され、各サブフィールドの輝度重みはそれぞれ(1,2,4,6,10,21,30,42,62,77)であるものとして説明するが、サブフィールド数や各サブフィールドの輝度重みが上記の値に限定されるものではない。
この図5に示すように、本発明においては、最初のサブフィールドである第1SFと、輝度重みが多い、すなわち維持パルス数の多い第7SF、第9SFの初期化期間のみ全セル初期化動作を行い、第2SF〜第6SFと、第7SF、第9SFの次のサブフィールドである第8SFおよび第10SFにおいての初期化期間は選択初期化動作を行うサブフィールド構成としている。なお、サブフィールド構成として、第1SFの前に、この第1SFの補助的サブフィールドとして、第0.5SFを設ける場合があるが、このようなサブフィールド構成の場合においては、第1SFまたは第0.5SFのいずれか一方を最初のサブフィールドとすればよい。
すなわち、維持パルス数の少ないサブフィールドにおいては、書込み放電を安定して発生させにくいが、最初のサブフィールドである第1SFにおいて全セル初期化動作を行うことにより、書込み動作に必要な壁電荷を形成し、書込み放電を安定して発生させることができ、また上述したようなクロストークによる書込み動作不良に対しては、維持パルス数の多いサブフィールドにおいて全セル初期化動作を行うことにより、書込み動作に必要な壁電荷を再度形成できることにより正常な書込み動作を行うことができることとなる。しかも、全セル初期化動作の次のサブフィールドは選択初期化動作を行うものであり、全セル初期化放電により黒輝度が上がってコントラストが低下し、画像表示品質が低下するという影響も最小限に抑えることができる。
本発明のプラズマディスプレイパネルの駆動方法は、安定した高速書込みが可能であり、かつ黒輝度の上昇を抑えたプラズマディスプレイパネルの駆動が可能となり、プラズマディスプレイパネルを用いた画像表示装置等として有用である。
本発明の実施の形態に用いるパネルの要部を示す斜視図 同パネルの電極配列図 本発明の実施の形態におけるパネルの駆動方法を用いたプラズマディスプレイ装置の構成図 本発明の実施の形態におけるパネルの各電極に印加する駆動波形図 本発明の実施の形態におけるパネルの駆動方法のサブフィールド構成を示す図
符号の説明
1 プラズマディスプレイパネル
2 前面基板
3 背面基板
4 走査電極
5 維持電極
9 データ電極
15 タイミング発生回路

Claims (1)

  1. 走査電極および維持電極とデータ電極との交差部に放電セルを形成してなるプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、1フィールド期間は、放電セルに初期化放電を発生させる初期化期間、前記放電セルに書込み放電を発生させる書込み期間、および前記放電セルに輝度重みに応じた維持パルスを印加することにより維持放電を発生させる維持期間を有する複数のサブフィールドから構成され、前記複数のサブフィールドの初期化期間は、画像表示を行う全ての放電セルに対して初期化放電を行わせる全セル初期化動作、または直前のサブフィールドにおいて維持放電を行った放電セルに対して選択的に初期化放電を行わせる選択初期化動作のいずれかの動作を行い、かつ最初のサブフィールドおよび維持パルス数の多いサブフィールドにおいてのみ全セル初期化動作を行うとともに、全セル初期化動作の次のサブフィールドは選択初期化動作を行うことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
JP2004152803A 2004-05-24 2004-05-24 プラズマディスプレイパネルの駆動方法 Pending JP2005338121A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004152803A JP2005338121A (ja) 2004-05-24 2004-05-24 プラズマディスプレイパネルの駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004152803A JP2005338121A (ja) 2004-05-24 2004-05-24 プラズマディスプレイパネルの駆動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005338121A true JP2005338121A (ja) 2005-12-08

Family

ID=35491815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004152803A Pending JP2005338121A (ja) 2004-05-24 2004-05-24 プラズマディスプレイパネルの駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005338121A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333840A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイパネルの駆動方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08160910A (ja) * 1994-12-12 1996-06-21 Mitsubishi Electric Corp プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP2003271093A (ja) * 2002-01-16 2003-09-25 Thomson Licensing Sa ビデオ画像を処理する方法及び装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08160910A (ja) * 1994-12-12 1996-06-21 Mitsubishi Electric Corp プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP2003271093A (ja) * 2002-01-16 2003-09-25 Thomson Licensing Sa ビデオ画像を処理する方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333840A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイパネルの駆動方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100793483B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널의 구동 방법
JP4992195B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置
KR100784003B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 패널의 구동 방법
WO2005114626A1 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP2006293113A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置
JP2006003398A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP3988728B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP4956911B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP5017796B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置
JP2008287244A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP4765499B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP4736530B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP4725522B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置
WO2006106720A1 (ja) Ac型プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP2008083137A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP2005338217A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法および表示装置
JP4120594B2 (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP2005338121A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP2005301013A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP2007041473A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法およびプラズマディスプレイ装置
JP2006317856A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP2007133291A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP2006003397A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP2005338122A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法
JP2005321499A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070509

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091118

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091120

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20091208

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100413