JP2005337955A - 物体検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 如何なる外乱光が入力されても正確に物体の存在を検知する。
【解決手段】 赤外線発光回路6が、パルス状の照射赤外線A1を照射すると、赤外線受光回路7が検知体Cからの反射赤外線A2と外乱光Bを受光する。微分回路8及び増幅回路9が受光赤外線Dを微分増幅して微分増幅信号Eを出力し、A積分回路10が微分増幅信号Eを積分して微分増幅信号積分値HをA積分値保持部11に保持させる。また、反転増幅回路12が発光タイミングOFF時の微分値の反転微分値を生成し、B積分回路15が発光タイミングのON時の微分値とOFF時の微分値の反転微分値とを積分して組合せ微分値積分量Gを求めてB積分値保持部16に保持させる。パルス光取得手部17が微分値積分量と組合せ微分値積分量との差分から反射赤外線パルスの大きさを求め、検知判定手段19は反射赤外線パルスの大きさと閾値とを比較して物体の有無を検知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、人体などの物体に赤外線を照射してその反射光によって物体の存在を検知する赤外線センサを用いた物体検知装置に関する。
従来、人体などの物体を検知する物体検知装置は、間欠的に赤外線パルスを発光してその反射光により物体の存在を検知している。このような間欠発光型赤外線センサは、スパイク状の外乱光をキャンセルするために、赤外線パルスの発光時と非発光時の受光電気信号の差を増幅及び積分して出力し、その出力結果と予め設定した閾値とを比較することにより、人体などの物体の有無を判定している(例えば、特許文献1参照)。
特許第3044518号公報
しかしながら、従来の赤外線センサによる物体検知装置では、蛍光灯などに含まれる外乱光の赤外光成分を受光すると、その外乱光によって検知体がない状態でも受光した電気信号があたかも検知体が有る状態のように変化してしまい、検知体有りと誤判定するなどの問題が生じている。特に、インバータ型の蛍光灯ではなく、商用電源の周波数で駆動する方式の蛍光灯の場合は、商用電源周波数の周期の2分の1の周期で発生するインパルス状の外乱光が赤外線センサの発光パルスと同程度の時間幅(例えば、30μSec)を持つために、その外乱光によって検知体がない状態でも検知体があるものと誤判定してしまうことがある。
このような問題を解決するために、例えば前記の特許文献1の技術では、自己の発光素子の発光開始したタイミングに同期させた受光電気信号の変化量を積分し、その値とあらかじめ設定した閾値とを比較することによって蛍光灯などの外乱光による受光電気信号のレベル変化分をキャンセルしている。しかし、このような構成においても、インパルス状に赤外線光量が変化する外乱光が発生する環境においては、赤外線センサの発光開始タイミングとインパルス状の外乱光の立上がりとが一致する場合において受光電気信号が変化してしまうために、結果的には検知体がない状態でも検知体有りと誤判定してしまうことがある。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、赤外線センサによって物体の存在を検知する場合に、如何なる外乱光が入力されても正確に物体の存在を検知することができる物体検知装置を提供することを目的とする。
本発明は前記の目的を達成するために創案されたものであり、所定の発光タイミングで間欠的に発光する赤外線パルスを物体へ照射し、反射された反射赤外線パルスに基づいて物体の有無を検知する物体検知装置であって、反射赤外線パルスから変換された電気信号の変化量を微分値として抽出する微分手段と、微分手段によって抽出された微分値を積分して微分値積分量を求める第1の積分手段と、微分手段によって抽出された微分値のうち、発光タイミングのON時の微分値とOFF時の微分値の反転微分値とを積分して組合せ微分値積分量を求める第2の積分手段と、第1の積分手段が求めた微分値積分量と第2の積分手段が求めた組合せ微分値積分量との差分から反射赤外線パルスの大きさを求めるパルス光取得手段と、パルス光取得手段が求めた反射赤外線パルスの大きさと所定の閾値との比較結果に基づいて物体の有無の検知判定を行う検知判定手段とを備えることを特徴とする。
つまり、本発明の物体検知装置は、基本的には、赤外線パルスの間欠的な発光タイミング信号を設定する間欠発光タイミング設定手段と、間欠発光タイミング設定手段で設定されたタイミング信号に同期して赤外線パルスを照射する赤外線発光手段と、照射された赤外線パルスが物体に反射した反射赤外線パルスを受光して電気信号に変換する赤外線受光手段と、赤外線発光手段の赤外線パルス発光時と非発光時における赤外線受光手段の電気信号の差分を比較して物体の有無を判定する検知判定手段とを備えた赤外線センサによって構成されている。このような基本構成において、微分手段が赤外線受光手段で変換された電気信号の変化分を微分値として変換すると、第1の積分手段が変換された微分値を積分して微分値積分量を求め、第2の積分手段が変換された微分値のうち、発光タイミングのON時の微分値とOFF時の微分値の反転微分値とを積分して組合せ微分値積分量を求める。これによって、パルス光取得手段が微分値積分量と組合せ微分値積分量との差分から反射赤外線パルスの大きさを求めるので、検知判定手段は、反射赤外線パルスの大きさと所定の閾値とを比較して物体の有無を検知することができる。これによって、検知判定手段は、赤外線受光手段に外乱光のノイズが混入してもその外乱光を除去して正味の反射赤外線パルスのみによって物体の有無を検知することができる。
また、本発明の物体検知装置においては、検知判定手段は、微分値積分量と組合せ微分値積分量との差分の大きさに応じて直ちに検知判定を行うか検知判定のリトライを行うかを決定することを特徴とする。つまり、本発明の物体検知装置では、外乱光の大きさをあらかじめ監視していて、外乱光が所定のレベルより小さいときのみ検知判定手段が物体の有無の検知を行う。一方、外乱光が所定のレベルより大きいときは、その検知インターバルでは検知判定を行わないで次の検知インターバルで検知判定を行うようなリトライを繰り返す。これによって外乱光の影響による誤検知を防止して正確に物体の有無を検知することができる。
また、本発明の物体検知装置においては、検知判定のリトライを行うときに所定の発光タイミングより速い発光タイミングで赤外線パルスを1回以上発光させるリトライ発光タイミング設定手段を備えることを特徴とする。つまり、本発明の物体検知装置では、外乱光が所定のレベルより大きくて検知判定のリトライを行うときは、リトライ発光タイミング設定手段が検知インターバルを短くするので、通常より速いタイミングで物体の検知判定を繰り返すことができる。これによって、より速くかつ正確に物体の有無を検知することができる。
また、本発明の物体検知装置は、赤外線パルスの発光時間を調整する発光時間調整手段を備えることを特徴とする。このとき、発光時間調整手段は発光時間を赤外線パルスの発光ごとに任意の調整できることもできる。つまり、本発明の物体検知装置によれば、間欠発光タイミング設定手段が、発光時間調整手段によって調整された発光時間に基づいて赤外線パルスの間欠的な発光タイミング信号を設定するので、任意の検知インターバルで物体検知を行うことができる。
また、本発明の物体検知装置は、所定の発光タイミングで間欠的に発光する赤外線パルスを物体へ照射し、反射された反射赤外線パルスに基づいて物体の有無を検知する物体検知装置であって、1検知インターバルにおける短時間の間に少なくとも2回発光する反射赤外線パルスから変換された電気信号の変化量を微分値として抽出する微分手段と、微分手段によって抽出された微分値のうち、発光タイミングのON時の微分値とOFF時の微分値の反転微分値との何れもが所定のレベルを超えないようにレベル制限した組合せ微分値を生成するリミット手段と、リミット手段で生成された組合せ微分値を積分して組合せ微分値積分信号を生成する積分手段と、積分手段によって生成された組合せ微分値積分信号の大きさと所定の閾値との比較結果に基づいて物体の有無の検知判定を行う検知判定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の物体検知装置によれば、短い時間間隔において複数のパルス光の微分値を増幅して積分し、さらに、パルス光や外乱光を微分して増幅した微分増幅信号については、上限リミットを設けて所定のレベルより高い微分増幅信号の波高値をカットしている。これによって、複数のパルス光の微分増幅値の積分量に占める外乱光の割合を極力少なくして物体検知の判定を行うことができる。
以下、図面を参照しながら、本発明における物体検知装置の実施の形態の幾つかを説明する。なお、以下の説明では、各図面において同一の構成要素であっても、機能または作用を異にして用いる場合は、同一の符号に英文字の添え字を付して弁別することにする。また、同一の構成要素で重複する説明は可能な限り省略する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明における第1の実施の形態の物体検知装置の構成を示すブロック図である。まず、同図に示す第1の実施の形態の物体検知装置1について説明する。
図1において、物体検知装置1は、赤外線パルスの発光時間を調整する発光時間調整部2と、発光時間調整部2で調整された発光時間に基づいて赤外線の間欠的な発光タイミング信号を設定する間欠発光タイミング設定部3と、赤外線発光用電源4と、間欠発光タイミング設定部3からの発光タイミング信号のインターバルに基づいてON/OFF駆動するスイッチ5と、スイッチ5のON/OFF駆動に基づいて赤外線発光用電源4の電力で間欠的なパルス光の照射赤外線A1を検知体Cへ照射する赤外線発光回路6と、検知体Cから反射されたパルス光による反射赤外線A2を受光すると共にノイズによる外乱光Bを受光する赤外線受光回路7と、赤外線受光回路7から出力されたパルス光による受光赤外線D(つまり、反射赤外線A2と外乱光B)を微分する微分回路8と、パルス光による受光赤外線Dの微分値を増幅して高周波成分の除去された微分増幅信号Eを出力する増幅回路9と、増幅回路9から出力された微分増幅信号Eを積分するA積分回路10と、A積分回路10で積分された微分増幅信号積分値Hを保持するA積分値保持部11と、間欠発光タイミング設定部3からの発光タイミング信号がOFF期間のときに赤外線受光回路7から出力されたパルス光による受光赤外線Dを増幅する反転増幅回路12と、発光タイミング信号がON期間のときにスイッチ13から出力された増幅回路9の出力信号と発光タイミング信号がOFF期間のときにスイッチ14から出力された反転増幅回路12の出力信号とを組み合わせた組合せ増幅信号Fを積分するB積分回路15と、B積分回路15で積分された組合せ増幅信号積分値Gを保持するB積分値保持部16と、A積分値保持部11から取得した微分増幅信号積分値H(つまり、外乱光J)とB積分値保持部16から取得した組合せ増幅信号積分値G(つまり、外乱光JとパルスKとの和である実測検知信号I)を抽出し、両者の差分を算出してパルス光Kのみを取得するパルス光取得部17と、検知閾値Lを生成する検知閾値生成部18と、パルス光取得部17から出力されたパルス光Kと検知閾値生成部18から取得した検知閾値Lとを比較判定して検知判定信号Mを出力する検知判定部19と、A積分値保持部11に保持された微分増幅信号積分値HとB積分値保持部16に保持された組合せ増幅信号積分値Gを発光パルスと休止期間の1検知インターバルごとにリセットする積分リセット設定部20と、パルス光取得部17や検知判定部19による判定結果が正常であるかどうかが疑わしいときに、物体検知の判定をリトライするタイミングを速くするためのリトライ発光タイミング設定部21とを備えた構成となっている。
次に、図1に示す物体検知装置1の動作について概略的に説明する。間欠発光タイミング設定部3が、発光時間調整部2で調整された発光時間に基づいて間欠的なON/OFF信号をスイッチ5へ入力すると、赤外線発光回路6は、スイッチ5のON/OFF動作に応じて、赤外線発光用電源4から電力の供給を受け、間欠的なパルス状の赤外線を出力する。これによって、赤外線発光回路6は、例えば、発光時間が30μSecの間欠的なパルス光による照射赤外線A1を、1Sec周期で人物などの検知体Cへ照射する。
すると、赤外線受光回路7は、検知体Cからのパルス光による反射赤外線A2を受光すると共にノイズがあればそれによる外乱光Bも受光し、反射赤外線A2と外乱光Bとを併せた受光赤外線Dを微分回路8へ送信する。そして、微分回路8が赤外線受光回路7から入力した受光赤外線Dを微分する。さらに、増幅回路9が、微分された受光赤外線Dを増幅することによって高周波成分を除去して波形のなまった微分増幅信号Eを生成し、この微分増幅信号EをA積分回路10へ送信する。そして、A積分回路10が、増幅回路9から出力された微分増幅信号Eを積分して微分増幅信号積分値Hを生成し、この微分増幅信号積分値HをA積分値保持部11へ保持させる。ここで、A積分値保持部11に保持される値は、後述するように外乱光成分に相当するものであり、この値がパルス光取得部17に対して出力される。
積分リセット設定部20は、所定のリセット期間になるとA積分値保持部11に保持されている微分増幅信号積分値Hをリセットして過去の積分値をクリアする。リセット期間の詳細については後述する。
一方、反転増幅回路12は、間欠発光タイミング設定部3からの発光タイミング信号がOFFの期間のみ、赤外線受光回路7から送信された受光赤外線Dを反転増幅する。そして、発光タイミング信号がONの期間における増幅回路9の出力信号と発光タイミング信号がOFFの期間における反転増幅回路10の出力信号とを組み合わせた組合せ増幅信号FをB積分回路15へ入力する。すると、B積分回路15は、入力された組合せ増幅信号Fを積分して組合せ増幅信号積分値Gを生成してB積分値保持部16へ保持させる。ここで、B積分回路15に保持される値は、検知体Cによって反射された赤外光成分と外乱光成分に相当するものであり、この値がパルス光取得部17に対して出力される。
ここで、積分リセット設定部20は、A積分値保持部11のリセットと同様にB積分値保持部16をリセットして過去の積分値をクリアする。
そして、パルス光取得部17は、A積分値保持部11から取得した外乱光成分JとB積分値保持部15から取得した実測検知信号I(つまり、外乱光成分Jと赤外光成分Kとの和)とに基づき、両者の差分(つまり、〔J+K〕−J)を算出して赤外光成分Kのみを取り出す。さらに、検知判定部19が、検知閾値生成部18で生成された所定の閾値Lとパルス光取得部17から取り出した赤外光成分Kとを比較判定して、判定結果に応じた検知判定信号Mを出力する。これによって、物体検知装置1は、赤外線受光回路7に入力された外乱光Bの成分を除去して、検知体Cから反射された正常な反射赤外線A2のパルス光のみを検知して物体の有無を正確に検知することができる。
ここで、検知判定部19は、上述のように実測検知信号Iから外乱光成分Jを引いて得られる赤外光成分Kと閾値Lとを比較して検知体Cが存在しているか否かを判定している。しかしながら、外乱光成分Jの大きさの影響などによって検知体Cの有無を誤判定する可能性もある。そこで、本実施形態では、誤判定の有無を再確認することができる。すなわち、リトライ発光タイミング設定部21は、外乱光成分Jの影響によって生じる物体有無の誤判定を再確認するために、検知判定部19の判定内容に疑義があるときは、通常であれば発光パルスが出力されない休止期間に出力して、通常より短い時間間隔で物体有無の検知を再確認する。
次に、各部の波形図に基づいて物体検知装置1の動作を説明する。図2は、図1に示す物体検知装置の各部波形を示すタイムチャートである。従って、図1のブロック図と図2の各部波形を参照しながら物体検知装置1の動作を説明する。
まず、時刻t1からt2までの間が赤外線パルスの発光期間である。このときに、赤外線発光回路6から検知体Cへパルス光による照射赤外線A1が送信されると、検知体Cが不存在であり、かつ外乱光Bがないときは、赤外線受光回路7は、周りの雰囲気から僅かな反射赤外線A2のパルス光を受光して小さな受光赤外線Dを微分回路8と増幅回路9へ送信する。これによって、増幅回路9から出力される微分増幅信号Eは、受光赤外線Dのパルス光の立上がり時刻t1において高周波信号が除去されて波形のなまった小さなプラスの微分信号となり、受光赤外線Dのパルス光の立下がり時刻t2において高周波信号が除去されて波形のなまった小さなマイナスの微分信号となって出力される。また、組合せ増幅信号Fは、受光赤外線Dのパルス光の立上がり時刻t1において高周波信号が除去されて波形のなまった小さなプラスの微分信号となり、受光赤外線Dのパルス光の立下がり時刻t2においても高周波信号が除去されて波形のなまった小さなプラスの微分信号となって出力される。
これによって、A積分回路10から出力される微分増幅信号積分値Hは、時刻t1からt2までの間は微分増幅信号Eのプラスの微分信号の積分値だけ上昇し、時刻t2を過ぎると微分増幅信号Eのマイナスの微分信号の積分値だけ下降し、結果として、微分増幅信号積分値H(つまり、外乱光成分J)は時刻t2を少し過ぎた時点でゼロとなる。従って、時刻t3の時点ではA積分値保持部11に保持される微分増幅信号積分値Hはゼロである。
また、B積分回路15から出力される組合せ増幅信号積分値Gは、時刻t1からt2までの間は組合せ増幅信号Fのプラスの微分信号の積分値だけ上昇し、さらに時刻t2からt3までの間は組合せ増幅信号Fのプラスの微分信号の積分値だけさらに上昇する。この結果、時刻t3の時点における組合せ増幅信号積分値Gは、実際にはゼロである外乱光成分Jと検知体Cからの反射赤外線A2によるパルス光Kとを含む実測検知信号I(=J+K)となる。そして、積分された組合せ増幅信号積分値G、つまり実測検知信号Iは、時刻t3の時点でB積分値保持部16に保持される。
この結果、パルス光取得部17は、時刻t3を過ぎた時点で、A積分値保持部11から抽出した外乱光成分J(ここでは外乱光はないのでゼロ)とB積分値保持部16から抽出した実測検知信号Iとの差分であるパルス光成分Kのみを取り出す。そして、検知判定部19は、時刻t3を過ぎた時点で、検知閾値生成部18で生成された所定の閾値Lとパルス光取得部17から取り出したパルス光成分Kとを比較判定し、パルス光成分Kが閾値Lを下回っているので、検知体Cの存在を検知するための検知判定信号Mはゼロとなる。つまり、検知体Cが存在していないために検知判定信号Mは出力されない。このようにして検知判定信号Mの出力判定が終わると、積分リセット設定部20は、時刻t3からt4までの休止期間の間の所定のリセット期間TLにおいて、A積分値保持部11に保持されていた微分増幅信号積分値H(外乱光成分J)及びB積分値保持部16に保持されていた組合せ増幅信号積分値G(実測検知信号I)をクリアして、次のインターバルにおける検知態勢に入る。
次に、時刻t4からt5までの赤外線パルスの発光期間の間、赤外線発光回路6から検知体Cへ照射赤外線A1が送信されたとき、検知体Cが存在していて外乱光Bがないときは、赤外線受光回路7は、検知体Cから反射赤外線A2のパルス光を受光する。このため受光赤外線Dの強度は、検知体Cが存在しない場合よりも大きい。そして、この大きな値の受光赤外線Dが微分回路8と増幅回路9へ送信される。これによって、増幅回路9から出力される微分増幅信号Eは、受光赤外線Dのパルス光の立上がり時刻t4において高周波信号が除去されて波形のなまった大きなプラスの微分信号となり、受光赤外線Dのパルス光の立下がり時刻t5において高周波信号が除去されて波形のなまった大きなマイナスの微分信号となって出力される。また、組合せ増幅信号Fは、受光赤外線Dのパルス光の立上がり時刻t4において高周波信号が除去されて波形のなまった大きなプラスの微分信号となり、受光赤外線Dのパルス光の立下がり時刻t5においても高周波信号が除去されて波形のなまった大きなプラスの微分信号となって出力される。
これによって、A積分回路10から出力される微分増幅信号積分値Hは、時刻t4からt5までの間は微分増幅信号Eのプラスの微分信号の積分値だけ上昇し、時刻t5を過ぎると微分増幅信号Eのマイナスの微分信号の積分値だけ下降し、結果として微分増幅信号積分値Hは時刻t5を過ぎた時点ではゼロとなる。従って、時刻t6の時点でA積分値保持部11に保持される微分増幅信号積分値Hはゼロとなる。
一方、B積分回路15から出力される組合せ増幅信号積分値Gは、時刻t4からt5までの間は組合せ増幅信号Fのプラスの微分信号の積分値だけ上昇し、さらに時刻t5からt6までの間は組合せ増幅信号Fのプラスの微分信号の積分値だけさらに上昇する。この結果、時刻t6の時点における組合せ増幅信号積分値Gは、実際にはゼロである外乱光成分Jと検知体Cからの反射赤外線A2によるパルス光Kとを含む実測検知信号Iとなり、この実測検知信号Iが時刻t6の時点でB積分値保持部16に保持される。
この結果、パルス光取得部17は、時刻t6を過ぎた時点で、A積分値保持部11から抽出した外乱光成分J(実際にはゼロ)とB積分値保持部16から抽出した実測検知信号I(つまり、外乱光成分Jとパルス光成分Kとの和)との差分を算出してパルス光成分Kのみを取り出す。そして、検知判定部19は、時刻t6を過ぎた時点で、検知閾値生成部18で生成された所定の閾値Lとパルス光取得部17から取り出したパルス光Kとを比較判定し、パルス光Kが閾値Lを上回っているので、検知体Cの存在を検知したことを示す検知判定信号Mを出力する。このようにして検知判定信号Mの出力判定が終わると、積分リセット設定部20は、時刻t6からt8までの休止期間の間の所定のリセット期間TLにおいて、A積分値保持部11に保持されていた微分増幅信号積分値H及びB積分値保持部16に保持されていた組合せ増幅信号積分値Gをクリアして、次のインターバルにおける検知態勢に入る。
次に、時刻t8よりやや早い時刻t7からインパルス状の一発の外乱光Bが継続的に発生していて、時刻t8からt9までのパルス光の発光期間の間に赤外線発光回路6から検知体Cへ照射赤外線A1が送信されている場合において、検知体Cが存在していない場合の信号を実線、検知体Cが存在している場合の信号を破線で示す。以下、主に検知体Cが存在している場合について説明する。
赤外線受光回路7は、時刻t7の時点より外乱光Bを受光し、さらに検知体Cが存在している場合は、時刻t8の時点より外乱光Bに加えて検知体Cからの反射赤外線A2を受光する。このため、赤外線受光回路7から微分回路8と増幅回路9へ送信される受光赤外線Dは、時刻t7からt8までの実線で示す外乱光B、時刻t8からt9までの破線で示す外乱光Bと反射赤外線A2との和となる。
これによって、増幅回路9から出力される微分増幅信号Eは、時刻t7以降で発生したインパルス状の外乱光Bによる大きなプラスの微分信号と、受光赤外線Dのパルス光の立上がり時刻t8における破線のようなやや大きなプラスの微分信号と、受光赤外線Dのパルス光の立下がり時刻t9における破線のようなやや大きなマイナスの微分信号となる。
また、組合せ増幅信号Fは、時刻t7以降で発生したインパルス状の外乱光Bによる大きなマイナスの微分信号と、受光赤外線Dのパルス光の立上がり時刻t8における破線のようなやや大きなプラスの微分信号と、受光赤外線Dのパルス光の立下がり時刻t9における破線のようなやや大きなプラスの微分信号となって出力される。
ただし、時刻t7からt8までの期間はリセット期間なので、A積分回路10の出力の微分増幅信号積分値H及びB積分回路15の出力の組合せ増幅信号積分値Gには外乱光Bの成分は現われない。そして、A積分回路10から出力される微分増幅信号積分値Hは、時刻t8からt9までの間は微分増幅信号Eのプラスの微分信号の積分値だけ上昇し、時刻t9を過ぎると微分増幅信号Eのマイナスの微分信号の積分値だけ下降し、結果として微分増幅信号積分値Hは時刻t9を過ぎた時点ではゼロとなる。
また、B積分回路15から出力される組合せ増幅信号積分値Gは、時刻t8からt9までの間は、組合せ増幅信号Fのプラスの微分信号の積分値だけ上昇し、さらに時刻t9からt10までの間は組合せ増幅信号Fのプラスの微分信号の積分値だけさらに上昇する。この結果、時刻t10の時点における組合せ増幅信号積分値Gは、実際には外乱光成分Jと検知体Cからの反射赤外線A2によるパルス光成分Kとからなる実測検知信号Iとなり、この実測検知信号Iが時刻t10の時点でB積分値保持部16に保持される。つまり、時刻t7のタイミングで外乱光が発生しても、微分増幅信号積分値Hおよび組合せ増幅信号積分値Gは、いずれも外乱光Bがない場合と同様の値となる。
従って、以降も同様にパルス光取得部17は、時刻t10を過ぎた時点で、A積分値保持部11から抽出した外乱光成分JとB積分値保持部16から抽出した実測検知信号Iとの差分であるパルス光成分Kのみを取り出す。そして、検知判定部19は、時刻t10を過ぎた時点で、検知閾値生成部18で生成された所定の閾値Lとパルス光取得部17から取得したパルス光成分Kとを比較判定する。そして、時刻t10を過ぎた時点において破線で示すパルス光成分Kが閾値Lを上回っているので、検知体Cの存在を検知したことを示す検知判定信号M(破線)を出力する。このようにして検知判定信号Mの検知が終わると、積分リセット設定部20は、時刻t10からt11までの休止期間の間の所定のリセット期間TLにおいて、A積分値保持部11に保持されていた外乱光J及びB積分値保持部16に保持されていた実測検知信号Iをクリアして、次のインターバルにおける検知態勢に入る。
なお、時刻t7の時点以降で検知体Cがない場合は、時刻t8からt9における受光赤外線Dは実線のようになり、時刻t8と時刻t9における微分増幅信号E及び組合せ増幅信号Fは実線のようになるので、時刻t8から時刻t10における組合せ増幅信号積分値G及び微分増幅信号積分値Hも実線のようになる。この結果、時刻t10を過ぎた時点において実線で示すパルス光Kは閾値Lを下回っているので、検知体Cの存在を検知しないため、検知判定部19からは検知判定信号Mは出力されない。
次に、時刻t11からt12までのパルス光の発光期間の間に赤外線発光回路6から検知体Cへパルス光による照射赤外線A1が送信されていて、かつ、時刻t11の時点よりインパルス状の一発の外乱光Bが継続的に入力されている場合において、検知体Cが存在していない場合の信号を実線、検知体Cが存在している場合の信号を破線で示す。以下、主に検知体Cが存在している場合について説明する。
検知体Cが存在しているときは、赤外線受光回路7は、時刻t11から時刻t12までは外乱光Bと検知体Cからの反射赤外線A2を受光する。このため、赤外線受光回路7から微分回路8と増幅回路9へ送信される受光赤外線Dは、時刻t11からt12までの破線で示す波形となる。
これによって、増幅回路9から出力される微分増幅信号Eは、時刻t11における破線で示すような大きなプラスの微分信号と時刻t12における破線で示すような小さなマイナスの微分信号となる。また、反転増幅回路12から出力される組合せ増幅信号Fは、時刻t11以降における破線で示すような大きなプラスの微分信号及び時刻t12以降における破線で示すような小さなプラスの微分信号となる。これによって、A積分回路10から出力される微分増幅信号積分値Hは時刻t11からt12までの間において上昇し、時刻t12以降はやや下降するが、外乱光Bの波尾部分の大きさに相当する大きさの微分増幅信号積分値Hが残り、時刻t13においてこの微分増幅信号積分値Hが外乱光成分Jとして蓄積される。
また、B積分回路15から出力される組合せ増幅信号積分値Gは、時刻t11からt12までの間は、組合せ増幅信号Fの微分値の増減に応じて、破線に示すように上昇し、さらに時刻t12からt13までの間は組合せ増幅信号Fのプラスの微分信号の積分値だけ上昇する。この結果、時刻t13の時点における組合せ増幅信号積分値Gは、外乱光成分Jと検知体Cからの反射赤外線A2によるパルス光成分Kとからなる実測検知信号I(=J+K)となり、この実測検知信号Iが時刻t13の時点でB積分値保持部16に保持される。
この結果、パルス光取得部17は、時刻t13を過ぎた時点で、A積分値保持部11から抽出した外乱光成分JとB積分値保持部16から抽出した実測検知信号I(つまり、外乱光成分Jとパルス光成分Kとの和)の差分を算出してパルス光成分Kのみを取り出す。そして、検知判定部19は、時刻t13を過ぎた時点で、検知閾値生成部18で生成された所定の閾値Lとパルス光取得部17から取り出したパルス光成分Kとを比較判定する。このとき、時刻t13を過ぎた時点において破線で示すパルス光成分Kが閾値Lを上回っているので、検知体Cの存在を検知するための破線で示す検知判定信号Mが検知判定部19から出力される。このようにして検知判定信号Mの出力検知が終わると、積分リセット設定部20は、時刻t13以降の休止期間において、A積分値保持部11に保持されていた外乱光J及びB積分値保持部16に保持されていた実測検知信号Iをクリアして、次のインターバルにおける検知態勢に入る。
なお、時刻t11の時点で検知体Cがない場合は、時刻t11からt12における受光赤外線Dは実線のようになり、時刻t11と時刻t12における微分増幅信号E及び組合せ増幅信号Fも実線のようになるので、時刻t11から時刻t12における組合せ増幅信号積分値G及び微分増幅信号積分値Hは実線のように小さな微分値となる。この結果、時刻t13を過ぎた時点において実線で示すパルス光Kは閾値Lを下回っているので、検知体Cの存在を検知しないため、検知判定部19からは検知判定信号Mは出力されない。
以上説明したように、第1の実施の形態の物体検知装置においては、赤外線センサからのパルス光の発光開始タイミングにおける受光電気信号の変化量(つまり、微分値)と、発光停止タイミングにおける受光電気信号の変化量(つまり、微分値)の差分を求め、その差分の結果から外乱光を除去した真の反射光のみを抽出して物体の検知判定を行っている。このとき、物体の検知判定がNGとなった場合は検知判定を中止する。なお、赤外線センサによるパルス光の発光時間は任意に調整できるようにすることもできるし、各発光インターバルごとに個別に発光パルスの発光時間を任意に変更することもできる。さらには、物体検知の判定結果に疑義がある場合は次の検知動作を速めて物体検知をリトライすることもできる。
つまり、第1の実施の形態の物体検知装置によれば、赤外線センサによる発光パルスとスパイク状の外乱光の立上がりまたは立下りの何れか一方の時刻が一致した場合は、受光電気信号の発光開始時の微分値と発光停止時の微分値との差に大きな変化が生じるため、受光電気信号にスパイク状の外乱光が影響していると判断することができ、その判定結果に応じて物体検知の判定内容を補正したり検知判定を行うことを停止したりすることができる。
また、受光電気信号にスパイク状の外乱光の影響があると判断した場合は、検知判定をキャンセルすることによって誤検知を回避することもできる。さらに、蛍光灯から発せられる赤外線の外乱光のようにスパイク時間がほぼ一定間隔の環境では、赤外線センサからのパルス光の発光時間と外乱光のスパイク時間のタイミングがずれるように調節することによって、スパイク状の外乱光がどのタイミングで発生しても、赤外線パルスの発光開始タイミングと発光停止タイミングの両方に重なることがなくなるので、確実にスパイク状の外乱光を検知することができるようになる。
また、外乱光のスパイク時間が時系列上で変化する場合には、検知判定をキャンセルしても誤検知を回避することができない場合が生じるが、パルス光の発光時間を任意に変更することによって赤外線パルスの発光タイミングと受光タイミングを一致させないようにすることによってこのような誤検知を回避することができる。また、実際に人体等が赤外線センサに近づいて検知するタイミングでスパイク状の外乱光が発生すると、即座に検知信号がキャンセルされるために使い勝手が悪くなるので、早急に赤外線パルスの発光をリトライすることによって検知インターバルを速めることにより、物体検知装置の使い勝手の改善を図ることもできる。
第1の実施の形態の物体検知装置1では、検知判定部19が外乱光成分Jを除いた真のパルス光成分Kと所定の閾値Lとを比較して検知体Cの有無の判定を行っている。しかし、第1の実施の形態の変形例として、A積分値保持部11に保持されている外乱光成分Jが所定のレベルより小さいときのみ、検知判定部19が実測検知信号Iを所定の閾値L1と比較して検知体Cの有無の判定を行うようにしてもよい。この場合、外乱光成分Jが所定のレベルより大きいときは、検知判定部19は検知体Cの有無の判定を行わないが、リトライ発光タイミング設定部21が発光インターバルを短くすることにより、短い時間間隔で物体検知のリトライすることによって速いタイミングで物体検知の再確認を行う。
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態における物体検知装置について説明する。図3は、本発明における第2の実施の形態の物体検知装置の構成を示すブロック図である。図1に示す第1の実施の形態の物体検知装置1では、2つの積分回路による積分値の差分によって外乱光を除去した真のパルス光を用いて物体の検知を行ったが、図3に示す第2の実施の形態の物体検知装置1aでは、短い時間間隔で複数のパルス光を発光させると共に外乱光の増幅微分値の波高値部分をカットすることにより、外乱光による影響度を少なくしたパルス光を用いて物体の検知を行っている。
なお、第2の実施の形態の物体検知装置1aの構成要素は、第1の実施の形態の物体検知装置1の構成要素と共通する部分と異なる部分とが存在するが、同一の構成要素であっても両者で機能が異なっているものもあるので、第2の実施の形態の物体検知装置1aの構成要素について改めて説明する。つまり、第1の実施の形態と第2の実施の形態で同一名称の構成要素であっても機能や作用が異なる構成要素につては、第2の実施の形態の物体検知装置1aのそれぞれの構成要素の符号に添え字aを付し、新たに追加された構成要素につては番号のみの符号を付すことにする。
図3において、物体検知装置1aは、赤外線の発光時間を調整する発光時間調整部2aと、発光時間調整部2aで調整された発光時間に基づいて、短い間隔で続けて複数の赤外線パルスを発光させるように間欠的な発光タイミング信号を設定する間欠発光タイミング設定部3aと、赤外線発光用電源4aと、間欠発光タイミング設定部3で設定された複数の赤外線パルスと休止期間とによる1検知インターバルのON/OFF信号に基づいてON/OFF駆動するスイッチ5aと、スイッチ5のON/OFF駆動に基づいて赤外線発光用電源4の電力で間欠的な複数のパルスの照射赤外線A1aにして検知体Cを照射する赤外線発光回路6aと、検知体Cからの複数のパルス光による反射赤外線A2aを受光すると共にノイズによる外乱光Bを受光する赤外線受光回路7aと、赤外線受光回路7aから出力された受光赤外線D(つまり、間欠的な複数のパルスによる反射赤外線A2aと外乱光B)を微分する微分回路8aと、微分回路8aから出力された受光赤外線Dの微分値を増幅して高周波成分の除去された微分増幅信号Eを取り出す増幅回路9aと、間欠発光タイミング設定部3aからの発光タイミング信号がOFF期間のときに赤外線受光回路7aから出力された受光赤外線Dを増幅する反転増幅回路12aと、発光タイミング信号がON期間のときにスイッチ13aから出力された増幅回路9aの出力信号と発光タイミング信号がOFF期間のときにスイッチ14aから出力された反転増幅回路12aの出力信号とを組み合わせた組合せ増幅信号Fを入力すると共に増幅微分値の波高値部分をカットするリミット部22と、増幅微分値の波高値部分がカットされた組合せ増幅信号F1を積分する積分部23と、1インターバルごとに積分部23に蓄積されているデータをクリアにする積分リセット設定部20aと、検知閾値Rを生成する検知閾値生成部18aと、積分部23から出力された組合せ増幅信号F1の積分信号Sと検知閾値生成部18aから取得した検知閾値Rとを比較判定して検知判定信号Iを出力する検知判定部19aとを備えた構成となっている。
本実施形態の物体検知装置1aでは、短い時間間隔において複数のパルス光の微分値を増幅して積分し、さらに、パルス光や外乱光を微分して増幅した微分増幅信号については、上限リミットを設けて所定のレベルより高い微分増幅信号の波高値をカットする。これによって、複数のパルス光の微分増幅値の積分量に占める外乱光の割合を極力少なくして物体検知の判定を行うことができる。以下、各部の波形図を参照しながら、第2の実施の形態の物体検知装置による物体検知の方法について詳細に説明する。
図4は、図3に示す物体検知装置の各部波形を示すタイムチャートである。従って、図3のブロック図と図4の各部波形図を参照しながら物体検知装置1aの動作を説明する。
まず、時刻t1からt2までの赤外線パルスの発光期間(例えば、30μSec)において、赤外線発光回路6aから検知体Cへパルス光による照射赤外線A1aが送信されたとき、検知体Cが不存在であり、かつ外乱光Bがないときは、赤外線受光回路7aは、周りの雰囲気から僅かな反射赤外線A2aを受光して小さな受光赤外線Dのパルス光を微分回路8aと増幅回路9aへ送信する。これによって、増幅回路9aから出力される微分増幅信号Eは、受光赤外線Dのパルス光の立上がり時刻t1において小さなプラスの微分信号となり、受光赤外線Dのパルス光の立下がり時刻t2において小さなマイナスの微分信号となって出力される。
このとき、反転増幅回路12aから出力される微分信号はパルス光のOFF期間のときのみ反転されるので、結果的に、増幅回路9aと反転増幅回路12aの両方から出力される組合せ増幅信号Fは、受光赤外線Dのパルス光の立上がり時刻t1において小さなプラスの微分信号となり、受光赤外線Dのパルス光の立下がり時刻t2においても小さなプラスの微分信号となって出力される。
さらに、時刻t2からt3までの短い休止期間(例えば、20μSecの休止期間)の後、赤外線発光回路6aが、間欠発光タイミング設定部3aで設定された信号に基づいて、時刻t3からt4までの発光期間において再びパルス光による照射赤外線A1aを検知体Cに照射する。これによって、赤外線受光回路7aは、時刻t3からt4までの期間において再び小さな受光赤外線Dを微分回路8aと増幅回路9aへ送信するので、増幅回路9aから出力される微分増幅信号Eは、受光赤外線Dのパルス光の立上がり時刻t3において小さなプラスの微分信号となり、受光赤外線Dのパルス光の立下がり時刻t4において小さなマイナスの微分信号となって出力される。よって、増幅回路9aと反転増幅回路12aの両方から出力される組合せ増幅信号Fは、受光赤外線Dのパルス光の立上がり時刻t3において小さなプラスの微分信号となり、受光赤外線Dのパルス光の立下がり時刻t4においても小さなプラスの微分信号となって出力される。
このとき、組合せ増幅信号Fのレベルはリミット部22のリミットレベルQに到達しないので、組合せ増幅信号Fはそのまま組合せ増幅信号F1として積分部23で積分される。その結果、組合せ増幅信号F1の積分信号Sは、時刻t1から時刻t5まで組合せ増幅信号F1が順次積分された積分値となる。
そして、検知判定部19aが、時刻t5の時点で、検知閾値生成部18aで生成された所定の閾値Rと積分部22で積分された組合せ増幅信号Fの積分信号S(つまり、パルス光)とを比較判定し、組合せ増幅信号Fの積分信号Sが閾値Rを下回っているので、検知体Cの存在を検知するための検知判定信号Iはゼロとなる。つまり、検知体Cが存在していないために検知判定信号Iは出力されない。このようにして検知判定信号Iの出力判定が終わると、積分リセット設定部20aは、時刻t5からt6までの休止期間の間(例えば、1秒間の間)における所定のリセット期間TLにおいて、積分部23に積分されていた組合せ増幅信号Fの積分信号Sをクリアして、次のインターバルにおける検知態勢に入る。
次に、時刻t6からt7までの赤外線パルスの発光期間の間、赤外線発光回路6aから検知体Cへパルス光の照射赤外線A1aが送信されたとき、検知体Cが存在していて外乱光Bがないときは、赤外線受光回路7aは、検知体Cからパルス光の反射赤外線A2aを受光するために、大きな値の受光赤外線Dを微分回路8aと増幅回路9aへ送信する。これによって、増幅回路9aから出力される微分増幅信号Eは、受光赤外線Dのパルス光の立上がり時刻t6において大きなプラスの微分信号となり、受光赤外線Dのパルス光の立下がり時刻t7において大きなマイナスの微分信号となって出力される。このため、増幅回路9aと反転増幅回路12aの両方から出力される組合せ増幅信号Fは、受光赤外線Dのパルス光の立上がり時刻t6において大きなプラスの微分信号となり、受光赤外線Dのパルス光の立下がり時刻t7においても大きなプラスの微分信号となって出力される。
さらに、時刻t7からt8までの短い休止期間の後、赤外線発光回路6aが、間欠発光タイミング設定部3aで設定された信号に基づいて、時刻t8からt9までの発光期間において再びパルス光による照射赤外線A1aを検知体Cに照射する。これによって、赤外線受光回路7aは、再び大きな受光赤外線Dを微分回路8aと増幅回路9aへ送信するので、増幅回路9aから出力される微分増幅信号Eは、受光赤外線Dのパルス光の立上がり時刻t8において大きなプラスの微分信号となり、受光赤外線Dのパルス光の立下がり時刻t9において大きなマイナスの微分信号となって出力される。よって、増幅回路9aと反転増幅回路12aの両方から出力される組合せ増幅信号Fは、受光赤外線Dのパルス光の立上がり時刻t8において大きなプラスの微分信号となり、受光赤外線Dのパルス光の立下がり時刻t9においても大きなプラスの微分信号となって出力される。
このとき、組合せ増幅信号Fのレベルはリミット部22のリミットレベルQに到達しないので、組合せ増幅信号Fはそのまま組合せ増幅信号F1となって積分部23で積分される。その結果、組合せ増幅信号F1の積分信号Sは、時刻t6から時刻t10まで積分された積分値となる。
そして、検知判定部19aが、時刻t10の時点で、検知閾値生成部18aで生成された所定の閾値Rと積分部23で積分された組合せ増幅信号Fの積分信号S(つまり、パルス光)とを比較判定し、組合せ増幅信号Fの積分信号Sが閾値Rを上回っているので、検知体Cの存在を検知したことを示す検知判定信号Iを送信する。このようにして検知判定信号Iの検知が終わると、積分リセット設定部20aは、時刻t10からt11までの休止期間の間(例えば、1秒間の間)における所定のリセット期間TLにおいて、積分部23に積分されていた組合せ増幅信号Fの積分信号Sをクリアして、次のインターバルにおける検知態勢に入る。
次に、時刻t11からt13までの発光期間の間に赤外線発光回路6aから検知体Cへパルス光の照射赤外線A1aが送信されているとき、時刻t11を少し過ぎたt12から時刻t13を少し過ぎたt14までの間においてインパルス状の外乱光Bが赤外線受光回路7aへ入力された場合を考える。この場合、外乱光Bは、商用周波数によって駆動される蛍光灯から放射されるノイズであるので、そのノイズの周波数は商用周波数の2倍の周波数(つまり、8.3msまたは10msの周期の周波数)である。一方、短い休止時間を経て続いて発光されるパルス光は、例えば、時刻t13からt14までの20μSecの休止期間を経て、時刻t14からt15までの30μSecの間に発光される。このため、時刻t11からt13までのパルス光に重畳した外乱光Bは、時刻t14からt15までの期間に発光されたパルス光に再び重畳することはない。
このような前提条件において、図4では検知体Cが存在していない場合の信号を実線、検知体Cが存在している場合の信号を破線で示す。また、以下の説明は、主に検知体Cが存在している場合である。時刻t11からt13までの発光期間の間に赤外線発光回路6aから検知体Cへパルス光の照射赤外線A1aが送信されているとき、時刻t11を少し過ぎたt12から時刻t13を少し過ぎたt14までインパルス状の外乱光Bが入力され、かつ、検知体Cが破線cで示すように存在しているときは、赤外線受光回路7aは、時刻t11から時刻t12までは検知体Cからの反射赤外線A2aのみを受光するが、時刻t12からt13までは外乱光Bと検知体Cからの反射赤外線A2aを受光する。さらに、時刻t13からt14までの短い休止期間は外乱光Bのみを受光する。このため、赤外線受光回路7aから微分回路8aと増幅回路9aへ送信される受光赤外線Dは、時刻t11からt14までの破線で示す波形となる。また、時刻t14からt15までのパルス光の発光期間においては外乱光が存在しないので、反射赤外線A2aによる受光赤外線Dは破線のようになる。
これによって、時刻t11からt16までに増幅回路9aから出力される微分増幅信号Eは、時刻t12を過ぎた時点における破線で示すような大きなプラスの微分信号以外は通常の反射赤外線A2aによる破線の受光レベルの微分信号となる。したがって、時刻t11からt16までの組合せ増幅信号Fがリミット部21に入力されると、時刻t12を過ぎた時点で発生した外乱光Bによる微分増幅信号Eの波高値は、リミットレベルQによってカットされて組合せ増幅信号F1となるため、積分部23に入力される組合せ増幅信号F1は全てリミットレベルQ以下の値となる。
その結果、外乱光Bによる微分増幅信号Eの波高値がカットされた組合せ増幅信号F1は、時刻t11からt16まで積分部23で積分され、破線で示す増幅信号F1の積分信号Sのように積分されて閾値Rと比較判定される。このとき、組合せ増幅信号Fの積分信号Sが閾値Rを上回っているので、検知判定部19aは、検知体Cの存在を検知したことを示す検知判定信号Iを送信する。このようにして検知判定信号Iの検知が終わると、積分リセット設定部20aは、時刻t16以降の休止期間における所定のリセット期間TLにおいて、積分部23に積分されていた組合せ増幅信号Fの積分信号Sをクリアして、次のインターバルにおける検知態勢に入る。
このようにして、第2の実施の形態では、短い時間間隔で複数のパルス光を検知体Cに照射することにより、パルス光による組合せ増幅信号の積分値Sに対する外乱光Bの積分値の比率を下げると共に外乱光の波高値をカットすることにより、外乱光の影響によって組合せ増幅信号の積分値Sの値が高くならないようにし、外乱光による検知レベルの変動を極力抑えている。なお、上記の実施の形態では、短い時間間隔で発光させる複数のパルス光を2個としたが、発光するパルス光の個数をさらに増やせは、外乱光の影響の割合をさらに小さくすることができるので、物体検知をより高精度に行うことができる。
つまり、間欠的に発光する赤外センサであって、かつ間欠動作に同期したタイミングでの受光電気信号の変化量(微分量)を積分して、その積分量と予め設定した閾値とを比較して物体検知の判定を行う赤外センサの場合には、少なくとも2回の間欠発光パルスを一括して積分するとともに、1回の間欠投光パルスの積分量だけでは閾値を超えないようにリミットを設ける。これによって、インパルス状の赤外線ノイズを受光しても、赤外線ノイズが連続してこない限り、間欠発光タイミングと複数回に亘って一致することは殆んどあり得ない。つまり、赤外線ノイズが間欠発光タイミングと偶然に1回一致して積分量が増加しても、赤外線ノイズの1回の積分量の上昇分では物体検知の判定閾値を超えないように設定されているために、物体検知の誤判定を起こすことはあり得ない。また、人体を検知する場合は間欠発光パルスごとに毎回積分量が増加して、物体検知の判定閾値を超えることになるので、検知判定を正確に行うことができる。
本発明における第1の実施の形態の物体検知装置の構成を示すブロック図である。
図1に示す物体検知装置の各部波形を示すタイムチャートである。
本発明における第2の実施の形態の物体検知装置の構成を示すブロック図である。
図3に示す物体検知装置の各部波形を示すタイムチャートである。
符号の説明
1,1a 物体検知装置
2,2a 発光時間調整部
3,3a 間欠発光タイミング設定部
4,4a 赤外線発光用電源
5,5a、13,13a、14,14a スイッチ
6、6a 赤外線発光回路
7,7a 赤外線受光回路
8,8a 微分回路
9,9a 増幅回路
10 A積分回路
11 A積分値保持部
12,12a 反転増幅回路
15 B積分回路
16 B積分値保持部
17 パルス光取得部
18,18a 検知閾値生成部
19,19a 検知判定部
20、20a 積分リセット設定部
21 リトライ発光タイミング設定部
22 リミット部
23 積分部
A1、A1a 照射赤外線
A2、A2a 反射赤外線
B 外乱光
C 検知体

Claims (6)

  1. 所定の発光タイミングで間欠的に発光する赤外線パルスを物体へ照射し、反射された反射赤外線パルスに基づいて前記物体の有無を検知する物体検知装置であって、
    前記反射赤外線パルスから変換された電気信号の変化量を微分値として抽出する微分手段と、
    前記微分手段によって抽出された微分値を積分して微分値積分量を求める第1の積分手段と、
    前記微分手段によって抽出された微分値のうち、前記発光タイミングのON時の微分値とOFF時の微分値の反転微分値とを積分して組合せ微分値積分量を求める第2の積分手段と、
    前記第1の積分手段が求めた微分値積分量と前記第2の積分手段が求めた組合せ微分値積分量との差分から前記反射赤外線パルスの大きさを求めるパルス光取得手段と、
    前記パルス光取得手段が求めた前記反射赤外線パルスの大きさと所定の閾値との比較結果に基づいて前記物体の有無の検知判定を行う検知判定手段と
    を備えることを特徴とする物体検知装置。
  2. 前記検知判定手段は、前記微分値積分量と前記組合せ微分値積分量との差分の大きさに応じて、直ちに検知判定を行うか検知判定のリトライを行うかを決定することを特徴とする請求項1に記載の物体検知装置。
  3. 検知判定のリトライを行うときに、所定の発光タイミングより速い発光タイミングで前記赤外線パルスを1回以上発光させるリトライ発光タイミング設定手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の物体検知装置。
  4. さらに、前記赤外線パルスの発光時間を調整する発光時間調整手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の物体検知装置。
  5. 前記発光時間調整手段は、前記発光時間を前記赤外線パルスの発光ごとに任意に調整できることを特徴とする請求項4に記載の物体検知装置。
  6. 所定の発光タイミングで間欠的に発光する赤外線パルスを物体へ照射し、反射された反射赤外線パルスに基づいて前記物体の有無を検知する物体検知装置であって、
    1検知インターバルにおける短時間の間に少なくとも2回発光する前記反射赤外線パルスから変換された電気信号の変化量を微分値として抽出する微分手段と、
    前記微分手段によって抽出された微分値のうち、前記発光タイミングのON時の微分値とOFF時の微分値の反転微分値との何れもが所定のレベルを超えないようにレベル制限した組合せ微分値を生成するリミット手段と、
    前記リミット手段で生成された組合せ微分値を積分して組合せ微分値積分信号を生成する積分手段と、
    前記積分手段によって生成された組合せ微分値積分信号の大きさと所定の閾値との比較結果に基づいて前記物体の有無の検知判定を行う検知判定手段と
    を備えたことを特徴とする物体検知装置。
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