JP2005337745A - 回転位置検出装置、アクチュエータ装置およびパターン基板 - Google Patents
回転位置検出装置、アクチュエータ装置およびパターン基板 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】モータにより回転される歯車に設けられ、該歯車とともに回転するパターン基板70と、該パターン基板70に形成された導電パターンに摺接するブラシとを備え、パターン基板70上の導電パターンにブラシを接触させて得られる電気的信号に基づいて歯車の回転位置を検出する回転位置検出装置において、パターン基板70に形成する導電パターンを抵抗体よりなる抵抗パターン72のみによって形成した。
【選択図】 図1
Description
図14(a)は、アクチュエータ10の概略的な電気接続構成を示す回路図である。また、図14(b)は、上述した図13に示す従来のパターン基板51(ポテンショメータ)の原理構成を示すものであり、先の構成と電極の形状は異なるものの、実質的には同様の作用を奏する構成となっている。したがって、図13と同様な構成部分については同一の符号を付して、ここでは説明の便宜上、この図14(b)を参照しながらパターン基板51について説明する。
図16に示すように、パターン基板51の製作に必要な各種材料を入荷後、まず[工程1]において、基板上に導電部53,54(電極部)を形成する。
この構成によれば、製造コストを抑えて容易に製作することが可能であり、それでいて高精度な位置検出が可能なパターン基板を有した回転位置検出装置を備えるアクチュエータ装置を実現することができる。
以下、この発明を、例えば車載エアコンに用いられるアクチュエータ装置(以下「アクチュエータ」という)の回転位置検出装置に具体化した第1の実施の形態を図1〜図5に従って説明する。なお、この第1の実施の形態は、アクチュエータの回転位置検出装置を構成するパターン基板(いわゆるポテンショメータ)について説明するものであり、アクチュエータの全体構成は上記説明した図12に示す構成と同様である。従って、図12と同様な構成部分については同一名称および同一符号を付して説明する。
図4および図5に示すように、本実施の形態では、パターン基板70の製作に必要な各種材料を入荷した後、まず[工程1]において、基板71上に抵抗パターン72を形成する。なお、この処理では、抵抗パターン72の第1円弧部73と、第2円弧部74と、第3円弧部75と、接続部76,77とを一括して形成する。
(1)パターン基板70に略一筆書き状にてなる抵抗パターン72を形成し、この抵抗パターン72上の2個所の接点部56a,57a間に一定電圧を供給して、それら接点部56a,57a間において同抵抗パターン72に摺接する接点部58aに現れる電圧変化をポテンショ電圧として検出するようにした。これによれば、パターン基板70の構成を極めて簡易な構成としながらも、アクチュエータ10の出力ギヤ43の回転位置を精度良く検出することができる。
以下、この発明を具体化した第2の実施の形態を上記第1の実施の形態との相違点を中心に図6および図7に従って説明する。なお、この第2の実施の形態は、パターン基板に形成する抵抗パターンの形状を変更したものであり、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。従って、第1の実施の形態と同様な構成部分については同一名称および同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
(1)本実施の形態のパターン基板80では、第1円弧部73および第2円弧部74よりも径方向外側に配置される第3円弧部75に摺接する接点部58aにてポテンショ電圧を検出するようにした。この構成とすれば、第1の実施の形態に比べて、出力ギヤ43に対するパターン基板80の位置ずれやポテンショ電圧検出接点(接点部58aと第3円弧部75との接点)の位置ずれが生じる場合にも、それによる位置検出精度への影響を相対的に小さくできる。つまり、本実施の形態では、各円弧部73,74,75のうち、最も大きな径にて形成される第3円弧部75上にてポテンショ電圧を検出するようにしたことにより、該ポテンショ電圧を第1円弧部73上にて検出する場合や第2円弧部74上にて検出する場合に比べて、上記位置ずれに伴う検出精度低下の影響を極力小さくすることができる。
以下、この発明を具体化した第3の実施の形態を上記各実施の形態との相違点を中心に図8に従って説明する。この第3の実施の形態は、パターン基板上に、位置検出を行うための抵抗パターンに加えて、該位置検出を行う範囲をモータ30を作動させる範囲(作動範囲)に基づいて規制するリミッタ電極を形成したものである。なお、抵抗パターンについては上記第2の実施の形態(図6参照)と同様な構成であるため、第2の実施の形態と同様な構成部分については同一名称および同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
以下、この発明を具体化した第4の実施の形態を図9および図10に従って説明する。この第4の実施の形態は、上記各実施の形態のパターン基板70,80,90に形成する抵抗パターン72,82の設計寸法と比抵抗との関係について説明するものである。なお、ここでは第1の実施の形態の抵抗パターン72を例に説明し、第1の実施の形態と同様な構成部分については同一名称および同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
R2=R×(2πr2/d2)×(θ1/360) …(2)
なお、式(1),(2)において、Rは抵抗パターン72の比抵抗、r1は第1円弧部73の円弧径、r2は第2円弧部74の円弧径、d1は第1円弧部73の径方向の幅、d2は第2円弧部74の径方向の幅である。
R4=R×(2πr3/d3)×(θ2/360) …(4)
なお、式(4)において、r3は第3円弧部75の円弧径、d3は第3円弧部75の径方向の幅である。
θ2/θ1=(R3+R4)/(R1+R2) …(5)
とすればよい。
r1/d1=r3/d3 …(6)
となる。
以下、この発明を具体化した第5の実施の形態を図11に従って説明する。この第5の実施の形態は、上記各実施の形態のパターン基板70,80,90に形成する抵抗パターン72,82を出力ギアに直接形成(印刷)するようにしたものである。なお、ここでは第1の実施の形態の抵抗パターン72を例に説明し、第1の実施の形態と同様な構成部分については同一名称および同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
(変形例1)抵抗パターン72,82を構成する第1〜第3円弧部73,74,75のうち、最も小さな径にて形成される第1円弧部73については例えば円状に形成してもよい。即ち、抵抗パターン72,82の形状としては、図13に示すような形状(但し全て抵抗体で形成する)であってもよい。
(変形例3)各実施の形態では、抵抗パターン72,82を構成するパターン形成部を第1〜第3円弧部73,74,75の3つとしたが、少なくとも3つから構成されていればよい。即ち、抵抗パターン72,82としては、それらを構成する円状または円弧状の複数のパターン形成部が直列的(略一筆書きの形状)に導通接続されていればよく、これを満たすならば、4以上(それぞれ異なる径を有する4以上のパターン形成部を径方向に互いに離間させて配置させる)であってもよい。
Claims (9)
- モータにより回転される歯車に設けられ、該歯車とともに回転するパターン基板と、該パターン基板に形成された導電パターンに摺接するブラシとを備え、前記導電パターンに前記ブラシを接触して得られる電気的信号に基づいて前記歯車の回転位置を検出する回転位置検出装置において、
前記パターン基板に形成する前記導電パターンを抵抗体よりなる抵抗パターンのみによって形成したことを特徴とする回転位置検出装置。 - 前記抵抗パターンは、前記歯車の回転軸心を中心としてそれぞれ異なる径にて形成され、且つ、径方向に互いに離間して配置される円状または円弧状の複数のパターン形成部が直列的に連なるよう導通接続されてなる、
請求項1記載の回転位置検出装置。 - 前記複数のパターン形成部は、
第1のブラシを介して高電位側電圧が供給される第1のパターン形成部と、
第2のブラシを介して低電位側電圧が供給される第2のパターン形成部と、
前記第1のパターン形成部と前記第2のパターン形成部との間に介在されて、それらに対し前記直列的に導通接続される第3のパターン形成部と、を少なくとも含み、
前記第3のパターン形成部には、前記パターン基板の回転に伴って、前記第1のブラシと前記第1のパターン形成部との接点と、前記第2のブラシと前記第2のパターン形成部との接点との間で変化する抵抗値に応じた相対的な電圧変化を検出する第3のブラシが摺接される、
請求項2記載の回転位置検出装置。 - 前記第1のパターン形成部、前記第2のパターン形成部および前記第3のパターン形成部はそれぞれ円弧状に形成されており、
前記抵抗パターンは、前記第3のパターン形成部の円弧の両端部に、前記第1のパターン形成部の円弧の一端部と前記第2のパターン形成部の円弧の一端部とがそれぞれ接続されてなる、
請求項3記載の回転位置検出装置。 - 前記第3のパターン形成部は、前記径方向において前記第1のパターン形成部と前記第2のパターン形成部との間に並んで配置されるように、該第1および第2のパターン形成部に対して前記直列的に導通接続される、
請求項3又は4記載の回転位置検出装置。 - 前記第3のパターン形成部は、前記第1のパターン形成部と前記第2のパターン形成部よりも前記径方向外側に配置されるように、該第1および第2のパターン形成部に対して前記直列的に導通接続される、
請求項3又は4記載の回転位置検出装置。 - 前記パターン基板は、前記抵抗パターンと、前記モータの作動範囲を規制するリミッタ電極とを有してなる、
請求項1乃至6のいずれか一項記載の回転位置検出装置。 - 請求項1乃至7のいずれか一項記載の回転位置検出装置を備えたアクチュエータ装置。
- モータにより回転される歯車に設けられ、外部から供給される電圧に基づいて前記歯車の回転位置に応じた電気的信号を発生させる導電パターンが形成されたパターン基板であって、
前記導電パターンを、抵抗体よりなる抵抗パターンのみによって形成したことを特徴とするパターン基板。
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JP2011158284A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Nippon Seiki Co Ltd | 回転検出装置 |
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