JP2005337330A - クリップ - Google Patents

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Naohiro Sawada
直洋 澤田
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Daiwa Kasei Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】車体パネル等の取付部材を挟み込むクリップの部材間の間隔寸法を取付部材の厚みよりも小さくする場合(干渉する場合)であっても、その取付を容易に可能とするとともに振動に対する車体パネル等の被取付部材のガタつきを防止又は低減することにある。
【解決手段】車体パネル等の取付部材3に貫通して形成された取付孔2を利用して被取付部材を取付部材3に取付けるクリップ1であって、クリップ1は、取付孔2に挿入された状態で取付部材3の裏面側で取付孔2の縁に係合する係合肩30と、係合肩30と連係して、車体パネル等の取付部材3をその厚み方向から挟み込む基部22とを有し、少なくとも取付孔2の縁と係合する係合肩の面部位32はエラストマで形成され、係合肩の面部位32は、係合肩30と基部22との間に取付部材3を挟み込んだ自由状態で取付部材3と重複する形状に形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明はクリップに関する。例えば、車体パネルに設けられた取付孔を利用して、トリムボード等の被装着部材を装着するときに使用するクリップに関する。
この種のクリップの従来例として、平板状の基板と複数の係合片とからなる係合部に皿状のスタビライザが連結されたものがある(特許文献1参照)。各係合片には、その基板近くの部位が取付孔の内方方向に引き締められ、取付孔の縁と係合する係止肩が形成されている。
このクリップを、係合片を取付孔の内方方向に撓ませつつ係止肩と基板との間に車体パネルが位置するまで取付孔に挿入する。そして取付孔の表面側に残ったスタビライザがクリップを抜き方向に弾性的に引張ることで車体パネルの縁と係合肩とが接触し、クリップが車体パネルに固定される。
特開2002−155915号公報
しかし上述のクリップでは、自動車用ドアから生ずる振動により、係止肩と基板との間で車体パネルがガタつくという問題があった。より具体的には、クリップの挿入方向の振動に対してガタつくという問題があった。
もっともこのガタつきを防止するためには、係止肩と基板との間隔寸法を、取付けられる車体パネルの厚みと同じかあるいはその厚みよりも小さく形成して取付ければよい。
しかしこの種の樹脂製クリップの剛性は結構大きいものである。このため車体パネルの厚みよりも上記間隔寸法が小さく形成される場合には、車体パネルの取付荷重が大きくなりその取付が困難もしくは取付不能となってしまうのである。仮に上記間隔寸法を設計上車体パネルの厚みと同じに設定しても、その型製造誤差により実際には間隔寸法の方が小さくなることがあり、同様の問題を生ずる。
従って型製造誤差を考慮して、上述の問題点を回避する間隔寸法を決めるときには、車体パネルの厚みよりもやや大きめの間隔寸法とせざるをえない。このため実際上の製造製品にはクリップの挿入方向の振動に対してガタつくという問題が生じていたのである。
本発明は上述した点に鑑みて創案されたものである。つまり本発明が解決しようとする課題は、車体パネル等の取付部材を挟み込むクリップの部材間の間隔寸法を取付部材の厚みよりも小さくする場合(干渉する場合)であっても、その取付を容易に可能とするとともに振動に対するトリムボード等の被取付部材のガタつきを防止,低減することにある。
上記課題を解決するために、本発明の各発明は次の手段をとる。
先ず第1の発明に係るクリップは、車体パネル等の取付部材に貫通して形成された取付孔を利用して被取付部材を車体パネル等の取付部材に取付けるクリップであって、クリップは、取付孔に挿入された状態で車体パネル等の取付部材の裏面側で取付孔の縁に係合する係合肩と、係合肩と連係して、車体パネル等の取付部材をその厚み方向から挟み込む基部とを有し、少なくとも取付孔の縁と係合する係合肩の面部位はエラストマで形成され、係合肩の面部位は、係合肩と基部との間に車体パネル等の取付部材を挟み込んだ自由状態で車体パネル等の取付部材と重複する形状に形成されている。
この第1の発明では、取付部材の裏面側で係合肩が取付孔の縁に係合する。この状態で、係合肩と基部とが連係して車体パネル等の取付部材をその厚み方向から挟み込む。
また、取付孔の縁と係合する係合肩の面部位はエラストマで形成されている。さらに、係合肩と基部との間に車体パネル等の取付部材を挟み込んだ自由状態(取付状態)で車体パネル等の取付部材と重複する形状で係合肩の面部位が形成されている。このため取付状態時には、車体パネル等の取付部材に係合肩の面部位が弾性変形しつつ接触する。
次に第2の発明に係るクリップは、第1の発明に係るクリップにおいて、係合肩の面部位を除くクリップの材質は、エラストマよりも剛性の高い樹脂であることを特徴とする。
ここで「エラストマ」とは、室温でゴム弾性を有する高分子である。例えば、スチレン系エラストマ(SBC),オレフィン系エラストマ(TPO),塩ビ系エラストマ(TPVC),ウレタン系エラストマ(TPU),ポリエステル系エラストマ(TPEE),ポリアミド系エラストマ(TPAE),フッ素系エラストマ,塩素化エチレンコポリマー架橋体アロイ(アルクリン),塩素化ポリエチレン(CPE)がある。上述のエラストマは単独で使用してもよく、二種類以上使用されていてもよい。
また使用可能な「樹脂」としては、例えば、ポリアセタール(POM),ポリビニルアルコール,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリエチレン,ポリスチレン,ポリプロピレン,ポリアミド,ポリ酢酸ビニル,アクリロニトリル=スチレン共重合体(AS),アクリロニトリル=ブタジエン=スチレン共重合体(ABS)などの熱可塑性樹脂、フェノール樹脂,エポキシ樹脂,不飽和ポリエステル樹脂,ユリア樹脂,メラミン樹脂,ポリウレタン樹脂,シリコン樹脂などの熱硬化性樹脂がある。上述の樹脂は単独で使用してもよく、二種類以上使用されていてもよい。
上述した本発明によれば、次の効果を得ることができる。
先ず第1の発明によれば、係合肩の面部位が弾性変形しながら取付部材に接触して取付部材を固定するため、車体パネル等の取付部材と取付部材を挟み込むクリップの部材間とが干渉する場合であっても、その取付が可能となる。さらに振動に対するトリムボード等の被取付部材のガタつきを防止又は低減することができる。
次に第2の発明によれば、係合肩の面部位を除くクリップの材質はエラストマよりも剛性の高い樹脂であるため、全てが樹脂製であるクリップが有する耐久性を比較的維持することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1は取付状態時のクリップの一部断面図、図2はクリップの一部の断面図である。
各実施例に係るクリップは、車体パネルにトリムボードを装着するためのものである。クリップは、基本的には樹脂製の一体成形品である。そして取付状態において、車体パネルと接触する部分がエラストマ製となっている。
実施例1に係るクリップ1は、取付部10と係合部20とからなる。
取付部10は、径の小さい頸部13と平板状の鍔15とからなる。後述する係合部20の基板22と鍔15とでトリムボード(図示しない)を挟みこむことで、トリムボードを取付部10に組み付ける。
係合部20は、車体パネル3の取付孔2に挿入される部位であり、基板22とブロック部24と支柱26と係合片28と係合肩30と係合肩の部位面32とからなる。
基板22は平板状の部材であり、上述の取付部10に結合されている。支柱26は、板状部材であり、基板22から先端(図1で見て上側の端)に向かって延びている。ブロック部24は、その先端面が円弧面となったほぼ円錐形状の部材であり、支柱26の先端側に位置する。係合片28は平板状の部材であり、その両端部で基板22とブロック部24と連結している。
係合片28は、支柱26を取巻くようにして基板22から複数個立設している。
係合片28の外形は、取付孔2に対する係合部20の挿入方向に沿って大きな円弧を描く曲面になっており、かつ挿入ストロークのほぼ中間部が外方向へ最大に膨らんだ膨出部分となっている。係合片28は、係合部20を取付孔2に挿入する際の挿入荷重を受けることで、取付孔2の内方方向へ弾性変形する。
係合肩30は、上述の係合片28が基板22付近で取付孔2の内方方向に引き締められて形成された部位である。
係合肩の面部位32は、図2のとおり、取付孔の角部7に重複して干渉する方向に(オーバラップ方向に)係合肩30から張出して形成された部位である。この係合肩の面部位32は、取付状態時において車体パネル3に臨む部位であり、取付孔の角部7と実質的に係合する部位である。なお従来の係合肩の部位面50は、図2の通り取付孔の角部7とは重複しないように形成される。
また係合肩の面部位32の傾斜角度は、係合部20が取付孔2に挿入された状態を保持するための規定の耐荷重(抜き取りに耐える荷重)により決定される所定の傾斜角度に従来通り維持されている。
また係合肩の面部位32はエラストマで形成されており、クリップ1を構成する樹脂よりも弾性的に撓み易くなっている。このため取付状態時には、取付孔の角部7に係合部20の係合肩の面部位32が押されて弾性変形しつつ接触する。
次にクリップ1の使用方法を図1に基づいて説明する。
まずトリムボードにクリップ1を取付ける。この状態でクリップ1の係合部20を車体パネル3の取付孔2に挿入していく。このとき各係合片28は、個々の曲面(順テーパ部分)に沿って取付孔2の内周に接触しつづけながら反力を受けて内方向へ徐々に押し撓められる。そして膨出部分が取付孔2を過ぎると、そのまま係合肩30が取付孔の角部7に係合して図1で示す状態となる。
このとき図2の係合肩の面部位32と取付孔の角部7とがオーバーラップする部分では、係合肩の面部位32が弾性変形して取付孔の角部7に接触することとなる。
なお車体パネル3の裏面側に配置された各係合片28は、その外形が弾性的に回復して元の状態に(自由状態に)もどる。
次にクリップ1の作用・効果について説明する。
先ず係合肩の面部位32が弾性変形しながら取付孔の角部7に接触して車体パネル3を固定するため、車体パネル3と係合肩の面部位32とが干渉する場合であっても、その取付が可能となる。
また振動に対するトリムボードのガタつきを防止又は低減できる。つまり挿入方向におけるガタつきと取付孔の径方向におけるガタつきの両者を防止又は低減できる。
次に係合肩の面部位32を除くクリップ1の材質はエラストマよりも剛性の高い樹脂であるため、樹脂製のクリップ1が有する耐久性,軽量性を比較的維持することができる。
次に係合肩の面部位32が弾性変形するため、設計時において車体パネル3と係合肩30とが互いに干渉する形状にクリップ1を設計(干渉設計)することができる。つまり従来のクリップと比較して、その設計段階での自由度が高くなる。
[その他の実施の形態]
本発明に係るクリップ1は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その他各種の実施の形態を取り得る。
先ず取付部10は、ワイヤ類を固定する各種構成をとり得る。例えば、取付部10が平板状の板部材であってもよい。取付時に外部を臨む取付部10の面でケーブルワイヤと取付部10とを一緒にテープで巻き回すことで、取付部10にケーブルワイヤが固定される。また、ベルトと,そのベルトを挿通する挿通口を有するバックルとからなっていてもよい。ワイヤ類にベルトを巻きまわした後に、ベルトの先端を挿通口に挿通して引き締めることでワイヤ類を車体パネル3に取付ける。テープを用いる場合と比較してその手順が簡略である。
次に係合片28の個数は、クリップ1を安定して取付孔に固定可能であればいかなる個数であってもよい。この係合片28の個数に伴って、係合肩の面部位32の形成箇所の数も変化する。例えば係合片28が係合部20の円周に90度の間隔で四個に設けられている場合には、係合肩の面部位32も90度の間隔で四箇所に設けられていることになる。係合片28は、係合部20の円周に120度の間隔で3個設けられていてもよく、180度の間隔で2個設けられていてよい。
次に係合肩の面部位32のみがエラストマ製であってもよい。つまり係合肩30と基部22との間の全ての部位に沿ってエラストマを配置する必要はない。
また取付孔2の縁が丸みを帯びており取付孔の角部7がなくとも、その取付孔2の縁と係合肩30とが当接する箇所に係合肩の面部位32を形成することができる。
次に基板22に皿状のスタビライザが設けられていてもよい。取付部10と取付孔2との間に環状の防水パッキンが挟み込まれていてもよい。スタビライザにより、車体パネル3を挿入方向に押すことで支持力が増す。また係合部20が車体パネル3の取付孔2に差し込まれることで、皿状体により防水パッキンが車体パネル3に押し付けられる。
取付状態時のクリップの一部断面図である。 クリップの一部の断面図である。
符号の説明
1 クリップ
2 取付孔
3 車体パネル
7 取付孔の角部
10 取付部
13 頸部
15 鍔
20 係合部
22 基板
24 ブロック部
26 支柱
28 係合片
30 係合肩
32 係合肩の面部位
50 従来の係合肩の面部位

Claims (2)

  1. 車体パネル等の取付部材に貫通して形成された取付孔を利用して被取付部材を該車体パネル等の取付部材に取付けるクリップであって、
    該クリップは、前記取付孔に挿入された状態で前記車体パネル等の取付部材の裏面側で該取付孔の縁に係合する係合肩と、該係合肩と連係して、前記車体パネル等の取付部材をその厚み方向から挟み込む基部とを有し、
    少なくとも前記取付孔の縁と係合する前記係合肩の面部位はエラストマで形成され、
    前記係合肩の面部位は、該係合肩と該基部との間に車体パネル等の取付部材を挟み込んだ自由状態で車体パネル等の取付部材と重複する形状に形成されていることを特徴とするクリップ。
  2. 請求項1に記載のクリップであって、
    前記係合肩の面部位を除くクリップの材質は、前記エラストマよりも剛性の高い樹脂であることを特徴とするクリップ。

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