JP2005335027A - 放電加工機、及び加工液冷却装置 - Google Patents

放電加工機、及び加工液冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005335027A
JP2005335027A JP2004159959A JP2004159959A JP2005335027A JP 2005335027 A JP2005335027 A JP 2005335027A JP 2004159959 A JP2004159959 A JP 2004159959A JP 2004159959 A JP2004159959 A JP 2004159959A JP 2005335027 A JP2005335027 A JP 2005335027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machining
temperature
liquid
water tank
fresh water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004159959A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Arakawa
靖雄 荒川
Meguri Yamaguchi
巡 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP2004159959A priority Critical patent/JP2005335027A/ja
Priority to EP05253257A priority patent/EP1602431A1/en
Priority to US11/137,421 priority patent/US20050265854A1/en
Priority to CN200510073481.XA priority patent/CN1701886A/zh
Publication of JP2005335027A publication Critical patent/JP2005335027A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/36Supply or regeneration of working media
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H1/00Electrical discharge machining, i.e. removing metal with a series of rapidly recurring electrical discharges between an electrode and a workpiece in the presence of a fluid dielectric
    • B23H1/10Supply or regeneration of working media
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • B23H7/08Wire electrodes
    • B23H7/10Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode
    • B23H7/101Supply of working media

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

【課題】 放電加工機において、吐出ポンプで吐出される加工液の温度変化を管理し、加工精度を向上させること。また、加工液冷却装置において、吐出する加工液の温度を吐出ポンプの駆動状態にかかわらず一定とすること。
【解決手段】 放電加工機1は、加工液温度管理によって温度管理された清水槽にある加工液を吐出ポンプ6で汲み上げ、加工領域5へ配管を通して送り出す放電加工機であり、吐出ポンプから吐出された加工液を冷却する加工液冷却装置2を備える。加工液冷却装置2は、吐出ポンプ6から加工領域5に加工液を供給する配管の一部を清水槽12に通し、配管内の加工液と清水槽内の清水との間で熱交換を行うことによって、吐出ポンプから加えられた熱を清水側に放熱させ、配管内の加工液の温度を低下させる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、放電加工領域に加工液を供給する放電加工機に関し、特に、加工液を冷却する加工液冷却装置、及び加工液冷却装置を備える放電加工機に関する。
ワイヤカット放電加工機において、ワークとワイヤ電極との間に火花放電を生じさせることによってワークの加工を行う。このとき、ワーク及びワイヤ電極にポンプによって加工液を供給して、加工屑を除去すると共に放電加工領域を冷却して温度の上昇を防いでいる。
加工が高速になるほど、加工領域に供給する加工液の供給圧力を高めることで、すばやく加工済みの加工屑(スラッジ)を加工領域から排除し、さらに、放電加工により温度が上昇したワイヤを冷却する効果を上げることができる。通常、加工液の供給圧力は例えば最高で1.5MPa程度が用いられている。
また、ワイヤカット放電加工機では、加工精度を高めるために、加工領域にとどまらず、ワーク(被加工物)を固定しているワークテーブル、加工を水中で行うための加工槽、さらには機械全体の温度を出来るだけ同一で一定にすることが望まれている。
放電加工機では、放電加工中に放電によって発熱し、また、ポンプの駆動によって発熱する。これら放電やポンプで発生した熱は加工液に吸収され、加工液の温度を上昇させる。従来、この温度が上昇した加工液を冷却するために、加工液を一旦加工液処理装置のタンク部に集め、そこから加工液処理装置の一部である冷却機に送り、そこで一定温度に冷却した後、加工液処理装置のタンク部に戻している(特許文献1参照)。
図11は、放電加工機に用いられる従来の加工液処理装置の概略構成を説明するための図である。図11において、放電加工機はワイヤ電極とワークとの間に放電を発生させることによりワークを放電加工する。放電加工で生じる加工屑の除去や、放電加工で発生する熱により温度上昇を抑制するために、加工領域5に加工液を供給する。加工液は、清水槽12から吐出ポンプ6により加工領域5に吐出され、加工槽11を経由して汚水槽13に回収される。回収された加工液は、汚水槽13からフィルタポンプでフィルタに送られ、加工屑を濾過した後、清水槽12に戻された後、ポンプ7により加工液温度管理装置3に送られ、放電加工によって上昇した温度が下げられる。
実用新案登録第2562197号公報
放電加工機において、さらに高速加工を行うには、より高圧の圧力(例えば、2.0MPa以上の圧力)で加工液を吐出させる必要がある。加工液の供給圧力を高めるには、より高い出力の吐出ポンプを用いる必要がある。高出力の吐出ポンプは、消費するエネルギーが増えるため放熱量も増加する。そのため、吐出ポンプを通過して吐出される加工液もより多くの熱を吸収することになり、吐出ポンプから吐出される加工液の温度上昇も大きくなる。
加工液吐出ポンプから吐出された加工液は加工領域に直接供給されるため、加工液は加工液処理装置から汲み上げられた時点では温度管理されているものの、加工液吐出ポンプを通過することによって温度が上昇され、温度上昇した状態で加工領域に供給されることになる。このため、加工領域では、周りの加工液の温度よりも高い温度になって温度勾配が発生し、精度劣化の要因となる。
さらに、図12に示すように、加工液が加工液吐出ポンプから供給されるルート上の機構も暖められることになる。特に、ワイヤを保持すると共に被加工物(ワーク)に対し相対的な位置を保持し精度を維持する、上及び下ワイヤガイド部やそれを支える上部アーム、および下部アームの構成において、加工液はこれらの機構内を通る構造であるため、これらの機構は加工液の温度上昇の影響が大きい。これら機構部が変位すると、加工するワイヤ電極とワークとの相対位置が変化するため、精度劣化に繋がることになる。
ここで、常に同じポンプの圧力で加工する場合には、安定した温度状態とすることも可能であるが、ワークの加工内容は通常高圧を必要とする荒加工から微弱圧力の仕上げ加工まで一連の加工工程で行なわれるため、例えば、上下ガイド部、アーム部では、荒加工時の温度と仕上げ加工時の温度とに温度差が発生し、この温度差によって位置誤差が生じることになる。
つまり、高速加工の場合には、加工液吐出ポンプが高速運転を行うため、加工液吐出ポンプ内を通過する加工液はポンプ駆動によって加熱されることになる。このとき、荒加工時には、加工液吐出ポンプは高速運転を行うため、加工液の水温は上昇し、加工液が通過する部分の機構部の温度を上昇させ、熱変動を引き起こす。
すなわち、機構部の先端には、加工を行うワイヤ電極を支えるワイヤガイド部が取り付けられているが、この先端位置は温度上昇による熱変動によって加工中のワーク(被加工物)に対して位置ずれすることになる。
一方、仕上げ加工では、加工液吐出ポンプは低速運転に変わるため、水温上昇は少なくなり、荒加工時に温度上昇した機構部の温度は低下し、ワイヤ電極を支えるワイヤガイド部は元の位置に戻ることになる。
したがって、仕上げ加工時には、荒加工時にワイヤ電極が加工した軌跡とはずれた箇所を加工することとなり、荒加工時の軌跡と仕上げ加工時の軌跡にずれが生じ、加工精度の不良を招くことになる。
前述したように、従来から加工液は温度管理が行われているが、この温度管理は加工液吐出ポンプの吸引側の清水槽内において行われるものであり、加工液吐出ポンプの吐出側においては吐出された加工液の温度管理は行われておらず、加工液吐出ポンプによる加工液の温度変化については何ら考慮されていない。
そこで、本発明は、従来の課題を解決し、放電加工機において、吐出ポンプで吐出される加工液の温度変化を管理し、加工精度を向上させることを目的とする。また、加工液冷却装置において、吐出する加工液の温度を吐出ポンプの駆動状態にかかわらず一定とすることを目的とする。
本発明は、加工液の吐出ポンプの吐出側に加工液を冷却する装置を設け、吐出ポンプから吐出される加工液の温度上昇を抑え、加工領域を一定温度に維持し、これによって加工精度を向上させる。
本発明の放電加工機は、加工液温度管理によって温度管理された清水槽にある加工液を吐出ポンプで汲み上げ、加工領域へ配管を通して送り出す放電加工機であり、吐出ポンプから吐出された加工液を冷却する加工液冷却装置を備える構成とする。加工液冷却装置は、吐出ポンプと加工領域との間において、配管内を流れる加工液との間で熱交換を行って加工液を冷却する。
本発明が備える上記加工液冷却装置は、吐出ポンプから加工領域に加工液を供給する配管の一部を清水槽に通し、配管内の加工液と清水槽内の清水との間で熱交換を行うことによって、吐出ポンプから加えられた熱を清水側に放熱させ、配管内の加工液の温度を低下させる。
上記加工液冷却装置は、一切の動力を使わない単純な熱交換パイプ構造とすることができる。この熱交換パイプは、吐出ポンプからの配管にフィンを多数取り付けた形状とすることができ、温度管理された加工液の清水槽タンクの中に設置される。吐出ポンプから吐出された加工液はこの熱交換パイプに流れ込み、吐出ポンプから出た暖かい加工液はこの熱交換パイプの中を通ることで、温度管理された清水槽内の水で清水槽の温度にほぼ等しい温度に冷却される。冷却された加工液は、加工部位の上ガイド部および下ガイドに供給され、加工屑を除去すると共に加工領域を所定温度に維持する。
また、本発明の放電加工機は、清水槽にある加工液を温度管理する加工液温度管理装置を備えており、この加工液温度管理装置に上記加工液冷却装置の機能を兼用して持たせる構成とすることができる。この構成とすることによって、加工液温度管理装置により清水槽中の清水の温度管理を行うと共に、吐出ポンプから吐出され加工液を冷却することができる。
本発明の放電加工機によれば、上記構成とすることにおり、高速高精度加工において、荒加工時と仕上げ加工時とで吐出ポンプの運転状態が変化し、加工液に加わる熱量が変動したとしても、加工領域に供給される加工液の温度は常に同じとすることができるため、荒加工時の加工軌跡と仕上げ加工時の加工軌跡は一致し、安定した高精度加工を行うことができるという効果を奏することができる。
本発明によれば、放電加工機において、吐出ポンプで吐出される加工液の温度変化を管理し、加工精度を向上させることができる。
また、加工液冷却装置において、吐出する加工液の温度を吐出ポンプの駆動状態にかかわらず一定とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図4は放電加工機の概略構成を説明するための図であり、図1は機械的構造を説明するための図を示し、図2はワイヤ電極の走行系を説明するための図を示し、図3は放電加工電流の流れを説明するための図を示し、図4は加工液の流れを説明するための図を示している。
図1において、放電加工機1は、被加工物であるワーク50の位置を制御するテーブル4と、ワイヤ電極を支持すると共に上ガイド部の位置を制御するコラム10を備える。テーブル4はベッド8上においてX,Y方向に移動可動であり、x方向の移動を行うためのモータ及びボールネジからなる駆動機構4xと、y方向の移動を行うためのモータ及びボールネジからなる駆動機構4yを備える。また、コラム10は、2つの水平方向の移動を行うための駆動機構9u,9vと、垂直方向の移動を行うための駆動機構9zを含む駆動機構9を備える。テーブル4及び駆動機構9は、CNC18からの制御信号により制御されるサーボアンプ19からの駆動電流によって駆動される。
図2において、ワイヤ電極の走行系は、供給部と加工領域と回収部とを含み、供給部から送り出されたワイヤ電極は加工領域においてワークを加工し、加工後は回収部に回収される。
供給部は、ワイヤ電極30を送り出す送り出しモータ31と、送り出したワイヤ電極30に所定の張力を加えるためのブレーキ33及びブレーキシュー34を備える。加工領域では、ワークを挟む位置に上ガイド35と下ガイド36が設けられ、ワイヤ電極30は上ガイド35及び下ガイド36を通過した後、下ガイドローラ37によって回収部に送られる。
回収部は、下ガイドローラ37からのワイヤ電極30を引き込むためのフィードローラ39と、フィードローラ39を駆動するためのフィードモータ40を備える。フィードローラ39にはピンチローラ38が併設され、両ローラ間にワイヤ電極30を挟むことによって、加工済みのワイヤ電極30をワイヤ回収箱41内に回収すると共に、ワイヤ電極30に張力を加える。
図3において、放電加工電流は、供給電源装置48から放電ケーブル44,45により、電極ピン(給電子)42,43に供給され、放電により放電加工した後、ワーク50を経た後、アースケーブル46,47により供給電源装置48に戻される。
電極ピン42は上ガイド35の上流側においてワイヤ電極30と接触し、電極ピン43は下ガイド36の下流側においてワイヤ電極30と接触し、これによりワイヤ電極30に放電加工電流が供給される。ワイヤ電極30に供給された放電加工電流は、ワーク50との隙間で放電を発生させ、ワーク50を加工する。放電加工電流は、ワーク50からアースケーブル46,47を介して供給電源装置48に戻る。
放電加工電流の供給経路は2系統あり、一系統は放電ケーブル44,電極ピン42,ワイヤ電極30,ワーク50,アースケーブル46を通る系統であり、他の系統は放電ケーブル45,電極ピン43,ワイヤ電極30,ワーク50,アースケーブル47を通る系統である。
供給電源装置48は、荒加工や仕上げ加工等の加工工程に応じた特性の放電加工電流をワイヤ電極30に供給する。供給電源装置48は、この放電加工電流の供給を制御するMPG(メインパルスジェネレータ)やSPG(サブパルスジェネレータ)を備え、CNCに設定されたプログラムや加工条件に応じた放電加工電流の供給を行う。
図4において、放電加工機は、加工槽11,清水槽12,汚水槽13の各槽を備え、これらの槽間で加工液をポンプP1〜P4によって循環させ、加工領域への加工液の供給、加工液の回収、回収した加工液の浄化,比抵抗管理、及び温度管理等を行う。
清水槽12に溜められる加工液は、加工液吐出用ポンプP1によって汲み出されて加工領域に吐出される。加工領域に吐出された加工液は、加工により生じた加工屑を加工部分から除去したり、放電加工により温度上昇した加工領域を冷却する。
加工領域に吐出された後の加工液は加工槽11に溜められる。加工槽11に溜められる加工液は、加工部分で生じた加工屑を含むと共に、放電加工で発生した熱を吸収して温度が上昇している。
加工槽11の加工液は汚水槽13へ溢れて回収される。汚水槽13の加工液は、フィルタ用ポンプP2によってフィルタ14に送られて浄化され、清水槽12に戻される。
清水槽12に溜められる加工液は、循環用ポンプP3によって加工液温度管理装置3に送られる。加工液温度管理装置3は、温度上昇した加工液を冷却して温度管理を行った後、清水槽12に戻す。また、清水槽12に溜められる加工液は、循環用ポンプP3によってイオン交換器15に送られる。イオン交換器15は、加工液の比抵抗を管理して所定の比抵抗となるよう制御した後、清水槽12に戻す。これにより、清水槽12中の加工液の温度及び比抵抗は所定値に管理される。水溜用ポンプP4は、加工開始時に、加工槽に予め所定量水をためる時に運転させられる。
本発明の放電加工機1は、前記図1〜図4で示した装置構成において、吐出ポンプから吐出された加工液を冷却することにより、吐出ポンプによる加工液の温度上昇を抑える。図5は本発明の放電加工機の概略構成を説明するための図であり、加工液の流路系を示している。
図5において、加工液は前記図11で示したように、清水槽12から吐出ポンプ6により加工領域5に吐出され、加工槽11で回収される。回収された加工液は、加工槽11から汚水槽13に流れだし、フィルタ用ポンプP2により濾過された後に、清水槽12に戻された後、ポンプ7により加工液温度管理装置3に送られる。加工液温度管理装置3は、放電加工で発生した発熱(発熱1)により上昇した加工液の温度を所定温度となるように管理する。
本発明の放電加工機1は、前記構成に加えて、清水槽12から加工領域5に加工液を吐出する吐出ポンプ6との間に加工液冷却装置2を備える。この加工液冷却装置2は、吐出ポンプ6の発熱(発熱2)により温度上昇した加工液を所定温度に冷却する。これにより、吐出ポンプ6によって上昇した加工液の温度は所定温度に制御され、加工領域5には常に所定温度の加工液が供給されることになる。
図6は、加工液冷却装置の構成例を説明するための図である。図6において、図5に示した加工液冷却装置2は熱交換器20により構成される。熱交換器20は、吐出ポンプ6から吐出された加工液と清水槽12内の加工液との間で熱交換を行う。この熱交換によって、吐出された加工液の温度は清水槽12側の加工液の温度に温度制御される。清水槽12側の加工液は加工液温度管理装置3によって温度管理されているため、吐出ポンプ6の発熱で上昇した加工液の温度は、熱交換によって所定温度に冷却される。
熱交換器20は、動力やモータ等の熱源を持たないため、熱交換器20を通過し加工領域に供給される加工液の温度は温度管理された所定温度のままとすることができる。
図7,8は熱交換器の一構成例を説明するための図である。熱交換器20は、加工液を通すパイプ21と、パイプ21の外周部分に設けたフィン22とを備える。パイプ21及びフィン22は、例えばステンレス等の熱伝導率の良好な素材を用いて形成することができる。パイプ21の一端は吐出ポンプ6の吐出側に接続され、パイプ21の他端は加工領域の例えば上下ガイド機構部等に向けて設置される。また、フィン22はパイプ21と共に清水槽12の加工液内に漬けられる。
パイプ21内を流れる加工液は、フィン22を介して清水槽12内の加工液との間で熱交換を行うことによって、吐出ポンプ6で上昇した温度は清水槽12内の加工液の温度に冷却される。
図8(a),(b)はパイプ及びフィンの異なる方向から見た断面を示している。フィン22はパイプ21の外周面に放射方向に形成され、清水槽12内の加工液との間で広い接触面積が得られるように構成されている。なお、図8(b)では、パイプ21の径として30mmの例を示し、また、フィン22の形状として100〜200mmの矩形形状の例を示しているが、これらの寸法例や形状例は一例であり、他の寸法や形状としてもよい。
また、熱交換器20は、清水槽12の加工液に浸されないパイプ21の内部に温度センサ23,24を設ける構成としてもよい。例えば、温度センサ23は吐出ポンプ6とフィン22との間に設けることによって、清水槽12に流入する前の温度を検出することができ、温度センサ24はフィン22と加工領域との間に設けることによって、清水槽12で熱交換され、加工領域に供給される直前の加工液の温度を検出することができる。
温度センサ23,24で検出したパイプ21内の加工液の温度情報により、熱交換機の働きを確認することができる。
図9は熱交換器の他の構成例を説明するための図である。熱交換器25は、内部に複数の貫通孔を備える筒体であり、一端には吐出ポンプ6からのパイプが接続され、他端には加工領域に向かうパイプが接続されている。熱交換器25は清水槽12の加工液内に浸され、内部に設けられた複数の貫通孔内は加工液で満たされる。吐出ポンプ6から吐出された加工液は、筒体の外周面及び貫通孔の壁面を介して清水槽12内の加工液との間で熱交換を行って、温度上昇した加工液を冷却する。なお、前記図8,図9に示す熱交換器は一例であり、他の構成とすることもできる。
図10は加工液冷却装置の他の構成例を説明するための図である。この構成例は、加工液冷却装置2を加工液温度管理装置3と兼用した構成とするものである。吐出ポンプ6により汲み出された加工液は、加工液温度管理装置3と兼用の加工液冷却装置2によって冷却される。この構成によれば、加工液を管理する装置を一つとすることができる。
放電加工機の機械的構造を説明するための図である。 放電加工機のワイヤ電極の走行系を説明するための図である。 放電加工機の放電加工電流の流れを説明するための図である。 放電加工機の加工液の流れを説明するための図である。 本発明の放電加工機の概略構成を説明するための図である。 加工液冷却装置の構成例を説明するための図である。 熱交換器の一構成例を説明するための図である。 熱交換器の一構成例を説明するための図である。 熱交換器の他の構成例を説明するための図である。 加工液冷却装置の他の構成例を説明するための図である。 放電加工機に用いられる従来の加工液処理装置の概略構成を説明するための図である。 加工液の温度上昇による機構部の変位を説明するための図である。
符号の説明
1 放電加工機
2 加工液冷却装置
3 加工液温度管理装置
4 テーブル
4x、4y 駆動機構
5 加工領域
6 吐出ポンプ
7 ポンプ
8 ベッド
9u,9v,9z 駆動機構
10 コラム
11 加工槽
12 清水槽
13 汚水槽
14 フィルタ
15 イオン交換器
18 CNC
19 サーボアンプ
20,25 熱交換器
21 パイプ
22 フィン
23,24 温度センサ
30 ワイヤ電極
31 送り出しモータ
32 ワイヤボビン
33 ブレーキ
34 ブレーキシュー
35 上ガイド
36 下ガイド
37 下ガイドローラ
38 ピンチローラ
39 フィードローラ
40 フィードモータ
41 ワイヤ回収箱
42,43 電極ピン
44,45 放電ケーブル
46,47 アースケーブル
48 供給電源装置
50 ワーク
P1 加工液吐出用ポンプ
P2 フィルタ用ポンプ
P3 循環用ポンプ
P4 水溜用ポンプ

Claims (7)

  1. 加工液温度管理によって温度管理された清水槽にある加工液を吐出ポンプで汲み上げ、加工領域へ配管を通して送り出す放電加工機において、
    前記吐出ポンプから吐出された加工液を冷却する加工液冷却装置を備えることを特徴とする放電加工機。
  2. 前記加工液冷却装置は、前記配管の一部を前記清水槽に通し、配管内の加工液と清水槽内の清水との間で熱交換を行うことを特徴とする請求項1に記載の放電加工機。
  3. 前記清水槽内を通る配管はフィンを備えることを特徴とする請求項2に記載の放電加工機。
  4. 前記加工液温度管理を行う加工液温度管理装置を備え、
    当該加工液温度管理装置は清水槽にある加工液を温度管理すると共に前記加工液冷却装置を兼用し、吐出ポンプから吐出され加工領域に送られる加工液を冷却することを特徴とする請求項1に記載の放電加工機。
  5. 加工液温度管理によって温度管理された清水槽にある加工液を吐出ポンプで汲み上げ、加工領域へ配管を通して送り出す放電加工機の加工液を冷却する冷却装置であって、
    前記吐出ポンプと加工領域との間において、前記配管内を流れる加工液との間で熱交換を行って前記加工液を冷却することを特徴とする加工液冷却装置。
  6. 前記加工液冷却装置は、前記配管の一部を前記清水槽に通し、配管内の加工液と清水槽内の清水との間で熱交換を行うことを特徴とする請求項5に記載の加工液冷却装置。
  7. 前記清水槽内を通る配管はフィンを備えることを特徴とする請求項6に記載の加工液冷却装置。
JP2004159959A 2004-05-28 2004-05-28 放電加工機、及び加工液冷却装置 Pending JP2005335027A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004159959A JP2005335027A (ja) 2004-05-28 2004-05-28 放電加工機、及び加工液冷却装置
EP05253257A EP1602431A1 (en) 2004-05-28 2005-05-26 Electric discharge machine and machining fluid cooling device
US11/137,421 US20050265854A1 (en) 2004-05-28 2005-05-26 Electric discharge machine and machining fluid cooling device
CN200510073481.XA CN1701886A (zh) 2004-05-28 2005-05-30 放电加工机及工作液冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004159959A JP2005335027A (ja) 2004-05-28 2004-05-28 放電加工機、及び加工液冷却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005335027A true JP2005335027A (ja) 2005-12-08

Family

ID=34979701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004159959A Pending JP2005335027A (ja) 2004-05-28 2004-05-28 放電加工機、及び加工液冷却装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20050265854A1 (ja)
EP (1) EP1602431A1 (ja)
JP (1) JP2005335027A (ja)
CN (1) CN1701886A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009136986A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Mori Seiki Co Ltd 切削液供給装置
US11203076B2 (en) 2017-12-15 2021-12-21 Sodick Co., Ltd. Wire cut electric discharge machining apparatus

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203408A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Fanuc Ltd ワイヤ放電加工機の加工液処理装置
EP2422910B1 (en) * 2010-08-25 2015-09-16 Fanuc Corporation Wire-cut electric discharge machine having function for automatic switching between fixed temperature control and differential temperature control
JP5199447B1 (ja) * 2011-12-09 2013-05-15 ファナック株式会社 回転軸を備えたワイヤ放電加工機
CN103252546B (zh) * 2012-02-17 2016-03-30 昆山徕通机电科技有限公司 加工槽内相对高温液体区温控方法及装置
JP5870143B2 (ja) * 2014-04-03 2016-02-24 ファナック株式会社 上下ガイドの熱変位補正機能を有するワイヤ放電加工機
JP6444959B2 (ja) * 2016-11-01 2018-12-26 ファナック株式会社 ワイヤ放電加工機
CN108705165A (zh) * 2018-05-29 2018-10-26 闫羽 一种慢走丝电火花加工机

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4444022A (en) * 1981-01-12 1984-04-24 Aluminum Company Of America Water heating system
JPS5822628A (ja) * 1981-07-24 1983-02-10 Inoue Japax Res Inc 放電加工方法
JPS5894933A (ja) * 1981-11-30 1983-06-06 Sodeitsuku:Kk ワイヤカツト放電加工機用加工液供給装置
JPS61100319A (ja) * 1984-10-18 1986-05-19 Mitsubishi Electric Corp ワイヤカツト放電加工装置における加工液供給装置
JPS61297020A (ja) * 1985-06-26 1986-12-27 Mitsubishi Electric Corp ワイヤ放電加工装置
JPS62148123A (ja) * 1985-12-18 1987-07-02 Mitsubishi Electric Corp 放電加工装置
JPH10315057A (ja) * 1997-05-21 1998-12-02 Mitsubishi Electric Corp ワイヤ放電加工装置
WO2001036139A1 (fr) * 1999-11-17 2001-05-25 Sodick Co., Ltd. Dispositif d'alimentation en liquide pour usinage par electro-erosion
KR20030068545A (ko) * 2001-02-14 2003-08-21 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 와이어 방전 가공방법 및 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009136986A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Mori Seiki Co Ltd 切削液供給装置
US11203076B2 (en) 2017-12-15 2021-12-21 Sodick Co., Ltd. Wire cut electric discharge machining apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US20050265854A1 (en) 2005-12-01
EP1602431A1 (en) 2005-12-07
CN1701886A (zh) 2005-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050265854A1 (en) Electric discharge machine and machining fluid cooling device
Bhattacharyya et al. Electrochemical machining: new possibilities for micromachining
JP4288223B2 (ja) 導電性材料でなる被加工物に任意の形状を加工する方法および複合加工装置
JP5103151B2 (ja) 切削液供給装置
JP2007203408A (ja) ワイヤ放電加工機の加工液処理装置
CN103611994A (zh) 复杂曲面无再铸层单/群孔多工位电火花-电解加工机床
JP4523591B2 (ja) 流体冷却装置
JP2011062800A (ja) 加工槽内への加工液の供給量を制御し水温一定制御を行うワイヤカット放電加工機
US4521661A (en) Method of and apparatus for holding against mispositioning a thermally deflectable member in an operating machine tool
CN101088689A (zh) 复合缝腔割缝筛管的加工设备
CN101579763A (zh) 金属的电化学线性切割装置及方法
US20120138576A1 (en) Compound electrical discharge machining apparatus and small-hole electrical discharge machining module thereof
CN101152698B (zh) 印刷基板的加工方法
JP2006130630A (ja) 恒温装置を備えたワイヤ放電加工機
CN207873636U (zh) 一种水汽联接盘用钻孔磨削装置
JPH10249660A (ja) 冷却機能付きコラムを有する工作機械
JP2009029078A (ja) ワイヤーソー装置
GB2103138A (en) Travelling-wire electric discharge machining method and apparatus with a cooled machining fluid
CN212398995U (zh) 一种精密工具专用数控机床
JP2013086202A (ja) 電解加工装置及び電解加工方法
JP2010115757A (ja) 加工液温度制御機能を有するワイヤカット放電加工機
JP2007038323A (ja) 工作機械の熱変位補正装置
JP7328423B1 (ja) ワイヤ放電加工装置およびワイヤ放電加工方法
CN211360961U (zh) 一种高精度线切割机床
JP2006035337A (ja) クーラントタンク

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070619

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071016