JP2005334851A - 汚染土壌の浄化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 有害汚染物質により汚染された土壌を、浄化液により有害汚染物質が含まれている土壌領域内で効率良く浄化することを可能とした汚染土壌の浄化方法とする。
【解決手段】 汚染された土壌を掘削しホッパー6内に投入する投入工程と、ホッパー6内に投入された土壌に浄化液を供給する処理液供給工程と、浄化液が供給されるホッパー6から導入された土壌を、撹拌螺旋羽根4により筒体5内で撹拌混合し搬送する撹拌混合工程と、撹拌混合された土壌を吐出筒8から吐出する吐出工程を備える。各工程を有害汚染物質が含まれている土壌領域内で行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有害汚染物質により汚染された土壌を、有害汚染物質が含まれている土壌領域内で効率良く浄化する方法に関するものである。
近年、化学工場や塵焼却施設等の近辺や跡地では、化学工場や塵焼却施設等から漏洩、飛散したPCB、ダイオキシン類等の有害汚染物質が土壌に浸透し、土壌の汚染が深刻化し、土壌を浄化する必要が生じている。
このような事情から、従来土壌中の有害汚染物質を浄化する方法として、現場で土壌を掘削し、浄化処理装置が設置されている場所までトラックで汚染土壌を運搬し、浄化処理していた。
又、処理済の土壌は、再利用に際して再び現場まで戻さなければならず、運搬する費用と手間がかかり、作業効率が悪かったのである。
そこで、有害汚染物質が含まれている土壌領域内で有害汚染物質を浄化する方法として、例えば、特開2003ー1236に開示されるように、有害汚染物質の除去処理剤を汚染されている土壌層上に散布したり、又は除去処理剤を汚染されている土壌層上に散布した後、水を散布したり或いは除去処理剤を汚染されている土壌を掘り起こして土壌に混ぜ合わせていた。
しかし、この方法は簡単かつ安価であるが、土壌と除去処理剤との混合が困難で、作業効率に問題がある。
又、特開2003ー145128に開示されるように、自走可能な搬送車に電子線照射装置を取り付け、この装置から電子線を照射することにより、電子線を土壌内に侵入させて土壌内に存在する有害物質を分解することにより、土壌を浄化処理する方法がある。
又、特開2002ー200479に開示されるように、車載可能なように処理装置を小型化、ユニット化して現場まで搬送し、現場において組み立て、土壌処理を行うことができるように構成された装置がある。
しかし、これ等のものは浄化液を使用して汚染土壌を浄化するものではなく、具体的な方法が異なるものである。
特開2003ー1236 特開2003ー145128 特開2002ー200479
上記点より本発明は、有害汚染物質により汚染された土壌を、浄化液により有害汚染物質が含まれている土壌領域内で効率良く浄化することを可能とした汚染土壌の浄化方法を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため請求項1記載の本発明汚染土壌の浄化方法は、汚染された土壌を掘削しホッパー内に投入する投入工程と、ホッパー内に投入された土壌に浄化液を供給する処理液供給工程と、浄化液が供給されホッパーから導入された土壌を撹拌混合しながら搬送する撹拌混合工程と、撹拌混合された土壌を吐出する吐出工程を備え、上記各工程は有害汚染物質が含まれている土壌領域内で行われることを特徴とするものである。
このような方法とすることにより、汚染土壌を掘削しホッパー内に投入された土壌は、浄化液を供給された後、撹拌混合されるため、浄化液は土壌に短時間で接触浸透する。
又、撹拌混合と共に処理済の土壌を置く場所に向けて搬送も行われるので、作業効率が良くなる。
そして、投入工程、処理液供給工程、撹拌混合工程、吐出工程の各工程は、有害汚染物質が含まれている土壌領域内で行われるため、トラック等で汚染土壌を除去処理施設まで運搬する必要がなく、運搬にかかる費用と手間が省ける。
次に、請求項2記載の本発明汚染土壌の浄化方法は、請求項1記載の汚染土壌の浄化方法において、上記各工程は移動しながら行われることを特徴とするものである。
このような方法とすることにより、広範囲な汚染領域においても、効率良く順次移動しながら土壌を掘削し、浄化処理し、処理済の土壌を移動しながら吐出するので、時間的無駄がないと共に、処理済土壌を広範囲に置いてゆくことが可能である。
次に、請求項3記載の本発明汚染土壌の浄化方法は、請求項1又は2記載の汚染土壌の浄化方法において、吐出工程は撹拌混合された土壌を分散し吐出することを特徴とするものである。
このような方法とすることにより、処理済の土壌は大きな塊として点在するのではなく、均一に吐出される。
請求項1記載の本発明によれば、浄化液を供給された汚染土壌は撹拌混合されるため、浄化液は汚染土壌に短時間で接触浸透し、浄化効率が良くなる効果を有する。
又、撹拌混合と共に処理済の土壌を置く場所に向けて搬送も行われるので、別途に搬送の手間が省け、作業効率が良くなる効果を有する。
そして、投入工程、処理液供給工程、撹拌混合工程、吐出工程の各工程は、有害汚染物質が含まれている土壌領域内で行われるため、トラック等で汚染土壌を浄化処理施設まで運搬する必要がない。
又、処理済の土壌の再利用に際しても、浄化処理施設から再び現場まで戻す必要がないため運搬にかかる費用と手間が省け、作業効率が良くなると共に経済的効果も有する。
請求項2記載の本発明によれば、広範囲な汚染領域においても、効率良く順次移動しながら土壌を広範囲に掘削して浄化処理し、処理済の土壌を移動しながら吐出するので時間的無駄がないと共に、処理済土壌を広範囲に置いて行くことが可能であり、処理済土壌を決められた排出箇所に山積みにし、後に領域内に拡散するものに比べ、後処理を施す必要がなく、手間が省け作業効率が良くなる効果を有する。
請求項3記載の本発明によれば、処理済の土壌は大きな塊としてではなく、均一に吐出されるので均す必要がなく、後処理の手間が省け作業効率が良くなる効果を有する。
以下、本発明の一実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明汚染土壌の浄化方法を実施するために使用する装置の斜視図、図2は同上の部分斜視図、図3は同上の撹拌装置の一部を切り欠いた部分拡大斜視図である。
図中1はバックフォー等の掘削機であり、汚染土壌を掘削する。
2は自走可能な施工機であり、この施工機2に撹拌搬送装置3が装着されている。撹拌搬送装置3は施工機2に施工機2の進行方向に直交して横設されると共に、内部に撹拌螺旋羽根4を回転軸4aに固着した筒体5と、筒体5の上流側の入口に設けたホッパー6と、筒体5の下流側に設けられ内部に撹拌羽根7を有する吐出筒8を具備している。
横設した筒体5は、筒体5の上流側の下面に取り付け片9が垂設され、この取り付け片9に筒体5の下面と上縁部が接触し、平行する支持アーム10の一端が回動可能に連結されると共に、支持アーム10の他端側が施工機2上に設けたブラケット11に回動可能に軸支12されている。
又、筒体5の軸支12部を挾んで下流側の下面に、施工機2の側部に上向きに下部を回動可能に取り付けられたシリンダー13のシリンダーロッド14の先端部が回動可能に連結されている。これにより、筒体5はシリンダーロッド14の伸縮により軸支12部を支点として傾斜する。
筒体5の上流側に減速機モータ15が設けられ、筒体5内の回転軸4aを駆動し、撹拌螺旋羽根4を回転する。
筒体5の上流側の上部に設けたホッパー6には、掘削機1で掘削された汚染土壌が投入され、筒体5内に供給される。
ホッパー6の側面に浄化液噴射口16が設けられ、この浄化液噴射口16から浄化液槽17、高圧ポンプ18を有する撹拌プラント19から高圧送ホース20に送り込まれた浄化液が、ホッパー6内に投入された汚染土壌に噴射される。
尚、図中21は浄化液ストックヤード、22は発電機である。
浄化液は、水分子クラスターを細分化処理してなる高浸透性水と、この高浸透性水に混在する高炭素質で炭素多孔質の微粉末状の活性炭を主要構成成分としている。
この浄化液を構成する高浸透性水と高炭素質で高多孔質の活性炭の微粉末の割合は、汚染されている土壌の汚染度や浸透状態に応じて適宜設定される。
尚、浄化液はこれに限定されるものではない。
筒体5の下流側で筒体5の下側に設けられた吐出筒8は、上端部が筒体5の排出口23に連結し、撹拌螺旋羽根4で浄化液と撹拌混合され、搬送された土壌を外部に吐出する。 この吐出筒8の内壁に、直径方向に渡設した中心軸7aの両端部が回動可能に支持され、この中心軸7aに軸方向に所定の間隔をおいて、中心軸7aの外周から半径方向に延長する撹拌羽根7が互いに周方向に90度の間隔をおいて複数固着されている。
この撹拌羽根7は、筒体5の排出口23から排出された処理済の土壌が衝突することにより、土壌の自重により回転し、これにより落下する土壌は分散され、吐出口24から吐出される。
尚、図中25は筒体5の下流側の端部に設けたスクリュー回転計測器である。
又、図示されていないが、電磁流量計測器、吐出圧力計測器が設けられ、施工機2の運転室26で計測しながら撹拌螺旋羽根4の回転速度を調節できるようになっている。これにより、処理済の土壌の搬送及び吐出をスムーズにできる。
次に、このような構成を有する装置を使用した汚染土壌の浄化方法を図面に基づき説明する。
掘削機1及び施工機2を有害物質(ポリ塩化ビニフェニル類、ダイオキシン類、その他の有機塩素系化合物であるジクロロメタン、ジクロエタン、カドミウム、鉛、水銀等)が含まれている土壌領域内で進行方向に向け配置する。掘削機1は施工機2に装着されている撹拌搬送装置3の上流側に配置される。
そして、掘削機1で汚染土壌を掘削し、ホッパー6内に投入すると共に、ホッパー6内に撹拌プラント19の浄化液槽17から高圧ポンプ18により高圧送ホース20に送り込まれた浄化液がホッパー6の浄化液噴射口16から汚染土壌に噴射する。
ホッパー6内で浄化液が混入された汚染土壌は筒体5内に落下し、筒体5内の撹拌螺旋羽根4により汚染土壌と浄化液が筒体5内で撹拌混合されると共に、筒体5の下流側に搬送され、筒体5の排出口23から吐出筒8を通り外部へ吐出されるが、吐出筒8内へ落下すると、吐出筒8内の撹拌羽根7は衝突時の処理済の土壌の自重により回転し、この撹拌羽根7により土壌は分散されて外部に吐出する。
土壌が吐出されると、施工機2は土壌を吐出しながら進行を始め、これに伴い掘削機1は汚染土壌を掘削しながら施工機2と同行し、ホッパー6内に汚染土壌を進行しながら投入する。浄化液の供給は高圧送ホース20を延長しながら行われる。
このようにして、汚染土壌を掘削しホッパー6内への投入と、投入された汚染土壌に浄化液を噴射する処理液供給と、汚染土壌と浄化液の撹拌混合及び搬送と、処理済の土壌の吐出を移動しながら順次行い、有害汚染物質が含まれている土壌領域内の汚染土壌を浄化していく。
吐出場所に高低差があれば、筒体5をシリンダー13のシリンダーロッド14を伸縮調節することで傾斜させ対応する。
本発明方法を実施するために使用する装置の一実施の形態を示す斜視図である。 同上の部分斜視図である。 同上の一部を切り欠いた部分拡大斜視図である。
符号の説明
1 掘削機
2 施工機
3 撹拌搬送装置
4 撹拌螺旋羽根
5 筒体
6 ホッパー
7 撹拌羽根
8 吐出筒
16 浄化液噴射口
17 浄化液槽
18 高圧ポンプ
19 撹拌プラント
20 高圧送ホース
23 排出口
24 吐出口

Claims (3)

  1. 汚染された土壌を掘削しホッパー内に投入する投入工程と、ホッパー内に投入された土壌に浄化液を供給する処理液供給工程と、浄化液が供給されホッパーから導入された土壌を撹拌混合しながら搬送する撹拌混合工程と、撹拌混合された土壌を吐出する吐出工程を備え、上記各工程は有害汚染物質が含まれている土壌領域内で行われることを特徴とする汚染土壌の浄化方法。
  2. 上記各工程は移動しながら行われることを特徴とする請求項1記載の汚染土壌の浄化方法。
  3. 吐出工程は、撹拌混合された土壌を分散し吐出することを特徴とする請求項1又は2記載の汚染土壌の浄化方法。
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CN106890847A (zh) * 2017-04-06 2017-06-27 苏州尚梵斯科技有限公司 一种基于联合工艺的土壤修复系统与方法
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