JP2005334735A - 反応晶析処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】種結晶粒による排除対象成分の回収率の向上を図ることにある。
【解決手段】上方への流体の流れによって上下方向の所定範囲に浮遊した状態に維持された複数の種結晶粒5を有する流動床1aを内部に構成する反応槽1を備え、上記流体は、リン(排除対象成分)を含有する被処理水aと、被処理水aに対してリンを種結晶粒5へ晶析させる処理がなされた後の処理水bと、リンを種結晶粒5へ化合物として晶析させる消石灰(結晶化成分)を含有する薬液cとからなり、処理水bを、被処理水a及び薬液cより下方から反応槽1内に供給するように構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、被処理水に含有する排除対象成分を、種結晶粒に晶析させることにより当該被処理水から除去する反応晶析処理装置に関するものである。
この種の反応晶析処理装置としては、反応槽の下部に設けたディストリビュータから被処理水と当該被処理水を晶析処理した後の処理水とを混合したものを噴出することにより、当該ディストリビュータの上方に複数の種結晶粒が上下方向に所定の範囲で浮遊する流動床を構成し、かつこの流動床に薬液を供給することにより、被処理水に含有される排除対象成分を種結晶粒に晶析させるように構成したものが知られている(例えば、特許文献1)。
上記反応晶析処理装置においては、種結晶粒としてリン酸カルシウムを含有するものを用い、薬液としてカルシウム化合物(結晶化成分)を含有するものを用いることにより、被処理水に含有された排除対象成分としてのリンをヒドロキシアパタイト(リン酸カルシウム化合物)として、種結晶粒に晶析させることができる。
ところが、上記従来の反応晶析処理装置においては、リン酸イオン態リン(以下、リンという)の濃度の高い被処理水と、ヒドロキシアパタイトを晶析させるためにカルシウムイオン濃度及びpHが高められた処理水とを混合してからディストリビュータから噴出させているので、その混合時におけるリン濃度がカルシウムイオン濃度、pH等によって定まる過溶解度を超えるおそれが高い。
このため、リンがリン酸カルシウムの凝集物として被処理水と処理水との混合水中に析出してから、この混合水溶液が流動床に流入するので、リンがヒドロキシアパタイトとして種結晶粒の表面に晶析しにくくなる。従って、種結晶粒によるリンの回収率が低いという問題がある。
特開2002−301480号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、種結晶粒による排除対象成分の回収率の向上を図ることのできる反応晶析処理装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、上方への流体の流れによって上下方向の所定範囲に浮遊した状態に維持された複数の種結晶粒を有する流動床を内部に構成する反応槽を備えた反応晶析処理装置であって、上記流体は、排除対象成分を含有する被処理水と、当該被処理水に対して上記排除対象成分を上記種結晶粒へ晶析させる処理がなされた後の処理水と、上記排除対象成分を上記種結晶粒へ化合物として晶析させる結晶化成分を含有する薬液とからなり、上記処理水を、被処理水及び薬液より下方から上記反応槽内に供給するように構成されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記処理水を上記反応槽に供給する第1供給部、上記被処理水を上記反応槽に供給する第2供給部及び上記薬液を上記反応槽に供給する第3供給部は、それぞれ下方に向かう流速成分を有する流体を噴出する噴出流路又は水平方向に流体を噴出する噴出流路を備えていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、上記反応槽は、軸線を上下方向に向けた円筒状の外筒と、この外筒の下部に設けられた底板と、上記外筒の内側に当該外筒と同軸状に設けられ、上記流動床の上面から上方に流出した上記処理水を上記底板の下方に供給する内筒とを有し、上記底板には、当該底板の下方に供給された上記処理水を当該底板の上側に供給する上記第1供給部及び上記被処理水を上記底板の上側に供給する上記第2供給部を同軸状に構成してなる複合供給部と、上記薬液を上記底板の上側に供給する上記第3供給部とがそれぞれ複数設けられており、上記複合供給部は、上記底板上における上記内筒と上記外筒の間に同軸状に延在する内円及び外円のそれぞれの上に、周方向に等間隔に設置されていると共に、内円側と外円側とで互いに千鳥状となるように設置されており、上記第3供給部は、上記底板上における上記内円の内側で当該内円と同軸状の内々円上であって、上記内円上における最も近い上記複合供給部から等距離の位置に設置されていると共に、上記底板上における上記外円の外側で当該外円と同軸状の外々円上であって、上記外円上における最も近い上記複合供給部から等距離の位置に設置されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、上記排除対象成分は、リンであり、上記種結晶粒は、珪酸カルシウム水和物又はリン酸カルシウムを含有しており、上記結晶化成分は、水酸化カルシウム又は水酸化ナトリウムであることを特徴としている。
上記のように構成された請求項1〜4に記載の発明によれば、最も下方から供給される処理水の上昇流によって種結晶粒が浮遊し、この種結晶粒の間に、被処理水が供給されることになる。このため、処理水に既に含有されている薬液の結晶化成分と、被処理水に含有されている排除対象成分とが種結晶粒の近傍において初めて出会うことになる。よって、結晶化成分と排除対象成分との化合物が種結晶粒の表面に極めて析出しやすくなる。
また、処理水中の結晶化成分の不足分は、処理水の上方から新たに供給される薬液によって補うことができる。この新たに供給される薬液中の結晶化成分も、被処理水中の排除対象成分と、種結晶粒の近傍において初めて出会うことになるので、その新たな薬液中の結晶化成分と排除対象成分との化合物も種結晶粒の表面に極めて析出しやすくなる。
従って、種結晶粒による排除対象成分の回収率の向上を図ることができる。
なお、排除対象成分としては、例えばリン、フッ素、ホウ素、アンモニア、その他の重金属類などがあげあれる。また、種結晶粒としては、例えば珪酸カルシウム水和物又はリン酸カルシウムがあげられる。そして、種結晶粒の粒径は、初期的には0.15〜2mmである。即ち、種結晶粒の粒径を0.15mm未満にした場合には、例えば被処理水中のSS(浮遊物質)と一緒に種結晶粒が反応槽から流出するおそれがあるためであり、2mm超になると、単位体積当たりの反応面積が小さくなって、処理速度が低下することになるからである。
請求項2に記載の発明によれば、処理水を反応槽に供給する第1供給部、被処理水を反応槽に供給する第2供給部及び薬液を反応槽に供給する第3供給部が、それぞれ下方に向かう流速成分を有する流体を噴出する噴出流路を備えているので、例えば、最下位置から処理水を供給する第1供給部の場合は反応槽の底から上方に流れるような処理水の流れをつくることができる。このため、種結晶粒が反応槽の底に滞留するのを防止することができ、全ての種結晶粒を排除対象成分の晶析に利用することができる。
また、第2供給部や第3供給部から噴出する被処理水や薬液については、上方に向かって流れる処理水に対して下方に向かう流速成分を有することから、処理水等に対する撹拌効率が向上することになる。このため、薬液中の結晶化成分と排除対象成分との化合物を効率よく得ることができる。
従って、種結晶粒による排除対象成分の回収率をより向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1供給部及び第2供給部を同軸状に構成した複合供給部を、底板上における内筒と外筒の間に同軸状に延在する内円及び外円のそれぞれの上に、周方向に等間隔に設置していると共に、内円側と外円側とで互いに千鳥状となるように設置しているので、各複合供給部から噴出する処理水及び被処理水によって、水平方向においてほぼ一定の流速の上昇流を得ることができる。
従って、種結晶粒が互いに擦れあって摩耗するのを防止することができるので、種結晶粒による排除対象成分の回収率の向上を図ることができる。
しかも、第3供給部が底板上における内円の内側で当該内円と同軸状の内々円上であって、内円上における最も近い複合供給部から等距離の位置に設置されていると共に、底板上における外円の外側で当該外円と同軸状の外々円上であって、外円上における最も近い複合供給部から等距離の位置に設置されているので、第2供給部から上昇する被処理水に対して水平方向のほぼ均等の位置から薬液を噴出することができる。
従って、被処理水中の排除対象成分に対して薬液をほぼ均等に供給することができるので、この点からも種結晶粒による排除対象成分の回収率の向上を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、排除対象成分はリンであり、種結晶粒は珪酸カルシウム水和物又はリン酸カルシウムを含有しており、結晶化成分は水酸化カルシウム又は水酸化ナトリウムであるので、被処理水中のリンを、リン酸カルシウム化合物として、種結晶粒の表面に晶析させることができる。
この場合、リンは、水溶液をアルカリ性に維持することによって、難溶性のヒドロキシアパタイトの結晶として種結晶粒の表面に析出することになる。ヒドロキシアパタイトの化学組成は、次の(1)式で示される。
(Ca5(OH)(PO43) …(1)
晶析反応を示すと次の(2)式の通りになる。
5Ca2++OH-+3PO4 3-→Ca5(OH)(PO43 …(2)
ヒドロキシアパタイトの溶解度積が極めて小さいことから(Ks=10〜55.9)、リン濃度の極めて低い処理水を得ることができる。晶析反応時のpHは、一般に8〜10に設定することが好ましい。
本発明を実施するための最良の形態としての一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
この実施の形態で示す反応晶析処理装置は、図4に示すように、反応槽1と、被処理水タンク2と、薬液タンク3と、中和処理タンク4とを備えた構成になっている。
反応槽1は、図2に示すように、下方から上方への流体の流れによって上下方向の所定範囲に浮遊した状態に維持された複数の種結晶粒5を有する流動床1aを内部に構成するようになっており、軸線を上下方向に向け、流動床1aの周囲等を囲むように形成された円筒状の外筒11と、この外筒11の下部に設けられ、流動床1aの底部を覆う平面状の底板12と、外筒11の内側に当該外筒11と同軸状に設けられ、流動床1aの上面1bから上方に流出した処理水bを底板12の下方に供給する内筒13とを有している。
上記流動床1aを構成する流体は、排除対象成分としてのリンを含有する被処理水aと、当該被処理水aに対してリンを種結晶粒5へ晶析させる処理がなされた後の処理水bと、リンを種結晶粒5へ化合物として晶析させる結晶化成分である消石灰(水酸化カルシウム)を含有する薬液cとからなる。なお、結晶化成分としては、上記のように安価な消石灰を用いることになるが、カルシウム分が排水としての被処理水a中に充分含まれている場合や、例えば塩化カルシウムを事前に添加調整している場合には、反応槽1内ではpHを上げるのみでよいため、水酸化ナトリウムも使用することが可能である。
そして、処理水b、被処理水a及び薬液cは、当該処理水b、被処理水a及び薬液cの順で順次上位となる位置から、それぞれ後述する第1供給部6、第2供給部7及び第3供給部8を介して反応槽1内に供給されるようになっている。
外筒11は、その上端が天板14によって覆われており、この天板14には、インペラ15を回転駆動するためのモータ16が設けられている。インペラ15は、外筒11内における内筒13の上方の処理水bを当該内筒13内の下方に送り込むようになっている。
また、外筒11における底板12の下側には、第1隔壁121、第2隔壁122及び第3隔壁123が所定の間隔をおいて設けられている。
そして、外筒11における底板12と第1隔壁121との間が薬液タンク3から薬液cが供給される薬液圧力室11cになっており、外筒11における第1隔壁121と第2隔壁122との間が内筒13から処理水bが供給される処理水圧力室11bになっており、外筒11における第2隔壁122と第3隔壁123との間が被処理水タンク2から被処理水aが供給される被処理水圧力室11aになっている。
また、内筒13は、処理水圧力室11bに処理水bを供給すべく、底板12を貫通して第1隔壁121に達するように形成されている。
底板12には、図1に示すように、処理水圧力室11bから供給された処理水bを底板12の上側に供給する第1供給部6と、被処理水圧力室11aに供給された被処理水aを底板12の上側に供給する第2供給部7と、薬液圧力室11cに供給された薬液cを底板12の上側に供給する第3供給部8とがそれぞれ複数設けられている。
第1供給部6と第2供給部7とは、第1供給部6を下方、第2供給部7を上方に配置した状態で、これらを同軸状に連結してなる複合供給部9を構成している。
ここで、第2供給部7は、被処理水パイプ71と、ノズル部72と、盲栓73とを備えている。
被処理水パイプ71は、第2隔壁122から第1隔壁121及び底板12を貫通して当該底板12から上方に突出し、上端部外周に雄ねじ部71aを有していると共に、雄ねじ部71aの近傍に貫通孔71bを有している。そして、被処理水パイプ71は、その下端部が第2隔壁122にねじ込まれた継ぎ手部74に連結されており、当該継ぎ手部74を介して、被処理水圧力室11aに連通されている。
ノズル部72は、被処理水パイプ71の雄ねじ部71aに螺合する雌ねじ凹部72aを有し、当該雌ねじ凹部72aによって被処理水パイプ71の上端開口部を閉塞すると共に、被処理水パイプ71の上方、貫通孔71bの周囲及び上端部の周面を囲むように形成されている。
そして、ノズル部72には、被処理水パイプ71の上端部の周面を囲む円筒壁部72bの下端部に、被処理水パイプ71の貫通孔71bから流出した被処理水aを半径方向外方でかつ斜め下方に噴出する噴出流路72cが形成されている。即ち、噴出流路72cは、下方に向かう流速成分を有する被処理水aを噴出するように形成されている。この噴出流路72cは、円筒壁部72bにおける周方向の複数等分(この実施の形態では6等分)した位置に形成されている。
盲栓73は、ノズル部72の円筒壁部72bの下端開口部と被処理水パイプ71との間を閉塞するようになっている。
第1供給部6は、処理水パイプ61と、ノズル部62とを備えた構成になっている。
処理水パイプ61は、第1隔壁121から底板12を貫通して当該底板12から上方に突出すると共に、被処理水パイプ71を同軸状に囲むように形成されている。そして、処理水パイプ61と被処理水パイプ71との間が処理水圧力室11b内の処理水bをノズル部62内に供給する流路となっている。
ノズル部62は、処理水パイプ61の上端から盲栓73の下端までの間の被処理水パイプ71の外周面に嵌合され、処理水パイプ61の上方及び周面を囲むように形成されている。そして、ノズル部62は、処理水パイプ61の周囲を囲む円筒壁部62aの下端が底板12の上面に当接するようになっている。また、円筒壁部62aには、下端から上方に切り欠かれた噴出口62bが形成されている。この噴出口62bは、円筒壁部62aにおける周方向の複数等分(この実施の形態では4等分)した位置に形成されている。
そして、処理水パイプ61と円筒壁部62aとの間及び噴出口62bが処理水パイプ61の上端から流出した処理水bを半径方向外方でかつ斜め下方に噴出する噴出流路62cとなっている。即ち、噴出流路62cは、下方に向かう流速成分を有する処理水bを噴出するように形成されている。特に、この噴出流路62cは、処理水bを底板12の上面に這うように噴出し、底板12の上面全体からほぼ均等な速度の上昇流を生じさせるようになっている。
第3供給部8は、薬液パイプ81と、ノズル部82と、盲栓83と、球体84とを備えている。
薬液パイプ81は、底板12から上方に突出するように形成されている。そして、薬液パイプ81は、その下端が底板12にねじ込まれた継ぎ手部85に連結されており、当該継ぎ手部85を介して、薬液圧力室11cに連通している。
ノズル部82は、薬液パイプ81の上方及び上端部の周面を囲むように形成されている。そして、ノズル部82には、薬液パイプ81の周面を囲む円筒壁部82aの下端部に、薬液パイプ81の上端から流出した薬液cを半径方向外方でかつ斜め下方に噴出する噴出流路82bが形成されている。即ち、噴出流路82bは、下方に向かう流速成分を有する薬液cを噴出するように形成されている。この噴出流路82bは、円筒壁部82aにおける周方向の複数等分(この実施の形態では3等分)した位置に形成されている。
盲栓83は、ノズル部82の円筒壁部82aの下端開口部と薬液パイプ81との間を閉塞するようになっている。
球体84は、薬液パイプ81の上端側に配置され、薬液cが薬液パイプ81の上端から流出する際には上方に移動して当該薬液cの流出を許容し、薬液cの流出が停止したり、薬液パイプ81内へ逆流が生じる際には薬液パイプ81の上端に当接して当該逆流を防止するようになっている。
また、第1供給部6と第2供給部7とを同軸状に構成してなる複合供給部9は、図3に示すように、底板12上における内筒13と外筒11の間に同軸状に延在する内円C1及び外円C2のそれぞれの上に、周方向に等間隔に設置されていると共に、内円C1側と外円C2側とで互いに千鳥状となるように設置されている。また、複合供給部9の軸心は、内円C1及び外円C2のそれぞれの線上に配置されている。
一方、第3供給部8は、底板12上における内円C1の内側で当該内円C1と同軸状の内々円C3上の位置であって、内円C1上における最も近い複合供給部9から等距離の位置に設置されていると共に、底板12上における外円C2の外側で当該外円C2と同軸状の外々円C4上の位置であって、外円C2上における最も近い複合供給部9から等距離の位置に設置されている。また、第3供給部8の軸心も、内々円C3及び外々円C4のそれぞれの線上に配置されている。
そして、内々円C3上の第3供給部8は、内円C1上の隣り合う複合供給部9の間に1つ設置されており、外々円C4上の第3供給部8は、外円C2上の隣り合う複合供給部9の間に2つ設置されている。
また、図4に示す被処理水タンク2は、下水処理水などのリンを含有する被処理水aを反応槽1に安定的に供給すべく一時的に蓄えるようになっている。即ち、被処理水タンク2は、排水としての被処理水aの量が変動するため、この変動を吸収しながら当該被処理水を反応槽1に供給するようになっている。なお、被処理水タンク2は、電磁開閉弁21、ポンプ22及び図示しない流量計を介して被処理水圧力室11aに接続されている。流量調整はポンプ22で行うようになっている。
薬液タンク3は、消石灰と水とを混合することによって薬液cを得ると共に、この薬液cを反応槽1に安定的に供給すべく一時的に蓄えるようになっている。消石灰の投入量は、薬液cのpHを最適なものにすべく制御してもよいが、水量に対して単純に所定の重量%となるような量であってもよい。また、薬液cとしては、飽和濃度以上に消石灰を添加して、未溶解分が懸濁したスラリー状のものであってもよい。なお、薬液タンク3は、電磁開閉弁31、ポンプ32及び図示しない流量計を介して薬液圧力室11cに接続されている。また、薬液タンク3から反応槽1内に供給される薬液cの流量は、当該反応槽1内の流動床1aの上側の処理水bのpHを測定するpH計(図示せず)によって計測した当該処理水bのpHが所定のpH(目標とする水質に応じて8〜10pHの範囲に決定)となるように、ポンプ32によって制御されるようになっている。
また、外筒11の上端部からは、流動床1aの上面1bから上方に流出した処理水bのうち、内筒13内に循環水として供給されない流量(反応槽1に供給される被処理水a及び薬液cの流量にほぼ一致する流量)のものが外筒11の上端部から流出することになる。
中和処理タンク4は、外筒11の上端部から流出した処理水bに対して中和処理、その他の無害化処理をするように構成されている。このようにして無害化処理がなされた後の処理水は、外部環境に排出されることになる。
また、種結晶粒5は、珪酸カルシウム水和物又はリン酸カルシウムを含有したもので構成されており、初期的には0.15〜2mmの粒径の略球形状に形成されている。この種結晶粒5は、例えば上述した(1)式で示したヒドロキシアパタイトが晶析することにより、徐々に径が増大することになる。
上記のように構成された反応晶析処理装置においては、処理水b、被処理水a及び薬液cが当該処理水b、被処理水a及び薬液cの順で順次上位となる位置から反応槽1内に供給されるようになっているので、最も流量の多い処理水bが最も下方の位置(この実施の形態では底板12の上面位置)に供給され、当該処理水bによって上昇流がつくられると共に、この上昇流によって種結晶粒5が浮遊することになる。そして、この種結晶粒5が浮遊する処理水b中に、被処理水aが供給されることになる。このため、処理水bに既に含有されている薬液cの消石灰と、被処理水aに含有されているリンとが種結晶粒5の近傍で初めて出会うことになる。よって、消石灰とリンとの化合によって得られたヒドロキシアパタイト(リン酸カルシウム化合物)の結晶が種結晶粒5の表面に極めて析出しやすくなる。
また、処理水b中の消石灰の不足分は、被処理水aの更に上方から新たに供給される薬液cによって補うことができる。この新たに供給される薬液c中の消石灰も、被処理水a中のリンと、種結晶粒5の近傍において初めて出会うことになるので、その新たな薬液c中の消石灰とリンとの化合によって得られたヒドロキシアパタイトの結晶も種結晶粒5の表面に極めて析出しやすくなる。
従って、種結晶粒5によるリンの回収率の向上を図ることができる。
また、処理水bを反応槽1に供給する第1供給部6は処理水bを底板12の上面に這うように噴出し、底板12の上面全体からほぼ均等な速度の上昇流を生じさせる噴出流路62cを備えているので、反応槽1の底板12の上面から上方に流れるような処理水bの流れをつくることができる。このため、種結晶粒5が反応槽1の底に滞留するのを防止することができ、全ての種結晶粒5をリンの晶析に利用することができる。
また、第2供給部7や第3供給部8から噴出する被処理水aや薬液cについては、上方に向かって流れる処理水bに対して下方に向かう流速成分を有することから、処理水b等に対する撹拌効率が向上することになり、ヒドロキシアパタイトを効率よく得ることができる。
従って、種結晶粒5によるリンの回収率をより向上させることができる。
一方、第1供給部6及び第2供給部7を同軸状に構成した複合供給部9を、底板12上における内筒13と外筒11の間に同軸状に延在する内円C1及び外円C2のそれぞれの上に、周方向に等間隔に設置していると共に、内円C1側と外円C2側とで互いに千鳥状となるように設置しているので、各複合供給部9から噴出する処理水b及び被処理水aによって、水平方向においてほぼ一定の流速の上昇流を得ることができる。
また、例えば、第1供給部6を設置する量を増やすことによって、処理水bの噴出し流速を低減することができる。この実施の形態の場合、処理水bの噴出し流速が0.3m/s程度になっていることから、処理水bの噴出しによって、種結晶粒5が互いに擦れあって摩耗するのを防止することができ、種結晶粒5によるリンの回収率の向上を図ることができる。なお、噴出し流速は、0.5m/s以下であれば、種結晶粒5が摩耗するおそれがない。また、第2供給部7や第3供給部8からの被処理水aや薬液cの噴出し流速は、これらの流量が処理水bに比べて少ないことから、この実施の形態では処理水bの噴出し流速より大きくなることがない。即ち、第2供給部7や第3供給部8から噴出す被処理水aや薬液cによって、種結晶粒5に摩耗が生じることがない。
しかも、第3供給部8が底板12上における内円C1の内側で当該内円C1と同軸状の内々円C3上であって、内円C1上における最も近い複合供給部9から等距離の位置に設置されていると共に、底板12上における外円C2の外側で当該外円C2と同軸状の外々円C4上であって、外円C2上における最も近い複合供給部9から等距離の位置に設置されているので、各第2供給部7から上昇する被処理水aに対して水平方向のほぼ均等の位置から薬液cを噴出することができる。
従って、被処理水a中のリンに対して薬液c中の消石灰をほぼ均等に供給することができるので、この点からも種結晶粒5によるリンの回収率の向上を図ることができる。
また、ヒドロキシアパタイトの溶解度積が極めて小さいことから、リン濃度の極めて低い処理水bを得ることができる。
なお、排除対象成分としては、上述したリンの他に、例えば、フッ素、ホウ素、アンモニア、その他の重金属類などであっても回収することが可能である。
また、上記複合供給部9は、内円C1及び外円C2上に二列に設けた例を示したが、例えば外筒11と内筒13との間が狭い場合には、図5に示すように、外筒11等と同軸状の一つの円の上に1列に設けるように構成してもよい。
更に、第1供給部6、第2供給部7及び第3供給部8は、図6に示すように、これらを同軸状に設置してなる複合供給部91によって構成してもよい。この複合供給部91は、内円C1及び外円C2上に複合供給部9と同様に設置することが好ましい。また、外筒11等と同軸状の一つの円の上に1列に設けるように構成してもよい。
また、この場合、底板12と第1隔壁121との間を処理水圧力室11bとし、第1隔壁121と第2隔壁122との間を被処理水圧力室11aとし、第2隔壁122と第3隔壁123との間を薬液圧力室11cとすることにより、各圧力室11b、11a、11cから各供給部6、7、8にそれぞれ処理水b、被処理水a及び薬液cを供給することになる。
また、図7に示すように、第1供給部6を底板12に設け、底板12と第1隔壁121との間の処理水圧力室11bから第1供給部6に処理水bを供給するように構成し、外筒11の内周面に沿って連続する第2供給部7及び第3供給部8を設け、それぞれから被処理水a及び薬液cを供給するように構成してもよい。第1供給部6については、内円C1及び外円C2上に複合供給部9と同様に設置することが好ましいが、外筒11等と同軸状の一つの円上に1列に設けるように構成してもよい。
更に、図6のように、第1供給部6、第2供給部7及び第3供給部8を複合供給部91で構成した場合には、図8に示すように、第3供給部8に、円環状パイプ86を介して薬液cを供給するように構成してもよい。ここでは、第3隔壁123を設けずに、第2隔壁122の下方に円環状パイプ86を配置した例を示している。また、第3供給部8は、円環状パイプ86の周方向に8等分した位置に設置されている。
また、円環状パイプ86は、図9に示すように、第1隔壁121と第2隔壁122との間の被処理水圧力室11a内に配置してもよい。
更にまた、図10に示すように、第1供給部6を底板12に設け、この底板12と第1隔壁121との間の処理水圧力室11bから第1供給部6に処理水bを供給するように構成し、外筒11の外周面に沿って設けた円環状パイプ75、87から第2供給部7及び第3供給部8に複数のパイプを介してそれぞれ被処理水a及び薬液cを供給するように構成してもよい。
第2供給部7は、外筒11の内側に配置した円環状のパイプによって形成されており、下面に、流体を下方に噴出する噴出流路72cが周方向に複数形成されている。第3供給部8も、第2供給部7と同様に形成されている。但し、第3供給部8の噴出流路82bは、噴出流路72cの上方でかつ半径方向の内側に位置している。
第1供給部6については、内円C1及び外円C2上に複合供給部9と同様に設置することが好ましいが、外筒11等と同軸状の一つの円上に1列に設けるように構成してもよい。円環状パイプ75と第2供給部7とを連結するパイプ及び円環状パイプ87と第3供給部8とを連結するパイプは、それぞれ上下に重なる位置に配置してもよく、また重ならない位置に配置してもよい。
また、図11に示すように、第1供給部6を底板12に設け、この底板12と第1隔壁121との間の処理水圧力室11bから第1供給部6に処理水bを供給するように構成し、外筒11の内側に円環状パイプ76を設けると共に、当該円環状パイプ76の内側かつ上側に円環状パイプ88を設け、円環状パイプ76から半径方向の内方に延在する複数の直管76aを設け、円環状パイプ88から半径方向の内方に延在する複数の直管88aを設け、直管76aに複数の第2供給部7を設置し、直管88aに複数の第3供給部8を設置し、第2供給部7及び第3供給部8のそれぞれから被処理水a及び薬液cを供給するように構成してもよい。
直管76a、88aは、それぞれ円環状パイプ76、88の周方向に4等分する位置に形成されている。また、第2供給部7は、各直管76aに2つ設置されており、第3供給部8は、各直管88aに3つ設置されている。また、隣り合う直管76a、88aは、周方向に45度位置がずらされている。
第1供給部6については、内円C1及び外円C2上に複合供給部9と同様に設置することが好ましいが、外筒11等と同軸状の一つの円上に1列に設けるように構成してもよい。
そして、円環状パイプ76、88が反応槽1の上方から当該反応槽1とは別構造のパイプに連結されており、これらのパイプを介して、円環状パイプ76、88、直管76a、88a、第2供給部7及び第3供給部8等の全体を反応槽1内から引き上げることが可能になっている。このため、反応槽1内に処理水b等をそのまま保持した状態で、第2供給部7及び第3供給部8等を引き上げてこれらの第2供給部7及び第3供給部8等のメンテナンスを行うことができる利点がある。
また更に、図12に示すように、底板12には、外筒11側から内筒13側に向かって、第1供給部6、第2供給部7及び第3供給部8を順次別個に設置するように設けてもよい。また、これらの第1供給部6、第2供給部7及び第3供給部8は、外筒13等と同軸状の各円上に複数設け、かつ他の円に設けたものと互いに千鳥状になるように配置することが好ましい。但し、第1供給部6、第2供給部7及び第3供給部8の反応槽1内の位置は、上述の順序に限定されるものではない。
また、上記実施の形態及びその他の例においては、被処理水aを内筒13を介して循環するように構成した例を示したが、このような内筒13を設けずに、外筒11の上端部から流出した処理水bをポンプによって処理水圧力室11bや円環状パイプ等に供給することにより、当該処理水bを循環水として用いてもよい。この場合には、内筒13がなくなるので、複合供給部9及び第3供給部8あるいは第1供給部6、第2供給部7及び第3供給部8を、底板12上に均等に配置することが好ましい。
更に、外筒11や内筒13は、上述した円筒形状の他、例えば四角筒形状などの多角形の筒状に形成したものであってもよい。
また、反応槽1の下方から処理水b、被処理水a及び薬液cを順次供給するように構成したが、薬液cを被処理水aの下方から供給するように構成してもよい。
更に、噴出流路62c、72c、82bは、それぞれ下方に向かう流速成分を有する処理水b、被処理水a及び薬液cを噴出するように構成されていることから、これらの処理水b、被処理水a及び薬液cを下方あるいは斜め下方に噴出することができる。ただし、上記各噴出流路62c、72c、82bは、それぞれ処理水b、被処理水a及び薬液cを水平方向に噴出するように構成したものであってもよい。
この発明の一実施の形態として示した反応晶析処理装置の要部断面図である。 同反応晶析処理装置の反応槽を示す断面図である。 同反応晶析処理装置の反応槽を示す図であって、図2のIII−III線に沿う断面図である。 同反応晶析処理装置の全体構成を示すブロック図である。 同反応晶析処理装置の反応槽における第1供給部、第2供給部及び第3供給部等に関する第1の他の例を示す断面説明図である。 同反応晶析処理装置の反応槽における第1供給部、第2供給部及び第3供給部等に関する第2の他の例を示す断面説明図である。 同反応晶析処理装置の反応槽における第1供給部、第2供給部及び第3供給部等に関する第3の他の例を示す断面説明図である。 同反応晶析処理装置の反応槽における第1供給部、第2供給部及び第3供給部等に関する第4の他の例を示す図であって、(a)は断面説明図、(b)は円環状パイプ等を示す平面説明である。 同反応晶析処理装置の反応槽における第1供給部、第2供給部及び第3供給部等に関する第5の他の例を示す図であって、(a)は断面説明図、(b)は円環状パイプ等を示す平面説明である。 同反応晶析処理装置の反応槽における第1供給部、第2供給部及び第3供給部等に関する第6の他の例を示す図であって、(a)は断面説明図、(b)は円環状に形成された第2供給部及び第3供給部を示す平面説明である。 同反応晶析処理装置の反応槽における第1供給部、第2供給部及び第3供給部等に関する第7の他の例を示す図であって、(a)は断面説明図、(b)は円環状パイプ等を示す平面説明である。 同反応晶析処理装置の反応槽における第1供給部、第2供給部及び第3供給部等に関する第8の他の例を示す断面説明図である。
符号の説明
1 反応槽
1a 流動床
1b 上面
5 種結晶粒
6 第1供給部
7 第2供給部
8 第3供給部
9 複合供給部
11 外筒
12 底板
13 内筒
62c、72c、82b 噴出流路
a 被処理水
b 処理水
c 薬液
C1 内円
C2 外円
C3 内々円
C4 外々円

Claims (4)

  1. 上方への流体の流れによって上下方向の所定範囲に浮遊した状態に維持された複数の種結晶粒を有する流動床を内部に構成する反応槽を備えた反応晶析処理装置であって、
    上記流体は、排除対象成分を含有する被処理水と、当該被処理水に対して上記排除対象成分を上記種結晶粒へ晶析させる処理がなされた後の処理水と、上記排除対象成分を上記種結晶粒へ化合物として晶析させる結晶化成分を含有する薬液とからなり、
    上記処理水を、被処理水及び薬液より下方から上記反応槽内に供給するように構成されていることを特徴とする反応晶析処理装置。
  2. 上記処理水を上記反応槽に供給する第1供給部、上記被処理水を上記反応槽に供給する第2供給部及び上記薬液を上記反応槽に供給する第3供給部は、それぞれ下方に向かう流速成分を有する流体を噴出する噴出流路又は水平方向に流体を噴出する噴出流路を備えていることを特徴とする請求項1に記載の反応晶析処理装置。
  3. 上記反応槽は、軸線を上下方向に向けた円筒状の外筒と、この外筒の下部に設けられた底板と、上記外筒の内側に当該外筒と同軸状に設けられ、上記流動床の上面から上方に流出した上記処理水を上記底板の下方に供給する内筒とを有し、
    上記底板には、当該底板の下方に供給された上記処理水を当該底板の上側に供給する上記第1供給部及び上記被処理水を上記底板の上側に供給する上記第2供給部を同軸状に構成してなる複合供給部と、上記薬液を上記底板の上側に供給する上記第3供給部とがそれぞれ複数設けられており、
    上記複合供給部は、上記底板上における上記内筒と上記外筒の間に同軸状に延在する内円及び外円のそれぞれの上に、周方向に等間隔に設置されていると共に、内円側と外円側とで互いに千鳥状となるように設置されており、
    上記第3供給部は、上記底板上における上記内円の内側で当該内円と同軸状の内々円上であって、上記内円上における最も近い上記複合供給部から等距離の位置に設置されていると共に、上記底板上における上記外円の外側で当該外円と同軸状の外々円上であって、上記外円上における最も近い上記複合供給部から等距離の位置に設置されていることを特徴とする請求項2に記載の反応晶析処理装置。
  4. 上記排除対象成分は、リンであり、
    上記種結晶粒は、珪酸カルシウム水和物又はリン酸カルシウムを含有しており、
    上記結晶化成分は、水酸化カルシウム又は水酸化ナトリウムであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の反応晶析処理装置。
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