JP2005334727A - 油汚染土壌の浄化法 - Google Patents
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Abstract
【課題】油で汚染された土壌中に、微生物により生産される生分解性高分子を特定の形状を有する多孔質体で土壌中に供給することにより、2次汚染を引き起こすことなく、しかも既存建屋がある土壌でも、油で汚染された土壌を効率よく浄化を行う土壌の浄化方法を提供する。
【解決手段】油で汚染された土壌中に、微生物により生産される生分解性高分子を、杭状、円柱状、角柱状、球状、回転楕円体状及び/または円錐状の形状を有する多孔質体で供給することにより、油で汚染された土壌を効率よく浄化する。
【選択図】 選択図なし。
【解決手段】油で汚染された土壌中に、微生物により生産される生分解性高分子を、杭状、円柱状、角柱状、球状、回転楕円体状及び/または円錐状の形状を有する多孔質体で供給することにより、油で汚染された土壌を効率よく浄化する。
【選択図】 選択図なし。
Description
本発明は、汚染土壌の浄化方法に関する。さらに詳細には、油で汚染された土壌中に、微生物により生産される生分解性高分子を特定の形状を有する多孔質体で供給することにより、2次汚染を引き起こすことなく、しかも既存建屋がある土壌でも、油で汚染された土壌を効率よく浄化を行うことを可能にする汚染土壌の浄化方法に関するものである。
近年、石油精製設備、油槽所および給油所などの石油類を取り扱う各種事業所や石油類を原燃料として用いる工場からの石油類の漏洩、石油類の不法投棄・廃棄などにより油による土壌汚染が深刻な社会問題となっている。
そして、これら油で汚染された土壌を浄化する方法としては、油汚染土壌を加熱し油分を燃焼させて油汚染土壌を浄化する焼却処理法、水酸化ナトリウムや過酸化水素水などの化学薬品、有機溶剤、界面活性剤などによる洗浄処理方法、汚染土壌の周りをコンクリート等で固めて外部と遮蔽することにより汚染物質を封じ込める方法が知られている。
さらに、1)処理対象土壌中に元々存在する微生物を活性化して汚染物質を分解無毒化する方法(バイオスティミュレーション)として、例えば微生物栄養源と共に酸素が補給された水溶液を石油汚染土壌に供給して、土壌を浄化する方法(例えば、特許文献1参照)、2)処理対象土壌に汚染物質を分解する微生物を外部から新たに加える方法(バイオオーギュメンテーション)、などが提案されている。
しかし、上記の汚染土壌の浄化方法のうち、焼却処理法は、汚染土壌の浄化が処理設備のある場所に限定されたり、また焼却による二酸化炭素発生などの数々の問題があった。また、洗浄処理方法は、使用した薬品を別途処理する必要があることから処理の繁雑さおよび処理コストの点での問題があった。さらに、汚染物質を封じ込める方法は、処理後の廃棄物としての管理などのメンテナンスの労力が大きいなどの問題があった。
また、特許文献1に提案されたようなバイオスティミュレーション法は、メンテナンスの労力やコストが低減可能となる利点があるが、微生物栄養源等と汚染土壌の混合が必要なため、既存の建屋がある土壌では浄化が行えない問題があった。また、微生物栄養源は水溶性であり、水溶液として用いられるため、土壌中の水分と混合し、汚染箇所以外の土壌へ拡散しやすく、微生物栄養源が微生物に有効に消費されない問題があった。さらに、汚染土壌の浄化が十分に行われないばかりか、添加した微生物栄養源自身が新たに土壌の汚染物質となる2次汚染の問題があり、特に、地下水の流れの速い土壌で著しく浄化効率が低下する問題があり、浄化効率の点および安全性の点で十分な土壌の浄化方法としては課題が残る。
そこで、本発明は、2次汚染を引き起こすことなく、しかも既存建屋がある土壌でも、油で汚染された土壌を効率よく浄化を行う汚染土壌の浄化方法を提供するものである。
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、油で汚染された土壌中に、微生物により生産される生分解性高分子を、特定の形状を有する多孔質体で供給することにより、土壌中の微生物が活性化され、汚染土壌を効率よく浄化することができ、かつ2次汚染を引き起こすことなく、しかも既存建屋がある土壌でも、油で汚染された土壌を効率よく浄化できる汚染土壌の浄化方法を見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、油で汚染された土壌中に、微生物により生産される生分解性高分子を、杭状、円柱状、角柱状、球状、回転楕円体状及び/または円錐状の形状を有する多孔質体で供給することを特徴とする汚染土壌の浄化方法に関するものである。
本発明でいう油に特に限定はなく、例えば原油、ガソリン、軽油、灯油、重油、潤滑油、ナフサ、ベンゼン、トルエン、キシレン、フェノール、クレゾール、ナフタレン、フェナントレン、アントラセン等を挙げることができ、油で汚染された土壌とは、該油を含有する土壌をいう。
そして、本発明の汚染土壌の浄化方法においては、該油で汚染された土壌に、微生物により生産される生分解性高分子を、杭状、円柱状、角柱状、球状、回転楕円体状及び/または円錐状の形状を有する多孔質体で供給することにより、該土壌中の微生物が活性化され、汚染土壌が浄化されるものである。また、該多孔質体が係る形状を有することから、汚染土壌への供給が容易となる。
本発明における微生物により生産される生分解性高分子としては、微生物により生産され、生分解性を示す高分子であれば如何なるものも用いることが可能である。例えば、3−ヒドロキシブチレート単独重合体、3−ヒドロキシブチレート/3−ヒドロキシプロピオネート共重合体、3−ヒドロキシブチレート/4−ヒドロキシブチレート共重合体、3−ヒドロキシブチレート/3−ヒドロキシバレレート共重合体、3−ヒドロキシブチレート/3−ヒドロキシオクタノエート共重合体、3−ヒドロキシブチレート/3−ヒドロキシデカノエート共重合体などの3−ヒドロキシブチレート単位よりなる3−ヒドロキシブチレート系重合体が挙げられる。また、これらの生分解性高分子は単独で使用し得るのみならず、二種以上を混合して用いることも可能である。該生分解性高分子のうち、汚染土壌の浄化効率が高いことおよび入手しやすいことから、3−ヒドロキシブチレート単独重合体、3−ヒドロキシブチレート/3−ヒドロキシバレレート共重合体、3−ヒドロキシブチレート/4−ヒドロキシブチレート共重合体等の3−ヒドロキシブチレート単位よりなる3−ヒドロキシブチレート系重合体が好ましく用いられる。さらに好ましくは、3−ヒドロキシブチレート単位を90〜100モル%含む3−ヒドロキシブチレート単独重合体、3−ヒドロキシブチレート/3−ヒドロキシバレレート共重合体および3−ヒドロキシブチレート/4−ヒドロキシブチレート共重合体等の3−ヒドロキシブチレート系重合体が用いられる。
該生分解性高分子は、市販品として入手することが可能であり、またその製造方法としては、例えば米国特許4477654号公報、国際公開特許94/11519号公報、米国特許5502273号公報に開示されている方法等により入手することも可能である。また、該生分解性高分子としては、土壌中に含まれる水に溶解して土壌の汚染個所以外への拡散を防止するために難水溶性の性質を示すものであることが好ましい。
本発明に用いる生分解性高分子は、微生物より生産されるものであることから、汚染土壌に存在する微生物による生分解性速度が高いという特徴を有するものである。
また、微生物より生産される生分解性高分子としては、該微生物により生産される生分解性高分子を、杭状、円柱状、角柱状、球状、回転楕円体状及び/または円錐状の形状を有する多孔質体に成形する際の成形加工性に優れ、成形品の生産性が高くなることから、結晶化温度は120〜170℃が好ましく、さらに好ましくは125〜165℃、特に好ましくは130〜160℃である。なお、ここでいう結晶化温度とは、示差走査型熱量計(パーキンエルマー社製、商品名DSC−7)を用い、5mgの試料をアルミニウム製のパンに装填し、該パンを室温から80℃/分の昇温速度で180℃まで加熱し、180℃において1分間保持した後、10℃/分の速度で冷却し、結晶化に基づく熱流束のピーク温度を結晶化温度とし測定したものである。
さらに、微生物より生産される生分解性高分子としては、該微生物により生産される生分解性高分子を、杭状、円柱状、角柱状、球状、回転楕円体状及び/または円錐状の形状を有する多孔質体に成形する際の成形加工性に優れることから、重量平均分子量は200000〜3000000が好ましく、さらに好ましくは300000〜2000000である。ここで、重量平均分子量とは、ゲル浸透クロマトグラフィを用い、標準ポリスチレン換算値で求めたものである。
本発明の汚染土壌の浄化方法は、前記のように、油で汚染された土壌中に、微生物により生産される生分解性高分子を、杭状、円柱状、角柱状、球状、回転楕円体状及び/または円錐状の形状を有する多孔質体で供給することにより、土壌中の微生物との接触頻度が増大することから、汚染土壌を効率よく浄化することができることを特徴とする。
本発明において、微生物により生産される生分解性高分子の多孔質体の生分解性が高まり、汚染土壌の浄化効率をさらに高めるために、該多孔質体は、さらに石油化学由来の生分解性化合物及び上記の微生物により生産される生分解性高分子以外の天然物由来の生分解性化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種以上の生分解性化合物を含むことが好ましい。係る石油化学由来の生分解性化合物は特に限定されるものではない。例えば、ポリエステルアミド、ポリエステルカーボネート、ポリブチレンサクシネート・アジペート、ポリブチレンサクシネート、ポリカプロラクトン等があげられる。また、上記の微生物により生産される生分解性高分子以外の天然物由来の生分解性化合物は特に限定されるものではない。例えば、酢酸セルロース、バクテリアセルロース、セルロース・キトサン複合体、ポリ乳酸、ポリラクトン、ポリグリオキシル酸、ポリリンゴ酸、ポリアミノ酸、多糖類;トウモロコシ、バレイショ、サツマイモ、米、小麦、豆類、タピオカに由来する天然のデンプン、およびデンプンの一部をエステル化、エーテル化、酸化、架橋、酵素による分解などにより変成された変成デンプン等のデンプン系化合物などが挙げられる。さらに、該生分解性化合物は単独又は二種以上を混合して用いることも可能である。これらのうち、汚染土壌が効率よく浄化されることから、天然物由来の生分解性化合物がより好ましく、特にデンプン及び/又は変成デンプンであることが好ましい。
本発明において、該生分解性化合物を用いる場合の微生物より生産される生分解性高分子と該生分解性化合物の混合割合は特に制限はなく、汚染土壌が効率よく浄化されることから重量比で、99.5/0.5〜10/90が好ましく、さらに好ましくは90/10〜30/70、特に好ましくは80/20〜50/50である。
また、微生物により生産される生分解性高分子と該生分解性化合物との混合方法は特に限定されない。例えば、該生分解性高分子の粉と該生分解性化合物の粉とを物理混合した後でさらに溶融混合する方法;該生分解性高分子を溶融後、溶融状態で該生分解性化合物を混合する方法などが挙げられる。
以下に、微生物により生産される生分解性高分子よりなり杭状、円柱状、角柱状、球状、回転楕円体状及び/または円錐状の形状を有する多孔質体の製造方法の一例示について述べる。
本発明に用いる、微生物により生産される生分解性高分子の多孔質体の形状付与は、公知の高分子の発泡成形加工方法により発泡成形加工を行うことができる。例えば、生分解性高分子及び/又はその混合物と発泡剤とを混合した発泡性混合物を押出成形機を用いてストランド状とした発泡溶融物をストランドカッターで切断するストランドカット法;溶融した生分解性高分子及び/又はその混合物からなる発泡体を水中でカットするアンダーウォーターカット法;溶融した生分解性高分子及び/又はその混合物からなる発泡体をそのまま又はミスト等により冷却しカットするホットカット法;シート形状とした発泡体をシートペレタイザーによりカットするシートペレタイズ法、さらに2次加工として、これらの方法により得られた微生物により生産される生分解性高分子の多孔質体をさらに所望の形状のダイを付帯した押出成形機や所望の金型を付帯した射出成形機を用いて多孔質体とする方法など、また、生分解性高分子及び/又はその混合物と発泡剤とを混合した発泡性混合物を所望の形状のダイを付帯した押出成形機や所望の金型を付帯した射出成形機を用いて多孔質体とする方法、などが挙げられる。また、これら多孔質体を製造する際に発生するスプール、ランナー等を粉砕、切断、加工することによっても微生物により生産される生分解性高分子の多孔質体を得ることも可能である。
また、該多孔質体を押出成形機を用いて製造する方法としては、例えば押出機のダイから吐出する生分解性高分子の温度が160〜185℃になるように温度設定した二軸押出機などを用いて製造する方法が挙げられる。その際の押出加工機としては、成形加工性に優れることから、異方向二軸押出機、同方向二軸押出機が好ましく、さらに異方向二軸押出機が好ましい。特に、生産効率に優れることから、二軸押出機のホッパー部から先端に進むに従いスクリュー径が細くなるコニカル二軸スクリューを用いることが好ましい。さらに、多孔質体を製造する際に、微生物より生産される生分解性高分子をあらかじめ乾燥しておいても構わない。その乾燥条件は任意であり、例えば40〜90℃の温度にて30分〜3日間程度乾燥することが好ましい。
微生物により生産される生分解性高分子を杭状、円柱状、角柱状、球状、回転楕円体状及び/または円錐状の形状を有する多孔質体とする際に用いられる発泡剤としては、例えば物理発泡剤である無機又は有機ガス、その超臨界液体;化学発泡剤である分解型発泡剤等が挙げられる。
無機又は有機ガス、その超臨界液体としては、例えば二酸化炭素、水、窒素、アルゴン、空気などの無機ガス類;プロパン、n−ブタン、イソブタン、n−ペンタン、i−ペンタン、ネオペンタンなどの脂肪族炭化水素類;メチルクロライド、メチレンクロライド、ジクロロフルオロメタン、クロロトリフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、クロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタンなどのハロゲン化炭化水素類;ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、メチルエチルエーテル、i−プロピルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルi−ブチルケトンなどのケトン類;メタノール、エタノール、プロピルアルコール、i−プロピルアルコール、ブチルアルコール、i−ブチルアルコール、t−ブチルアルコールなどのアルコール類;ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸ブチルなどのカルボン酸エステル類等が挙げられ、分解型発泡剤としては、例えばジアゾアミノベンゼン、アゾジカルボンアミド、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、p−トルエンスルホニルヒドラジド、p,p’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジドなどの有機系分解型発泡剤;炭酸水素ナトリウム、炭酸アンモニウム、硝酸ナトリウムなどの無機系分解型発泡剤、などが挙げられる。これらの発泡剤は単独又は2種以上を組合せて用いてもよい。これらの発泡剤のうち、安全性および取扱い性が容易であることから、無機ガス、無機発泡剤類が好ましく、特に好ましくは水、炭酸水素ナトリウムである。
さらに、多孔質体とする際に分解型発泡剤を用いる場合は、分解型発泡剤の分解速度をコントロールする目的で、使用する発泡剤の種類に応じて可塑剤、トルエン、エチルベンゼン、キシレン、尿素などの発泡助剤を使用してもよい。
さらに、微生物により生産される生分解性高分子の多孔質体の形成方法の別法としては、例えば生分解性高分子及び/又はその混合物に無機塩などの水溶性化合物とを混合した後、混合物を水洗し水溶性化合物を除去し多孔質体とする方法;生分解性高分子及び/又はその混合物に揮発性無機塩を混合した後、該混合物を凍結乾燥し揮発性無機塩を除去することにより多孔質体とする方法などが挙げられる。そして、多孔質体とする際には、大量生産が可能であり生産性に優れることから、発泡剤を用いた発泡成形法により多孔質体とすることが好ましい。
本発明に用いる、微生物により生産される生分解性高分子の多孔質体の発泡倍率は特に限定するものではなく、生産性および土壌浄化性能が優れることから1.05〜50倍が好ましい。また、多孔質体とする際に使用される発泡剤の量は特に限定されるものではない。例えば、生産性および土壌浄化性能に優れることから、該生分解性高分子の0.1〜30重量%が好ましく、さらに好ましくは0.3〜20重量%、特に好ましくは0.5〜15重量%である。
本発明おける土壌の浄化は、実質的には汚染土壌中に存在する微生物が行うものである。従って、該微生物による汚染土壌浄化作用が効率的に行われることから、該多孔質体の供給は、汚染土壌に対して0.01〜50重量%であることが好ましく、さらに0.05〜20重量%であることが好ましく、特に0.1〜10重量%であることが好ましい。
本発明の汚染土壌の浄化方法における、微生物により生産される生分解性高分子の多孔質体の供給の方法は、該多孔質体が汚染土壌中に存在する限り特に限定はない。例えば汚染土壌にボーリングなどの方法により適宜井戸を堀り、その中に該多孔質体を投入する方法;汚染土壌を掘り起こして該多孔質体を加えた後、掘り起こした汚染土壌を元の位置に埋め戻す方法;該多孔質体を液体に分散させて土壌中に分散させて埋設する方法、などが挙げられる。これらのうち、既存建屋がある土壌で実施できること、さらに低コストで実施できることから、ボーリングにより掘削した井戸に該多孔質体を投入することが好ましい。
本発明の浄化方法における浄化雰囲気は特に制限はなく、汚染土壌中の微生物による浄化が可能であれば如何なる雰囲気下でもよく、例えば好気条件下、嫌気条件下のいずれの条件下でもよい。そして、好気条件を保つためには、汚染土壌は元々酸素含有量が少ないため、好気条件にするためには重機などを用いて汚染土壌を攪拌し大気中の酸素を導入したり、穴の空いたパイプを汚染土壌中に通して酸素を導入することなどの操作を行うことが好ましい。一方、嫌気条件を保つためには汚染土壌中は嫌気条件下に近いため、そのままの条件で浄化するかあるいは必要に応じて鉄粉、銅、亜鉛、イオウ化合物などの還元性物質を汚染土壌中に導入することにより嫌気条件とすることができる。
本発明に用いる、微生物により生産される生分解性高分子の多孔質体は、上記の目的を達成する限りに於いて、例えば、鉄粉、銅、亜鉛、イオウ化合物などの還元性物質類;複合肥料、普通化成肥料、塩化カリウム、過燐酸石灰、珪酸カルシウム、カルシウムシアナミド、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硫酸カリウムなどの肥料類;炭酸カルシウム、マイカ、タルク、シリカ、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、カオリン、クレー、パイロフェライト、ベントナイト、セリサナイト、ゼオライト、ネフェリンシナイト、アタパルジャイト、ウォラストナイト、フェライト、ケイ酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイト、三酸化アンチモン、酸化チタン、酸化鉄、二硫化モリブデン、黒鉛、石こう、ガラスビーズ、ガラスパウダー、ガラスバルーン、ガラスファイバー、石英、石英ガラス、モンモリロナイトなどの無機充填剤類や有機・無機顔料類が含まれていてもよい。さらに、アンチブロッキング剤、離型剤、帯電防止剤、スリップ剤、防曇剤、滑剤、耐熱安定剤、紫外線安定剤、耐光安定剤、耐候性安定剤、防徽剤、防錆剤、イオントラップ剤、難燃剤、難燃助剤などを含んでいてもよい。
本発明の浄化方法においては、必要に応じて、砂、礫、砂利、活性炭なども汚染土壌中に加えることができる。
本発明の汚染土壌の浄化方法は、油で汚染された土壌中に、微生物により生産される生分解性高分子を、杭状、円柱状、角柱状、球状、回転楕円体状及び/または円錐状の形状を有する多孔質体で土壌中に供給することにより、2次汚染を引き起こすことなく、しかも既存建屋がある土壌でも、油で汚染された土壌を効率よく浄化を行うことが可能となる。
以下に、本発明を実施例にて説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<生分解性高分子の重量平均分子量の測定>
ゲル浸透クロマトグラフィを用いて、以下に示す条件下で測定し、ポリスチレン換算で重量平均分子量を求めた。なお、標準ポリスチレン(東ソー(株)製)を用いてユニバーサルキャリブレーション法によりカラム溶出体積を校正した。
機種:商品名HLC8020GPC(東ソー(株)製)
溶媒:クロロホルム
サンプル溶解条件:60℃、2時間
温度:40℃
測定濃度:50mg/50ml
注入量:100μl
カラム:商品名TSKgelGMHHR−H(東ソー(株)製)2本
<汚染土壌中の油濃度の定量分析法>
汚染土壌を酸性に調整後、クロロフルオロカーボン(S−316)で油分を抽出し、油分濃度計(HORIBA製、商品名OCMA−300)を用いて全石油系炭化水素濃度を測定した。
ゲル浸透クロマトグラフィを用いて、以下に示す条件下で測定し、ポリスチレン換算で重量平均分子量を求めた。なお、標準ポリスチレン(東ソー(株)製)を用いてユニバーサルキャリブレーション法によりカラム溶出体積を校正した。
機種:商品名HLC8020GPC(東ソー(株)製)
溶媒:クロロホルム
サンプル溶解条件:60℃、2時間
温度:40℃
測定濃度:50mg/50ml
注入量:100μl
カラム:商品名TSKgelGMHHR−H(東ソー(株)製)2本
<汚染土壌中の油濃度の定量分析法>
汚染土壌を酸性に調整後、クロロフルオロカーボン(S−316)で油分を抽出し、油分濃度計(HORIBA製、商品名OCMA−300)を用いて全石油系炭化水素濃度を測定した。
<油で汚染された土壌の浄化性能の評価(1)>
油で汚染された土壌(全石油系炭化水素濃度:11000mg/kg)1kgに、微生物により生産される生分解性高分子の多孔質体を10gを加え、さらに栄養物として硝酸アンモニウム500ppm、リン酸二水素カリウム200ppmを加え、さらに均一に混合した。その一部を、密閉できる250mlのガラス製の瓶に100g採取し、外部よりの光を遮断した状態で25℃で30日経過後の土壌の全石油系炭化水素濃度を上記の方法により求めた。さらに汚染土壌の臭気をサンプル瓶より直接においを嗅ぐことにより確認した。
油で汚染された土壌(全石油系炭化水素濃度:11000mg/kg)1kgに、微生物により生産される生分解性高分子の多孔質体を10gを加え、さらに栄養物として硝酸アンモニウム500ppm、リン酸二水素カリウム200ppmを加え、さらに均一に混合した。その一部を、密閉できる250mlのガラス製の瓶に100g採取し、外部よりの光を遮断した状態で25℃で30日経過後の土壌の全石油系炭化水素濃度を上記の方法により求めた。さらに汚染土壌の臭気をサンプル瓶より直接においを嗅ぐことにより確認した。
<油で汚染された土壌の浄化性能の評価(2)>
表層より深度10mの範囲に、全石油系炭化水素濃度が最大7000mg/kgである10m四方の汚染土壌に、直径15cm、深度10m、孔ピッチ(ボーリング孔の間隔)1mでボーリングを行い、その中に微生物により生産される生分解性高分子の多孔質体を充填し、ボーリング孔の入り口をシートにより覆った。30日経過後、表層より0.5mおよび、深度10.0mまでの1.0m毎の汚染土壌を採取し、全石油系炭化水素濃度の含有量を定量した。また、汚染土壌の臭気をサンプル瓶より直接においを嗅ぐことにより確認した。さらに、ボーリング孔への成形物の充填のし易さにより、汚染土壌への埋設のし易さを評価した。評価は○:容易、×:困難、の2段階とした。
表層より深度10mの範囲に、全石油系炭化水素濃度が最大7000mg/kgである10m四方の汚染土壌に、直径15cm、深度10m、孔ピッチ(ボーリング孔の間隔)1mでボーリングを行い、その中に微生物により生産される生分解性高分子の多孔質体を充填し、ボーリング孔の入り口をシートにより覆った。30日経過後、表層より0.5mおよび、深度10.0mまでの1.0m毎の汚染土壌を採取し、全石油系炭化水素濃度の含有量を定量した。また、汚染土壌の臭気をサンプル瓶より直接においを嗅ぐことにより確認した。さらに、ボーリング孔への成形物の充填のし易さにより、汚染土壌への埋設のし易さを評価した。評価は○:容易、×:困難、の2段階とした。
実施例1
微生物により生産された3−ヒドロキシブチレート単独重合体(PHB Industrial S/A社製、商品名Biocycle1000;重量平均分子量640000)と発泡剤として炭酸水素ナトリウムとを85/15(重量比)となるように混合した後、円形ダイを装着したコニカル型異方向二軸押出機(東洋精機製作所製、商品名ラボブラストミル二軸コニカル押出機2D2OC)にて、溶融樹脂温度183℃、スクリュー回転数60rpmの条件で溶融押出を行い、発泡押出ストランドとし、該発泡押出ストランドを60℃に設定した温浴槽で固化し、ストランドカッターにてペレタイズすることにより、一粒の平均重量が16mg、発泡倍率が2.5倍の円柱状の多孔質体を得た。
微生物により生産された3−ヒドロキシブチレート単独重合体(PHB Industrial S/A社製、商品名Biocycle1000;重量平均分子量640000)と発泡剤として炭酸水素ナトリウムとを85/15(重量比)となるように混合した後、円形ダイを装着したコニカル型異方向二軸押出機(東洋精機製作所製、商品名ラボブラストミル二軸コニカル押出機2D2OC)にて、溶融樹脂温度183℃、スクリュー回転数60rpmの条件で溶融押出を行い、発泡押出ストランドとし、該発泡押出ストランドを60℃に設定した温浴槽で固化し、ストランドカッターにてペレタイズすることにより、一粒の平均重量が16mg、発泡倍率が2.5倍の円柱状の多孔質体を得た。
得られた円柱状の多孔質体を用い、上述の油で汚染された土壌の浄化性能の評価(1)を行った。結果を表1に示す。
実施例2
微生物により生産された3−ヒドロキシブチレート単独重合体(PHB Industrial S/A社製、商品名Biocycle1000;重量平均分子量640000)とデンプン(トウモロコシ由来のデンプン、水分含有量:8重量%、和光純薬製)とを50/50(重量比)となるように混合した後、円形ダイを装着したコニカル型異方向二軸押出機(東洋精機製作所製、商品名ラボブラストミル二軸コニカル押出機2D2OC)にて、溶融樹脂温度181℃、スクリュー回転数60rpmの条件で溶融押出を行い、発泡押出ストランドとし、該発泡押出ストランドを60℃に設定した温浴槽で固化し、ストランドカッターにてペレタイズすることにより、一粒の平均重量が16mg、発泡倍率が4.0倍の円柱状の多孔質体を得た。
微生物により生産された3−ヒドロキシブチレート単独重合体(PHB Industrial S/A社製、商品名Biocycle1000;重量平均分子量640000)とデンプン(トウモロコシ由来のデンプン、水分含有量:8重量%、和光純薬製)とを50/50(重量比)となるように混合した後、円形ダイを装着したコニカル型異方向二軸押出機(東洋精機製作所製、商品名ラボブラストミル二軸コニカル押出機2D2OC)にて、溶融樹脂温度181℃、スクリュー回転数60rpmの条件で溶融押出を行い、発泡押出ストランドとし、該発泡押出ストランドを60℃に設定した温浴槽で固化し、ストランドカッターにてペレタイズすることにより、一粒の平均重量が16mg、発泡倍率が4.0倍の円柱状の多孔質体を得た。
得られた円柱状の多孔質体を用い、上述の油で汚染された土壌の浄化性能の評価(1)による評価を行った。結果を表1に示す。
比較例1
微生物により生産された3−ヒドロキシブチレート単独重合体(PHB Industrial S/A社製、商品名Biocycle1000;重量平均分子量590000)を、円形ダイを装着したコニカル型異方向二軸押出機(東洋精機製作所製、商品名ラボブラストミル二軸コニカル押出機2D2OC)にて、溶融樹脂温度181℃、スクリュー回転数60rpmの条件で溶融押出を行い、押出ストランドとし、該押出ストランドを60℃に設定した温浴槽で固化し、ストランドカッターにてペレタイズすることにより、一粒の平均重量が20mgの非多孔質の円柱状の成形物を得た。
微生物により生産された3−ヒドロキシブチレート単独重合体(PHB Industrial S/A社製、商品名Biocycle1000;重量平均分子量590000)を、円形ダイを装着したコニカル型異方向二軸押出機(東洋精機製作所製、商品名ラボブラストミル二軸コニカル押出機2D2OC)にて、溶融樹脂温度181℃、スクリュー回転数60rpmの条件で溶融押出を行い、押出ストランドとし、該押出ストランドを60℃に設定した温浴槽で固化し、ストランドカッターにてペレタイズすることにより、一粒の平均重量が20mgの非多孔質の円柱状の成形物を得た。
得られた円柱状の成形物を用い、上述の油で汚染された土壌の浄化性能の評価(1)を行った。結果を表1に示す。
比較例2
微生物により生産される生分解性高分子を含む円柱状の多孔質体を添加しなかったこと以外、実施例1と同様な方法で浄化性能の評価を行った。結果を表1に示す。
比較例2
微生物により生産される生分解性高分子を含む円柱状の多孔質体を添加しなかったこと以外、実施例1と同様な方法で浄化性能の評価を行った。結果を表1に示す。
実施例3
実施例1で得られた円柱状の多孔質体を用い、上述の油で汚染された土壌の浄化性能の評価(2)による評価を行った。結果を表2に示す。
実施例1で得られた円柱状の多孔質体を用い、上述の油で汚染された土壌の浄化性能の評価(2)による評価を行った。結果を表2に示す。
実施例4
実施例2で得られた多孔質体を用いること以外、実施例3と同様な方法で浄化性能の評価を行った。結果を表2に示す。
実施例2で得られた多孔質体を用いること以外、実施例3と同様な方法で浄化性能の評価を行った。結果を表2に示す。
比較例3
微生物により生産される生分解性高分子の円柱状の多孔質体の代わりに、比較例1で得られた非多孔質体の円柱状の成形物を添加したこと以外、実施例3と同様な方法で浄化性能の評価を行った。結果を表2に示す。
微生物により生産される生分解性高分子の円柱状の多孔質体の代わりに、比較例1で得られた非多孔質体の円柱状の成形物を添加したこと以外、実施例3と同様な方法で浄化性能の評価を行った。結果を表2に示す。
比較例4
微生物により生産される生分解性高分子の円柱状の多孔質体の代わりに微生物より生産された生分解性高分子の粉体を添加したこと以外、実施例3と同様な方法で浄化性能の評価を行った。結果を表2に示すが、ボーリング孔の入り口付近に生分解性高分子の粉体が付着し、孔に生分解性高分子を完全に充填することができなかった。
微生物により生産される生分解性高分子の円柱状の多孔質体の代わりに微生物より生産された生分解性高分子の粉体を添加したこと以外、実施例3と同様な方法で浄化性能の評価を行った。結果を表2に示すが、ボーリング孔の入り口付近に生分解性高分子の粉体が付着し、孔に生分解性高分子を完全に充填することができなかった。
比較例5
微生物により生産される生分解性高分子を含む円柱状の多孔質体を添加しなかったこと以外、実施例3と同様な方法で浄化性能の評価を行った。結果を表2に示す。
微生物により生産される生分解性高分子を含む円柱状の多孔質体を添加しなかったこと以外、実施例3と同様な方法で浄化性能の評価を行った。結果を表2に示す。
Claims (5)
- 油で汚染された土壌中に、微生物により生産される生分解性高分子を、杭状、円柱状、角柱状、球状、回転楕円体状及び/または円錐状の形状を有する多孔質体で供給することを特徴とする汚染土壌の浄化方法。
- 生分解性高分子が、3−ヒドロキシブチレート単独重合体、3−ヒドロキシブチレート/3−ヒドロキシバレレート共重合体及び/又は3−ヒドロキシブチレート/4−ヒドロキシブチレート共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の汚染土壌の浄化方法。
- さらに、ポリエステルアミド、ポリエステルカーボネート、ポリブチレンサクシネート・アジペート、ポリブチレンサクシネート、ポリカプロラクトン、酢酸セルロース、バクテリアセルロース、セルロース・キトサン複合体、ポリ乳酸、ポリラクトン、ポリグリオキシル酸、ポリリンゴ酸、ポリアミノ酸、多糖類、デンプン、および変成デンプンからなる群から選ばれる少なくとも一種以上の生分解性化合物を含む多孔質体で供給することを特徴とする請求項1又は2に記載の汚染土壌の浄化方法。
- デンプン及び/又は変成デンプンを含む多孔質体で供給することを特徴とする請求項1〜3に記載の汚染土壌の浄化方法。
- ボーリングにより掘削した井戸に、微生物により生産される生分解性高分子を、杭状、円柱状、角柱状、球状、回転楕円体状及び/または円錐状の形状を有する多孔質体で供給することを特徴とする請求項1〜4に記載の汚染土壌の浄化方法。
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