JP2005334058A - 遊技機、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の図柄変動表示装置を用いながらも、時間短縮期間での図柄の変動回数の表示又は時間短縮期間が終了するまでの図柄の変動回数の表示を遊技者が識別しやすくする。
【解決手段】 時短モードで、停止態様記憶部にリーチ状態の表示を経てからハズレ表示が行われるハズレ態様の態様データ以外のハズレ態様の態様データが書き込まれている場合、表示態様書換部は変動回数カウント部によりカウントダウンされている変動回数を読み出す。そして、停止態様記憶部に書き込まれているハズレ態様の態様データを、変動回数カウント部から読み出した変動回数に基づいて変動回数データに書き換える。これにより、液晶パネルからは、ハズレ表示が表示されるとともに、時短モードが終了するまでに行われる図柄の変動回数が表示される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機に関するものである。
本明細書中ではパチンコ機を例に挙げて説明しているため、遊技媒体としてパチンコ球を用いて説明するが、遊技媒体としてはメダルなどの他の媒体も含む。また、遊技盤の遊技盤面に設けられた入賞口にパチンコ球が入ることを入賞とする。
パチンコ店などの遊技場で使用されるパチンコ機は、パチンコ球に一定の価値が与えられ、遊技を行って獲得したパチンコ球を種々の景品に交換することができる。このため、遊技者はパチンコ球を大量に獲得するということを主な目的とし、短期間のうちに大量のパチンコ球を獲得できる遊技モードでの遊技を行うことが楽しみの一つとなっている。
パチンコ機の一種としてデジパチタイプと呼ばれる種類のパチンコ機が知られている。デジパチタイプのパチンコ機には、通常モードや当たりモードなどの遊技モードが設定されているものがある。
当たりモードでは、大入賞口を閉じる閉じ位置と大入賞口を開放する開放位置とで回動自在なアタッカ(回動扉)が回動して、通常モードで閉じられている大入賞口が開放される。大入賞口の1回の開放、すなわち1ラウンドは、例えば大入賞口が30秒開放されるか又は大入賞口にパチンコ球が10個入賞したことを検知するまで開放され続ける。当たりモードは、例えば15ラウンド実行されると終了する。当たりモードでは大入賞口が開放されるため、通常モードよりも多くのパチンコ球を獲得することができる。
上記のようなパチンコ機では、一般的に、通常モードの遊技で始動入賞口にパチンコ球が入賞すると当たり決定抽選が行われて図柄変動表示装置によって図柄の変動表示及び停止表示が行われる。当たり決定抽選では、ハズレ又は当たりモードに移行する権利を付与する当たりのいずれかが決定される。そして、例えば、複数の位置に配置された図柄を変動表示させて変動表示中の図柄を順次停止表示させていき、停止表示されたときの図柄の組み合わせの態様によって、当たり決定抽選で当たりに当選したことを示す当たり表示又は当たり決定抽選でハズレであることを示すハズレ表示のいずれかが表示される。
ところで、最近のパチンコ機では、当たりモードが終了した後から図柄の変動表示が予め定められた所定回数行われるまでは、通常モードよりも図柄の変動表示を行う時間を短くする時間短縮期間(以下、「時短モード」と称する)が設定されたものがある。時短モードが設定されたパチンコ機では、始動入賞口に一対の可動部材が互いに対面するように設けられていることが一般である。可動部材は、可動部材が互いに対面する閉じ位置と、その先端が互いに遠ざかるように回動してパチンコ球が始動入賞口に入賞する領域を閉じ位置のときよりも広げる開き位置との間で回動自在に取り付けられている。そして、時短モードでは、可動部材が開き位置に位置する時間を通常モードよりも長くすることによって始動入賞口にパチンコ球が入賞しやすくしている。このため、時短モードでは、図柄の変動表示を連続的に行わせることができ、かつ、変動表示を行う時間が短くなるので遊技を効率よく行うことができる。また、時短モードでは始動入賞口にパチンコ球が入賞しやすくなるので、始動入賞口に入賞したときに得られた景品としての配当球(賞球)で遊技を行うことによってパチンコ球を減らすことなく遊技を行うことが可能になる。これにより、遊技者が当たりモードが終了した直後に遊技を中止することを防止して、パチンコ機の稼働率が下がることを防止している。
ところで、上記のようなパチンコ機では、時短モード中に行われた図柄の変動回数の表示又は時短モードが終了するまでの図柄の変動回数の表示は、例えば図柄変動表示装置の画像の表示領域を、図柄の変動表示及び停止表示を行う図柄表示領域と図柄の変動回数の表示を行う回数表示領域とに区画して行われている。ところが、図柄表示領域での当たり表示及びハズレ表示はパチンコ球の獲得の有無に関わり、一般に遊技者が最も興味を惹かれる表示であるため、図柄表示領域は回数表示領域に比べてその広さをできるだけ広くする必要がある。しかし、図柄表示領域を広くすると回数表示領域が狭くなってしまい、回数表示領域での変動回数の表示が遊技者にとって識別しずらいものとなってしまう。ここで、図柄変動表示装置の大きさを大きくして画像の表示領域を広くすることが考えられるが、図柄変動表示装置は遊技盤の大きさや釘の配置など構造物のとの関係でその大きさが限られているため、図柄変動表示装置を大きくするにも限界がある。また、変動回数の表示を行うための表示部を図柄変動表示装置と別個に設けることも考えられるが、この場合、パチンコ機の製造コストの増大を招いてしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、従来の図柄変動表示装置を用いながらも、時間短縮期間での図柄の変動回数の表示又は時間短縮期間が終了するまでの図柄の変動回数の表示を遊技者が識別しやすくできるようにした遊技機、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、通常モードと、通常モードで閉じられている大入賞口が開放されて通常モードよりも遊技者が有利になる当たりモードとでの遊技が選択的に行われ、ハズレ又は前記当たりモードに移行する権利を付与する当たりのいずれかを、通常モードの遊技で始動入賞口に遊技媒体が入賞した場合に抽選を行って決定する当たり決定手段と、図柄の変動表示及び図柄の停止表示を行うことによって前記当たり決定手段での抽選の結果が当たりであることを示す当たり表示、又は前記当たり決定手段での抽選の結果がハズレであることを示すハズレ表示のいずれかを表示し、前記当たりモードが終了した後から図柄の変動表示が予め定められた所定回数行われるまでの時間短縮期間では、前記通常モードよりも図柄の変動表示を行う時間を短くする図柄変動表示手段とを備えた遊技機において、前記当たり決定手段でハズレが決定された場合に、前記図柄変動表示手段から表示する前記ハズレ表示のハズレ態様を、複数種類のハズレ態様のうちのいずれにするかを抽選により決定するハズレ態様抽選手段と、前記時間短縮期間中に行われた図柄の変動表示の変動回数をカウントする変動回数カウント手段と、前記ハズレ態様抽選手段により決定されたハズレ態様を示す態様データを記憶するハズレ態様記憶手段と、前記ハズレ態様記憶手段が記憶している前記ハズレ態様を読み出して、前記ハズレ態様記憶手段が記憶しているハズレ態様による前記ハズレ表示を前記図柄変動表示手段から表示させる図柄表示制御手段と、前記時間短縮期間中に前記当たり決定手段でハズレが決定された場合に、前記変動回数カウント手段によりカウントされた変動回数を読み出して、前記ハズレ態様記憶手段が記憶している前記態様データを、前記時間短縮期間中に行われた図柄の変動回数を表示するための変動回数データ又は前記時間短縮期間中が終了するまでに行われる図柄の前記変動回数を表示するための変動回数データに書き換える表示態様書換手段とを設けたものである。
なお、前記図柄変動表示手段では、複数の位置に配置された図柄を変動表示させて変動表示中の図柄を順次停止表示させていき、停止表示されたときの図柄の組み合わせの態様によって前記当たり表示又は前記ハズレ表示が表示され、前記ハズレ態様抽選手段により、最後に停止表示される図柄の変動表示中で残りの図柄が停止表示されているときに、変動表示中の図柄が停止表示されると前記当たり表示が表示される可能性のあるリーチ状態の表示を経てから前記ハズレ表示を表示させる前記ハズレ態様が決定された場合は、前記表示態様書換手段は、前記ハズレ態様記憶手段が記憶している前記態様データの書き換えを行わないことが好ましい。
用いるプログラムは、ハズレ又は通常モードで閉じられている大入賞口が開放されて通常モードよりも遊技者が有利になる当たりモードに移行する権利を付与する当たりのいずれかを、通常モードの遊技で始動入賞口に遊技媒体が入賞した場合に抽選を行って決定する当たり決定手段と、図柄の変動表示及び図柄の停止表示を行うことによって前記当たり決定手段での抽選の結果が当たりであることを示す当たり表示、又は前記当たり決定手段での抽選の結果がハズレであることを示すハズレ表示のいずれかを表示し、前記当たりモードが終了した後から図柄の変動表示が予め定められた所定回数行われるまでの時間短縮期間では、前記通常モードよりも図柄の変動表示を行う時間を短くする図柄変動表示手段と、前記当たり決定手段でハズレが決定された場合に、前記図柄変動表示手段から表示する前記ハズレ表示のハズレ態様を、複数種類のハズレ態様のうちのいずれにするかを抽選により決定するハズレ態様抽選手段と、前記時間短縮期間中に行われた図柄の変動表示の変動回数をカウントする変動回数カウント手段と、前記ハズレ態様抽選手段により決定されたハズレ態様を示す態様データを記憶するハズレ態様記憶手段と、前記ハズレ態様記憶手段が記憶している前記ハズレ態様を読み出して、前記ハズレ態様記憶手段が記憶しているハズレ態様による前記ハズレ表示を前記図柄変動表示手段から表示させる図柄表示制御手段と、前記時間短縮期間中に前記当たり決定手段でハズレが決定された場合に、前記変動回数カウント手段によりカウントされた変動回数を読み出して、前記ハズレ態様記憶手段が記憶している前記態様データを、前記時間短縮期間中に行われた図柄の変動回数を表示するための変動回数データ又は前記時間短縮期間中が終了するまでに行われる図柄の前記変動回数を表示するための変動回数データに書き換える表示態様書換手段として遊技機のコンピュータを機能させるものである。
また、用いる記録媒体は、ハズレ又は通常モードで閉じられている大入賞口が開放されて通常モードよりも遊技者が有利になる当たりモードに移行する権利を付与する当たりのいずれかを、通常モードの遊技で始動入賞口に遊技媒体が入賞した場合に抽選を行って決定する当たり決定手段と、図柄の変動表示及び図柄の停止表示を行うことによって前記当たり決定手段での抽選の結果が当たりであることを示す当たり表示、又は前記当たり決定手段での抽選の結果がハズレであることを示すハズレ表示のいずれかを表示し、前記当たりモードが終了した後から図柄の変動表示が予め定められた所定回数行われるまでの時間短縮期間では、前記通常モードよりも図柄の変動表示を行う時間を短くする図柄変動表示手段と、前記当たり決定手段でハズレが決定された場合に、前記図柄変動表示手段から表示する前記ハズレ表示のハズレ態様を、複数種類のハズレ態様のうちのいずれにするかを抽選により決定するハズレ態様抽選手段と、前記時間短縮期間中に行われた図柄の変動表示の変動回数をカウントする変動回数カウント手段と、前記ハズレ態様抽選手段により決定されたハズレ態様を示す態様データを記憶するハズレ態様記憶手段と、前記ハズレ態様記憶手段が記憶している前記ハズレ態様を読み出して、前記ハズレ態様記憶手段が記憶しているハズレ態様による前記ハズレ表示を前記図柄変動表示手段から表示させる図柄表示制御手段と、前記時間短縮期間中に前記当たり決定手段でハズレが決定された場合に、前記変動回数カウント手段によりカウントされた変動回数を読み出して、前記ハズレ態様記憶手段が記憶している前記態様データを、前記時間短縮期間中に行われた図柄の変動回数を表示するための変動回数データ又は前記時間短縮期間中が終了するまでに行われる図柄の前記変動回数を表示するための変動回数データに書き換える表示態様書換手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なものである。
本発明によれば、時間短縮期間中に当たり決定手段でハズレが決定された場合に、変動回数カウント手段によりカウントされた変動回数を読み出して、ハズレ態様記憶手段が記憶しているハズレ態様の態様データを、時間短縮期間中に行われた図柄の変動回数を表示するための変動回数データ又は時間短縮期間中が終了するまでに行われる図柄の前記変動回数を表示するための変動回数データに書き換えるので、ハズレ表示と、時間短縮期間での図柄の変動回数の表示又は時間短縮期間が終了するまでの図柄の変動回数の表示とを兼用させることが可能になり、図柄の表示領域と図柄の変動回数の表示領域とを別個にする必要がなくなる。これにより、従来の図柄変動表示装置を用いながらも、図柄の変動回数の表示を遊技者が識別しやすくできる。
また、図柄変動表示手段では、複数の位置に配置された図柄を変動表示させて変動表示中の図柄を順次停止表示させていき、停止表示されたときの図柄の組み合わせの態様によって当たり表示又はハズレ表示が表示され、ハズレ態様抽選手段により、最後に停止表示される図柄の変動表示中で残りの図柄が停止表示されているときに、変動表示中の図柄が停止表示されると前記当たり表示が表示される可能性のあるリーチ状態の表示を経てからハズレ表示を表示させるハズレ態様が決定された場合は、表示態様書換手段は、ハズレ態様記憶手段が記憶しているハズレ態様の態様データの書き換えを行わないので、時間短縮期間中にハズレが決定されても当たりへの期待感を遊技者に抱かせることができ、ハズレ態様の態様データを変動回数データに書き換えるようにしても時間短縮期間中での緊張感を高めることができる。
図1にパチンコ機10の外観を示し、先ず、パチンコ機10の遊技の流れの概略を説明する。パチンコ機10では、通常モード、当たりモード、時短モードの3つの遊技モードが設けられている。後述する始動入賞口13にパチンコ球が入賞すると、当たりモードに移行する権利のみを付与する当たり又はハズレのいずれかを抽選により決定する当たり決定抽選が行われる。当たり決定抽選で当たりに当選すると通常モードから当たりモードに移行される。当たりモードでは、通常モードで閉じられた状態となっている大入賞口17が開放される。1回の当たりモードでは大入賞口17を開放する回数は15回となっており、大入賞口17は1回の開放につき例えば30秒経過するまで又はパチンコ球が10個入賞するまで開放される。なお、本実施形態では、大入賞口17が開放される期間を「ラウンド」と称し、1回目の大入賞口17の開放期間を「1ラウンド」、2回目の大入賞口17の開放期間を「2ラウンド」・・15回目の大入賞口17の開放期間を「15ラウンド」と称する。このため、当たりモードは15ラウンドで終了すると言い換えることができる。また、時短モード(時間短縮期間)は、当たりモード終了した後から図柄の変動表示が予め定められた所定回数(本実施形態では「100回」を例に上げて説明する)行われるまで移行される。時短モードでは、図柄の変動表示を開始してから図柄の停止表示を行うまでの変動時間が通常モードよりも短くなるとともに、詳しくは後述するように通常モードよりも始動入賞口13にパチンコ球が入賞しやすくなる。
次に、パチンコ機10の構成を説明する。パチンコ機10の遊技盤11の遊技盤面11aには図柄表示装置12が組み込まれている。また、遊技盤面11aには、始動入賞口13、通常入賞口14、通過入賞口14a、アタッカ15、アウト口16が設けられ、さらに図示は省略してあるが、障害釘や風車などが設けられている。
また、パチンコ機10には発射ハンドル10aが設けられており、発射ハンドル10aが操作されると、パチンコ球は発射制御装置によって一個ずつ遊技盤面11a上の遊技領域に打ち出され、始動入賞口13又は通常入賞口14又は通過入賞口14aのいずれかに入賞するか、あるいは、ハズレ扱いとなるアウト口16に入る。
始動入賞口13には一対の可動部材13aが互いに対面するように設けられている。可動部材13aは、可動部材13aが互いに対面する閉じ位置と、その先端が互いに遠ざかるように回動して閉じ位置よりもパチンコ球が始動入賞口13に入賞する領域を広げる開き位置との間で回動自在に取り付けられている。可動部材13aは、可動部材13aを開き位置に回動させるか否かを決定する入賞有利抽選に当選した場合に閉じ位置から開き位置に回動される。入賞有利抽選は、通過入賞口14aをパチンコ球が通過したことを契機に行われる。可動部材13aは、通常モードでは一回の開放につき0.5秒間開き位置で保持されるが、時短モードでは、一回につき2秒間開き位置で保持される。これにより、時短モードでは通常モードよりも始動入賞口13にパチンコ球が入賞しやすくなる。なお、可動部材13aが閉じ位置に位置する場合でもパチンコ球が始動入賞口13に入賞することが可能となるように、可動部材13a同士のピッチが設定されている。
アタッカ15の奥には大入賞口17が設けられており、アタッカ15は大入賞口17を開放する開放位置と大入賞口17を閉じる閉じ位置との間で回動自在に取り付けられている。通常モードでは、アタッカ15は閉じ位置に位置しており、当たりモードに移行されると、アタッカ15が開放位置に回動して大入賞口17が開放される。
図2に示すように、図柄表示装置12には液晶パネル(図柄変動表示手段)18が組み込まれている。液晶パネル18には3個の図柄が「左列」、「中列」、「右列」の3列に並列に並べて表示されている。図柄は、数字の「0」〜「9」を示す10種類の図柄からなり、始動入賞口13にパチンコ球が入賞すると各列の図柄の変動表示が開始される。変動表示されている図柄は、「左列」→「右列」→「中列」の順での図柄が順次に停止される。そして、変動表示されている図柄が停止表示されたときの図柄の組み合わせによって、当たり決定抽選の抽選の結果が当たりであることを示す当たり表示又は当たり決定抽選の抽選の結果がハズレであることを示すハズレ表示のいずれかが表示される。なお、当たり表示は、同一の図柄が3つ揃った状態、それ以外の組み合わせによる表示はハズレ表示となっている。このため、「中列」が図柄の変動表示中で「左列」及び「右列」の図柄が停止表示されているときに、「左列」及び「右列」に同一の数字が停止している状態(図2の状態)は当たり表示が表示される可能性のあるリーチ状態の表示となる。なお、図柄の種類、数、配列方法、停止順序は適宜に設定してよい。
また、図3に示すように、時短モードでは、当たり決定抽選でハズレになり、かつ、リーチ状態を表示させないことが決定された場合には、時短モードが終了するまでに図柄の変動表示が行われる回数が各図柄によって表示される(図3では時短モードが終了するまでに図柄の変動表示が行われる回数が99回であることを表示している。)。
図柄表示装置12の上方には保留球表示部19が設けられている。液晶パネル18での図柄の変動表示中にパチンコ球が始動入賞口13に入賞すると、始動入賞口13へ入賞したパチンコ球は保留球として、所定個数(例えば4個)を限度に記憶される。
保留球表示部19は、4つの表示窓とそれぞれの表示窓の奥に組み込まれたランプとから構成されている。保留球表示部19では、保留球が記憶されるたびにランプが1個づつ点灯し、記憶された保留球の個数が表示される。変動表示されている図柄が停止表示されたときに、保留球表示部19のランプが点灯している場合には、このランプが1つ消灯されるとともに再び図柄の変動表示が開始される。
始動入賞口13、通常入賞口14、大入賞口17にパチンコ球が入賞すると、入賞した入賞口ごとに割り当てられた個数のパチンコ球が払い出し口20から受け皿21に払い出される。
図4に示すように、パチンコ機10は主制御部30と副制御部31とから構成されている。主制御部30には主制御装置32が設けられている。パチンコ機10は主制御装置32に設けられたCPU33によって管制される。
主制御装置32には、CPU33の他、メモリ34、当たり決定部(当たり決定手段)35、停止図柄決定部(ハズレ態様抽選手段)36が設けられている。CPU33はメモリ34のROM領域に格納されたプログラムにしたがってパチンコ機10の動作を制御して遊技を実行させる。
当たり決定部35は乱数発生器、乱数サンプリング回路、当たりか否かを決定するための当たり決定テーブルを備えており、後述する始動入賞口入賞球検出センサ40がパチンコ球の入賞を検出するたびに乱数値をサンプリングする。サンプリングされた乱数値は当たり決定テーブルと照合され、当たり又はハズレのいずれかが抽選により決定される。
当たり決定テーブルでは、乱数値のサンプリングを行う際に発生する全乱数値のうち、当たりとする乱数値が割り当てられている。そして、サンプリングされた乱数値が当たり決定テーブルに割り当てられた乱数値と一致するか否かを判定することによって、ハズレ及び当たりのいずれかにするかが決定される。なお、本実施形態では、当たりの種類を1種類としているが、例えば当たりを本実施形態と同様に当たりモードにのみ移行される通常当たりと、当たりモード終了後に通常モードよりも当たりに当選する確率が高くなる確率変動モードに移行される確変当たりとの2種類で構成するなど、当たりの種類は適宜に設定してよい。また、当たり又はハズレは、例えば乱数値のサンプリングを行う際に発生する全乱数値を予め2つの数値範囲に区切って、当たり決定テーブルでは、それぞれの数値範囲にハズレ及び当たりを割り当てておき、サンプリングされた乱数値がいずれの数値範囲に属する値であるかによって当たり又はハズレを決定するなど、適宜の方法により決定してよい。
停止図柄決定部36では、液晶パネル18から表示させる当たり表示の当たり態様を構成する図柄の組み合わせ又は液晶パネル18から表示させるハズレ表示のハズレ態様を構成する図柄の組み合わせを、複数種類の組み合わせのうちのいずれにするかが当たり決定抽選の結果に応じて決定される。すなわち、停止図柄決定部36では、当たり表示の当たり態様を複数種類の当たり態様のうちのいずれにするか、又はハズレ表示のハズレ態様を複数種類のうちのいずれにするかが、当たり決定抽選の結果に応じて決定される。
停止図柄決定部36は、乱数発生器、乱数サンプリング回路、停止図柄テーブルを備えており、当たり決定部35での抽選が行われた後に作動される。停止図柄テーブルは、ハズレ用のテーブル及び当たり用のテーブルの2種類のテーブルから構成されている。いずれのテーブルを用いて抽選を行うかは当たり決定部35での抽選結果に基づいて選択される。そして、乱数サンプリング回路によってサンプリングされた乱数値が選択されたテーブルと照合されると、液晶パネル18で停止表示させる図柄の組み合わせが決定される。停止図柄決定部36での抽選が終了し、液晶パネル18から停止表示させる図柄の組み合わせが決定されると、決定された図柄の組み合わせを示す信号をCPU33から後述する図柄表示制御装置44に入力される。
CPU33には、始動入賞口入賞球検出センサ40、大入賞口入賞球検出センサ41、通常入賞口入賞球検出センサ42、通過入賞口入賞球検出センサ42a、払出口払出球検出センサ43、副制御部31の図柄表示制御装置44、ランプ制御装置45、音声制御装置46、主制御部30の払出制御装置47、可動物制御装置48が接続されている。また、主制御部30内には発射制御装置49が設けられている。
図5に示すように、図柄表示制御装置44には、CPU(図柄表示制御手段)44a、メモリ44b、変動回数カウント部(変動回数カウント手段)44c、停止態様記憶部(ハズレ態様記憶手段)44dが設けられ、CPU44aには表示態様書換部(表示態様書換手段)44eが設けられている。
CPU44aには、遊技の状態に応じた信号がCPU33から入力される。CPU44aはCPU33から入力された信号に応答し、メモリ44bから動作プログラムを読み出して図柄表示制御装置44及び液晶パネル18の動作を管制する。
始動入賞口13にパチンコ球が入賞した場合には、停止図柄決定部36で決定された当たり態様又はハズレ態様を構成する図柄の組み合わせを示す信号がCPU33からCPU44aに入力される。これに応答して、CPU44aは、メモリ44bから図柄の変動表示を行うための表示データを読み出し、液晶パネル18から図柄の変動表示を開始させる。そして、CPU44aは、液晶パネル18で表示される図柄ごとに割り当てられた先頭アドレスを監視することにより、どの図柄が液晶パネル18から表示されているかを識別し、図柄の変動表示を行うとともに、停止図柄決定部36で決定された組み合わせの図柄が表示されるように図柄の停止表示を行う。なお、CPU44aは図示しないタイマーを備えており、図柄の変動表示が行われてから図柄の停止表示が行われるまでの時間を監視している。これにより、通常モードよりも時短モードのほうが図柄の変動表示が行われる時間が短くなるようにしている。
変動回数カウント部44cは、時短モードで図柄の変動表示が行われるたびにCPU44aによって作動される。変動回数カウント部44cは初期値が「100回」に設定されており、CPU44aによって作動されるたびにカウント値をカウントダウンしていく。これにより、変動回数カウント部44cでは時短モードが終了するまでに図柄の変動表示が行われる回数のカウントダウンが行われる。
停止態様記憶部44dはメモリからなり、停止図柄決定部36で決定された当たり態様又はハズレ態様を構成する図柄の組み合わせを示す態様データがCPU44aによって書き込まれる。CPU44aは、停止態様記憶部44dが記憶している態様データを読み出すことによって、停止図柄決定部36で決定された当たり態様又はハズレ態様を構成する図柄の組み合わせによって、当たり表示又はハズレ表示を液晶パネル18から表示させる。
表示態様書換部44eは、時短モード中に停止図柄決定部36で決定された図柄の組み合わせを示す信号が入力された場合に作動される。表示態様書換部44eは停止態様記憶部44dを参照して、当たり態様の態様データ及びリーチ状態の表示を経てからハズレ表示が行われるハズレ態様(「左列」及び「右列」が同一の数字を示す図柄で、「中列」が「左列」及び「右列」とは異なる数字を示す図柄の組み合わせによるハズレ態様)の態様データが停止態様記憶部44dに書き込まれていない場合に、変動回数カウント部44cによりカウントされた変動回数を読み出して、停止態様記憶部44dが記憶しているハズレ態様の態様データを、時短モードが終了するまでに行われる図柄の変動回数を表示する変動回数データに書き換える。CPU44aは停止態様記憶部44dに書き込まれている態様データ又は変動回数データに基づいて図柄の停止表示を液晶パネル18から行わせるため、停止態様記憶部44dの態様データが変動回数データに書き換えられると、液晶パネル18からは時短モードが終了するまでに行われる図柄の変動回数が表示される。
ランプ制御装置45では、遊技盤面上のランプやパチンコ機10の枠に設けられたランプ、保留球表示部19の奥に組み込まれたランプなど、パチンコ機10に設けられた各種ランプの点灯制御が行われる。
音声制御装置46はサウンドメモリを備えており、図柄の変動表示を行っているときや当たりモードへ移行したときなどに、音楽や音声をプログラム化したサウンドプログラムをサウンドメモリから読み出し、サウンドプロセッサを介してスピーカーから音楽や音声などを出力させる。
払出制御装置47は、始動入賞口入賞球検出センサ40、大入賞口入賞球検出センサ41、通常入賞口入賞球検出センサ42、通過入賞口入賞球検出センサ42aのいずれかのセンサによってパチンコ球が入賞したことが検出されると作動される。払出制御装置47はメモリを備えており、このメモリは各入賞口ごとのパチンコ球1個の入賞に対する配当球の個数を記憶している。いずれかの入賞口で入賞が発生すると払出制御装置47は払い出し用のパチンコ球が貯留されている貯留装置を駆動し、入賞口の種類に応じた個数のパチンコ球の払い出しを行わせる。
可動物制御装置48はアタッカ15に連結されており、CPU33によって作動されると、アタッカ15を大入賞口17を開放する位置と大入賞口17を閉じる位置との間で回動させる。また、始動入賞口13の可動部材13aを駆動するソレノイド48aに接続されている。可動部材制御装置48は、通過入賞口14aをパチンコ球が通過し、図示しない入賞有利抽選部での入賞有利抽選に当選した場合にCPU33によって作動される。可動部材制御装置48は、通常モードでは可動部材13aが0.5秒の間開き位置で保持されるようにソレノイド48aを駆動制御し、時短モードでは可動部材13aが2秒の間開き位置で保持されるようにソレノイド48aを駆動制御する。
発射制御装置49は発射ハンドル10aに連結されており、発射ハンドル10aが操作されると、発射ハンドル10aで調節されたパチンコ球の打ち出しの強さに応じて、パチンコ球を一定時間ごとに発射する。
次に、上記のように構成されたパチンコ機の作用について図6のフローチャートを用いて説明する。パチンコ機10では先ず通常モードでの遊技が行われる。遊技者が発射ハンドル10aを操作し、遊技盤11の遊技盤面11a上にパチンコ球が打ち出されると、打ち出されたパチンコ球は、始動入賞口13又は通常入賞口14又は通過入賞口14aのいずれかに入賞するか、アウト口16に入る。通過入賞口14aをパチンコ球がすると入賞有利抽選が行われる。入賞有利抽選に当選すると、CPU33は可動部材制御装置48を作動する。可動部材制御装置48は可動部材15aが開き位置で0.5秒間保持されるようにソレノイド48aを制御する。これにより、パチンコ球が始動入賞口15に入賞しやすくなる
始動入賞口13にパチンコ球が入賞すると、始動入賞口入賞球検出センサ40でパチンコ球が検出されたことを示す信号がCPU33に入力され、これに応答してCPU33は当たり決定部35を作動する。当たり決定部35は、当たり決定抽選を行って当たり又はハズレを決定する。
当たり決定抽選が行われると、CPU33は停止図柄決定部36を作動する。停止図柄決定部36は、液晶パネル18で停止表示させる図柄の組み合わせを抽選により決定する。停止図柄決定部36は、当たり決定部35で当たりが決定された場合は当たり用のテーブル、ハズレが決定された場合はハズレ用のテーブルを用いて液晶パネル18から停止表示させる図柄の組み合わせを複数種類の組み合わせのうちのいずれにするかを決定する。停止図柄決定部36での抽選が終了すると、CPU33は停止図柄決定部36で決定された図柄の組み合わせを示す信号をCPU44aに入力する。
これに応答して、CPU44aは入力された図柄の組み合わせを示す態様データを停止態様記憶部44dに書き込む。そして、CPU44aは、メモリ44bから図柄の表示データを読み出して図柄の変動表示を開始させる。図柄の変動表示が開始されてから一定時間が経過すると、CPU44aは停止態様記憶部44dに書き込まれている態様データを読み出して図柄の停止表示を行わせる。当たり決定部35でハズレが決定された場合には、停止図柄決定部36で決定されたハズレ態様を構成する図柄の組み合わせによって液晶パネル18からハズレ表示を行わせる。
当たり決定部35で当たりが決定された場合には、停止図柄決定部36で決定された当たり態様を構成する図柄の組み合わせによって液晶パネル18から当たり表示を行わせる。これに伴い、CPU33は通常モードから当たりモードに移行させる。当たりモードで15ラウンドでの遊技が行われると、CPU33は当たりモードから時短モードに移行させる。
時短モードでは、CPU44aは図柄の変動表示を開始してから図柄の停止表示を行うまでの時間を通常モードよりも短くする。このため、時短モードでは効率よく遊技を行うことができる。また、時短モードで入賞有利抽選に当選すると、可動部材制御装置48は可動部材15aが開き位置で2秒間保持されるようにソレノイド48aを制御する。このため、時短モードでは通常モードよりも始動入賞口13にパチンコ球を入賞させやすくなり、パチンコ球を獲得するうえで有利になる。
図7に示すように、時短モードで始動入賞口13にパチンコ球が入賞すると、変動回数カウント部44cが作動され、時短モードが終了するまでに図柄の変動表示が行われる回数のカウントダウンが行われる。そして当たり決定抽選が行われると、停止図柄決定部36で決定された図柄の組み合わせを示す信号がCPU44aに入力される。これに応答して、CPU44aは、停止態様記憶部44dに態様データを書き込む。この後、表示態様書換部44eが停止態様記憶部44dに書き込まれた態様データを参照する。
当たり態様の態様データが書きこまれている場合には、CPU44aは書き込まれている当たり態様を構成する図柄の組み合わせによる当たり表示を行う。停止態様記憶部44dにリーチ状態の表示を経てからハズレ表示が行われるハズレ態様が書き込まれている場合には、CPU44aは書き込まれているハズレ態様を構成する図柄の組み合わせによるハズレ表示を行う。
また、停止態様記憶部44dにリーチ状態の表示を経てからハズレ表示が行われるハズレ態様の態様データ以外のハズレ態様の態様データが書き込まれている場合、表示態様書換部44eは変動回数カウント部44cによりカウントダウンされている変動回数を読み出す。そして、停止態様記憶部44dに書き込まれているハズレ態様の態様データを、変動回数カウント部44cから読み出した変動回数に基づいて変動回数データに書き換える。CPU44aは停止態様記憶部44dに書き込まれている変動回数データに基づいて図柄の停止表示を液晶パネル18から行わせる。これにより、液晶パネル18からは、ハズレ表示が表示されるとともに、時短モードが終了するまでに行われる図柄の変動回数が表示される。時短モードは図柄の変動回数が100回行われると終了する。時短モードが終了すると変動回数カウント部44cの値が初期値に戻され、通常モードに移行される。
図8は記録媒体(CD,フレキシブルディスク,ICメモリ,MO等)70をパチンコ機10にインストールする例を示しており、記録媒体70には図6及び図7のフローチャートで示すような手段を、CPU33とメモリ34とを含むコンピュータ71で実現するためのプログラムが格納されている。この場合、例えばハズレ又は通常モードで閉じられている大入賞口が開放されて通常モードよりも遊技者が有利になる当たりモードに移行する権利を付与する当たりのいずれかを、通常モードの遊技で始動入賞口に遊技媒体が入賞した場合に抽選を行って決定する当たり決定手段と、図柄の変動表示及び図柄の停止表示を行うことによって前記当たり決定手段での抽選の結果が当たりであることを示す当たり表示、又は前記当たり決定手段での抽選の結果がハズレであることを示すハズレ表示のいずれかを表示し、前記当たりモードが終了した後から図柄の変動表示が予め定められた所定回数行われるまでの時間短縮期間では、前記通常モードよりも図柄の変動表示を行う時間を短くする図柄変動表示手段と、前記当たり決定手段でハズレが決定された場合に、前記図柄変動表示手段から表示する前記ハズレ表示のハズレ態様を、複数種類のハズレ態様のうちのいずれにするかを抽選により決定するハズレ態様抽選手段と、前記時間短縮期間中に行われた図柄の変動表示の変動回数をカウントする変動回数カウント手段と、前記ハズレ態様抽選手段により決定されたハズレ態様を示す態様データを記憶するハズレ態様記憶手段と、前記ハズレ態様記憶手段が記憶している前記ハズレ態様を読み出して、前記ハズレ態様記憶手段が記憶しているハズレ態様による前記ハズレ表示を前記図柄変動表示手段から表示させる図柄表示制御手段と、前記時間短縮期間中に前記当たり決定手段でハズレが決定された場合に、前記変動回数カウント手段によりカウントされた変動回数を読み出して、前記ハズレ態様記憶手段が記憶している前記態様データを、前記時間短縮期間中に行われた図柄の変動回数を表示するための変動回数データ又は前記時間短縮期間中が終了するまでに行われる図柄の前記変動回数を表示するための変動回数データに書き換える表示態様書換手段としてコンピュータ71を機能させるためのプログラムを記録媒体70に記録する。そして、この記録媒体70を読み取り装置72に装填して、プログラムをパチンコ機10にインストールする。
なお、前記プログラムは、記録媒体70を介してインストールする代わりにインターネットを利用してパチンコ機10に配信することができる。また、配信された本発明のプログラム、又は記録媒体70から読み出した本発明のプログラムをパソコンにインストールし、モニタ上で遊技を行うことも可能である。
上記実施形態では、変動回数カウント部44cで時短モードが終了するまでの図柄の変動回数をカウントダウンさせたが、時短モードで行われた図柄の変動回数をカウントさせて、これを表示してもよい。
上記実施形態では、当たり表示を行う場合とリーチ状態の表示を経てからハズレ表示が行われる場合とでは、時短モードが終了するまでに行われる図柄の変動表示の回数を表示しなかったが、単に、当たりに当選した場合は変動回数の表示を行わず、ハズレの場合は変動回数の表示を行うようにして、リーチ状態の表示を経てからハズレ表示が行われる場合にも変動回数の表示を行ってもよい。この場合、変動回数の表示が行われなかった場合は、当たりに当選したことが確定するので、当たりに当選したか、あるいは、ハズレかを明確に報知することができる。
本発明は、パチンコ機に限らず、例えばパソコンなどのモニタ上で行うパチンコ機などの他の遊技機にも適用できる。
本発明のパチンコ機の斜視図である。 リーチ状態が表示されている状態の一例を示す説明図である。 時短モード中に、時短モードが終了されるまでに行われる図柄の変動回数を表示した状態の一例を示す説明図である。 パチンコ機の電気的構成の要部を示す機能ブロック図である。 図柄表示制御部の電気的構成の要部を示す機能ブロック図である。 全体の遊技の流れを示すフローチャートである。 時短モードでの遊技の流れを示すフローチャートである。 プログラムが格納された記録媒体を、パチンコ機にインストールする場合の説明図である。
符号の説明
10 パチンコ機
12 図柄表示装置
18 液晶パネル(図柄変動表示手段)
35 当たり決定部(当たり決定手段)
36 停止図柄決定部(ハズレ態様抽選手段)
44 図柄表示制御装置
44aCPU(図柄表示制御手段)
44b メモリ
44c 変動回数カウント部(変動回数カウント手段)
44d 停止態様記憶部(ハズレ態様記憶手段)
44e 表示態様書換部(表示態様書換手段)
70 記録媒体
71 コンピュータ
72 読み取り装置

Claims (4)

  1. 通常モードと、通常モードで閉じられている大入賞口が開放されて通常モードよりも遊技者が有利になる当たりモードとでの遊技が選択的に行われ、ハズレ又は前記当たりモードに移行する権利を付与する当たりのいずれかを、通常モードの遊技で始動入賞口に遊技媒体が入賞した場合に抽選を行って決定する当たり決定手段と、図柄の変動表示及び図柄の停止表示を行うことによって前記当たり決定手段での抽選の結果が当たりであることを示す当たり表示、又は前記当たり決定手段での抽選の結果がハズレであることを示すハズレ表示のいずれかを表示し、前記当たりモードが終了した後から図柄の変動表示が予め定められた所定回数行われるまでの時間短縮期間では、前記通常モードよりも図柄の変動表示を行う時間を短くする図柄変動表示手段とを備えた遊技機において、
    前記当たり決定手段でハズレが決定された場合に、前記図柄変動表示手段から表示する前記ハズレ表示のハズレ態様を、複数種類のハズレ態様のうちのいずれにするかを抽選により決定するハズレ態様抽選手段と、
    前記時間短縮期間中に行われた図柄の変動表示の変動回数をカウントする変動回数カウント手段と、
    前記ハズレ態様抽選手段により決定されたハズレ態様を示す態様データを記憶するハズレ態様記憶手段と、
    前記ハズレ態様記憶手段が記憶している前記ハズレ態様を読み出して、前記ハズレ態様記憶手段が記憶しているハズレ態様による前記ハズレ表示を前記図柄変動表示手段から表示させる図柄表示制御手段と、
    前記時間短縮期間中に前記当たり決定手段でハズレが決定された場合に、前記変動回数カウント手段によりカウントされた変動回数を読み出して、前記ハズレ態様記憶手段が記憶している前記態様データを、前記時間短縮期間中に行われた図柄の変動回数を表示するための変動回数データ又は前記時間短縮期間中が終了するまでに行われる図柄の前記変動回数を表示するための変動回数データに書き換える表示態様書換手段とを設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記図柄変動表示手段では、複数の位置に配置された図柄を変動表示させて変動表示中の図柄を順次停止表示させていき、停止表示されたときの図柄の組み合わせの態様によって前記当たり表示又は前記ハズレ表示が表示され、前記ハズレ態様抽選手段により、最後に停止表示される図柄の変動表示中で残りの図柄が停止表示されているときに、変動表示中の図柄が停止表示されると前記当たり表示が表示される可能性のあるリーチ状態の表示を経てから前記ハズレ表示を表示させる前記ハズレ態様が決定された場合は、前記表示態様書換手段は、前記ハズレ態様記憶手段が記憶している前記態様データの書き換えを行わないことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. ハズレ又は通常モードで閉じられている大入賞口が開放されて通常モードよりも遊技者が有利になる当たりモードに移行する権利を付与する当たりのいずれかを、通常モードの遊技で始動入賞口に遊技媒体が入賞した場合に抽選を行って決定する当たり決定手段と、図柄の変動表示及び図柄の停止表示を行うことによって前記当たり決定手段での抽選の結果が当たりであることを示す当たり表示、又は前記当たり決定手段での抽選の結果がハズレであることを示すハズレ表示のいずれかを表示し、前記当たりモードが終了した後から図柄の変動表示が予め定められた所定回数行われるまでの時間短縮期間では、前記通常モードよりも図柄の変動表示を行う時間を短くする図柄変動表示手段と、前記当たり決定手段でハズレが決定された場合に、前記図柄変動表示手段から表示する前記ハズレ表示のハズレ態様を、複数種類のハズレ態様のうちのいずれにするかを抽選により決定するハズレ態様抽選手段と、前記時間短縮期間中に行われた図柄の変動表示の変動回数をカウントする変動回数カウント手段と、前記ハズレ態様抽選手段により決定されたハズレ態様を示す態様データを記憶するハズレ態様記憶手段と、前記ハズレ態様記憶手段が記憶している前記ハズレ態様を読み出して、前記ハズレ態様記憶手段が記憶しているハズレ態様による前記ハズレ表示を前記図柄変動表示手段から表示させる図柄表示制御手段と、前記時間短縮期間中に前記当たり決定手段でハズレが決定された場合に、前記変動回数カウント手段によりカウントされた変動回数を読み出して、前記ハズレ態様記憶手段が記憶している前記態様データを、前記時間短縮期間中に行われた図柄の変動回数を表示するための変動回数データ又は前記時間短縮期間中が終了するまでに行われる図柄の前記変動回数を表示するための変動回数データに書き換える表示態様書換手段として遊技機のコンピュータを機能させるためのプログラム。
  4. 請求項3記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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