JP2005333538A - 操作履歴を用いたコミュニケーションシステムおよびコミュニケーション方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】 通信端末に対する操作履歴を共有しても差し支えのない人同志で、操作履歴を伝え合うことによって、電話や電子メール等の具体的なコミュニケーション行為に発展しなくても、相手のことを思う機会を増加させることができるようにする。

【解決手段】 複数の通信端末と管理サーバと通信端末情報データベースとを具備するコミュニケーションシステムにおいて、通信端末は、利用者の操作履歴をメモリに記憶し、操作履歴に対応するコマンドを管理サーバに送信する端末であり、管理サーバは、通信端末が送信したコマンドを受信し、通信端末との間で操作履歴を共有している宛先通信端末に、抽象化された画像を表示し、音楽を再生するためのコマンドを送信するサーバであり、宛先通信端末は、管理サーバから受信したコマンドに応じて、抽象化画像を表示し、音楽を再生する。

【選択図】 図1

Description

本発明は、人が情報端末に対して行った操作の履歴を、遠隔地に存在している相手と伝え合い、近くにいるような感覚を芽生えさせる操作履歴を用いたコミュニケーションシステムおよびコミュニケーション方法に関する。
従来から、通信機器の操作履歴や通信履歴は、故障原因の発生箇所の究明やシステムの集中管理、および操作者の監視に利用されている。たとえば、端末作業履歴を作業者に全く負担をかけることなく再現する端末作業履歴再現装置が提案され(たとえば、特許文献1参照)、また、オペレータの操作履歴を効率よく把握するヒューマンインタフェース端末におけるオペレータの操作履歴収集管理方法及び装置が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
インターネット等のネットワークサービスにおいては、ユーザの利用可能なサービスが多様であり、ユーザが自分に適したサービスを見つけることが困難になっている。そのために、ユーザとのインタラクションや通信端末の操作履歴を利用し、ユーザの状況や嗜好を把握する方法が提案されている(たとえば、特許文献3参照)。
一方、遠隔地でのコミュニケーションを活性化し、円滑化する手段として、アウェアネス情報を利用する方法が提案されている。
たとえば、遠隔地の利用者同志で臨場感のあるインフォーマル会話を行うために、相手の存在を自然に認識できるようにする支援方法について検討している(たとえば、非特許文献1参照)。
また、遠隔講義において、WEBコンテンツのアクセスログやWEBブラウザ内での行動を分析するだけでなく、全アプリケーションにおける行動履歴を分析し、学習者のアウェアネス情報と理解度との関連性を検討している(たとえば、非特許文献2参照)。
この他、相手の存在に気づいたり、ばったり出会ったりというような「会話動機の発生」や「遭遇」を支援する方法や、相手との会話を思い立つという「呼びかけ」を支援する方法や、相手を探すという「探索」を支援する方法が多く提案されている。
アウェアネス情報では、利用者に関する入力情報の1つとして、利用者の行動履歴を扱っている。しかし、実際は、利用者が生成した命令が、テキストのように明確な情報で表現されるので、情報を提供された側は、命令が実行された事実とその時間とだけを意識してしまいがちである。元々、アウェアネス情報は、仕事面における生産性の向上が主な目的であるので、具体的なコミュニケーション行為に発展させることを前提とする情報提供方法である。
したがって、インパクトの大きい情報を用い、相手に気づかせることによって、コミュニケーションのきっかけを増加させることに目的が集中している。
特開平6−214832号 特開平9−114708号 黒宮寧他,"日常的なインタラクションによるユーザエージェントの実現"The 17th Annual Conference of Japanese Society for Artificial Intelligence, 2003(http://www-kasm.nii.ac.jp/jsai2003/programs/PDF/000120.PDF) 広明敏彦他,"遠隔インフォーマル会話におけるアウェアネス支援"情報処理学会研究報告,Vol.94,No.96,pp.34−40,1995 島田健一郎他,"遠隔教育システムにおけるアウェアネス情報分析及び理解度評価"電子情報通信学会技術研究報告,IA2001−19−41,Vol.101,No.440,pp.79−86,2001
IT(情報技術)が発展するに従って、あらゆる情報がネットワーク上に流れるようになり、コミュニケーション手段やコミュニケーション端末自体も複雑化している。
また、高精細な映像で、人の行動を監視することができるネットワークシステムが登場し始め、個人のプライバシに対する関心が高まり、情報を提供する側、情報を提供される側の双方に、精神的負担を与えない情報伝達方法が重要な課題となっている。
アウェアネス情報は、具体的なコミュニケーション行為の発生を支援し、遠隔地で行う協調作業を効率化するための情報であるので、自分の存在や場所、行動に関する情報を明確に伝え合う情報であり、また、リアルタイム性が高く、目的がはっきりし、相手に気づかせるための情報であり、悪意を持った第三者に悪用される可能性もある。
これと同様に、人の行動履歴をコミュニケーション支援に活用する場合も、明確な行動履歴情報が、悪意を持った人に漏れると、悪用されやすいので、セキュリティ対策を万全にするか、アウェアネス情報とは逆に、第三者に対して、人情報発信者や発信位置がわからないようにする工夫が必要である。
このほか、アウェアネス情報では、コミュニケーションの発生を促進すること以外に、遭遇を支援し、実世界または仮想世界で会うことに発展することを前提とした情報を扱っている。
このために、最後に会ってからの時間やコミュニケーションを行っていない時間等、経過時間という概念を、あまり取り扱っていない。しかし、実際の生活においては、相手の直接的な行為のみではなく、会っていないという事実や、コミュニケーションを取っていないという事実を知ることが、相手のことを思うきっかけになることが多い。これは、両者で具体的には共有していない時間ではあるが、双方で等しい長さの時間であるためであると考えられる。
本発明は、通信端末に対する操作履歴を共有しても差し支えのない人間関係にある複数の人同志で、操作履歴を伝え合うことによって、電話や電子メール等の具体的なコミュニケーション行為に発展しなくても、相手のことを思う機会を増加させることができる操作履歴を用いたコミュニケーションシステムおよびコミュニケーション方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、利用者が通信端末を操作した操作履歴を共有し合う複数の通信端末と、上記通信端末間の通信と、上記通信端末の参加、退出とを管理する管理サーバと、上記通信端末に関する情報と上記通信端末間のルーティング経路とを登録する通信端末情報データベースとを具備するコミュニケーションシステムにおいて、上記通信端末は、利用者の操作履歴をメモリに記憶し、操作履歴に対応するコマンドを上記管理サーバに送信する端末であり、上記管理サーバは、上記通信端末が送信したコマンドを受信し、上記通信端末との間で、操作履歴を共有している宛先通信端末を、上記通信端末情報データベースから検索し、検索された宛先通信端末に、抽象化された画像を表示し、音楽を再生するためのコマンドを送信するサーバであり、上記宛先通信端末は、上記管理サーバから受信したコマンドに応じて、抽象化画像を表示し、音楽を再生する通信端末であり、上記通信端末に対する操作履歴情報を共有することによって、お互いの存在、行動を伝え合うコミュニケーションシステムである。
本発明によれば、通信端末に対する操作履歴を共有しても差し支えのない人間関係にある複数の人同志で、操作履歴を伝え合うので、電話や電子メール等の具体的なコミュニケーション行為に発展しなくても、相手のことを思う機会を増加させることができるという効果を奏する。
発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例である。
図1は、本発明の実施例1であるコミュニケーションシステムCS1の構成を示す図である。
コミュニケーションシステムCS1は、発信元通信端末101と、宛先通信端末102と、その他の利用者のコミュニケーション通信端末103と、ネットワーク119と、通信端末の管理と通信端末間の通信を制御する管理サーバ120と、通信端末に関する情報を管理する通信端末情報データベース121とを有する。
発信元コミュニケーション通信端末101は、利用者の操作履歴情報を取得する入力装置104と、通信端末全体の制御を行う処理装置107と、利用者の操作履歴や操作履歴を共有する相手の情報を記憶するメモリ110と、通信に関する処理を行う送受信装置113と、操作履歴を共有する相手の端末操作に対応して、抽象化された画像を表示したり、音声を再生したりする出力装置116とによって構成されている。
宛先コミュニケーション通信端末102は、利用者の操作履歴情報を取得する入力装置105と、通信端末全体の制御を行う処理装置108と、利用者の操作履歴や操作履歴を共有する相手の情報を記憶するメモリ111と、通信に関する処理を行う送受信装置114と、操作履歴を共有する相手の端末操作に対応して、抽象化された画像を表示し、音声を再生する出力装置117とによって構成されている。
他の利用者のコミュニケーション通信端末103は、利用者の操作履歴情報を取得する入力装置106と、通信端末全体の制御を行う処理装置109と、利用者の操作履歴や操作履歴を共有する相手の情報を記憶するメモリ112と、通信に関する処理を行う送受信装置115と、操作履歴を共有する相手の端末操作に対応して、抽象化された画像を表示し、音声を再生する出力装置118とによって構成されている。
次に、コミュニケーションシステムCS1の動作について説明する。
図2は、コミュニケーションシステムCS1の動作を示すフローチャートである。
ステップS1において、入力装置104は、利用者の操作履歴を検知し、操作履歴情報を取得する。ステップS2において、処理装置107は、取得した操作履歴情報を通信フレームに変換し、ステップS3において、送受信装置113は、管理サーバ120に操作履歴情報を送信する。ステップS4において、管理サーバ120は、発信元通信端末101との間で操作履歴情報を共有する宛先通信端末102を、通信端末情報データベース121から検索し、宛先通信端末102に対して操作履歴情報を送信する。ステップS5において、宛先通信端末102は、発信元通信端末101からの送られてきた操作履歴情報をデータ変換し、ステップS6では、出力装置117が抽象化画像を表示し、ステップS7では、音声を再生する。
図3は、操作履歴情報の通信フレームを示す図である。
操作履歴情報の通信フレームは、送信元通信端末のネットワークアドレスや、宛先通信端末のアドレスを含むヘッダと、操作履歴コマンド数と、各コマンドの内容と、エラーチェック情報とによって構成されている。
操作履歴コマンドの内容は、コマンド毎に、コマンドIDと、開始時間と、継続時間とによって構成されている。
図4は、コマンドの内容の例を示す図である。
ボタン操作、通話等の音声入力、音声通話の発着信、電子メールの送受信、インターネットアクセス等、通信端末の持つ機能に対応して、コマンドIDが割り当てられている。また、各コマンドに関しては、開始時間と継続時間とを取り扱う。
図5は、本発明の実施例1を携帯電話に採用した場合の表示方法を示す図である。
コマンド毎に色分けされ、通常時は、面積が等しくなるように表示される。たとえば、電子メール着信時には、相手の携帯電話の表示画面において、電子メール送受信に割り当てられた色の面積が大きくなるように表示される。ここで、重要なのは、ある操作履歴に対応した色の占める割合が大きくなるように表示されるので、他の色の並びや大きさは、どのように変化してもよい。したがって、第三者が、この画面を見ても、誰が発信者であるのか、何をどこでしているのかを特定することができない。
利用者は、この画面を待ち受け画面に設定し、アプリケーション起動時に表示するように設定することができる。ここでは、説明をし易くするために、各色に対してコマンドの種類を明記したが、実施例の目的に従うならば、相手に対して何となく知らせるほうが好ましい。したがって、上記実施例では、各コマンドと色との対応は、一意に決まるのではなく、履歴情報を共有する利用者間で、設定するようにしてもよい。
図6は、実施例1において、相手の操作履歴に対して、音声を再生する場合の例を示す図である。
図6に示すように、操作履歴を共有する相手の操作内容に対応して、異なるメロディが流れる。マナーモード設定等のように、メロディの区別がつかない場合は、操作毎に異なる抽象化画像が、同時に表示されるように設定してもよい。
実施例1によれば、操作履歴を共有するように設定している相手の通信端末に、相手が何らかの操作をすると、その入力内容に基づいて、自分の端末に、抽象的な画像が表示されるので、そして、抽象的な画像は、相手の操作内容が反映されているので、発信者のことをある程度知っている人であれば、または、理解している人であれば、相手の行動や気持ちを、何となく推測することができる。
また、実施例1において、抽象的な画像の代わりや、オプションとして、操作内容に対応した音声を使用するようにしてもよい。
本発明の実施例2は、音声通話や電子メール等の直接的なコミュニケーション行為に対する操作履歴を利用し、操作履歴を共有する相手を想像する機会を創出するコミュニケーションシステムである。
実施例2の構成は、図1に示す実施例1の構成と同様である。
次に、本発明の実施例2の制御動作について説明する。
図7は、本発明の実施例2の制御動作を示すフローチャートである。
ステップS11において、発信元発信元通信端末101は、利用者のアドレス検索操作に従って、対象となる相手のアドレス検索を開始する。ステップS12において、発信元通信端末101は、管理サーバ120に対して、対象となる相手との通信履歴情報を問い合わせる。ステップS13において、管理サーバ120は、問い合わせた利用者と問い合わせ対象の相手との通信履歴を、通信端末情報データベース121から検索する。
図8は、実施例2において、問い合わせした発信元通信端末101に対して、管理サーバ120が返信する応答メッセージの通信フレームを示す図である。
応答メッセージの通信フレームは、問い合わせ通信端末や、問い合わせ対象の通信端末のネットワークアドレスを含むヘッダと、問い合わせたコマンドのIDと、音声通話、電子メールの発着信間隔と、エラーチェック情報とによって構成されている。
ステップS14において、管理サーバ120は、発信元通信端末101に対して、図8に示す形式で、応答メッセージを送信する。ステップS15において、発信元通信端末101は、通信履歴に対応した画像と問い合わせ対象の相手の個人情報とを表示する。
図9は、実施例2において、通信履歴に対応した抽象化画像の表示例を示す図である。
問い合わせた相手との通信履歴の間隔が短いときは、顔写真や似顔絵が、くっきりと表示され、問い合わせた相手との通信履歴の間隔が長いときは、顔写真や似顔絵が、薄く表示される。
このように表示することによって、相手との具体的なコミュニケーションに発展しなくても、相手のことを思ったり想像したりする機会が増加する。
実施例2によれば、操作履歴を共有する相手との具体的な通信履歴に応じて、相手の顔写真や、似顔絵の濃さや、色が変化して表示されるので、直接的なコミュニケーション行為には発展しなくても、相手と話していない時間や、メール交換をしていない期間がどの位であるかを知ることができ、相手のことを想像する機会が創出される。
図10は、本発明の実施例3であるコミュニケーションシステムCS3を示すブロック図である。
コミュニケーションシステムCS3は、操作履歴を共有する相手と会っていない時間に応じて、長さが変化する棒の長さを共有するコミュニケーションシステムである。
コミュニケーションシステムCS3は、会っていない時間に応じて長さの変化する物理的構成(伸縮自在の棒等)を持つコミュニケーション端末1001、1002と、ネットワーク1003と、各利用者が所有する携帯端末1004、1005と、コミュニケーション端末および携帯端末を管理する管理サーバ1006とを有する。
図11は、コミュニケーション端末1001の構成例を示すブロック図である。
コミュニケーション端末1001は、会っていない時間に対応して長さが変化する伸縮棒1101と、ラックギア1102と、ピニオンギア1103と、モータ1104と、エンコーダ1105と、エンコードカウンタ1106と、サーボアンプ1107と、D/A変換器1108と、制御装置1109と、タイムカウンタ1110と、リセットスイッチ1111と、送受信装置1112とを有する。
コミュニケーション端末1001において、モータ1104の回転運動を、ピニオンギア1103が、ラックギア1102の伸縮運動に変換し、これによって、伸縮棒1101が伸び縮みする。
伸縮棒1101の伸縮量は、モータ1104の回転数によって決まるので、制御装置1109からの制御信号を、D/A変換器1108がD/A変換し、サーボアンプ1107に送ることによって、モータの回転数が制御される。また、モータの回転数は、エンコーダとエンコードカウンタとによってカウントされ、制御装置にフィードバックされる。
リセットスイッチ1111は、利用者が相手と会った場合に押されるものであり、リセットスイッチ1111が押されると、タイムカウンタ1110がリセットされ、伸縮棒1101が最も短くなるように制御される。リセットスイッチ1111が押されると、タイムカウンタ1110のカウント値がリセットされ、タイムカウンタ1110が時間の計測を開始し、その時間に比例して、伸縮棒1101が伸びるように制御される。
また、リセットスイッチ1111は、送受信装置1112が受信した制御信号によって、遠隔地から制御することができる。リセットスイッチ1111を遠隔地から制御する場合、携帯端末1004、1005からの制御信号を、管理サーバが受け取り、コミュニケーション端末1001、1002に送信することによって、リセットスイッチ1111を遠隔地から制御する。
コミュニケーション端末1002の構成は、コミュニケーション端末1001の構成と同様である。
ここで、携帯端末1004、1005は、お互いに近距離無線通信が可能であり、携帯端末を持った利用者同志が近づくだけで、会ったことを検知し、管理サーバ1006を介して、コミュニケーション端末1001、1002のそれぞれの伸縮棒1101を自動的に制御することができる。さらに、携帯端末1004、1005は、コミュニケーション端末1001、1002との間における近距離無線通信が可能であり、リセットスイッチ1111を制御するリモコンとしても動作する。
コミュニケーションシステムCS3は、操作履歴を共有する相手と会っていない時間に応じて、長さが変化する物理的構成と、最後に会ってからの経過時間を計測する手段とを持つコミュニケーション環境を実現する。
実施例3によれば、操作履歴を共有する相手と会っていない時間に応じて、長さが変化する物理的媒体によって、相手との直接的なメッセージの交換がなくても、会っていない時間をお互いに意識することによって、お互いを思うことが多くなるコミュニケーション環境を実現している。
上記実施例によれば、通信端末に対する操作履歴を共有しても差し支えのない人間関係にある複数の人同志で、操作履歴を伝え合うことによって、電話や電子メール等の具体的なコミュニケーション行為に発展しなくても、相手のことを思う機会を増加させることができる。
つまり、相手の通信端末に相手が何らかの操作をすると、その入力内容に基づいて、自分の端末に表示される抽象的な画像には、相手の操作内容が反映されていることによって、発信者のことをある程度知っている人、または理解している人であれば、何となく相手の行動や気持ちを推測できる。
また、本発明で取り扱う操作履歴は、通信端末に対する通常の操作、または、簡単な入力によって得られる情報であるので、情報発信に対する負担がほとんどなく、また、操作履歴に基づいて換算され、抽象化された画像が、相手の端末に表示されるので、第三者が発見しても、発信者や発信場所を特定できないか、または、当事者以外が知ってもあまり意味がない。
したがって、上記実施例は、利用者の負担を軽くした履歴情報を共有することによって、相手のことを想像したり、相手が変わりなく活動していることを知って安心したりするといった人間の内面的な効果を生み出す。
行動履歴を見られても差し支えのない人間関係がある相手に、通信端末に対して意識的、または無意識のうちに入力した操作履歴を柔らかく伝え、かつ、情報を発信している自分自身に対しても、相手に見られているという精神的不安が軽減する。
また、お互いに共有する行動履歴は、テキスト表現等の明確な情報提示ではないので、第三者に見られても、送信者が誰であるのか、発信している場所は何処であるのかが分からないように工夫されている。このために、操作履歴を共有する相手は限られた人であり、情報を共有することによって、相手のことを想像したり、相手が変わりなく活動していることを知って安心する等、人間の内面的な効果に、上記実施例は着目したものである。
操作履歴は、通信端末に対する通常の操作、または、簡単な入力によって得られる情報であるので、情報発信に対する負担がほとんどない。また、操作履歴に基づいて換算され、抽象化された画像が、相手の端末に表示されるので、第三者が発見しても、発信者や発信場所を特定することができず、当事者以外の者が知ってもあまり意味がない。
また、上記実施例は、利用者が通信端末を操作した操作履歴を共有し合う複数の通信端末と、上記通信端末間の通信と、上記通信端末の参加、退出とを管理する管理サーバと、上記通信端末に関する情報と上記通信端末間のルーティング経路とを登録する通信端末情報データベースとを具備するコミュニケーションシステムにおいて、上記通信端末は、利用者の操作履歴をメモリに記憶し、上記操作履歴に対応するコマンドを上記管理サーバに送信する端末であり、上記管理サーバは、上記通信端末が送信したコマンドを受信し、上記通信端末との間で、操作履歴を共有している宛先通信端末を、上記通信端末情報データベースから検索し、検索された宛先通信端末に、抽象化された画像を表示し、音楽を再生するためのコマンドを送信するサーバであり、上記宛先通信端末は、上記管理サーバから受信したコマンドに応じて、抽象化画像を表示し、音楽を再生する通信端末であり、上記通信端末に対する操作履歴情報を共有することによって、お互いの存在、行動を伝え合うことを特徴とする操作履歴を用いたコミュニケーションシステムの例である。
この実施例によれば、操作履歴を共有するように設定している相手の通信端末に相手が何らかの操作をすると、その入力内容に基づいて、自分の端末に抽象的な画像が表示される。抽象的な画像は、相手の操作内容が反映されているので、発信者のことをある程度知っている人、または理解している人であれば、何となく相手の行動や気持ちを推測することができる。
また、上記実施例において、上記通信端末は、操作履歴を共有している相手との音声通話履歴と、電子メール送受信履歴とに応じて、アドレス帳に登録されている相手の顔写真、似顔絵の濃さ、色を変化させて表示する端末である。
これによって、操作履歴を共有する相手との具体的な通信履歴に応じて、濃さや色の変化する相手の顔写真や似顔絵が表示され、直接的なコミュニケーション行為には発展しなくとも、相手と話していない時間や、メール交換をしていない期間がどのくらいであるかを知るだけで、相手のことを想像する機会が創出される。
さらに、上記実施例において、上記通信端末は、操作履歴を共有する相手に会っていない時間に応じて、長さが変化する物理的構成と、上記操作履歴を共有する相手に最後に会ったときからの経過時間を計測する手段とを有する。
これによって、操作履歴を共有する相手と会っていない時間に応じて長さが変化し、相手との直接的なメッセージの交換がなくとも、会っていない時間をお互いに共有することでお互いを思う機会が増す。
本発明の実施例1であるコミュニケーションシステムCS1の構成を示す図である。 コミュニケーションシステムCS1の動作を示すフローチャートである。 操作履歴情報の通信フレームを示す図である。 コマンドの内容の例を示す図である。 本発明の実施例1を携帯電話に採用した場合の表示方法を示す図である。 実施例1において、相手の操作履歴に対して、音声を再生する場合の例を示す図である。 本発明の実施例2の制御動作を示すフローチャートである。 実施例2において、問い合わせした発信元通信端末101に対して、管理サーバ120が返信する応答メッセージの通信フレームを示す図である。 実施例2において、通信履歴に対応した抽象化画像の表示例を示す図である。 本発明の実施例3であるコミュニケーションシステムCS3を示すブロック図である。 コミュニケーション端末1001の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
101、102、103…コミュニケーション端末、
104、105、106…入力装置、
107、108、109…処理装置、
110、111、112…メモリ、
113、114、115…送受信装置、
116、117、118…出力装置、
119、1003…ネットワーク、
120、1006…管理サーバ、
121…通信端末情報データベース、
1001、1002…コミュニケーション端末、
1004、1005…携帯端末、
1101…伸縮棒、
1102…ラックギア、
1103…ピニオンギア、
1104…モータ、
1105…エンコーダ、
1106…エンコーダカウンタ、
1107…サーボアンプ、
1108…A/D変換器、
1109…制御装置、
1110…タイムカウンタ、
1111…スイッチ、
1112…送受信装置。

Claims (6)

  1. 利用者が通信端末を操作した操作履歴を共有し合う複数の通信端末と、上記通信端末間の通信と、上記通信端末の参加、退出とを管理する管理サーバと、上記通信端末に関する情報と上記通信端末間のルーティング経路とを登録する通信端末情報データベースとを具備するコミュニケーションシステムにおいて、
    上記通信端末は、利用者の操作履歴をメモリに記憶し、上記操作履歴に対応するコマンドを上記管理サーバに送信する端末であり、
    上記管理サーバは、上記通信端末が送信したコマンドを受信し、上記通信端末との間で、操作履歴を共有している宛先通信端末を、上記通信端末情報データベースから検索し、検索された宛先通信端末に、抽象化された画像を表示し、音楽を再生するためのコマンドを送信するサーバであり、
    上記宛先通信端末は、上記管理サーバから受信したコマンドに応じて、抽象化画像を表示し、音楽を再生する通信端末であり、
    上記通信端末に対する操作履歴情報を共有することによって、お互いの存在、行動を伝え合うことを特徴とする操作履歴を用いたコミュニケーションシステム。
  2. 請求項1において、
    上記通信端末は、操作履歴を共有している相手との音声通話履歴と、電子メール送受信履歴とに応じて、アドレス帳に登録されている相手の顔写真、似顔絵の濃さ、色を変化させて表示する端末であることを特徴とする操作履歴を用いたコミュニケーションシステム。
  3. 請求項1または請求項2において、
    上記通信端末は、操作履歴を共有する相手に会っていない時間に応じて、長さが変化する物理的構成と、上記操作履歴を共有する相手に最後に会ったときからの経過時間を計測する手段とを有することを特徴とする操作履歴を用いたコミュニケーションシステム。
  4. 利用者が通信端末を操作した操作履歴を共有し合う複数の通信端末と、上記通信端末間の通信と、上記通信端末の参加、退出とを管理する管理サーバと、上記通信端末に関する情報と上記通信端末間のルーティング経路とを登録する通信端末情報データベースとを具備するコミュニケーションシステムにおけるコミュニケーション方法において、
    上記通信端末が、利用者の操作履歴をメモリに記憶し、操作履歴に対応するコマンドを上記管理サーバに送信する段階と;
    上記通信端末が送信したコマンドを、上記管理サーバが受信し、上記通信端末との間で、操作履歴を共有している宛先通信端末を、上記管理サーバが、上記通信端末情報データベースから検索し、検索された宛先通信端末に、抽象化された画像を表示し、音楽を再生するためのコマンドを送信する段階と;
    上記宛先通信端末が、上記管理サーバから受信したコマンドに応じて、抽象化画像を表示し、音楽を再生する段階と;
    を有し、上記通信端末に対する操作履歴情報を共有することによって、お互いの存在、行動を伝え合うことを特徴とする操作履歴を用いたコミュニケーション方法。
  5. 請求項4において、
    操作履歴を共有している相手との音声通話履歴と、電子メール送受信履歴とに応じて、上記通信端末が、アドレス帳に登録されている相手の顔写真、似顔絵の濃さ、色を変化させて表示することを特徴とする操作履歴を用いたコミュニケーション方法。
  6. 請求項4または請求項5において、
    上記通信端末は、操作履歴を共有する相手に会っていない時間に応じて、長さが変化する物理的構成を有し、上記操作履歴を共有する相手に最後に会ったときからの経過時間を計測することを特徴とする操作履歴を用いたコミュニケーション方法。
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