JP2005333469A - 撮像装置及び撮像装置制御用プログラム - Google Patents

撮像装置及び撮像装置制御用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 撮影者に煩雑な設定作業の負担をかけずに、良好な画質の撮影結果を提供することができる撮像装置及び撮像装置制御用プログラムを提供する。
【解決手段】
撮像装置は、全画像領域中から肌色色相領域に含まれる色相を持つ画像領域を判定する判定部311と、該判定部で肌色領域と判定された画像領域とそれ以外の画像領域に対して、それぞれ異なる補正処理を実行する補正部312と、該補正部312における肌色領域に対する補正処理の有効又は無効を設定する補正動作設定部313と、セルフタイマ撮影のためのタイムアウト時間を設定するタイマ設定部307と、前記タイムアウト時間のカウントダウンが開始されたときに、前記補正部312による前記肌色領域に対する補正処理を有効にするセルフタイマ撮影制御マイコン102とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像装置及び撮像装置制御用プログラムに関する。
一般にデジタルカメラ等の撮像装置には、撮影者が任意の時間長をタイマに設定し、その設定時間中に撮影範囲内に移動し、自らが被写体となってタイムアウトと同時に自動撮影を行うセルフタイマ機能が搭載されている。
また、被写体の輪郭部を強調した画像信号を得るために、撮像素子からの画像信号を利用して被写体の輪郭部に相応した輪郭強調信号を生成し、該画像信号に加算する等の輪郭強調機能を搭載している。このような輪郭強調機能は、より解像感が高くメリハリの効いた高画質な画像を得ることを可能にしているが、人間の顔面部分等を被写体とした場合には、人間の肌の領域にも輪郭強調機能が作用し、しわ・しみ・毛穴等が強調されてしまい、必ずしも好ましくない撮影結果をもたらすことがあった。
上記の問題に対し、肌色領域に含まれる画像信号に関しては、輪郭強調処理を無効又はは輪郭部の強調の程度を他の領域より低減するような改良が施された、肌色輪郭補正又はスキンディテールと呼ばれる処理技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。
以下、この処理技術について説明する。
図4は、従来の撮像装置としてのデジタルカメラの構成を示すブロック図である。
同図において、301はレンズ、302は絞り、303は撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)、304はサンプル/ホールド回路(S/H回路)、305はプリプロセス回路、306は撮影指示部、307はタイマ設定部、308はタイマ処理部、309は信号処理部、310はメモリ、311は判定部、312は補正部、313は補正動作設定部、314は撮影画像を確認する表示部、315は撮影画像の記録装置、316は肌色輪郭補正制御マイコンである。
レンズ301より受光した被写体からの光は、絞り302により光量を調節されてCCD303面上に結像され、CCD303により光電変換されて画像信号としてサンプルホールド回路304に出力される。
サンプルホールド回路304は、この画像信号に対してサンプルホールド処理し、プリプロセス回路305に出力する。プリプロセス回路305は、サンプルホールド処理が実行された画像信号に対して、AGC処理、ブラックバランス処理、ホワイトバランス処理、ガンマ補正処理等を実行し、信号処理部309に出力する。
信号処理部309は、プリプロセス回路305より出力された画像信号に対して撮影者の所望する加工・補正等の処理を実行し、その処理の間に必要に応じて画像信号をメモリ310に保持する。
タイマ設定部307は、撮影者が撮影位置までの移動距離等に応じて所望する任意の設定時間長を取得し、タイマ処理部308に対してタイムアウト時間を設定する。
タイマ処理部308は、撮影指示部306からの撮影指示と同時に計時を開始し、タイムアウト時間の経過と同時に撮影動作の実行を信号処理部309に指示する。撮影指示部306は、装置外部に設けられたスイッチやコントローラから撮影者のセルフタイマ撮影開始指示を受け取る。
タイマ処理部308からの撮影動作の実行指示を受けた信号処理部309は、画像信号を判定部311に出力し、判定部311は予め定められた肌色色相領域(図5のC領域)に含まれる色相を持つ画像領域を検出し、この検出結果に基づいて肌色領域信号を生成し、画像信号と共に補正部312に出力する。
補正動作設定部313は、撮影者の希望に応じて設定された補正部312における肌色輪郭補正を有効にするか無効にするかの動作設定を取得し、肌色輪郭補正制御マイコン316を通じて補正部312に対して肌色輪郭補正の有効/無効を設定する。
補正部312は、肌色輪郭補正制御マイコン316により肌色輪郭補正が有効と設定された場合は、判定部311から供給された肌色領域信号に基づいて肌色領域に対して肌色輪郭補正処理を実行し、その他の領域に対しては輪郭強調処理を実行して、その結果得られた画像信号を表示部314及び記録装置315に出力する。
肌色輪郭補正制御マイコン316により肌色輪郭補正が無効と設定された場合は、補正部312は、入力された画像信号全域に輪郭強調処理を実施し、その結果得られた画像信号を表示部314および記録装置315に出力する。
図5はセルフタイマ撮影実施時のタイムアウト時間を設定するユーザーインターフェースの一例を示す図であり、図6は肌色輪郭補正処理の有効/無効を設定するユーザーインターフェースの一例を示す図である。
図5、6に示すユーザーインターフェースは撮像装置外部に設けられており、選択カーソル70、メニュー呼出キー71、決定キー72、選択キー73、及び液晶パネル74を備えている。図5では、液晶パネル74にセルフタイマ撮影実施時のタイムアウト時間を設定するメニューが表示され、図6では、液晶パネル74に肌色輪郭補正処理の有効/無効を設定するメニューが表示される。
以下、従来のデジタルカメラにおけるセルフタイマ撮影で実行される一連の処理を図7に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、撮影者が、図6に示すような肌色輪郭補正処理の設定メニューをメニュー呼出キー71を操作することにより液晶パネル74に表示させ、現在の設定内容を確認し、所望する肌色輪郭補正の処理を選択キー73を操作することにより選択し、決定キー72を押下することにより設定する。補正動作設定部313は、ここで設定された処理設定を取得する(ステップS1)。
次に、撮影者が、図5に示すようなセルフタイマ撮影実施時のタイムアウト時間設定メニューをメニュー呼出キー71を操作することにより液晶パネル74に表示させ、現在の設定内容を確認し、所望のタイムアウト時間を選択キー73を操作することにより選択し、決定キー72を押下することにより設定する。タイマ設定部307は、ここで設定されたタイムアウト時間を取得し、タイマ処理部308に設定する(ステップS2)。
次いで、撮影者は、デジタルカメラの外部に設けられたスイッチやコントローラ(不図示)を操作し、セルフタイマ撮影開始指示を行う。撮影指示部306は、このセルフタイマ撮影開始指示を取得し、タイマ処理部308に計時開始を指示する(ステップS3)。
タイマ処理部308は、タイムアウト時間の経過と同時に信号処理部309に撮影動作の実行を指示し、信号処理部309は撮影動作の実行指示を受けて信号処理後の画像信号を判定部311に出力する。判定部311は、全画像領域中の肌色色相領域(図8のC領域)に含まれる色相を持つ画像領域を検出し、該検出結果に基づいて肌色領域信号を生成し、画像信号とともに補正部312に出力する。尚、図8は肌色色相領域を示す図であり、同図において、縦軸は色差信号のR−Y、横軸は色差信号のB−Yであり、領域Cは肌色色相領域を示す。
肌色輪郭補正制御マイコン316は、ステップS1において補正動作設定部313が取得した肌色輪郭補正の処理設定を参照し、これに基づいて補正部312に対して肌色輪郭補正の処理設定を実行する(ステップS4)。尚、ステップS4は、肌色輪郭補正の処理が実行されるまでに要求される撮影処理を示す。
次に、補正部312は、肌色輪郭補正制御マイコン316により設定された肌色輪郭補正の処理設定が有効であるか否か判別する(ステップS5)。
肌色輪郭補正の処理設定が有効であると判断された場合は、補正部312は、ステップS4において生成された肌色領域信号に基づいて肌色領域には肌色輪郭補正を実行し、その他の領域には輪郭強調処理を実行する一方、肌色輪郭補正の処理設定が無効であると判断された場合は、画像領域全域に輪郭強調処理を実行して画像信号を表示部314及び記録装置315に出力し(ステップS6)、本処理を終了する。
以上のようにして、セルフタイマ撮影機能を実現し、また肌色色相領域(図8のC領域)に含まれる色相を持つ画像領域に対しては肌色輪郭補正処理を実行し、その他の画像領域に対しては輪郭強調処理を実行して、被写体に応じて適正に輪郭強調された画像を取得している。
従って、例えば、人物を被写体としてセルフタイマ撮影を実行する場合には、撮影者が予めセルフタイマ撮影実施時のタイムアウト時間の設定メニューや肌色輪郭補正処理の有効/無効の設定メニュー等を液晶パネル74に表示させ、これらの設定を適切なものにする必要がある。
特開2003−18451号公報
しかしながら、従来の撮像装置としてのデジタルカメラにおいては撮影者がセルフタイマ撮影機能による撮影を実行する度にメニュー画面を開き、肌色輪郭補正の設定が有効であるか否かの確認し、必要に応じて当該設定を変更する必要があり、多くのキー操作を伴う煩雑な設定作業を行わなければならなかった。また、セルフタイマ撮影機能による撮影を実行するときに、撮影者が肌色輪郭補正処理の設定を有効にすることを忘れしまう(即ち、肌色輪郭補正処理の設定は無効である)と、上述したように、被写体の顔のしわ・しみ・毛穴等が強調されてしまい、好ましくない撮影結果をもたらすことがあった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、撮影者に煩雑な設定作業の負担をかけずに、良好な画質の撮影結果を提供することができる撮像装置及び撮像装置制御用プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、全画像領域中から肌色色相領域に含まれる色相を持つ画像領域を判定する判定手段と、該判定手段で肌色領域と判定された画像領域とそれ以外の画像領域に対して、それぞれ異なる補正処理を実行する補正手段と、該補正手段における肌色領域に対する補正処理の有効又は無効を設定する補正動作設定手段と、セルフタイマ撮影のための撮影開始の指示から実際の撮影開始までの時間であるタイムアウト時間を設定するタイマ設定手段と、前記タイムアウト時間のカウントダウンが開始又は設定されたときに、前記補正手段による前記肌色領域に対する補正処理を有効にする制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項5の発明は、撮像装置で実行される撮像装置制御用プログラムにおいて、全画像領域中から肌色色相領域に含まれる色相を持つ画像領域を判定する判定モジュールと、該判定モジュールを実行することにより肌色領域と判定された画像領域とそれ以外の画像領域に対して、それぞれ異なる補正処理を実行する補正モジュールと、該肌色領域に対する補正処理の有効又は無効を設定する補正動作設定モジュールと、セルフタイマ撮影のためのタイムアウト時間を設定するタイマ設定モジュールと、前記タイムアウト時間のカウントダウンが開始又は設定されたときに、前記肌色領域に対する補正処理を有効にする制御モジュールとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、セルフタイマ撮影実施時に肌色領域に対する補正処理が無効に設定されている場合でも、セルフタイマ撮影のための撮影開始の指示から実際の撮影開始までの時間であるタイムアウト時間のカウントダウンが開始又は設定されたときに、補正手段による肌色領域に対する補正処理が有効にされるので、撮影者に煩雑な設定作業の負担をかけずに、良好な画質の撮影結果を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置を示すブロック図である。本発明の実施の形態に係る撮像装置は、デジタルカメラであるとする。
同図において、デジタルカメラは、レンズ301、絞り302、撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)303、サンプル/ホールド回路(S/H回路)304、プリプロセス回路305、撮影指示部306、タイマ設定部307、タイマ処理部308、信号処理部309、メモリ310、判定部311、補正部312、補正動作設定部313、撮影画像を確認する表示部314、及び撮影画像の記録装置315を備えている。
デジタルカメラは、さらに、補正部312における肌色領域への輪郭補正量を制御する補正量設定部101と、セルフタイマ撮影制御マイコン102とを備えている。
レンズ301より受光した被写体からの光は、絞り302により光量を調節されてCCD303面上に結像され、CCD303により光電変換されて画像信号としてサンプルホールド回路304に出力される。
サンプルホールド回路304は、この画像信号に対してサンプルホールド処理し、プリプロセス回路305に出力する。プリプロセス回路305は、サンプルホールド処理が実行された画像信号に対して、AGC処理、ブラックバランス処理、ホワイトバランス処理、ガンマ補正処理等を実行し、信号処理部309に出力する。
信号処理部309は、プリプロセス回路305より出力された画像信号に対して撮影者の所望する加工・補正等の処理を実行し、その処理の間に必要に応じて画像信号をメモリ310に保持する。
タイマ設定部307は、撮影者が撮影位置までの移動距離等に応じて所望する任意の設定時間長を取得し、該設定時間長をセルフタイマ制御マイコン102に送信する。
セルフタイマ制御マイコン102はタイマ設定部307から取得したタイムアウト時間をタイマ処理部308に設定し、同時に計時の開始を指示する。また、セルフタイマ制御マイコン102は補正部312の肌色領域に対する輪郭強調量を補正量設定部101から受信する。
タイマ処理部308は、セルフタイマ制御マイコン102からの計時開始指示を受けて、計時を開始し、タイムアウト時間の経過と同時に撮影動作の実行を信号処理部309に指示する。撮影指示部306は、装置外部に設けられたスイッチやコントローラから撮影者のセルフタイマ撮影開始指示を取得し、セルフタイマ制御マイコン102に撮影開始を指示する。
タイマ処理部308からの撮影動作の実行指示を受けた信号処理部309は、画像信号を判定部311に出力し、判定部311は予め定められた肌色色相領域(図8のC領域)に含まれる色相を持つ画像領域を検出し、この検出結果に基づいて肌色領域信号を生成し、画像信号と共に補正部312に出力する。
補正動作設定部313は、撮影者の希望に応じて設定された補正部312における肌色輪郭補正を有効にするか無効にするかの動作設定を取得し、セルフタイマ制御マイコン102を介して補正部312に対して肌色輪郭補正の有効/無効を設定する。
補正部312は、肌色輪郭補正が有効と設定された場合は、補正量設定部101に設定されている輪郭強調量に基づいて、判定部311から供給された肌色領域信号の肌色領域に対して肌色輪郭補正処理を実行し、その他の領域に対しては輪郭強調処理を実行して、その結果得られた画像信号を表示部314及び記録装置315に出力する。
補正部312は、肌色輪郭補正が無効と設定された場合は、入力された画像信号全域に輪郭強調処理を実施し、その結果得られた画像信号を表示部314および記録装置315に出力する。
以下、デジタルカメラにおけるセルフタイマ撮影で実行される一連の処理を図2に示すフローチャートを用いて説明する。
撮影者は、例えば、図5に示すようなセルフタイマ撮影実施時のタイムアウト時間設定メニューをメニュー呼び出しキー71を操作することにより液晶パネル74に表示させ、現在の設定内容を確認し、所望するタイムアウト時間を選択キー73を操作することにより選択し、決定キー72を押下することにより設定する。タイマ設定部307は、ここで設定されたタイムアウト時間を取得する(ステップS21)。
撮影者はデジタルカメラの外部に設けられたスイッチやコントローラを操作し、セルフタイマ撮影開始指示を行う。撮影指示部306は、このセルフタイマ撮影開始指示を取得し、セルフタイマ制御マイコン102に撮影開始を指示する(ステップS22)。
撮影指示部306からの撮影開始指示を取得したセルフタイマ制御マイコン102は、補正動作設定部313から補正部312における肌色輪郭補正の動作設定の取得を行い、補正部312における肌色輪郭補正が有効に設定されているか否かを判別する(ステップS23)。
セルフタイマ制御マイコン102は、ステップS23で実施した判別結果を取得し、補正部312における肌色輪郭補正が無効に設定されている場合は、補正部312における肌色輪郭補正を有効とするように補正動作設定部313の設定を変更し、同時に動作変更フラグをセットする(ステップS24)。
次いで、セルフタイマ制御マイコン102はステップS21においてタイマ設定部307が取得したタイムアウト時間を参照し、時間長による分岐判定を行う(ステップS25)。ここで、時間長による分岐判定とは、図3のテーブル内のタイムアウト時間に応じて、予測される被写体と撮像装置との距離及び肌色領域に対する輪郭強調量のフィールドを選択することである。
セルフタイマ制御マイコン102はステップS25で実施した判定結果に基づいて、補正部312の肌色領域に対する輪郭強調量を補正量設定部101に設定する。
図3のテーブルに基づき、タイムアウト時間が短い場合(短時間モード;具体的には10秒)は、被写体と撮像装置との距離が近い(例えば5m未満)と予測され、肌色輪郭補正の効果を大きく適用するために肌色領域に対する輪郭強調量を後述する中間値よりも小さく設定する(ステップS26)。タイムアウト時間が普通の場合(通常モード;具体的には20秒)は、被写体と撮像装置との距離が中間距離(例えば5m以上50m未満)と予測され、肌色領域に対する輪郭強調量を中間値に設定する(ステップS27)。
また、タイムアウト時間が長い場合(長時間モード;具体的には30秒)は、被写体と撮像装置との距離が遠い(例えば50m以上)と予測され、肌色輪郭補正の効果により被写体の微細な画像情報がつぶれたように撮影され画像品位が低下するおそれがあるため、肌色輪郭補正の効果を小さく適用するために肌色領域に対する輪郭強調量を上記中間値よりも大きく設定する(ステップS28)。
尚、上記タイムアウト時間が普通の場合(通常モード;具体的には20秒)が、基準時間となり、上記中間値は、肌色領域に対する輪郭強調量の基準値となる。これらの基準時間や肌色領域に対する輪郭強調量の基準値は、予め補正量設定部101に設定されているが、ユーザが装置外部に設けられたスイッチやコントローラを使用して、これらの基準時間や肌色領域に対する輪郭強調量の基準値をユーザの所望の値に変更する指示を入力し、セルフタイマ制御マイコン102がこの入力指示を受けて、補正量設定部101に設定されたこれらの基準時間や肌色領域に対する輪郭強調量の基準値の設定をユーザの所望の値に変更するように補正量設定部101を制御するようにしてもよい。また、短時間モード及び長時間モードの肌色領域に対する輪郭強調量についても、上記同様な方法で、ユーザの所望の値に変更できるようにしてもよい。これらにより、ユーザはより自分の意図した画像を取得できるようになる。
輪郭強調量の設定完了後、セルフタイマ制御マイコン102はタイマ設定部307から取得したタイムアウト時間をタイマ処理部308に設定し、同時に計時の開始を指示する、即ち、タイムアウト時間のカウントダウンを指示する。
次いで、タイマ処理部308はタイムアウト時間の経過(即ち、カウントダウン)と同時に信号処理部309に撮影動作の実行を指示し、信号処理部309は撮影動作の実行指示を受けて画像信号を判定部311に出力する。判定部311は全画像領域中の肌色色相領域(図8のC領域)に含まれる色相を持つ画像領域を検出し、検出結果に基づいて肌色領域信号を生成し、画像信号とともに補正部312に出力する。補正部312は、セルフタイマ制御マイコン102により補正量設定部101に設定された肌色領域に対する輪郭強調量を参照し、この輪郭強調量に基づいて肌色領域信号の肌色領域に肌色輪郭補正処理を実施し、その他の領域には所定の輪郭強調処理を実施して、画像信号を表示部314及び記録装置315に出力する(ステップS29)。
セルフタイマ制御マイコン102は、この画像信号の出力完了と同時にステップS24において動作変更フラグが設定されたか否かの判定を行う(ステップS30)。
セルフタイマ制御マイコン102は、ステップS30における判定結果を取得し、動作変更フラグがセットされていた場合は、補正部312における肌色輪郭補正を無効とするよう補正動作設定部313の設定を変更し、同時に動作変更フラグをクリアし(ステップS31)、本処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、全画像領域中から肌色色相領域に含まれる色相を持つ画像領域が判定され、この肌色領域と判定された画像領域に対する補正処理の有効又は無効が設定され、セルフタイマ撮影のためのタイムアウト時間のカウントダウンが開始又は設定されたときには、前記肌色領域に対する補正処理が常に有効にされるので、撮影者がセルフタイマ撮影機能による撮影を実行する度にメニュー画面を開き、肌色輪郭補正の設定が有効であるか否かの確認をする必要がなくなり、撮影者に煩雑な設定作業の負担をかけないという効果を奏する。
また、セルフタイマ撮影機能による撮影を実行するときに、撮影者が肌色輪郭補正処理の設定を有効にすることを忘れしまった場合にも、セルフタイマ撮影のためのタイムアウト時間のカウントダウンが開始されたときには、前記肌色領域に対する補正処理が常に有効にされるので、良好な画質の撮影結果を撮影者に提供することができる。
また、補正量設定部101に設定されたタイムアウト時間に応じて、前記肌色領域に対する輪郭強調量の設定が変更されるので、より良好な画質の撮影結果を撮影者に提供することができる。
さらに、補正量設定部101に設定されたタイムアウト時間が所定の基準時間よりも短い場合は、肌色領域に対する輪郭強調量が所定の基準値よりも小さい値に設定され、補正量設定部101に設定されたタイムアウト時間が所定の基準時間よりも長い場合は、肌色領域に対する輪郭強調量が所定の基準値よりも大きい値に設定されるので、画像品位の低下を低減することができる。
また、セルフタイマ撮影時に設定されるタイムアウト時間から予測される被写体と撮像装置との距離に応じて輪郭強調の効果を増減させた肌色輪郭補正が実施されるので、近距離の被写体に対しては肌色輪郭補正の効果を大きく適用して、好ましくない画像情報を補正し、遠距離の被写体に対しては肌色輪郭補正の効果を小さく適用して、微細な画像情報のつぶれを防止して、常に良好な撮影画像を記録することができる。
また、上記実施の形態においては、実際に撮影の開始が指示され、セルフタイマのカウントダウンが開始されたときに補正部における肌色輪郭補正を有効としたが、ユーザがこれからセルフタイマによる撮影を開始することが予測されるタイムアウト時間の設定の動作に伴って、自動的に補正部における肌色輪郭補正を有効としても上述と同等の効果が得られる。
また、タイムアウト時間の設定は、セルフタイマ撮影の指示を兼ねても良い。すなわち、図5で示されるタイマアウト時間の設定メニューに「0秒」もしくは「切」といったメニューを設けておけば、ユーザがこれを選択したときにはセルフタイマ撮影が行なわれないことになる。
上記実施の形態に係る撮像装置は、デジタルカメラであるとしたが、本発明は、カメラ一体型VTR、カメラ付き携帯電話、カメラ付きPHS、カメラ付きPDA(Personal Digital Assistant)、カメラ付きコンピュータ等にも適用でき、カメラは、これらの装置や端末に内蔵されていても、別途外付けするものでもよい。また、カメラと装置や端末との間の接続は、有線(USB規格用のケーブルやIEEE1394規格用のケーブルによる接続等)でも、無線(Bluetooth規格での接続等。Bluetoothでの接続はカメラと装置や端末の双方がBluetooth通信用のハードウエアを備えている)でもよい。
これらの装置や端末は、プログラムをインストールすることによって、セルフタイマ機能を実現するものであってもよい。尚、プログラムのインストールは、インターネットのサーバから当該プログラムを上記装置や端末にダウンロードしたり、フロッピー(登録商標)やCD−ROM等の記録媒体に格納された当該プログラムを上記装置や端末に読み込むことにより実現される。
また、本発明の目的は、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、上記プログラムは、上述した実施の形態の機能をコンピュータで実現することができればよく、その形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態を有するものでもよい。
プログラムを供給する記録媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、MO、CD−R、CD−RW、DVD(DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW)、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムを記憶できるものであればよい。或いは、上記プログラムは、インターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
本発明の実施の形態に係る撮像装置を示すブロック図である。 図1のデジタルカメラにおけるセルフタイマ撮影で実行される一連の処理を示すフローチャートである。 タイムアウト時間に対する、被写体とデジタルカメラとの予測距離及び肌色領域に対する輪郭強調量の関係を示す図である。 従来の撮像装置としてのデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 セルフタイマ撮影実施時のタイムアウト時間を設定するユーザーインターフェースの一例を示す図である。 肌色輪郭補正処理の有効/無効を設定するユーザーインターフェースの一例を示す図である。 従来のデジタルカメラにおけるセルフタイマ撮影で実行される一連の処理を示すフローチャートである。 肌色色相領域を示す図であり、縦軸は色差信号のR−Y、横軸は色差信号のB−Yであり、領域Cは肌色色相領域を示す。
符号の説明
101 補正量設定部
102 セルフタイマ撮影制御マイコン
301 レンズ
302 絞り
303 CCD(撮像素子)
304 サンプルホールド回路
305 プリプロセス回路
306 撮影指示部
307 タイマ設定部
308 タイマ処理部
309 信号処理部
310 メモリ
311 判定部
312 補正部
313 補正動作設定部
314 表示部
315 記録装置

Claims (5)

  1. 全画像領域中から肌色色相領域に含まれる色相を持つ画像領域を判定する判定手段と、該判定手段で肌色領域と判定された画像領域とそれ以外の画像領域に対して、それぞれ異なる補正処理を実行する補正手段と、該補正手段における肌色領域に対する補正処理の有効又は無効を設定する補正動作設定手段と、セルフタイマ撮影のための撮影開始の指示から実際の撮影開始までの時間であるタイムアウト時間を設定するタイマ設定手段と、前記タイムアウト時間のカウントダウンが開始又は設定されたときに、前記補正手段による前記肌色領域に対する補正処理を有効にする制御手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 更に、前記タイマ設定手段によって設定されたタイムアウト時間に応じて、前記肌色領域に対する輪郭強調量の設定を変更する補正量設定手段を備えることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記補正量設定手段は、前記タイマ処理手段に設定されたタイムアウト時間が所定の基準時間よりも短い場合は、前記肌色領域に対する輪郭強調量を所定の基準値よりも小さい値に設定し、前記タイマ処理手段に設定されたタイムアウト時間が所定の基準時間よりも長い場合は、前記肌色領域に対する輪郭強調量を所定の基準値よりも大きい値に設定することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記補正量設定手段が、ユーザからの指示入力に基づいて、前記所定の基準時間、前記所定の基準値及び前記肌色領域に対する輪郭強調量の少なくとも1つの変更することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 撮像装置で実行される撮像装置制御用プログラムにおいて、
    全画像領域中から肌色色相領域に含まれる色相を持つ画像領域を判定する判定モジュールと、該判定モジュールを実行することにより肌色領域と判定された画像領域とそれ以外の画像領域に対して、それぞれ異なる補正処理を実行する補正モジュールと、該肌色領域に対する補正処理の有効又は無効を設定する補正動作設定モジュールと、セルフタイマ撮影のためのタイムアウト時間を設定するタイマ設定モジュールと、前記タイムアウト時間のカウントダウンが開始又は設定されたときに、前記肌色領域に対する補正処理を有効にする制御モジュールとを備えることを特徴とする撮像装置制御用プログラム。
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