JP2007158868A - 画像処理装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影者がより好ましいと思う画像を記録できるようにする。
【解決手段】画像評価部101は、撮影部21において撮影されたオリジナル画像の画質および構図を評価する。構図改善部103は、オリジナル画像の評価の結果に基づいて、オリジナル画像の構図が改善されたお薦め画像の画像データを生成する。画質改善部104は、オリジナル画像の評価の結果に基づいて、オリジナル画像の画質が改善されたお薦め画像の画像データを生成する。記録媒体30は、オリジナル画像およびお薦め画像のうち、撮影者により選択された画像の画像データを記録する。本発明は、デジタルビデオカメラなどに適用することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は画像処理装置および方法に関し、特に、画像を撮影する場合に用いて好適な画像処理装置および方法に関する。
CCD(Charge Coupled Devices)などの撮像素子を利用して、静止画像を撮像したり、動画像を撮影したりするデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの画像処理装置が広く知られている。
画像処理装置によっては、撮影者により画像処理装置に設けられたシャッタボタンが押されると(操作されると)、露出値を変化させながら複数枚の静止画像を連続して撮像する機能を有するものもある(例えば、特許文献1参照)。このような画像処理装置においては、露出値が異なる複数枚の静止画像が撮像されると、撮像された静止画像の一覧が表示され、ユーザは表示された一覧から好みの静止画像を選択して記録させることができる。
なお、以下、静止画像および動画像を特に区別する必要のない場合、単に画像と称する。また、以下の説明においては、画像を撮影するとは、動画像を撮影する場合に限らず、静止画像を撮像(撮影)する場合も含まれることとする。
特開2000−125185号公報
ところで、画像処理装置により画像を撮影した場合に、常に撮影者が好む(記録しておきたいと思う)画像が撮影されるとは限らない。
また、上述したように、撮影者が画像処理装置により、露出値を変化させながら複数の画像を撮影した場合、撮影者は、撮影された画像の一覧から自分が所望する露出値の画像を選択して記録させることはできるが、撮影者が好ましいと思う露出値で撮影された画像が、撮影者が最も好ましいと思う画像であるとは限らない。すなわち、一覧として表示される画像は、それぞれ異なる時刻に撮影された画像であるため、画像ごとに被写体としての人の表情や画像全体の構図は異なり、一覧として表示された画像のうち、撮影者が最も好ましいと思う露出値で撮影された画像と、撮影者が最も好ましいと思う構図の画像とは必ずしも一致しない。
さらに、撮影者が画像処理装置において撮影された画像を表示させて確認すると、被写体が斜めに写っていたり、撮影者自身の手や全く関係のない人などが画像の端に写っていたりすることもある。
画像処理装置においては、撮影された画像(の画像データ)はそのまま記録されるので、撮影者があまり好まない画像(記録したいとは思わない程度の画像)が撮影された場合、記録された画像が、より撮影者の好みの画像となるようにするためには、撮影者はいちいち画像を編集しなければならなかった。
撮影者が撮影した画像を編集する場合、撮影者は、画像処理装置とパーソナルコンピュータとを接続して、編集したい画像の画像データを画像処理装置からパーソナルコンピュータに転送して記録させ、パーソナルコンピュータにおいて画像を編集するためのアプリケーションプログラムなどを起動させて編集をしなければならず、これらの作業は煩雑であった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より簡単な操作で撮影者がより好ましいと思う画像を記録できるようにするものである。
本発明の一側面の画像処理装置は、第1の画像の見映えの評価の結果を示す評価値を算出する算出手段と、前記第1の画像の画像データを基に、算出された前記第1の画像の前記評価値よりも、評価値が基準となる値により近い値の第2の画像の画像データを生成する生成手段とを備える。
前記算出手段には、前記第1の画像の見映えの評価として、前記第1の画像の画素の画素値を基に、前記第1の画像の画質の評価の結果を示す前記評価値を算出させることができる。
前記算出手段には、前記第1の画像の見映えの評価として、前記第1の画像の画素数および前記第2の画像の画素数を基に、前記第1の画像の構図の評価の結果を示す前記評価値を算出させることができる。
画像処理装置には、前記第1の画像の画像データおよび前記第2の画像の画像データを基に、前記第1の画像および前記第2の画像を表示する表示手段をさらに設けることができる。
画像処理装置には、表示された前記第1の画像および前記第2の画像のうち、選択された画像の画像データを記録する記録手段をさらに設けることができる。
前記生成手段には、複数の前記第2の画像の画像データを生成させ、前記表示手段には、複数の前記第2の画像を表示させることができる。
画像処理装置には、表示された複数の前記第2の画像のうちの選択された第2の画像の画像データおよび前記第1の画像の画像データを記録する記録手段をさらに設けることができる。
画像処理装置には、前記第1の画像を撮影する撮影手段をさらに設けることができる。
前記算出手段には、前記第2の画像の見映えの評価の結果を示す評価値をさらに算出させ、前記表示手段には、前記第1の画像および前記第2の画像を表示させるとともに、前記第1の画像の評価値および前記第2の画像の評価値をさらに表示させることができる。
前記表示手段には、前記第1の画像および前記第2の画像を、評価値に基づく順番に並べて表示させることができる。
画像処理装置には、前記第1の画像を撮影する撮影手段と、前記第1の画像と、前記第2の画像の構図を示す枠とを表示する表示手段とをさらに設けることができる。
前記表示手段には、前記第1の画像および前記枠を表示させるとともに、前記第1の画像の評価値をさらに表示させることができる。
本発明の一側面の画像処理方法またはプログラムは、第1の画像の見映えの評価の結果を示す評価値を算出し、前記第1の画像の画像データを基に、算出された前記第1の画像の評価値よりも、評価値が基準となる値により近い値の第2の画像の画像データを生成するステップを含む。
本発明の一側面においては、第1の画像の見映えの評価の結果を示す評価値が算出され、前記第1の画像の画像データを基に、算出された前記第1の画像の前記評価値よりも、評価値が基準となる値により近い値の第2の画像の画像データが生成される。
本発明の一側面によれば、画像データを生成することができる。特に、本発明の一側面によれば、より簡単な操作で撮影者がより好ましいと思う画像の画像データを生成することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の画像処理装置は、第1の画像(例えば、図3のオリジナル画像131)の見映えの評価の結果を示す評価値を算出する算出手段(例えば、図2の画像評価部101)と、前記第1の画像の画像データを基に、算出された前記第1の画像の前記評価値よりも、評価値が基準となる値により近い値の第2の画像(例えば、図3のお薦め画像132−1乃至お薦め画像132−3)の画像データを生成する生成手段(例えば、図2の信号処理部22)とを備える。
前記算出手段(例えば、図5のステップS41の処理を実行する画像評価部101)には、前記第1の画像の見映えの評価として、前記第1の画像の画素の画素値を基に、前記第1の画像の画質の評価の結果を示す前記評価値(例えば、図6を参照して説明する画質の評価点)を算出させることができる。
前記算出手段(例えば、図5のステップS41の処理を実行する画像評価部101)には、前記第1の画像の見映えの評価として、前記第1の画像の画素数および前記第2の画像の画素数を基に、前記第1の画像の構図の評価の結果を示す前記評価値(例えば、図7を参照して説明する構図の評価点)を算出させることができる。
画像処理装置には、前記第1の画像の画像データおよび前記第2の画像の画像データを基に、前記第1の画像および前記第2の画像を表示する表示手段(例えば、図2のLCD28)をさらに設けることができる。
画像処理装置には、表示された前記第1の画像および前記第2の画像のうち、選択された画像の画像データを記録する記録手段(例えば、図2の記録媒体30)をさらに設けることができる。
画像処理装置には、表示された複数の前記第2の画像のうちの選択された第2の画像の画像データおよび前記第1の画像の画像データを記録する記録手段(例えば、図2の記録媒体30)をさらに設けることができる。
画像処理装置には、前記第1の画像を撮影する撮影手段(例えば、図2の撮影部21)をさらに設けることができる。
画像処理装置には、前記第1の画像を撮影する撮影手段(例えば、図2の撮影部21)と、前記第1の画像と、前記第2の画像の構図を示す枠(例えば、図9のお薦め画像の構図の枠261)とを表示する表示手段(例えば、図2のLCD28)とをさらに設けることができる。
本発明の一側面の画像処理方法またはプログラムは、第1の画像(例えば、図3のオリジナル画像131)の見映えの評価の結果を示す評価値を算出し(例えば、図5のステップS41)、前記第1の画像の画像データを基に、算出された前記第1の画像の評価値よりも、評価値が基準となる値により近い値の第2の画像(例えば、図3のお薦め画像132−1乃至お薦め画像132−3)の画像データを生成する(例えば、図5のステップS42、ステップS43、またはステップS44)ステップを含む。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した画像処理装置の構成例を示すブロック図である。
画像処理装置11は、撮影部21、信号処理部22、テンポラリメモリ23、媒体インターフェース(以下、媒体I/Fと称する)24、制御部25、操作部26、LCD(Liquid Crystal Display)コントローラ27、LCD28、外部インターフェース(以下、外部I/Fと称する)29、および記録媒体30から構成される。
撮影部21は、光学ブロック51、CCD(Charge Coupled Device)52、前処理回路53、光学ブロックドライバ54、CCDドライバ55、およびタイミング生成回路56から構成される。
光学ブロック51は、レンズ、フォーカス機構、シャッター機構、絞り(アイリス)機構などを備え、光学ブロックドライバ54の制御に基づいて被写体の画像を取り込んでCCD52に供給する。すなわち、光学ブロック51は、光学ブロック51に入射した光をCCD52上に結像させる。
CCD52は、CCDドライバ55からの駆動信号、およびタイミング生成回路56からのタイミング信号に基づいて、光学ブロック51から入射した光を光電変換し、これにより得られた被写体の画像(画像情報)としての電気信号を前処理回路53に供給する。
前処理回路53は、CCD52から供給された電気信号の画像情報に対して、CDS(Correlated Double Sampling)処理、AGC(Automatic Gain Control)処理、A/D(Analog/Digital)変換処理などの所定の処理を施し、デジタル信号である画像データを生成する。前処理回路53は、生成した画像データを信号処理部22に供給する。
光学ブロックドライバ54は、制御部25の制御の基に、光学ブロック51を動作させる駆動信号を生成し、光学ブロック51に供給する。CCDドライバ55は、タイミング生成回路56からのタイミング信号に基づいて、CCD52を駆動させる駆動信号を生成し、CCD52に供給する。
タイミング生成回路56は、制御部25の制御に基づいて、所定のタイミングを提供するタイミング信号を生成し、生成したタイミング信号をCCD52およびCCDドライバ55に供給する。
信号処理部22は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)などから構成され、前処理回路53から供給された画像データに対して、AF(Auto Focus)処理、AE(Auto Exposure)処理、AWB(Auto White Balance)処理などの所定の処理を施す。信号処理部22は、所定の処理が施されて種々の調整がされた画像データを必要に応じて所定の圧縮方式で圧縮し、制御部25、媒体I/F24を介して記録媒体30に供給する。
また、信号処理部22は、記録媒体30から読み出され、媒体I/F24を介して制御部25から供給された圧縮されている画像データに対して、その圧縮方式に対応する解凍処理(伸張処理)を行い、解凍された画像データを、制御部25を介してLCDコントローラ27に供給する。
テンポラリメモリ23は、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)などから構成され、信号処理部22から供給された画像データを一時的に記憶し、記憶している画像データを信号処理部22に供給する。
制御部25は、CPU(Central Processing Unit)57、RAM(Random Access Memory)58、フラッシュROM(Read Only Memory)59、および時計回路60が、システムバス61を通じて接続されて構成されたマイクロコンピュータであり、画像処理装置11の各部を制御する。
CPU57は、フラッシュROM59に記録されているプログラムを実行して、各種の処理を行う。RAM58は、主に作業領域として用いられ、CPU57が実行する各種の処理の途中結果を一時的に記憶する。
フラッシュROM59は、CPU57において実行される種々のプログラムや、処理に必要となるデータなどを記録する。時計回路60は時計して現在年月日、現在曜日、現在時刻や、撮影日時などを必要に応じてCPU57または信号処理部22に供給する。
操作部26は、例えば、シャッタボタンや十字キーなどのボタン、タッチパネルなどからなり、撮影者の操作に応じた入力信号をCPU57に供給する。
また、システムバス61には、CPU57乃至時計回路60の他に、信号処理部22、媒体I/F24、LCDコントローラ27、および外部I/F29が接続されている。
LCDコントローラ27は、制御部25から供給された画像データに必要に応じて所定の処理を施してLCD28に供給し、LCD28に画像データに基づく画像を表示させる。
外部I/F29は、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)などの規格に準拠した有線用インターフェース、または光や電波による無線インターフェースから構成され、図示せぬパーソナルコンピュータなどの外部装置に接続されている。外部I/F29は、外部装置から供給されたデータやプログラムを、システムバス61を介してCPU57や記録媒体30に供給する。また、外部I/F29は、システムバス61を介してCPU57から供給されたデータを外部装置に供給する。
さらに、外部I/F29に通信モジュールを接続することにより、例えば、インターネットなどのネットワークに接続して、ネットワークを通じて種々の画像データやその他の情報を取得し、システムバス61を介して記録媒体30に供給したり、記録媒体30に記録されている画像データを、ネットワークを通じて接続されている外部装置に送信したりすることもできる。
記録媒体30は、例えば、半導体メモリ、記録可能なDVD(Digital Versatile Disc)やCD(Compact Disc)等の光記録媒体、または磁気ディスクなどから構成され、媒体I/F24に着脱可能とされている。記録媒体30は、媒体I/F24から供給された画像データなどの各種のデータを記録する。また、記録媒体30は、記録しているデータを媒体I/F24に供給する。
図2は、図1の画像処理装置11の機能の構成例を示すブロック図である。なお、図2において、図1における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
制御部25は、画像評価部101および記録制御部102を備えている。画像評価部101は、撮影により得られた画像データを、信号処理部22を介してテンポラリメモリ23から取得して、取得した画像データを基に画像の画質や構図などの画像の見映えを評価する。なお、以下、必要に応じて、撮影部21により撮影された画像をオリジナル画像とも称し、オリジナル画像を表示させるための画像データをオリジナル画像データとも称する。
記録制御部102は、操作部26からの入力信号に応じて、信号処理部22を介して、テンポラリメモリ23に記憶されている画像データを取得する。記録制御部102は、取得した画像データを媒体I/F24を介して記録媒体30に供給して記録させる。
信号処理部22は、構図改善部103および画質改善部104を備えている。構図改善部103は、画像評価部101によるオリジナル画像の評価の結果に基づいて、テンポラリメモリ23に記憶されているオリジナル画像データを基に、所定の基準に対してオリジナル画像よりも構図が改善された画像の画像データを生成し、テンポラリメモリ23に供給する。
例えば、構図改善部103は、画像の画角、画像の中心の位置や角度などの画像の構図が改善された画像の画像データを生成する。また、例えば、撮影部21において動画像が撮影された場合には、動画像の音声に含まれる雑音が除去されるように、雑音が含まれる部分の(時刻の)画像および音声が削除された新たな画像データおよび音声データを、構図改善部103が生成するようにしてもよい。
画質改善部104は、画像評価部101によるオリジナル画像の評価の結果に基づいて、テンポラリメモリ23に記憶されているオリジナル画像データを基に、所定の基準に対してオリジナル画像よりも画質が改善された画像の画像データを生成し、テンポラリメモリ23に供給する。例えば、画質改善部104は、画像の明るさや色合いなどの画質が改善された画像の画像データを生成する。
また、構図改善部103および画質改善部104は、構図改善部103または画質改善部104により、構図または画質が改善された画像の画像データを基に、さらに、画質および構図の両方が改善された画像の画像データを生成する。
なお、以下、構図改善部103または画質改善部104において、オリジナル画像データを基に生成された画像データをお薦め画像データとも称する。また、以下、お薦め画像データに基づいて表示される画像をお薦め画像とも称する。
テンポラリメモリ23は、お薦め画像記憶部105を含む。テンポラリメモリ23は、信号処理部22を介して撮影部21から供給されたオリジナル画像データを一時的に記憶する。また、テンポラリメモリ23のお薦め画像記憶部105は、信号処理部22の構図改善部103または画質改善部104により生成されたお薦め画像データを一時的に記憶する。
ところで、撮影者が画像処理装置11を操作して被写体を撮影すると、例えば、図3に示すように、LCD28には、オリジナル画像およびお薦め画像が表示される。
図3の例では、画像処理装置11のテンポラリメモリ23に記憶されているオリジナル画像131の画像データを基に、お薦め画像132−1乃至お薦め画像132−3のそれぞれの画像データが生成され、オリジナル画像131およびお薦め画像132−1乃至お薦め画像132−3のそれぞれがLCD28に表示されている。
ここで、例えば、お薦め画像132−1は、構図改善部103および画質改善部104によりオリジナル画像の構図および画質が改善された画像とされる。また、お薦め画像132−2は、構図改善部103によりオリジナル画像の構図が改善された画像とされ、お薦め画像132−3は、画質改善部104によりオリジナル画像の画質が改善された画像とされる。なお、以下、お薦め画像132−1乃至お薦め画像132−3のそれぞれを個々に区別する必要のない場合、単にお薦め画像132と称する。
LCD28の図中、右側には、オリジナル画像131およびお薦め画像132が縦方向に並べられており、それぞれの画像の右上の部分には、画像評価部101(図2)による、画像の見映えの評価の結果を示す総合評価点(総合評価値)が表示されている。
すなわち、お薦め画像132−1の総合評価点は100点であり、お薦め画像132−2の総合評価点は87点であり、お薦め画像132−3の総合評価点は82点であり、オリジナル画像131の総合評価点は69点である。図3では、オリジナル画像131およびお薦め画像132のそれぞれは、総合評価点の高い順に上から下方向に並べられて表示されている。なお、オリジナル画像131を一番上に表示し、お薦め画像132を総合評価点の高い順に上から並べて表示したり、オリジナル画像131およびお薦め画像132を、総合評価点の低い順に上から下方向に並べて表示したりしてもよい。
また、撮影者は、画像処理装置11の図中、右下の部分に設けられた操作部26としての十字キー141を操作することにより、LCD28に表示されている画像を選択したり、記録させたりできる。十字キー141は、4つのボタンから構成されており、撮影者はそれらのボタンを操作することにより、カーソル151を移動させて、LCD28の図中、右側に表示されているオリジナル画像131またはお薦め画像132を選択して、LCD28の中央に選択した画像を拡大させて表示させる。
図3では、カーソル151によりお薦め画像132−1が選択されており、LCD28の中央には、選択されたお薦め画像132−1が拡大されて表示されている。さらに、中央に表示されたお薦め画像132−1の下には、文字“お薦め1(スコア:100)”が表示され、撮影者が表示されている画像がどの画像であるか(オリジナル画像であるかまたはお薦め画像であるか)と、その画像の総合評価点とを容易に知ることができるようになされている。
また、撮影者が、十字キー141を操作して決定ボタン152を選択すると、LCD28の中央に表示されている画像、すなわち、カーソル151により選択されている画像が、記録(保存)する画像として選択される。そして、さらに、撮影者が十字キー141を操作して保存ボタン153を選択すると、記録する画像として選択された画像が、記録媒体30(図2)に記録される。図3の例では、カーソル151によりお薦め画像132−1が選択されているので、この状態で撮影者が決定ボタン152および保存ボタン153を選択すると、お薦め画像132−1が記録される。
次に、図4のフローチャートを参照して、画像処理装置11による撮影処理について説明する。この撮影処理は、撮影者が操作部26(図2)を操作することにより、画像処理装置11に被写体の撮影を指示すると開始される。
ステップS11において、撮影部21は撮影を開始する。すなわち、撮影部21は、制御部25の制御の基に、被写体の画像を撮影し、これにより得られた画像データを信号処理部22に供給する。信号処理部22は、撮影部21から供給された画像データに対して、必要に応じてAF処理、AE処理、AWB処理などの処理を施し、処理が施された画像データ(オリジナル画像データ)をテンポラリメモリ23に供給する。
ステップS12において、テンポラリメモリ23は、信号処理部22から供給された画像データを、オリジナル画像データとして一時的に記憶する。
このようにして、撮影により得られたオリジナル画像データは、テンポラリメモリ23に一時的に記憶される。そして、画像の撮影中に撮影者が、操作部26を操作することにより撮影の終了を指示すると、操作部26から制御部25には、撮影者の操作に応じた入力信号が供給される。制御部25は、操作部26からの入力信号に応じて撮影部21を制御し、撮影の終了を指示する。
ステップS13において、撮影部21は、制御部25の制御の基に撮影を終了する。すなわち、撮影部21は、撮影により得られる画像データの信号処理部22への供給を終了する。
ステップS14において、画像処理装置11は、お薦め画像の生成処理を行う。なお、お薦め画像の生成処理の詳細は後述するが、このお薦め画像の生成処理において、画像処理装置11は、オリジナル画像の見映えの評価を行い、お薦め画像データを生成する。これにより、テンポラリメモリ23のお薦め画像記憶部105には、オリジナル画像データを基に生成されたお薦め画像データが記憶される。
また、ステップS14において、オリジナル画像の見映えの評価の結果、オリジナル画像の総合評価点が、予め定められた所定の点数以上である場合、オリジナル画像はお薦め画像とほぼ同じ総合評価点の画像であり、オリジナル画像を補正する必要はないとして、ステップS15の処理乃至ステップS17の処理をスキップし、記録媒体30にオリジナル画像データを記録するようにしてもよい。
ステップS15において、LCD28は、オリジナル画像およびお薦め画像の一覧である画像一覧を表示する。
より詳細には、お薦め画像データが生成されると、制御部25は、テンポラリメモリ23から信号処理部22を介して、オリジナル画像データおよびお薦め画像データを取得する。そして、制御部25は、取得したオリジナル画像データおよびお薦め画像データと、画像評価部101による画像の評価の結果を示す情報とを、LCDコントローラ27を介してLCD28に供給する。LCD28は、LCDコントローラ27の制御に基づいて、供給された画像データおよび画像の評価の結果を示す情報を基に、画像一覧を表示させる。
これにより、例えば、図3に示したオリジナル画像131およびお薦め画像132が画像一覧として表示される。また、図3に示したように、オリジナル画像131およびお薦め画像132の図中、右上の部分には、画像の評価の結果を示す情報に基づく総合評価点が表示される。
ステップS16において、制御部25は、操作部26からの入力信号に応じて、記録する画像データを選択する。例えば、図3に示したように、カーソル151によりお薦め画像132−1が選択された状態で、撮影者が十字キー141を操作して決定ボタン152を選択すると、操作部26から制御部25には、記録する画像としてお薦め画像132−1が選択された旨の入力信号が供給される。すると制御部25は、操作部26からの入力信号に応じて、記録する画像データとしてお薦め画像132−1のお薦め画像データを選択する。
なお、記録する画像として選択される画像(オリジナル画像またはお薦め画像)は、1つであってもよいし、複数であってもよい。
また、記録する画像として、お薦め画像のうちの少なくとも1つが選択されるようにし、選択されたお薦め画像(データ)とオリジナル画像(データ)とが記録されるようにしてもよい。さらに、お薦め画像のうちの少なくとも1つが選択されるようにし、オリジナル画像データと、選択されたお薦め画像データを生成するための設定とを記録するようにしてもよい。より具体的には、例えば、画像評価部101によるオリジナル画像の評価の結果を、お薦め画像データを生成するための設定として、オリジナル画像データと関連付けて記録する。このように、お薦め画像データを生成するための設定を記録しておくことにより、オリジナル画像データを基に、記録している設定に基づいてお薦め画像データを生成することができ、お薦め画像データをいちいち記録する必要がなくなる。
さらに、ステップS16において、特に画像が選択されなかった場合には、オリジナル画像データだけが記録されるようにしてもよい。
ステップS17において、制御部25は、記録する画像(データ)の選択が終了したか否かを判定する。例えば、撮影者により、図3に示した保存ボタン153が選択されると、制御部25は、記録する画像の選択が終了したと判定する。
ステップS17において、選択が終了していないと判定された場合、処理はステップS15に戻り、ステップS17において選択が終了したと判定されるまで上述した処理が繰り返される。
一方、ステップS17において、選択が終了したと判定された場合、ステップS18に進み、記録媒体30は記録する画像データとして選択された画像データ(オリジナル画像データまたはお薦め画像データ)を記録し、撮影処理は終了する。
例えば、図3に示した保存ボタン153が選択されると、制御部25の記録制御部102は、ステップS18において、選択された画像データ(オリジナル画像データまたはお薦め画像データ)を、信号処理部22を介してテンポラリメモリ23から取得する。そして、記録制御部102は、取得した画像データを、媒体I/F24を介して記録媒体30に供給する。記録媒体30は、制御部25の記録制御部102から供給された画像データを記録する。
このようにして、画像処理装置11は、撮影により得られたオリジナル画像データを基に、お薦め画像データを生成し、オリジナル画像と、お薦め画像とを表示する。そして、表示したオリジナル画像およびお薦め画像のうち、撮影者により選択された画像の画像データを記録する。
このように、オリジナル画像データを基に、お薦め画像データを生成することによって、撮影者が撮影に失敗し、オリジナル画像が、撮影者にとって特に、記録したいとは思わない画像となってしまった場合においても、撮影者は、オリジナル画像の構図または画質が改善されたお薦め画像を選択し、記録しておきたい画像(使える画像)として記録させることができる。これにより、より簡単な操作で撮影者がより好ましいと思う画像を記録させることができ、撮影者はより簡単に、より気軽に画像を撮影することができる。
また、オリジナル画像およびお薦め画像と、それらの画像の総合評価点とを表示するようにしたので、撮影者は、LCD28に表示される小さい画像を見ただけでは分かりにくい撮影の失敗も、画像の総合評価点を見ることで容易に知ることができる。
すなわち、一般に、画像処理装置のLCDに表示される画像は、写真として印刷された画像などに比べると小さい画像となってしまうので、撮影者には、LCDに表示された画像が綺麗に撮れた画像であるように思えても、実際にLCDより大きい画面(例えば、テレビジョン受像機の画面)に画像を表示したり、画像を印刷したりすると、画質が思ったよりも悪かったり、被写体が斜めに写っていたりする場合がある。
そのような場合においても、画像処理装置11においては、LCD28には、画像とともに、その画像の総合評価点が表示されるので、撮影者は画像の総合評価点を見ることによって、LCD28に表示された画像を見るだけでは分かりにくい撮影の失敗も容易に知ることができる。また、撮影者は、表示された総合評価点を見ることで、より点数の高い画像が撮影できたかなど、撮影を楽しむことができる。
なお、撮影により得られたオリジナル画像データは、テンポラリメモリ23に一時的に記憶されると説明したが、テンポラリメモリ23に記憶せずに、直接、記録媒体30に記録されるようにしてもよい。そのような場合、ステップS12において、オリジナル画像データが記録媒体30に記録され、ステップS16において、記録する画像データが選択されると、記録媒体30に記録されたオリジナル画像データは、ステップS16において選択された画像データに書き換えられて更新される。
また、図4を参照して説明した撮影処理においては、被写体の撮影後に、オリジナル画像またはお薦め画像のうちのいずれかを選択して、選択された画像の画像データを記録すると説明したが、撮影されたオリジナル画像データを記録しておき、オリジナル画像を再生する場合や、オリジナル画像データを、USB(Universal Serial Bus)などの規格に準拠した有線のケーブルまたは無線通信を介してプリンタ、パーソナルコンピュータなどの外部装置に転送する場合に、オリジナル画像またはお薦め画像のうちのいずれかを選択できるようにしてもよい。
この場合、撮影者により再生または転送が指示されると、LCD28にオリジナル画像およびお薦め画像が表示され、撮影者により、再生されたり、外部装置に転送されたりする画像データとして、オリジナル画像(データ)またはお薦め画像(データ)が選択される。
さらに、複数の画像データが選択されて記録される場合、選択されたそれぞれの画像データを互いに関係付けて記録媒体30に記録しておき、画像を再生するときに、制御部25が互いに関係付けられている画像データに基づく画像を連続してLCD28表示させたり、LCD28の表示画面上の分割された領域のそれぞれに、互いに関係付けられている画像データに基づく画像のそれぞれを同時に表示させたりするようにしてもよい。
次に、図5のフローチャートを参照して、図4のステップS14の処理に対応する、お薦め画像の生成処理について説明する。
ステップS41において、制御部25の画像評価部101(図2)は、オリジナル画像の見映えを評価する。より具体的には、画像評価部101は、信号処理部22を介して、テンポラリメモリ23からオリジナル画像データを取得し、取得したオリジナル画像データに基づいて、オリジナル画像の画質および構図を評価する。
ここで、図6乃至図8を参照して、オリジナル画像の画質および構図の評価について説明する。
例えば、画像評価部101は、図6に示すように、画質を評価するための項目である明るさ、コントラスト、カラーバランス、シャープネス、および赤目のそれぞれの項目について、オリジナル画像の画素の画素値から得られる各項目の値と、予め定められた各項目の最適値とを比較してオリジナル画像を評価する。
図6では、明るさ、コントラスト、カラーバランス、およびシャープネスのそれぞれの項目を示す値は、−10乃至10の範囲の値で表わされ、赤目を示す値は、0乃至10の範囲の値で表わされている。また、それぞれの項目の最適値の位置は、丸により示され、オリジナル画像の各項目の値の位置は三角形により示されている。
すなわち、明るさ、コントラスト、カラーバランス、シャープネス、および赤目のそれぞれの項目の最適値は0とされている。また、オリジナル画像の明るさを示す値は−3であり、コントラストを示す値は1であり、カラーバランスを示す値は2である。さらに、オリジナル画像のシャープネスを示す値は−2であり、赤目を示す値は5である。
ここで、明るさを示す値は、例えば、画像の各画素の輝度値(例えば、YUV空間のYの値)の平均値により求められ、コントラストを示す値は、画像の各画素の輝度値(例えば、YUV空間のYの値)のうちの最大値と最小値との差により求められる。
また、カラーバランスを示す値は、例えば、画像の各画素のR(赤)、G(緑)、B(青)のそれぞれの値の分布の中心値のずれを示す値であり、例えば、Rの中心値を基準とすると、G、Bのそれぞれの中心値が、Rの中心値からどれくらいずれているかを示す値に基づいて求められる。さらに、シャープネスを示す値は、例えば、画像の各画素と、それらの画素が隣接する画素との画素値の差分の平均値により求められる。
さらに、赤目を示す値は、例えば、画像中の被写体としての人の目の部分(領域)に含まれる各画素の彩度を示す値(例えば、HSV空間のSの値)の平均値により求められる。ここで、被写体の人の目の領域は、例えば、テンプレートを用いた顔画像認識などにより検出される。
画像評価部101は、オリジナル画像の明るさ、コントラスト、カラーバランス、シャープネス、および赤目のそれぞれの項目を示す値を求めると、オリジナル画像の画質の評価の結果を示す評価点を求める。ここで、オリジナル画像の画質の評価点は、予め定められた画質を評価するための項目の最適値を基準とする、オリジナル画像におけるその項目の値を示している。
例えば、画質の評価点の最高点(満点)は50点とされ、オリジナル画像の画質の評価点は、最高点である50点から、明るさ、コントラスト、カラーバランス、シャープネス、および赤目のそれぞれの項目の値(絶対値)と、それぞれの項目の最適値との差の値(絶対値)の合計が、減点された値とされる。したがって、この場合、50点から、各項目の値の絶対値の合計を減算して得られる値が、オリジナル画像の画質の評価点とされる。
例えば、図6の例において、オリジナル画像の明るさを示す値は−3であるので、−3と、最適値との差(の絶対値)は3となる。また、オリジナル画像のコントラストを示す値は1であるので、1と、最適値との差は1となり、カラーバランスを示す値は2であるので、2と、最適値との差は2となる。同様に、オリジナル画像のシャープネスを示す値は−2であるので、−2と、最適値との差は2となり、赤目を示す値は5であるので、5と、最適値との差は5となる。
そして、これらの各項目の差の合計は、13(=3+1+2+2+5)となるので、最高点の50点から、各項目の差の合計である13点を減算した値37(=50−13)が、オリジナル画像の画質の評価点とされる。なお、画質が改善されるように生成されるお薦め画像は、オリジナル画像の明るさ、コントラスト、カラーバランス、シャープネス、および赤目の各項目が最適値となるように補正される画像であるので、画質が改善されたお薦め画像の画質の評価点は50点となる。
また、画像評価部101は、オリジナル画像の画質を評価すると、次に構図の評価を行い、オリジナル画像の構図の評価の結果を示す評価点を求める。ここで、オリジナル画像の構図の評価点は、オリジナル画像の画素(面積)のうち、どれくらいの画素数(面積)を、構図が改善されたお薦め画像を構成する画素として用いることができるかを示している。
オリジナル画像の構図の評価点は、例えば、図7に示すように、最高点(満点)が50点とされ、オリジナル画像181と、構図が改善された画像182との面積比(画像使用率)により求められる。
すなわち、オリジナル画像の構図の評価点は、次式(1)により求められる。
(オリジナル画像の構図の評価点)=
(構図が改善された画像の画素数/オリジナル画像の画素数)×50 ・・・(1)
したがって、例えば、オリジナル画像の図中、縦方向の画素数が1800であり、横方向の画素数が2400であり、また、構図が改善された画像182の縦方向の画素数が1440であり、横方向の画素数が1920である場合、オリジナル画像の構図の評価点は、式(1)より、32(=((1920×1440)/(2400×1800))×50)点とされる。
なお、構図が改善されるように生成されるお薦め画像は、オリジナル画像181のうちの構図が改善された画像182の部分の画像とされるので、構図が改善されたお薦め画像の構図の評価点は50点となる。
ここで、オリジナル画像181のうち、構図が改善された画像182として用いられる領域(すなわち、構図が改善されたお薦め画像の領域)は、例えば、図8に示すようにして定められる。
まず、画像評価部101は、画像処理装置11(図2)に内蔵されている図示せぬ加速度センサから、加速度センサにおいて検出された、画像処理装置11の図中、左右方向の傾き角θ(画像処理装置11の重力方向に対する傾き角)を取得する。画像評価部101は傾き角θを取得すると、オリジナル画像201のうち、オリジナル画像201の中心の位置を中心として、オリジナル画像201が傾き角θだけ回転(回動)された領域が、さらにオリジナル画像201内に含まれるように縮小された領域202を定める。
すなわち、領域202は、オリジナル画像201が検出された傾き角θに基づいて補正された領域であり、オリジナル画像201と、領域202とのなす角度は、検出された傾き角θとなる。また、領域202は、オリジナル画像201と相似形となるように定められる。
そして、領域202が定められると、次に、画像評価部101は、オリジナル画像201の端に含まれる、被写体222の前に写っている全く関係ない人の頭や、撮影者の指などのぼけた画像を検出する。例えば、画像評価部101は、オリジナル画像201内の予め定められた端の部分の領域の各画素と、それらの画素が隣接する画素との画素値の差分を求め、求められた差分の値が、予め定められた所定の範囲内の値である画素をぼけた画像の領域に含まれる画素として検出する。これにより、例えば、オリジナル画像201の端の部分のぼけた画像として、撮影者の指の画像221が検出される。
画像評価部101は、検出されたぼけた画像(画像221)が、領域202に含まれる場合、ぼけた画像221が領域202に含まれなくなるように、領域202がさらに縮小された領域203を定める。ここで、領域202の中心の位置と、領域203の中心の位置とは必ずしも一致する必要はなく、領域203は、領域202と相似形となるように定められる。
さらに、画像評価部101は、ぼけた画像221が含まれない領域203を定めると、平均的な顔画像を表わすテンプレートを用いてマッチング処理を行い、オリジナル画像201内の人の顔の画像222を検出する。画像評価部101は、顔の画像222を検出すると、領域203内の領域であって、その領域の中心が顔の画像222の中心と同じ位置となる領域204を定める。ここで、領域204は、領域203と相似形となるように定められる。
このようにして定められた、オリジナル画像201内の領域204の画像が、構図が改善された画像とされる。なお、画像処理装置11の傾き角θは、加速度センサによる検出に限らず、その他、例えば、上述したマッチング処理により、オリジナル画像201内の人の顔の画像222を検出し、人の顔の対称性を利用して画像222の顔の中心線を求め、その中心線と、オリジナル画像201の図中、縦方向の辺とのなす角を傾き角θとして検出するようにしてもよい。
なお、オリジナル画像201内の人の顔を検出する場合、マッチング処理に限らず、その他、例えば、オリジナル画像201の各画素の色相の値(例えば、HSV空間のHの値)が、所定の範囲内の値であるか否かを判定することにより肌色の領域を検出し、検出されたオリジナル画像201上の肌色の領域を人の顔の部分として検出するようにしてもよい。
以上のようにして、画像評価部101は、オリジナル画像の画質および構図を評価すると、その評価の結果に基づいて、オリジナル画像、および生成するお薦め画像の総合評価点を算出する。ここで、それぞれの画像の総合評価点は、画像の画質の評価点および構図の評価点の合計により求められる。
したがって、例えば、オリジナル画像の画質の評価点が37点であり、構図の評価点が32点である場合、オリジナル画像の総合評価点は69(=37+32)点となる。また、構図および画質が改善されたお薦め画像の画質の評価点および構図の評価点は、それぞれ50点とされるので、構図および画質が改善されたお薦め画像の総合評価点は100(50+50)点とされる。
さらに、オリジナル画像と構図が同じであり、画質だけが改善されたお薦め画像の画質の評価点は50点とされ、構図の評価点はオリジナル画像の構図の評価点と同じ32点とされる。したがって、画質だけが改善されたお薦め画像の総合評価点は82(50+32)点とされる。
同様に、オリジナル画像と画質が同じであり、構図だけが改善されたお薦め画像の画質の評価点は、オリジナル画像の画質の評価点と同じ37点とされ、構図の評価点は50点とされる。したがって、構図だけが改善されたお薦め画像の総合評価点は87(37+50)点とされる。
なお、より詳細には、オリジナル画像の画質を改善する場合、すなわち、画質が改善されたお薦め画像(データ)を生成する場合、明るさ、コントラスト、カラーバランス、シャープネス、赤目などの画質を評価するための各項目には他の項目と相関関係がある項目もあり、所定の項目(例えば、明るさ)を示す値を最適値になるように補正すると、その補正された項目の値を変化させずに、他の項目(例えば、コントラスト)を示す値が最適値となるように補正することができないこともあるので、画質が改善されたお薦め画像の画質の評価点は、必ずしも50点となる必要はない。
画像評価部101は、オリジナル画像を評価すると、その評価の結果として、オリジナル画像およびお薦め画像の総合評価点を含む評価の結果を示す情報を生成してこれを保持する。
図5のフローチャートの説明に戻り、画像評価部101がオリジナル画像を評価すると、処理はステップS41からステップS42に進む。
ステップS42において、信号処理部22は、画像評価部101によるオリジナル画像の評価の結果に基づいて、画質が改善されたお薦め画像データを生成する。
例えば、信号処理部22は、テンポラリメモリ23からオリジナル画像データを取得する。そして、信号処理部22の画質改善部104は、取得したオリジナル画像データを基に、画質を評価するための各項目を示す値が、予め定められた最適値となるようにオリジナル画像を補正し、補正により得られた画像データを、画質だけが改善されたお薦め画像データとする。
したがって、図6に示した例では、画質改善部104は、例えば、明るさを示す値およびカラーバランスを示す値が、それぞれの最適値となるようにガンマ補正を行い、コントラストを示す値が最適値となるように、画像(オリジナル画像)上の各画素の輝度値(例えば、YUV空間のYの値)を、所定の一次関数を用いて変換する。また、画質改善部104は、シャープネスを示す値が最適値となるように、アンシャープマスクを用いて画像(オリジナル画像)にシャープネス処理を施す。さらに、画質改善部104は、赤目を示す値が最適値となるように、平均的な顔画像を表わすテンプレートを用いてマッチング処理を行い、オリジナル画像上の人の顔の目の領域を検出し、検出された領域の各画素の彩度を示す値(例えば、HSV空間のSの値)を0とする。
ステップS43において、信号処理部22は、画像評価部101によるオリジナル画像の評価の結果に基づいて、構図が改善されたお薦め画像データを生成する。
例えば、信号処理部22は、テンポラリメモリ23からオリジナル画像データを取得する。そして、信号処理部22の構図改善部103は、取得したオリジナル画像データから、図8に示したオリジナル画像201に含まれる領域204の画像の画像データを抽出して、抽出された画像データを、構図が改善されたお薦め画像データとする。
ステップS44において、信号処理部22は、画像評価部101によるオリジナル画像の評価の結果に基づいて、画質および構図が改善されたお薦め画像データを生成する。
例えば、信号処理部22の構図改善部103は、ステップS42において生成された画質が改善されたお薦め画像データから、図8に示したオリジナル画像201に含まれる領域204に対応する領域の画像の画像データを抽出して、抽出された画像データを、画質および構図が改善されたお薦め画像データとする。この場合、図8におけるオリジナル画像201は、画質が改善されたお薦め画像に対応する。
なお、構図が改善されたお薦め画像と、画質および構図が改善されたお薦め画像との画像の大きさは、図8に示したように、オリジナル画像の大きさよりも小さいものとなるので、構図が改善されたお薦め画像データと、画質および構図が改善されたお薦め画像データとに、画像の大きさがオリジナル画像の大きさと同じ大きさとなるように拡大処理を施すようにしてもよい。
信号処理部22は、画質が改善されたお薦め画像データ、構図が改善されたお薦め画像データ、並びに画質および構図が改善されたお薦め画像データを生成すると、生成されたこれらのお薦め画像データをテンポラリメモリ23のお薦め画像記憶部105に供給する。
ステップS45において、テンポラリメモリ23のお薦め画像記憶部105は、お薦め画像データを一時的に記憶し、処理は図4のステップS15に進む。
このようにして、画像処理装置11は、オリジナル画像の見映えを評価し、その評価の結果に基づいて、お薦め画像データを生成する。
このように、オリジナル画像の見映えを評価し、その評価の結果に基づいて、お薦め画像データを生成することによって、撮影者による特別な操作を必要とせずに、撮影者が撮影したオリジナル画像よりもそれなりに画質や構図が改善されたと思われるお薦め画像の画像データを生成することができる。これにより撮影者は、オリジナル画像およびお薦め画像から、自分の好みの画像を選択して記録させることができ、撮影者が撮影に失敗したと感じた場合においても、撮影者はいちいち撮影しなおす必要がなくなる。
なお、撮影者が、オリジナル画像の画質を評価するための複数の項目(例えば、図6に示した明るさ、コントラストなど)のうちの所望する項目だけを、画質を評価する項目として選択できるようにしてもよく、画質を評価するための項目が異なる複数のモードを予め用意しておき、撮影者が複数のモードから所望するモードを選択できるようにしてもよい。
また、画質を評価するための各項目に対して、画質の評価点を算出する場合に重み付けを行うようにしてもよい。このように各項目に重み付けを行うと、項目ごとに画質の評価点に寄与する度合いは変化するので、撮影者が所望する項目が優先的に補正されるようにすることができる。
以上においては、撮影されたオリジナル画像を評価して、オリジナル画像およびお薦め画像を表示すると説明したが、オリジナル画像の撮影前または撮影中に画像を評価して、LCD28にお薦め画像の構図を示す枠を表示するようにしてもよい。
例えば、図9に示すように、所定の風景251を被写体として静止画像を撮影する場合、撮影者が静止画像を撮影するために必要な操作を画像処理装置11に対して行うと、LCD28には、撮影者が撮影する画像の画角を確認するためのスルー画像が表示される。なお、図中、図3における場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
画像処理装置11は、スルー画像を表示するために風景251を被写体として撮影して評価し、LCD28にスルー画像とともに、画像の評価の結果に基づいて生成されるお薦め画像の構図の枠261を表示する。図中、下方向を重力方向とすると、図9では、画像処理装置11は重力方向に対して、反時計回りの方向に所定の角度だけ傾いているので、図8を参照して説明したように、お薦め画像の構図は、オリジナル画像の構図が画像処理装置11の重力方向に対する傾きを打ち消すように補正されたものとなる。
撮影者は、お薦め画像の構図の枠261を見ながら、LCD28の表示画面の枠と、お薦め画像の構図の枠261とが一致するように画像処理装置11を時計回りの方向に回動させて静止画像を撮影することにより、お薦め画像と同じ構図のオリジナル画像を撮影することができる。
また、画像処理装置11が、スルー画像およびお薦め画像の構図の枠261を表示する場合に、LCD28の表示画面上の右上の部分に、オリジナル画像(スルー画像)の見映えの評価の結果を示す総合評価点を表示するようにしてもよい。
さらに、撮影者がよりよい画質の画像を撮影できるように、LCD28に、オリジナル画像(スルー画像)の評価の結果に基づく画質を改善するための指示が表示されるようにしてもよい。
例えば、オリジナル画像(スルー画像)の評価の結果、図6に示した明るさを示す値が最適値に対して大きくずれていた場合、すなわち、明るさを示す値と最適値との差が所定の値以上である場合に、画像処理装置11は、明るさを示す値が最適値に対して大きくずれている旨を撮影者に通知するために、LCD28に“明るさを下げてください”などの文字を表示させる。このようにLCD28に画像の評価の結果に基づく画質を改善するための指示を表示させることで、撮影者は、お薦め画像と同じ画質のオリジナル画像を撮影することができる。
次に、図10のフローチャートを参照して、お薦め画像の構図の枠が表示される場合における、画像処理装置11による撮影処理について説明する。この撮影処理は、撮影部21がスルー画像を表示するための画像を撮影すると開始される。
ステップS71において、制御部25は、撮影部21において撮影された画像(スルー画像)の画像データを、信号処理部22を介して撮影部21から取得する。
ステップS72において、制御部25の画像評価部101は、撮影部21から取得した画像データに基づく画像の画質および構図を評価する。例えば、画像評価部101は、図6乃至図8を参照して説明したように、撮影された画像(スルー画像)の画質の評価点および構図の評価点を求め、それらの結果を基に、スルー画像の総合評価点を求める。
ステップS73において、制御部25は、画像評価部101の評価の結果に基づいて、お薦め画像の構図の枠を表示させるための画像データを生成する。例えば、制御部25は、スルー画像の評価の結果に基づいて、図8に示した領域204の画像の枠を表示させるための画像データを生成して、これをお薦め画像の構図の枠を表示させるための画像データとする。なお、この場合、図8におけるオリジナル画像201は、撮影されたスルー画像に対応する。
制御部25は、お薦め画像の構図の枠を表示させるための画像データを生成すると、生成した構図の枠を表示させるための画像データおよびスルー画像の画像データを、LCDコントローラ27を介してLCD28に供給する。
ステップS74において、LCD28は、制御部25から供給された構図の枠を表示させるための画像データおよびスルー画像の画像データを基に、スルー画像およびお薦め画像の構図の枠を表示する。これにより、例えば、図9に示したお薦め画像の構図の枠261がLCD28に表示される。
ステップS75において、制御部25は、操作部26からの入力信号に基づいて、撮影者により静止画像の撮影が指示されたか否かを判定する。例えば、撮影者が、操作部26としての図示せぬシャッタボタンを操作すると、操作部26から制御部25には、静止画像の撮影を指示する入力信号が供給される。制御部25は、操作部26から静止画像の撮影を指示する入力信号が供給された場合、撮影が指示されたと判定する。
ステップS75において、撮影が指示されていないと判定された場合、次のフレームのスルー画像を表示するので、処理はステップS71に戻り上述した処理が繰り返される。これにより、LCD28には、新たなスルー画像および、そのスルー画像に対する、新たなお薦め画像の構図の枠が表示される。
一方、ステップS75において、撮影が指示されたと判定された場合、静止画像を撮影するので、制御部25は、撮影部21を制御して被写体の静止画像を撮影させて、処理はステップS76に進む。
ステップS76において、記録媒体30は、撮影により得られた画像データを記録して、撮影処理は終了する。より具体的には、撮影部21により静止画像が撮影されると、制御部25の記録制御部102は、信号処理部22を介して撮影部21から撮影により得られた静止画像の画像データを取得し、取得した画像データを、媒体I/F24を介して記録媒体30に供給する。そして、記録媒体30は、記録制御部102から供給された画像データを記録する。
このようにして、画像処理装置11はスルー画像を評価し、その評価の結果に基づいて、スルー画像とともに、お薦め画像の構図の枠を表示する。
このように、スルー画像を評価し、その評価の結果に基づいてお薦め画像の構図の枠を表示することにより、撮影者は、LCD28の表示画面の枠と、お薦め画像の構図の枠261とが一致するように画像処理装置11を動かして(移動させて)画像を撮影するだけで、お薦め画像と同じ構図の画像、すなわちよりよい構図の画像を撮影することができる。
なお、図10のフローチャートを参照して、静止画像の撮影時に、お薦め画像の構図の枠を表示する場合について説明したが、動画像を撮影する場合においても、動画像の撮影前および撮影中に、お薦め画像の構図の枠を表示させることができる。
すなわち、動画像の撮影前においては、図10のフローチャートのステップS71の処理乃至ステップS75の処理を行い、動画像の撮影が指示されると、画像評価部101は、撮影部21において撮影された動画像としてのオリジナル画像の画質および構図を評価し、制御部25は、その評価の結果に基づいて、撮影されたオリジナル画像に対するお薦め画像の構図の枠を表示させるための画像データを生成する。
そして、制御部25は、オリジナル画像データおよびお薦め画像の構図の枠を表示させるための画像データをLCD28に供給して、オリジナル画像およびお薦め画像の構図の枠を表示させ、動画像の撮影の終了が指示されるまで、繰り返し新たな(次のフレームの)オリジナル画像と、お薦め画像の構図の枠とをLCD28に表示させる。
以上のように、撮影されたオリジナル画像を評価し、その評価の結果に基づいて、画質または構図が改善されたお薦め画像の画像データを生成するようにしたので、より簡単な操作で撮影者がより好ましいと思う画像を記録することができる。
なお、以上においては、信号処理部22(図2)に構図改善部103および画質改善部104を設けて、信号処理部22がお薦め画像データを生成すると説明したが、構図改善部103および画質改善部104を制御部25に設けて、制御部25において、お薦め画像データが生成されるようにしてもよい。
また、生成するお薦め画像データは、1つでもよいし、複数でもよい。例えば、画質が改善されたお薦め画像データを複数生成する場合、生成するお薦め画像の画像データごとに、図6に示した画質を評価するための各項目の最適値が異なる(例えば、最適値が段階的に変化する)ようにしてもよいし、お薦め画像の画像データごとに、画質を評価するための項目が異なるようにしてもよい。
さらに、オリジナル画像およびお薦め画像のうち、選択された画像を記録するモード、オリジナル画像と、複数のお薦め画像のうちの選択されたお薦め画像とを記録するモード、オリジナル画像およびお薦め画像の一覧を表示する場合に、表示する画像の総合評価点を表示するモード、オリジナル画像の撮影前および撮影中にオリジナル画像の構図の枠を表示させるモードなどの複数のモードを予め設けておき、撮影者が画像処理装置11を操作して所望するモードを選択できるようにしてもよい。このように撮影者がモードを選択できるようにすることで、撮影者はその時々の状況に応じて好みのモード(機能)を選択することができる。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図11は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。パーソナルコンピュータ301のCPU311は、ROM(Read Only Memory)312、または記録部318に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM313には、CPU311が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU311、ROM312、およびRAM313は、バス314により相互に接続されている。
CPU311にはまた、バス314を介して入出力インターフェース315が接続されている。入出力インターフェース315には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部316、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部317が接続されている。CPU311は、入力部316から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU311は、処理の結果を出力部317に出力する。
入出力インターフェース315に接続されている記録部318は、例えばハードディスクからなり、CPU311が実行するプログラムや各種のデータを記録する。通信部319は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
また、通信部319を介してプログラムを取得し、記録部318に記録してもよい。
入出力インターフェース315に接続されているドライブ320は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア331が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記録部318に転送され、記録される。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図11に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスクを含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア331、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM312や、記録部318を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースである通信部319を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 画像処理装置の機能の構成例を示すブロック図である。 オリジナル画像およびお薦め画像の表示例を示す図である。 撮影処理を説明するためのフローチャートである。 お薦め画像の生成処理を説明するためのフローチャートである。 オリジナル画像の画質の評価点の求め方を説明するための図である。 オリジナル画像の構図の評価点の求め方を説明するための図である。 構図が改善された画像を説明するための図である。 LCDに表示されるお薦め画像の構図の枠を説明するための図である。 撮影処理を説明するためのフローチャートである。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
11 画像処理装置, 21 撮影部, 22 信号処理部, 23 テンポラリメモリ, 25 制御部, 28 LCD, 30 記録媒体, 57 CPU, 58 RAM, 59 フラッシュROM, 101 画像評価部, 102 記録制御部, 103 構図改善部, 104 画質改善部, 105 お薦め画像記憶部, 311 CPU, 312 ROM, 313 RAM, 318 記録部, 331 リムーバブルメディア

Claims (14)

  1. 第1の画像の見映えの評価の結果を示す評価値を算出する算出手段と、
    前記第1の画像の画像データを基に、算出された前記第1の画像の前記評価値よりも、評価値が基準となる値により近い値の第2の画像の画像データを生成する生成手段と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記算出手段は、前記第1の画像の見映えの評価として、前記第1の画像の画素の画素値を基に、前記第1の画像の画質の評価の結果を示す前記評価値を算出する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記算出手段は、前記第1の画像の見映えの評価として、前記第1の画像の画素数および前記第2の画像の画素数を基に、前記第1の画像の構図の評価の結果を示す前記評価値を算出する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の画像の画像データおよび前記第2の画像の画像データを基に、前記第1の画像および前記第2の画像を表示する表示手段をさらに備える
    請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 表示された前記第1の画像および前記第2の画像のうち、選択された画像の画像データを記録する記録手段をさらに備える
    請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記生成手段は、複数の前記第2の画像の画像データを生成し、
    前記表示手段は、複数の前記第2の画像を表示する
    請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 表示された複数の前記第2の画像のうちの選択された第2の画像の画像データおよび前記第1の画像の画像データを記録する記録手段をさらに備える
    請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1の画像を撮影する撮影手段をさらに備える
    請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記算出手段は、前記第2の画像の見映えの評価の結果を示す評価値をさらに算出し、
    前記表示手段は、前記第1の画像および前記第2の画像を表示するとともに、前記第1の画像の評価値および前記第2の画像の評価値をさらに表示する
    請求項6に記載の画像処理装置。
  10. 前記表示手段は、前記第1の画像および前記第2の画像を、評価値に基づく順番に並べて表示する
    請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記第1の画像を撮影する撮影手段と、
    前記第1の画像と、前記第2の画像の構図を示す枠とを表示する表示手段と
    をさらに備える請求項1に記載の画像処理装置。
  12. 前記表示手段は、前記第1の画像および前記枠を表示するとともに、前記第1の画像の評価値をさらに表示する
    請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 第1の画像の見映えの評価の結果を示す評価値を算出し、
    前記第1の画像の画像データを基に、算出された前記第1の画像の評価値よりも、評価値が基準となる値により近い値の第2の画像の画像データを生成する
    ステップを含む画像処理方法。
  14. 第1の画像の見映えの評価の結果を示す評価値を算出する算出ステップと、
    前記第1の画像の画像データを基に、算出された前記第1の画像の評価値よりも、評価値が基準となる値により近い値の第2の画像の画像データを生成する生成ステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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