JP2005333384A - 携帯型電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】正確に撮影範囲を確認して、確実に所望の撮影を行う。
【解決手段】凸面鏡6及びフラッシュ光放射窓部34は、略等しい寸法の略円形形状を有すると共に、撮影窓部26の左右両側に、線対称な位置関係で配置されている。凸面鏡6は、凸状の曲面を鏡面6aとして有し、その中心を通る光軸XMが、カメラレンズの光軸XLと所定の傾斜角度をなすように上側筐体21のリアカバー上に傾斜した状態で配設されている。これによって、凸面鏡6がカメラレンズから離れた位置に配置されていても、撮影者は、正確に撮影範囲を確認して、確実に所望の撮影を行うことができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、撮影機能付きの携帯型電子機器に係り、撮影者が自分自身を含む被写体を撮影する際に被写体像を映す凸面鏡が筐体上に設けられた携帯電話機等の携帯帯型電子機器に関する。
近年、携帯型電子機器としての携帯電話機には、本来の通話機能や、データ通信機能のみならず、電子カメラが搭載されたものも一般化されてきており、例えば、電子メールの送受信に際して、送信者は、周囲の風景や自分自身の顔等を画像データとして添付して受信者側に送信し、受信者はディスプレイ上で相手の様子等を確認することができるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
このような撮影機能を有する例えば折畳型の携帯電話機101には、図7に示すように、筐体102の背面側(折畳時には外面側となる側)には電子カメラの撮影窓103が設けられ、この撮影窓103の内部側にカメラレンズが配置されている。
さらに、撮影窓103の真横には撮影者自身撮影時の撮影範囲確認のための小型の鏡面部104が設けられており、撮影者が自分自身を撮影する際には、鏡面部104に自分自身の像が映し出されるように携帯電話機101を構え、この鏡面部104を見て撮影範囲からずれていないことを確認するようにしていた。なお、同図は、携帯電話機101の筐体が閉じた様子を示している。
しかしながら、同図に示すように、鏡面部104が撮影窓103近傍に配置されることによって、デザイン上違和感が生じ、鏡面部104は目立たないように小領域に設けられているものの、美感上好ましくないという問題がある。
ところで、例えば部品配置上制約が課せられているような場合に、図8に示すように、表面が球面形状の凸面鏡201を撮影窓部202から所定距離離隔させて配置することがある。
さらに、ストロボ撮影時にフラッシュ光を放射するためのフラッシュ光放射窓部203が配置されるときは、凸面鏡201の形状をフラッシュ光放射窓部203の形状と同様に円形形状とし、凸面鏡201とフラッシュ光放射窓202とが、筐体表面に沿って撮影窓部202の中心を通る対称軸に対して略線対称となるように、凸面鏡201とフラッシュ光放射窓部203と撮影窓部202とを配置することによって、美感を向上させることができる。
ここで、図8及び図9に示すように、カメラレンズ204の光軸X0と、凸面鏡201の中心を通る光軸X1とが略平行となるように、カメラレンズ204及び凸面鏡201は配設される。なお、図8中、符号205は、カメラレンズ204が内蔵された鏡筒、符号206は、カメラレンズ204等を保護するためのスクリーンを示す。
特開2000−295323号公報
解決しようとする問題点は、上記従来技術では、凸面鏡201がカメラレンズ204から所定の離隔離れた位置に配置されているために、図9に示すように、凸面鏡201に映る像を見て、この像を撮影対象として撮影を行うと、撮影すべき被写体207の像が撮影範囲から外れてしまって、撮影が失敗してしまうことがあるという点である。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、凸面鏡201がカメラレンズ204から離れた位置に配置されていても、正確に撮影範囲を確認して、例えば、撮影すべき被写体207の像が撮影範囲から外れる等、失敗することなく確実に所望の撮影を行うことができる携帯型電子機器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、カメラレンズと、被写体の構図を決定するために用いられ、上記被写体側から到来した光を反射させる鏡面を有する構図決定用鏡とを備えてなる撮影機能付きの携帯型電子機器に係り、上記構図決定用鏡は、上記鏡面が上記カメラレンズ側に傾斜した状態で上記筐体上に配設されていることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の携帯型電子機器に係り、上記鏡面は、凸状の曲面形状を有していることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の携帯型電子機器に係り、上記構図決定用鏡は、上記カメラレンズを通る第1の光軸に対して、上記鏡面を通る第2の光軸が所定の傾斜角度で傾くように配設されていることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載の携帯型電子機器に係り、上記鏡面は、平面視で略円形形状を有し、上記第2の光軸は、その中心を通ることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の携帯型電子機器に係り、上記傾斜角度は、上記カメラレンズと上記構図決定用鏡との間の離隔距離、及び/又は予め設定される上記カメラレンズと上記被写体との間の想定距離に基づいて、設定されることを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項3、4又は5記載の携帯型電子機器に係り、上記傾斜角度は、その正接が、上記カメラレンズと上記構図決定用鏡との間の離隔距離を、予め設定される上記カメラレンズと上記被写体との間の想定距離で除した値に略等しくなるように設定されることを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項5又は6記載の携帯型電子機器に係り、上記カメラレンズと上記被写体との間の想定距離は、450mm以上600mm以下の範囲で、設定されることを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、請求項3乃至7のいずれか1に記載の携帯型電子機器に係り、上記カメラレンズは、上記第1の光軸が、上記第2の光軸と平行となる向きに傾いた状態で、上記筐体内に配置されていることを特徴としている。
また、請求項9記載の発明は、請求項1乃至8のいずれか1に記載の携帯型電子機器に係り、上記構図決定用鏡は、上記筐体に対して着脱自在とされ、上記筐体上に配設された際に上記傾斜角度が互いに異なる複数種類の鏡を含むことを特徴としている。
また、請求項10記載の発明は、請求項1乃至8のいずれか1に記載の携帯型電子機器に係り、上記傾斜角度が、連続的に変更可能であるように構成されていることを特徴としている。
また、請求項11記載の発明は、請求項1乃至10のいずれか1に記載の携帯型電子機器に係り、上記筐体上には、ストロボ撮影時にフラッシュ光を放射するためのフラッシュ光放射窓部が、上記被写体から到来した光が入射する撮影窓部を挟んで、上記構図決定用鏡と線対称な位置関係で、配設されていることを特徴としている。
また、請求項12記載の発明は、請求項1乃至11のいずれか1に記載の携帯型電子機器に係り、上記カメラレンズを含むカメラユニットが上記筐体内に収納されていることを特徴としている。
この発明の構成によれば、構図決定用鏡がカメラレンズ側に傾斜させて配設されているので、構図決定用鏡がカメラレンズから離れた位置に配置されていても、正確に撮影範囲を確認して、例えば、撮影すべき被写体の像が撮影範囲から外れてしまう等、失敗することなく確実に所望の撮影を行うことができる。
構図決定用鏡がカメラレンズ側に傾斜させて配設されていることによって、構図決定用鏡がカメラレンズから離れた位置に配置されていても、正確に撮影範囲を確認して、例えば、撮影すべき被写体の像が撮影範囲から外れてしまう等、失敗することなく確実に所望の撮影を行うという目的を実現した。
図1は、この発明の第1実施例である携帯電話機の構成を示す断面図、図2は、同携帯電話機の構成を示す斜視図であって、同携帯電話機の筐体が閉じた状態の様子を背面側から見た図、図3は、同携帯電話機の構成を示す斜視図であって、同携帯電話機の筐体が開いた状態の様子を背面側から見た図、図4は、同携帯電話機の構成を示すブロック図、また、図5は、同携帯電話機の機能を説明するための説明図である。
この例の携帯電話機1は、図2及び図3に示すように、折畳可能な筐体2を備えると共に、本来の通話機能やデータ通信機能に加えて、内蔵された電子カメラによる撮影機能を有し、図1乃至図4に示すように、当該携帯電話機本体の構成各部を制御する制御部3と、制御部3が実行する処理プログラムや各種データ等を記憶するための記憶部4と、例えば周囲の風景や人物等を撮影するための電子カメラユニット5と、操作者(撮影者)が自分自身を撮影する際に構図を決定するために用いられ、撮影範囲の像が映し出される凸面鏡6と、LEDを有し例えばストロボ撮影時にフラッシュ光を発光する発光部7と、発光部7を構成するLEDを駆動するためのLED駆動部8と、電波の送受信を行うアンテナ9と、アンテナ9を介して無線電波の送受信を行い、所定のプロトコルに従って通話やデータ通信を行うために用いられる無線通信部11と、数字や文字の入力操作等を行うための多数の各種操作キー等からなる操作部12と、折畳時に内側となる側に配設され液晶表示装置からなり例えば待受画面や機能設定画面等が表示される表示部13と、受話音声出力用スピーカからなる受話部14と、音声入力用のマイクロフォンからなる送話部15と、着信時に着信音を発生すると共に、撮影時に擬似シャッタ音を発生するリンガ発生部16と、振動によって例えば着信を通知するための振動部17とから概略構成されている。
筐体2は、図2及び図3に示すように、ヒンジ部19で相互に結合された上側筐体21と下側筐体22とからなり、ヒンジ部19は、上側筐体21と下側筐体22とを回転自在に結合して当該携帯電話機1に折畳可能な構造を付与している。
制御部3は、CPU(中央処理装置)等からなり、記憶部4に記憶された各種処理プログラムを実行し、記憶部4に確保された各種レジスタやフラグを用いて、構成各部を制御し、撮像情報処理や、発光制御処理、通信制御処理、操作制御処理、表示制御処理等を行う。
記憶部4は、ROM、RAM等の半導体メモリからなり、制御部3が実行する撮像情報処理プログラムや、発光制御処理プログラム、通信制御処理プログラム、操作制御プログラム、表示制御プログラム、ホームページを閲覧するためのプログラムとしてのブラウザ、電子メールを作成したり送受信するためのプログラムとしてのメーラ等の各種処理プログラム等をが記憶されたプログラム記憶領域と、各機能の設定情報や通信履歴情報、電話帳情報、電子カメラユニット5によって撮影された画像情報等の各種情報が記憶された情報記憶領域とを有すると共に、この記憶部4には、制御部3がプログラム実行時に用いる各種レジスタやフラグが確保されている。
電子カメラユニット5は、図1乃至図4に示すように、上側筐体21の折畳時に外側となる面に設けられ、スクリーン部材25を介して被写体から到来した光が入射する撮影窓部26と、撮影窓部26を介して被写体から到来した光が入射し、カメラレンズ27が内蔵された鏡筒28と、カメラレンズ27によって結像した画像を光電変換して電気信号としての画像信号を出力するCMOS撮像素子等からなる撮像デバイス29と、撮像デバイス29から送られてきた画像信号をA/D変換するA/D変換部31と、A/D変換部31でデジタル化された信号にガンマ変換、色空間変換等の画像処理を施す画像処理部32とを有している。
なお、この例では、接写撮影/通常撮影の切換が切換レバー(不図示)の操作により可能とされている。
凸面鏡6は、図1及び図5に示すように、平面視で略円形の所定の曲率半径の球面を構成する凸状の曲面を鏡面6aとして有し、この鏡面6aの中心を通る光軸XMが、カメラレンズ27の光軸XLと傾斜角度θ1をなすように上側筐体21のリアカバー上に傾斜した状態で配設されている。
この傾斜角度θ1は、凸面鏡6とカメラレンズ27との間の離隔距離Dと、予め設定されたカメラレンズ27と被写体Pとの間の想定距離Lとに基づいて、式(1)によって、求められる。
θ1=tan−1(D/L) …(1)
ここで、離隔距離Dは、例えば、凸面鏡6の鏡面6aの中心位置とカメラレンズ27の中心位置との間の距離(この例では、略15mm)によって与えられ、想定距離Lは、操作者(撮影者)が携帯電話機1を片手で把持して腕を伸ばした状態でのカメラレンズ27の中心位置と被写体Pとしての操作者(撮影者)の例えば目の位置との間の距離(通常、450mm〜600mm、この例では、略500mm)として予め設定される。
発光部7は、プリント配線基板上に搭載された白色光を発光する白色LEDユニット(不図示)と、白色LEDユニットで発生したフラッシュ光が被写体へ向けて放射されるフラッシュ光放射窓部34とを有してなっている。
この白色LEDユニットは、例えば、複数の青色LEDと、青色LEDから放射された青色光により黄色光を発光する蛍光材料が混入された蛍光板とを有してなり、撮影時に必要に応じてフラッシュ光(ストロボ光)を得るために用いられる。
ここで、凸面鏡6の鏡面6a及びフラッシュ光放射窓部34は、略等しい寸法の略円形形状を有すると共に、撮影窓部26の左右両側に、上側筐体21の表面に沿って撮影窓部26の中心を通る軸を対称軸として、線対称な位置関係で配置されている。
なお、上側筐体21の凸面鏡6、撮影窓部26及びフラッシュ光放射窓部34の配置領域には、塵埃や水分の開口部からの侵入を防止するためのカバー部材35が嵌め込まれている。
無線通信部11は、RF回路や、変復調回路、ベースバンド処理回路等からなり、音声やデータを変調してアンテナ9を介して無線電波として送信すると共に、無線電波をアンテナ9を介して受信して音声やデータに復調し、所定のプロトコルに従って通話やデータ通信を行うために用いられる。
操作部12は、電子カメラユニット5による撮影を可能とする撮影モードを選択すると共にシャッタ釦を兼ねる撮影モードキーや、ブラウザを起動させてホームページを閲覧するためのブラウザモード選択キー、操作を決定するために用いられる決定キー、操作メニューを表示させるためのメニューキー、文字入力モードを切り換えるための入力モード切替えキー、電話帳を登録したり検索するための電話帳キー、音声通話を行うために用いる通話開始キー、操作を1つ前の状態へ戻すクリアキー、及び電源の入切りを行った各種操作を中止するために用いられる電源キーを含む機能キー群と、表示部13に表示された表示画面状のカーソルを上下左右方向へ移動させるためのカーソルキーと、例えば数字等を入力するためのテンキー群とを有している。
表示部13は、上側筐体21の折畳時に内側となる面に配設され例えば透過型の液晶表示装置を有してなっている。液晶表示装置は、液晶パネルと、液晶パネルに照明光を与えるバックライト装置と、液晶パネルを駆動する駆動回路とを有している。
液晶パネルは、例えばTFT(Thin Film Transistor)構造の透過型の液晶表示パネルであり、TFTと透明画素電極とが多数形成されているTFT基板と、TFT基板と数[μm]の間隙を介して対向して固定され、着色層(カラーフィルタ)が形成された対向基板と、上記間隙に封入された液晶層と、TFT基板、対向基板の外側に配設された一対の偏向板とを有している。
次に、図5を参照してこの例の携帯電話機1の動作について説明する。
電源投入後、制御部3は、操作者による入力操作や着信を待機する待受モードに入り、表示部13には待受画面を表示させる。
携帯電話機1の筐体2が閉じた状態で、操作者が、撮影モードキーを押下して、撮影モードを選択すると、制御部3は、カメラ起動要求として受け付け、撮影モードに移行する(すなわち、電子カメラユニット5を起動させる)。
ここで、操作者は、片手で携帯電話機1を把持し、例えば、腕を伸ばした状態で、凸面鏡6の鏡面6aに映し出された自分自身を含む被写体像を確認する。
このとき、凸面鏡6は、その中心を通る光軸XMが、カメラレンズ27の光軸XLと傾斜角度θ1をなすように上側筐体21のリアカバー上に傾斜した状態で配設され、鏡面6aが被写体Pの方を向いているために、凸面鏡6の鏡面6aに映し出された自分自身を含む被写体像は、撮影範囲にある被写体像と略一致する。
操作者は、この状態で撮影範囲等を確認する。
操作者は、凸面鏡6を見て構図を決定し撮影範囲等を確認したならば、カメラレンズ27の方を注視して、撮影モードキーを再び押下する。制御部3が、この撮影モードキーの押下を、シャッタ釦の押下として認識すると、リンガ発生部16から擬似シャッタ音を発生させ、これによって、操作者や、被写体となった人物、周囲の者は、撮影がなされたことを知る。
同時に、この操作によって、撮影画像が取り込まれ、制御部3は、撮影によって得られた画像データを画像処理部32から受け取ると、記憶部4に格納し、この画像データに基づいて所定の表示信号を表示部13に与えて画像を表示させる。
この後、操作者が例えば友人宛てに電子メールに撮影した印刷物の画像を添付して送信したいと考えて、操作部12のメールモード選択キーを押下してメールモードとし、送信操作を行った場合は、これによって、制御部3は、撮影によって得られた画像データを、無線通信部11を介して操作者が指定した他の携帯電話機等へ送信する。
なお、操作者は、凸面鏡6の鏡面6aを見て構図を決定し撮影範囲等を確認した後、このまま、カメラレンズ27を見ずに、凸面鏡6を注視して撮影モードキーを押下することによって、操作者自身の斜め方向からの像の撮影も可能となる。
また、携帯電話機1の筐体2が開いた状態では、制御部3は、表示部13に、カメラレンズ27の前方の被写体を画面表示させると共に、現在、撮影スタンバイ状態であり、再び撮影モードキーを押下することにより撮影可能である旨のメッセージを表示させる。
操作者は、被写体に向けて、当該携帯電話機1を構え、表示部13に映し出された被写体の映像を見て、好みの大きさや撮影範囲で映し出されるように、当該携帯電話機1の姿勢等を修正し構図を決定する。構図を決定し撮影範囲等を確認したならば、操作者は撮影モードキーを再び押下する。
この例の構成によれば、凸面鏡6がカメラレンズ27側に所定角傾斜させて配置されているので、凸面鏡6がカメラレンズ27から離れた位置に配置されていても、操作者(撮影者)は、正確に撮影範囲を確認して、例えば、撮影すべき被写体Pの像が撮影範囲から外れてしまう等、失敗することなく確実に所望の撮影を行うことができる。
また、撮影者自身を撮影する場合に、正面だけでなく、斜めからの撮影を円滑に行うことができる。
図6は、この発明の第2実施例である携帯電話機の機能を説明するための説明図である。
この例が上述した実施例1と大きく異なるところは、図6に示すように、カメラレンズ27の光軸XLを、凸面鏡6の鏡面6aの中心を通る光軸XMと平行となる向きに、上側筐体21の取付け面21aの法線XHに対して僅かに所定の傾斜角度θ3で傾くように設定した点である。
これ以外の構成は、上述した実施例1の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
この例の携帯電話機では、図6に示すように、凸面鏡6は、平面視で略円形の所定の曲率半径の球面を構成する凸状の曲面を鏡面6aとして有し、この鏡面6aの中心を通る光軸XMが、上側筐体21の取付け面21aの法線XHと傾斜角度θ2をなすように上側筐体21のリアカバー上に傾斜した状態で配設されている。この例の傾斜角度θ2は、実施例1で設定した傾斜角度θ1と略同一である。
また、カメラレンズ27は、その光軸XLが、凸面鏡6の鏡面6aの中心を通る光軸XMと平行となる向きに、取付け面21aの法線XHと傾斜角度θ3をなすように傾けた状態で配設されている。
ここで、この傾斜角度θ3は、光軸XMの法線XHに対する傾斜角度θ2までの範囲内で設定されている。
この例でも、携帯電話機の筐体が閉じた状態で、操作者が、撮影モードキーを押下して、撮影モードを選択すると、制御部3は、カメラ起動要求として受け付け、撮影モードに移行する。
ここで、操作者は、片手で携帯電話機1を把持し、例えば、腕を伸ばした状態で、凸面鏡6の鏡面6aに映し出された自分自身を含む被写体像を確認する。
このとき、凸面鏡6は、その中心を通る光軸XMが、取付け面21aの法線XHと傾斜角度θ2をなすように上側筐体21のリアカバー上に傾斜した状態で鏡面6aが被写体Pの方を向くように配設され、かつ、カメラレンズ27の光軸XLも取付け面21aの法線XHと傾斜角度θ3をなすように、カメラレンズ27が配設されているために、凸面鏡6の鏡面6aに映し出された操作者自身を含む被写体像は、撮影範囲にある被写体像と略一致する。
操作者は、この状態で撮影範囲等を確認して、カメラレンズ27の方を注視して、撮影モードキーを再び押下する。
なお、携帯電話機の筐体が開いた状態では、制御部3は、表示部13に、カメラレンズ27の前方の被写体を画面表示させる。ここで、画面表示された撮影範囲は、携帯電話機(取付け面21aの法線XH)を同一方向に向けた場合に、実施例1の場合と比べて僅かにフラッシュ光放射窓部34側の像が表示される。
操作者は、被写体に向けて、当該携帯電話機を構え、表示部13に映し出された被写体の映像を見て確認し、撮影モードキーを再び押下する。
この例の構成によれば、上述した実施例1と略同様の効果を得ることができる。
加えて、カメラレンズ27が、その光軸XLが、光軸XMと平行となる向きに、取付け面21aの法線XHと傾斜角度θ3をなすように傾けた状態で配設されているので、操作者(撮影者)自身の位置はもちろん、操作者自身を含む被写体の範囲と、実際の撮影範囲との間の誤差が一段と抑制され、操作者は、一段と正確に撮影範囲を把握することができる。
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述した実施例では、凸面鏡、撮影窓部及びフラッシュ光放射窓部を、横方向に沿って配置する場合について述べたが、縦(上下)方向に沿って配置するようにしても良い。
また、例えば発光部を省略する場合は、凸面鏡を、線対称位置に一対配置するようにしても良い。
また、鏡面の形状は、球面に限らず、例えば、回転楕円体面であっても良いし、円筒面としても良い。
また、凸面鏡の傾斜角度を連続的に又は段階的に変更可能に構成しても良い。この場合、手動で変更可能としても良いし、例えば、被写体までの距離を測定する機能を付加して、自動的に変更させるようにしても良い。また、手動で変更させる場合には、案内メッセージ(傾斜角度に対応する被写体までの距離等)を音声で出力するようにしても良い。
また、着脱自在な傾斜角度の異なる複数種の凸面鏡を用意し、凸面鏡自体を交換して、操作者の例えば腕の長さ等に合わせて(すなわち、被写体までの距離に応じて)取り換えて用いるようにしても良い。
また、凸面鏡は、その光軸が、カメラレンズの光軸と所定の傾斜角度をなすように配置されていれば、例えばその底面が筐体上に傾斜させずにそのまま配置されていても良い。
また、上述した実施例では、凸面鏡、撮影窓部及びフラッシュ光放射窓部を上側筐体(受話部が配設される側)に配設する場合について述べたが、下側筐体(送話部が配設される側)に配設するようにしても良い。
また、カメラレンズを含む電子カメラユニットを筐体内に収納する場合について述べたが、カメラレンズを外付けとしても良いし、例えば、標準レンズを内蔵し、これと組み合わせる補助レンズとしての接写レンズ等を外付けするようにしても良い。
また、実施例2では、カメラレンズの光軸の傾きを固定する場合について述べたが、カメラレンズの光軸の傾きは、自分撮影時とこれ以外の場合とで切換可能としても良い。また、切換可能とするほかに、連続的に変更可能としても良い。
携帯型電子機器としての携帯電話機のほか、デジタルカメラや、撮影機能を有する携帯情報端末(PDA)等に適用することができる。
この発明の第1実施例である携帯電話機の構成を示す断面図である。 同携帯電話機の構成を示す斜視図であって、同携帯電話機の筐体が閉じた状態の様子を背面側から見た図である。 同携帯電話機の構成を示す斜視図であって、同携帯電話機の筐体が開いた状態の様子を背面側から見た図である。 同携帯電話機の構成を示すブロック図である。 同携帯電話機の機能を説明するための説明図である。 この発明の第2実施例である携帯電話機の機能を説明するための説明図である。 従来技術を説明するための説明図である。 従来技術を説明するための説明図である。 従来技術を説明するための説明図である。
符号の説明
1 携帯電話機(携帯型電子機器)
3 制御部
4 記憶部
5 電子カメラユニット(電子カメラ)
6 凸面鏡(構図決定用鏡)
6a 鏡面
7 発光部
21 上側筐体
21a 取付け面
26 撮影窓部
27 カメラレンズ
28 鏡筒
34 フラッシュ光放射窓部
P 被写体
XL 光軸(第1の光軸)
XM 光軸(第2の光軸)
XH 法線
θ1,θ2 傾斜角度
θ3 傾斜角度

Claims (12)

  1. カメラレンズと、被写体の構図を決定するために用いられ、前記被写体側から到来した光を反射させる鏡面を有する構図決定用鏡とを備えてなる撮影機能付きの携帯型電子機器であって、
    前記構図決定用鏡は、前記鏡面が前記カメラレンズ側に傾斜した状態で前記筐体上に配設されていることを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 前記鏡面は、凸状の曲面形状を有していることを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器。
  3. 前記構図決定用鏡は、前記カメラレンズを通る第1の光軸に対して、前記鏡面を通る第2の光軸が所定の傾斜角度で傾くように配設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯型電子機器。
  4. 前記鏡面は、平面視で略円形形状を有し、前記第2の光軸は、その中心を通ることを特徴とする請求項3記載の携帯型電子機器。
  5. 前記傾斜角度は、前記カメラレンズと前記構図決定用鏡との間の離隔距離、及び/又は予め設定される前記カメラレンズと前記被写体との間の想定距離に基づいて、設定されることを特徴とする請求項3又は4記載の携帯型電子機器。
  6. 前記傾斜角度は、その正接が、前記カメラレンズと前記構図決定用鏡との間の離隔距離を、予め設定される前記カメラレンズと前記被写体との間の想定距離で除した値に略等しくなるように設定されることを特徴とする請求項3、4又は5記載の携帯型電子機器。
  7. 前記カメラレンズと前記被写体との間の想定距離は、450mm以上600mm以下の範囲で、設定されることを特徴とする請求項5又は6記載の携帯型電子機器。
  8. 前記カメラレンズは、前記第1の光軸が、前記第2の光軸と平行となる向きに傾いた状態で、前記筐体内に配置されていることを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1に記載の携帯型電子機器。
  9. 前記構図決定用鏡は、前記筐体に対して着脱自在とされ、前記筐体上に配設された際に前記傾斜角度が互いに異なる複数種類の鏡を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1に記載の携帯型電子機器。
  10. 前記傾斜角度が、連続的に変更可能であるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1に記載の携帯型電子機器。
  11. 前記筐体上には、ストロボ撮影時にフラッシュ光を放射するためのフラッシュ光放射窓部が、前記被写体から到来した光が入射する撮影窓部を挟んで、前記構図決定用鏡と線対称な位置関係で、配設されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1に記載の携帯型電子機器。
  12. 前記カメラレンズを含むカメラユニットが前記筐体内に収納されていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1に記載の携帯型電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014192730A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Biglobe Inc 撮影装置、撮影方法、及びプログラム

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