JP2005332825A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】 放電セル内でプラズマの分布を制御できる構造を持つプラズマディスプレイパネルを提供する。
【解決手段】 プラズマディスプレイパネル200に,前面基板201と,前面基板と対向して配置され,前面基板との間に放電セル220を形成するように配置された背面基板202と,放電セルでプラズマ放電を引き起こすように,互いに対向して配置された放電電極対216,217と,放電電極対をそれぞれ覆うように形成され,放電電極対を覆う厚さが一定でないように形成された誘電体層226.227と,放電セル内に配置された蛍光体層210と,放電セル内に封入された放電ガスと,を備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は,プラズマディスプレイパネルに係り,より詳細には,放電セル内でプラズマの分布を制御できる構造を持つプラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:以下,PDPとも称する。)に関する。
PDPを採用した装置は,大画面でありながら,高画質,超薄型,軽量,そして広視野角であるという優秀な特性を持っており,他の平板ディスプレイ装置に比べて製造方法が簡単であり,かつ大型化が容易で次世代平板ディスプレイ装置として脚光を浴びている。
このようなPDPは,印加される放電電圧特性によって直流(DC)型,交流(AC)型及び,混合(Hybrid)型に分類され,放電構造によって対向放電型及び面放電型に分類されるが,最近では,交流型3電極面放電構造を持つ交流型PDPが一般的に採用されている。
図1には,一般的な交流型3電極面放電PDP100が図示されている。
図示されたPDP100は,上板110と下板120とを具備する。
上板110は,前面基板111と,前面基板111の下面に形成された共通電極112と,共通電極112と放電ギャップをなす走査電極113と,共通電極112及び走査電極113が埋め込まれる第1誘電体層114と,第1誘電体層114の下面に形成された保護層115とを具備する。
そして,下板120は,背面基板121と,背面基板121上に配置され,かつ共通電極112及び走査電極113と交差する方向に形成されたアドレス電極122と,アドレス電極122が埋め込まれる第2誘電体層123と,第2誘電体層123の上面に所定の間隔で離隔形成されて放電セル125を限定する隔壁128と,放電セル125に形成された蛍光体層126と,放電セル125に満たされた放電ガス(図示せず)とを具備する。
図1に示された従来の3電極面放電型PDP100においては,蛍光体層126から発散された可視光線が,前面基板111の下面に配置された走査電極113,共通電極112,共通電極112と走査電極113を覆う誘電体層114,及び保護層115によって相当部分(約40%)吸収されてしまい,したがって,発光効率が低いという問題があった。
このような問題点を克服するための技術が,非特許文献1に開示されている。非特許文献1に開示された技術は,ノリタケ社で開発した技術であり,放電セル内に対向する一対の放電電極を配置して,前面基板の開口率を向上させると共に,対向放電による放電面積及び放電効率を増加させる技術である。
IMID 2003年ダイジェスト(401〜406頁)
しかし,上記文献に開示された技術によれば,平行に対向する一対の放電電極間の電場が一直線に形成されるために,放電セル内でのプラズマの分布を制御し難い。例えば,プラズマ放電時,側面に沿って移動するプラズマは,隔壁にぶつかって損失されるという問題点がある。また,電場に沿っていく荷電粒子が,隔壁の側面に形成されている蛍光体にイオンスパッタリングされることにより,永久的な残像を引き起こし,寿命が短くなるという問題点がある。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,放電セル内でプラズマの分布を制御できる構造を持つPDPを提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,前面基板と;前面基板と対向して配置され,前面基板との間に放電セルを形成するように配置された背面基板と;放電セルでプラズマ放電を引き起こすように,互いに対向して配置された放電電極対と;放電電極対をそれぞれ覆うように形成され,放電電極対を覆う厚さが一定でないように形成された誘電体層と;放電セル内に配置された蛍光体層と;放電セル内に封入された放電ガスと;を備えるプラズマディスプレイパネルが提供される。
上記放電電極の幅は一定であり,誘電体層の幅は一定でないようにすることにより,放電電極対を覆う厚さが一定でないように誘電体層を形成してもよい。
上記放電電極の幅は一定でなく,誘電体層の幅は一定であるようにすることにより,放電電極対を覆う厚さが一定でないように誘電体層を形成してもよい。
上記誘電体層の,放電セルの内部に向かう表面の少なくとも一部分が,蛍光体層で覆われていてもよい。
上記放電電極対を覆う誘電体層の表面に,保護層が形成されてもよい。
上記放電電極が延びる方向と交差する方向に延びるアドレス電極をさらに具備してもよい。
上記アドレス電極を覆うように配置される誘電体層をさらに具備してもよい。
上記アドレス電極は,背面基板と蛍光体層との間に介在してもよい。
上記放電セル内において,対をなす放電電極と,放電電極を覆う誘電体層とは,互いに対称に形成されていてもよい。
上記放電セルを区画するために,放電セル間に配置される隔壁をさらに具備してもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,前面基板と;前面基板と対向して配置され,前面基板との間に放電セルを形成するように配置された背面基板と;放電セルでプラズマ放電を引き起こすように互いに対向して配置された1対の放電部と;放電セル内に配置された蛍光体層と;放電セル内に封入された放電ガスと;を備え,一対の放電部間の距離が一定ではないプラズマディスプレイパネルが提供される。
上記対向する放電部は,互いに対向して配置される放電電極対を含んでもよい。
上記対向する放電部は,放電電極対を覆う誘電体層をさらに含んでもよい。
上記対をなす放電電極を覆う誘電体層間の距離が一定でなくてもよい。
上記対向する放電部は互いに対称に形成されてもよい。
以上説明したように本発明によれば,放電セル内でのプラズマの分布を制御できるので,発光効率を向上させることができ,放電開始電圧を低めることができる。また,PDPが実質的に対向放電の構造を持つので,発光効率が向上し,かつ放電面積が増加する。また,前面基板に電極が配置されていないために,開口率が向上して発光効率が向上する。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1実施形態)
図2〜図5を参照して,本発明の第1実施形態によるPDP200について詳細に説明する。
PDP200は,前面基板201,背面基板202,隔壁205,第1及び第2放電電極216,217,アドレス電極203と,第1及び第2誘電体層226,227,蛍光体層210,そして放電ガス(図示せず)を具備する。
本実施形態では,放電セル220で生成された可視光線が前方に出射されるために,前面基板201は,透光性の良いガラスのような材料で製造される。前面基板201には,従来のPDPの前面基板に存在していた電極112,113が存在していないために,可視光線の前方透過率が顕著に向上する。したがって,従来レベルの輝度で画像を表示する場合には,電極216,217を相対的に低い電圧で駆動すればよい。したがって,発光効率が向上する。
前面基板201と背面基板202との間には,プラズマ放電が発生する複数の放電セル220が形成される。放電セル220は,それぞれ1ピクセルを構成する赤色発光サブピクセル,緑色発光サブピクセル,及び青色発光サブピクセルのうち一つのサブピクセルに対応する。隔壁205は,このような放電セル220間の電気的及び光学的クロストークのような誤放電を防止するために,放電セル220の間に配置される。但し,隔壁205は,本発明の必須構成要素ではない。
図2には,隔壁205が放電セル220をマトリックス状に区画するように図示されているが,これに限定されるものではなく,多様なパターンの隔壁,例えば,ストライプのような開放型隔壁はもとより,ワッフル,マトリックス,デルタのような閉鎖型隔壁が適用可能である。
放電セル220内には,例えば図2のように,マトリックス状をなす隔壁のうちの一方向の隔壁を横切り複数の放電セル220にまたがって延び,互いに対向して配置される第1誘電体層226,及び第2誘電体層227が形成されている。第1誘電体層226と第2誘電体層227は,各放電セル220において対称の状態で形成される。また,図2及び図3に図示されたように,第1誘電体層226及び第2誘電体層227は,実質的に隔壁205と同じ高さを持つように形成されることが望ましい。
図4及び図5に示されたように,第1誘電体層226及び第2誘電体層227内には,複数の放電セル220にまたがって延びる第1放電電極216及び第2放電電極217がそれぞれ配置されているが,第1放電電極216及び第2放電電極217は,前面基板201に平行して延びる。また,第1放電電極216及び第2放電電極217は,各放電セル220内で互いに対向して配置され,アルミニウム,銅のような導電性金属で形成される。
第1放電電極216及び第2放電電極217が埋め込まれた第1誘電体層226及び第2誘電体層227は,荷電粒子が第1放電電極216及び第2放電電極217に直接衝突してそれらを損傷させることを防止し,荷電粒子及び電子を誘導して壁電荷を形成できる誘電体として形成されるが,このような誘電体としては,PbO,B2O3,SiO2などがある。
本実施形態で,第1放電電極216を覆う第1誘電体層226の厚さh11,及び第2放電電極217を覆う第2誘電体層227の厚さh12は一定でないように形成されている。これをさらに詳細に説明すれば,次の通りである。第1放電電極216及び第2放電電極217のそれぞれには,互いに対向する部分に凹部216a,217aが形成されている。凹部216a,217aは,放電セル220ごとに1個ずつ形成され,このような凹部216a,217aによって,第1及び第2放電電極216,217の幅w11,w12は変化する。これに対し,第1及び第2誘電体層226,227は,実質的に一定の幅w13,w14を持つ。したがって,第1及び第2放電電極216,217の凹部216a,217aを覆う第1及び第2誘電体層226,227の厚さが最も大きく,凹部216a,217aの左右方向に第1及び第2放電電極216,217を覆う第1及び第2誘電体層226,227の厚さが減少する傾向がある。
このような第1及び第2放電電極216,217に電圧が印加されて,放電セル220に電場が形成される場合,第1及び第2放電電極216,217を覆う第1及び第2誘電体層226,227の厚さが一定でないために,放電セル220内でのプラズマ分布が制御できる。これについての詳細な事項は,後述する。
本実施形態では,放電セル220の中心部に対応する第1及び第2放電電極216,217部分の幅が狭く形成されているが,本発明はこれに限定されず,放電セル内でのプラズマ分布を制御できるように,多様な変形が可能である。例えば,各放電セル220の端部に対応する第1及び第2放電電極216,217部分の幅が狭く形成されてもよい。この場合,放電セル220の端部にプラズマ放電が集中する効果がある。また,プラズマ放電が活発に発生する放電セル220の端部と蛍光体層との距離が近いために,全体的に発光効率が向上するという長所がある。
第1及び第2放電電極216,217を覆う第1及び第2誘電体層226,227の表面部分は,保護層209としてMgO層209によって覆われていることが望ましい。MgO層209は必須の構成要素ではないが,それは,荷電粒子が第1及び第2誘電体層226,227の表面に衝突して,第1及び第2誘電体層226,227の表面を損傷させることを防止し,放電時に2次電子を多く放出する。
背面基板202は,前面基板201から所定の間隔で離隔して,平行に配置され,一般的には,ガラスを主成分とする材料で製造される。上述したように,背面基板202と前面基板201との間は複数個の放電セル220が形成される。
また,前面基板201と対向する背面基板202上には,第1及び第2放電電極216,217が延びる方向と交差する方向に延びるアドレス電極203が配置されている。このようなアドレス電極203は,第1及び第2放電電極216,217間の維持放電をさらに容易にするためのアドレス放電を引き起こすためのものであり,具体的には,維持放電が始まる電圧を低める役割を担う。アドレス放電は,第2放電電極217とアドレス電極203との間に起きる放電であり,アドレス放電が終了すれば,第2放電電極217側に陽イオンが蓄積され,第1放電電極216側に電子が蓄積され,これにより,第2放電電極217と第1放電電極216間の維持放電がさらに容易になる。
アドレス電極203が埋め込まれている誘電体層204は,放電時,荷電粒子または電子がアドレス電極203に衝突してアドレス電極203を損傷させることを防止しつつも,荷電粒子及び電荷を誘導して壁電荷を形成できる誘電体として形成されるが,このような誘電体には,PbO,B,SiOなどがある。
図3に示されたように,蛍光体層210は,例えば,第1及び第2誘電体層226,227のうち放電セル220の内部に向かう面と,隣接する隔壁205間の誘電体層204の表面とに塗布される。
蛍光体層210は,紫外線を受けて可視光線を発生させる成分を持つが,赤色発光サブピクセルに形成された蛍光体層は,Y(V,P)O:Euのような蛍光体を備え,緑色発光サブピクセルに形成された蛍光体層は,ZnSiO:Mn,YBO:Tbのような蛍光体を備え,青色発光サブピクセルに形成された蛍光体層は,BAM:Euのような蛍光体を備える。
放電セル220には,Ne,Xeなど,及びそれらの混合ガスのような放電ガスが封入される。本実施形態を含む本発明の場合,放電面が増加して放電領域が拡大でき,形成されるプラズマの量が増加するので,低電圧駆動が可能になる。
上記のような構成を持つ本実施形態によるPDP200においては,アドレス電極203と第2放電電極217との間にアドレス電圧が印加されることによってアドレス放電が起き,このアドレス放電の結果として,維持放電が起きる放電セル220が選択される。
次いで,上記選択された放電セル220の第1放電電極216と第2放電電極217との間に交流電圧である維持放電電圧が印加されれば,第1放電電極216と第2放電電極217との間に維持放電が起きる。この際,維持放電時に,電気力線に沿って移動するプラズマ,荷電粒子などが放電セル220の中心部に集まり,この部分で放電が主に発生して放電ガスを励起させる。そのため,プラズマなどが隔壁205と衝突して損失される問題が減少する。このように,本実施形態では,放電セル220の中心部にプラズマ,荷電粒子などが集中する分布を持つために,プラズマ,荷電粒子などが隔壁205と衝突して損失される問題点が減少するという利点を持つ。
上記の維持放電によって励起された放電ガスのエネルギー準位が低くなりつつ,紫外線が放出される。そして,この紫外線が,放電セル220内に塗布された蛍光体層210を励起させるが,この励起された蛍光体層210のエネルギー準位が低くなりつつ可視光が放出され,この放出された可視光が画像を構成する。
(第2実施形態)
図6〜図8を参照して,本発明の第2実施形態によるPDP300について詳細に説明する。
PDP300は,前面基板301,背面基板302,隔壁305,第1及び第2放電電極316,317,アドレス電極303と,第1及び第2誘電体層326,327,蛍光体層310,そして放電ガス(図示せず)を具備する。また,PDP 300は,アドレス電極303を覆う誘電体層304と,第1及び第2放電電極316,317が埋め込まれた第1及び第2誘電体層326,327部分を覆う保護層309と,をさらに具備できる。
前面基板301,背面基板302,アドレス電極303,蛍光体層310,誘電体層304,隔壁305及び保護層309の構造及び作用については,第1実施形態の対応する構成要素と類似しているので,ここでは,その詳細な説明を省略する。
第1実施形態と類似して,第1放電電極316を覆う第1誘電体層326の厚さh21,及び第2放電電極317を覆う第2誘電体層327の厚さh22は,一定でないように形成されている。これをさらに詳細に説明すれば,次の通りである。第1及び第2放電電極316,317は,実質的に一定の幅w21,w22を持つ。それに対して,第1及び第2誘電体層326,327のそれぞれには,互いに対向する部分に凹部326a,327aが形成されている。凹部326a,327aは,放電セル320ごとに1個ずつ形成され,このような凹部326a,327aによって,第1及び第2誘電体層326,327の幅w23,w24は変化する。したがって,凹部326a,327aでの第1及び第2放電電極316,317を覆う第1及び第2誘電体層326,327の厚さが最も狭く,凹部326a,327aの左右方向に第1及び第2放電電極316,317を覆う第1及び第2誘電体層326,327の厚さが増加する傾向がある。
このような第1及び第2放電電極316,317に電圧が印加されて,放電セル320に電場が形成される場合,第1及び第2放電電極316,317を覆う第1及び第2誘電体層226,227の厚さが一定でないために,放電セル320内でのプラズマ分布が制御される。特に,本実施形態の場合,プラズマ分布が放電セル320の中心部で最も大きいために,プラズマまたは励起種などが隔壁305に衝突して消滅する可能性が減少する。
第2実施形態では,放電セル320の中心部に対応する第1及び第2誘電体層326,327部分の幅が狭く形成されているが,本発明はこれに限定されず,放電セル内でのプラズマ分布を制御できるように多様な変形が可能である。例えば,放電セル320の端部に対応する第1及び第2誘電体層326,327部分の幅が狭く形成されてもよい。この場合,放電セル220の端部にプラズマ放電が集中する効果がある。また,プラズマ放電が活発に発生する放電セル320の端部と蛍光体層との距離が近いために,全体的に発光効率が向上するという利点がある。
第1及び第2放電電極316,317及び第1及び第2誘電体層326,327の作用及び材料的特性については,上述した第1実施形態と類似しているので,ここではその詳細な説明を省略する。
また,第2実施形態によるPDP300の作用については,第1実施形態と類似しているので,ここではその詳細な説明を省略する。
(第3実施形態)
図9〜図11を参照して,本発明の第3実施形態によるPDP400について詳細に説明する。
PDP 400は,前面基板401,背面基板402,隔壁405,第1及び第2放電電極416,417,アドレス電極403と,第1及び第2誘電体層426,327,蛍光体層410,そして放電ガス(図示せず)を具備する。また,PDP400は,アドレス電極403を覆う誘電体層404と,第1及び第2放電電極416,417が埋め込まれた第1及び第2誘電体層426,327部分を覆う保護層409とをさらに具備できる。
前面基板401,背面基板402,アドレス電極403,蛍光体層410,誘電体層404,隔壁405及び保護層409の構造及び作用については,第1実施形態の対応する構成要素と類似しているので,ここではその詳細な説明を省略する。
第1実施形態及び第2実施形態と異なって,第1放電電極416を覆う第1誘電体層426の厚さh31,及び第2放電電極417を覆う第2誘電体層427の厚さh32は,一定して形成されている。これをさらに詳細に説明すれば,次の通りである。第1及び第2放電電極416,417は,実質的に一定の幅w31,w32を持つ。また,第1及び第2誘電体層426,427も,実質的に一定の幅w33,w34を持つ。本実施形態の場合,対称構造を持つために,対応する第1放電電極416の幅w31と第2放電電極417の幅w32とは同一であり,対応する第1誘電体層426の幅w33と第2誘電体層427の幅w34とが同一である。但し,一つの放電セル420内でプラズマ放電を引き起こす放電部である第1放電電極416と第2放電電極417とをそれぞれ覆う,第1誘電体層416と第2誘電体層426間の距離Dが一定でないように配置されている。これをさらに詳細に説明すれば,放電セル420の中心部に対応する第1誘電体層416と第2誘電体層426間の距離Dが,最も大きく形成されており,中心部から左右側へ行くほど距離が減少するように形成される。
このような構造を持つPDP400の場合,第1誘電体層416と第2誘電体層426間の距離Dの大きい部分である放電セル420の中心部の領域が増加し,この部分にプラズマ放電が集中するために,プラズマまたは励起種が隔壁305と衝突して消滅する可能性が減少する。また,第1誘電体層416と第2誘電体層426間の距離Dの小さい部分で先ず放電を開始し,第1誘電体層416と第2誘電体層426間の距離Dの大きい部分に放電を拡散させることによって,放電開始電圧を低めると同時に,プラズマ放電を活発に行える。
第3実施形態では,放電セル420の中心部に対応する第1誘電体層416と第2誘電体層426間の距離Dが遠く形成されているが,本発明はこれに限定されず,放電セル内でのプラズマ分布を制御できるように多様な変形が可能である。例えば,放電セル220の端部に対応する第1誘電体層416と第2誘電体層426間の距離が,相対的に大きく形成されてもよい。この場合,放電セル420の端部にプラズマ放電が集中する効果を持つ。また,プラズマ放電が活発に発生する放電セル420の端部と蛍光体層間の距離が近いために,全体的に発光効率が向上するという利点がある。
第1及び第2放電電極416,417及び第1及び第2誘電体層426,427の作用及び材料的特性については,上述した第1実施形態と類似しているので,ここではその詳細な説明を省略する。
また,第3実施形態によるPDP400の作用については,第1実施形態と類似しているので,ここではその詳細な説明を省略する。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,放電セル内でプラズマの分布を制御できる構造を持つPDPの技術分野に適用できる。
従来のPDPを図示する分離斜視図である。 本発明の第1実施形態によるPDPを図示する切開分離斜視図である。 図2のIII−III線の断面図である。 図3のIV−IV線の断面図である。 図2に図示された放電セル及び電極のみを図示する配置図である。 本発明の第2実施形態によるPDPを図示する切開分離斜視図である。 図6のVII−VII線の断面図である。 図7のVIII−VIII線の断面図である。 本発明の第3実施形態によるPDPを図示する切開分離斜視図である。 図9のX−X線の断面図である。 図10のXI−XI線の断面図である。
符号の説明
200,300,400 PDP
201,301,401 前面基板
202,302,402 背面基板
203,303,403 アドレス電極
204,304,404 誘電体層
205,305,405 隔壁
209,309,409 保護層
210,310,410 蛍光体層
216,316,416 第1放電電極
217,317,417 第2放電電極
216a,217a,326a,327a 凹部
220,320,420 放電セル
226,326,426 第1誘電体層
227,327,427 第2誘電体層

Claims (21)

  1. 前面基板と;
    前記前面基板と対向して配置され,前記前面基板との間に放電セルを形成するように配置された背面基板と;
    前記放電セルでプラズマ放電を引き起こすように,互いに対向して配置された放電電極対と;
    前記放電電極対をそれぞれ覆うように形成され,前記放電電極対を覆う厚さが一定でないように形成された誘電体層と;
    前記放電セル内に配置された蛍光体層と;
    前記放電セル内に封入された放電ガスと;
    を備えることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 前記放電電極の幅は一定であり,前記誘電体層の幅は一定でないことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 前記放電電極の幅は一定でなく,前記誘電体層の幅は一定であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  4. 前記誘電体層の,前記放電セルの内部に向かう表面の少なくとも一部分が,前記蛍光体層で覆われたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  5. 前記放電電極対を覆う前記誘電体層の表面に,保護層が形成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  6. 前記放電電極が延びる方向と交差する方向に延びるアドレス電極をさらに具備することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  7. 前記アドレス電極を覆うように配置される誘電体層をさらに具備することを特徴とする請求項6に記載のプラズマディスプレイパネル。
  8. 前記アドレス電極は,前記背面基板と前記蛍光体層との間に介在することを特徴とする請求項6または7に記載のプラズマディスプレイパネル。
  9. 前記放電セル内において,前記対をなす放電電極と,前記放電電極を覆う誘電体層とは,互いに対称に形成されたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  10. 前記放電セルを区画するために,前記放電セル間に配置される隔壁をさらに具備することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  11. 前面基板と;
    前記前面基板と対向して配置され,前記前面基板との間に放電セルを形成するように配置された背面基板と;
    前記放電セルでプラズマ放電を引き起こすように互いに対向して配置された1対の放電部と;
    前記放電セル内に配置された蛍光体層と;
    前記放電セル内に封入された放電ガスと;を備え,
    前記一対の放電部間の距離が一定ではないことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  12. 前記対向する放電部は,互いに対向して配置される放電電極対を含むことを特徴とする請求項11に記載のプラズマディスプレイパネル。
  13. 前記対向する放電部は,前記放電電極対を覆う誘電体層をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載のプラズマディスプレイパネル。
  14. 前記対をなす放電電極を覆う誘電体層間の距離が一定でないことを特徴とする請求項13に記載のプラズマディスプレイパネル。
  15. 前記誘電体層の,前記放電セルの内部に向かう表面の少なくとも一部分が,前記蛍光体層で覆われたことを特徴とする請求項13または14に記載のプラズマディスプレイパネル。
  16. 前記放電電極対を覆う前記誘電体層の表面に保護層が形成されたことを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  17. 前記放電電極が延びる方向と交差する方向に延びるアドレス電極をさらに具備することを特徴とする請求項12〜16のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル。
  18. 前記アドレス電極を覆うように配置される誘電体層をさらに具備することを特徴とする請求項17に記載のプラズマディスプレイパネル。
  19. 前記アドレス電極は,前記背面基板と前記蛍光体層との間に介在することを特徴とする請求項17または18に記載のプラズマディスプレイパネル。
  20. 前記対向する放電部は互いに対称に形成されたことを特徴とする請求項11〜19のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイパネル。
  21. 前記放電セルを区画するために,前記放電セル間に配置される隔壁をさらに具備することを特徴とする請求項11〜20のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイパネル。


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