JP2005332026A - 履歴情報管理装置および履歴情報の分散管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タグ履歴情報を分散して管理することで、通信トラフィックの軽減、パフォーマンスの向上をはかる。
【解決手段】 RFIDタグ11に記録された情報を読み取るRFIDリーダ12(#0〜#n)をそれぞれ収容するRFIDリーダ収容装置13(#0〜#n)をピア・ツー・ピア網に参加させ、当該RDIDリーダ収容装置13が、ピア・ツー・ピア網に参加した結果得られるRFIDリーダ収容装置アドレス一覧を参照し、特定のRFIDリーダ収容装置13(#n)に対して読み取ったタグ情報を順次送信して登録する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、拠点毎に配置されたRFIDリーダの近傍を通過するRFIDタグの移動履歴を管理する、SCM(Supply Chain Management)に用いて好適な、履歴情報管理装置および履歴情報の分散管理方法に関する。
記憶素子を核とし、無線通信ICとアンテナからRFID(無線)タグは、情報発信とネットワーク上の情報処理と組み合わせることによって、現実世界に存在する多くの物体をあたかも情報通信端末のような扱えるポテンシャルを秘めている。
例えば、図10に示されるように、拠点毎に配置されたRFIDリーダ92の近傍を通過するRFIDタグ91の移動履歴を管理するアプリケーションを考えた場合、そのRFIDリーダ92によって読み取られたRFIDタグ91の履歴情報は、ネットワーク(IP網96)を介して接続されるタグ履歴情報管理サーバ97によって集中的に管理される。なお、本発明に関連する技術としてRFIDタグの読み取り履歴情報を集中的に格納するタグ履歴情報管理サーバを用いた技術が公開されている(例えば、非特許文献1参照)。
Sanjay Sarma,David L. Brock,Kevin Ashton、"The Networked Physical World-Proposals for Engineering The Next Generation of Computing, Commerce & Automatic Identification"、[online]、「平成16年4月26日検索」、インターネット<URL:http://archive.epcglobalinc.org/publishedresearch/MIT-AUTOID-WH-001.pdf>
上記した従来技術によれば、RFIDタグの読み取り履歴がタグ履歴情報管理サーバで集中的に管理されていたため、通信トラフィックが増大していた。また、タグ履歴情報管理サーバも履歴履歴情報の格納及び参照処理のための負荷が大きく、パフォーマンスの低下を来たしていた。
一方、RFIDリーダを増設する際には、タグ履歴情報管理サーバに対してRFIDリーダに関する情報の登録が必要となり、更に、膨大なデータ量のデータベースの管理は煩雑な作業であるため、専任の作業者が必要となり、人件費に影響する。加えて、故障等によりタグ履歴情報管理サーバが使用不可能になれば、そのサーバが扱うすべてのRFIDリーダのタグ履歴情報格納、及びシステムの利用者によるタグ履歴追跡情報の検索が不能になるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、タグ履歴情報を分散して管理することで、通信トラフィックの軽減、パフォーマンスの向上をはかった、履歴情報管理装置および履歴情報の分散管理方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明は、拠点毎に配置されたRFIDリーダの近傍を通過するRFIDタグの移動履歴を管理する履歴情報管理装置であって、前記RFIDタグに記録された情報を読み取る前記RFIDリーダをそれぞれ収容するRFIDリーダ収容装置をピア・ツー・ピア網に参加させる手段と、前記ピア・ツー・ピア網に参加した結果得られるRFIDリーダ収容装置アドレス一覧を参照して特定のRFIDリーダ収容装置に対して前記読み取ったタグ情報を順次送信して登録する登録手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明において、前記登録手段は、前記RFIDタグが通過する毎、読み取られたIDを含む関連情報をRFIDタグ通過履歴として属するRFIDリーダ収容装置に保存する手段と、前記RFIDタグ通過履歴にハッシュ演算を施し、その算出値に対応する前記RFIDリーダ収容装置アドレス一覧の要素値として更新する手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明において、履歴追跡の対象となるRFIDタグのIDがパラメータとして入力されるRFIDタグ履歴追跡要求を受信する手段と、前記IDにハッシュ演算を施して索引値を算出し、当該索引値に該当するRFIDリーダ収容装置に対してRFIDタグ保存場所検索要求を行い、該当RFIDタグの履歴を保持しているRFIDリーダ収容装置のアドレス一覧を取得する手段と、前記取得したそれぞれのアドレスに対応するRFID収容装置に対してタグ履歴送信要求を発行し、該当するそれぞれのRFIDリーダ収容装置からタグ履歴情報を受信し、時刻順にソーティングして前記RFIDタグ履歴追跡要求発行元に返答する手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明は、拠点毎に配置されたRFIDリーダの近傍を通過するRFIDタグの移動履歴を管理する履歴情報の分散管理方法であって、前記RFIDタグに記録された情報を読み取る前記RFIDリーダをそれぞれ収容するRDIDリーダ収容装置をピア・ツー・ピア網に参加させる過程と、前記ピア・ツー・ピア網に参加した結果得られるRFIDリーダ収容装置アドレス一覧を参照し、特定のRFIDリーダ収容装置に対して前記読み取ったタグ情報を順次送信して登録する過程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、RFIDタグに記録された情報を読み取る前記RFIDリーダをそれぞれ収容するRFIDリーダ収容装置をピア・ツー・ピア網に参加させ、当該RFIDリーダ収容装置が、ピア・ツー・ピア網に参加した結果得られるRFIDリーダ収容装置アドレス一覧を参照し、特定のRFIDリーダ収容装置に対して読み取ったタグ情報を順次送信して登録することで、タグ履歴情報管理サーバを不要とし、このため、保守運用の必要がなくなる。
また、RFIDリーダを増設する際のRFIDリーダに関する情報のタグ履歴情報管理サーバへの登録が不要となり、更に、負荷が各RFIDリーダ収納装置に分散されるため、故障等によりあるRFIDリーダ収容装置が使用不能になっても他のRFIDリーダ収容装置に保持されたタグ履歴情報の登録が可能となる。
また、クライアントから発行されるタグ履歴追跡要求に対し、その対象IDに基づく索引値に該当するRFIDリーダ収容装置に対してRFIDタグ保存場所検索要求を行い、該当RFIDタグの履歴を保持しているRFIDタグ収容装置のアドレス一覧を取得して対応するRFIDリーダ収容装置からタグ履歴情報を取り込み履歴歴追跡要求発行元に返答することで、従来、タグ履歴情報管理サーバで行っていた処理を不要とし、このため、タグ履歴情報管理サーバの保守運用の必要がなくなる。また、複数のRFIDリーダ収容装置に処理が分散されるため、全体としてのパフォーマンスの向上がはかれ、また、あるRFIDリーダ収容装置が故障しても、そのRFIDリーダ収容装置を除く他のRFIDリーダ収容装置が保持するタグ履歴情報を取得することができる。
図1は、本発明における履歴情報管理装置のシステム構成の一例を示す図である。図1において、符号11は、RFIDタグであり、例えば、製造元、問屋、売場等、流通の移動拠点に設置される、物体の識別に利用される微小な無線ICチップである。
また、符号12は、各拠点に設置されたRFIDタグ11のIDを読み取るRFIDリーダ(#0〜#n)である。更に、符号13は、RFIDリーダ12を収容するパソコン(PC)等のRFIDリーダ収容装置(#0〜#n)であり、それぞれ対応するRFIDリーダ12に対してRFIDタグ11の読み取りを指示し、結果として取得したRFIDタグ11の読み取り情報を履歴として保持する。
一方、符号14は、クライアントであり、RFIDタグ11の読み取り履歴を利用するPCもしくはサーバである。クライアント14は、表示アプリケーションに対してリクエストを発行し、その結果としてRFIDタグ11の読み取り履歴を返却する。また、符号15は、履歴追跡アプリケーションであり、RFIDタグ11の読み取り履歴追跡結果を取得してクライアント14に返却するアプリケーションプログラムであり、クライアント14を構成するPCもしくはサーバにインストールされ実行される。
上記したクライアント14を構成するPCもしくはサーバと、各RFIDリーダ収容装置13(#0〜#n)は、いずれもIP(Internet Protocol)網16を介して接続される。
図2にRFIDタグ読み取りシーケンスが示されている。ここでは、図1に示されるように、離れた位置にある各拠点にそれぞれRFIDリーダ12(#1〜#n)が存在し、各RFIDタグリータ12(#1〜#n)の前をあるRFIDタグ11が通過する場合を考える。
履歴追跡アプリケーション15およびRFIDリーダ収容装置13(#0〜#n)は、同じピア・ツー・ピア網に参加している。このピア・ツー・ピア網におけるタグ履歴情報の管理として、DHT(Distributed Hash)と呼ばれる方式を採用する。ここでは、あらかじめDHTのためのハッシュ関数func(x)を用意し、この関数の算出値はそれぞれn個あるRFIDリーダ収容装置13のアドレスに関連付けられており、その関連付けられた情報は、あらかじめピア・ツー・ピア網により取得済みであると仮定する。図3(a)にその関連がハッシュテーブルに表形式で示されている。
すなわち、図示されていないが、IP網16には、更に、既知の参加RFIDリーダ収容装置一覧情報保持サーバが接続されており、ここでは、ピア・ツー・ピア網に参加しているRFIDリーダ収容装置のアドレス一覧情報が保持されている。なお、DHTを使った動作概要は後述する。この時、各拠点において、図2に示される動作シーケンスに従い以下の処理が実行される。
まず、RFIDリーダ12(#0)は、RFIDタグ11の通過時にそのRFIDタグ11のIDを読み取り、そのIDを、RFIDリーダ収容装置13(#0)に送信する(S21)。RFIDリーダ収容装置13(#0)1は、上記の処理によって読み取られたタグのIDを受信し、ID値、およびその時刻、更にはその関連情報を、RFIDリーダ名“RFID#0”を関連付けた情報をタグ履歴情報として内蔵のメモリに保持する(S22)。そして、RFIDリーダ12(#0)が読み取ったタグ通過履歴を索引可能とするため、索引値を算出する(S23)。ここでは、ハッシュ関数func(x)を使用し、読み取ったタグIDに対するハッシュ関数の算出値を取得する。
上記したように、ピア・ツー・ピア網に参加しているRFIDリーダ収容装置13(#0〜#n)のそれぞれは、タグIDを索引キーとして、当該タグIDの履歴を保持するアドレスの一覧(図3(a))を、内蔵するメモリ上にハッシュテーブルとして保持している。そこで、上記により取得した算出値に対応する特定のRFIDリーダ収容装置13(#n)上に存在するハッシュテーブルに対して、読み取ったタグIDを索引キー、履歴の実体となる保存先RFIDリーダ12(#0)のアドレスを一覧の一要素値として登録する(S24)。
同様に、RFIDリーダ12(#1〜#n)の前をRFIDタグ11が通過する毎に、上記した一連の処理が実行される。その結果、RFIDリーダ収容装置13(#0〜#n)上において、それぞれタグ履歴(#0〜#n)が、更に、RFIDタグ11のIDのハッシュ関数による算出値に対応するRFIDリーダ収容装置13上、ここでは、RFIDリーダ収容装置13(#n)に、読み取ったタグIDの索引値とアドレスを組みとしたハッシュテーブルが保持される。このハッシュテーブルの一例は、図3(b)に示されている。
次に、上記のように登録されたRFIDタグの移動履歴を、システムの利用者が追跡したい場合を考える。この時、クライアント14は、以下に示す処理によってタグ履歴追跡結果を取得することができる。図4にその動作シーケンスが示されている。
まず、クライアント14が履歴追跡アプリケーション15に対して、履歴追跡対象タグIDを添付し、対応する特定のRFIDタグ11の追跡を行うためのタグ履歴追跡要求を送信する(S41)。履歴追跡アプリケーション15は、履歴追跡対象タグのIDを入力として、あらかじめ用意されているハッシュ関数より索引値を算出する。次に、算出値に該当するRFIDリーダ収容装置13(#n)に対してタグ格納場所検索要求を行い、該当タグの履歴を格納しているRFIDリーダ収容装置13(#0〜#n)のアドレス一覧を取得する(S42)。
履歴追跡アプリケーション15は、上記により取得したそれぞれのアドレスに対応するRFID収容装置13(#0〜#n)に対して、タグ履歴要求を送信する(S43)。このこのことにより、該当する各RFIDリーダ収容装置13(#0〜#n)は、内蔵のメモリ上に保持しているRFIDタグ11の履歴情報を履歴追跡アプリケーション15に対して送信する(S44)。そして、履歴追跡アプリケーション15は、上記の処理において送信されてきた全てのタグ履歴を読み取り、時刻順にソートして履歴追跡結果として要求のあったクライアント14に返却する(S45)。
図5は、本発明の履歴情報管理装置の内部構成を機能展開して示したブロック図である。
図5に示されるように、本発明の履歴情報管理装置が実装されるRFIDリーダ収容装置13は、履歴索引表管理部131と、履歴検索処理部132と、履歴格納処理部133で構成される。
履歴索引表管理部131は、タグ履歴情報の索引表であるハッシューブルを管理する。図3(b)に示されるように、タグIDをキーに、当該タグIDを持つRFIDタグ11の履歴を保持しているRFIDリーダ収容装置のアドレスの一覧を値とするハッシュテーブルを持つ。
また、履歴検索処理部132は、RFIDリーダ収容装置13内で保持しているタグ履歴情報を検索する機能を持ち、履歴格納処理部131は、RFIDリーダ12が読み取ったRFIDタグ11のID、および読み取った時刻情報を、RFIDリーダ収容装置13内蔵のメモリに格納する。
履歴追跡アプリケーション15は、コントロール部151と、履歴情報取得部152と、履歴情報ソート処理部153で構成される。
コントロール部151は、クライアント14からのリクエストを受信し、履歴情報取得部152、履歴情報ソート処理部153を起動し、最終的にクライアント14に対してタグ履歴追跡情報を送信する。
履歴情報取得部152は、タグ履歴情報を検索する機能を有し、具体的には、あらかじめ用意されたハッシュ関数を用いて、タグIDのハッシュ値を算出し、その値に該当するRFIDリーダ収容装置13に対して、当該RFIDタグ11の履歴を格納しているRFIDリーダ収容装置13のアドレス一覧を取得する。そして、取得したアドレスを持つRFIDリーダ収容装置13のそれぞれに対して当該RFIDタグ11の履歴情報要求を行う。また、履歴情報ソート処理部153は、タグ履歴情報の一覧を読み取り、時刻順にソートしてコントロール部151経由でクライアント14へ送信する。
上記した構成において、タグ履歴の格納は以下の手順に従い実行される。すなわち、RFIDリーダ12が、前を通過したタグIDをRFIDリーダ収容装置13の履歴格納処理部133に送信する。その結果、履歴格納処理部133は、タグIDと読み取った時刻、その他情報を、RFIDリーダ収容装置13内蔵のメモリに格納する。
一方、履歴検索処理部132は、タグのIDを入力値としてあらかじめ用意されているハッシュ関数より索引値を算出する。結果として得た索引値に該当するRFIDリーダ収容装置13の履歴索引管理部131に対して、タグIDとRFIDリーダ収容のPCのアドレスを送信し、ハッシュテーブル上に格納する。
また、タグ履歴追跡処理は以下の手順に従い実行される。すなわち、クライアント14が履歴追跡アプリケーション15のコントロール部151に対して、特定のRFIDタグのIDを送信し、追跡を行うようにタグ履歴追跡要求を送信する。コントロール部151は、これを受け、履歴情報取得部152に対してタグIDを入力し、該当RFIDタグ11の履歴情報取得を要求する。
履歴情報取得部152は、そのタグIDを入力値としてハッシュ関数より索引値を取得し、結果として取得した索引値に該当するRFIDリーダ収容装置13に対して、そのタグIDを持つタグの履歴情報格納位置のアドレス一覧を取得する。上記により得たアドレス一覧に記述されているそれぞれのアドレスを持つRFIDリーダ収容装置13に対して、該タグ履歴情報取得要求を送信する。
該当のRFIDリーダ収容装置13は、履歴検索処理部132により、内蔵のメモリから該当RFIDタグ11の履歴情報を検索する。そして、上記により得たタグ履歴情報を履歴追跡アプリケーション15の履歴情報取得部152に対して送信する。続いて、履歴情報取得部152は、コントロール部151に対して履歴情報の一覧を返信する。
コントロール部151は、履歴情報ソート処理部153を起動し、履歴情報ソート処理部153は、全てのタグ履歴情報を読み取り時刻順にソートし、コントロール部151経由で履歴追跡結果として要求のあったクライアント14に対して返却する。
図6にタグ履歴情報を送信するRFIDリーダ収容装置の処理手順が、図7に、そのタグ履歴情報を受信するRFIDリーダ収容装置の処理手順がそれぞれフローチャートで示されている。
図6に示されるように、RFIDリーダ収容装置13(#0〜#n)は、まず、それぞれのRFIDリーダ12(#0〜#n)からタグID(x)を受信する(S61)。そして、そのタグID(x)、読み取り時刻、その他関連情報、ならびにRFIDリーダ名をデータ項目とするタグ履歴(i)を内蔵のメモリに保存する(S62)。このとき、タグIDを検索キーとして、タグ履歴(i)を、メモリ上のハッシュテーブルに保存する(S63)。更に、これらを索引可能とするために、索引値を算出する(S64)。ここでは、ハッシュ関数func(x)を使用し、読み取ったタグIDに対するハッシュ関数の算出値を取得する。
上記したように、ピア・ツー・ピア網に参加しているRFIDリーダ収容装置13(#0〜#n)のそれぞれは、タグIDを索引キーとして、当該タグIDの履歴を保持するアドレスの一覧(図3(a))を、内蔵するメモリ上にハッシュテーブルとして保持している。
そこで、上記により取得した算出値に対応する特定のRFIDリーダ収容装置13のアドレスを取得し(S65)、当該アドレスに向けて、読み取ったタグID(x)、履歴の実体となる保存先RFIDリーダ収容装置13(#0〜#n)のアドレスの組を登録するために送信する(S66)。
一方、上記したタグID(x)、履歴の実体となる保存先RFIDリーダ収容装置13(#0〜#n)のアドレスの組を受信したRFIDリーダ収容装置13(#n)は、読み取ったタグIDを索引キー、履歴の実体となる保存先RFIDリーダ12(#0)のアドレスを一覧の一要素値として内蔵するメモリ上のハッシュテーブルに保存する(S72)。
図8、図9に、履歴追跡アプリケーションの処理手順が示されている。履歴追跡アプリケーション15は、クライアント14から、タグID(x)をパラメータとする、対応する特定のRFIDタグ11の追跡を行うためのタグ履歴追跡要求を送信する(図8のS81)。
履歴追跡アプリケーション15は、履歴追跡対象タグのIDを入力として、あらかじめ用意されているハッシュ関数より索引値を算出し(S82)、当該算出値に該当するRFIDリーダ収容装置13(#n)のアドレス(i)を取得し、当該アドレスに対応するRFIDリーダ主要装置13(#n)に対して送信する(S84)。そして、該当タグの履歴を格納しているRFIDリーダ収容装置13(#0〜#n)のアドレス一覧を取得する(S85)。
続いて、上記により取得したそれぞれのアドレスに対応するRFID収容装置13(#0〜#n)に対して、タグ履歴検索要求を送信するが、このとき、z個の履歴情報の組(RFIDリーダ名、時刻)を格納する配列p[k](1,…z)を用意する(S86)。
そして、k=1からk=zに至るまで(S87)、アドレス(k)に該当するRFIDリーダ収容装置13に対してタグID(x)を入力値とする検索要求を送信し(S88)、検索要求の応答であるRFIDリーダおよび時刻をp[k]=(RFIDリーダ,時刻)として受信する(S89)。そして、kを更新し(S90)、てk=zになるまでS88、S89の処理を繰り返す(S91)。すなわち、該当するRFIDリーダ収容装置13(#0〜#n)は、内蔵のメモリ上に保持しているRFIDタグ11の履歴情報を履歴追跡アプリケーション15に対して送信する。
そして、履歴追跡アプリケーション15は、上記の処理において送信されてきた全てのタグ履歴情報を読み取り、配列p[k](1,…z)の要素を時刻順にソートしたものをメモリ(result[k](k=1,…z))に格納し(S92)、このresult[k](k=1,…z)履歴追跡結果として要求のあったクライアント14に返却する(S93)。
以上説明のように本発明は、RFIDタグ11に記録された情報を読み取るRFIDリーダ12(#0〜#n)をそれぞれ収容するRFIDリーダ収容装置13(#0〜#n)をピア・ツー・ピア網に参加させ、当該RDIDリーダ収容装置13が、ピア・ツー・ピア網に参加した結果得られるRFIDリーダ収容装置アドレス一覧を参照し、特定のRFIDリーダ収容装置13(#n)に対して読み取ったタグ情報を順次送信して登録することで、タグ履歴情報管理サーバを不要とし、このための保守運用を要しないものである。また、RFIDリーダを増設する際のRFIDリーダに関する情報の登録も不要となり、作業者の負担が軽減されると共に、負荷が各RFIDリーダ収納装置13(#0〜#n)に分散されるため、故障等により、ある各RFIDリーダ収納装置13が使用不能になっても他の各RFIDリーダ収納装置13に保持されたタグ履歴情報の登録を可能とするものである。
また、クライアント14から発行されるタグ履歴追跡要求に対し、その履歴追跡対象IDに基づく索引値に該当するRFIDリーダ収容装置13(#0〜#n)に対してRFIDタグ保存場所検索要求を行い、該当RFIDタグの履歴を保持しているRFIDリーダ収容装置のアドレス一覧を取得して対応するRFIDリーダ収容装置13(#0〜#n)からタグ履歴情報を取り込み、履歴歴追跡要求発行元(クライアント14)に返答することで、従来、タグ履歴情報管理サーバで行っていた処理を不要とし、このため、タグ履歴情報管理サーバの保守運用の必要がなくなる。
また、複数のRFIDリーダ収容装置13(#0〜#n)に処理が分散されるため、全体としてのパフォーマンスの向上がはかれ、また、あるRFIDリーダ収容装置が故障しても、そのRFIDリーダ収容装置を除く他のRFIDリーダ収容装置が保持するタグ履歴情報を取得することができる。
なお、タグ履歴追跡情報の検索は、ピア・ツー・ピア網におけるDHTを用いた検索アルゴリズムを採用することにより、タグ履歴情報管理サーバの故障に対して耐性のあるタグ履歴検索を可能にしている。また、RFIDリーダ12増設時に、タグ履歴情報管理サーバに対するRFIDリーダ情報の登録が不要であることから、RFIDリーダの増設時に必要な人件費、コストの削減を実現することができる。本発明は、特に、SCMにおいてRFIDタグ11が付与された商品の流通経路を管理する用途に用いて顕著な効果が得られる。
本発明における履歴情報管理装置のシステム構成の一例を示す図である。 本発明実施形態の動作を説明するために引用した動作シーケンス図である。 本発明実施形態で用いられるハッシュテーブルのデータ構造の一例を示す図である。 本発明実施形態の動作を説明するために引用した動作シーケンス図である。 本発明実施形態の内部構成を機能展開して示したブロック図である。 本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートである。 本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートである。 本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートである。 本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートである。 従来例における履歴情報管理装置のシステム構成の一例を示す図である。
符号の説明
11…RFIDタグ、12…RFIDリーダ、13…RFIDリーダ収容装置、14…クライアント、15…履歴追跡アプリケーション、16…IP網

Claims (4)

  1. 拠点毎に配置されたRFIDリーダの近傍を通過するRFIDタグの移動履歴を管理する履歴情報管理装置であって、
    前記RFIDタグに記録された情報を読み取る前記RFIDリーダをそれぞれ収容するRFIDリーダ収容装置をピア・ツー・ピア網に参加させる手段と、
    前記ピア・ツー・ピア網に参加した結果得られるRFIDリーダ収容装置アドレス一覧を参照して特定のRFIDリーダ収容装置に対して前記読み取ったタグ情報を順次送信して登録する登録手段と、
    を具備することを特徴とする履歴情報管理装置。
  2. 前記登録手段は、
    前記RFIDタグが通過する毎、読み取られたIDを含む関連情報をRFIDタグ通過履歴として属するRFIDリーダ収容装置に保存する手段と、
    前記RFIDタグ通過履歴にハッシュ演算を施し、その算出値に対応する前記RFIDリーダ収容装置アドレス一覧の要素値として更新する手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の履歴情報管理装置。
  3. 履歴追跡の対象となるRFIDタグのIDがパラメータとして入力されるRFIDタグ履歴追跡要求を受信する手段と、
    前記IDにハッシュ演算を施して索引値を算出し、当該索引値に該当するRFIDリーダ収容装置に対してRFIDタグ保存場所検索要求を行い、該当RFIDタグの履歴を保持しているRFIDリーダ収容装置のアドレス一覧を取得する手段と、
    前記取得したそれぞれのアドレスに対応するRFIDリーダ収容装置に対してタグ履歴送信要求を発行し、該当するそれぞれのRFIDリーダ収容装置からタグ履歴情報を受信し、時刻順にソーティングして前記RFIDタグ履歴追跡要求発行元に返答する手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の履歴情報管理装置。
  4. 拠点毎に配置されたRFIDリーダの近傍を通過するRFIDタグの移動履歴を管理する履歴情報の分散管理方法であって、
    前記RFIDタグに記録された情報を読み取る前記RFIDリーダをそれぞれ収容するRFIDリーダ収容装置をピア・ツー・ピア網に参加させる過程と、
    前記ピア・ツー・ピア網に参加した結果得られるRFIDリーダ収容装置アドレス一覧を参照し、特定のRFIDリーダ収容装置に対して前記読み取ったタグ情報を順次送信して登録する過程と、
    を有することを特徴とする履歴情報の分散管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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