JP2005330288A - シクロプロペン類および金属錯化剤を有する組成物 - Google Patents

シクロプロペン類および金属錯化剤を有する組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】シクロプロペン類および金属錯化剤を有する組成物
【解決手段】シクロプロペンと金属錯化剤とを含有する組成物を提供する。また、かかる組成物を植物または植物の部分に接触させることを含む方法を提供する。
【選択図】なし

Description

エチレンは、植物中のある種の受容体と結合することによって、植物または植物の部分、たとえば花、葉、果実および野菜の早枯れの原因となり得る。また、エチレンは、葉の黄変および発育不全を促進し、ならびに果実、花および葉の成熟前の落下を促進する。シクロプロペン類(すなわち、置換および非置換シクロプロペンならびにその誘導体)は、エチレンの当該影響を妨げるのに有効な薬剤である。シクロプロペン類を植物または植物の部分に供給するいくつかの有用な方法は、1以上のシクロプロペンと水とを含有する混合物を形成することを含む。しかし、かかる混合物のいくつかにおいては、混合物中のシクロプロペン類の活性が低下する。米国特許出願公開第2003/0224939号には、ある種の特定の植物成長調節剤に対する植物の細胞壁の透過性を高めるための透過剤の使用が開示されている。
米国特許出願公開第2003/0224939号明細書
シクロプロペン類を含有する改良された組成物であって、かつ、水と1以上の当該改良された組成物を含有する混合物においてシクロプロペン類の活性を高める改良された組成物を提供することが望まれる。また、当該組成物を使用する方法によって植物または植物の部分に供給されるシクロプロペン類により、エチレンの影響を阻止する効果を高めることが望まれる。
本発明において、
(a)次式で表される1以上のシクロプロペン類、
Figure 2005330288
(式中、前記Rは水素、または置換もしくは非置換アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、フェニルもしくはナフチル基であり;置換基は、存在する場合には、独立してハロゲン、アルコキシ、または置換もしくは非置換フェノキシである);および、
(b)1以上の金属錯化剤、
を含む組成物が提供される。
本明細書で使用される場合、特に明記しない限り、全てのパーセントは重量パーセントであり、また全ての部は重量部であり、両端を含み、かつ、組合せ可能である。全ての比率は重量比であり、また全ての比率範囲は両端を含み、かつ、組合せ可能である。全てのモル範囲は両端を含み、かつ、組合せ可能である。
本明細書で使用される場合、「アルキル」という用語は、直鎖、分岐鎖または環状(C〜C20)基を意味し、これらの基としては、たとえば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、1−エチルプロピル基、n−ブチル基、tert−ブチル基、イソブチル基、2,2−ジメチルプロピル基、ペンチル基、オクチル基およびデシル基が挙げられる。「アルケニル」および「アルキニル」という用語は、(C〜C20)アルケニル基および(C〜C20)アルキニル基、たとえば2−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、2−メチル−2−プロペニル基、および2−プロピニル基を意味する。「シクロアルキルアルキル」という用語は、(C〜C)シクロアルキル基で置換された(C〜C15)アルキル基、たとえばシクロプロピルメチル基、シクロプロピルエチル基、シクロブチルメチル基、およびシクロペンチルエチル基を意味する。「ハロアルキル」という用語は、1個またはそれ以上の水素原子がハロゲン原子により置換されているアルキル基を意味する。「ハロゲン」という用語は、一つまたはそれ以上の、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を意味する。
本発明の実施は、1以上のシクロプロペン類の使用を含む。本明細書で使用する場合、「シクロプロペン」とは、次の式を有する任意の化合物を意味する。
Figure 2005330288
(式中、前記Rは水素、または置換もしくは非置換アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、フェニルもしくはナフチル基であり;置換基は、存在する場合には、独立してハロゲン、アルコキシまたは置換もしくは非置換フェノキシ基である)
本明細書で使用される場合、Rが水素である前記の構造の化合物を意味する場合には、「非置換シクロプロペン」という用語が使用される。
いくつかの態様において、Rは二重結合を有していない。独立して、いくつかの態様において、Rは三重結合を有していない。独立して、いくつかの態様において、Rにはハロゲン原子置換基が存在しない。独立して、いくつかの態様において、Rはイオン性である置換基を有していない。独立して、いくつかの態様において、Rは酸素化合物を生成することができない。
本発明のいくつかの態様において、Rは(C〜C10)アルキルである。いくつかの態様において、Rは(C〜C)アルキル、または(C〜C)アルキル、またはメチルである。Rがメチルである場合には、前記シクロプロペンは本明細書では「1−MCP」と記載される。
本発明に適用することができるシクロプロペン類は公知の物質であり、任意の方法によって調製することができる。シクロプロペン類のいくつかの好適な調製方法は、米国特許第5,518,988号および第6,017,849号に開示された方法である。
本発明の組成物中のシクロプロペンの量は、組成物の種類および意図する使用方法に応じて幅広く変化させることができる。いくつかの態様において、シクロプロペンの量は、組成物の全重量に基づいて、4重量%以下;または1重量%以下;または0.5重量%以下;または0.05重量%以下である。独立して、いくつかの態様において、シクロプロペンの量は、組成物の全重量に基づいて、0.000001重量%以上;または0.00001重量%以上;または0.0001重量%以上;または0.001重量%以上である。
本発明の組成物が水を含有する態様の中では、シクロプロペンの量は、水を含有するいくつかの態様において、百万分率(すなわち、水1,000,000重量部当たりのシクロプロペンの重量部、すなわち「ppm」)として、または十億分率(すなわち、水1,000,000,000重量部当たりのシクロプロペンの重量部、すなわち「ppb」)として特徴付けることができる。水を含有するいくつかの態様において、シクロプロペンの量は1ppb以上;または10ppb以上;または100ppb以上である。独立して、水を含有するいくつかの態様において、シクロプロペンの量は、10,000ppm以下;または1,000ppm以下である。
本発明の実施は1以上の金属錯化剤の使用を含む。金属錯化剤は、金属原子と配位結合を形成することができる1以上の電子供与性原子を含有する化合物である。ある種の金属錯化剤はキレート化剤である。本明細書で使用される場合、「キレート化剤」は、金属原子と配位結合を形成することができる電子供与性原子を2個以上含有する化合物であり、キレート化剤の1個の分子は1個の金属原子と2以上の配位結合を形成することができる。好適なキレート化剤としては、たとえば有機および無機キレート化剤が挙げられる。好適な無機キレート化剤の中には、たとえば、リン酸塩類、たとえばピロリン酸四ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウムおよびヘキサメタリン酸がある。好適な有機キレート化剤の中には、マクロ環状構造および非−マクロ環状構造を有するキレート化剤がある。好適なマクロ環状有機キレート化剤の中には、たとえば、ポルフィン化合物、環状ポリエーテル類(クラウンエーテルとも呼ばれる)、および窒素原子と酸素原子の両方を有するマクロ環状化合物がある。
非−マクロ環状構造を有するいくつかの好適な有機キレート化剤としては、たとえば、アミノカルボン酸、1,3−ジケトン、ヒドロキシカルボン酸、ポリアミン、アミノアルコール、芳香族複素環式塩基、フェノール、アミノフェノール、オキシム、シッフ塩基、硫黄化合物、およびこれらの混合物が挙げられる。いくつかの態様において、前記キレート化剤としては、1以上のアミノカルボン酸、1以上のヒドロキシカルボン酸、1以上のオキシム、またはこれらの混合物が挙げられる。いくつかの好適なアミノカルボン酸としては、たとえば、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、N−ジヒドロキシエチルグリシン(2−HxG)、エチレンビス(ヒドロキシフェニルグリシン)(EHPG)、およびこれらの混合物が挙げられる。いくつかの好適なヒドロキシカルボン酸としては、たとえば、酒石酸、クエン酸、グルコン酸、5−スルホサリチル酸およびこれらの混合物が挙げられる。いくつかの好適なオキシムとしては、たとえば、ジメチルグリオキシム、サリチルアルドキシムおよびこれらの混合物が挙げられる。いくつかの態様において、EDTAが使用される。
いくつかのさらなる好適なキレート化剤は、高分子物質である。いくつかの好適な高分子キレート化剤としては、たとえば、ポリエチレンイミン、ポリメタクリロイルアセトン、ポリ(アクリル酸)およびポリ(メタクリル酸)が挙げられる。ポリ(アクリル酸)がいくつかの態様で使用される。
キレート化剤ではない、いくつかの好適な金属錯化剤は、たとえば、アルカリ炭酸塩、たとえば炭酸ナトリウムである。
金属錯化剤は、中性の形態で、または1以上の塩の形態で存在することができる。好適な金属錯化剤の混合物もまた好適である。
いくつかの態様において、本発明の組成物は水を含有する。独立して、本発明の組成物は、水を含有するか否かに関わらず、いくつかの態様において、本発明の組成物を水と混合することを含む方法において使用することができる。水が本発明の組成物に含有されるかまたは水が本発明の組成物と混合されるかいずれにせよ、使用される水は任意の供給源から適切にもたらされ得る。好適な水は、たとえば精製されていてもよいしまたは精製されていなくてもよい。好適な精製された水は、たとえば脱イオン化されていてもよいし、または蒸留されていてもよいし、またはこれらの両方であってもよい。好適な精製されていない水は、任意の供給源、たとえば自治体の上水道、井戸、川、その他の天然供給源、用水路、またはこれらの任意の組合せを含む任意の供給源からもたらされてもよい。
水が使用されるいくつかの態様において、水は1以上の金属イオン、たとえば、鉄イオン、銅イオン、その他の金属イオンまたはこれらの混合物を含有する。いくつかの態様において、水は0.1ppm以上の1以上の金属イオンを含有する。
本発明はいかなる特定のメカニズムにも限定されないが、いくつかの場合においては、金属イオンはシクロプロペンと、シクロプロペンの活性を低下する方法で相互作用すると考えられる。このような場合には、金属錯化剤が、シクロプロペンの活性を維持するように金属イオンとシクロプロペンとの間の相互作用を低下させる方法で、金属イオンと相互作用し得るとさらに考えられる。
本発明で使用する金属錯化剤の量もまた、幅広く変化させることができる。いくつかの態様において、金属錯化剤の量は、存在するかまたは遭遇することが予期される金属イオンの量を錯体化するのに十分であるように調整される。金属錯化剤は、たとえば、本発明の組成物中において、または本発明の組成物を水と混合する場合に形成される混合物中において、またはこの両方において、金属イオンと遭遇する。たとえば、いくつかの態様において、比較的有効なキレート化剤(すなわち、水中の金属イオンの全てまたはほぼ全てと錯体を形成するであろうキレート化剤)が金属錯化剤として使用される場合には、キレート化剤のモル数の、金属イオンのモル数に対する比は、0.1以上、または0.2以上、または0.5以上、あるいは0.8以上であろう。比較的有効なキレート化剤を使用するかかる態様の中で、キレート化剤のモル数の、金属イオンのモル数に対する比は、2以下、または1.5以下、あるいは1.1以下である。
独立して、いくつかの態様において、金属錯化剤の量は、組成物の全重量に基づいて、25重量%以下、または10重量%以下、または1重量%である。独立して、いくつかの態様において、金属錯化剤の量は、組成物の全重量に基づいて、0.00001%以上;または0.0001%以上;または0.01%以上である。
独立して、本発明の組成物が水を含有するいくつかの態様において、金属錯化剤の量は、水中の金属錯化剤のモル濃度により有効に決定することができる。いくつかの態様において、金属錯化剤の濃度は、0.00001mM(すなわち、ミリモル)以上、または0.0001mM以上、または0.001mM以上、または0.01mM以上、または0.1mM以上である。独立して、いくつかの態様において、金属錯化剤の濃度は、100mM以下;または10mM以下;あるいは1mM以下である。
いくつかの態様において、本発明の組成物は、少なくとも1種の分子カプセル化剤を含有する。有用な分子カプセル化剤としては、たとえば、有機および無機分子カプセル化剤が挙げられる。好適な有機分子カプセル化剤としては、たとえば、置換シクロデキストリン、非置換シクロデキストリン、およびクラウンエーテルが挙げられる。好適な無機分子カプセル化剤としては、たとえばゼオライトが挙げられる。好適な分子カプセル化剤の混合物もまた好適である。本発明のいくつかの態様において、カプセル化剤はα−シクロデキストリン(「α−CD」)、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、またはこれらの混合物である。本発明の別の態様において、特に前記シクロプロペンが1−メチルシクロプロペンである場合には、カプセル化剤はα−シクロデキストリンである。好ましいカプセル化剤は、R基のサイズに応じて変化する。しかし、当業者には明らかなように、任意のシクロデキストリンまたはシクロデキストリンの混合物、シクロデキストリンポリマー、変性シクロデキストリン、またはこれらの混合物も本発明に従って使用することができる。シクロデキストリン類は、ミシガン州エイドリアンのWacker Biochem Inc.,またはインディアナ州ハモンドのCerestar USAならびにその他の供給業者から入手することができる。
分子カプセル化剤を使用する本発明の態様の中で、いくつかの態様において、組成物が、1以上のシクロプロペンをカプセル化する少なくとも1種の分子カプセル化剤を含有することが意図される。分子カプセル化剤の分子内にカプセル化された、シクロプロペンまたは置換シクロプロペン分子は、本明細書では「シクロプロペン分子カプセル化剤複合体」として記載されている。シクロプロペン分子カプセル化剤複合体は、本発明において使用する場合には、任意の手段により調製することができる。一つの調製方法において、たとえば、シクロプロペンを、分子カプセル化剤の溶液またはスラリーと接触させ、次いで、複合体を単離し、また米国特許第6,017,849号に開示される一般的な方法を使用して調製される。1−MCPの場合には、1−MCPガスをα−シクロデキストリンの水溶液に吹き込み、前記溶液から複合体をまず沈殿させ、次いで濾過によって単離する。
分子カプセル化剤を使用する本発明の態様の中で、いくつかの態様においては、分子カプセル化剤の量は分子カプセル化剤のモル数の、シクロプロペンのモル数に対する比によって有用に特徴付けることができる。いくつかの態様において、分子カプセル化剤のモル数の、シクロプロペンのモル数に対する比率は、0.1以上、または0.2以上、または0.5以上、または0.9以上である。独立して、かかる態様のいくつかにおいて、分子カプセル化剤のモル数の、シクロプロペンのモル数に対する比率は2以下、または1.5以下である。
組成物中に1以上の補助剤、たとえば増量剤、顔料、充填剤、結合剤、可塑剤、潤滑剤、界面活性剤、湿潤剤、展着剤、分散剤、粘着剤、接着剤、消泡剤、増粘剤、輸送剤および乳化剤を含有させることが望ましい場合がある。当該技術分野で通常使用されているこのような補助剤のいくつかは、John W. McCutcheon,Inc.発行の「Detergents and Emulsifiers, Annual」、Allured Publishing Company、米国ニュージャージー州リッジウッドにおいて見出すことができる。いくつかの態様において、組成物は1以上の界面活性剤を含有する。いくつかの態様において、組成物は1以上の陰イオン性界面活性剤を含有する。独立して、いくつかの態様において、組成物は1以上のアルキルアルコールを含有する。いくつかの態様において、組成物は、アルキル基が6個以下の炭素原子または3個以下の炭素原子を有する1以上のアルキルアルコールを含有する。
組成物の有用性を評価する有用な方法の一つは、組成物の活性である。本明細書で使用される場合、シクロプロペンの「活性」とは、使用するために利用することができる純粋なシクロプロペンの濃度を意味する。たとえば、一般的に、ある試薬が、シクロプロペンを含有する組成物と混合され、そしてこの試薬がシクロプロペンの一部もしくは全部と反応するか、または、シクロプロペンの一部もしくは全部を検出できなくするかもしくは有用な用途に利用できなくする方法でこの試薬がシクロプロペンの一部もしくは全部と錯形成する場合には、この試薬はシクロプロペンの活性を低下させると言われる。本発明の組成物の活性を測定する一つの方法は、組成物の試料上の上部空間におけるシクロプロペン濃度を分析することによる。たとえば明細書において以下に定義される上部空間測定法の使用による。本発明の組成物の活性を測定する別の方法は、植物の処理における組成物の効力を、たとえば本明細書において以下に明示されるトマト上偏成長試験等の方法を使用して試験することによる。
本発明の諸成分は、任意の手段により、任意の順序において混合することができる。本発明の組成物が水を含有するいくつかの態様において、金属錯化剤を水と混合し、その後に水とシクロプロペンを接触させる。かかる態様のいくつかでは、金属錯化剤とシクロプロペンとを同時に水と接触させる。かかる態様のいくつかでは、シクロプロペンと水とを相互に接触させ、その後に金属錯化剤を水と混合する。かかる態様は、金属錯化剤を水と混合する時に、シクロプロペンがある有用な活性レベルを有している限りは有用であると考えられる。金属錯化剤をシクロプロペンと混合して本発明の組成物を形成する態様も考えられる。本発明のかかる組成物は、所望ならば、次いで水と混合してもよい。
分子カプセル化剤を使用する態様の中で、諸成分は任意の手段により、任意の順序において混合することができる。いくつかの態様において、シクロプロペン分子カプセル化剤複合体が調製される。いくつかの態様において、シクロプロペン分子カプセル化剤複合体は、水と混合され、そして金属錯化剤が同時にまたはその後に加えられる。いくつかの態様において、シクロプロペン分子カプセル化剤複合体は、水と金属錯化剤との混合物と混合される。いくつかの態様において、シクロプロペン分子カプセル化剤複合体と金属錯化剤が混合されて本発明の組成物を形成する。本発明のかかる組成物は、所望ならば、次いで水と混合してもよい。
前記の複数の態様の組合せも可能であると考えられる。たとえば、ある種の金属錯化剤をシクロプロペンと(分子カプセル化剤を存在させてまたは存在させずに)混合することができ、一方でさらなる金属錯化剤を水と混合することができ、次いで2種類の混合物を互いに混合することができる。
さらに、本発明の組成物を水と短時間または長時間接触させることができると考えられる。たとえば、水にあまりよく溶解しないガス状シクロプロペンを、金属錯化剤を含有する水に吹き込むことができる一つの態様が考えられる。別の例では、シクロプロペン分子カプセル化剤複合体を、金属錯化剤を含有する水と混合し、次いで得られた混合物を比較的長時間に保存する一つの態様が考えられる。
補助剤は、使用される場合には、前記の混合物または種々の成分の別の混合物のいずれかに加えてもよいし、または本発明の組成物に加えてもよいと理解される。
ある例について、いくつかの態様においては、本発明の組成物は、シクロプロペン分子カプセル化剤複合体、金属錯化剤、任意に1以上の充填剤、および任意にその他の成分を混合することによって調製される。かかる組成物は、いくつかの態様においては、保存して、その後に使用することができる。本発明のかかる組成物は水をほとんどまたは全く含有しないと考えられる。充填剤、その他の成分またはこれらの両方の選択に応じて、本発明のかかる組成物は、液体、分散液、ペースト、固体、粉末またはこれらの組合せである可能性が考えられる。ある場合には、かかる組成物を水と混合し、混合物を1以上の植物または植物の部分と接触させることによって、使用することが望ましい場合があると考えられる。
さらなる例については、いくつかの態様において、水とシクロプロペン分子カプセル化剤複合体との混合物を調製し、および保存することができ、そして前記組成物を使用することが望まれる時に、水と金属錯化剤との混合物と、粉末とを混合することができる。
別の例については、いくつかの態様において、混合物は、シクロプロペン分子カプセル化剤複合体と、金属錯化剤と、水と、界面活性剤、アルコールまたはこれらの混合物の中から選択される少なくとも1種の補助剤とから調製される。かかる混合物は、使用前に比較的長時間保存することができる。かかる混合物は、水中のシクロプロペン分子カプセル化剤複合体の濃度が比較的低い場合に最も有用であると考えられる。かかる態様のいくつかにおいて使用する補助剤としては、少なくとも1種の陰イオン性界面活性剤または少なくとも1種のアルキルアルコールあるいはこれらの混合物が挙げられる。
いくつかの態様において、本発明の組成物は、植物または植物の部分を処理するために使用される。かかる処理は、シクロプロペンを植物または植物の部分と接触させる任意の方法により行うことができる。植物の部分としては、植物の任意の部分、たとえば、花卉、花、種子、切り枝、根、球根、果実、野菜、葉およびこれらの組合せが挙げられる。いくつかの態様において、本発明の組成物は1以上の花、果実および野菜を処理するのに使用される。
いくつかの態様において、シクロプロペンは本発明の組成物から離れ、空気相またはその他の気相を介して拡散して植物または植物の部分と接触する。いくつかの態様において、本発明の組成物は植物と接触する。かかる接触は、任意の方法により成すことができる。接触方法のいくつかの例は、たとえば、噴霧、起泡、煙霧散布、注入、刷毛塗り、浸漬、同様の方法およびこれらの組合せである。いくつかの態様において、噴霧または浸漬、あるいはこれらの両方が使用される。
以下の実施例で、「(C)」と符号を付した実施例は比較例である。
シクロプロペン上部空間測定法:
水とシクロプロペンを含有する組成物を、セプタムを備えたビンに、ビンの容積の一部がガスで満たされるような方法で密閉した。上部空間の一部を、注入の1時間後にシクロプロペンについて分析した。分析方法は、下記のパラメーターを使用するガスクロマトグラフィーであった。

装置:ヒューレットパッカード(Agilent Technologies)6890
検出装置:炎イオン化
検出温度:150℃
空気流量:450ml/分
水素流量:40ml/分
調製ガス流量:25ml/分
カラム:Chrompack CP−PoraPlot Q−HT
寸法:10m×内径0.32mm
膜厚:10ミクロン
キャリアガス:ヘリウム
流量:2.5ml/分
カラム上部圧:6psi
注入口温度:150℃
初期温度:35℃
初期時間:0.5分
プログラム速度1:20℃/分
最終温度:250℃
最終時間:6.5分
注入容量:1ml
注射器:手動/スプリットレス(1ml注入口ガラスライナー)
シクロプロペン放出測定
水とシクロプロペンとの混合物からのシクロプロペンの放出を次のように測定した。シクロプロペン分子カプセル化剤複合体の試料(前記複合体の重量に基づいて0.14重量%のシクロプロペンを含有する複合体0.02g)をセプタムを備えたビン(容積122ml)中に密封し、このビン中に水(3ml)を注入し、そして上部空間のシクロプロペンの濃度を上記のようにして測定した。
該上部空間のシクロプロペンの測定濃度とビンに加えたシクロプロペンの量から、ビン中の上部空間に存在するシクロプロペンの全量の割合を算出することができ、ビンに加えたシクロプロペンの量に基づいたパーセンテージとして報告することができる。
実施例1:シクロプロペン放出測定の結果
1−MCPとα−CDとを使用して、前記の放出測定法の記載のようにして試料を調製した。5種類の異なる水の供給源:すなわち2種類の異なる水道水、2種類の異なる脱イオン水および濾過水(Millipore製のMilliQ(商標)精製装置を用いて精製した)を使用した。金属錯化剤は含有されていなかった。結果は次の通りであった。
Figure 2005330288
いくつかの水の供給源は1−MCPの活性を低下させる。
実施例2:クエン酸の添加
クエン酸を最初に水に加えたことが異なる以外は、実施例1の水道水#2の結果を反復した。結果は次の通りであった。
Figure 2005330288
クエン酸を存在させると、クエン酸無し(実施例1)で生じた13%に比べて、劇的に放出%が向上する。
実施例3:EDTAのナトリウム塩の添加
クエン酸の代わりにEDTAのナトリウム塩を使用して、実施例2の手順を反復した。結果は次の通りであった。
Figure 2005330288
EDTAのナトリウム塩を存在させると、クエン酸無し(実施例1)で生じた13%に比べて、放出%が劇的に向上する。
実施例4:添加銅イオンの効果
実施例1の手順を反復した。この場合には、水は銅イオンを添加した(硫酸銅の形で加えた)脱イオン水#1であった。結果は次の通りであった。
Figure 2005330288
EDTAのナトリウム塩無しで銅イオンを存在させると、1−MCPの活性の低下を生じる。1−MCP α−CD複合体を水に加える前に、EDTAのナトリウム塩を水に加えた場合、1−MCPの全活性を維持する。1−MCP α−CD複合体を水に加えた2時間後に、EDTAのナトリウム塩を水に加えた場合、1−MCPの活性を維持することができない。
実施例5:さらなる金属錯化剤:
全ての試料に5ppm(百万分率)の銅イオン、ならびに種々の種類および量の金属錯化剤を使用して、実施例4の実験を反復した。結果は次の通りであった。金属錯化剤の濃度はmM(ミリモル)で示す。
Figure 2005330288
全ての金属錯化剤は、十分な量で使用される場合には、36%の1−MPC放出を有していた実施例4の対照試料(5ppmの銅イオンを含有し、金属錯化剤を含有していない脱イオン水)に比べて1−MCPの活性を維持する。
実施例6:トマト上偏成長試験
トマト上偏成長試験は、次の通りに行った:
トマト(Rutgers 39 Variety Harris Seeds No 885 Lot 37729−A3)を、市販の鉢植え用培養土を満たした2.5平方インチの大きさの鉢で育てた。種子2個をそれぞれの鉢に入れた。最初の本葉を広げ、かつ、3〜5インチの背丈になった苗を、トマト上偏成長試験に使用した。
評価を行うために、前記の苗に、試験用1−MCP葉面噴霧液を用いて流れ落ちるまで噴霧し、日光の中で4時間乾燥させた。これらの操作は、後に実験する予定になっている生育植物に対して、いかなる意図しない処理もなされることがないように、温室で生育する植物から離れた換気領域において行った。
1−MCP処理された植物、ならびに処理対照および非処理対照を、SLX調節雰囲気の配送用ボックスに入れ、密封した。このボックスに、セプタムを通してエチレンを注入し、14ppmの濃度を得た。植物を、雰囲気中にエチレンを有する暗中で12〜14時間密封状態に保った。エチレン処理後に、前記ボックスを開封し、上偏成長について評価した。上偏成長の評価は、それぞれの鉢について次の評点システムを使用することにより行った。

1.0% 上偏成長が全くない。(100%抑制)
2.20% 一対の葉が幾分垂れ下がりを示す。(80%抑制)
3.50% 植物が全応答の50%を示す。全ての葉が効果を示す必要があるとは限らない。(50%抑制)
4.80% ほぼ全ての葉が垂れ下がり、いくつかは、葉の裏面が上に露出してるのが見える。(20%抑制)
5.100% 葉が完全に垂れ下がり、葉の裏面が上部から見える(0%抑制)
それぞれの鉢の評点を記録する。6個または8個の鉢の平均を、平均して評点を得る。向上率は、対照の水(すなわち、添加剤無し)1−MCP処理からの向上率%を補間することによって算出する。
トマトの上偏成長試験は、水;1−MCP α−CD複合体の重量に基づいて0.14重量%の1−MCPを含有していた1−MCP α−CD複合体;およびEDTAのナトリウム塩を含有する処方物を使用して行った。1−MCP α−CD複合体の量は、処方物が140ppbの1−MCPを有するように選択された。EDTAのナトリウム塩の量は以下の表に示すように変化させた。また、処方物には、陰イオン界面活性剤(処方物の重量に基づいて0.1重量%)、イソプロパノール(処方物の重量に基づいて1重量%)およびスプレーオイル(処方物の重量に基づいて1重量%)も含有させた。結果は次の通りであった。
Figure 2005330288
脱イオン水単独では上偏成長を抑制しない。1−MCPを有する脱イオン水は上偏成長を抑制する。1−MCPを有する井戸水は上偏成長を抑制しない。1−MCPおよびEDTAのナトリウム塩(本発明の組成物)を有する井戸水は上偏成長を抑制する。

Claims (8)

  1. (a)次式で表される1以上のシクロプロペン類、
    Figure 2005330288
    (式中、前記Rは水素、または置換もしくは非置換アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、フェニルもしくはナフチル基であり;置換基は、存在する場合には、独立してハロゲン、アルコキシまたは置換もしくは非置換フェノキシである);および、
    (b)1以上の金属錯化剤、
    を含有する組成物。
  2. 該Rが(C〜C)アルキルである、請求項1記載の組成物。
  3. 該Rがメチルである、請求項1記載の組成物。
  4. 該1以上の金属錯化剤が1以上のアミノカルボン酸を含有する、請求項1記載の組成物。
  5. 該シクロプロペンが分子カプセル化剤の内部にカプセル化される、請求項1記載の組成物。
  6. 該分子カプセル化剤がシクロデキストリンであるかまたはシクロデキストリンの混合物である、請求項5記載の組成物。
  7. さらに水を含有する、請求項1記載の組成物。
  8. 請求項1記載の組成物を植物または植物の部分と接触させる工程を含む方法。
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