JP2005329226A - 埋込み可能な駆動部を備える医療装置、およびその電源制御方法 - Google Patents

埋込み可能な駆動部を備える医療装置、およびその電源制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】体内埋込み可能な駆動部、電源部およびトランスを有する医療装置において、駆動部側電圧の変動を、簡潔な構成で低減する。
【解決手段】体内埋込み可能な駆動部1と、電源部12と、前記電源部に接続される1次コイル22、および、前記駆動部に接続される2次コイル24を有し、電磁誘導により電力を伝送する電力伝送部と、を備える医療装置10において、前記電源部は、前記1次コイルに流れる電流を検知する電流検知部17と、前記電流検知部の検知結果を、予め求められた、前記1次コイルに流れる電流および2次コイルに発生する電圧との関係データに適用した結果に基づいて、前記電源が出力する電圧を制御する電圧制御部15と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、完全埋込型人工心臓装置といった、埋込み可能な駆動部を備える医療装置に関し、特に体外結合型経皮エネルギー伝送システムにより駆動部にエネルギーを伝送する医療装置およびその電源制御方法に関する。
従来、完全埋込型人工心臓装置といった、埋込み可能な駆動部を備える医療装置における電気エネルギーの供給方法として、経皮的な電磁誘導を用いて非浸襲に電力供給を行う経皮エネルギー伝送システム(Transcutaneous Energy Transmission System :TETS)がある。この方法は、経皮トランスにフェライトコアを用いるか否かで大きく二つに分けられ、フェライトコアを用いるものにはポット型、体外結合型などがあり、フェライトを使用しない空心型には扁平型、傘型、アモルファス磁性線を用いるものがある。中でも体外結合型経皮エネルギー伝送システム(Externally−Coupled TETS : ECTETS)は、高い伝送効率と高い結合率を有するものとして提案されている。
越地耕二、益田幸一郎、周英明、宇都宮敏男、高野久輝、阿久津哲造:完全埋込式人工心臓駆動用経皮エネルギー伝送システムの開発.人工臓器 18: 533−536, 1989 松木英敏、越地耕二:生体へのエネルギー伝送システム.平成4年電気学会全国大会講演会論文集:S.21−4,1992
ECTETSにおいては、その構造的な特徴から漏洩インダクタンスが生じ、拍動に伴いアクチュエータ駆動電圧、つまり体内側であるTETSの出力電圧が大きく変動する。しかしながら、生体に埋込まれる駆動部としての人工心臓ポンプとなる人工心臓アクチュエータには、一般のアクチュエータと同様に定格動作電圧がある。さらに、生体に埋込まれる人工心臓アクチュエータに対しては、高効率動作すなわち発熱の抑制という観点から、出力電圧の変動を低減することが重要である。
人工心臓アクチュエータを駆動する駆動部側電圧の変動を抑える手法として、リード線等により駆動部側電圧を取出し、この電圧を直接フィードバックして制御を行うものが考えられるが、経皮的なエネルギー伝送を行うECTETSにおいては、リード線等による皮膚貫通部が生じることはシステムのメリットを損ない好ましくない。また、ECTETS出力段に、電圧を安定化するための電圧レギュレータを挿入する方法もあるが、体内側での発熱、および大型化を招くため好ましくない。また電力の伝送とは別の経皮情報伝送システムを設けて出力電圧情報のフィードバックを行う方法も考えられるが、回路が大型化し、また、高い通信速度が要求される情報のフィードバック手段としては実用的ではない。
本発明は、体内埋込み可能な駆動部、電源部およびトランスを有する医療装置において、駆動部の駆動の電圧すなわち、駆動部側電圧の変動を、簡潔な構成で低減することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は以下のものを提供する。
(1) 体内埋込み可能な駆動部と、前記駆動部を駆動する電力を出力するため供給側電流および供給側電圧を発生する電源部と、前記電源部からの電力が入力される1次コイル、および、前記駆動部に電力を供給する2次コイルを有するトランスと、を備え、前記電源部は、前記供給側電流を検知する電流検知部と、前記電流検知部の検知結果を、予め求められた、前記駆動部に供給される駆動部側電圧をほぼ一定とするための前記供給側電流および前記供給側電圧の関係を示すデータに適用した結果に応じて、前記供給側電圧を制御する電圧制御部と、を備えることを特徴とする医療装置。
(1)によれば、電源部とトランスと駆動部とを備える医療装置は、電源部の供給側電流を検知し、これを予め求められたデータに適用することにより電源部を制御して駆動部側電圧をほぼ一定に保つことができる。このことにより、簡潔な構成で駆動部において負荷が変動する場合にも駆動部側電圧の変動を低く抑えることができる。
(2) 前記電源部は、直流電力を発生する直流電源および前記直流電源からの直流電力を交流電力に変換し前記1次コイルに供給するスイッチング回路を備え、前記駆動部は、前記2次コイルからの交流電力を直流電力に変換する整流平滑回路を備え、前記供給側電圧は前記スイッチング回路の出力電圧であり、前記供給側電流は前記スイッチング回路の出力電流であり、前記駆動部側電圧は、前記2次コイルの出力電圧であることを特徴とする(1)記載の医療装置。
(2)によれば、(1)記載の医療装置は、スイッチング回路の出力電流を検知し、この結果を、2次コイルの出力電圧をほぼ一定とするための予め求められたデータに適用して直流電源の出力電圧を制御することができる。このような交流−交流制御により、トランスの出力電圧をほぼ一定に保つことができる。トランスのみの特性は、等価回路によるモデルとしての把握がより容易なため、簡易なシステムで駆動部に供給する電圧を安定に保つことができる。
(3) 前記予め求められた前記駆動部に供給される駆動部側電圧をほぼ一定とするための前記供給側電流および前記供給側電圧の関係を示すデータは、前記電源部と、前記トランスと、前記駆動部と、による電気的な等価回路の閉路方程式として示されることを特徴とする(2)記載の医療装置。
(3)によれば、駆動部側電圧をほぼ一定とするための供給側電流および供給側電圧の関係を示すデータは方程式として求められる。このことにより、測定に基づく予測データを保持する必要がなく、また部品の材質を変更等する場合でも一部のパラメータの変更等により簡易に対応ができる。
(4) 前記電源部は、直流電力を発生する直流電源および前記直流電源からの直流電力を交流電力に変換し前記1次コイルに供給するスイッチング回路を備え、前記駆動部は、前記2次コイルからの交流電力を直流電力に変換する整流平滑回路を備え、前記供給側電圧は前記直流電源の出力電圧であり、前記供給側電流は前記直流電源の出力電流であり、前記駆動部側電圧は、前記整流平滑回路の変換出力電圧であることを特徴とする(1)記載の医療装置。
(4)によれば、(1)記載の医療装置は、直流電源の出力電流を検知し、この結果を、整流平滑回路の変換出力電圧をほぼ一定とするための予め求められたデータに適用して直流電源の出力電圧を制御することができる。このような直流−直流制御により、直流電源、スイッチング回路、トランスそして整流平滑回路を含む一連のシステムの出力電圧をほぼ一定に保つことができる。このことにより、駆動部内の電力消費部分であるアクチュエータにより近い部分の電圧を安定に保つことができる。
(5) 体内埋込み可能な駆動部と、前記駆動部を駆動する電力を出力するため供給側電流および供給側電圧を発生する電源部と、前記電源部から電力が入力される1次コイル、および、前記駆動部に電力を供給する2次コイルを有するトランスと、を備える医療装置の電源制御方法であって、前記供給側電流の検知を行うステップと、前記検知の結果を、予め求められた、前記駆動部に供給される駆動部側電圧をほぼ一定とするための前記供給側電流および前記供給側電圧の関係を示すデータに適用するステップと、前記適用した結果に基づいて、前記供給側電圧を制御するステップと、を備える電源制御方法。
本発明によれば、電源部、駆動部およびトランスを備える医療装置は、電源部の供給側電流を検知し、これを予め求められたデータに適用することにより駆動部側電圧をほぼ一定に保つことができる。このことにより、簡潔な構成で駆動部において負荷が変動する場合にも駆動部側電圧の変動を低く抑えることができる。
本発明の実施形態である医療装置を、埋込型人工心臓装置の例により、図を参照して説明する。以下の第1実施形態では、体内側となるECTETSの出力電圧を予測し制御する上で体外と体内の境界部分である皮膚を含む経皮トランス間のAC−ACエネルギー伝送部のみの入出力に対する制御を説明する。第2実施形態では、AC−ACエネルギー伝送部を含み、DC−DCエネルギー伝送部の入出力に対する制御を説明する。
[第1実施形態 AC−ACエネルギー伝送部での制御]
図1は、第1実施形態の埋込型人工心臓装置10のブロック図を示す。埋込型人工心臓装置10は、主な構成要素として、体内埋込型の駆動部としての人工心臓駆動部30、人工心臓駆動部30を駆動する電力を発生するための電源部12、および人工心臓駆動部30を駆動するための電力を伝送するための経皮トランス40を有する。
[人工心臓駆動部]
人工心臓駆動部30はアクチュエータである人工心臓ポンプ36、外部からの電力を整流平滑して人工心臓ポンプ36に供給するための整流平滑回路32、充放電により電力を一時的に蓄える2次電池38、人工心臓ポンプ36に対する電力の供給源を整流平滑回路32または2次電池38のいずれかに切り替える切替回路34とを有する。TETからのエネルギー伝送が絶たれた際には体内に埋込んだバックアップ用の2次電池38により人工心臓ポンプ36を駆動する。駆動部には、人工心臓ポンプ36を駆動するため供給される電力による駆動部側電圧が生じる。本実施形態において、この駆動部側電圧は、整流平滑回路32の変換出力電圧である。
整流平滑回路32は交流を直流に変換する回路である。代表的な整流平滑回路32としてはセンタータップ全波方式整流回路とブリッジ全波方式整流回路が挙げられる。双方ともに全波整流を行うが、センタータップ全波整流方式の場合には2次コイルである体内コイルが二つ必要となる。ただし、大きな損失を生むダイオードは高いシステム効率を考えた場合少ないほうが良いことからセンタータップ全波方式を使用している。ダイオードの順方向電圧による損失は発熱となり、システム効率だけでなく体内に置くことを考えた場合、生体組織に悪影響を及ぼす可能性もあるので、ダイオードは少ないほうが良いといえる。また、素子が少なく回路が簡単であることは故障の可能性が低減され、より安全であるともいえる。整流平滑回路32は、チョークインプット型の平滑回路を内蔵する。人工心臓ポンプ36は、例えば電気油圧方式の拍動流型(株式会社 アイシン・コスモス研究所製)を使用することができる。
[電源部]
電源部12は、商用電力の変換装置または電池といった、直流電力を発生する直流電源14と、直流電源14に接続され、直流電源14からの直流電力を交流電力に変換して1次コイル22に供給するDC−ACインバータであるスイッチング回路16と、スイッチング回路16の出力電圧および供給側電流としての出力電流を検知する電流検知部である検知部17と、検知部17の検知結果に基づいて直流電源14の出力電圧を制御する電圧制御部15と、を有する。電源部12は、駆動部を駆動する電力を出力するため、供給側電流および供給側電圧を発生する。本実施形態では、供給側電圧は直流電源14の出力電圧であり、供給側電流は直流電源14の出力電流である。
スイッチング回路16は直流を所望の周波数の交流に変換させる回路である。TETシステムではコイルの電磁誘導を利用するため、交流電圧を印加する必要がある。代表的なインバータ回路としてはプッシュプル型インバータ、フルブリッジ方インバータなどがある。プッシュプル型は回路が簡単なため高いシステム効率を得ることができ、フルブリッジは次に述べる経皮トランス40を簡単化できる。高いエネルギー変換の観点からは、プッシュプル型がより好ましい。スイッチング回路により発生する交流の周波数は、例えば300kHzが好ましい。
[経皮トランス]
経皮トランス40は、体外の1次コイル22および体内埋込み可能な2次コイル24を有している。1次コイル22は、電源部12に接続されて、電源部12からの電力が入力され、2次コイル24は、人工心臓駆動部30に接続され、人工心臓駆動部30に電力を供給する。
図2は、経皮トランス40の外観を示す。経皮トランス40は、皮膚を隔てて電力を伝送可能とするものである。経皮トランス40は、体外に配置された体外コイル(1次コイル22)と皮下に埋込み可能な体内コイル(2次コイル24)から構成される。経皮トランス40の構造は、例えば外径36mm、内径22mm高さ14mmのトロイダル型フェライトコア41(FDK社製)を二分割し、それぞれに、120本を一束にしたリッツ線(φ0.05)を円周方向に均等に9回、密着巻きをした1次コイル22(体外コイル)および、1次コイルと同一のリッツ線を用いて9回巻いた直径40mmの円形状の2次コイル24(体内コイル)から構成されている。
図3は、経皮トランス40を生体に装着したときの外観を示す図である。2次コイル24が完全に埋め込まれた生体には穴が開いており、経皮トランス40のトロイダル型フェライトコア41がこの穴を貫通して結合されている。
[出力電圧の変動]
図4に、供給側電圧の制御を停止した状態での、人工心臓駆動部30の人工心臓ポンプ36での電圧変動の様子のグラフを示す。これは人工心臓ポンプ36の拍動数が110bpmの時のものであるが、電圧は拍動と同じ周期で変動していることが確認できる。電圧変動の原因を確認するため人工心臓ポンプ36の代わりに電子負荷装置(菊水電子工業株式会社製PLZ153W)を接続し、TETS入力電圧を37V一定にして、負荷抵抗値変化時の出力電圧を測定した(図5)。図5グラフに示すように、電圧は負荷抵抗値の増加に伴い増加していることが分かる。すなわち電圧の変動は、人工心臓ポンプ36の負荷抵抗値に相当するものの変化により生じている。
本実施形態の埋込型人工心臓装置10では、検知部17の検知結果を、予め求められた、前記駆動部に供給される駆動部側電圧をほぼ一定とするための前記供給側電流および前記供給側電圧の関係を示すデータに適用する。本実施形態において、供給側電圧はスイッチング回路16の出力電圧すなわち1次コイル22に掛かる電圧であり、供給側電流はスイッチング回路の出力電流すなわち1次コイル22流れる電流であり、駆動部側電圧は、2次コイル24の出力電圧である。
ここで、2次コイル24の出力電圧vをほぼ一定とするための、1次コイル22に掛かる電圧vと1次コイル22に流れる電流iとの関係を求めるため、図6に示すような変圧器の等価回路を用いる。
図6の等価回路より、次の二つの閉路方程式が求まる。
Figure 2005329226
式(1)、(2)より、体内側情報であるiを消去すると次式が求まる。
Figure 2005329226
この式は、人工心臓ポンプ36に相当する負荷抵抗値変化時の入力電圧、入力電流の関係式である。さらに、v、i、とvとの関係を得るために式(2)、(3)より以下の式が求まる。
Figure 2005329226
式(3)、(4)からさらにRを消去すると
Figure 2005329226
となる。この式はv、v、iの関係式であり、任意のvを出力するために必要なv、iの関係が求まることを示している。しかし、この式ではv1、を特定することができない。これは様々な人工心臓ポンプ36による負荷抵抗Rに対するv、iの組み合わせが含まれているためである。しかし、v、iの間には式(3)の関係があるため、任意のRに対してv、iは一意に決定する。
上述の関係を用いて、2次コイル24の出力電圧v=24[V]の例について求める。LCRメータ(例えば、hp社製 hp)により周波数300[kHz]で測定した1次コイル、2次コイルのパラメータは、例えば以下のように求められる。
Figure 2005329226
この値を式(5)に代入し、2次コイル24の出力電圧vをほぼ一定とするための、1次コイル22に掛かる電圧vと1次コイル22に流れる電流iとの関係を示すデータが得られる。このように、駆動部側電圧である2次コイル24の出力電圧vをほぼ一定とするための供給側電流および前記供給側電圧の関係を示すデータは、電源部と、トランスと、駆動部とによる電気的な等価回路の閉路方程式として示される。図7は、v=24[V]一定で出力するためのv、iの大きさの関係を示すデータのグラフである。
[実施例1]
本実施形態の構成において、任意の負荷抵抗値で、スイッチング回路16の出力電圧と出力電流(すなわち、1次側電圧と1次側電流)の関係が、上述した関係式および近似曲線が成り立つようスイッチング回路16の出力電圧の制御を行った。
直流電源14およびスイッチング回路16の機能として、ファンクションジェネレータ(例えばHP社製 hp33120A)より出力された周波数300[kHz]の矩形波を高速電力増幅器(NF社製 4025)により任意の大きさに増幅したものをスイッチング回路16の出力電圧vとして用いた。負荷抵抗Rを10〜100Ωの間で変化させて、測定を行った。
図8に、負荷抵抗Rの変化に対する2次コイル24の出力電圧vの測定結果を示す。20[Ω]前後で24[V]を2[V]程下回っていたが、ほぼv=24[V]一定の出力が得られた。このように、AC−ACエネルギー伝送部(経皮トランス部)では、等価回路を用いて理論的に2次側電圧の予測に必要な1次側電圧、電流の関係を求めることができる。
経皮トランス18においては、理論的に1次側において2次側の電圧を予測可能である。これは体外結合型経皮トランスが高い結合係数を有しており、かつ安定しているため、相互インダクタンスが一定であるとみなせるためである。
[第2実施形態 DC−DCエネルギー伝送部での制御]
上記第1実施形態のAC−ACエネルギー伝送部(経皮トランス部)の制御では、等価回路を用いて理論的に2次側電圧の予測に必要な1次側電圧、電流の関係を求めた。実用される埋込型人工心臓装置10のDC−DCエネルギー伝送部(ECTETSの入力から出力まで)では、このAC−ACエネルギー伝送部に加え、スイッチング回路、整流平滑回路といった過渡的な変化をする回路が含まれる。次に、本発明の第2実施形態として、DC−DCエネルギー伝送部に渡る制御を説明する。
図9は、第2実施形態の埋込型人工心臓装置100のブロック図を示す。第2実施形態の埋込型人工心臓装置100は、電源部12内での検知部117の設置される位置が、第1実施形態の埋込型人工心臓装置10とは異なる。検知部117は、直流電源14の出力部分に接続されている。すなわち第2実施形態においては、第1実施形態と異なり、供給側電圧および供給側電流は、直流電源14の出力電圧および出力電流である。また、本実施形態の駆動部側電圧は、整流平滑回路32の変換出力電圧、すなわち直流電圧である。埋込型人工心臓装置100のこの他の構成は、第1実施形態の埋込型人工心臓装置10と同様であるため、図9のブロック図においては図1のブロック図と同一の符号を付し、説明を省略する。
埋込型人工心臓装置100では、検知部117は、直流電源14の出力電流を検知し、電圧制御部15は、検知部117の検知の結果を、整流平滑回路32の変換出力電圧をほぼ一定とするための予め求められたデータに適用して直流電源14の出力電圧を制御する。
図10は、人工心臓ポンプ36として電子負荷(横河電機製 PLZ−150w)を接続し、任意の負荷抵抗(10〜100Ω)において整流平滑回路32の変換出力電圧が24Vとなる時の直流電源14の出力電圧および出力電流を測定した結果と、この測定結果を最小二乗法を用いて近似した曲線のグラフを示す。
図10に示す関係のデータは、整流平滑回路32の変換出力電圧をほぼ一定とするための、供給側電圧および供給側電流の関係を予め求めたデータとして用いられる。
電圧制御部15は検知部117の検知の結果を、このデータに適用する。すなわち、データにおいて、直流電源14の出力電流値に対応する電圧値を求め、直流電源14の出力電圧が、求めた電圧値となるよう制御をする。
このことにより、直流電源14、スイッチング回路16、経皮トランス18そして整流平滑回路32を含むDC−DCエネルギー伝送部が制御され、この出力電圧である駆動部側電圧をほぼ一定に保つことができる。
[実施例2]
次に、DC−DCエネルギー伝送部での出力電圧の制御の例として、図10に示す近似曲線のデータを用い、電圧制御部15に、直流電源14の電源電圧と電源電流を制御させた例を説明する。ここで、人工心臓ポンプ36の代わりとして電子負荷装置を接続し、10〜100[Ω]の範囲で負荷抵抗値を変化させた。
図11は、負荷抵抗値に対する整流平滑回路32の変換出力電圧、すなわち駆動部側電圧の測定結果を示す。入力電圧を37[V]一定とし、制御を行わず負荷抵抗値を変化したときの出力電圧は、比較例として細い実線で表されている。これに対し、本実施形態における直流電源14の制御を行った場合の出力電圧を太い実線で示す。出力電圧の変動幅が大きく低減されていることが分かる。
これより、任意の負荷においてVRL一定で出力するための電源電圧が予測可能であることが示される。
[実施例3]
上述の例では、時間的に変化のない定負荷の場合を説明したが、次に、時間的に変化する負荷に対して、駆動側電圧を24[V]一定とするように電圧制御部15において、電源電圧を追従制御する例を説明する。
図12は、供給側電流、供給側電圧を取得し最適な供給側電圧を算出する制御部のブロックダイアグラムを示す。ここで、検出された供給側電流から、予め求めた近似曲線を利用して電源電圧を算出し、この電圧とそれまで設定されていた電圧の差分を定数K倍し、元の電圧設定値(供給側電圧)に加える。そして最終的に差分が0になるように追従制御を行う。この処理により得られる出力は、次式で表される。
Figure 2005329226
この制御の例では、PC上の計測制御ソフトHP VEEを用いて制御を行った。
図13に全体のシステム構成を示す。電圧制御部15の主要部であるPC70と、直流電源14(hp社製 hp)との通信はGPIB通信インターフェイス72を介して行う。検出部は直流電源14に内蔵されており図示しない。直流電源14からPC70の方向には、直流電源14の出力電流値Iまたは出力電圧値が、図12に示されるIIN n−1、VIN n−1のデータとして送信され、PC70から直流電源14の方向にはVIN nのデータが送信される。人工心臓ポンプ36の代わりとして電子負荷装置74を接続し、切替回路34および2次電池38は省略した。
図14は、この制御例に用いた変動負荷データの例を示す。これは拍動数110ppmの負荷変動に相当する。ここで拍動周期は1.1bpmとした。
図15には、電圧制御を行わない場合の、負荷変動に伴う出力電圧の変動を比較の例として示す。24Vを基準として、上が最大+6.4[V]、下が最小−3.2[V]の幅で変動した。
図16は、K=1(VIN n =VIN n−1)として制御を行った結果を示す。制御を行うことで、上が最大+1.6[V]、下が最小−2.7[V]の変動幅に低減することができた。
このように、電源電圧の制御により、アクチュエータ駆動電圧の変動幅を半分以下に低減することができる。
第1実施形態にかかる埋込型人工心臓装置のブロック図である。 経皮トランスの外観を示す図である。 装着状態における経皮トランスの外観を示す図である。 人工心臓ポンプの出力電圧の変動の波形を示す図である。 負荷抵抗値変化時の出力電圧を示すグラフである。 経皮トランスについての等価回路を示す回路図である。 1次側電圧と1次側電流の関係(V=24[V]で出力時)を示すグラフである。 AC−ACエネルギー伝送部の制御結果を示すグラフである。 第2実施形態にかかる埋込型人工心臓装置のブロック図である。 直流電源14の出力電圧および出力電流の関係(V=24[V]で出力時)を示すグラフである。 DC−DCエネルギー伝送部の制御結果を示すグラフである。 制御部の制御システムブロックダイアグラムを示す図である。 制御システムの構成例を示すブロック図である。 変動負荷データ(変動周期54.5s)の波形を示す図である。 出力電圧変動(横軸:10us/Div)の波形を示す図である。 制御後の出力電圧変動(横軸:10us/Div)の波形を示す図である。
符号の説明
10 埋込型人工心臓装置(医療装置)
12 電源部
14 直流電源
15 電圧制御部
16 スイッチング回路
17 検知部(電流検知部)
18 経皮トランス(トランス)
22 1次コイル
24 2次コイル
30 人工心臓駆動部(駆動部)
32 整流平滑回路
34 切替回路
36 人工心臓ポンプ
38 2次電池
40 経皮トランス
41 トロイダル型フェライトコア
42、44 コア部材
72 GPIB通信インターフェイス
74 電子負荷装置
100 埋込型人工心臓装置
117 検知部

Claims (5)

  1. 体内埋込み可能な駆動部と、
    前記駆動部を駆動する電力を出力するため供給側電流および供給側電圧を発生する電源部と、
    前記電源部からの電力が入力される1次コイル、および、前記駆動部に電力を供給する2次コイルを有するトランスと、を備え、
    前記電源部は、前記供給側電流を検知する電流検知部と、
    前記電流検知部の検知結果を、予め求められた、前記駆動部に供給される駆動部側電圧をほぼ一定とするための前記供給側電流および前記供給側電圧の関係を示すデータに適用した結果に応じて、前記供給側電圧を制御する電圧制御部と、を備えることを特徴とする医療装置。
  2. 前記電源部は、直流電力を発生する直流電源および前記直流電源からの直流電力を交流電力に変換し前記1次コイルに供給するスイッチング回路を備え、
    前記駆動部は、前記2次コイルからの交流電力を直流電力に変換する整流平滑回路を備え、
    前記供給側電圧は前記スイッチング回路の出力電圧であり、前記供給側電流は前記スイッチング回路の出力電流であり、前記駆動部側電圧は、前記2次コイルの出力電圧であることを特徴とする請求項1記載の医療装置。
  3. 前記予め求められた前記駆動部に供給される駆動部側電圧をほぼ一定とするための前記供給側電流および前記供給側電圧の関係を示すデータは、前記電源部と、前記トランスと、前記駆動部と、による電気的な等価回路の閉路方程式として示されることを特徴とする請求項2記載の医療装置。
  4. 前記電源部は、直流電力を発生する直流電源および前記直流電源からの直流電力を交流電力に変換し前記1次コイルに供給するスイッチング回路を備え、
    前記駆動部は、前記2次コイルからの交流電力を直流電力に変換する整流平滑回路を備え、
    前記供給側電圧は前記直流電源の出力電圧であり、前記供給側電流は前記直流電源の出力電流であり、前記駆動部側電圧は、前記整流平滑回路の変換出力電圧であることを特徴とする請求項1記載の医療装置。
  5. 体内埋込み可能な駆動部と、前記駆動部を駆動する電力を出力するため供給側電流および供給側電圧を発生する電源部と、前記電源部から電力が入力される1次コイル、および、前記駆動部に電力を供給する2次コイルを有するトランスと、を備える医療装置の電源制御方法であって、
    前記供給側電流の検知を行うステップと、
    前記検知の結果を、予め求められた、前記駆動部に供給される駆動部側電圧をほぼ一定とするための前記供給側電流および前記供給側電圧の関係を示すデータに適用するステップと、
    前記適用した結果に基づいて、前記供給側電圧を制御するステップと、を備える電源制御方法。
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