JP2005329189A - 建築用シーリング材カッター - Google Patents

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隆輝 出蔵
Shozo Ido
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Abstract

【課題】経年とともに劣化した建物の窓枠やサッシの周囲、外壁材同士の継ぎ目等の隙間(目地)に注入されている建築用シーリング材を取り除くために、建築用シーリング材を切り取るための工具であって、作業者が携帯しながら手軽に操作可能で、効率的に建築用シーリング材を切り取ることが可能な建築用シーリング材カッター工具を提供する。
【解決手段】電動モーター1aを駆動源として、電動モーター1aの先端部に回転を電動モーターの回転軸に平行な往復運動に変換する変換機構部4を設けるとともに、往復運動機構部に波形のカッター9を脱着可能に取り付けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築物の目地(窓枠やサッシの周囲、外壁材同士の継ぎ目等の隙間)に注入されているシーリング材が経時変化により劣化してしまった時に、再度新シーリング材を目地に注入するために劣化したシーリング材を目地から効率的に切り取るためのシーリング材カッターに関するものである。
コンクリート等の構造物には多数の目地(窓枠やサッシの周囲、外壁材同士の継ぎ目等の隙間)が有って、この目地からの浸水や漏水を防ぐために、高粘度のシーリング材を目地に注入するが、経年にともなう材料自体の劣化によるひび割れ・亀裂や接着力の低下によって、浸水や漏水が発生する原因となる。また、地震や車両の振動等によって構造物がゆがんで、シーリング材がこのゆがみを吸収することが出来なくなって亀裂を生じてしまうと、やはり浸水や漏水が発生してしまうことになる。このため、一般的には10年前後でシーリング材を交換することが必要となる。
目地部の断面は主として図−4に示す断面構成となっている。外壁材50と隙間埋材52と外壁材51で形成される凹部58の底にはバックアップ材53が取り付けられ、その上にシーリング材54が注入されている。また、シーリング材54と外壁材50・51との接着面55a・55bには接着剤(プライマー)を塗布することによって、シーリング材54が外壁材50・51にしっかりと接着される。バックアップ材53はシーリング材54が浸水や漏水を防ぐことが必要なシール面55a・55bではない底面57にシーリング材54が接着してしまうのを防止する目的で凹部58の底に設置され、材料としては主として発泡ポリエチレンシートが使われる。凹部58の底にシーリング材54が設置される理由は、構築物の変動、あるいは地震や車両の振動等によって構造物がゆがんでしまった場合であっても、シーリング材54に無理な力が加わって亀裂が発生しないためであって、この2面接着方法が主として用いられるが、状況によってはバックアップ材53を省略する3面接着方法を採用する場合もある。
従来、目地からシーリング材を切り取る方法としては、シーリング材を外壁材50・51との接着面55a・55bの位置で切り離すために、主として刃具を揺動させる方法(例えば、特許文献1)が用いられている。図−5はこの方式の工具の外観を示す図で、(a)平面図と(b)正面図を示す。工具の本体部60の先端に変換ハウジング61が脱着可能に取り付けられていて、本体部60内部には電動モータあるいはエアモータを用いた回転動力を発生する駆動源60aが内臓されていて、この回転動力は動力伝達部62によって変換ハウジング61の内部に設けられた動力変換部63へ伝達される。そして、駆動源60aからの動力は動力変換部63へ伝達され、動力変換部63において変換ハウジング63の横方向へ取り出した軸64へ伝達される。また、伝達された動力は動力変換部63において軸64を中心に揺動回転するように変換させる。軸64にはカッター刃66が取外し可能にボルト65にて取付けられているとともに、取り付け向きも可変となっていて、カッター刃66の先端部66cでの揺動幅は約10mmである。尚、回転動力を揺動作動に変換する機構は、回転運動を偏芯軸を用いて振幅運動に変換させるとともに、この振幅運動を回転運動の軸と直角な軸の軸心を中心とした揺動回転運動に変換する機構で、従来から電動工具やエア工具で用いられている方法であり、ここでは詳細説明を省略する。また、本体部60にはスイッチ(電源スイッチまたはエアスイッチ・図示せず)と電源コード(図示せず)あるいはエアホース(図示せず)が取り付けられていて、本体部60を手で持ってスイッチを操作しながら、作業を行う。
特開2002−331571(第1頁、図1)
この結果、単純な直線状のカッター刃66をシーリング材54と外壁材50・51の接着面55a・55bに差し込んで揺動させることで、接着部を切断し、シーリング材54を凹部58からとりだすことが可能となる。この方法では、カッター刃66の揺動方向の両端部の刃先66a・66bと先端部66cに直線状の刃が形成されているが、手で持った本体部60を下方向に動かして切り離し作業を進めるとした場合、カッター刃66の端部66a方向へ揺動する時は端部66aがシーリング材54の接着を切り離すことになるが、端部66b方向へ揺動する時はシーリング材54の接着を切り離すことは無く空作動となってしまって、必ずしも動力を効率的に使用する構成ではなかった。また、工具の振動数が激しくなる傾向と、騒音による環境への影響や工具の耐久性の面でも好ましい構造ではなかった。
また、直線状の刃先66aがシーリング材54に当たりながら揺動時に一気に接着面55a・55bを切り開くために、本体を持つ手には大きな反動が有って、作業者の疲労の大きな原因となっていた。
さらに、回転動力を発生する駆動源60aとしてエアモータを用いた場合には、1台当たり約300リッター/分もの空気量が必要となってしまうため、数台を同時に使用すると多大な空気量が心要となる。その結果、高層ビル等のような比較的規模の大きな建築物で作業する場合には、作業場所と空気源となるコンプレッサーの設置場所とが大きく離れてしまうため、圧縮空気を送るためのエアホースが太い内径のものを使用する必要があると共に、作業場所まで引き込む作業や作業場所の移動時にも太くて重いエアホースを取り扱う煩わしさがあって、能率的な作業の妨げになっていた。
往復運動するカッター刃の往路はもちろん、復路においてもカッター刃がシーリング材と外壁材との接着面の切り離しを行って、無駄な運動がなくて効率の良い作業が行えると共に、動力源としては太くて重いエアホースを必要とするエアモータを用いることのなく、電動モータを使用することによって携帯しながら手軽に操作可能なシーリング材カッターを提供することを課題としている。また、カッター刃とシーリング材との接触抵抗を軽減して、作業者の疲労を軽減することが出来るカッター刃を提供するとともに、3面接着時の底面部の接着面を切り離すこともできる効率的なシーリング材カッターを提供することを課題としている。
このために本発明では、電動モータの軸の回転を軸先端部で前後方向の往復運動に変換させる機構を設け、往復運動部に波形の刃先を有するカッター刃を着脱可能に取り付け、カッター刃が往路と復路の両方で接着面を切り離すことができる効率的なシーリング材カッターを提供するものである。また、本発明はカッター刃の刃先を波形の刃先とするとともに、カッター刃の先端にも刃を設けて3面接着時の底面部の接着面を切り離すこともできる効率的なシーリング材カッターを提供するものである。
本発明は、シーリング材と外壁材との接着面に差し込まれたカッター刃が電動モータを駆動源として前後に往復運動して、カッター刃が往路と復路の両方で接着面を切り離すことができるので、従来のシーリング材カッターにおける揺動回転運動するカッター刃が復路において空運動するようなことがなく、効率的に接着面の切り離し作業が行えるという効果がある。また、駆動源として電動モータを使用したので、エアモータ式に比較して作業場所への動力供給が容易で、手軽に移動が可能であって、シーリング材の切取り作業が能率的に行えるという効果がある。また、カッター刃の刃先を波形の刃先としたので、カッター刃とシーリング材との接触抵抗を軽減することができ、作業者の疲労軽減に効果的である。また、カッター刃の先端にも刃を設けて3面接着時の底面部の接着面を切り離すこともできるので効率的な作業が行える。
本発明の実施に適用されるシーリング材カッターは、電動モータの軸の回転を軸先端部で前後方向の往復運動させる変換機構を設け、往復運動部に波形の刃先を有するカッター刃を着脱可能に取り付けることが出来る構成とした。さらに、カッター刃の先端に刃を設けたカッター刃に取り替えることによって、3面接着時の底面部の接着面を切り離すことも出来る構成とした。
図1は、本発明のシーリング材カッターの実施例の外観図、(a)平面図・(b)正面図であって、図2は回転運動を前後の往復運動に変換する変換機構を示す図、図3は3面接着時の底面部の接着面を切り離すことことを示す図である。
図1において、本体1の内部には電動モータ1aが内臓されていて、電源コード(図示せず)が電源に接続される。本体1にはON/OFFスイッチ(図示せず)が組み込まれていて、作業者がスイッチをONにすると、電動モータ1aが回転して動力伝達部2から変換ハウジング3内に設けられた変換機構部4へ動力が伝達されるとともに、変換機構部4において、前後の往復運動に変換されベース部品5が前後に往復運動する。
図2は変換機構部4の構造を示す機構説明図で、電動モータの回転軸10の先端において、回転軸10に固定された傘歯歯車11と傘歯歯車12とが噛み合っていて、軸13Xを軸とする傘歯歯車12へ動力が伝達される。傘歯歯車12には歯車13が一体となっていて、歯車13に噛み合っている歯車14が軸14Xを軸として回転する。歯車14の側面には軸14Xと離れた位置に偏芯軸15Xが固定され、偏芯軸15Xにはコマ15が回転可能に取り付けられている。そして、歯車14が回転すると、偏芯軸15Xとコマ15が軸14Xを中心として回転する。図において、コマ15が先端側に位置した状態を示し、さらに歯車14が180度回転すると、後端側の位置となることをコマ15’が示している。
また、コマ15には16aと16bを側壁とする溝16が嵌合している。溝16は移動ベース17に形成されていて、移動ベース17は変換ハウジング3内に設けられたガイド部品(図示せず)によって回転軸10と平行な方向のみ動くように構成されているので、歯車14の回転によって偏芯軸15X・コマ15が軸14Xを中心として回転すると、溝16が偏芯軸15X・コマ15の動きに従動して移動する。すなわち、位置がコマ15のように先端側の位置の時には、移動ベース17の端部は先端側17aに位置し、位置がコマ15’のように後端側の位置の時には、移動ベース17の端部は先端側17bに位置することになり、回転軸10の回転が移動ベース17の前後方向の往復運動に変換される。
以上のような構成によって、移動ベース17に図−1に示すベース部品5が一体化されることにより、ベース部品5に固定されたカッター刃7が前後方向の往復運動を行うので、シーリング材と外壁材との接着面に差し込まれたカッター刃7によって、往路と復路の両方で接着面を切り離すことができる。さらに、カッター刃7は刃先8を波形形状として、シーリング材と外壁材との接着面を個々の波形刃が順次移動してきて接着面を切り離すので、従来のような刃と接着面とが常に接触しているような直線状の刃に比較して、シーリング材と刃面との接触抵抗も軽減でき、効率良く作業が行える。また、作業者の手に対する負荷も軽減されるので、疲労の軽減に効果を有する。
さらに、図−1(c)に示すようにカッター刃9の先端部9aに刃を設けたカッター刃9に交換すれば、図−3のように、3面接着時にシーリング材54の底面53をカッター刃9の先端部9aでシーリング材54‘・底面53’のように切り開くことが可能であって、効率的な作業が可能である。
建築物の目地内の劣化してしまったシーリング材を効率的に切り取るためのシーリング材カッターにおいて、電動モータを動力源として波形の刃を持ったカッター刃を前後に往復させて接着面を切り離すので、規模の大きな建築現場においても電源の供給が容易で持ち運び移動が容易であると共に、効率的なシーリング材の切り離し作業が出来るので、作業時間全体を短くでき利用価値の高いシーリング材カッターが得られるものである。また、シーリング材と刃面との接触抵抗も軽減でき、効率良く作業が行えるとともに、作業者の手に対する負荷も軽減されるので、疲労の軽減に効果を有する
本発明のシーリング材カッターの実施例の外観図、(a)平面図・(b)正面図である。(c)はカッター刃の先端部に刃を設けたカッター刃を取り付けた図である。 本発明のシーリング材カッターの変換機構を示す図である。 本発明のシーリング材カッターでの3面接着時の底面部の接着面を切り離すことを示す図である。 目地部の断面構成の説明図である。 従来技術によるシーリング材カッターの外観図、(a)平面図・(b)正面図である。
符号の説明
1a 電動モータ
4 変換機構部
5 ベース部品
7 カッター刃
8 刃先
9 カッター刃
9a 刃先端

Claims (4)

  1. モータの回転動力を該モータの先端部に配設した変換機構部において該モータの回転軸と平行な往復運動に変換し、往復運動するベース部品にカッター刃を脱着可能に取り付けたことを特長とする建築用シーリング材カッター。
  2. 前記モータが電動モータであることを特長とする請求項1の建築用シーリング材カッター。
  3. 前記カッター刃の刃先が波形であることを特長とする請求項1、2の建築用シーリング材カッター。
  4. 前記カッター刃の先端に刃を形成したことを特長とする請求項1、2、3の建築用シーリング材カッター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014195582A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 足立工業株式会社 理美容鋏

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