JP2005328447A - 構内交換機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、IP端末を収容したときに、IP端末−IP端末間、IP端末−非IP端末間でOHCA機能を実現できる構内交換機を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、音声通話可能なIP端末が収容される構内交換機であって、1stパスで通話中のIP端末102に対してIP端末101から話中着信操作を行ったとき、IP端末102に対してIP端末101のセッション記述プロトコル情報を通知する呼制御手段(1)と、このセッション記述プロトコル情報を受信するとIP端末102との間に2ndパスを接続する呼制御手段(2)を備え、1st音声パスと2ndパスで同時に通話を行うことを主要な特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、IP端末を収容することができ、OHCA(Off-Hook Call Announcement)機能を実現することができる構内交換機に関するものである。
近年、インターネット電話システムの普及が目覚しい。従来のインターネット電話システムは、インターネットに接続された複数のゲートウェイ装置と各ゲートウェイ装置の制御を行うコールセンタから構成され、ユーザがゲートウェイ装置に電話して、相手の電話番号を通知すると、コントロールセンタが相手の最寄りのゲートウェイ装置のIPアドレス等を通知するとともに、相手先のゲートウェイ装置から相手の電話機に発信させ、インターネットを介して音声通話が可能になるものである(例えば特許文献1参照)。
このような従来のインターネット電話システムでは、通話中に他のユーザからインターネット電話が着信しても、このユーザがこれを知ることはできなかった。このため、(特許文献1)のインターネット電話システムでは、ゲートウェイ装置に音声合成部、着信ガイダンス部を設け、受信中の音声データに着信ガイダンスを合成させて着信をユーザに知らせている。
また、従来のOHCA機能を実現できる構内交換機はIP端末を収容できないものであり、IP端末に対するOHCA機能の実現は行われていない(参考のため例えば特許文献2参照)。なお、OHCA機能とは音声通話中に2番目のチャンネル等使って通信するものであって、着信側の端末と発信側の端末とが着信動作中に通信する機能である。そして、現在のところインターネット電話等のIP端末が普及し、構内交換機がIP端末を収容するようになっているのにもかかわらず、IP端末を収容した構内交換機においてはOHCA機能が実現できていない。
特開2000−174904号公報 特開平7−50715号公報
以上説明したように(特許文献1)のインターネット電話システムでは、ゲートウェイ装置に音声合成部を設けて合成音声で話中着信を通知している。しかし、(特許文献2)の構内交換機のように構内交換機においてOHCA機能はIP端末を収容したとき実現できていない。IP端末が普及している状況からみて、OHCA機能がIP端末−IP端末、IP端末−非IP端末で実現できれば、構内交換機による交換サービスはさらに充実したものにできる。
そこで本発明は、IP端末を収容したときに、IP端末−IP端末間、IP端末−非IP端末間でOHCA機能を実現できる構内交換機を提供することを目的とする。
本発明は、音声通話可能なIP端末が収容される構内交換機であって、第1の音声パスで通話中の第1のIP端末に対して第2のIP端末から話中着信操作を行ったときに、第1のIP端末に対して第2のIP端末のセッション記述プロトコル情報を通知する第1の呼制御手段と、該セッション記述プロトコル情報を受信すると第1のIP端末と第2のIP端末との間に第2の音声パスを接続する第2の呼制御手段とを設けたことを主要な特徴とする。
本発明の構内交換機は、第1の音声パスで着信動作中のIP端末に第2の呼制御手段によって通信しIP端末−IP端末の端末間で音声データ(音声パケット)の送受信を行うことで、構内交換機内の信号処理回路を介さずにOHCA機能が実現できるという利点がある。また、IP端末−非IP端末の端末間でOHCA機能を実現する場合、動的なDSP回路管理、制御を行うことで効率的なDSP回路の使用が可能になるという利点がある。
本発明の第1の形態は、音声通話可能なIP端末が収容される構内交換機であって、第1の音声パスで通話中の第1のIP端末に対して第2のIP端末から話中着信操作を行ったときに、第1のIP端末に対して第2のIP端末のセッション記述プロトコル情報を通知する第1の呼制御手段と、該セッション記述プロトコル情報を受信すると第1のIP端末と第2のIP端末との間に第2の音声パスを接続する第2の呼制御手段とを設けた構内交換機であり、IP端末が音声通信しているときに、第2のIP端末から話中着信操作を行い第2の呼制御手段により、第1及び第2の音声パスで通信することができる。
本発明の第2の形態は、音声通話可能なIP端末とともに非IP端末が収容され、音声通話のデータ処理を行う複数の通話信号処理回路と、音声パスを接続するために通話信号処理回路の割り付けを行う回路割付制御手段とが設けられて、IP端末と非IP端末間の音声通話を行う構内交換機であって、第1の音声パスで通話中のIP端末に対して非IP端末から話中着信操作を行ったときに、IP端末に対して通話信号処理回路の選択情報を通知する第1の呼制御手段と、該選択情報を受信するとIP端末との間に第2の音声パスを接続する第2の呼制御手段とを設けた構内交換機であり、IP端末が音声通信しているときに、非IP端末から話中着信操作を行うことにより、第1及び第2の音声パスで通信することができる。
本発明の第3の形態は、第1および第2の形態において、第2の呼制御手段によって着信動作中の第1のIP端末に対して通信することができる。
本発明の第4の形態は、第1の形態において、第1の音声パスで通話中の第1のIP端末に対して第3のIP端末から話中着信操作を行ったときに、第1の呼制御手段を介して第2の呼制御手段に着信代理応答を通知して第2の音声パスを切断させ、第3のIP端末のセッション記述プロトコル情報を第1のIP端末に通知し、第3のIP端末と第2のIP端末との間で新たな音声パスを接続する構内交換機であり、第3のIP端末から話中着信操作を行って着信代理応答することで、第1のIP端末と第3のIP端末との間で第3の音声パスを接続し、第1及び第3の音声パスで通信を行うことができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、各図に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態1における通信中のIP端末に対してOHCA機能を実現するときのブロック図、図2は本発明の実施の形態1における通話中のIP端末に別のIP端末から発信操作、OHCA機能起動を行ったときのシーケンス図である。
図1において、100,101,102はいずれもMGCP(Media Gateway Control Protcol)等のゲートウェイ管理プロトコルなどで通信するIP電話等の音声通話可能なIP端末である。2は構内交換機とIP端末100,101,102を結ぶ信号線、3は構内交換機内データバス、12,13,14はIP内線I/F回路である。また、41は構内交換機の制御を行うハードウェアとしてのCPU、42は構内交換機を制御するためのオペレーティングシステムやミドルウェア、ソフトウェアプログラム(以下、ソフトウ
ェア)を格納したプログラム領域、43はCPU41の作業領域となるRAMである。CPU41はプログラム領域42からプログラムを読み出して実行し、機能実現手段として制御部を構成する。すなわち、オペレーティングシステムやミドルウェアで所定の端末で共通に動作する端末共通プラットフォーム部を構成し、また呼制御API(Application Program Interface)を含む呼制御プログラムによってCPU41上で動作する呼制御手段を構成する。
本発明の呼制御手段はSDP(Session Description Protcol、本発明のセッション記述プロトコル)情報を通知することができる。IP端末101(実施の形態1における第1のIP端末),IP端末102(実施の形態1における第2のIP端末)に対して、それぞれ、端末共通プラットフォーム部(1)、端末共通プラットフォーム部(2)、呼制御手段(1)(実施の形態1における第1の呼制御手段)、呼制御手段(2)(実施の形態1における第2の呼制御手段)がソフトウェアで構成される。そして、IP端末100,101,102はそれぞれIP内線I/F回路12,13,14と信号線2で接続され、IP内線I/F回路12,13,14は構内交換機内データバス3に接続されてCPU41、プログラム領域42、RAM43と接続される。
続いて、IP端末101からIP端末102に対する発信とOHCA機能を呼び出すシーケンスについて説明する。図2において、SDP情報がSDP1(以下、SDP1情報)のIP端末101から発信操作を行う。なお、SDP情報には、ユーザ名やセッション識別子、ネットワーク種別、アドレス、セッション名、メディア種別、ポート番号、トランスポートプロトコル、メディア属性等が含まれる。
IP端末101からの発信操作により、信号線2を介し、構内交換機内のIP内線I/F回路13を通じて、端末共通プラットフォーム部(1)を介してIP端末101に対する呼制御手段(1)にSDP1情報が通知される。この呼制御手段(1)は通知されたダイヤル情報を元に通信相手(着信先)を決定する。通信相手が決定したらIP端末102に対する呼制御手段(2)に着信発生のためのメッセージ「呼設定」が送信される。
IP端末102に対する呼制御手段(2)が着信を発生させるためのメッセージ「呼設定」を受信すると、着信を発生させるかを判定する。端末の状態、呼の種別より着信発生の可否を判定し、着信発生不可(ビジー)と判定された場合には、メッセージ「呼設定」に対してメッセージ「解放」を最初のメッセージ送信元のIP端末101に対する呼制御手段(1)に送出する。
IP端末101に対する呼制御手段(1)がメッセージ「解放」を受信した場合、その解放理由を確認し、ビジーの場合には呼設定を受け付け、ビジートーン送出のためのトーン送出制御をIP端末101に対する端末共通プラットフォーム部(1)を介して行う。IP端末101でビジートーン聴取中に所定の手順に従って話中着信操作が行われると、その操作情報が端末共通プラットフォーム部(1)を介しIP端末101に対する呼制御手段(1)に通知される。呼制御手段(1)はこの通知された情報を解析し、話中着信操作だった場合には、再度IP端末102に対する呼制御手段(2)に対してSDP1情報に話中着信情報を付加したメッセージ「呼設定」を送出する。また同時にトーン停止制御を行い、ビジートーンを停止させる。
IP端末102に対する呼制御手段(2)が上記メッセージを受信した場合、話中着信可否、話中着信の種別の判定を行う。本判定処理の結果、話中着信可、OHCA機能が選択された場合には、OHCA機能を起動するためにIP端末102に対して端末表示制御、OHCA通話のための2ndパス接続制御を行い、IP端末101に対する呼制御手段(1)には着信を受け付けたことを表すメッセージ「呼設定受付」と、メッセージ「呼出
」、発信中の呼制御手段(1)がOHCA機能を起動するためにメッセージ「ファシリティ」を送信する。
IP端末101に対する呼制御手段(1)がメッセージ「呼設定受付」、「呼出」を受信すると、呼の状態として呼び出し中状態に移行し、この時点で呼制御手段(1)がOHCA機能起動のためのメッセージ「ファシリティ」を受信すると、構内交換機内の音声H/W(High Way)接続による音声パス接続制御などの動作を行う。しかし、IP端末同士の音声通信の場合、構内交換機内の音声H/Wを介さずに音声パケットの送受信を行うことで実現可能である。このとき、端末間で音声パケットの送受信を行うためには通信を行う端末双方のSDP情報が必要となり、図2に示された場合ではメッセージ「ファシリティ」を受信した時点ではIP端末102のSDP情報が不明であるため、IP端末に対して音声パス接続動作は行わない。
IP端末102に対する呼制御手段(2)は、IP端末102に対する端末共通プラットフォーム部(2)を介して、現在音声通信している1st音声パスと(実施の形態1における第1の音声パス)は別の2nd音声パス(実施の形態1における第2の音声パス)の制御を行う。IP端末への動作指示は端末共通プラットフォーム部がそれぞれの音声パス(通話パス)制御プロトコルにて行う。これにより、IP端末102に対して、2nd音声パス接続のためのIP端末101のSDP1情報を通知する。
IP端末102では、このSDP1情報を受信すると通信するコーデック種別や通信相手先情報の取得を行い、音声通信を行うために自端末のSDP情報(SDP2情報)とIP端末101のSDP情報(SDP1情報)とのネゴシエーションを行う。この結果IP端末101と音声通信を行うためにSDP情報(SDP2*情報)を作成する。
IP端末102はネゴシエーション結果のSDP情報(SDP2*情報)を端末共通プラットフォーム部(2)を介し、IP端末102に対する呼制御手段(2)に通知する。呼制御手段(2)は呼制御手段(1)を介しIP端末101に対する端末共通プラットフォーム部(1)にSDP情報(SDP2*情報)を通知する。端末共通プラットフォーム部(1)はネゴシエーション結果のSDP情報(SDP2*情報)を受信すると、IP端末101にSDP2*情報の通知を行うとともに、IP端末101−IP端末102間で通話状態に移行するようなパス制御動作を行う。
このように実施の形態1においては、以上説明した動作を実行することにより、構内交換機内では呼状態を着信状態のまま、IP端末101とIP端末102間でOHCA機能を実現し、互いの端末のSDP情報を交換することで構内交換機内の信号処理を介さずに音声通信を実現することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2は構内交換機に収容されるIP端末と非IP端末との間でOHCA機能を行うためのものである。図3は本発明の実施の形態2における通信中のIP端末と非IP端末がOHCA機能を実現する場合のブロック図、図4は本発明の実施の形態2における非IP端末と通話中のIP端末に非IP端末から発信操作、OHCA機能起動を行ったときのシーケンス図、図5は本発明の実施の形態2におけるDSPリソースを取得する処理のフローチャートである。実施の形態1と実施の形態2とは基本的構成が共通であり、同一符号は同一内容を示すから、これらの詳細な説明は実施の形態1に譲る。
図3において、100,101はIP電話等のIP端末、200,201は非IP端末である。1は構内交換機と非IP端末200,201を結ぶ信号線、2は構内交換機とI
P端末100,101を結ぶ信号線、3は構内交換機内データバスである。また、6は音声H/W、7は音声H/W6と音声H/W切替スイッチ21(後述)を結ぶ接続線、8は音声信号送受信線、11,15は非IP内線I/F回路、12,13はIP内線I/F回路である。さらに、41はCPU、42はプログラム領域、43はRAMであり、21は音声H/W6との切替スイッチ、30,31はIP端末100,101と非IP端末200,201間の音声通話を実現するためのDSP(Digital Signaling Processor)回路(本発明の通話信号処理回路)である。CPU41はプログラム領域42からDSPリソース割付制御プログラムを読み出して、CPU41上で動作するDSP制御手段(本発明の回路割付制御手段)を構成する。また、IP端末100,非IP端末201に対して、それぞれ、端末共通プラットフォーム部(1)、端末共通プラットフォーム部(2)、呼制御手段(1)、呼制御手段(2)がソフトウェアで構成される。
非IP端末200,201はそれぞれ非IP内線I/F回路11,15と信号線1で接続され、また、IP端末100,101はそれぞれIP内線I/F回路12,13と信号線2で接続されて、この非IP内線I/F回路11,15、IP内線I/F回路12,13は構内交換機内データバス3に接続されてCPU41、プログラム領域42、RAM43と接続される。実施の形態2においては、IP端末100,101と非IP端末200,201間の音声通話を実現するためにDSP回路30,31を設けており、両者間で音声通話するときには音声H/W6と切替スイッチ21によって接続して音声通話を実現する。
続いて、非IP端末200と通話中のIP端末100に非IP端末201から発信操作、OHCA機能起動を行った場合の動作について説明する。なおOHCA機能起動までは実施の形態1で示した動作と同様の動作が行われるため、詳細は実施の形態1に譲る。
図4において、IP端末100でビジートーン聴取中に話中着信操作が行われると、その操作情報が端末共通プラットフォーム部(1)を介しIP端末100に対する呼制御手段(1)に通知される。呼制御手段(1)は話中着信情報が設定されたメッセージ「呼設定」を受信すると、図5のフローチャートに示すアルゴリズムに従ってDSPリソースを取得する。OHCA機能を実現する場合、通常通話(1st音声パス)で使用されているDSPの有無に関わらず(DSPリソースの動的な割り付け処理を行う場合でも)、DSPリソースを独立して管理する必要があるため、2nd音声パスで通信を行うときにはDSPリソースの必要性を判定してこれを取得する。すなわち、OHCA機能を実現するためには、二つ以上のDSP回路がそれぞれ別々の音声通信のための信号処理回路として必要となるため、通常通話用のDSPリソースとOHCA機能用のDSPリソースは独立して管理する必要があるからである。
IP端末100に対する呼制御手段(1)がOHCA機能のためのDSPリソースを取得するには、まず図5に示すように、自端末がIP端末であるか否かの種別確認を行う(S01)。DSP回路30,31が必要となる組み合わせは、IP端末100,101と非IP端末200,201で通信を行う場合であり、且つ、DSPのリソースはIP端末に対する呼制御手段(1)で管理すると規定しているため、まず自端末の端末種別の確認を行う。自端末がIP端末の場合、通信相手となる端末がIP端末であるか否かの種別確認を行う(S02)。上述した通り、自端末がIP端末で、且つ通信相手の端末が非IP端末の場合には、音声通話を実現するためにDSP回路30,31が必要となる。
この物理的なDSP回路30,31を使用するために、DSP回路30,31を使用する端末を一意的に割り当てる論理的な制御体系に基づいてDSPリソースの取得処理を行う(S03)。但し、通常のDSPリソース取得処理の場合、複数の呼がDSPのリソース処理を行ったとしても、通話としてDSP回路30,31が使用されるのは1つのため
、DSP回路30,31を効率的に使用するために、複数のDSPリソースを取得しない仕組みになっているが、OHCA機能の場合は通常の通話とは別に独立して音声信号処理が必要となるため、物理的なDSP回路30,31に対応したDSPリソースを取得する必要がある。この点で通常のDSPリソースの取得方式と異なる。
次いで、S03においてDSPリソースを正常に取得できたかが判定され(S04)、正常にDSPリソースが取得できた場合には、音声通信のためのDSP回路30,31が使用できるため、OHCA動作を行うことが可能となる。しかし、S04においてDSPリソースが取得できなかった場合、DSPリソース取得不可処理を行う(S05)。このDSPリソース取得不可処理は、構内交換機の機能仕様で規定されている動作、例えば、着信を拒否動作、OHCA動作なしでの通常の着信動作、OHCA機能以外の話中着信動作を行うなどの動作である。
図4において、図5のフローチャートに従ってIP端末100と非IP端末201でOHCA機能を実現するためのDSPリソースが取得できた場合には、端末100に対する呼制御手段(1)が実施の形態1と同様にOHCA機能のための動作を行う。但し、実施の形態1と異なって、発信者(OHCA操作者)が非IP端末201のため、発信者のSDP情報は存在しない。
また、端末間で直接通話を行うわけではなく、構内交換機内のDSP回路31を介して信号処理を行い、通話機能を実現するため、呼制御手段(2)からIP端末100の音声パケット送受信先となるDSP回路31の情報を端末共通プラットフォーム部(2)を介して、SDP情報と同様のフォーマットでIP端末100に通知する。これにより、IP端末100では通知された情報からコーデックの選択や音声パケットの送受信先を決定し、データの送受信を開始する。
また、非IP端末201側では音声パス(音声H/W)制御で通話路制御可能であるため、呼の状態としては呼び出し中の状態のままIP端末100と音声通信を行うことが可能となる。このように実施の形態2においては、IP端末−非IP端末でOHCA機能を実現するとき、動的に割り付けられたDSP回路を介して信号処理を行うことにより、構内交換機内での呼状態を着信状態のまま音声通信を実現することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。OHCA機能を実行中の呼は端末間で通話を行うが、呼の状態としては着信中である。実施の形態3は、構内交換機で保有する着信代理応答機能を使用するものである。図6は本発明の実施の形態3におけるOHCA機能動作中のIP端末に対して着信代理応答を実現する場合のブロック図、図7は本発明の実施の形態3におけるOHCA着信に対して着信代理応答する場合のシーケンス図である。実施の形態1と実施の形態3とは基本的構成が共通であり、同一符号は同一内容を示すから、これらの詳細な説明は実施の形態1に譲る。
図6において、100,101,102,103はいずれもIP電話等のIP端末である。2は構内交換機とIP端末100,101,102,103を結ぶ信号線、3は構内交換機内データバス、12,13,14,16はIP内線I/F回路である。また、41は構内交換機の制御を行うハードウェアとしてのCPU、42は構内交換機を制御するためのオペレーティングシステムやミドルウェア、ソフトウェアプログラム(以下、ソフトウェア)を格納したプログラム領域、43はCPU41の作業領域となるRAMである。CPU41はプログラム領域42からプログラムを読み出して実行し、機能実現手段として制御部を構成する。
すなわち、オペレーティングシステムやミドルウェアで所定の端末で共通に動作する端末共通プラットフォーム部を構成し、また呼制御APIを含む呼制御プログラムによってCPU41上で動作する呼制御手段を構成する。本発明の呼制御手段はSDP情報を通知することができる。IP端末100(実施の形態3における第1のIP端末),IP端末102(実施の形態3における第2のIP端末),IP端末103(実施の形態3における第3のIP端末)に対して、それぞれ、端末共通プラットフォーム部(1)、端末共通プラットフォーム部(2)、端末共通プラットフォーム部(3)、呼制御手段(1)(実施の形態3における第1の呼制御手段)、呼制御手段(2)(実施の形態3における第2の呼制御手段)、呼制御手段(3)がソフトウェアで構成される。
実施の形態3では、IP端末100がIP端末101と通信中にIP端末102から話中着信(OHCA機能)した場合、IP端末103がIP端末100に対する端末102からの着信に対して着信代理応答する。しかし、IP端末102がOHCA機能を実行している場合、IP端末102の呼の状態は既に通信中にまで移行しているため、本来、着信代理応答機能を実現することはできない。
そこで実施の形態3においては、IP端末103からIP端末100へ着信代理応答操作を行うと、端末共通プラットフォーム部(3)を介してIP端末103に対する呼制御手段(3)がIP端末100に対する呼制御手段(1)に着信代理応答のためのメッセージ「ファシリティ」が通知される。
IP端末100に対する呼制御手段(1)は着信代理応答のためのメッセージ「ファシリティ」を受信すると、現在着信表示中の着信検索を行い、該当する着信に対して着信代理応答させるために着信元(IP端末102)に対する呼制御手段(2)にメッセージ「ファシリティ」を送出する。
IP端末102に対する呼制御手段(2)が呼制御手段(3)で発信操作をしている呼に対して着信代理応答動作を行う場合、着信先(IP端末100)に対する呼制御手段(1)に対して呼を解放させるためにメッセージ「解放」を送出するとともに、着信代理応答操作者(IP端末103)の呼制御手段(3)に対してメッセージ「呼設定」を送出する。これに伴いOHCA機能を停止させるため、IP端末102に対する呼制御手段(2)から端末共通プラットフォーム部(2)にパス切断指示を行い、端末共通プラットフォーム部(2)を介してパス切断制御を行い、IP端末102に音声送受信を停止する。本制御を行うことで、通信中のIP端末100,102の音声送受信を中断する。
IP端末100に対する呼制御手段(1)は、着信元(IP端末102)に対する呼制御手段(2)からメッセージ「解放」を受信した場合、着信が消失したとみなし、当該着信に対する着信動作を停止する。OHCA動作を行っている場合、2ndパスにて音声送受信を行っているので、呼制御手段(1)から端末共通プラットフォーム部(1)を介しIP端末100にパス切断制御を行う。IP端末100はこのパス切断制御により2ndパスに該当する呼の消失処理を行う。
IP端末103に対する呼制御手段(3)が着信代理応答に該当するメッセージ「呼設定」を呼制御手段(2)から受信すると、IP端末103側、発信側(IP端末102)に対する呼制御手段(2)に対してメッセージ「応答」を送出する。またこの「応答」とともに、端末共通プラットフォーム部(3)を介してIP端末103にパス接続制御を行う。このとき送信される制御情報内にIP端末102のSDP情報(SDP1情報)が含まれるため、本情報を解析し、自端末のSDP情報(SDP3情報)を元に、IP端末102と音声通信行うためのSDP情報(SDP3*情報)を作成する。作成した情報は端末共通プラットフォーム部(3)を介し、IP端末103に対する呼制御手段(3)に通
知される。
IP端末103に対する呼制御手段(3)はSDP3*情報が通知されると、これを通信相手のIP端末102に対する呼制御手段(2)に通知し、呼制御手段(2)から端末共通プラットフォーム部(2)を介して、IP端末102にSDP3*情報を通知する。このときIP端末102では上述したように音声送受信を中断しているが、このSDP3*情報を基に音声データ送受信先を切り替え、IP端末102,103間で新たに音声の送受信を行う。
このように実施の形態3においては、IP端末の呼の状態としては一旦通信中の状態になっても、OHCA機能の着信呼に対しては着信代理応答機能を実現することができる。
本発明は、構内交換機において収容されるIP端末に対して構内交換機の機能であるOHCA機能の機能実現ができる。
本発明の実施の形態1における通信中のIP端末に対してOHCA機能を実現するときのブロック図 本発明の実施の形態1における通話中のIP端末に別のIP端末から発信操作、OHCA機能起動を行ったときのシーケンス図 本発明の実施の形態2における通信中のIP端末と非IP端末がOHCA機能を実現する場合のブロック図 本発明の実施の形態2における非IP端末と通話中のIP端末に非IP端末から発信操作、OHCA機能起動を行ったときのシーケンス図 本発明の実施の形態2におけるDSPリソースを取得する処理のフローチャート 本発明の実施の形態3におけるOHCA機能動作中のIP端末に対して着信代理応答を実現する場合のブロック図 本発明の実施の形態3におけるOHCA着信に対して着信代理応答する場合のシーケンス図
符号の説明
1,2 信号線
3 構内交換機内データバス
4 音声パケット送受信線
5 音声信号送受信線
6 音声H/W
7 接続線
8 音声信号送受信線
11,15 非IP内線I/F回路
12,13,14,16 IP内線I/F回路
21 切替スイッチ
30,31 DSP回路
41 CPU
42 プログラム領域(ROM)
43 メモリ(RAM)
100,101,102,103 IP端末
200,201 非IP端末

Claims (4)

  1. 音声通話可能なIP端末が収容される構内交換機であって、第1の音声パスで通話中の第1のIP端末に対して第2のIP端末から話中着信操作を行ったときに、前記第1のIP端末に対して前記第2のIP端末のセッション記述プロトコル情報を通知する第1の呼制御手段と、該セッション記述プロトコル情報を受信すると前記第1のIP端末と前記第2のIP端末との間に第2の音声パスを接続する第2の呼制御手段とを設けたことを特徴とする構内交換機。
  2. 音声通話可能なIP端末とともに非IP端末が収容され、音声通話のデータ処理を行う複数の通話信号処理回路と、音声パスを接続するために前記通話信号処理回路の割り付けを行う回路割付制御手段とが設けられて、前記IP端末と前記非IP端末間の音声通話を行う構内交換機であって、第1の音声パスで通話中のIP端末に対して前記非IP端末から話中着信操作を行ったときに、前記IP端末に対して前記通話信号処理回路の選択情報を通知する第1の呼制御手段と、該選択情報を受信すると前記IP端末との間に第2の音声パスを接続する第2の呼制御手段とを設けたことを特徴とする構内交換機。
  3. 前記第2の呼制御手段によって、着信動作中の前記第1のIP端末に対して通信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の構内交換機。
  4. 請求項1記載の構内交換機であって、前記第1の音声パスで通話中の前記第1のIP端末に対して第3のIP端末から話中着信操作を行ったときに、前記第1の呼制御手段を介して前記第2の呼制御手段に着信代理応答を通知して前記第2の音声パスを切断させ、前記第3のIP端末のセッション記述プロトコル情報を前記第1のIP端末に通知し、前記第3のIP端末と前記第2のIP端末との間で新たな音声パスを接続することを特徴とする構内交換機。
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