JP2005328269A - クライアント端末、ストリーミングサーバ及びストリーミング切り替え配信システム - Google Patents

クライアント端末、ストリーミングサーバ及びストリーミング切り替え配信システム Download PDF

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Abstract

【課題】 ストリームの切り替え時間遅れをできるだけ少なくして映像や音声を切り替えて再生し表示することが可能なクライアント端末、ストリーミングサーバ及びストリーミング切り替え配信システムを提案する。
【解決手段】 ストリーミング切り替え配信システム100は、ストリーミングサーバ400及びクライアント端末300等より構成され、ストリーミングサーバ400は、受信バッファ、パケット生成手段及び制御コマンド解析手段等より成るストリーム切り替え送信手段410と送信するコンテンツを格納するストリーミング記憶装置420等をそなえ、クライアント端末300は、入力手段310、コンテンツ属性解析手段320、コンテンツ選択手段330及び再生ストリームの送信指示を出しストリームを受信するストリーム切り替え受信手段340等を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は映像や音声のデジタルコンテンツを、インターネットを介してストリーミング配信する技術に関し、特に映像や音声のストリームをユーザの要求に応じて動的に切り替えてシームレスに再生を行うクライアント端末、ストリーミングサーバ及びストリーミング切り替え配信システム技術に関する。
インターネットを経由して圧縮された映像や音声のデジタルコンテンツをストリーム配信するシステムがある。このストリーム配信システムでは、配信するストリーミングサーバと受信するクライアント端末間のネットワーク環境が不安定な為ストリーミングのパケット遅延やパケット再送などの現象が発生することがある。コンテンツを視聴しているユーザにとってこの現象は映像や音声の途切れとなって現れる。
そこでこの現象を少なくするためにクライアント端末において受信したストリームの2秒〜5秒程度に相当するパケットをバッファリングし、バッファリングされた内の最も古いパケットから順に映像と音声のデコードを行って表示するという手法が採られている。
このようなバッファリング方式を用いてストリーミングを行っている最中にユーザが見たいアングルや聞きたい音声チャンネルの切り替えが可能なサービスを提供するストリーミング配信システムが開示されている(特許文献1参照。)。
特開2002−118592号公報
しかしながら、従来のストリーミング配信システムを用いて、ストリーミングを行っている最中にユーザの要求するアングルや音声チャンネルの切り替えを行なうサービスを提供する場合、ユーザからストリームの切り替え指示を受けるとストリーミングサーバ側では直ちに現在送信しているストリームから送信要求のあったストリームへ送信するストリームを切り替える。しかし、これを受信したクライアントでは数秒のバッファリングを行っているのでユーザが切り替え指示を出してから実際にデコードされて表示される映像や音声が切り替わるのはバッファリングに相当する時間、つまり2秒〜5秒後となってしまい、実際に見たいシーンを見逃したり、切り替えが実施されるまでいくらかの時間待たなければならないという課題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ストリーミング配信システムにおいてユーザの切り替え指示を受けるとストリームの切り替え時間遅れをできるだけ少なくして映像や音声を切り替えて再生し表示することが可能なクライアント端末、ストリーミングサーバ及びストリーミング切り替え配信システムを提案することを目的とする。
上述した従来の技術の課題を解決するため、本発明の第1の特徴は、[イ]ストリーミングサーバより配信されるストリームを再生するクライアント端末であって、ストリーム選択画面上の入力ポインタがストリーム選択の決定をする入力手段(310)近辺の指定領域内に位置することを検出してストリーム切り替え準備の開始を判定する切り替え準備判定手段(43)と、[ロ]ストリームを格納する受信バッファ内のバッファ蓄積量を検出するバッファ蓄積量検出手段(57)と、[ハ]切り替え準備判定手段(43)によってストリームの切り替え準備の開始が判定された場合、バッファ蓄積量検出手段で検出したバッファ蓄積量に関する情報をストリーム切り替え準備の開始を伝える情報に付加して制御コマンドを生成する制御コマンド生成手段(46)とを備え、制御コマンドを前記ストリーミングサーバ側へ送信するクライアント端末であることを要旨とする。
更に本発明の第1の特徴は、[ニ]切り替え準備判定手段(43)は、入力ポインタが指定領域外に退避したことを検出してストリーム切り替え準備の終了を判断し、制御コマンド生成手段(46)は、切り替え準備判定手段(43)によりストリームの切り替え準備の終了が判定された場合にはバッファ蓄積量に関する情報をストリーム切り替え準備の終了を伝える情報に付加し、ストリーム選択決定の入力手段(310)によりストリームの切り替えが確定した場合にはバッファ蓄積量に関する情報をストリーム切り替え要求する情報に付加することを加えてもよい。
本発明の第2の特徴は、[イ]ストリームを再生するクライアント端末に対しストリームを配信するストリーミングサーバであって、クライアント端末よりストリーム切り替え準備の開始情報を受信すると、クライアント端末へのストリームの送信を停止する送信停止期間を算出し、送信停止期間はストリームの送信停止を行うストリーム送信管理手段(31)を備えるストリーミングサーバであることを要旨とする。
更に本発明の第2の特徴は、[ロ]ストリーム送信管理手段(31)は、クライアント端末より受信するストリーム切り替え要求に基づいて、クライアント端末の受信バッファを所望の蓄積量に復帰させるに必要なストリームを配信する際の送信レートを算出する送信レート算出手段(31b)を備えることを加えてもよい。
本発明の第3の特徴は、[イ]ストリームを配信するストリーミングサーバと、配信するストリームを受信して再生するクライアント端末を含むストリーミング切り替え配信システムであって、ストリーム選択画面上の入力ポインタがストリーム選択の決定をする入力手段(310)近辺の指定領域内に位置することを検出してストリーム切り替え準備の開始を判定する切り替え準備判定手段(43)、ストリームを格納する受信バッファ内のバッファ蓄積量を検出するバッファ蓄積量検出手段(57)及び切り替え準備判定手段(43)によってストリームの切り替え準備の開始が判定された場合、バッファ蓄積量検出手段(57)で検出したバッファ蓄積量に関する情報をストリーム切り替え準備の開始を伝える情報に付加して制御コマンドを生成する制御コマンド生成手段(46)とを備え、制御コマンドをストリーミングサーバ側へ送信するクライアント端末と、[ロ]クライアント端末よりストリーム切り替え準備の開始情報を受信すると、クライアント端末へのストリームの送信を停止する送信停止期間を算出し、送信停止期間はストリームの送信停止を行うストリーム送信管理手段(31)を備えるストリーミングサーバとを備えるストリーム切り替え配信システムであることを要旨とする。
更に本発明の第3の特徴は、[ハ]切り替え準備判定手段(43)は、入力ポインタが指定領域外に退避したことを検出してストリーム切り替え準備の終了を判断し、[ニ]制御コマンド生成手段(46)は、切り替え準備判定手段(43)によりストリームの切り替え準備の終了が判定された場合にはバッファ蓄積量をストリーミングサーバに送信するためのストリーム切り替え準備の終了を伝える情報に付加し、ストリーム選択決定の入力手段(310)によりストリームの切り替えが確定した場合にはバッファ蓄積量に関する情報をストリーム切り替え要求する情報に付加し、[ホ]ストリーム送信管理手段(31)は、クライアント端末より受信するストリーム切り替え要求に基づいて、クライアント端末の受信バッファを所望の蓄積量に復帰させるに必要なストリームを配信する際の送信レートを算出することを加えてもよい。
本発明のクライアント端末、ストリーミングサーバ及びストリーミング切り替え配信システムによると、ユーザ入力であるマウス位置やキーボードのフォーカスを監視することでストリームの切り替えを予測し、送信するストリームの送信レートを制御して受信バッファの蓄積量が少なくなるように制御することができる。これにより、ストリーム切り替えが実行された時にバッファ蓄積による切り替えの時間遅れが少ないシームレス切り替えが可能となる。また切り替えが行われた後、あるいは切り替え予想が終了した後に、蓄積量が低下した受信バッファを通常のバッファ量に速やかに復帰するように制御することによってネットワーク変動に影響されない安定したストリーミングが実現できる。
また、ストリーミングサーバは切り替えが予想される唯一1本のストリームのみを切り替え準備のために用意しておく構成となるので、ストリーミングサーバのCPUやメモリの資源が節約できる。これは多数のストリームを切り替えて配信するシステムやサービスに特に有効である。
以下、本発明の実施の形態に係るクライアント端末、ストリーミングサーバ及びストリーミング切り替え配信システムについて説明する。尚、本発明の実施の形態において使用される機器及び手法等は、一例であり、本発明はこれらに限定されるものでないことは勿論である。
伝送方式について説明すると、インターネットを使って映像や音声のストリームをリアルタイムに伝送するためには、RTP(リアルタイムトランスポートプロトコル)が規定されている。低いビットレートでも劣化が少なく品質の高い画質や音質の圧縮方式であるMPEG4(ムービングピクチャエキスパートグループフェーズ4)のストリームをRTP伝送するための規格はIETF(インターネットエンジニアリングタスクフォース)のRFC3016(RTPペイロードフォーマット for MPEG4オーディオ/ビジュアルストリーム)として標準化されている。再生制御するためのコマンドセットなどはRFC2326で規定されている。本発明ではこれらの伝送方式を用いたストリーム配信サーバとクライアント端末の例として説明している。しかし映像や音声の圧縮方式、伝送プロトコル、再生制御のプロトコルなどこれに限定されるものではない。
以下の説明においては、音声ストリームの切り替えについて主に説明しているが、ストリームの切り替えは音声に限定されるものでなく、映像やその他ストリームにも適応可能である。又、以下においては、映像と音声のストリームをそれぞれ別のチャンネルとしてストリーム配信サーバとクライアント端末間で伝送する。これに加え再生制御コマンドの送受信も映像や音声のチャンネルと独立したチャンネルとして伝送する。
(ストリーム切り替えシステム)
本発明の実施の形態に係るストリーム切り替え配信システム100は、図1に示すように、ストリーミング配信サーバ500と、ストリーミング映像の配信を要求して、取得したストリーミング映像を再生するクライアント端末300等より構成され、各々の装置はインターネット600を介して通信可能となっている。
ストリーミング配信サーバ500は、ユーザの認証やコンテンツのリストを提示するアプリケーションサーバ200及びクライアント端末の要求により映像や音声のストリーミングを行うストリーミングサーバ400を備える。
アプリケーションサーバ200は、コンテンツリスト提示手段210及びコンテンツ属性提示手段220等を備えている。コンテンツリスト提示手段210は、ストリーミングで提供可能なコンテンツのタイムテーブルや視聴価格などのリストを動的に生成されたHTML(ハイパーテキストマークアップランゲッジ)ページとしてユーザに提示する。コンテンツ属性提示手段220は、クライアント端末300へ提供するコンテンツリストにコンテンツ属性を付加する。コンテンツが複数の映像アングルや音声チャンネルを提示可能な場合、コンテンツ属性に記述される。この他、アプリケーションサーバ200は、会員登録、ユーザ識別、課金処理などのアクセス制御を行う。
ストリーミングサーバ400は、ストリーム切り替え送信手段410及び送信するコンテンツを記憶するストリーミング記憶装置420を備えている。ストリーム切り替え送信手段410は再生中のストリームを切り替えるための要求をクライアント端末300から受信し、送信するストリームを切り替えてクライアント端末300に送信するための手段であり、図2に示すように、音声1バッファ22、音声2バッファ21、切り替え手段23、音声パケット生成手段24、音声ストリーム送信手段25、映像バッファ26、映像パケット生成手段27、映像ストリーム送信手段28、制御コマンド受信手段29、制御コマンド解析手段30及びストリーム送信管理手段31等を備える。
音声1バッファ22及び音声2バッファ21はストリーミング記憶装置420より送信される音声チャンクを格納する。MPEG4ファイルフォーマットでは音声や映像のデータブロックの単位をチャンクと呼ぶ。映像バッファ26は、ストリーミング記憶装置420より送信される映像チャンクを格納する。映像パケット生成手段27は、ストリーミング記憶装置420内の映像データより映像パケットを生成する。音声パケット生成手段24は、ストリーミング記憶装置420内の音声データより音声パケットを生成する。切り替え手段23は、ユーザより音声の切り替え要求を受信した際に、音声を切り替える。
映像ストリーム送信手段28は、映像ストリームを要求元のクライアント端末300に送信する。音声ストリーム送信手段25は、音声ストリームを要求元のクライアント端末300に送信する。制御コマンド受信手段29は、クライアント端末300より映像ストリーム又は音声ストリームの再生を制御するコマンドを受信する。制御コマンド解析手段30は、クライアント端末より指示のあった制御要求を解析する。
ストリーム送信管理手段31は、クライアント端末300へ送信を行った最新の音声パケットの時刻情報であるタイムスタンプを常に記憶する。送信停止期間算出手段31aはストリームの送信停止期間を算出する。送信レート算出手段31bは、ストリームの送信レートを算出する。
クライアント端末300は、アプリケーションサーバ200から受信するコンテンツリストから視聴するストリームを選択し、ストリーミングサーバ400に再生ストリームの送信指示を出し、受信したストリームを再生する。クライアント端末300は、入力手段310、コンテンツ属性解析手段320、コンテンツ選択手段330、ストリーム切り替え再生手段340及び再生手段350等を備えている。
入力手段310は、ユーザによるストリーム切り替えをナビゲーションするためにGUI(グラフィカルユーザインタフェース)画面に表示されるストリーム再生を切り替えるための選択ボタン又はストリームを再生させる為の入力ボタン等であり、キーボード、マウス等を介して行なわれる。これはマウス等の入力ポインタを移動させてクリックしたり、キーボードの矢印キーで選択可能な候補を上下させて切り替えたい音声を選択し、エンターキーで選択の確定を行ってもよい。ストリーム切り替えナビゲーション画面の例を図3に示す。本発明の実施の形態では、4種類の音声切り替え(音声1〜音声4)を行う為4種類のストリーム切り替えボタンがGUIに配置されている。ユーザが音声1〜音声4等のボタンを選択することでストリームの切り替えメッセージが発生する。なお選択可能な音声の種類の数はこれに限られず、音声に限らず映像でも同様に切り替えは可能である。上記はパソコンの入力装置の例として説明したが、テレビのような家電タイプの装置であればリモコンのアップダウンキーで選択候補を選び、確定キーで選択の確定を行う。
コンテンツ選択手段330は、アプリケーションサーバ200より提示されるコンテンツリストより、GUI画面上の入力等によって、ユーザに再生を要望するコンテンツの選択を促す。再生手段350は、映像ストリームや音声ストリームの再生処理を行う。
ストリーム切り替え再生手段340は、再生制御メッセージを用いてストリーミング切り替え要求を生成し、ストリーミングサーバに送信する手段であり、図4に示すように、映像ストリーム受信手段51、音声ストリーム受信手段52、映像受信バッファ53、音声受信バッファ54、映像デコーダ55、音声デコーダ56、バッファ蓄積量検出手段57、領域検出手段41、選択検出手段42、切り替え準備判定手段43、切り替え判定手段44、再生管理手段45、制御コマンド生成手段46及び制御コマンド送信手段47等を備えている。
映像ストリーム受信手段51は、ストリーミングサーバ400より送られてくる映像ストリームを受信する。音声ストリーム受信手段52は、ストリーミングサーバ400より送られてくる音声ストリームを受信する。映像受信バッファ53は、受信した映像パケットを記憶する。音声受信バッファ54は、受信した音声パケットを記憶する。映像デコーダ55は、MPEG4方式で圧縮された映像のデコードを行なう。音声デコーダ56はMPEG4方式で圧縮された音声のデコードを行なう。バッファ蓄積量検出手段57は、映像受信バッファ53若しくは音声受信バッファ54のパケット蓄積量を検出する。
領域検出手段41は、ユーザがマウス等を動かすことにより、入力ポインタがストリーム選択画面の指定領域に入ったことを検出する。選択検出手段42は、ストリーム選択画面上の指定領域にて、ユーザがマウス等をクリックしたことにより、映像又は音声が選択されたことを検出する。切り替え準備判定手段43は、領域検出手段41によって検出した入力ポインタの位置情報を参照してストリームの切り替え準備の開始およびストリームの切り替え準備の終了を判定する。切り替え判定手段44は、ストリーム選択画面の指定領域内のストリーム選択ボタンがマウス等によりクリック等されたことを検出し、切り替え要求が発生したことを判定する。再生管理手段45は、ストリーム再生の開始、停止等の制御を行なう。
コンテンツ属性解析手段320は、アプリケーションサーバ200から提供されるコンテンツリストに示されているストリーム属性を解析し、コンテンツが複数の映像アングルや複数の音声チャンネルをインタラクティブに切り替え可能であることを判定する。
制御コマンド生成手段46は、ストリーム再生の開始、停止、切り替え等の要求が発生した際に、これらの要求の制御コマンドを生成する。制御コマンド送信手段47は、映像ストリーム又は音声ストリームの再生を制御するコマンドをストリーミングサーバ400に対して送信する。尚、切り替え準備判定手段43によりストリームの切り替え準備の開始が判定された場合には、音声受信バッファ54若しくは映像受信バッファ53の蓄積量をストリーム再生の制御コマンドに付加して送信する。
ここで、制御コマンドの1つであるストリーム切り替え要求メッセージの例を図5に示す。ストリーミングの再生制御メッセージはRFC2326で標準化されているRTSP(リアルタイムストリーミングプロトコル)に従って例示した。切り替えて再生を行うストリームのメディア識別情報をANNOUNCEコマンドを用いてクライアント端末300からストリーミングサーバ400に送信する。
ANNOUNCEコマンドのセッション記述ブロックの具体例を説明する。まず切り替えて再生を行うストリームのメディア識別は音声の場合m=audio、映像の場合m=videoで指定する。メディア識別を指定する最後のフィールドにはPayload-Typeを指定する。図5では音声のPayload-Typeを96として例示している。同時に音声のどのトラックを切り替えて再生するかを識別するためにメディアURLを指定する。図5ではa=controlの後にメディアURLを指定する。ANNOUNCEコマンドで伝達するメッセージの機能要求を指定するためにa=modeの後に機能要求を指定する。ストリーム切り替え要求の場合はchangeを指定する。更に、切り替え対象となるメディア、例えば実施の形態においては音声データの音声受信バッファ54のバッファ蓄積量をバイト単位でa=bufferの後に記述する。このバッファ蓄積量の値の取り扱いについては後述する。
切り替え要求メッセージをRTSPプロトコルのANNOUNCEコマンドの例で説明したが、これはANNOUNCEコマンドに限定されることはない。さらにHTTPプロトコルを用いてセッション記述によってクライアント端末からストリーミングサーバに伝達することも可能である。HTTPプロトコルによって切り替え要求メッセージを送信する場合は再生制御のRTSPプロトコル用とは別にHTTPプロトコル用のポートおよびメッセージの送受信手段がサーバおよびクライアント端末に必要である。尚、ストリーム切り替え要求のプロトコルはこれらに限定されないことは勿論である。
(ストリーム切り替え方法)
次にストリーム切り替え配信システム100の全体動作について図6のシーケンス図を用いて説明する。
(a)ステップS101において、先ずクライアント端末300は、ストリーミング配信サーバ500のアプリケーションサーバ200が提供するコンテンツページへ、インターネット600を介して、アクセスする。図1のコンテンツリスト提示手段210はこのアクセスに対し、提供可能なコンテンツリストを提示する。ステップS102において、クライアント端末300は、提示されたコンテンツ内より、再生するコンテンツを指定して再生指示を出す。
(b)ステップS103において、ストリーミングサーバ400のストリーム切り替え送信手段410は、要求元のクライアント端末300に対し指定されたコンテンツのストリーミング配信を開始する。配信されるストリームは映像ストリームと明示的に音声チャンネルの指定が無い場合の既定値である音声1のストリームである。
(c)ステップS104においては、クライアント端末300が音声1から音声2へのストリーム切り替え準備の情報を伝える情報を図3の入力手段310を介して取得する。ストリーム切り替え準備の開始を伝える情報について説明する。通常、ストリーム切り替えを確定するためには図7に示すように入力ポインタを選択ボタンの白丸の領域(○)にポイントしてクリックする。白丸の領域に入力ポインタが置かれてクリックされると切り替え選択が確定したことを表示するために白丸は黒丸(●)等に変更される。この選択の確定ボタンである丸領域(○)の周辺に点線で囲んだ長方形の領域を図8のように設け、この4つの領域を切り替え選択の動作予測を行うための指定領域として設定する。この指定領域に入力ポインタが置かれたことを検出するために、図4のストリーム切り替え再生手段340の領域検出手段41は、入力ポインタのGUI画面上のXY座標をセンシングして、指定領域のXY座標と比較し、指定領域に入力ポインタが位置したことを検出する。指定領域に入力ポインタが位置したことを検出するとこれを切り替え準備判定手段43に割り込み等の方法で伝達する。切り替え準備判定手段43では選択予想されるストリームが現在再生中のストリームでない場合、制御コマンド生成手段46にこれを伝える。もし現在音声2を再生中であり、入力ポインタが音声2の指定領域に置かれた場合、ここで音声2の選択確定がなされても音声の切り替え制御は必要ないので、制御コマンド生成手段46への伝達は行われない。
現在音声1を再生中で、音声2の指定領域に入力ポインタが位置した場合、バッファ蓄積量検出手段57は切り替えが行われるメディアが音声か映像かを判断し、音声の場合であれば音声受信バッファ54に蓄積されている音声ストリームの蓄積量を検出する。制御コマンド生成手段46は、図9のストリーム切り替え準備の開始を伝える制御コマンドに、検出された音声バッファの蓄積量(バイト単位)を付加して制御コマンドを生成する。a=mode:preset_startで切り替え準備の開始を指定し、バッファ蓄積量をバイト単位でa=buffer:32000にて指定する。これは32Kバイトのバッファ蓄積量の例である。制御コマンド送信手段47はこの制御コマンドをストリーミングサーバ400に送信する。
(d)ステップS105において、ストリーム切り替えの準備を開始する情報を受信したストリーミングサーバ400では、送信停止期間算出手段31aがストリーム送信停止期間を算出する。ストリーム送信管理手段31は、算出結果を基にクライアント端末300に対する音声1のストリームを一時停止し、クライアント端末300の音声受信バッファ54のパケット蓄積量を最小にさせる。ストリーミングサーバ400は、現在送信中の音声1の音声データに加え、切り替えが予想される音声2の音声データをストリーミング記憶装置420より読み出して、音声2バッファ21にバッファリングして切り替え送信の準備をする。
(e)音声2への切り替えボタンが押されるとステップS106において、クライアント端末300にて、音声2へのストリーム切り替え要求が発生する。すると図4の制御コマンド生成手段46は音声ストリーム切り替え要求の制御コマンドをストリーミングサーバ400に送信する。
(f)ステップS107において、図4のストリーミングサーバ400の制御コマンド受信手段29は音声ストリーム切り替え要求の制御コマンドを受信し、制御コマンド解析手段30がこれを解析する。解析結果はストリーム送信管理手段31に渡される。ストリーム送信管理手段31は送信レートの算出を行い、算出結果を音声ストリーム送信手段25に引き渡す。音声ストリーム送信手段25はこの算出結果にしたがって、音声2のストリームを、ストリーム切り替え期間となる一定時間だけ高レートにてクライアント端末300に送信する。
ストリーム切り替えを行う場合、既に図2の音声2バッファ21に用意されている音声2データに直ちに切り替えてクライアント端末300に送信するようにする。
クライアント端末300では切り替え準備の開始を受信した結果、音声受信バッファ54のバッファ蓄積量が予め最小値に設定されている為、ストリーム切り替え遅延は最小限に抑えられ、ストリームの切り替えはシームレスに実行される。
ステップS108にて、ストリーム切り替え期間が終了すると、音声2のストリームを通常のレートにてクライアント端末300に継続して送信する。
(g)ステップS109においては、クライアント端末300よりストリーム再生の停止コマンドが入力手段310を介して入力されると、ストリーミング配信サーバ500はストリーム配信を停止する。
(ストリーミングサーバの動作)
次に、ステップS105のストリーム切り替え準備処理及びS107のストリーム切り替えの際のストリーミング配信サーバ500の動作について、図10のフローチャートを参照して詳細に説明する。
(a)ステップS201において、図2のストリーミングサーバ400の制御コマンド受信手段29が、映像及び音声1のストリーム配信中に、クライアント端末300より音声2へのストリーム切り替え準備の開始を伝える制御コマンドを受信する。
(b)ステップS202では、ストリーミングサーバ400は、クライアント端末300へ対するストリーミング送信の切り替え準備を行なう。制御コマンドには切り替え可能性のある唯一のストリーム(音声2)が指定されている為、音声1のストリームを音声1バッファ22を用いて送信すると同時に、音声2のストリームを音声2バッファ21に準備する。
(c)ステップS203では、図2の送信停止期間算出手段31aが、音声1のストリーム送信停止期間を算出する。このストリーム送信停止期間算出処理については後述する。ステップS204では、図11に示すように、算出されたストリーム送信停止期間(t1〜t2)、音声1の送信を一時停止する。ストリーム送信を停止した結果クライアント端末300の音声受信バッファ54が最小値となると、ステップS205では、通常の送信レートで映像と音声1を送信する。再度、通常の送信レートでストリームを配信されても、クライアント端末300では映像及び音声1の再生が行われている為、音声受信バッファ54は図11の最小値を保っている。
(d)ステップS206では、ストリーム切り替え準備中にクライアント端末300よりストリーム切り替え準備の終了を伝える情報を受信したかを判断する。ストリーム切り替え準備の終了を伝える情報を受信した場合はステップS211へ進むが、ストリーム切り替え準備の終了を伝える情報を受信しない場合はステップS207へ進みストリーム切り替え要求を受信したかを判断する。ここでストリーム切り替え要求を受信した場合はステップS208へ進むが、トリーム切り替え要求を受信しなかった場合はS206のステップに戻り、ストリーム切り替え準備の終了を伝える情報またはストリーム切り替え要求のいずれかを受信するまでこれを繰り返す。
(e)ステップS207において、一定の待ち時間の後、クライアント端末300からストリーム切り替えの制御コマンドを受信すると、図2のストリーム送信管理手段31はクライアント端末300へ送信を行った最新の音声ストリームの再生位置を確認しその時刻情報(タイムスタンプ)を取得する。映像および音声の時刻情報はタイムスタンプ形式で表現されてサーバ内部で処理される。またストリーム送信されるRTPパケットにもそのパケットの時刻情報としてタイムスタンプを付加して送信される。通常、音声と映像は各々異なるクロックレートを基準としたタイムスタンプが用いられる。クライアントにおいては受信したRTPパケットに付加されているタイムスタンプの情報を用いて現在の再生時刻を計測する。
そして取得した時刻情報の後続に該当する切り替え後の音声ストリームを読み出して送信パケットを構成して送信する。音声や映像のコンテンツはフレーム単位で構成されるので、フレーム単位でストリームの切り替えが行われる。映像のフレームは1/30秒の1画面を構成する画像である。音声の場合は例えば1024オーディオサンプルを1つにまとめたデータ構造である。図12(a)はストリームパケットをUDP(ユーザデータグラムプロトコル)で伝送するためのパケット構造である。RTP(リアルタイムトランスポートプロトコル)パケットで伝送する場合、図12(b)のRTPヘッダーのPayloadTypeで映像と音声を識別する。また映像や音声の再生時刻はRTPヘッダーのTimeStampフィールドに記述される。圧縮された映像や音声のデータはRTPペイロードにおかれる。
(f)ステップS208では、切り替え手段23がストリームの切り替えを行なう。なおストリーミング送信を行う映像、音声1〜音声4のストリームは、図2に示すように、1つのファイルにチャンク構成を持って格納されている。各々のストリームの属性や、可変長である圧縮ビットストリームに対してストリーム切り替え要求があると即座に再生中のタイムスタンプに該当するファイル上の位置をポイントするためのサーチ情報などはコンテンツのオーサリング時に生成されメタ情報としてファイルの先頭に格納されている。本発明の実施の形態ではMPEG4−SYSTEM規格(ISO/IEC 14496)やアップル社のQuickTimeファイルフォーマットなどのファイルをストリーミングサーバ400のコンテンツファイル形式として用いた例について説明されているが、この形式に限定されるものではない。
(g)ステップS209においては、音声ストリーム送信手段25が、図13に示すような送信順序でクライアント端末300にパケットを送信する。音声2は一定期間(t14〜t18)は、クライアント端末300の音声受信バッファ54の蓄積量を最大値に戻す為、通常よりも高いレートで送信される。これにより音声受信バッファ54の蓄積量は、図11に示すように切替実施時(t3)から最大値(t4)に復帰する。尚、この送信方法については後述する。
(h)ステップS210では、再び通常の送信レート(図13のt19参照)にて音声2のストリームを送信する。
(i)ステップS211では、音声の切り替えが行なわれない為、クライアント端末300の音声受信バッファ54を図14の切り替え予想のキャンセル(t3)後から最大値(t4)に戻す。この為通常より高レートにて音声1をストリーミング送信する。尚、この送信方法については後述する。
(j)ステップS212では、再び通常の送信レートにて音声1のストリームを送信する。
次にステップS203のストリーム送信停止期間の算出手法について図15のフローチャートを用いて説明する。
(a)ステップS301においては、送信停止期間算出手段31aが、送信平均レートを取得する。尚、一例として音声ストリームの平均配信レートは「128Kbps=16KByte/Sec」として説明する。
(b)ステップS302においては、クライアントのバッファ蓄積量を取得する。ストリーム切り替え準備の開始を伝える情報にはクライアント端末300の音声の受信バッファの蓄積量が記述されている。例えば、128Kbpsの2チャンネルの圧縮音声の場合、クライアント端末300において2秒のバッファリングをすると32Kバイトのバッファ蓄積量となる。図9のストリーム切り替え準備の開始を伝える情報の制御コマンドでは「a=buffer:32000」として記述されている。
(c)ステップS303においては、クライアントのバッファの最小値を設定する。例えばクライアント端末のバッファ蓄積量を0.5秒に設定すればストリーム切り替えの遅延が0.5秒に短縮される結果となる。平均送信レートが16KByte/Secの場合、0.5秒のバッファ量は8KByteに相当する。
(d)ステップS304においては送信停止期間を算出する。音声のストリームを一定のインターバルでコンスタントに配信サーバから送出する状況を想定すると、クライアント端末の32Kバイトのバッファ蓄積量を1/4の8Kバイトに減らすためには本来は24Kバイトの音声ストリームを送るべき期間に渡ってストリームの送信を停止すればよい。音声ストリームの平均配信レートは128Kbps=16KByte/Secなので、24K/16K=1.5秒がストリーム送信停止の期間である。
128Kbpsつまり16Kバイト/秒で送っているので、1.5秒間の期間だけストリーム送信を停止すると16Kバイト×1.5秒=24Kバイトの音声データが送信されない。よって、クライアント端末300の受信バッファは32Kバイト−24Kバイト=8Kバイトのバッファ蓄積量で推移することになる。
上記のストリーム停止期間が終了すると直ちに通常の配信レートで音声を送信する。ストリーミングサーバ400とクライアント端末300のインターネットの環境が安定している場合や、社内LAN等の安定したネットワーク環境の場合はバッファ蓄積量を0.25秒に減らしてストリーム切り替えの遅延が0.25秒となるように設定することも可能である。受信バッファの最小値は上述の0.5秒または0.25秒に限定されるものではなく、ネットワーク環境の安定性と遅延が許容される範囲で任意に設定可能である。クライアント端末300の環境設定の項目として高/中/低などのバッファ量の最小値の選択肢を提示し、クライアント端末300を操作するユーザに選択してもらうのが好適である。例えば、高=1秒=16Kバイト、中=0.5秒=8Kバイト、低=0.25秒=4Kバイトという最小値の設定となる。ここで設定されたバッファの最小値をストリーミングサーバ400に送信する制御コマンドに、例えば、「a=minimum_buffre:8000」のように付加することによってストリーミングサーバ400から送信するストリームのきめ細かな制御が可能となる。
次にステップS209のストリーム送信管理手段31が受信バッファ蓄積量を最大値に戻す際の手法について図16のフローチャートを参照して説明する。以下の説明では、音声受信バッファ54の蓄積量の最大値を2秒として説明するがこのバッファ最大値に限定されるものではない。尚、この処理はストリーム切り替え準備の開始によってバッファの蓄積量を最小にした後、ストリーム切り替えが実際に行われた場合、およびストリーム切り替えが行われることなく、ストリーム切り替え準備の終了となった場合に実施される。
(a)ステップ401では図2の送信レート算出手段31bが送信平均レートを取得する。送信するコンテンツのメタ情報に映像と音声の平均送信レートが記載されているのでこの情報を用いて映像と音声の送信速度が制御される。本実施例の場合、音声の配信レートの平均は16Kバイト/秒である。
(b)ステップS402では、送信レート算出手段31bがクライアント端末300のバッファ蓄積量を取得する。音声のバッファ蓄積量を付加したストリーム切り替え要求の制御コマンドには、図5のように、「a=buffer:8000」として8Kバイトのバッファ蓄積量が記述されている。
(c)ステップS403では、クライアント端末300のバッファ最大値を設定する。例えば、128Kbps=16Kバイト/秒の音声ストリームの場合、受信バッファの最大値である2秒のデータに相当するバッファ蓄積量は16Kバイト×2秒=32Kバイトである。
(d)ステップS404では、送信レート算出手段31bがバッファ不足容量を算出する。現在のバッファ蓄積量8Kバイトから最大値のバッファ蓄積量32Kバイトに復帰するためには、32K−8K=24Kバイトの音声データを通常の送信データに加算して送信する必要があることがわかる。
(e)ステップS405では、平均レートより高いレートで送信を行う期間の開始時刻として現在の時刻をt1として記憶する。同時に高いレートで送信を行う期間に送信する総送信データ数Fを「0」に初期化する。
(f)ステップS406では、1パケットのストリームを実際に送信する。ここで送信済みのデータ数をXと定義する。S407において、目標送信バイト数Dを「送信平均レートA*(現在時刻−切り替え予測時刻t1)+バッファ不足量E」とし、高レートでの送信を開始した時刻t1からの総送信データ数Fを「F+送信済みデータ数X」として、目標送信バイト数と総送信データ数の算出を行なう。
通常の送信レートは16Kバイト/秒なので24Kバイトのデータを余分に送るためには、切り替え確定後の最初の3秒間は16K+8K=24Kバイトのデータを送ることに相当する。あるいは16K+4Kバイト=20Kバイトのデータを6秒間送る方法でもよい。しかしながら送信スケジュールは送信帯域の余裕度に左右される結果となり、当然ながらネットワーク環境によって余裕度は動的に変化するので、ここでは切り替え確定後N秒間はできるだけ高いレートで音声ストリームを送信して、16Kバイト×N秒+24Kバイトのデータが転送できた時点で通常の送信レートである16Kバイトに復帰するようにする。
(g)最後にステップS407で目標送信バイト数Dの送信が完了するとこの処理を終了する。
(クライアント端末の動作)
次に、クライアント端末300がステップS104においてストリーム切り替え準備の開始を検出する動作と、ステップS106にてストリーム切り替え要求を検出し送信する動作について図17のフローチャートを用いて詳細に説明する。
(a)先ず、ステップS501において、クライアント端末300がストリーム切り替え準備の開始を検出すると、ストリーミングサーバ400にストリーム切り替え準備の開始を伝える制御コマンドを送信する。するとストリーミングサーバ400はストリーム送信停止期間に渡って音声1のストリーム送信を停止する為、図11,図14のように音声受信バッファ54の蓄積量が最小値まで減少する。
(b)ステップS502では、領域検出手段41が図18のように入力ポインタが音声2の指定領域の外に移動しているか否かを検出する。指定領域の外に移動した場合ステップS508へ進み、指定領域の外に移動していない場合ステップS503へ進む。
(c)ステップS503では、入力ポインタが音声2の指定領域内にある際に、音声2のボタンが入力手段310より入力され、音声の切り替えが確定したことを選択検出手段42が検出する。音声の切り替えの確定が検出されなかった場合はS502に戻る。以降、S502とS503を遷移して確定が決定するまで繰り返す。
ステップS504でサーバに送信するストリームの切り替え要求に付加するために現在の音声受信バッファ54の蓄積量を取得する。ステップS505では先に取得した音声バッファの蓄積量をストリームの切り替え要求に付加して制御コマンドを生成してサーバに送信する。このコマンドを受けてサーバから送られてくる音声ストリームは音声1から音声2に切り替わる。音声2に切り替わった後は一定期間に渡って音声2のストリームが高いレートで送信されてくるのでS507において減少した音声のバッファが通常の蓄積量に復帰する。
(d)ステップS508では、指定領域の中に位置した入力ポインタがストリーム切り替えの確定選択をすることなく指定領域の外に移動した場合、配信システムの安定性を確保するために、切り替え準備判定手段43は、音声受信バッファ54を最大値に復帰する制御を行なう。先ず、制御コマンド生成手段46に切り替え準備の終了を伝達し、バッファ蓄積量検出手段57が現在の音声受信バッファ54のバッファ蓄積量を検出する。ステップS509において、制御コマンド生成手段46が、切り替え準備の終了を伝える情報にバッファ蓄積量を付加した制御コマンドを生成する。この制御コマンドは図19に示すように、切り替え準備の終了を「a=mode:preset_end」で指定し、バッファ蓄積量をバイト単位で「a=buffer:8000」と指定する。これはバッファ蓄積量が8Kバイトの例である。制御コマンド送信手段47はこの制御コマンドをストリーミングサーバ400に送信する。
(e)ステップS510においては、音声ストリーム受信手段52がストリーミングサーバ400より通常より高いレートで音声1のデータを受信し、音声受信バッファ54の蓄積量は図14の最大値t4に復帰する。
本提案のストリーム切り替え配信システムはインターネットを使った映像や音声をストリーミングで配信するコンテンツ配信システムやサービスに適用可能である。特に、ユーザの切り替え操作で動的に音声や映像のストリーム切り替えて再生するインタラクティブ性の高いコンテンツの配信システムやサービスに利用することができる。
本発明の実施の形態に係るストリーミング切り替え配信システムの全体構成図である。 本発明の実施の形態に係るストリーミングサーバの内部構成を示す構成図である。 クライアント端末のストリーム切り替え入力画面図である。 本発明の実施の形態に係るクライアント端末の内部構成を示す構成図である。 ストリーム切り替え要求コマンドの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るストリーミング切り替え配信システムの動作を示すシーケンス図である。 選択確定の際の入力画面を示す画面図である。 指定領域の画面を示す画面図である。 ストリーム切り替え準備の開始を伝える制御コマンドの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るストリーミングサーバの動作を示すフローチャートである。 ストリーム切り替えを実施した時の受信バッファの推移を示す図である。 パケットのデータ構成を示す図である。 切り替えが確定した時のパケット送信のタイミングを示す図である。 ストリーム切り替えが発生しなかった場合のクライアント端末の受信バッファの推移を示す図である。 ストリーム送信停止期間の算出ステップを示すフローチャートである。 クライアント端末の受信バッファの蓄積量を最大値に復帰するための配信サーバの送信制御の処理フローである。 本発明の実施の形態に係るクライアント端末の動作を示すフローチャートである。 指定領域の外に入力ポインタが退避した場合を示す図である。 ストリーム切り替え準備の終了を伝える制御コマンドである。
符号の説明
21…音声2バッファ
22…音声1バッファ
23…切り替え手段
24…音声パケット生成手段
25…音声ストリーム送信手段
26…映像バッファ
27…映像パケット生成手段
28…映像ストリーム送信手段
29…制御コマンド受信手段
30…制御コマンド解析手段
31…ストリーム送信管理手段
31a…送信停止期間算出手段
31b…送信レート算出手段
41…領域検出手段
42…選択検出手段
43…準備判定手段
44…判定手段
45…再生管理手段
46…制御コマンド生成手段
47…制御コマンド送信手段
51…映像ストリーム受信手段
52…音声ストリーム受信手段
53…映像受信バッファ
54…音声受信バッファ
55…映像デコーダ
56…音声デコーダ
57…バッファ蓄積量検出手段
100…ストリーム切り替え配信システム
200…アプリケーションサーバ
210…コンテンツリスト提示手段
220…コンテンツ属性提示手段
300…クライアント端末
310…入力手段
320…コンテンツ属性解析手段
330…コンテンツ選択手段
340…ストリーム切り替え再生手段
350…再生手段
400…ストリーミングサーバ
410…ストリーム切り替え送信手段
420…ストリーミング記憶装置
500…ストリーミング配信サーバ
600…インターネット

Claims (6)

  1. ストリーミングサーバより配信されるストリームを再生するクライアント端末であって、
    ストリーム選択画面上の入力ポインタがストリーム選択決定の入力手段近辺の指定領域内に位置することを検出してストリーム切り替え準備の開始を判定する切り替え準備判定手段と、
    前記ストリームを格納する受信バッファ内のバッファ蓄積量を検出するバッファ蓄積量検出手段と、
    前記切り替え準備判定手段によってストリームの切り替え準備の開始が判定された場合、前記バッファ蓄積量検出手段で検出した前記バッファ蓄積量に関する情報をストリーム切り替え準備の開始を伝える情報に付加して制御コマンドを生成する制御コマンド生成手段とを備え、
    前記制御コマンドを前記ストリーミングサーバ側へ送信する
    ことを特徴とするクライアント端末。
  2. 前記切り替え準備判定手段は、前記入力ポインタが前記指定領域外に退避したことを検出してストリーム切り替え準備の終了を判断し、
    前記制御コマンド生成手段は、
    前記切り替え準備判定手段により前記ストリームの切り替え準備の終了が判定された場合には前記バッファ蓄積量に関する情報をストリーム切り替え準備の終了を伝える情報に付加し、
    前記ストリーム選択決定の入力手段によりストリームの切り替えが確定した場合には前記バッファ蓄積量に関する情報をストリーム切り替え要求する情報に付加する
    ことを特徴とする請求項1に記載のクライアント端末。
  3. ストリームを再生するクライアント端末に対し前記ストリームを配信するストリーミングサーバであって、
    前記クライアント端末よりストリーム切り替え準備の開始情報を受信すると、前記クライアント端末への前記ストリームの送信を停止する送信停止期間を算出し、前記送信停止期間はストリームの送信停止を行うストリーム送信管理手段を備えることを特徴とするストリーミングサーバ。
  4. 前記ストリーム送信管理手段は、前記クライアント端末より受信するストリーム切り替え要求に基づいて、前記クライアント端末の受信バッファを所望の蓄積量に復帰させるに必要な前記ストリームを配信する際の送信レートを算出する送信レート算出手段を更に備えることを特徴とする請求項3に記載のストリーミングサーバ。
  5. ストリームを配信するストリーミングサーバと、前記ストリームを受信して再生するクライアント端末を含むストリーミング切り替え配信システムであって、
    ストリーム選択画面上の入力ポインタがストリーム選択決定の入力手段近辺の指定領域内に位置することを検出してストリーム切り替え準備の開始を判定する切り替え準備判定手段、前記ストリームを格納する受信バッファ内のバッファ蓄積量を検出するバッファ蓄積量検出手段及び前記切り替え準備判定手段によってストリームの切り替え準備の開始が判定された場合、前記バッファ蓄積量検出手段で検出した前記バッファ蓄積量に関する情報をストリーム切り替え準備の開始を伝える情報に付加して制御コマンドを生成する制御コマンド生成手段とを備え、前記制御コマンドを前記ストリーミングサーバ側へ送信するクライアント端末と、
    前記クライアント端末よりストリーム切り替え準備の開始情報を受信すると、前記クライアント端末への前記ストリームの送信を停止する送信停止期間を算出し、前記送信停止期間はストリームの送信停止を行うストリーム送信管理手段を備えるストリーミングサーバ
    とを備えることを特徴とするストリーム切り替え配信システム。
  6. 前記切り替え準備判定手段は、前記入力ポインタが前記指定領域外に退避したことを検出してストリーム切り替え準備の終了を判断し、
    前記制御コマンド生成手段は、前記切り替え準備判定手段により前記ストリームの切り替え準備の終了が判定された場合には前記バッファ蓄積量を前記ストリーミングサーバに送信するためのストリーム切り替え準備の終了を伝える情報に付加し、前記ストリーム選択決定の入力手段によりストリームの切り替えが確定した場合には前記バッファ蓄積量に関する情報をストリーム切り替え要求する情報に付加し、
    前記ストリーム送信管理手段は、前記クライアント端末より受信するストリーム切り替え要求に基づいて、前記クライアント端末の受信バッファを所望の蓄積量に復帰させるに必要な前記ストリームを配信する際の送信レートを算出する
    ことを更に備えることを特徴とする請求項5に記載のストリーム切り替え配信システム。

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