JP2006285586A - コンテンツ配信システム、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信プログラムおよびコンピュータプログラム - Google Patents
コンテンツ配信システム、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信プログラムおよびコンピュータプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】端末機の制限により再生ができない、サイズの大きい動画コンテンツを、端末機で再生することを可能にする。
【解決手段】サーバ装置100に、コンテンツ細分化手段と、コンテンツ送信手段を設ける。視聴者が端末機200を用いてコンテンツの視聴を行う場合、サーバ装置100は、コンテンツ細分化手段により、当該コンテンツを細分化する。続いて、サーバ装置100は、これらの細分化されたコンテンツを、コンテンツ送信手段で端末機200に送信する。端末機200は、これらの細分化されたコンテンツを受信し、再生する。
【選択図】図2
【解決手段】サーバ装置100に、コンテンツ細分化手段と、コンテンツ送信手段を設ける。視聴者が端末機200を用いてコンテンツの視聴を行う場合、サーバ装置100は、コンテンツ細分化手段により、当該コンテンツを細分化する。続いて、サーバ装置100は、これらの細分化されたコンテンツを、コンテンツ送信手段で端末機200に送信する。端末機200は、これらの細分化されたコンテンツを受信し、再生する。
【選択図】図2
Description
本発明は、動画コンテンツを細分化した動画コンテンツを、端末機に配信することを特徴とする、コンテンツ配信システムに関する。
端末機、たとえば、携帯電話機で、動画や音楽というコンテンツをダウンロードして、再生することができる。
しかし、非特許文献1によれば、端末機、たとえば、携帯電話機には、再生できる動画コンテンツのサイズに上限が存在し、携帯電話機の機種毎に再生できる動画コンテンツのサイズの上限が異なる。
NOVAC、携帯電話動画再生対応一覧、"3GPP/3GPP2動画再生可能機種一覧"、[online]、[平成17年3月7日検索]、インターネット(URL: http://www.novac.co.jp/products/hardware/nv-pt/keitai/3gp3g2.html)
NOVAC、携帯電話動画再生対応一覧、"3GPP/3GPP2動画再生可能機種一覧"、[online]、[平成17年3月7日検索]、インターネット(URL: http://www.novac.co.jp/products/hardware/nv-pt/keitai/3gp3g2.html)
このように、端末機は、再生できるコンテンツのサイズ上限よりも大きいサイズのコンテンツを、受信して再生することができない。
また、再生できるコンテンツのサイズの上限は、端末機の機種ごとに異なるため、端末機のある機種では動画コンテンツを視聴できるが、ユーザの所有する機種ではその動画コンテンツを視聴できないということがありうる。
同様の問題は、処理容量に限界のある端末装置においてコンテンツを受信再生する場合に共通に存在する。
また、再生できるコンテンツのサイズの上限は、端末機の機種ごとに異なるため、端末機のある機種では動画コンテンツを視聴できるが、ユーザの所有する機種ではその動画コンテンツを視聴できないということがありうる。
同様の問題は、処理容量に限界のある端末装置においてコンテンツを受信再生する場合に共通に存在する。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、比較的小容量のコンテンツしか処理できないタイプの機器において、大容量のコンテンツの再生を可能とすることを目的とする。
本発明の第1の観点に係るコンテンツ配信システムは、
コンテンツを配信するサーバ装置と、通信網を介して前記サーバ装置に接続され、前記サーバ装置が配信するコンテンツを受信し、再生する端末機と、を有するコンテンツ配信システムであって、
前記コンテンツ受信手段で受信したコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツを再生するコンテンツ再生手段と、
を有し、
前記サーバ装置は、
コンテンツを保存するコンテンツ保存手段と、
配信先の端末機が一度に処理できないサイズのコンテンツを、配信先の端末機が一度に処理できるサイズに細分化するコンテンツ細分化手段と、
前記コンテンツ細分化手段により細分化されたコンテンツを、前記端末機に送信するコンテンツ送信手段と、
を有し、
前記端末機の前記コンテンツ記憶手段は、前記サーバ装置が送信して前記コンテンツ受信手段で受信した細分化されたコンテンツを記憶し、
前記コンテンツ再生手段は、前記コンテンツ記憶手段に記憶されている細分化されたコンテンツを再生する、
ことを特徴とする。
コンテンツを配信するサーバ装置と、通信網を介して前記サーバ装置に接続され、前記サーバ装置が配信するコンテンツを受信し、再生する端末機と、を有するコンテンツ配信システムであって、
前記コンテンツ受信手段で受信したコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツを再生するコンテンツ再生手段と、
を有し、
前記サーバ装置は、
コンテンツを保存するコンテンツ保存手段と、
配信先の端末機が一度に処理できないサイズのコンテンツを、配信先の端末機が一度に処理できるサイズに細分化するコンテンツ細分化手段と、
前記コンテンツ細分化手段により細分化されたコンテンツを、前記端末機に送信するコンテンツ送信手段と、
を有し、
前記端末機の前記コンテンツ記憶手段は、前記サーバ装置が送信して前記コンテンツ受信手段で受信した細分化されたコンテンツを記憶し、
前記コンテンツ再生手段は、前記コンテンツ記憶手段に記憶されている細分化されたコンテンツを再生する、
ことを特徴とする。
たとえば、端末機は、
再生が完了したコンテンツを前記コンテンツ記憶手段から削除する
ように構成してもよい。
再生が完了したコンテンツを前記コンテンツ記憶手段から削除する
ように構成してもよい。
たとえば、
コンテンツ細分化手段は、さらに、
細分化後のコンテンツの大きさを指定するデータを受け付け、このデータに基づいて、細分化されたコンテンツのサイズを設定するコンテンツサイズ設定手段を備え、
前記コンテンツ細分化手段は、
前記コンテンツサイズ設定手段による設定に従って、コンテンツを細分化する
ように構成してもよい。
コンテンツ細分化手段は、さらに、
細分化後のコンテンツの大きさを指定するデータを受け付け、このデータに基づいて、細分化されたコンテンツのサイズを設定するコンテンツサイズ設定手段を備え、
前記コンテンツ細分化手段は、
前記コンテンツサイズ設定手段による設定に従って、コンテンツを細分化する
ように構成してもよい。
たとえば、サーバ装置は、さらに、
前記細分化したコンテンツに、再生順番を示すデータを付するコンテンツ再生順番設定手段を備え、
前記コンテンツ再生手段は、
前記細分化されたコンテンツに付された再生順番を示すデータを参照し、前記細分化されたコンテンツの再生順番を決定して再生する
ように構成してもよい。
前記細分化したコンテンツに、再生順番を示すデータを付するコンテンツ再生順番設定手段を備え、
前記コンテンツ再生手段は、
前記細分化されたコンテンツに付された再生順番を示すデータを参照し、前記細分化されたコンテンツの再生順番を決定して再生する
ように構成してもよい。
たとえば、
前記端末機は、さらに、特定のコンテンツの送信要求を前記サーバ装置に送信するコンテンツ要求手段を備え、
前記サーバ装置は、さらに、細分化されたコンテンツを保存する細分化コンテンツ保存手段を備え、
前記サーバ装置の送信手段は、前記端末機のコンテンツ要求手段からの要求に応答して、前記要求されたコンテンツの細分化されたコンテンツを、前記端末機に送信する
ように構成してもよい。
前記端末機は、さらに、特定のコンテンツの送信要求を前記サーバ装置に送信するコンテンツ要求手段を備え、
前記サーバ装置は、さらに、細分化されたコンテンツを保存する細分化コンテンツ保存手段を備え、
前記サーバ装置の送信手段は、前記端末機のコンテンツ要求手段からの要求に応答して、前記要求されたコンテンツの細分化されたコンテンツを、前記端末機に送信する
ように構成してもよい。
また、たとえば、
前記端末機は、さらに、特定のコンテンツの送信要求を前記サーバ装置に送信するコンテンツ要求手段を備え、
前記サーバ装置は、さらに、細分化されたコンテンツを保存する細分化コンテンツ保存手段を備え、
前記サーバ装置の送信手段は、各細分化されたコンテンツの保存位置を前記端末機に通知する手段を備え、
前記端末機は、順次、細分化されたコンテンツの送信をその保存位置を特定して前記サーバ装置に要求し、
前記サーバ装置の送信手段は、前記端末機のコンテンツ要求手段からの要求に応答して、通知された保存位置に保存されている細分化されたコンテンツを、前記端末機に送信する
ように構成してよい。
前記端末機は、さらに、特定のコンテンツの送信要求を前記サーバ装置に送信するコンテンツ要求手段を備え、
前記サーバ装置は、さらに、細分化されたコンテンツを保存する細分化コンテンツ保存手段を備え、
前記サーバ装置の送信手段は、各細分化されたコンテンツの保存位置を前記端末機に通知する手段を備え、
前記端末機は、順次、細分化されたコンテンツの送信をその保存位置を特定して前記サーバ装置に要求し、
前記サーバ装置の送信手段は、前記端末機のコンテンツ要求手段からの要求に応答して、通知された保存位置に保存されている細分化されたコンテンツを、前記端末機に送信する
ように構成してよい。
本発明の第2の観点に係るコンテンツ配信装置は、
通信網を介して端末機に接続され、
配信対象のコンテンツを、配信先の端末機が処理可能なサイズに細分化するコンテンツ細分化手段と、
端末機に、前記コンテンツ細分化手段により細分化したコンテンツを順次送信するコンテンツ送信手段と、
を備えることを特徴とする。
通信網を介して端末機に接続され、
配信対象のコンテンツを、配信先の端末機が処理可能なサイズに細分化するコンテンツ細分化手段と、
端末機に、前記コンテンツ細分化手段により細分化したコンテンツを順次送信するコンテンツ送信手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るコンテンツ配信プログラムは、
コンピュータに、
配信先の端末機が処理できないサイズのコンテンツを、配信先の端末機が処理できるサイズに細分化し、
細分化したコンテンツを、前記端末機に該端末機が処理可能な時間間隔で順次送信する、
処理を実行させる
ことを特徴とする。
コンピュータに、
配信先の端末機が処理できないサイズのコンテンツを、配信先の端末機が処理できるサイズに細分化し、
細分化したコンテンツを、前記端末機に該端末機が処理可能な時間間隔で順次送信する、
処理を実行させる
ことを特徴とする。
本発明の第4の観点に係るコンピュータプログラムは、
サーバ装置が配信するコンテンツを受信し、再生する端末機として機能させるためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記サーバ装置に、該コンピュータが一度には処理できない総容量のコンテンツを分解して送信することを要求し、
該要求に応答して、前記サーバから送信されて来る、分解されたコンテンツを再生するための制御情報と、分解されたコンテンツとを受信し、
受信したコンテンツを再生し、
受信した制御情報に基づいて次のコンテンツの送信を前記サーバ装置に順次要求する、
処理を実行させる
ことを特徴とする。
サーバ装置が配信するコンテンツを受信し、再生する端末機として機能させるためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記サーバ装置に、該コンピュータが一度には処理できない総容量のコンテンツを分解して送信することを要求し、
該要求に応答して、前記サーバから送信されて来る、分解されたコンテンツを再生するための制御情報と、分解されたコンテンツとを受信し、
受信したコンテンツを再生し、
受信した制御情報に基づいて次のコンテンツの送信を前記サーバ装置に順次要求する、
処理を実行させる
ことを特徴とする。
本発明によれば、動画コンテンツのサイズに関係なく、端末機のユーザは、サーバ装置から動画コンテンツの配信を受けることができる。
本発明の実施形態に係るコンテンツ配信システムを、図面を参照して説明する。
本実施形態のコンテンツ配信システム1は、図1に示すように、サーバ装置100と、回線ネットワークCを介してサーバ装置100に接続された端末機200(200A〜200N)とから構成される。図1には端末機は3台のみ図示されているが、コンテンツ配信システム1では、端末機の台数の制限はない。
回線ネットワークCは、たとえば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの回線ネットワークである。
サーバ装置100は、図2に示すように、コンテンツ保存部110と、記憶部120と、制御部130と、通信制御部140と、バス150と、を有する。コンテンツ保存部110と、記憶部120と、制御部130と、通信制御部140とはバス150で相互接続される。
コンテンツ保存部110は、たとえば、ハードディスクを有し、配信対象のコンテンツ等を保存する。
記憶部120は、たとえば、ワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)と、ハードディスク装置と、を有し、制御部130の動作を制御するためのOS(オペレーティングシステム;Operating System)およびアプリケーションプログラム等とを記憶する。記憶部120に記憶されるアプリケーションプログラムとしては、コンテンツを細分化する処理、細分化した後のコンテンツのサイズについて指示があった場合は、そのサイズに合わせてコンテンツを細分化する処理、細分化したコンテンツをコンテンツ保存部110に保存する処理、細分化したコンテンツをコンテンツ保存部110から削除する処理、細分化したコンテンツに、再生順番の情報を付加する処理、端末機200の機種名・性能(たとえば、端末機200のCPUの種類や、端末機200の記憶部の空き容量など)に応じて画像・音声のフォーマットを変更する処理等を実行するためのプログラム等を含む。
制御部130は、たとえば、CPU(中央演算処理装置;Central Processing Unit)を有し、記憶部120に記憶された動作プログラムに基づき、演算処理を行い、各部を制御する。
通信制御部140は、たとえば、NIC(Network Interface Card)のような通信装置を有し、制御部130の制御下に、端末機200とのデータの送受信を行う。
記憶部120は、たとえば、ワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)と、ハードディスク装置と、を有し、制御部130の動作を制御するためのOS(オペレーティングシステム;Operating System)およびアプリケーションプログラム等とを記憶する。記憶部120に記憶されるアプリケーションプログラムとしては、コンテンツを細分化する処理、細分化した後のコンテンツのサイズについて指示があった場合は、そのサイズに合わせてコンテンツを細分化する処理、細分化したコンテンツをコンテンツ保存部110に保存する処理、細分化したコンテンツをコンテンツ保存部110から削除する処理、細分化したコンテンツに、再生順番の情報を付加する処理、端末機200の機種名・性能(たとえば、端末機200のCPUの種類や、端末機200の記憶部の空き容量など)に応じて画像・音声のフォーマットを変更する処理等を実行するためのプログラム等を含む。
制御部130は、たとえば、CPU(中央演算処理装置;Central Processing Unit)を有し、記憶部120に記憶された動作プログラムに基づき、演算処理を行い、各部を制御する。
通信制御部140は、たとえば、NIC(Network Interface Card)のような通信装置を有し、制御部130の制御下に、端末機200とのデータの送受信を行う。
端末機200は、図3に示すように、通信制御部210と、制御部220と、入力部230と、入力デバイス231と、表示部240と、表示デバイス241と、バス250と、記憶部260と、を有する。通信制御部210と、制御部220と、入力部230と、表示部240と、記憶部260とは、バス250で相互接続される。
通信制御部210は、たとえば、アンテナのような通信装置を有し、制御部220の制御下に、サーバ装置100とのデータの送受信を行う。
制御部220は、たとえば、CPUを有し、記憶部260に記憶された動作プログラムに基づき、演算処理を行い、各部を制御する。
入力部230には、テンキーなどの入力デバイス231が接続され、入力デバイス231からの入力情報を取り込み、制御部220に供給する。
表示部240は、たとえば、VRAM(Video Random Access Memory)、音声D/A (Digital/Analogue)変換器を有し、制御部220の制御下に、表示デバイス241に映像信号(たとえば、RGB信号)や音声信号(オーディオ信号)を出力する。表示デバイス241は、ディプレイ装置とスピーカなどを備え、画像信号に従って映像を表示し、また、スピーカから音声信号に対応する音声を放音する。
記憶部260は、たとえば、ワークエリアとなるRAMと、ハードディスク装置と、を有し、制御部220の動作を制御するためのOSおよびアプリケーションプログラムと、受信したコンテンツその他データとを記憶する。記憶部260に記憶されるアプリケーションプログラムとしては、サーバ装置100からコンテンツを受信する処理、コンテンツを再生する処理、記憶部260からコンテンツを削除する処理、コンテンツに付された情報(たとえば、コンテンツに係るファイル名やコンテンツの大きさやコンテンツの再生順番)を取得する処理、端末機200の性能(たとえば、制御部220のCPUの種類や記憶部260の空き容量など)をチェックする処理等を実行するためのプログラム等を含む。
制御部220は、たとえば、CPUを有し、記憶部260に記憶された動作プログラムに基づき、演算処理を行い、各部を制御する。
入力部230には、テンキーなどの入力デバイス231が接続され、入力デバイス231からの入力情報を取り込み、制御部220に供給する。
表示部240は、たとえば、VRAM(Video Random Access Memory)、音声D/A (Digital/Analogue)変換器を有し、制御部220の制御下に、表示デバイス241に映像信号(たとえば、RGB信号)や音声信号(オーディオ信号)を出力する。表示デバイス241は、ディプレイ装置とスピーカなどを備え、画像信号に従って映像を表示し、また、スピーカから音声信号に対応する音声を放音する。
記憶部260は、たとえば、ワークエリアとなるRAMと、ハードディスク装置と、を有し、制御部220の動作を制御するためのOSおよびアプリケーションプログラムと、受信したコンテンツその他データとを記憶する。記憶部260に記憶されるアプリケーションプログラムとしては、サーバ装置100からコンテンツを受信する処理、コンテンツを再生する処理、記憶部260からコンテンツを削除する処理、コンテンツに付された情報(たとえば、コンテンツに係るファイル名やコンテンツの大きさやコンテンツの再生順番)を取得する処理、端末機200の性能(たとえば、制御部220のCPUの種類や記憶部260の空き容量など)をチェックする処理等を実行するためのプログラム等を含む。
(第1の実施の形態)
次に、上記構成のコンテンツ配信システム1の動作を、ユーザが動画コンテンツを選択し、サーバ装置100が端末機200Aに動画コンテンツを送信する場合を例に、図4のフローチャートを用いて説明する。
次に、上記構成のコンテンツ配信システム1の動作を、ユーザが動画コンテンツを選択し、サーバ装置100が端末機200Aに動画コンテンツを送信する場合を例に、図4のフローチャートを用いて説明する。
ユーザは、図1の端末機200を操作し、一般的な処理により、サーバ装置100にアクセスし、図2のコンテンツ保存部110に格納されている動画コンテンツのうちから任意のコンテンツを選択する。
続いて、図3の入力デバイス231からの選択指示に応答して、制御部220は、通信制御部210を介して図1のサーバ装置100にコンテンツの送信要求を送信する。
続いて、端末機200からのコンテンツの送信要求を受け、図2の制御部130は、
コンテンツ保存部110から送信要求対象のコンテンツを記憶部120に記憶させる(ステップS401)。
コンテンツ保存部110から送信要求対象のコンテンツを記憶部120に記憶させる(ステップS401)。
続いて、制御部130は、ステップS401で記憶部120に記憶したコンテンツを細分化する(ステップS402)。
細分化後のコンテンツの大きさは任意である。しかし、コンテンツの大きさが小さすぎると、細分化されたコンテンツの受信の回数が増加し、視聴者が不満を持つことと、非特許文献1から、動画コンテンツを再生できる携帯電話機において、コンテンツの大きさの上限は300KB以上であることとから、細分化後の各コンテンツの大きさは300KB程度(ただし、300KBを超えないこと)とすることが望ましい。300KBの動画コンテンツは、携帯電話機において約30秒程度の動画コンテンツとなる。ただし、端末機200が300KBより大きいサイズのコンテンツを扱えることがあらかじめ分かっている場合はこの限りではない。
細分化後のコンテンツの大きさは任意である。しかし、コンテンツの大きさが小さすぎると、細分化されたコンテンツの受信の回数が増加し、視聴者が不満を持つことと、非特許文献1から、動画コンテンツを再生できる携帯電話機において、コンテンツの大きさの上限は300KB以上であることとから、細分化後の各コンテンツの大きさは300KB程度(ただし、300KBを超えないこと)とすることが望ましい。300KBの動画コンテンツは、携帯電話機において約30秒程度の動画コンテンツとなる。ただし、端末機200が300KBより大きいサイズのコンテンツを扱えることがあらかじめ分かっている場合はこの限りではない。
ここで、コンテンツを細分化する手順の一例を、図4のフローチャートを用いて説明する。理解を容易にするために、コンテンツはMPEG−4ファイルであるものとする。
MPEG−4ファイルは、複数のビデオオブジェクト (VO;Video Object)と、ヘッダ部分等と、を有する。ヘッダ部分等にはMPEG−4ファイル特有の情報が記載されている。VOは、MPEG−2におけるGOP(Group Of Pictures)と同様に、コンテンツのデコードを行うための単位である。
まず、制御部130は、元のMPEG−4ファイルから、VO群のみを抽出する(ステップS451)。
続いて、制御部130は、ステップS451で抽出したVO群から、先頭のVOからある大きさになるまでVOを順に切り出せるかどうか判別する(ステップS452)。ここで、ある大きさとは任意であるが、ステップS452で切り出した複数のVOにMPEG−4ファイルのヘッダ等を付加したもの(細分化されたMPEG−4のファイル)のサイズが、上述したように、原則、300KBを超えないことが要求される。もし、制御部130がステップS452である大きさになるまでVOを順に切り出せる場合は(ステップS452;Yes)、制御部130は、先頭のVOからある大きさになるまでVOを順に切り出し(ステップS453)、ヘッダ等を付加して1つのMPEG−4ファイルを作成する(ステップS454)。ある大きさまで切り出せない場合は(ステップS452;No)、元のMPEG−4のファイルが細分化するまでもなく小さいことを意味する。この場合、ステップS456に処理が移り、ヘッダ等を当該VO群に付加して元のMPEG−4のファイルに復元し、細分化処理は終了する。
続いて、制御部130は、ステップS451で抽出したVO群から、先頭のVOからある大きさになるまでVOを順に切り出せるかどうか判別する(ステップS452)。ここで、ある大きさとは任意であるが、ステップS452で切り出した複数のVOにMPEG−4ファイルのヘッダ等を付加したもの(細分化されたMPEG−4のファイル)のサイズが、上述したように、原則、300KBを超えないことが要求される。もし、制御部130がステップS452である大きさになるまでVOを順に切り出せる場合は(ステップS452;Yes)、制御部130は、先頭のVOからある大きさになるまでVOを順に切り出し(ステップS453)、ヘッダ等を付加して1つのMPEG−4ファイルを作成する(ステップS454)。ある大きさまで切り出せない場合は(ステップS452;No)、元のMPEG−4のファイルが細分化するまでもなく小さいことを意味する。この場合、ステップS456に処理が移り、ヘッダ等を当該VO群に付加して元のMPEG−4のファイルに復元し、細分化処理は終了する。
ステップS454終了後、制御部130は、ステップS453で抽出されなかった残りのVO群が、一定の大きさを超えるかどうかを判別する(ステップS455)。ここで、一定の大きさとは任意であるが、上述したように、該残りのVO群にMPEG−4ファイルのヘッダ等を付加したもののサイズが、原則、300KBを超えないことが要求される。もし、残りのVO群の大きさが一定の大きさを超えていれば(ステップS455;Yes)、ステップS453に戻り、細分化されたコンテンツの作成を継続する。残りのVOの大きさが一定の大きさを下回っていれば(ステップS455;No)、残りのVOの大きさはこれ以上細分化するまでもなく小さいことを意味する。制御部130は、当該残りのVOにヘッダ等を付加してMPEG−4のファイルを作成し(ステップS456)、細分化処理は終了する。
さて、ステップS402に戻り、上述したようにコンテンツの細分化が終了すれば、図2の制御部130は、ステップS402で記憶部120に作成した細分化されたコンテンツを、コンテンツ保存部110に保存する(ステップS403)。
続いて、制御部130は、通信制御部140を制御して、ステップS403によってコンテンツ保存部110に保存された細分化されたコンテンツを、細分化されたコンテンツを再生する順番に、端末機200に送信する(ステップS404)。再生する順番に、端末機200に細分化されたコンテンツを送付する理由は、たとえば、コンテンツを端末機200が受け取れないような場合を除き、端末機200は送られてきた細分化されたコンテンツの送信日時の早い順から再生すれば、ユーザはコンテンツを再生順に正しく視聴できるからである。
続いて、制御部130は、全ての細分化されたコンテンツを端末機200に送信したかをチェックする(ステップS405)。全ての細分化されたコンテンツの送信が完了すれば(ステップS405;Yes)、制御部130は、コンテンツの送信処理の終了処理を行う(ステップS406)。細分化されたコンテンツの送信が完了していない場合は(ステップS405;No)、ステップS404の処理に戻り、細分化されたコンテンツの送信を継続することになる。
一方、端末機200の制御部220は、サーバ装置100から順次送信されて来る細分化されたコンテンツを、通信制御部210を介して受信し、記憶部260に格納する。表示部240は、記憶部260に記憶されている細分化されたコンテンツを順次取り出し、デコードする等して、映像信号と音声信号を作成し、表示デバイス241に供給し、コンテンツを順次再生する。
このように、コンテンツ配信システム1では、サイズの大きい動画コンテンツが、細分化されて再生される。したがって、ユーザは、動画コンテンツの大きさや、端末機200の動画のサイズの上限を意識することなく、動画コンテンツを視聴することができる。
また、端末機200は、任意のコンテンツを記憶部260から削除してもよい。これによって、記憶部260の空き容量が増加し、新たな細分化されたコンテンツを受信することができる。この際、新たな細分化されたコンテンツを送信するよう、サーバ装置100に要求してもよい。
特に、たとえば、細分化されたコンテンツがいくつか記憶部260に記憶されているが、記憶部260に空き容量がなく、かつ次に再生すべきコンテンツが記憶部260にないために、再生が途切れてしまっている場合、あるコンテンツを削除すれば、記憶部260に空き容量ができるため、サーバ装置100から次に再生すべきコンテンツを受信することで、再生が再開されるという大きな効果がある。
特に、たとえば、細分化されたコンテンツがいくつか記憶部260に記憶されているが、記憶部260に空き容量がなく、かつ次に再生すべきコンテンツが記憶部260にないために、再生が途切れてしまっている場合、あるコンテンツを削除すれば、記憶部260に空き容量ができるため、サーバ装置100から次に再生すべきコンテンツを受信することで、再生が再開されるという大きな効果がある。
また、サーバ装置100は、コンテンツを細分化する際に、細分化後のコンテンツの大きさの指定を受け付けてもよい。たとえば、3000KBのコンテンツを送信する際に、「全て300KBのコンテンツとして送れ」との指定を受け付けて、300KBのコンテンツ10個に細分化し、これらを端末機200に送信してもよい。また、「全て1000KBのコンテンツとして送れ」との指定を受け付けて、1000KBのコンテンツを3個に細分化し、これらを端末機200に送信してもよい。また、「最初に500KB、次に1000KB、最後に1500KBのコンテンツを送れ」との指定を受けて、最初の500KB、次の1000KB、最後の1500KBのコンテンツに細分化し、これらを端末機200に送信してもよい。また、「まず300KB、次に200KBのコンテンツを送れ。残りの送信は待て」との指定を受けて、まず3000KBのコンテンツのうち、最初の300KB分のコンテンツを端末機200に送信し、次に、残った2700KBのコンテンツのうち、最初の200KB分のコンテンツを送信し、残りの2500KBのコンテンツは、送信再開の指令があるまで送信を待ってもよい。
また、細分化後のコンテンツの大きさの指定は、サーバ装置100側で行ってもよく、端末機200側で行ってもよい。
これによって、サーバ装置100側のプロセス動作状況やメモリ状況等に応じた動的なコンテンツ配信や、端末機200の機種やメモリ状況等に応じた動的なコンテンツ配信ができることになる。
また、細分化後のコンテンツの大きさの指定は、サーバ装置100側で行ってもよく、端末機200側で行ってもよい。
これによって、サーバ装置100側のプロセス動作状況やメモリ状況等に応じた動的なコンテンツ配信や、端末機200の機種やメモリ状況等に応じた動的なコンテンツ配信ができることになる。
また、サーバ装置100は、細分化されたコンテンツの配信において、細分化されたコンテンツに再生順番を示すデータを付してもよい。たとえば、コンテンツがファイルである場合、拡張子を除いたファイル名の接尾辞に01、02などの数字を付け、これらの接尾辞を、再生順番を示すデータとしてもよい。
回線ネットワークCでは、一般に、サーバ装置100が、細分化されたコンテンツを、再生する順に端末機200に送信しても、端末機200が、細分化されたコンテンツを必ず受信することは保証し得ない。しかし、これによって、細分化されたコンテンツを再生する順番が明確になり、細分化されたコンテンツがロストしたような場合であっても、コンテンツを誤った順番で再生するおそれがなくなる。また、サーバ装置100も、誤った順番で、端末機200がコンテンツを再生するおそれがないことから、細分化されたコンテンツを、順に端末機200に送信しなければならないという制限が不要となる。
回線ネットワークCでは、一般に、サーバ装置100が、細分化されたコンテンツを、再生する順に端末機200に送信しても、端末機200が、細分化されたコンテンツを必ず受信することは保証し得ない。しかし、これによって、細分化されたコンテンツを再生する順番が明確になり、細分化されたコンテンツがロストしたような場合であっても、コンテンツを誤った順番で再生するおそれがなくなる。また、サーバ装置100も、誤った順番で、端末機200がコンテンツを再生するおそれがないことから、細分化されたコンテンツを、順に端末機200に送信しなければならないという制限が不要となる。
また、端末機200は、ある再生順番を有する細分化されたコンテンツをサーバ装置100に明示的に要求してもよく、サーバ装置100は、その要求を受けて、当該コンテンツを送付してもよい。
したがって、たとえば、現在再生中の細分化されたコンテンツの再生が完了した場合に、次の細分化されたコンテンツが記憶部260に存在しない場合、次に再生する細分化されたコンテンツをサーバ装置100に明示的に要求してもよい。
したがって、たとえば、現在再生中の細分化されたコンテンツの再生が完了した場合に、次の細分化されたコンテンツが記憶部260に存在しない場合、次に再生する細分化されたコンテンツをサーバ装置100に明示的に要求してもよい。
また、たとえば、再生が完了した細分化されたコンテンツの次に再生する細分化されたコンテンツは記憶部260にあるために再生は可能であるが、記憶部260には次の次に再生する細分化されたコンテンツがない場合、当該次の次に再生する細分化されたコンテンツをサーバ装置100に明示的に要求し、サーバ装置100は当該要求に係る細分化されたコンテンツを端末機200に送信してもよい。これによって、次に再生すべき細分化されたコンテンツと、次の次に再生すべき細分化されたコンテンツとを、連続して途切れることなく端末機200で再生することができる。この場合、特に、再生が完了した細分化されたコンテンツを記憶部260から消去して、次の次に再生すべき細分化されたコンテンツを記憶する領域を作り、当該コンテンツを取得してもよい。
なお、図3の端末機200の記憶部260にマルチタスクOSを搭載し、コンテンツを再生しながら、要求した細分化されたコンテンツの受信を並行して進める、擬似的ないわゆるストリーミング再生を行ってもよい。
このように、ある再生順番を付された細分化されたコンテンツを、端末機200が明示的に送信要求する局面が発生しうる場合は、細分化されたコンテンツは、図2のコンテンツ保存部110に、端末機200毎に分けて記憶する。端末機200毎に送る細分化されたコンテンツのサイズ等が異なることがあるからである。ただし、たとえば、すべての端末機200に、全く同じ細分化されたコンテンツを送信する場合(たとえば、携帯端末の種類等を問わず、300KBに大きさが固定され、解像度や再生フレーム数も固定された、3GPPに準拠したMPEG−4ファイルを送信する場合)は、端末機200毎に分けて、コンテンツ保存部110に細分化されたコンテンツを記憶する必要はない。
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形および応用が可能である。
動画コンテンツはその形式や内容は任意である。たとえば、MPEG−4ビデオやMotion−JPEG(Joint Photographic Experts Group)の動画でもよい。
現行の携帯電話機では、動画コンテンツは3GPPまたは3GPP2準拠の動画データであることが要求されるが、MPEG−4ビデオから3GPPまたは3GPP2準拠の動画データへの変換は、たとえば、Apple社のQuickTime(登録商標)などのプログラムを用いることで可能である。その他、たとえば、MPEG−2ビデオからMPEG−4ビデオへのフォーマットの変更等は、既存のフォーマット変換プログラム等により行うことができる。
現行の携帯電話機では、動画コンテンツは3GPPまたは3GPP2準拠の動画データであることが要求されるが、MPEG−4ビデオから3GPPまたは3GPP2準拠の動画データへの変換は、たとえば、Apple社のQuickTime(登録商標)などのプログラムを用いることで可能である。その他、たとえば、MPEG−2ビデオからMPEG−4ビデオへのフォーマットの変更等は、既存のフォーマット変換プログラム等により行うことができる。
本実施形態では、VO単位で動画コンテンツの細分化を行ったが、動画コンテンツの細分化をより細かい単位であるVOP(Video Object Plane)単位で行うことも可能である。
VOはI−VOPやP−VOPといったVOPから構成され、I−VOPはGOPのIピクチャ、P−VOPはGOPのPピクチャにそれぞれ相当する。MPEG−4の仕様上、コンテンツの再生はVO単位で行われ、各VOはI−VOPを1つ含んでいなければならず、かつVOの先頭に存在するVOPはI−VOPでなければならない。
しかし、P−VOPはI−VOPに再エンコード可能である。
したがって、コンテンツをVOP単位で細分化した場合、細分化されたコンテンツの先頭のVOPがI−VOPであれば、そのままMPEG−4プレイヤーで再生できる。細分化されたコンテンツの先頭のVOPがI−VOPでなくP−VOPであったとしても、P−VOPをI−VOPに再エンコードすれば、MPEG−4プレイヤーで再生可能になる。
VOはI−VOPやP−VOPといったVOPから構成され、I−VOPはGOPのIピクチャ、P−VOPはGOPのPピクチャにそれぞれ相当する。MPEG−4の仕様上、コンテンツの再生はVO単位で行われ、各VOはI−VOPを1つ含んでいなければならず、かつVOの先頭に存在するVOPはI−VOPでなければならない。
しかし、P−VOPはI−VOPに再エンコード可能である。
したがって、コンテンツをVOP単位で細分化した場合、細分化されたコンテンツの先頭のVOPがI−VOPであれば、そのままMPEG−4プレイヤーで再生できる。細分化されたコンテンツの先頭のVOPがI−VOPでなくP−VOPであったとしても、P−VOPをI−VOPに再エンコードすれば、MPEG−4プレイヤーで再生可能になる。
また、端末機200が、端末機の画面解像度や空きメモリ量や搭載CPU等のシステム情報をサーバ装置100に送信し、続いて、サーバ装置100は、送信されたこれらのシステム情報を参照し、動画のフレーム数や解像度等、元のコンテンツの画像・音声のフォーマットの変更を行った後、コンテンツを細分化してもよい。
端末機200に、コンテンツの再生にあたって、巻き戻し・早送り・コマ送り再生等の機能やインタフェースを持たせるのは任意である。また、端末機200は、巻き戻し・早送りのインタフェースによって、細分化された任意のコンテンツをダウンロードし、任意の場所から再生を開始するようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
上記第1の実施形態では、サーバ装置100がコンテンツを細分化し、細分化したコンテンツを端末機200に順に送信していく、いわゆるプッシュ型コンテンツ配信の例を示した。この発明はこれに限定されず、配信の形態は任意である。たとえば、端末機200が送信を要求するたびに、サーバ装置100からクライアント装置200に細分化したコンテンツを送信するプル型のコンテンツ配信にも適用可能である。プル型のコンテンツ配信への適用について、図5のフローチャートを用いて説明する。
上記第1の実施形態では、サーバ装置100がコンテンツを細分化し、細分化したコンテンツを端末機200に順に送信していく、いわゆるプッシュ型コンテンツ配信の例を示した。この発明はこれに限定されず、配信の形態は任意である。たとえば、端末機200が送信を要求するたびに、サーバ装置100からクライアント装置200に細分化したコンテンツを送信するプル型のコンテンツ配信にも適用可能である。プル型のコンテンツ配信への適用について、図5のフローチャートを用いて説明する。
まず、端末機200がサーバ装置100に対してコンテンツの送信の要求を行う(ステップS501)。
サーバ装置100の制御部130は、この要求を通信制御部140を介して受信し、この要求に応答して、要求されたコンテンツを前述と同様の手法により細分化し(ステップS502)、細分化したコンテンツをコンテンツ保存部110に保存する(ステップS503)。
制御部130は、細分化した各コンテンツのサイズ、再生順序、保存位置(URL;Uniform Resource Locator)等の細分化コンテンツの送信要求と再生に必要な制御情報と、最初の細分化された数コンテンツとを通信制御部140を介して端末機200に送る(ステップS504)。
端末機200の制御部220は、ステップS504でサーバ装置100が送ってきた制御情報と細分化された先頭数コンテンツとを受信し、記憶部260に記憶させる(ステップS505)。
続いて、制御部220は、記憶部260に記憶された細分化コンテンツのうち最初に再生されるべきものの再生(例えば、画像の場合には表示、音声の場合には放音)を開始する(ステップS506)。以後、制御部220は、記憶部260に格納されている細分化コンテンツを、未再生の細分化コンテンツが無くなるまで順次再生し続ける。
続いて、制御部220は、記憶部260に記憶された細分化コンテンツのうち最初に再生されるべきものの再生(例えば、画像の場合には表示、音声の場合には放音)を開始する(ステップS506)。以後、制御部220は、記憶部260に格納されている細分化コンテンツを、未再生の細分化コンテンツが無くなるまで順次再生し続ける。
また、制御部220は、現在再生中の細分化コンテンツの再生が終了したか否かを判別し(ステップS507)、終了していれば、再生を終了したコンテンツを、記憶部260から削除する(ステップS508)。端末機200は、ステップS508終了後、次にダウンロードすべきコンテンツがあるかどうかを調べる(ステップS509)。即ち、制御部220は、記憶部260に記憶されているコンテンツのうち最後に再生されるべきものの次に再生すべきコンテンツの有無を記憶部260に格納されている制御情報に基づいて判別する(ステップS509)。ダウンロードすべきコンテンツがなければ(ステップS509;No)、端末機200は、記憶部260にある残りの細分化コンテンツが全部再生されるのを待って、今回のコンテンツの再生処理を終了する。
一方、ステップS509で、ダウンロードすべきコンテンツがあると判別すれば(ステップS509;Yes)、制御部220は、記憶部260に記憶されている制御情報に基づいて、記憶部260に格納されている細分化コンテンツのうち最後に再生されるものの次の細分化コンテンツをそのURLを指定してサーバ装置100に要求する(ステップS510)。
一方、ステップS509で、ダウンロードすべきコンテンツがあると判別すれば(ステップS509;Yes)、制御部220は、記憶部260に記憶されている制御情報に基づいて、記憶部260に格納されている細分化コンテンツのうち最後に再生されるものの次の細分化コンテンツをそのURLを指定してサーバ装置100に要求する(ステップS510)。
サーバ装置100の制御部130は、この要求を、通信制御部140を介して受信し、この要求に応答して、コンテンツ保存部110からステップS510の要求に係る細分化コンテンツを読み出して通信制御部140を介して端末機200に送信する(ステップS511)。
端末機200の制御部220は、ステップS511によりサーバ装置100から送られてきた細分化コンテンツを、通信制御部210を介して受信し、記憶部260に記憶する(ステップS512)。この細分化コンテンツは、再生処理により適宜表示される。
その後、ステップS507に戻って、再生中の細分化コンテンツの再生が終了するのを待機する。
その後、ステップS507に戻って、再生中の細分化コンテンツの再生が終了するのを待機する。
なお、端末機200がURLを指定して細分化コンテンツをサーバ装置100に要求するのではなく、サーバ装置100が各端末機200に配信した最終分割コンテンツを記憶しておき、各端末機200から次の分割コンテンツの送信要求があったときに、記憶していた情報に基づいて次の分割コンテンツを送信するように構成することも可能である。
このような構成によれば、端末機200が自己の再生の終了タイミングに応じてサーバ装置100に細分化コンテンツの送信を要求するので、サーバ装置100の負担を抑えてことができ、システム全体のパフォーマンスを高めることができる。
なお、配信対象のコンテンツは任意である。例えば、既存のコンテンツをコンテンツ保存部110に格納して配信することも可能である。
あるいは、例えば、ビデオカメラを備え、ビデオカメラの撮像映像をMPEG−4ファイルやMPEG−4ストリーム等でサーバ装置100に送信するビデオカメラ映像配信サーバを、回線ネットワークCに接続し、ビデオカメラで取得した画像をコンテンツ保存部110に格納して配信するように構成してもよい。
あるいは、例えば、ビデオカメラを備え、ビデオカメラの撮像映像をMPEG−4ファイルやMPEG−4ストリーム等でサーバ装置100に送信するビデオカメラ映像配信サーバを、回線ネットワークCに接続し、ビデオカメラで取得した画像をコンテンツ保存部110に格納して配信するように構成してもよい。
本発明に係るサーバ装置や端末機は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、上述の動作を実行するためのプログラムを、コンピュータが読みとり可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する、サーバ装置およびクライアント装置を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有するストレージに当該プログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することでサーバ装置及びクライアント装置を構成してもよい。
また、上述の機能を、OSとアプリケーションの分担、またはOSとアプリケーションとの協働により実現する場合などには、アプリケーション部分のみを記録媒体やストレージに格納してもよい。
また、搬送波にプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS;Bulletin Board System)に前記プログラムを掲示し、ネットワークを介して前記プログラムを配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行できるように構成してもよい。
1 コンテンツ配信システム
100 サーバ装置
110 コンテンツ保存部
120 記憶部
130 制御部
140 通信制御部
150 バス
200 端末機
210 通信制御部
220 制御部
230 入力部
231 入力デバイス
240 表示部
241 表示デバイス
250 バス
260 記憶部
C 回線ネットワーク
100 サーバ装置
110 コンテンツ保存部
120 記憶部
130 制御部
140 通信制御部
150 バス
200 端末機
210 通信制御部
220 制御部
230 入力部
231 入力デバイス
240 表示部
241 表示デバイス
250 バス
260 記憶部
C 回線ネットワーク
Claims (9)
- コンテンツを配信するサーバ装置と、通信網を介して前記サーバ装置に接続され、前記サーバ装置が配信するコンテンツを受信し、再生する端末機と、を有するコンテンツ配信システムであって、
前記端末機は、
前記サーバ装置からコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
前記コンテンツ受信手段で受信したコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツを再生するコンテンツ再生手段と、
を有し、
前記サーバ装置は、
コンテンツを保存するコンテンツ保存手段と、
配信先の端末機が一度に処理できないサイズのコンテンツを、配信先の端末機が一度に処理できるサイズに細分化するコンテンツ細分化手段と、
前記コンテンツ細分化手段により細分化されたコンテンツを、前記端末機に送信するコンテンツ送信手段と、
を有し、
前記端末機の前記コンテンツ記憶手段は、前記サーバ装置が送信して前記コンテンツ受信手段で受信した細分化されたコンテンツを記憶し、
前記コンテンツ再生手段は、前記コンテンツ記憶手段に記憶されている細分化されたコンテンツを再生する、
ことを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 前記端末機は、前記コンテンツ再生手段で再生された後の細分化されたコンテンツを前記コンテンツ記憶手段から削除する手段を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信システム。 - 前記サーバ装置の前記コンテンツ細分化手段は、
細分化後のコンテンツの大きさを指定するデータを受け付け、このデータに基づいて、細分化されたコンテンツのサイズを設定するコンテンツサイズ設定手段を備え、
前記コンテンツ細分化手段は、
前記コンテンツサイズ設定手段による設定に従って、コンテンツを細分化する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のコンテンツ配信システム。 - 前記サーバ装置は、さらに、
前記細分化したコンテンツに、再生順番を示すデータを付するコンテンツ再生順番設定手段を備え、
前記コンテンツ再生手段は、
前記細分化されたコンテンツに付された再生順番を示すデータを参照し、前記細分化されたコンテンツの再生順番を決定して再生する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。 - 前記端末機は、さらに、特定のコンテンツの送信要求を前記サーバ装置に送信するコンテンツ要求手段を備え、
前記サーバ装置は、さらに、細分化されたコンテンツを保存する細分化コンテンツ保存手段を備え、
前記サーバ装置の送信手段は、前記端末機のコンテンツ要求手段からの要求に応答して、前記要求されたコンテンツの細分化されたコンテンツを、前記端末機に送信する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。 - 前記端末機は、さらに、特定のコンテンツの送信要求を前記サーバ装置に送信するコンテンツ要求手段を備え、
前記サーバ装置は、さらに、細分化されたコンテンツを保存する細分化コンテンツ保存手段を備え、
前記サーバ装置の送信手段は、各細分化されたコンテンツの保存位置を前記端末機に通知する手段を備え、
前記端末機は、順次、細分化されたコンテンツの送信をその保存位置を特定して前記サーバ装置に要求し、
前記サーバ装置の送信手段は、前記端末機のコンテンツ要求手段からの要求に応答して、通知された保存位置に保存されている細分化されたコンテンツを、前記端末機に送信する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコンテンツ配信システム。 - 通信網を介して端末機に接続され、
配信対象のコンテンツを、配信先の端末機が処理可能なサイズに細分化するコンテンツ細分化手段と、
端末機に、前記コンテンツ細分化手段により細分化したコンテンツを送信するコンテンツ送信手段と、
を備えることを特徴とするコンテンツ配信装置。 - コンピュータに、
配信先の端末機が処理できないサイズのコンテンツを、配信先の端末機が処理できるサイズに細分化し、
細分化したコンテンツを、前記端末機に該端末機が処理可能な時間間隔で順次送信する、
処理を実行させることを特徴とするコンテンツ配信プログラム。 - コンピュータを
サーバ装置が配信するコンテンツを受信し、再生する端末機として機能させるためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記サーバ装置に、該コンピュータが一度には処理できない総容量のコンテンツを分解して送信することを要求し、
該要求に応答して、前記サーバから送信されて来る、分解されたコンテンツを再生するための制御情報と、分解されたコンテンツとを受信し、
受信したコンテンツを再生し、
受信した制御情報に基づいて次のコンテンツの送信を前記サーバ装置に順次要求する、
処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005103896A JP2006285586A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | コンテンツ配信システム、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信プログラムおよびコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005103896A JP2006285586A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | コンテンツ配信システム、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信プログラムおよびコンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006285586A true JP2006285586A (ja) | 2006-10-19 |
Family
ID=37407459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005103896A Withdrawn JP2006285586A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | コンテンツ配信システム、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信プログラムおよびコンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006285586A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008244957A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Fujifilm Corp | 動画圧縮装置およびその動作制御方法 |
JP2009100105A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Canon Inc | 動画像再生装置,およびその制御方法およびそのプログラム |
-
2005
- 2005-03-31 JP JP2005103896A patent/JP2006285586A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008244957A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Fujifilm Corp | 動画圧縮装置およびその動作制御方法 |
US8681860B2 (en) | 2007-03-28 | 2014-03-25 | Facebook, Inc. | Moving picture compression apparatus and method of controlling operation of same |
JP2009100105A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Canon Inc | 動画像再生装置,およびその制御方法およびそのプログラム |
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