JP4314574B2 - クライアント端末、ストリーミングサーバ、ストリーミング切り替えシステム及びストリーミング切り替え方法 - Google Patents

クライアント端末、ストリーミングサーバ、ストリーミング切り替えシステム及びストリーミング切り替え方法 Download PDF

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Description

本発明は、インターネットを介して映像や音声のデジタルコンテンツをストリーミング配信する技術に関し、特に映像や音声のストリームをユーザの要求に応じて動的に切り替えてシームレスに再生を行うクライアント端末、ストリーミングサーバ、ストリーミング切り替えシステム及びストリーミング切り替え方法に関する。
インターネットを経由して圧縮された映像や音声のデジタルコンテンツをストリーム配信するシステムにおいて、ストリーム配信サーバとストリームを受信するクライアント端末間のネットワーク環境が不安定な為、ストリーミングのパケット遅延やパケット再送などの現象が発生することがある。コンテンツを視聴しているユーザにとってこの現象は映像や音声の途切れとなって現れる。そこでこの現象を少なくするためにクライアント端末において受信したストリームを2秒〜5秒程度の時間に相当するバッファリングを行い、バッファリングされた最も古いパケットから順に映像と音声のデコードを行って表示する手法が存在する。
更に、このようなバッファリング方式を用いてストリーミングを行っている最中にユーザが見たいアングルや聞きたい音声チャンネルの切り替えが可能なサービスを提供するストリーミング配信システムも存在する(特許文献1参照。)。
特開2002−118592号公報
しかしながら、ストリーミングを行っている最中に、ユーザの見たいアングルや聞きたい音声チャンネルの切り替えが可能なサービスを提供する場合、従来のストリーミング配信システムでは、ユーザからストリームの切り替え指示を受けストリーミングサーバ側で直ちに現在送信しているストリームから送信要求のあったストリームへ送信内容を切り替えても、これを受信したクライアント端末では数秒のバッファリングを行っているのでユーザが切り替え指示を出してから実際にデコードされて表示される映像や音声が切り替わるのは、バッファリングに相当する2秒〜5秒後となっていた。つまり、切り替えが実施されるまでに数秒から数十秒時間待たなければならず、実際に見たいシーンを見逃したりするという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ストリーミング配信システムにおけるユーザの切り替え指示の際にストリームの切り替え時間遅れをできるだけ少なくして映像や音声を切り替えて表示することが可能なストリーミングの切り替えを実現するクライアント端末、ストリーミングサーバ、ストリーミング切り替えシステム及びストリーミング切り替え方法を提供することを目的とする。
上述した従来の技術の課題を解決するため、本発明は、下記(1)〜(7)に記載のストリーミング切り替え方法、ストリーミング切り替えシステム、クライアント端末、ストリーミングサーバを提供する。
(1) 再生中のストリームデータを切り替える為のストリーム切り替え要求が発生すると、前記再生中のストリームデータの再生時刻を検出するステップと、
検出した前記再生時刻の情報を付加したストリーム切り替え要求信号を生成し、この生成したストリーム切り替え要求信号を前記ストリームデータの送信元に送信するステップと、
送信先から、前記ストリーム切り替え要求信号を受信した場合、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記送信先に送信した前記ストリームデータにおける未だ再生されていない未処理期間を検出するステップと、
前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加するステップと、
前記緊急送信識別情報を付加したストリームデータを、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで前記送信先に送信するステップと、
前記緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを抽出して緊急バッファに格納するステップと、
前記未だ再生されていない未処理期間のストリームデータに優先して前記緊急バッファに格納された前記緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを再生するステップと
を含むことを特徴とするストリーミング切り替え方法。
(2) ストリームデータを送信するストリーミングサーバと、送信される前記ストリームデータを再生するクライアント端末とを有するストリーミング切り替えシステムであって、
前記クライアント端末は、
再生中のストリームデータを切り替える為のストリーム切り替え要求が発生すると、前記再生中のストリームデータの再生時刻を検出する再生時刻検出手段と、
検出した前記再生時刻の情報を付加したストリーム切り替え要求信号を生成し、この生成したストリーム切り替え要求信号を、前記ストリーミングサーバに送信するストリーム切り替え要求送信手段と、
前記ストリーミングサーバが、前記ストリーム切り替え要求信号を受信し、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記ストリームデータにおける前記クライアント端末により未だ再生されていない未処理期間を検出し、前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加し、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで送信する、前記緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを抽出して緊急バッファに格納する緊急バッファ格納手段と、
前記未だ再生していない未処理期間のストリームデータに優先して前記緊急バッファに格納された前記緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを再生する再生手段と
を備え、
前記ストリーミングサーバは、
前記クライアント端末が、受信したストリームデータを再生中にストリーム切り替え要求が発生した場合に前記送信先が生成して送信する信号であって、前記クライアント端末が、前記ストリーム切り替え要求が発生したときに再生中のストリームの現在の再生時刻を検出し、この検出した前記再生時刻の情報を付加して生成して送信する信号である、ストリーム切り替え要求信号を、前記ストリーミングサーバが受信した場合、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記クライアント端末に送信した前記ストリームデータにおける未だ再生されていない未処理期間を検出する未処理期間検出手段と、
前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加する緊急送信識別付加手段と、
前記緊急送信識別情報を付加したストリームデータを、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで前記クライアント端末に送信するストリーム送信手段と
を備えることを特徴とするストリーミング切り替えシステム。
(3) 送信されるストリームデータを再生するクライアント端末において、
再生中のストリームデータを切り替える為のストリーム切り替え要求が発生すると、前記再生中のストリームデータの再生時刻を検出する再生時刻検出手段と、
検出した前記再生時刻の情報を付加したストリーム切り替え要求信号を生成し、この生成したストリーム切り替え要求信号を、前記ストリームデータの送信元に送信するストリーム切り替え要求送信手段と、
前記送信元が、前記ストリーム切り替え要求信号を受信し、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記ストリームデータにおける前記クライアント端末により未だ再生されていない未処理期間を検出し、前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加し、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで送信する、前記緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを抽出して緊急バッファに格納する緊急バッファ格納手段と、
前記未だ再生していない未処理期間のストリームデータに優先して前記緊急バッファに格納された前記緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを再生する再生手段と
を備えることを特徴とするクライアント端末。
(4) ストリームデータを送信するストリーミングサーバにおいて、
前記ストリームデータの送信先が、受信したストリームデータを再生中にストリーム切り替え要求が発生した場合に前記送信先が生成して送信する信号であって、前記送信先が、前記ストリーム切り替え要求が発生したときに再生中のストリームの再生時刻を検出し、この検出した前記再生時刻の情報を付加して生成して送信する信号である、ストリーム切り替え要求信号を、前記ストリーミングサーバが受信した場合、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記送信先に送信した前記ストリームデータにおける未だ再生されていない未処理期間を検出する未処理期間検出手段と、
前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加する緊急送信識別付加手段と、
前記緊急送信識別情報を付加したストリームデータを、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで前記送信先に送信するストリーム送信手段と
を備えることを特徴とするストリーミングサーバ。
(5) 再生中のストリームデータを切り替える為のストリーム切り替え要求が発生すると、前記再生中のストリームデータの再生時刻を検出するステップと、
検出した前記再生時刻の情報を付加したストリーム切り替え要求信号を生成し、この生成したストリーム切り替え要求信号を前記ストリームデータの送信元に送信するステップと、
送信先から、前記ストリーム切り替え要求信号を受信した場合、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記送信先に送信した前記ストリームデータにおける未だ再生されていない未処理期間を検出するステップと、
前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加するステップと、
前記緊急送信識別情報を付加したストリームデータを、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで前記送信先に送信するステップと、
前記緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを抽出し、この抽出した緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを、前記未だ再生されていない未処理期間の前記切り替え前のストリームデータが格納されている受信バッファの領域に上書きするステップと、
前記上書きされた前記緊急送信識別が付加されたストリームデータを再生するステップ
とを備えることを特徴とするストリーミング切り替え方法。
(6) ストリームデータを送信するストリーミングサーバと、送信される前記ストリームデータを再生するクライアント端末とを有するストリーミング切り替えシステムであって、
前記クライアント端末は、
再生中のストリームデータを切り替える為のストリーム切り替え要求が発生すると、前記再生中のストリームデータの現在の再生時刻を検出する再生時刻検出手段と、
検出した前記再生時刻の情報を付加したストリーム切り替え要求信号を生成し、この生成したストリーム切り替え要求信号を、前記ストリーミングサーバに送信するストリーム切り替え要求送信手段と、
前記ストリーミングサーバが、前記ストリーム切り替え要求信号を受信し、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記ストリームデータにおける前記クライアント端末により未だ再生されていない未処理期間を検出し、前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加し、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで送信する、前記緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを抽出し、この抽出した緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを、前記未だ再生されていない未処理期間の前記切り替え前のストリームデータが格納されている受信バッファの領域に上書きする上書き手段と、
前記上書きされた前記緊急送信識別が付加されたストリームデータを再生する再生手段と
を備え、
前記ストリーミングサーバは、
前記クライアント端末が、前記ストリーミングサーバが送信したストリームデータを再生中に前記クライアント端末においてストリーム切り替え要求が発生した場合に前記クライアント端末が生成して送信する信号であって、前記クライアント端末が、前記ストリーム切り替え要求が発生したときに再生中のストリームの現在の再生時刻を検出し、この検出した前記再生時刻の情報を付加して生成して送信する信号である、ストリーム切り替え要求信号を、前記ストリーミングサーバが受信した場合、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記クライアント端末に送信した前記ストリームデータにおける未だ再生されていない未処理期間を検出する未処理期間検出手段と、
前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加する緊急送信識別付加手段と、
前記緊急送信識別情報を付加したストリームデータを、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで前記クライアント端末に送信するストリーム送信手段と
を備えることを特徴とするストリーミング切り替えシステム。
(7) 送信されるストリームデータを再生するクライアント端末において、
再生中のストリームデータを切り替える為のストリーム切り替え要求が発生すると、前記再生中のストリームデータの再生時刻を検出する再生時刻検出手段と、
検出した前記再生時刻の情報を付加したストリーム切り替え要求信号を生成し、この生成したストリーム切り替え要求信号を、前記ストリームデータの送信元に送信するストリーム切り替え要求送信手段と、
前記送信元が、前記ストリーム切り替え要求信号を受信し、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記ストリームデータにおける前記クライアント端末により未だ再生されていない未処理期間を検出し、前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加し、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで送信する、前記緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを抽出し、この抽出した緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを、前記未だ再生されていない未処理期間の前記切り替え前のストリームデータが格納されている受信バッファの領域に上書きする上書き手段と、
前記上書きされた前記緊急送信識別が付加されたストリームデータを再生する再生手段と
を備えることを特徴とするクライアント端末。
本発明のクライアント端末、ストリーミングサーバ、ストリーミング切り替えシステム及びストリーミング切り替え方法によると、ストリーミング配信において、ユーザの切り替え指示を受けた際、映像や音声のストリーム切り替えの時間遅れの少ないシームレス切り替えが可能となる。この為、インタラクティブ性の高いコンテンツのストリーミング配信サービスを実現できる。又、通信帯域を増やすことなく、ストリーム切り替えの時間遅れの少ない多チャンネルのシームレス切り替えが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に係るクライアント端末、ストリーミングサーバ、ストリーミング切り替えシステム及びストリーミング切り替え方法について説明する。尚、本発明の実施の形態において使用される機器及び手法等は、一例であり、本発明はこれらに限定されるものでないことは勿論である。
伝送方式について説明すると、インターネットを使って映像や音声のストリームをリアルタイムに伝送するためには、RTP(リアルタイムトランスポートプロトコル)が規定されている。低いビットレートでも劣化が少なく品質の高い画質や音質の圧縮方式であるMPEG4(ムービングピクチャエキスパートグループフェーズ4)のストリームをRTP伝送するための規格はIETF(インターネットエンジニアリングタスクフォース)のRFC3016(RTPペイロードフォーマットfor MPEG4オーディオ/ビジュアルストリーム)として標準化されている。再生制御するためのコマンドセットなどはRFC2326で規定されている。本発明ではこれらの伝送方式を用いたストリーム配信サーバとクライアント端末の例として説明している。しかし映像や音声の圧縮方式、伝送プロトコル、再生制御のプロトコルなどこれに限定されるものではない。
以下の説明においては、音声ストリームの切り替えについて主に説明しているが、ストリームの切り替えは音声に限定されるものでなく、映像やその他ストリームにも適応可能である。又、以下においては、映像と音声のストリームをそれぞれ別のチャンネルとしてストリーム配信サーバとクライアント端末間で伝送する。これに加え再生制御コマンドの送受信も映像や音声のチャンネルと独立したチャンネルとして伝送する。
(ストリーム切り替えシステム)
本発明の第1の実施の形態に係るストリーム切り替えシステム100は、図1に示すように、ストリーミング配信サーバ500と、ストリーミング映像の配信を要求して、取得したストリーミング映像を再生するクライアント端末300等より構成され、各々の装置はインターネット600を介して通信可能となっている。
ストリーミング配信サーバ500は、ユーザの認証やコンテンツのリストを提示するアプリケーションサーバ200及びクライアントの要求により映像や音声のストリーミングを行うストリーミングサーバ400を備える。
アプリケーションサーバ200は、コンテンツ属性提示手段210及びコンテンツ提示手段220等を備えている。コンテンツ属性提示手段210は、クライアント端末300へ提供するコンテンツリストが複数のストリーム属性を提示するようコンテンツ属性を付加する。コンテンツ提示手段220は、ストリーミングで提供可能なコンテンツのタイムテーブルや視聴価格などのリストを動的に生成されたHTML(ハイパーテキストマークアップランゲッジ)ページとしてユーザに提示する。この他、アプリケーションサーバ200は、会員登録、ユーザ識別、課金処理などのアクセス制御を行う。
ストリーミングサーバ400は、ストリーム切り替え送信手段410及びストリーミング記憶装置420を備えている。ストリーム切り替え送信手段410は再生中のストリームを切り替えるための要求をクライアント端末300から受信し、送信するストリームを切り替えてクライアント端末300に送信するための手段であり、図2に示すように、映像パケット生成手段21、音声パケット生成手段22、緊急送信識別付加手段23、映像切り替え手段24、音声切り替え手段25、映像ストリーム送信手段26、音声ストリーム送信手段27、再生制御コマンド受信手段31、ストリーム切り替え要求受信手段32、送信管理手段33、パケット未処理期間検出手段34等を備えている。
映像パケット生成手段21は、ストリーミング記憶装置420内の映像データより映像パケットを生成する。音声パケット生成手段22は、ストリーミング記憶装置420内の音声データより音声パケットを生成する。緊急送信識別付加手段23は、重複して送信するパケットに、判別するための緊急送信識別を示す属性を付加する。映像切り替え手段24は、緊急送信識別が付加されたパケットを送信する際に、通常の映像パケットから緊急パケットに切り替える。音声切り替え手段25は、緊急送信識別が付加されたパケットを送信する際に、通常の音声パケットから緊急パケットに切り替える。
映像ストリーム送信手段26は、映像ストリームを、映像送信ポート28を介して、要求元のクライアント端末300に送信する。音声ストリーム送信手段27は、音声ストリームを、音声送信ポート29を介して、要求元のクライアント端末300に送信する。再生制御コマンド受信手段31は、制御ポート30を介して、クライアント端末300より映像ストリーム又は音声ストリームの再生を制御するコマンドを受信する。
ストリーム切り替え要求受信手段32は、クライアント端末300からのストリーム切り替え要求を受信する。送信管理手段33は、クライアント端末300からストリーム切り替え要求メッセージを受信すると、クライアント端末300へ送信を行った最後の音声ストリームの再生位置を確認しそのタイムスタンプを取得する。パケット未処理期間検出手段34は、パケット送信済みでかつクライアント端末300で未だ再生されていない期間を検出する。
クライアント端末300は、アプリケーションサーバ200から受信するコンテンツリストから視聴するストリームを選択し、ストリーミングサーバ400に再生ストリームの送信指示を出し、受信したストリームを再生する。クライアント端末300は、入力手段310、コンテンツ属性解析手段320、切り替え選択判定手段330、ストリーム切り替え再生手段340、再生手段350、映像音声表示手段360等を備えている。
入力手段310は、ユーザによるストリーム切り替えをナビゲーションするためにGUI画面に表示されるストリームの説明と共に、ストリームを切り替えるための選択ボタン等である。この入力はキーボード、マウス等により行なわれる。ストリーム切り替えナビゲーション画面の例を図3に示す。本発明の第1の実施の形態の場合は2種類の音声Aと音声Bを切り替えを行う例を示しているので音声Aと音声Bの2つのボタンが入力手段310としてGUIに配置されている。ユーザがマウスで音声Aあるいは音声Bのボタンをクリックすることでストリームの切り替えメッセージが発生する。なお第1の実施の形態では、音声が3つ以上のストリームから選択的なストリーム切り替えが可能であり、また音声に限らず映像でも切り替えが可能である。
切り替え選択判定手段330は、入力手段310より切り替えメッセージを受信すると、現在再生中の音声若しくは現在未再生の音声のどちらが選択されたかを判断し、現在再生中でない音声が選択された場合はストリーム切り替え再生手段340にこれを伝達する。
ストリーム切り替え再生手段340は、再生制御メッセージを用いてストリーミングサーバにストリーミング切り替え要求を送信する手段であり、図4に示すように、映像ストリーム受信手段41、音声ストリーム受信手段42、緊急送信識別検出手段43、映像受信バッファ44、緊急バッファ45、音声受信バッファ46、映像切り替え手段47、音声切り替え手段48、映像デコーダ49、音声デコーダ50、再生時刻検出手段51、再生管理手段52、ストリーム切り替え要求送信手段53、再生制御コマンド手段54等を備えている。
映像ストリーム受信手段41は、ストリーミングサーバ400より送られてくる映像ストリームを映像受信ポート55を介して受信する。音声ストリーム受信手段42は、ストリーミングサーバ400より送られてくる音声ストリームを音声受信ポート56を介して受信する。緊急送信識別検出手段43は、音声ストリームに付加されている緊急送信識別を検出する。
映像受信バッファ44は、受信した映像ストリームを記憶する。緊急バッファ45は、緊急送信識別が付加されているパケットを抽出して記憶する。音声受信バッファ46は、受信した音声ストリームを記憶する。映像切り替え手段47は、現在再生中の映像を切り替え要求のあった映像に切り替える。音声切り替え手段48は、現在再生中の映像を切り替え要求のあった音声に切り替える。
映像デコーダ49は、MPEG4方式で圧縮された映像のデコードを行う。音声デコーダ50は、MPEG4方式で圧縮された音声のデコードを行う。再生時刻検出手段51は、ストリーム切り替え要求のあったメディアの現在の再生時刻を検出する。再生管理手段52は、ストリーム再生の管理を行い、入力手段310等より入力されたユーザの再生に関する要求を管理する。
ストリーム切り替え要求送信手段53は、制御ポート57を介して、ストリーミングサーバ400に対しストリームの切り替え要求を送信する。再生制御コマンド手段54は、制御ポート57を介して、ストリーミングサーバ400に対し映像ストリーム又は音声ストリームの再生を制御するコマンドを送信する。
切り替え選択判定手段330は、コンテンツ属性解析手段320のコンテンツ属性解析結果に従い、映像ストリーム又は音声ストリームの切り替えを行なう。
コンテンツ属性解析手段320は、アプリケーションサーバ200から提供されるコンテンツリストに示されている複数のストリーム属性を解析し、コンテンツが複数の映像アングルや複数の音声チャンネルをインタラクティブに切り替え可能であることを判定する。
再生手段350は、映像ストリームや音声ストリームの再生処理を行う。
映像音声表示手段360は、映像ストリームや音声ストリームの再生状況をGUI画面として表示する。
切り替え要求メッセージの一例を図5に示す。ストリーミングの再生制御メッセージはRFC2326で標準化されているRTSP(リアルタイムストリーミングプロトコル)に従って例示している。切り替えて再生を行うストリームのメディア識別情報はANNOUNCEコマンドによってクライアント端末300からストリーミングサーバ400に送信される。ANNOUNCEコマンドのセッション記述ブロックの具体例を説明する。まず切り替えて再生を行うストリームのメディア識別は音声の場合m=audio、映像の場合m=videoで指定する。メディア識別を指定する最後のフィールドにはPayload-Typeを指定する。図5では音声のPayload-Typeを96として例示している。同時に音声のどのトラックを切り替えて再生するかを識別するためにメディアURLを指定する。図5ではa=controlの後にメディアURLを指定する。また切り替え対象となる音声Aストリームの現在再生時刻をサーバに伝えるために、クライアント端末300の現在時刻をタイムスタンプ形式でa=rtptimeフィールドで指定する。切り替え要求メッセージをRTSPプロトコルで説明したが、HTTPプロトコルを用いてセッション記述によってクライアント端末300からストリーミングサーバに伝達することも可能である。HTTPプロトコルによって切り替え要求メッセージを送信する場合は再生制御のRTSPプロトコル用とは別にHTTPプロトコル用のポートおよびメッセージの送受信手段がサーバおよびクライアント端末300に必要である。なおストリーム切り替え要求のプロトコルは上記の例に限定されることはなく、様々なネットワークプロトコルを用いて行なわれて構わない。
(ストリーム切り替え方法)
次にストリーム切り替えシステム100の全体動作について図6のシーケンス図を用いて説明する。
(a)ステップS101において、先ずクライアント端末300は、ストリーミング配信サーバ500のアプリケーションサーバ200が提供するコンテンツページへ、インターネット600を介して、アクセスする。図1のコンテンツ提示手段220はこのアクセスに対し、提供可能なコンテンツを提示する。ステップS102において、クライアント端末300は、提示されたコンテンツ内より、再生するコンテンツを指定して再生指示を出す。
(b)ステップS103において、ストリーミングサーバ400のストリーム切り替え送信手段410は、要求元のクライアント端末300に対し指定されたコンテンツのストリーミング配信を開始する。ストリーミングの送信開始時点において映像ストリームと、クライアントから明示的に音声のストリーム切り替え要求が無い場合の既定値である音声Aストリームが配信される。
(c)ステップS104において、音声Aを別の音声Bに切り替えたいとの要求が図1のクライアント端末300の入力手段310を介して行なわれると、ストリーム切り替え再生手段340は、このストリーム切り替え要求をストリーミングサーバ400に送信する。尚、ストリーム切り替え要求には現在再生時刻やトラックIDが付加される。このストリーム切り替え要求を図2のストリーム切り替え要求受信手段32が受信する。この受信後、ストリーム切り替え送信手段410が、新たな音声Bを、緊急送信識別を有する緊急ストリームとして可能な限り高い配信レートでクライアント端末300に送信する。
(d)ステップS106においては、切り替え要求に従ったストリームがクライアント端末300に送られてくるとこれをストリーム切り替え再生手段340が受信する。図4の緊急送信識別検出手段43がこのストリームに緊急送信識別が付加されているかを検出し、緊急送信識別が付加されている場合、音声切り替え手段48により所定のストリームの切り替えを行い、図2の映像デコーダ49及び音声デコーダ50により映像と音声のデコードが行われる。デコードされた結果は図1の映像音声表示手段360に送られる。又、再生手段350が、映像及び音声ストリームの再生を行う。
(d)ステップS107においては、クライアント端末300よりストリーム再生の停止コマンドが入力手段310を介して入力されると、ストリーミング配信サーバ500はストリーム配信を停止する。
次に、ステップS105のストリーム切り替えの際のストリーミング配信サーバ500の動作について、図7のフローチャートを参照して詳細に説明する。
(a)ステップS201において、図2のストリーミングサーバ400のストリーム切り替え受信手段32が、映像及び音声Aのストリーム配信中に、クライアント端末300より音声Bへのストリーム切り替え要求を受信する。するとステップS202において、図2の送信管理手段33はストリーミングサーバ400がクライアント端末300へ送信を行った最後の音声Aストリームの再生位置を確認し、そのタイムスタンプt14(図8参照)を取得する。
(b)ステップS203においては、受信したストリーム切り替え要求メッセージにはクライアント端末300の現在時刻がタイムスタンプ形式で記載されているので、送信管理手段33はクライアント端末300がこれから再生を行うべき音声Aストリームのタイムスタンプt11(図8参照)を確認する。
(c)ステップS204においては、ストリームの切り替え要求を受けた後に音声切り替え手段25がストリームを切り替えて、音声ストリーム送信手段27が再生すべき音声Bストリームのパケットを送信する。この際、すでにクライアント端末300の音声受信バッファにバッファリングされていると想定される音声Aストリームのt11からt14のタイムスタンプに該当する音声Bストリームのパケットを重複して送信した後に、t15以降の音声Bストリームを連続して送信する。この時、重複して送信するパケットを判別するために、これらのパケットには緊急送信識別を示す属性が付加される。この緊急送信識別の付加は、先ずパケット未処理期間検出手段34が、パケット送信済みでかつクライアント端末300で未だ再生されていない期間を検出する。ステップS203で取得したt11からステップS202で取得したt14までの期間をパケット未処理期間として判断する。この検出結果を基に、緊急送信識別付加手段23が、パケット未処理期間に相当する切り替え後のストリームに緊急送信識別を付加する。図9はストリームパケットをUDP(ユーザデータグラムプロトコル)で伝送するためのパケット構造である。圧縮された映像および音声のデータはRTPペイロードに格納される。この中のストリーム属性を示すRTPヘッダーの詳細なデータ構造を図10に示す。映像および音声の時刻情報はタイムスタンプ形式で図10のTimeStamp領域に記載される。通常、音声と映像は各々異なるクロックレートを基準としたタイムスタンプが用いられる。音声の切り替えの場合、クライアントの現在の再生時刻は音声のタイムスタンプによって表現される。
緊急送信識別の属性をこのRTPヘッダーの拡張領域に設けることで、重複して送信されるパケットを判別することが可能となる。あるいはPayload-Typeを使って緊急送信識別パケットとして判別することもできる。例えば
音声のストリームのPayload-Type = 96
映像のストリームのPayload-Type = 97
と指定して映像と音声のストリーム再生が行われるが、これに加えて緊急送信識別パケットを判別するためのPayload-Typeを以下のようにクライアント端末300とストリーミングサーバ400間で事前に決めておくことで緊急送信識別パケットの判別が可能となる。
音声の緊急パケット識別 Payload-Type = 98
映像の緊急パケット識別 Payload-Type = 99
これらのストリーム配信サーバ500とクライアント端末300で送受信されるストリームの属性の取り決めはRTSPプロトコルのDESCRIBEメソッドで指定する。
緊急送信識別を持つパケットは図11のタイミングでストリーミングサーバ400からクライアント端末300に送信される。通常の再生において音声のビットレートは映像のビットレートに比べて低いので音声のパケットは映像に比べてパケット送信率は低く設定されている。しかしストリーム切り替えを行う場合には、緊急送信識別パケットをできるだけ早く届けるために、可能な限り高い配信レートで音声Bストリームのt11からt14までの緊急送信識別パケットをクライアント端末300に送信する。緊急送信識別パケットの送信が終わると後続の音声Bストリームt15からは通常のレートで配信される。
なおストリーミング送信を行う映像、音声A、音声Bのストリームは1つのファイルにチャンク構成を持って格納されている。データブロックの単位をチャンクと呼ぶ。各々のストリームの属性や、可変長である圧縮ビットストリームに対してストリーム切り替え要求があると即座にタイムスタンプによる時間位置に該当するファイル上の位置をポイントするためのサーチ情報などはコンテンツのオーサリング時に生成されメタ情報としてファイルの先頭に格納されている。第1の実施の形態においては、MPEG4-SYSTEM規格(ISO/IEC14496)やアップル社のクイックタイムファイルフォーマット等のファイルをストリーミングサーバ400のコンテンツファイル形式として説明する。しかしこれに限定されるものではないことは勿論である。
次に、ステップS105において送信されたストリームを受信し、切り替え再生するクライアント端末300の動作について図12のフローチャートを参照して詳細に説明する。
(a)ステップS301においては、図4のクライアント端末300の映像ストリーム受信手段41及び音声ストリーム受信手段42が各々ストリームを受信する。このうち、緊急送信識別検出手段43が、緊急送信識別が付加されたパケット、つまり図11の緊急パケットt11からt14の音声Bストリームを検出する。これらの緊急パケットは、一秒程度の少量バッファリングにて、緊急バッファ45に蓄積される。緊急送信識別パケットは前述したように高い配信レートでクライアント端末300に送信されるので緊急バッファに少量のパケットが溜まった時点で再生が可能な状態となる。
クライアント端末300からサーバに送信されたストリームの切り替え要求メッセージにはメッセージ送信時点のクライアント端末300の現在時刻がタイムスタンプ形式で記載されているので、緊急バッファに蓄積された緊急送信識別パケットの先頭はこのタイムスタンプを持った音声Bストリームとなる。緊急バッファに蓄積される緊急パケットと通常の音声受信バッファのパケットの状態の1つの例を図13に示す。これは切り替え要求メッセージに応答して高速に緊急パケットがクライアント端末300に送信されて緊急バッファに蓄積された状態である。
(b)次にステップS302においては、音声Aから音声Bへストリームを切り替えるために図4の音声デコーダ50へ送信するパケットを音声受信バッファ46から緊急バッファ45へ切り替える。切り替えが完了すると、ステップS303において、音声受信バッファ46に蓄積されているt11からt14のタイムスタンプを持った音声Aのパケットは廃棄される。
(c)緊急バッファ45のパケットがすべて再生が完了すると、ステップS304において、続けて音声受信バッファ46に蓄積されているt15以降の音声Bストリームのパケットを順次音声デコーダ50に送り、再生を継続する。
尚、切り替え要求メッセージの送信に要する時間と、切り替え要求を受けてストリーミングサーバが実際に音声Bストリームを送信してこれがクライアント端末300の緊急バッファに届くまでの時間を合わせた時間遅れが発生することがある。この時間遅れが大きい場合について図14を用いて説明する。このような時間遅れの状態に対応するため、緊急バッファ45のパケットの再生準備が整った時点で改めてクライアント端末300の最新の時刻を調べてこれに該当するタイムスタンプを持つ音声Bストリームのパケットから順にデコーダに送ることが必要となる。図14ではすでに時刻t12までの再生が終了しているので、次にデコーダに送るパケットは時刻t13に該当する緊急パケットである。音声受信バッファに蓄積されている音声Aのパケットt13とt14は廃棄される。また再生時刻が過ぎた緊急パケットt11とt12に該当するパケットも廃棄される。
緊急パケットは通常の音声パケットに比べて高いレートでストリーミングサーバから送信されてくるので、最初の緊急パケットを受信した時点で直ぐに音声Aから音声Bへストリーム切り替えを行うと一番短い時間遅れでストリーム切り替えが実現できる。これはストリーミング配信サーバ500とクライアント端末300間の伝送帯域に十分な余裕がある時に有効である。しかし、ストリーミング配信サーバ500とクライアント端末300間の伝送帯域にあまり余裕がない場合には、ストリーム切り替え後のパケットのバッファ量が少ないまま推移する可能性がある。これを防ぐために緊急パケットをある指定した量だけ緊急バッファ45に蓄積してから切り替えの処理を進めることでバッファ量を適切に保つことができる。ただし、最初の緊急パケットを受信してからストリーム切り替えを行うまでに、緊急パケットを蓄積するバッファ量を通常のパケット蓄積時間に比較して少なくする必要があり、これにより切り替えによる遅延を短くすることが可能である。
このように第1の実施の形態によると、ストリーミング配信サーバ500のストリーム切り替え送信手段410およびクライアント端末300のストリーム切り替え再生手段340によってストリーム切り替えの時間遅延が少ないシームレスなストリーム切り替えを実現することができる。
(変更例)
上記のストリーム切り替えにおいては、UDP伝送を用いたストリーム切り替えについて説明されているが、映像と音声を同一チャンネルに多重化して伝送するRTP over TCP伝送によっても同様の効果を得ることができる。
複数のRTPストリームの多重化は、例えばRFC2326(10.2)「エンベデッド(インターリーブド)バイナリデータ」で規定されている。この規格ではRTP映像や音声のRTPパケットをTCP(トランスミッションコントロールプロトコル)パケットに多重化する方法が示されている。
多重伝送ストリームのストリーム切り替え送信を行うストリーミングサーバ400のストリーム切り替え送信手段410aの内部構成を図15に示す。ストリーム切り替え送信手段410aでは、図2のUDP伝送を用いるストリーム切り替えと比較して、映像パケット生成手段21や音声パケット生成手段22にて生成された映像や音声のパケットは、緊急送信識別付加手段23で緊急送信識別が付加され、更に映像切り替え手段24や音声切り替え手段25で切り替えられ、映像や音声を同一のTCPパケットに多重化するストリーム多重化手段35によって多重化される。ストリーム送信手段36はTCPパケットを送信する。
TCPパケットの基本構成を図22に示す。映像と音声が多重化されたパケット例を図23に示す。緊急送信識別の属性の指定は図10のRTPヘッダー構成と同じである。
TCPパケットに映像や音声を多重化する時に何のRTPパケットが多重化されているかを明示するために図22に示すようにRTPヘッダーの前にチャンネル識別を挿入する。ストリームの送信を開始する前にサーバからクライアントに対してストリーム毎に制御コマンドであるSETUPメソッドが送信されるが、このSETUPメソッドにストリームに対応するチャンネル識別値をクライアントに伝達しておくことでRTPパケットの種別を判定できる。
チャンネル識別するためのSETUPメソッド応答の例を図24に示す。
Transport: rtp/avp/tcp;interleaved=0-1
の最後の数字の組がチャンネル識別値である。最初の0がRTPパケットのチャンネル識別である。
また多重伝送ストリームのストリーム切り替え再生を行うクライアント端末300aの内部構成を図16に示す。クライアント端末300aでは、図4のクライアント端末300の映像ストリーム受信手段41及び音声ストリーム受信手段42の代わりに、ストリーム受信手段58及び多重化ストリーム抽出手段59を使用する。ストリーム受信ポート60はTCPパケットを待ち受けるポートであり、受信したTCPパケットをストリーム受信手段58で受信してクライアントアプリケーションにデータ送信する。音声および映像のRTPパケットがTCPパケットとして多重化されているので多重化ストリーム抽出手段59でこれを抽出する。抽出に際してはチャンネル識別情報を用いて音声か映像のパケットかを識別する。またRTPヘッダーに付加される緊急識別の情報を用いて通常のパケットか緊急パケットかを識別する。この結果多重化ストリーム抽出手段59から各々適切な受信バッファにパケットを選別して送ることができる。
さらに、1つのチャンネルで伝送される多重化された映像と音声のストリームの送信タイミングを図17に示す。第1の実施の形態で説明したように、映像と音声の圧縮データでは、映像のビットレートの方が高いので、図17で実際に送信される映像パケット容量は音声パケットに比べて大きくなる。このように図17は、ストリーム切り替え要求を受けて送信される緊急送信識別の属性を付加されたパケットは通常の配信レートより高いレートで配信されることを示している。
この他にも、例えばHTTPに多重化することも可能である。また、この変更例では映像と音声のストリームだけを1つのTCPチャンネルに多重化する例を説明しているが、RFC2326に示されるように再生制御コマンドやそのコマンド応答をRTPパケットと共にTCPプロトコルに多重化することも可能である。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態においては、緊急パケットを緊急バッファ45に保持していたが、緊急パケットは、緊急パケットを受信する際に、順次バッファ内に上書きしていってもよい。以下、緊急パケットをバッファに上書きするストリーム切り替えシステム100bについて説明する。
本発明の第2の実施に係るクライアント端末300aのストリーム切り替え再生手段340aは、図18に示すように、映像ストリーム受信手段41、音声ストリーム受信手段42、緊急送信識別検出手段43、映像受信バッファ44、緊急パケット上書き手段45a、音声受信バッファ46、映像デコーダ49、音声デコーダ50、再生時刻検出手段51、再生管理手段52、ストリーム切り替え要求送信手段53、再生制御コマンド手段54等を備えている。緊急パケット上書き手段45aは、緊急パケットを映像受信バッファ44若しくは音声受信バッファ46に上書きする。以下の装置については、第1の実施の形態と同様である為説明を省略する。
第2の実施の形態に係るクライアント端末300aが送信されたストリームを受信して切り替え再生する際に、緊急パケットを上書きする動作について図19のフローチャートを用いて説明する。
(a)先ずステップS401において、クライアント端末300aでは、図18の緊急送信識別検出手段43が、緊急送信識別の属性を持った緊急パケットを検出し、その緊急パケットのタイムスタンプを調べる。すでに音声受信バッファ46に蓄積されている音声パケットから、緊急パケットと同一のタイムスタンプを持つパケットがあるかを判断し、同一タイムスタンプを有するパケットが音声受信バッファ46に存在した場合には、図16の緊急パケット上書き手段45aがその同一タイムスタンプを有するパケットを緊急パケットで図20に示すように上書きする。
(b)ステップS402において、音声受信バッファ46内の上書きされた緊急パケットは音声デコーダ50に送信される。音声デコーダ50はこの緊急パケットをデコードし、ステップS403において、再生手段350は、映像と緊急パケットより生成される音声Bをストリーム再生する。
第1の実施の形態で説明したように、ストリーム切り替え要求をストリーミングサーバ400に送信してから実際に緊急パケットを受信するまでの時間差が大きい場合、受信した緊急パケットのタイムスタンプに該当する切り替え前の音声Aのパケットがすでにデコーダに送られて再生処理が終わっていることもあるが、このような場合は緊急パケットは受信バッファに上書きされることなく廃棄される。
緊急パケットは第1の実施の形態で説明したように、通常の音声パケットの送信レートと比べて十分に高いレートでストリーミングサーバから送信される。この結果、音声のデコード処理のレートよりも緊急パケットを受信するレートが高いので、緊急パケットで上書きされたことによる音声受信バッファのバッファ量の低下も直ぐに解消される。
ストリーミングサーバ400とクライアント端末300aの伝送帯域の余裕があまり無い場合、ストリームを切り替えることによる一時的なバッファ量の低下が継続することも考えられる。そのため、ストリーミングサーバ400から緊急パケットとして送信する緊急パケットの最初のパケットの時刻を遅らせることで、クライアント端末300aのバッファ低下を防止することができる。この例を図21に示す。ストリーム切り替え要求に記載されたクライアント端末300aの現在時刻から、時刻t11に相当する音声Bパケットを先頭にして緊急パケットとして送信すると、時間遅れが最小となるストリーム切り替えが可能であるが、これを時間的余裕を持って、時刻t12のパケットから送信することでバッファ量の低下を起こさず、時間遅れの少ないストリーム切り替えが実現できる。
本発明の第1の実施の形態に係るストリーミング配信システムの全体構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るストリーミングサーバの内部構成を示す構成図である。 クライアント端末のストリーム切り替え入力画面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るクライアント端末の内部構成を示す構成図である。 ストリーム切り替え要求コマンドの一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るストリーミング配信システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態に係るストリーミングサーバの動作を示すフローチャートである。 切り替えするストリームの送信順序を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるパケットの構成を示す図である。 RTPヘッダー部分のデータ構成図である。 切り替えするストリームの送信タイミングを示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るクライアント端末の動作を示すフローチャートである。 クライアント端末における受信パケットの再構成の一例を示す図である。 クライアント端末における受信パケットの再構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の変更例に係るストリーミングサーバの内部構成を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態の変更例に係るクライアント端末の内部構成を示す構成図である。 多重化されたストリームの送信タイミングを示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るクライアント端末の内部構成を示す構成図である。 本発明の第2の実施の形態に係るクライアント端末のストリーム切り替え動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るクライアント端末の緊急パケットの上書き処理を模式的に説明する模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係るクライアント端末の送信時間遅れのある緊急パケットの上書き処理を模式的に説明する模式図である。 TCPパケットの構成を示す図である。 映像及び音声が多重化されたパケットの構成を示す図である。 チャンネル識別の為のSETUPメソッド応答のコードを示す図である。
符号の説明
21…映像パケット生成手段
22…音声パケット生成手段
23…緊急送信識別付加手段
24…映像切り替え手段
25…音声切り替え手段
26…映像ストリーム送信手段
27…音声ストリーム送信手段
28…映像送信ポート
29…音声送信ポート
30…制御ポート
31…再生制御コマンド受信手段
32…要求送信手段
33…送信管理手段
34…パケット未処理期間検出手段
35…ストリーム多重化手段
36…ストリーム送信手段
37…ストリーム送信ポート
41…映像ストリーム受信手段
42…音声ストリーム受信手段
43…緊急送信識別検出手段
44…映像受信バッファ
45…緊急バッファ
45a…緊急パケット上書き手段
46…音声受信バッファ
47…映像切り替え手段
48…音声切り替え手段
49…映像デコーダ
50…音声デコーダ
51…再生時刻検出手段
52…再生管理手段
53…要求送信手段
54…再生制御コマンド手段
55…ストリーム受信手段
55…映像受信ポート
56…音声受信ポート
57…制御ポート
58…ストリーム受信手段
59…多重化ストリーム抽出手段
60…ストリーム受信ポート
100,100b…ストリーム切り替えシステム
200…アプリケーションサーバ
210…コンテンツ属性提示手段
220…コンテンツ提示手段
300,300a…クライアント端末
310…入力手段
320…コンテンツ属性解析手段
330…選択判定手段
340,340a…ストリーム切り替え再生手段
350…再生手段
360…映像音声表示手段
400…ストリーミングサーバ
410,410a…ストリーム切り替え送信手段
420…ストリーミング記憶装置
500…ストリーミング配信サーバ
600…インターネット

Claims (7)

  1. 生中のストリームデータを切り替える為のストリーム切り替え要求が発生すると、前記再生中のストリームデータの再生時刻を検出するステップと、
    検出した前記再生時刻の情報を付加したストリーム切り替え要求信号を生成し、この生成したストリーム切り替え要求信号を前記ストリームデータの送信元に送信するステップと、
    送信先から、前記ストリーム切り替え要求信号を受信した場合、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記送信先に送信した前記ストリームデータにおけるだ再生されていない未処理期間を検出するステップと、
    前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加するステップと、
    前記緊急送信識別情報を付加したストリームデータを、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで前記送信先に送信するステップと、
    前記緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを抽出して緊急バッファに格納するステップと、
    前記未だ再生されていない未処理期間のストリームデータに優先して前記緊急バッファに格納された前記緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを再生するステップと
    を含むことを特徴とするストリーミング切り替え方法。
  2. ストリームデータを送信するストリーミングサーバと、送信される前記ストリームデータを再生するクライアント端末とを有するストリーミング切り替えシステムであって、
    前記クライアント端末は、
    再生中のストリームデータを切り替える為のストリーム切り替え要求が発生すると、前記再生中のストリームデータの再生時刻を検出する再生時刻検出手段と、
    出した前記再生時刻の情報を付加したストリーム切り替え要求信号を生成し、この生成したストリーム切り替え要求信号を、記ストリーミングサーバに送信するストリーム切り替え要求送信手段と、
    記ストリーミングサーバが、前記ストリーム切り替え要求信号を受信し、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記ストリームデータにおける前記クライアント端末により未だ再生されていない未処理期間を検出し、前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加し、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで送信する、前記緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを抽出して緊急バッファに格納する緊急バッファ格納手段と、
    前記未だ再生していない未処理期間のストリームデータに優先して前記緊急バッファに格納された前記緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを再生する再生手段と
    を備え、
    前記ストリーミングサーバは、
    前記クライアント端末が、受信したストリームデータを再生中にストリーム切り替え要求が発生した場合に前記送信先が生成して送信する信号であって、前記クライアント端末が、前記ストリーム切り替え要求が発生したときに再生中のストリームの現在の再生時刻を検出し、この検出した前記再生時刻の情報を付加して生成して送信する信号である、ストリーム切り替え要求信号を、前記ストリーミングサーバが受信した場合、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記クライアント端末に送信した前記ストリームデータにおける未だ再生されていない未処理期間を検出する未処理期間検出手段と、
    前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加する緊急送信識別付加手段と、
    前記緊急送信識別情報を付加したストリームデータを、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで前記クライアント端末に送信するストリーム送信手段と
    を備えることを特徴とするストリーミング切り替えシステム。
  3. 送信されるストリームデータを再生するクライアント端末において、
    再生中のストリームデータを切り替える為のストリーム切り替え要求が発生すると、前記再生中のストリームデータの再生時刻を検出する再生時刻検出手段と、
    出した前記再生時刻の情報を付加したストリーム切り替え要求信号を生成し、この生成したストリーム切り替え要求信号を、記ストリームデータ信元に送信するストリーム切り替え要求送信手段と、
    前記信元が、前記ストリーム切り替え要求信号を受信し、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記ストリームデータにおける前記クライアント端末により未だ再生されていない未処理期間を検出し、前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加し、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで送信する、前記緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを抽出して緊急バッファに格納する緊急バッファ格納手段と、
    前記未だ再生していない未処理期間のストリームデータに優先して前記緊急バッファに格納された前記緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを再生する再生手段と
    を備えることを特徴とするクライアント端末。
  4. ストリームデータを送信するストリーミングサーバにおいて、
    前記ストリームデータの送信先が、受信したストリームデータを再生中にストリーム切り替え要求が発生した場合に前記送信先が生成して送信する信号であって、前記送信先が、前記ストリーム切り替え要求が発生したときに再生中のストリームの再生時刻を検出し、この検出した前記再生時刻の情報を付加して生成して送信する信号である、ストリーム切り替え要求信号を、前記ストリーミングサーバが受信した場合、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記送信先に送信した前記ストリームデータにおける未だ再生されていない未処理期間を検出する未処理期間検出手段と、
    前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加する緊急送信識別付加手段と、
    前記緊急送信識別情報を付加したストリームデータを、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで前記送信先に送信するストリーム送信手段と
    を備えることを特徴とするストリーミングサーバ。
  5. 生中のストリームデータを切り替える為のストリーム切り替え要求が発生すると、前記再生中のストリームデータの再生時刻を検出するステップと、
    検出した前記再生時刻の情報を付加したストリーム切り替え要求信号を生成し、この生成したストリーム切り替え要求信号を前記ストリームデータの送信元に送信するステップと、
    送信先から、前記ストリーム切り替え要求信号を受信した場合、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記送信先に送信した前記ストリームデータにおけるだ再生されていない未処理期間を検出するステップと、
    前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加するステップと、
    前記緊急送信識別情報を付加したストリームデータを、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで前記送信先に送信するステップと、
    前記緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを抽出し、この抽出した緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを、前記未だ再生されていない未処理期間の前記切り替え前のストリームデータが格納されている受信バッファの領域に上書きするステップと、
    前記上書きされた前記緊急送信識別が付加されたストリームデータを再生するステップ
    とを備えることを特徴とするストリーミング切り替え方法。
  6. ストリームデータを送信するストリーミングサーバと、送信される前記ストリームデータを再生するクライアント端末とを有するストリーミング切り替えシステムであって、
    前記クライアント端末は、
    再生中のストリームデータを切り替える為のストリーム切り替え要求が発生すると、前記再生中のストリームデータの現在の再生時刻を検出する再生時刻検出手段と、
    出した前記再生時刻の情報を付加したストリーム切り替え要求信号を生成し、この生成したストリーム切り替え要求信号を、記ストリーミングサーバに送信するストリーム切り替え要求送信手段と、
    前記ストリーミングサーバが、前記ストリーム切り替え要求信号を受信し、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記ストリームデータにおける前記クライアント端末により未だ再生されていない未処理期間を検出し、前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加し、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで送信する、前記緊急送信識別報が付加されたストリームデータを抽出し、この抽出した緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを、前記未だ再生されていない未処理期間の前記切り替え前のストリームデータが格納されている受信バッファの領域に上書きする上書き手段と、
    前記上書きされた前記緊急送信識別が付加されたストリームデータを再生する再生手段と
    を備え、
    前記ストリーミングサーバは、
    前記クライアント端末が、前記ストリーミングサーバが送信したストリームデータを再生中に前記クライアント端末においてストリーム切り替え要求が発生した場合に前記クライアント端末が生成して送信する信号であって、前記クライアント端末が、前記ストリーム切り替え要求が発生したときに再生中のストリームの現在の再生時刻を検出し、この検出した前記再生時刻の情報を付加して生成して送信する信号である、ストリーム切り替え要求信号を、前記ストリーミングサーバが受信した場合、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記クライアント端末に送信した前記ストリームデータにおける未だ再生されていない未処理期間を検出する未処理期間検出手段と、
    前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加する緊急送信識別付加手段と、
    前記緊急送信識別情報を付加したストリームデータを、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで前記クライアント端末に送信するストリーム送信手段と
    を備えることを特徴とするストリーミング切り替えシステム。
  7. 送信されるストリームデータを再生するクライアント端末において、
    再生中のストリームデータを切り替える為のストリーム切り替え要求が発生すると、前記再生中のストリームデータの再生時刻を検出する再生時刻検出手段と、
    検出した前記再生時刻の情報を付加したストリーム切り替え要求信号を生成し、この生成したストリーム切り替え要求信号を、前記ストリームデータの送信元に送信するストリーム切り替え要求送信手段と、
    前記送信元が、前記ストリーム切り替え要求信号を受信し、このストリーム切り替え要求信号に付加されている前記再生時刻の情報を基に、前記ストリームデータにおける前記クライアント端末により未だ再生されていない未処理期間を検出し、前記ストリーム切り替え要求信号に基づいて切り替えた新たなストリームデータのうちの前記未処理期間に相当する期間のストリームデータに緊急送信識別情報を付加し、切り替え前のストリームデータを送信したレートと比して高いレートで送信する、前記緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを抽出し、この抽出した緊急送信識別情報が付加されたストリームデータを、前記未だ再生されていない未処理期間の前記切り替え前のストリームデータが格納されている受信バッファの領域に上書きする上書き手段と、
    前記上書きされた前記緊急送信識別が付加されたストリームデータを再生する再生手段と
    を備えることを特徴とするクライアント端末。
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