JP2005326987A - オーディオ信号伝送システム、オーディオ信号伝送方法、サーバー、ネットワーク端末装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

オーディオ信号伝送システム、オーディオ信号伝送方法、サーバー、ネットワーク端末装置、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者全員がシステム全体の稼働状況を確認できると共に、各自が能動的にシステムのサービスを選択できる仕組みが求められる。
【解決手段】各音源に割り当てられたチャネルを複数の端末装置で共用する方式のオーディオ信号伝送システムを、音源の一つに対応する端末装置と、仮想世界を構成する素材情報を記憶する素材情報記憶装置と、仮想世界を移動するシンボルとその位置情報を記憶するシンボル位置記憶装置と、シンボルと端末装置との対応関係を記憶する対応関係記憶装置と、各端末装置から受信される制御データに従い、対応するシンボルの移動を制御するシンボル移動制御装置と、各シンボルと仮想世界との合成画像を、共有画面として表示する画像表示装置とで構成する。
【選択図】図2

Description

1つの発明は、各音源から発生されたオーディオ信号を、複数のネットワーク端末装置で受信する方式のオーディオ信号伝送システムに関する。別の1つの発明は、各音源から発生されたオーディオ信号を、複数のネットワーク端末装置で受信する方式のオーディオ信号伝送方法に関する。
他の1つの発明は、同伝送システムを構成するサーバーに関する。他の1つの発明は、同伝送システムを構成するネットワーク端末装置に関する。
他の1つの発明は、オーディオ信号伝送システムのサーバーとして機能するコンピュータで実行されるプログラムに関する。他の1つの発明は、オーディオ信号伝送システムのネットワーク端末装置として機能するコンピュータで実行されるプログラムに関する。
他の1つの発明は、オーディオ信号伝送システムのサーバーとして機能するコンピュータで実行されるプログラムを記録した記録媒体に関する。他の1つの発明は、オーディオ信号伝送システムのネットワーク端末装置として機能するコンピュータで実行されるプログラムを記録した記録媒体に関する。
オーディオ信号伝送システムには、その用途に応じて様々なものが存在する。例えば、音声会議システム、語学学習システム、テレビ会議システム、シュミレーションシステムその他がある。
これらのシステムでは集中管理方式が採用されている。すなわち、管理装置がシステム全体の稼働状況を把握して管理する方式が採用されている。
特開平7−219867号公報 特開平2001−331615号公報
このため、オーディオ信号伝送システムの利用者全員が、システム全体の稼働状況を確認できる仕組みが求められている。また、システムの提供するサービスを、各利用者が能動的に選択できる仕組みが求められている。
本発明者は、以上の技術課題に着目し、以下の技術手法を提案する。
オーディオ信号伝送システムは、広義のネットワーク上に構築する。
図1に、システム例を示す。図1は、ネットワーク1に複数のネットワーク端末装置3を接続した状態を表している。ネットワークの種類は問わない。ここでのネットワークは、有線型でも無線型でも良い。
なお、ネットワーク端末装置3は、ネットワーク1の通信方式に応じたインターフェースを搭載する端末装置をいう。
図2に、オーディオ信号伝送システム7のシステム構成を示す。このオーディオ信号伝送システム7は、複数のネットワーク端末装置11、素材情報記憶装置13、シンボル位置記憶装置15、対応関係記憶装置17、シンボル移動制御装置19及び画像表示装置21で構成する。
ネットワーク端末装置11は、音源の一つに対応する。例えば、音源には、システム利用者の音声が用いられる。また例えば、音源には、システム音源が用いられる。
ネットワーク端末装置11には、サーバーも含むものとする。ただし、サーバーを使用しないシステム構成も可能である。
素材情報記憶装置13は、仮想世界を構成する素材情報を記憶する記憶デバイス又は記憶領域である。
仮想世界とは、コンピュータグラフィックスや音響効果を組み合わせて構成された世界である。本明細書では、2次元空間だけでなく、3次元空間も含むものとする。
なお、素材情報とは、仮想空間上の街や部屋を構成する素材の画像データをいう。
素材情報記憶装置13は、システム内に一つだけ配置しても良いし、各ネットワーク端末装置11に配置されていても良い。
因みに、ネットワーク端末装置11が保持する素材情報は、ネットワーク経由で他のネットワーク端末装置11から複製したものでも良い。
シンボル位置記憶装置15は、仮想世界を移動するシンボルとその位置情報を記憶する記憶デバイス又は記憶領域である。
シンボルは、ネットワーク端末装置11に対応する。すなわち、システム利用者の分身である。
シンボルには、例えば架空の人物、動物、図柄、アイコンその他を使用する。なお、各シンボルは、自他の識別が可能なものが望ましい。
また、シンボルの位置情報は、仮想世界上の位置を特定する座標値として与えるものとする。
対応関係記憶装置17は、シンボルとネットワーク端末装置11との対応関係を記憶する記憶デバイス又は記憶領域である。
対応関係として、例えば、各シンボルに固有の識別情報(例えば、識別番号)と、ネットワーク端末装置に固有の識別情報(例えば、識別番号)とが記録される。
シンボル移動制御装置19は、各ネットワーク端末装置11から受信される制御データに従い、対応するシンボルの移動を制御する制御デバイスである。
例えば、プロセッサ、専用回路や処理ボードとして構成される。このシンボル移動制御装置19の存在により、仮想世界に表示されたシンボルの移動が実現される。
なお、制御データの発信元は、各シンボルに対応するネットワーク端末装置11である。
従って、このシステムでは、システム利用者が、対応するシンボルの移動を自由に制御できる。
画像表示装置21は、各シンボルと仮想世界との合成画像を、共有画面として表示する表示デバイスである。画像表示装置21には、各種のディスプレイ装置の他、プロジェクタ装置も含まれる。
画像表示装置21は、システム内に一つだけ配置しても良いし、ネットワーク端末装置11毎に配置しても良い。
システム利用者は、共有画面を通じて、自他を含む仮想世界上での稼働状況を確認することができる。
図3に、共有画面31の表示例を示す。この例の場合、共有画面31には、交差する2本の通路33で構成された仮想世界が示されている。
また、共有画面31には、各ネットワーク端末装置11に対応するシンボル35が表示されている。
システム利用者は、ネットワーク端末装置11を通じ、対応するシンボル35を自由に移動できる。
共有画面31は、システム利用者であれば誰もが確認できる。このため、システム利用者は、自他を含む各シンボルの位置や移動状況を確認することができる。
勿論、各シンボルは、システム利用者の意思に基づいて自由に移動させることができる。
これにより、システム利用者は、仮想世界に用意されている各種のサービスや任意の相手との音声通話を自由に体験できる。例えば、音声通話は、2つのシンボルが一定範囲内に近づいた場合に可能となる。
なお、以上説明した記憶装置13、15、17、制御装置19、画像表示装置21は、いずれも1つのネットワーク端末装置11に集約的に配置しても良いし、システムを構成する複数のネットワーク端末装置11に分散的に配置しても良い。
その配置は、適用するシステムに応じて最適なものを選択すべきである。
例えば、集中管理型のシステムであれば、装置の多くは1つのネットワーク端末装置11に搭載される。ここでの“搭載”は、必ずしも物理的に同じ筐体に搭載されることを意味しない。
勿論、この場合でも、一部の装置については複数のネットワーク端末装置11に分散的に配置することもできる。
また例えば、分散型のシステムであれば、装置の多くを複数のネットワーク端末装置に分散的に配置すれば良い。
以上の技術手法を採用したことにより、オーディオ信号伝送システムの利用者全員が、共有画面を通じ、システム全体の稼働状況を確認することができる。
また、各利用者がシンボルの移動を自由に行えるため、主体的にコミュニケーションやシミュレーションを体験できるオーディオ信号伝送システムを実現できる。
以下、発明に係る技術手法を採用するオーディオ信号伝送システムの実施形態例を説明する。
なお、本明細書で特に図示又は記載していない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。
また以下に説明する実施形態は、発明の一つの実施形態であって、これらに限定されない。
(1)システム構成
(1−1)全体構成
図4に、オーディオ信号伝送システムの実施例を示す。この伝送システムは、4つの端末装置41で構成される。
各端末装置41には、マイクロホン43、スピーカー45、入力装置47が接続されている。入力装置47には、例えば画面上でシンボルを移動させるためのポインティングデバイスを使用する。
また、この伝送システムには、図中左端の端末装置41にコンピュータ49が接続されている。
この実施例の場合、コンピュータ49がサーバーとして機能し、端末装置41がクライアント装置として機能する。
図5に、コンピュータ49が提供する主要な機能構成を示す。なお、各機能は、コンピュータ49で実行されるプログラムにより提供される。
コンピュータ49は、シンボル移動制御機能49A、グループエリア機能49B、出力音量制御機能49C、出力バランス制御機能49D、直接通話機能49E、ボイスメール機能49F、位置確認機能49G、モニター機能49Hを有する。
シンボル移動制御機能49Aは、画面上でのシンボルの移動を制御する機能に対応する。シンボル移動制御機能49Aにより、各シンボルの位置情報と表示位置とが更新される。
なお、移動方向と移動量を指示する制御データは、例えばシンボルに対応する各端末装置から与えられる。
グループエリア機能49Bは、グループエリア内でのグループ通話や背景音の出力機能に対応する。
図6に、グループエリア機能49Bを実現する機能構成を示す。
グループエリア機能49Bは、シンボル位置判定機能49B1、音量制御機能49B2、表示形式変更機能49B3が組み合わされて実現される。
ここで、シンボル位置判定機能49B1は、端末装置に対応するシンボルが、グループエリアの少なくとも一つに位置するか否かを判定するのに用いられる。
音量制御機能49B2は、同じグループエリアに位置する他の音源の出力音量を制御するのに用いられる。例えば、左右両スピーカーを同等に増減、又は個別に増減するのに用いられる。
表示形式変更機能49B3は、グループエリアに位置するシンボルの表示形式を、グループエリア外に位置する場合とは異なる表示形式に変更するために用いられる。
出力音量制御機能49Cは、画面上での音源間の距離に応じた出力音量の制御機能に対応する。この機能は、遠近感を音量で再現するために使用される。
図7に、出力音量制御機能49Cを実現する機能構成を示す。
出力音量制御機能49Cは、距離演算機能49C1、音量制御機能49C2が組み合わされて実現される。
ここで、距離演算機能49C1は、制御対象とする端末装置に対応するシンボルと、制御対象とする端末装置以外の他の音源との仮想世界上における距離を演算するのに用いられる。
音量制御機能49C2は、演算により求められた距離に応じ、制御対象とする端末装置で出力される他の音源の出力音量を制御するのに用いられる。
出力バランス制御機能49Dは、画面上における音源間の位置関係に応じた出力バランスの制御機能に対応する。この実施例では、左右のスピーカーで音量のバランスを可変するのに使用される。
図8に、出力バランス制御機能49Dを実現する機能構成を示す。
出力バランス制御機能49Dは、位置情報取得機能49D1と、音量制御機能49D2が組み合わされて実現される。
ここで、位置情報取得機能49D1は、制御対象とする端末装置に対応するシンボルに対し、他の音源が左右どちらの側に位置するか判定するのに用いられる。
音量制御機能49D2は、判定結果に応じ、制御対象とする端末装置で出力される他の音源に関する左右の出力音量を制御するのに用いられる。
直接通話機能49Eは、1対1の直接通話を実現する機能に対応する。
図9に、直接通話機能49Eを実現する機能構成を示す。
直接通話機能49Eは、直接通話の要求元と要求先にそれぞれ対応する特定情報取得機能49E1、49E2と、表示形式変更機能49E3が組み合わされて実現される。
ここで、特定情報取得機能49E1は、直接通話要求エリアに位置するシンボルに対応する端末装置を特定する情報を取得するのに用いられる。
他方、特定情報取得機能49E2は、直接通話の相手先に指定した端末装置を特定する情報を取得するのに用いられる。
表示形式変更機能49E3は、直接通話の相手先に指定された端末装置に対応するシンボルの表示形式を、指定される前の状態とは異なる表示形式に変更するのに用いられる。
ボイスメール機能49Fは、ボイスメールによる1対1の直接通話を実現する機能に対応する。
図10に、ボイスメール機能49Fを実現する機能構成を示す。
ボイスメール機能49Fは、ボイスメールの送信元と送信先にそれぞれ対応する特定情報取得機能49F1、49F2と、表示形式変更機能49F3が組み合わされて実現される。
ここで、特定情報取得機能49F1は、ボイスメールエリアに位置するシンボルが対応する端末装置を特定する情報を取得するのに用いられる。
他方、特定情報取得機能49E2は、ボイスメールの送信先に指定された端末装置を特定する情報を取得するのに用いられる。
表示形式変更機能49E3は、ボイスメールの送信先に指定された端末装置に対応するシンボルの表示形式を、指定される前の形式とは異なる表示形式に変更するのに用いられる。
位置確認機能49Gは、システム利用者の知りたい位置を画面上の点灯その他の表示を通じて通知する機能に対応する。
図11に、位置確認機能49Gを実現する機能構成を示す。
位置確認機能49Gは、位置情報取得機能49G1と、表示形式変更機能49G2が組み合わされて実現される。
ここで、位置情報取得機能49G1は、位置確認要求を送信した端末装置に対応するシンボルの位置情報を、前記シンボル位置記憶装置から取得するのに用いられる。
表示形式変更機能49G2は、取得位置のシンボルの表示形式を、位置確認要求前とは異なる表示形式で表示するのに用いられる。
モニター機能49Hは、個々のシステム利用者が聴いている音をモニターするための機能に対応する。
図12に、モニター機能49Hを実現する機能構成を示す。
モニター機能49Hは、音源情報収集機能49H1と、音量制御機能49H2に対応する。
ここで、音源情報収集機能49H1は、モニター対象に指定された端末装置での音源の出力状態に関する情報を取得するのに用いられる。
音量制御機能49H2は、取得情報に基づいて、各音源の出力音量を制御するのに用いられる。
なお、コンピュータ49に対しては、記憶装置51とプロジェクタ53が接続されている。
記憶装置51は、素材情報記憶領域51A、シンボル位置記憶領域51B、対応関係記憶領域51C、グループエリア保持領域51D、直接通話要求エリア記憶領域51E、ボイスメールエリア記憶領域51Fその他を記憶領域に有する記憶デバイスである。
各記憶領域はそれぞれ、前述した素材情報記憶装置13、シンボル位置記憶装置15、対応関係記憶装置17に対応する。
因みに、記憶装置51の記憶媒体には、磁気記録媒体、光記録媒体、半導体記録媒体その他の物理装置又は媒体が使用される。
例えば、磁気記録媒体には、フレキシブルディスク、ハードディスクその他のディスク状記録媒体、磁気テープその他のテープ状記録媒体がある。
また例えば、光記録媒体には、ディスク状記録媒体、カード状記録媒体、テープ状記録媒体がある。
プロジェクタ53は、仮想世界に各シンボルを合成した共用画面をスクリーン55に投影する画像出力装置である。共用画面の表示例及び共用画面を通じて提供される機能については後述する。
(1−2)端末装置間の接続
図13に、端末装置間の接続関係を示す。この実施例の場合、各端末装置41は、いずれも同じ装置構成のものを使用する。なお、端末装置間は、1本のケーブルにより有線接続されている。
各端末装置間には、伝送方向が互いに逆向きの2つのパスが存在する。一つのパスは処理パス57であり、図中太線で示している。もう一つのパスは中継パス59であり、図中細線で示している。
端末装置間の伝送方式には、シリアル伝送方式やパラレル伝送方式を適用できる。また、多重方法には、時分割多重、周波数多重、符号分割多重、波長分割多重の他、既知の多重方式を適用できる。
図13に示すように、2つのパスは、両端位置で連結され、リング状の一つの論理パスを構成する。この論理パスにより、データの集積、配信、ルーティングが実現される。
なお、論理パスには、音声データ、映像データ、数値データ、文字データ(テキストデータ)、制御データ、これらの組み合わせその他を伝送することができる。この実施例では、専ら音声データと制御データを伝送する。
(1−3)端末装置の構成
図14に、端末装置41の構成例を示す。端末装置41は、2つの入出力インターフェース41A及び41Bと、2つのパス選択部41C及び41Dと、データ処理部41Eとで構成される。
このうち、入出力インターフェース41Aは、処理パス用のデータ入力部41A1と、中継パス用のデータ出力部41A2とを有する接続装置である。一方、入出力インターフェース41Bは、処理パス用のデータ出力部41B1と、中継パス用のデータ入力部41B2とを有する接続装置である。
パス選択部41Cは、データ入力部41A1を監視し、データ処理部41Eに与えるパスを選択するデバイスである。監視処理は、選択制御部41C1が実行する。一方、入力端子の切替処理は、選択部41C2が実行する。
例えば、処理パスの入力が検出されるとき、選択制御部41C1は、選択部41C2の入力端子をデータ入力部41A1側に切り替える。
また例えば、処理パスの入力が検出されないとき、選択制御部41C1は、選択部41C2の入力端子をデータ出力部41A2側に切り替える。
パス選択部41Dは、データ入力部41B2を監視し、他端のデータ出力部41A2に与えるパスを選択するデバイスである。なお、監視処理は、選択制御部41D1が実行する。一方、入力端子の切替処理は、選択部41D2が実行する。
例えば、中継パスの入力が検出されるとき、選択制御部41D1は、選択部41D2の入力端子をデータ入力部41B2側に切り替える。
また例えば、中継パスの入力が検出されないとき、選択制御部41D1は、選択部41D2の入力端子をデータ出力部41B1側に切り替える。
これらパス選択部41C及び41Dの働きにより、端末装置41は、パスの自動折り返し機能が提供される。
これらパス選択部41C及び41Dの働きにより、端末装置41は、パスの自動折り返し機能が提供される。
図15は、パスの自動折り返し機能を説明する図である。
図13に示すデータ伝送システムの場合、端末装置41の接続形態は、図15に示す3種類のいずれかに分類される。
図15(A)は、両側に別の端末装置が接続された接続形態を示す図である。図13の場合、この接続形態を採る端末装置は2つである。
この場合、パス選択部41C及び41Dは、いずれもパスの入力を検出する。結果的に、パス選択部41Cは、前段の端末装置から出力された処理パスを選択する。一方、パス選択部41Dは、前段の端末装置から出力された中継パスを選択する。
図15(B)は、入出力インタフェース41Aがオープン状態の接続形態を示す図である。図13の場合、この接続形態を採る端末装置は1つである。
この場合、パス選択部41Cは、処理パスの入力を検出することができない。このため、パス選択部41Cは、内部パス(すなわち、中継パス)を選択する。これにより、中継パスは端末装置内で折り返される。
図15(C)は、入出力インタフェース41B側がオープン状態の接続形態を示す図である。図13の場合、この接続形態を採る端末装置は1つである。
この場合、パス選択部41Dは、中継パスの入力を検出することができない。このため、パス選択部41Dは、内部パス(すなわち、処理パス)を選択する。これにより、処理パスは端末装置内で折り返される。
この自動折り返し機能により、システムの敷設者は、効率的にシステムを敷設できる。すなわち、敷設者は、端末装置41を直列的に接続するだけでシステムを構築できる。
データ処理部41Eは、処理パス用の入力部41A1を介して受信したデータを処理する処理デバイスである。データ処理部41Eは、ハードウェア又はソフトウェアとして実現される。
データ処理部41Eは、その用途に応じた処理を実行する。
例えば、任意のチャネルからオーディオ信号の取出処理を実行する。
また例えば、データを任意のチャネルに書き込む処理を実行する。
また例えば、あるチャネルのデータを別のチャネルに移し替える処理を実行する。
これら処理機能の組み合わせにより、任意の端末装置間での音声通話が実現される。例えば、1対一の通話、1対多のオールコール、グループ通話が実現される。
また例えば、データ処理部41Eは、選択的なミキシング処理も実行する。この処理機能は、出力データのミキシング処理(チャネル数分の入力から、端末数分の出力を得る処理)に使用できる。
同様に、この処理機能は、入力データのミキシング処理(端末数分の入力から、チャネル数分の出力を得る処理)に使用できる。
図16に、以上の処理動作例を示す。図16の左半分は入力データのミキシング処理に対応する。一方、図16の右半分は出力データのミキシング処理に対応する。
ここで、1つのスロット又は1つの端末装置に入力される複数の矢印は、オーディオ信号のミキシングを意味する。
なお、データ処理部41Eは、電子ボリューム処理も実行する。電子ボリューム処理は、チャネル別に実行される。
図17に出力データの電子ボリューム処理の概念を、図18に入力データの電子ボリューム処理の概念を示す。
ここでは、スロットkに対応する電子ボリューム値をgk とする。なお、gk は0以上の実数である。
図17は、個別に電子ボリューム処理した各スロットのオーディオ信号を加算出力する様子を示している。なお、電子ボリューム値は、左スピーカー用と右スピーカー用とで個別に設定することができる。
一方、図18は、各スロット別に電子ボリューム処理したオーディオ信号を、対応するスロットkに入力する様子を示している。
(2)伝送データの構造
次に、データを伝送するのに用いる伝送データの構造を説明する。
図19に、伝送データの構造例を示す。図19は、伝送にUART(Universal
Asynchronous Receiver Transmitter)を用いる場合の一例である。UART自体は、非同期伝送技術の一つとして周知の技術であるので詳細な説明は省略する。
簡単に説明すると、データ先頭のスタートビット“0”検出後、内部カウンタによって一定時間毎に所定のデータビット数だけビット中央でデータの1/0を判定しながらデータを読み込み続けることにより通信を行う手法である。所定ビットの読み込み終了後は、新たに次フレームのスタートビットの検出を始める。
この実施例の場合、フレーム周波数fsは、22.05Khzとする。
1フレームは31個のスロットと一定長のギャップ(データ“1”)で構成する(図19(A))。
31スロットのうち26スロットは、コンテンツ用(ここでは音声用)であり、残る5スロットは制御用である(図19(B))。
なお、各スロットのデータ長は、17ビットとする。
1スロットは、1ビット長のスタートビット“0”と、これに続く16ビット長のデータdsとで構成する(図19(C))。
また、1ビットは5クロック分の時間長で与える(図19(D))。従って、スタートビットの中央位相から5クロック毎に受信信号の振幅がサンプリングされる。この結果、クロックの1/5がデータのビット速度になる。
(3)共用画面
図20に、この実施例で採用する共用画面61を示す。共用画面61は、仮想の街を舞台に構成されている。
この街を構成する主要な素材は、”通り”63、65、67、69、鳥71、電車73、学校75、電話ボックス77、レコード店79、オウム返しエリア81、モニターエリア83である。
これらの構成素材は、チャネルの選択、ミキシングその他機能と連動するよう設計されている。
各機能との連動は、コンピュータ49が制御する。
コンピュータ49は、該当領域に位置するシンボル85、87、89、91を検出し、各領域に対応する機能の提供に必要な一連の制御を実行する。
例えば、対応する端末装置41に対し、入出力データのミキシング処理やボリューム処理を指示する制御データを出力する。制御データの伝送には、制御用のスロットが使用される。
すなわち、システム利用者は、シンボル85、87、89、91の移動を通じ、必要なサービスを選択することができる。
図21に、サービスの選択イメージを示す。
加えて、共用画面61には、システム利用者に対応する全てのシンボルが表示される。このため、全てのシステム利用者が自他を含めたシンボルの位置関係を容易に把握することができる。すなわち、システム利用者は、システムの稼働状況を容易に把握することができる。
なお、各構成素材には、グループエリア機能49B、出力音量制御機能49C、出力バランス制御機能49D、直接通話機能49E、ボイスメール機能49F、位置確認機能49G、モニター機能49Hその他が対応付けられている。
例えば、”通り”63、65、67、69には、グループエリア機能が対応付けられている。グループエリアは、エリア内に位置するシンボル間の1対1通話、グループ通話に対応する。なお、”通り”63、65、67、69は、自由に出入り可能なグループエリアである。
例えば、図22(A)に示すように、”通り”63上に2つのシンボル85、87が位置する場合、これら2者間で1対1の通話が実現される。この場合、各シンボルに対応するチャネルの音声が、他方の端末装置から選択的に出力される。
また例えば、図22(B)に示すように、”通り”63上に3つ目のシンボル89が移動してきた場合、これら3者間でのグループ通話が実現される。この場合、各端末装置では他の2つの端末装置に対応するチャンネルの音声が合成されて出力される。
なお、”通り”63、65、67、69の上に位置したことは、シンボルの表示形式を変化させることで、システム利用者に通知する手法を採用する。
図23に一例を示す。図23(A)は、”通り”63の外に位置する状態を示す。図23(B)は、”通り”63の上に位置する状態を示す。図23(B)の網掛け表示は、表示色がグレイ表示に切り替わったことを示している。
表示色の切替により、システム利用者は、グループエリアに属したことを視覚的にも確認できる。
他方、既にグループエリアに属していたシステム利用者も、新たにグループエリアに属したシステム利用者の存在を視覚的に確認できる。
なお、グループエリアに属したシステム利用者の存在は、スピーカー45から出力される音声によっても確認できるが、必ずしも全ての参加者が発言しているとは限らない。
このため、グループエリアへの参加の有無を視覚的に確認できることの意味は大きい。
因みに、表示形式の変化には、他に形状の変化(表示サイズの変化を含む。)、シンボル種別の変化その他がある。
ここで、”通り”を含むグループエリアの位置情報は、記憶装置51のグループエリア保持領域51Dに保持されている。
また、グループエリア内に位置するか否かが、位置する場合にはどのグループエリアに位置するかがシンボル位置判定装置として機能するコンピュータ49によって判定される。
なお、コンピュータ49は、出力制御装置としても機能し、同じグループエリアに位置するシンボルについて他の音源の音が聞こえるように、受信チャネルの選択や電子ボリュームを制御する。
この他、”通り”63、65、67、69には、シンボル間の距離に応じた電子ボリューム機能を採用する。
すなわち、シンボル間の距離が近いほど電子ボリュームを大きくし、シンボル間の距離が遠いほど電子ボリュームを小さくする方式を採用する。
図24に、動作イメージを示す。
図24(A)は、シンボル85と87が近い場合のイメージ図である。この場合、各シンボルに対応する電子ボリュームは大きな値に制御される。
このため、各シンボルに対応するシステム利用者には、互いの音声が大きく聞こえる。これは、実世界の感覚と合致する。
図24(B)は、シンボル85と87が遠い場合のイメージ図である。この場合、各シンボルに対応する電子ボリュームは小さな値に制御される。
このため、各シンボルに対応するシステム利用者には、互いの音声が小さく聞こえる。これは、実世界の感覚と合致する。
なお、ここでの距離dは、距離演算装置として機能するコンピュータ49の演算処理により求められる。
この際、各シンボルの位置は、シンボル位置記憶領域51Bから取得される。
また、電子ボリューム値は、音量制御装置として機能するコンピュータ49により、距離dに基づいて決定される。
この電離ボリュームの制御機能により、システム利用者は、実世界と同じ感覚を体感できる。この結果、仮想世界上での距離感の理解が容易になる。
この他、”通り”63、65、67、69には、シンボルの位置関係に応じた電子ボリューム機能を採用する。
すなわち、グループエリアに位置する他のシンボルが、注目シンボルの左側か右側かに応じて、左右の電子ボリュームを調整する機能を採用する。
例えば、他のシンボルが注目シンボルの左側に位置する場合、左側の電子ボリュームを大きくし、右側の電子ボリュームを小さくする。また例えば、他のシンボルが注目シンボルの右側に位置する場合、右側の電子ボリュームを大きくし、左側の電子ボリュームを小さくする。
図25に、動作イメージを示す。
図25(A)は、シンボル87の電子ボリュームのイメージ図である。この場合、他方のシンボル85は、制御対象とするシンボル87の左側に位置する。
このため、シンボル87に対応する端末装置に対しては、シンボル85の音声出力として左スピーカー用の電子ボリュームを上げる指示が出される。
図25(B)は、シンボル85の電子ボリュームのイメージ図である。この場合、他方のシンボル87は、制御対象とするシンボル85の右側に位置する。
このため、シンボル85に対応する端末装置に対しては、シンボル87の音声出力として右スピーカー用の電子ボリュームを上げる指示が出される。
なお、電子ボリュームの制御対象とする端末装置のシンボルと、同じグループエリアに位置する他のシンボルの位置情報は、位置情報取得装置として機能するコンピュータ49の処理機能として取得される。この際、各シンボルの位置は、シンボル位置記憶領域51Bから取得される。
また、制御対象とする端末装置のシンボルに対し、他のシンボルが左右のどちら側に位置するかを示す位置関係は、位置関係判定装置として機能するコンピュータ49の処理機能として判定される。
なお、電子ボリューム値は、音量制御装置として機能するコンピュータ49の判定結果に基づいて決定される。
この電離ボリュームの制御機能により、システム利用者は、実世界と同じ臨場感を体感することができる。この結果、仮想世界上での位置関係の理解が容易になる。
また、鳥71は、固定音源としての背景音又は環境音が割り当てられている”通り”を示す表示である。現実の”通り”には、様々な音が溢れている。
鳥71の表示は、この背景音又は環境音の存在を示している。例えば、鳥の鳴き声、通りのざわめきの存在を表している。
この実施例では、”通り”65と69の交点位置に配置された木の上に鳥71が表示されている。従って、”通り”65又は69の上に移動したシンボルに対応する端末装置には、鳥の鳴き声が聞こえてくる。
なお、鳥の鳴き声は、固定音源である。すなわち、”通り”65と69の交点位置から聞こえてくる。
従って、鳥71とシンボル間の距離に応じた電子ボリューム機能、鳥71とシンボルとの位置関係に応じた電子ボリューム機能を組み合わせることにより、臨場感を高めることができる。
電車73も、グループエリアの1つである。このグループエリアも、エリア内に位置するシンボル間の1対1通話、グループ通話に対応する。なお、電車73も、自由に出入り可能なグループエリアである。
この実施例の場合、電車73には、車内の背景音が固定音源として割り当てられている。かかる背景音の割り当てにより、システム利用者は、現実に近い状況で、シチュエーションプレイを楽しむことができる。
背景音が加わることで、システム利用者は、雰囲気を楽しみながら他のシステム利用者と会話を行うことができる。
同様に、学校75も、グループエリアの1つである。このグループエリアも、エリア内に位置するシンボル間の1対1通話、グループ通話に対応する。なお、学校75も、自由に出入り可能なグループエリアである。
この場合も、背景音としてキャンパス内の各所に固有の音を採用することにより、様々な臨場感を高めることができる。この実施例では、背景音は使用しないものとする。
電話ボックス77は、1対1の通信を提供するエリアである。電話ボックス77を使用した通信は、相手先となるシンボルがグループエリアに位置する場合にも可能である。直接通信時、相手先のシステム利用者は、一時的にグループエリアから分離される。
この実施例の場合、電話ボックス77には、直接通話要求エリア77Aとボイスメールエリア77Bが用意されている。
直接通話要求エリア77Aの配置位置は、直接通話要求エリア記憶領域51Eに記憶されている。この実施例の場合、記憶装置51の機能の一部として実現される。
この直接通話機能は、直接通話要求エリア77Aに位置するシンボルを特定する情報の取得により開始される。コンピュータ49が特定情報取得装置として機能する。
直接通話は、相手先となる端末装置を特定する情報の入力により可能となる。例えば、相手先となるシンボルの識別番号の入力により可能となる。
コンピュータ49は、入力された情報に基づいて、相手先の端末装置を特定する情報を取得する。この特定情報取得装置としての機能も、コンピュータ49が提供する。
この実施形態には、相手先に指定されたシンボルの表示形式を変更する表示形式変更機能が搭載されている。この機能もコンピュータ49が提供する。
例えば、対象シンボルの表示色を変更したり、点滅表示したり、形状を変更することで、当事者だけでなくシステム利用者の全員に通知する。
この機能も、情報を全てのシステム利用者で共有するための仕組みの一つである。
一方、ボイスメールエリア77Bの配置位置は、ボイスメールエリア記憶領域5151Fに記憶されている。この領域も、記憶装置51の一部として実現される。
ボイスメール機能は、ボイスメールエリア77Bに位置するシンボルを特定する情報の取得により開始される。コンピュータ49が特定情報取得装置として機能する。
ボイスメールの送信は、相手先となる端末装置を特定する情報の入力により可能となる。例えば、相手先となるシンボルの識別番号の入力により可能となる。
コンピュータ49は、入力された情報に基づいて、相手先の端末装置を特定する情報を取得する。この特定情報取得装置としての機能も、コンピュータ49が提供する。
この実施形態には、相手先に指定されたシンボルの表示形式を変更する表示形式変更機能が搭載されている。この機能もコンピュータ49が提供する。
例えば、対象シンボルの表示色を変更したり、点滅表示したり、形状を変更することで、当事者だけでなくシステム利用者の全員に通知する。
この実施例の場合、相手先のユーザーは、ボイスメールエリアに移動して、自身宛のボイスメールを確認する。
レコード店79は、公開用に保存されているオーディオファイルを自由に再生できるエリアである。レコード店79の配置位置も記憶装置51の一部に記憶されている。
レコード店79には、システム利用者やシステム管理者がオーディオファイルを自由に登録することができる。
この実施例の場合、シンボルがレコード店79に移動すると、選択可能なファイル名が一覧表示される。システム利用者は、一覧の中から一つを選択することで、ファイルを再生し、その内容を確認することができる。
オウム返しエリア81は、システム利用者が自由に利用できる発声の確認エリアである。オウム返しエリア81にシンボルを移動させ、発声すると、発声内容がエコーバックされる。
モニターエリア83は、モニター権限を有する利用者によってモニター中の端末装置を告知するのに用いられる表示エリアである。
この表示エリアの存在により、システム利用者は、どの端末装置がモニターされているかを具体的に知ることができる。
なお、このモニター機能も、音源情報収集装置としてのコンピュータ49により実現される。
コンピュータ49は、モニター対象の出力状況(出力条件)を収集し、同じ音を再現する。ここでの再現は、音量制御装置の音量制御により実現される。この実施例では、モニター専用のチャネルに、端末装置の出力音を複製的に入力する方式により、出力音のモニターを実現する。
この他、共用画面61には、位置確認機能も用意されている。位置確認機能は、システム利用者が自身の制御するシンボルその他の位置を、画面上の表示を通じて確認できるように用意されている。
コンピュータ49は、端末装置41から位置確認要求が受信されると、要求対象に対応するシンボル又は構成要素の位置を素材情報記憶領域51A又はシンボル位置記憶領域51Bから取得する。
このとき、コンピュータ49は、位置情報取得装置として機能する。位置情報が取得されると、コンピュータ49は、表示形式変更装置の機能を利用して、対応するシンボルの表示形式を変更する。
例えば、表示色を変更させたり、点滅させたり、形状を変更する。
(4)動作例
以下、各処理機能に対応する動作例を説明する。
(4−1)起動処理
コンピュータ49は、プログラムを起動すると、伝送路に接続された全端末装置の電子ボリュームを0(ゼロ)にリセットする。この制御は、制御スロット(制御チャネル)を通じて、全端末装置に通知される。
次に、コンピュータ49は、親機として動作する端末装置41(図4の場合、左端)に、“鳥の声チャネル”への音声ファイル(Bird.wav)の再生出力を命令する。
この音声ファイルは繰り返し出力される。同時に、“鳥の声チャネル”に鳥の声が流れるように、対応スロットの入力音量を大きく制御する。
同様に、コンピュータ49は、親機として動作する端末装置41に、“車内放送チャネル”への音声ファイル(Driver.wav)の再生出力を命令する。
この音声ファイルも繰り返し出力される。同時に、“車内放送チャネル”に車内放送が流れるように、対応スロットの入力音量を大きく制御する。
また、コンピュータ49は、親機として動作する端末装置41に、“電話のベルチャネル”への音声ファイル(Bell.wav)の再生出力を命令する。
この音声ファイルも繰り返し出力される。同時に、“電話のベルチャネル”にベルの音が流れるように、対応スロットの入力音量を大きく制御する。
これらの音は、各端末装置41による該当チャネルの選択を通じて聞くことができる。
(4−2)シンボルの移動処理
シンボルの移動は、端末装置41又はコンピュータ49の操作入力を通じて実現される。
この実施例では、移動情報の入力に、ポインティングデバイスを使用する。ポインティングデバイスには、例えば、ジョイスティック、マウスその他がある。このポインティングデバイスの操作方向と操作量が、シンボルの移動方向と移動量となる。
シンボルの移動を端末装置41で指示した場合、移動情報は、制御データ(制御パケット)としてコンピュータ49に通知される。
コンピュータ49は、シンボル移動制御装置として機能する。コンピュータ49は、移動情報に基づいてシンボルの位置情報を更新し、結果として画面上のシンボルが移動する。
シンボルの移動がコンピュータ49の指示で行われる場合も同様である。
(4−3)停止位置の確認処理
各端末装置に対するチャネルの選択や電子ボリュームの制御を決定するには、シンボルの停止位置を知る必要がある。この実施例の場合、シンボルの停止位置は次のように判断する。
例えば、システム利用者がジョイスティックを離した時点のシンボル位置で判断する。また例えば、システム利用者がマウスをドロップした時点のシンボル位置で判断する。
なお、シンボル位置が指定の処理範囲にある場合、表示形式を変更する。例えば、シンボルの背景色を変更する。
これに対し、シンボル位置が指定の処理範囲外にある場合、全ての電子ボリュームを0(ゼロ)に制御する。同時に、表示形式を初期状態に変更する。例えば、背景色を初期状態の色にする。
従って、シンボルは、共用画面内を自由に移動できるが、グループエリアその他の通話機能が割り当てられていないエリアでは無音状態に制御される。
すなわち、端末装置41を操作しているシステム利用者の音声は、他のシステム利用者には聞こえない状態に制御される。
なお、指定の処理範囲外にあるシンボルのシステム利用者も、他のシステム利用者の音声を聞くことはできない。
因みに、移動が指示される前に別の処理が実行されていた場合には、全てのボリュームを0(ゼロ)にリセットし、その後、新たな処理を開始する。
(4−4)”通り”(背景音無し)での処理
”通り”には、同一ライン上にシンボルが位置する端末装置間の通話機能が設定されている。また、シンボル間の距離や位置関係に応じた左右の電子ボリューム制御機能も設定されている。
ここでは、停止位置の確認機能を通じ、シンボルが”通り”の上に位置することが、シンボル位置判定装置(コンピュータ49)によって確認されているものとする。
ここでは、制御対象とする端末装置に対応するシンボルを#1とし、同じ”通り”に位置する他のシンボルを#2とする。
この場合、距離演算装置としてのコンピュータ49は、制御対象シンボル#1と他のシンボル#2の距離を、各シンボルの中心間の長さとして求める。この演算には、シンボル位置記憶領域51Bに記憶されているシンボル位置を使用する。
また、コンピュータ49は、シンボル#1に対して他のシンボル#2が左右のどちらに位置するかを判定する。
なお、”通り”が、画面の縦方向に延びている場合には、シンボル#1に対して他のシンボル#2が上下どちらに位置するかも判定する。
ここで、他のシンボル#2が右側に位置する場合、コンピュータ49は、シンボル#1に対し、シンボル#2に対応する専用チャネルのうち右スピーカー用の出力ボリュームを上げるように指示する。勿論、音量は、距離に応じたレベルである。他の場合も、同じである。
一方、他のシンボル#2が左側に位置する場合、コンピュータ49は、シンボル#1に対し、シンボル#2に対応する専用チャネルのうち左スピーカー用の出力ボリュームを上げるように指示する。
また、他のシンボル#2が図中上側に位置する場合、コンピュータ49は、シンボル#1に対し、シンボル#2に対応する専用チャネルのうち左スピーカー用の出力ボリュームを上げるように指示する。
また、他のシンボル#2が図中下側に位置する場合、コンピュータ49は、シンボル#1に対し、シンボル#2に対応する専用チャネルのうち右スピーカー用の出力ボリュームを上げるように指示する。
勿論、シンボル#2に対しては、シンボル#1とは反対の制御をする必要がある。左右上下の位置関係が逆の関係になるためである。
コンピュータ49は、これらの処理を、同じ“通り”上に位置する全てのシンボルについて繰り返し実行する。
(4−5)”通り”(背景音あり)での処理
これは、鳥71の鳴き声が聞こえる”通り”に対する処理である。なお、固定音源である鳥の鳴き声には、1つの専用チャネルが割り当てられている。
この”通り”では、同一ライン上にシンボルが位置する端末装置間の通話時に、背景音として鳥の鳴き声が追加される。従って、シンボル間の通話機能については、前項で説明した処理内容と同じである。
ここでは、鳥の鳴き声の処理について説明する。基本的には、シンボル間の処理と同じであるが、鳥の鳴き声はシステム音であるので、左右の音量の調整は、端末装置に対する処理のみとなる。
この場合、距離演算装置としてのコンピュータ49は、制御対象であるシンボル#1と鳥71がいる樹の中心までの距離を求める。
また、コンピュータ49は、シンボル#1に対して樹の位置が左右のどちらに位置するかを判定する。
なお、”通り”が、画面の縦方向に延びている場合には、シンボル#1に対して樹の位置が上下のどちらに位置するかを判定する。
電子ボリュームの制御方法については、シンボル間の制御内容と同じである。すなわち、位置関係と距離に応じて、電子ボリュームが制御される。
(4−6)”通り”の角(交差点)での処理
これは、シンボルが“通り”と“通り”の角に位置する場合の処理である。この処理は、共有画面61の横方向に延びる“通り”と縦方向に延びる“通り”の交差点に、シンボルが位置する場合に必要となる。
この位置では、交差する2つ以上の“通り”について、他のシンボルの有無と、存在する場合の位置関係及び距離の長さが確認され、距離と位置関係に応じた電子ボリュームの制御がコンピュータ49により実行される。
すなわち、制御対象とする端末装置に対し、グループ通話の相手先となるシンボルの位置が右側か、左側か、上側か、下側かの判断が行われる。また、制御対象に定めた端末装置に対する各相手先のシンボルまでの距離が演算される。
そして、制御対象とする端末装置に対する電子ボリュームの制御内容が決定される。
勿論、“通り”に鳥の鳴き声その他の背景音(環境音)が存在する場合には、その音源までの距離と位置関係に応じた制御内容が決定される。
かくして、制御対象とする端末装置41のスピーカー45からは、個別に音量が調整された各チャネルの音がミックスされた状態で出力される。
(4−7)電車での処理
電車73も、“通り”と同じグループエリアの一つである。ただし、“通り”は、グループエリアが線で与えられるのに対して、電車73は、グループエリアが面として与えられる。このため、“通り”と同じ処理を適用することができる。
なお、電車73内の会話では、距離感や位置関係が現れにくい。
このため、この実施例では、距離や位置関係に応じた電子ボリューム処理を省略する。すなわち、電車73にミックスチャネルを割り当てる手法を採用する。
電車73に割り当てられた専用のミックスチャネルを、“電車チャネル”と呼ぶ。
コンピュータ49は、エリア内に位置する端末装置41に対し、受信した“電車チャネル”の出力音量を上げるように指示を出す。これにより、スピーカー45から、電車内の会話音が聞こえる状態になる。
また、コンピュータ49は、“電車チャネル”に各端末の音声が多重されるように、“電車チャネル”に対する音声の入力音量を上げるように指示を出す。これにより、電車内に位置する端末装置に音声を伝送することができる状態になる。なお、“電車チャネル”への各音声の入力は多重入力である。
なお、電車73に固有の環境音である車内放送には専用チャネルが割り当てられている。
従って、コンピュータ49は、電車内に位置する全ての端末装置に対し、受信した“車内放送チャネル”の出力音量を上げるように指示を出す。
結果として、各端末装置41のスピーカー45には、車内放送と他の端末装置の音声のミックス音が出力される。
(4−8)学校での処理
学校75も、グループエリアの一つである。学校75の場合も、グループエリアは面として定義される。従って、この場合も、“通り”と同じ処理の適用が可能である。ただし、この実施例では、学校75に、電車73と同じ処理を適用する。
すなわち、学校75には、専用のミックスチャネルを割り当て、前述の処理を適用する。
なお、学校75の処理の場合、このミックスチャネルを“学校チャネル”と呼ぶ。
また、学校の環境音を専用チャネルを割り当てる。もっとも、学校用の環境音を用いない設定とすることもできる。前述した電車についても同様である。
結果的に、各端末装置41のスピーカー45には、学校75にシンボルが位置する端末装置の音声をミックスした音が出力される。
(4−9)直接通話機能の処理(発呼処理)
ここでは、電話ボックス77のうち直接通話要求エリア77Aにシンボルが位置する場合の処理内容を説明する。以下、操作及び処理の進行順に説明する。
コンピュータ49は、シンボルが直接通話要求エリア77Aに入ると、電話機を模倣したウィンドウを表示する。
システム利用者は、通話を要求する任意の相手先番号を入力する。この入力は、端末装置41に接続されたテンキーその他の入力装置47を通じて行われる。
コンピュータ49は、制御データとして受信した相手先番号を画面上のウィンドウに表示する。
次に、コンピュータ49は、直接通話を要求する端末装置側で通信ボタンが操作されたか判定する。通信ボタンは、電話機のフック・ボタンに対応する。押し込むとオフフックとなり、押し上げるとオンフックとなる。通信ボタンの操作により相手先番号が確定し、接続処理に進む。
通信ボタンの操作が確認されると、コンピュータ49は、相手先番号に対応する端末装置に制御データを送信し、'電話のベルチャネル'の出力音量を上げる。因みに、'電話のベルチャネル'は専用チャネルである。
同時に、コンピュータ49は、相手先番号に対応する端末装置に制御データを送信し、端末装置の発光素子(例えば、LED)を点滅制御する。勿論、点滅するのは電話に割り当てられた発光素子である。
コンピュータ49は、相手先番号に対応する端末装置側で通信ボタンが操作されたか否かを判定する。
通信ボタンの操作が確認されると、コンピュータ49は、相手先番号に対応する端末装置に制御データを送信し、'電話のベルチャネル'の出力音量を0(ゼロ)に制御する。同時に、コンピュータ49は、相手先番号に対応する端末装置のチャネル状態を保存する。これは通話後、直ちに現状に復帰するためである。
この後、コンピュータ49は、通話を要求した端末装置と相手先番号に対応する端末装置の発光素子を点灯状態に制御する。
また、コンピュータ49は、通話を開始した2つの端末装置に対応するシンボルの背景色を共に赤に変更する。
これにより、当事者だけでなく、システム利用者の全員が話中を確認できる。
続いて、コンピュータ49は、両端末装置に制御データを送信し、各端末装置の専用チャネル用の入力音量を上げるように制御する。このとき、各端末装置の専用チャネル以外の入力レベルは0(ゼロ)に制御される。
また、コンピュータ49は、両端末装置に制御データを送信し、互いに相手方の端末装置の専用チャネルの出力音量を上げるように制御する。このとき、相手方の専用チャネル以外の出力レベルは0(ゼロ)に制御される。
これにより、両端末装置間の直接通話が実現される。
(4−10)直接通話機能の処理(断処理)
次に、直接通話を終了させるための処理を説明する。直接通話の終了処理は、通話中に、いずれかの端末装置から通信ボタンの操作の検出により開始される。
通信ボタンの操作が確認されると、コンピュータ49は、両端末装置に対し、各専用チャネルへの入力音量を0(ゼロ)にするように指示を出す。
また、コンピュータ49は、両端末装置に対し、互いに相手方の端末装置に対応する専用チャネルの出力音量を0(ゼロ)にするように指示を出す。
これにより、直接通話は終了する。
また、コンピュータ49は、両端末装置に制御データを送信し、通話中を示す発光素子を消灯制御する。
また、コンピュータ49は、両シンボルの背景色を元の色に戻す。
この後、コンピュータ49は、直接通話の開始時に保存しておいた、相手先番号に対応する端末装置のチャネル状態を復元する。
すなわち、コンピュータ49は、チャネルへの入出力関係を指示する制御データを相手先番号に対応する端末装置に与える。
最後に、画面上に表示した電話機を模したウィンドウを消す。
(4−11)ボイスメールの登録処理
ここでは、電話ボックス77のうちボイスメールエリア77Bにシンボルが位置する場合の処理内容を説明する。ここでも、操作及び処理の進行順に説明する。
コンピュータ49は、シンボルがボイスメールエリア77Bに入ると、電話機を模倣したウィンドウを消す。
システム利用者は、ボイスメールを送信先となる任意の相手先番号を入力する。この入力も、端末装置41に接続されたテンキーその他の入力装置47を通じて行われる。
コンピュータ49は、制御データとして受信した相手先番号を画面上のウィンドウに表示する。
次に、コンピュータ49は、送信要求側の端末装置でメールボタンが操作されたか否かを判定する。
メールボタンの操作が確認されると、コンピュータ49は、送信要求側の端末装置に対し、その'専用チャネル'の入力音量を上げるように指示を出す。
同時に、コンピュータ49は、送信要求側の端末装置に対し、その'専用チャネル'の出力音量を上げるように指示を出す。
これは、システム利用者が自分の発声した録音中の声を確認できるようにするためである。
コンピュータ49は、送信元に対応するシンボルの背景色を赤に変更し、録画中であることを表示する。
また、コンピュータ49は、‘専用チャネル’を通じて受信された音声データを、ボイスメールとしてメモリ領域に記憶する。
(4−12)ボイスメールの登録終了処理
ここでは、ボイスメールの登録処理を終了する場合の処理内容を説明する。
コンピュータ49は、システム利用者によるメールボタンの操作を検出すると、送信要求側の端末装置に対し、その'専用チャネル'の入力音量を0(ゼロ)にするように指示を出す。
この後、コンピュータ49は、先にメモリ領域に記憶しておいた音声データを、相手先番号で特定される端末装置宛のボイスファイル(例えば、wavファイル)として保管する。
次に、コンピュータ49は、送信要求側のシンボルの背景色を元に戻すと共に、相手先側のシンボルの背景色を灰色に変更する。
また、ボイスメールが登録された相手先に対応する端末装置の発光素子を点滅制御する。
勿論、点滅するのはボイスメールに割り当てられた発光素子である。
これにより、全てのシステム利用者が、どのシンボル宛のボイスメールが登録されたか視覚的に確認することができる。
また、相手先のシステム利用者は、自身の端末装置に設けられた発光素子の点滅表示からボイスメールの登録を把握できる。
(4−13)ボイスメールの受信処理
ここでは、ボイスメールを受信する場合の処理内容を説明する。
ボイスメールの再生は、ボイスメールの送信先に指定された端末装置に対応するシンボルがボイスメールエリアに移動することで開始する。
なお、コンピュータ49は、シンボルがボイスメールエリアに移動したことを検出すると、電話機を模倣したウィンドウを消す。
コンピュータ49は、ボイスメールの送信先である端末装置でメールボタンが操作されたか否かを判定する。
メールボタンの操作が確認されると、コンピュータ49は、メールエリア内に位置するシンボルの背景色を緑色に変更する。
次に、コンピュータ49は、このシンボルに対応する端末装置宛のボイスメールが存在するか否か判定する。
ボイスメールが存在すれば、コンピュータ49は、登録されているボイスファイル(wavファイル)を再生し、'ボイスメールチャネル'に流す。この'ボイスメールチャネル'は、専用チャネルである。
また、ボイスメールの送信先である端末装置に対しては、'ボイスメールチャネル'の出力音量を上げるように指示を出す。
これにより、相手先の端末装置のシステム利用者は、ボイスメールを確認できる。
(4−14)ボイスメールの再生終了処理
続いて、ボイスメールの再生を終了する場合の処理内容を説明する。
コンピュータ49は、ボイスメールを再生中の端末装置でメールボタンが操作されたか否かを判定する。
メールボタンの操作が確認されると、コンピュータ49は、wavファイルを閉じる。すなわち、'ボイスメールチャネル'へのボイスメールの送出を中止する。
この後、コンピュータ49は、ボイスメールを再生していた端末装置に対し、'ボイスメールチャネル'の出力音量を0(ゼロ)にするように指示を出す。
また、コンピュータ49は、メールエリア内に位置するシンボルの背景色を元の色に戻す。
同時に、コンピュータ49は、ボイスメールを再生していた端末装置に対し、発光素子を消灯するように指示を出す。
この発光素子は、ボイスメールに割り当てられた発光素子である。
最後に、画面上に表示した電話機を模したウィンドウを消す。
(4−15)レコード店での処理(再生開始)
ここでは、レコード店79にシンボルが位置する場合の処理内容を説明する。ここでも、操作及び処理の進行順に説明する。
コンピュータ49は、レコード店79にシンボルが位置することを確認すると、共有画面61上に音楽を選択するウィンドウを表示する。
システム利用者は、端末装置に接続されたテンキーその他の入力装置47を通じて、聴きたい任意の音楽の番号を入力する。
コンピュータ49は、制御データとして受信した番号を画面上のウィンドウに表示する。
次に、コンピュータ49は、音楽の再生を要求する端末装置側で再生ボタンが操作されたか判定する。再生ボタンの操作により音楽の選択が確定する。
再生ボタンの操作が確認されると、コンピュータ49は、対応する音楽ファイル(wavファイル)を再生し、'レコード店チャネル'の出力音量を上げる。因みに、'レコード店チャネル'は専用チャネルである。
また、コンピュータ49は、再生中を示す画面表示に変更する。
(4−16)レコード店での処理(再生終了)
続いて、音楽の再生を終了する場合の処理内容を説明する。
コンピュータ49は、音楽ファイルの再生先である端末装置で再生ボタンが操作されたか否かを判定する。
再生ボタンの操作が確認されると、コンピュータ49は、音楽ファイル(wavファイル)を閉じる。
次に、コンピュータ49は、音楽ファイルの再生先である端末装置に対し、'レコード点チャネル'の出力音量を0(ゼロ)にするように指示を出す。
この後、コンピュータ49は、音楽の選択を受け付ける表示に変更する。
(4−17)オウム返し機能の処理
ここでは、オウム返しエリア81にシンボルが位置する場合の処理内容を説明する。ここでも、操作及び処理の進行順に説明する。
まず、音声の記録処理を説明する。
コンピュータ49は、オウム返しエリア81にシンボルが位置することを確認すると、そのシンボルの背景色を赤に変更する。
コンピュータ49は、対応する端末装置に対し、その'専用チャネル'の入力音量を上げるように指示を出す。
同時に、コンピュータ49は、対応する端末装置に対し、その'専用チャネル'の出力音量を上げるように指示を出す。
これは、システム利用者が自分の発声した録音中の声を確認できるようにするためである。
なお、コンピュータ49は、入力音量が一定値を超えると(すなわち、発声を検出すると)、受信したボイスデータをコンピュータ49のメモリ領域に記憶する。
次に、音声の再生処理を説明する。
コンピュータ49は、入力音量が一定値から下がると(ここでは、無音状態が2秒間続いたら発声終了とみなす)、先にメモリ領域に記憶したボイスデータを’オウム返しチャネル’に流す。このオウム返しチャネルは専用チャネルである。
また、コンピュータ49は、シンボルの背景色を緑色に変更し、ボイスデータの再生開始を通知する。
最後に、終了処理を説明する。
コンピュータ49は、ボイスデータの再生が終了すると、対応する端末装置に対し、その'専用チャネル'の入力音量を0(ゼロ)にするように指示を出す。
この後、コンピュータ49は、対応するシンボルの背景色を元に戻す。
(4−18)位置確認機能の処理
ここでは、位置確認機能の処理内容を説明する。ここでも、操作及び処理の進行順に説明する。
システム利用者は、位置確認の機能に割り当てられた複数の案内ボタンのうちいずれかを操作する。この入力も、端末装置41に接続されたテンキーその他の入力装置47を通じて行われる。
コンピュータ49は、制御データとして受信した案内ボタン番号に対応する地点に、対応する番号を表示する。例えば、該当地点の背景色を橙色に変更し、点滅表示する。
コンピュータ49は、システム利用者による案内ボタンの操作の終了を検出すると(指が離れたことを検出すると)、対応地点の番号表示を元に戻す。
この機能により、案内ボタンを操作したシステム利用者は、案内ボタンに対応する地点を共有画面61を通じて確認することができる。
なお、案内ボタンには、各端末装置に固有のボタン(例えば、対応するシンボルを表示するボタン)と、全ての端末装置に共通するボタン(例えば、電車や学校を表示するボタン)とがある。
また、各案内ボタンがどの位置情報の表示に使用されるかは、コンピュータ49側に予め登録されている。登録情報は、例えば記憶装置51に保存される。
(4−19)モニター機能
ここでは、モニター機能の処理内容を説明する。ここでも、操作及び処理の進行順に説明する。
モニター機能は、コンピュータ49の操作者が、特定の端末装置が聴いているチャネルの音を確認するために使用される。
この場合、コンピュータ49の操作者が、画面上でモニター対象とするシンボルの番号を1つ選択する。選択されたシンボル番号は、モニターエリア83に表示される。
これにより、全てのシステム利用者が、モニター中のシンボル番号を目視確認できる状態になる。
コンピュータ49は、選択されたシンボルに対応する端末装置の出力状態に関する情報を取得する。例えば、出力音量が上がっているチャネルの情報を取得する。
コンピュータ49の操作者が、画面上の音量スイッチでスピーカーへの出力音量を決める。出力音量の値は、モニターエリア83に表示される。
コンピュータ49は、モニター対象の端末装置に対し、先に取得されたチャネルの音を、音量スイッチで指定した音量で‘モニターチャネル’に流すように指示を出す。ここで、‘モニターチャネル’は専用チャネルである。
これにより、コンピュータ49の操作者は、任意の端末装置で出力されている音をモニターすることができる。
(5)実施形態の効果
以上説明した共用画面と、共用画面に連動した機能の採用により、システム利用者の全員が容易にシステムの稼働状況を確認することができる。
また、システム利用者は、能動的にシンボルの位置を移動させ、生の音声によるコミュニケーションやシミュレーションを体感できる。
この際、システム利用者に必要な操作は、基本的にシンボルの移動だけで良い。
例えば、仮想世界に配置された“通り”63、65、67、69、電車73、学校75に移動すれば、グループ通話を体感できる。
また例えば、電話ボックス77に移動すれば、1対1の直接通話やボイスメールを利用することができる。
このように、複雑な操作を必要としないため、あらゆる年代のシステム利用者にとって使い勝手の良いオーディオ信号伝送システムを実現できる。
また、音源間の距離に応じて、端末装置の出力音量を制御する機能を搭載することにより、仮想世界上の移動の現実感を高めることができる。
同様に、音源間の位置関係に応じて、端末装置における左右の出力音量を個別に制御する機能を搭載することにより、仮想世界上における位置関係の体感を容易なものとできる。すなわち、現実に近い状態で、仮想世界での会話を楽しむことができる。
同様に、仮想世界上の各位置に応じた環境音を会話音にミックスして出力できることにより、会話の臨場感を高めることができる。シミュレーションプレイには効果的である。
(6)他の実施形態
(a)前述の実施形態では、サーバーとして機能するコンピュータ49に、端末装置や表示画面の制御機能や記憶機能を搭載する場合について説明した。
しかし、これら機能の一部又は全てを端末装置側に搭載することもできる。
例えば、仮想世界を構成する素材情報その他を各端末装置に配置し、各端末装置が個別に、他の端末装置に対応するシンボルの移動を表示内容に反映させても良い。
また例えば、各端末装置が個別にチャネルの選択や電子ボリュームを制御しても良い。この仕組みを採用すれば、サーバーを使用しないシステム構成も実現できる。また、処理が分散されるため、伝送路を流れる制御データ量を低減できる。
(b)前述の実施形態では、共有画面をスクリーン上に表示したが、各端末装置に接続した表示装置に個別に表示させても良い。この仕組みを採用すれば、場所の制約を無くすことができる。すなわち、システム利用者は、任意の場所からシステムを利用することができる。
(c)前述の実施形態では、各端末装置にパスの自動折り返し機能を搭載した。
しかし、パス折り返し用の端末装置とパス中継用の端末装置を用いても良い。
(d)前述の実施形態では、端末装置として、図14に示す構成のものを適用した。
しかし、音声の入出力機能を搭載する情報処理装置であれば、その商品形態に係わらず適用できる。
例えばコンピュータ、テレビ会議用端末装置、語学学習用端末装置、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゲーム機器、携帯情報端末(携帯型のコンピュータ、携帯電話機、携帯型ゲーム機、電子書籍等)、時計、画像再生装置(例えば、光ディスク装置、ホームサーバー)、発明に係る機能を搭載した処理ボードや処理カードにも適用できる。
(e)前述の実施形態には、発明の趣旨の範囲内で様々な変形例が考えられる。また、本明細書の記載に基づいて創作される各種の変形例及び応用例も考えられる。
オーディオ信号伝送システムの構成例を示す図である。 オーディオ信号伝送システムのシステム構成を示す図である。 共有画面例を示す図である。 オーディオ信号伝送システムの実施例を示す図である。 サーバーの機能構成例を示す図である。 グループエリア機能の機能構成例を示す図である。 出力音量制御機能の機能構成例を示す図である。 出力バランス制御機能の機能構成例を示す図である。 直接通話機能の機能構成例を示す図である。 ボイスメール機能の機能構成例を示す図である。 位置確認機能の機能構成例を示す図である。 モニター機能の機能構成例を示す図である。 端末装置間の接続関係を示す図である。 端末装置の内部構成例を示す図である。 パスの自動折り返し機能を示す図である。 各端末装置とチャネルとの対応関係を説明する図である。 チャネル別の入力音量制御機能を説明する図である。 チャネル別の出力音量制御機能を説明する図である。 伝送データの構造例を示す図である。 共用画面の実施例を示す図である。 共用画面の機能構成例を示す図である。 グループ通話機能を説明する図である。 シンボルが有効領域に移動した際の表示形式の変更を説明する図である。 音源間の距離に応じた電子ボリュームの制御機能を説明する図である。 音源間の距離に応じた電子ボリュームのイメージ図である。
符号の説明
11 ネットワーク端末装置
13 素材情報記憶装置
15 シンボル位置記憶装置
17 対応関係記憶装置
19 シンボル移動制御装置
21 画像表示装置
31、61 共有画面
33 通路
35 シンボル
49A シンボル移動制御機能
49B グループエリア機能
49C 出力音量制御機能
49D 出力バランス制御機能
49E 直接通話機能
49F ボイスメール機能
49G 位置確認機能
49H モニター機能
61、63 通り
65、69 鳥がいる通り
73 電車
75 学校
77 電話ボックス
79 レコード店
81 オウム返しエリア
83 モニターエリア

Claims (18)

  1. 各音源に割り当てられたチャネルを複数のネットワーク端末装置で共用する方式のオーディオ信号伝送システムであって、
    音源の一つに対応するネットワーク端末装置と、
    仮想世界を構成する素材情報を記憶する素材情報記憶装置と、
    仮想世界を移動するシンボルとその位置情報を記憶するシンボル位置記憶装置と、
    前記シンボルとネットワーク端末装置との対応関係を記憶する対応関係記憶装置と、
    各ネットワーク端末装置から受信される制御データに従い、対応するシンボルの移動を制御するシンボル移動制御装置と、
    各シンボルと仮想世界との合成画像を、共有画面として表示する画像表示装置と
    を有することを特徴とするオーディオ信号伝送システム。
  2. 請求項1に記載のオーディオ信号伝送システムは、
    仮想世界に設定されたグループエリアの位置情報を保持するグループエリア保持装置と、
    ネットワーク端末装置に対応するシンボルが、グループエリアの少なくとも一つに位置するか否かを判定するシンボル位置判定装置と、
    ネットワーク端末装置に対応するシンボルがグループエリア内に位置する場合、同じグループエリアに位置する他の音源の出力音量を制御する音量制御装置と
    を有することを特徴とするオーディオ信号伝送システム。
  3. 請求項2に記載のオーディオ信号伝送システムにおいて、
    前記音量制御装置は、グループエリアに2つの音源が存在する場合、シンボルに対応するネットワーク端末装置による他の音源の出力を制御する
    ことを特徴とするオーディオ信号伝送システム。
  4. 請求項2に記載のオーディオ信号伝送システムにおいて、
    前記音量制御装置は、グループエリアに3つの音源が存在する場合、シンボルに対応するネットワーク端末装置による他の音源の重畳出力を制御する
    ことを特徴とするオーディオ信号伝送システム。
  5. 請求項2に記載のオーディオ信号伝送システムは、
    前記グループエリアに位置するシンボルの表示形式を、グループエリア外に位置する場合とは異なる表示形式に変更する表示形式変更装置
    を有することを特徴とするオーディオ信号伝送システム。
  6. 請求項1に記載のオーディオ信号伝送システムは、
    制御対象とするネットワーク端末装置に対応するシンボルと、制御対象とするネットワーク端末装置以外の他の音源との仮想世界上における距離を演算する距離演算装置と、
    演算により求められた距離に応じ、制御対象とするネットワーク端末装置で出力される他の音源の出力音量を制御する音量制御装置と
    を有することを特徴とするオーディオ信号伝送システム。
  7. 請求項1に記載のオーディオ信号伝送システムは、
    制御対象とするネットワーク端末装置に対応するシンボルと、制御対象とするネットワーク端末装置以外の他の音源の位置情報を取得する位置情報取得装置と、
    制御対象とするネットワーク端末装置に対応するシンボルに対し、他の音源が左右どちらの側に位置するか判定する位置関係判定装置と、
    判定結果に応じ、制御対象とするネットワーク端末装置で出力される他の音源に関する左右の出力音量を制御する音量制御装置と
    を有することを特徴とするオーディオ信号伝送システム。
  8. 請求項1に記載のオーディオ信号伝送システムは、
    直接通話要求エリアの位置情報を記憶する直接通話要求エリア記憶装置と、
    直接通話要求エリアに位置するシンボルに対応するネットワーク端末装置を特定する情報を取得する第1の特定情報取得装置と、
    直接通話の相手先に指定したネットワーク端末装置を特定する情報を取得する第2の特定情報取得装置と、
    直接通話の相手先に指定されたネットワーク端末装置に対応するシンボルの表示形式を、指定される前の状態とは異なる表示形式に変更する表示形式変更装置と
    を有することを特徴とするオーディオ信号伝送システム。
  9. 請求項1に記載のオーディオ信号伝送システムにおいて、
    ボイスメールエリアの位置情報を記憶するボイスメールエリア記憶装置と、
    ボイスメールエリアに位置するシンボルに対応するネットワーク端末装置を特定する情報を取得する第1の特定情報取得装置と、
    ボイスメールの送信先に指定されたネットワーク端末装置を特定する情報を取得する第2の特定情報取得装置と、
    ボイスメールの送信先に指定されたネットワーク端末装置に対応するシンボルの表示形式を、指定される前の状態とは異なる表示形式に変更する表示形式変更装置と
    を有することを特徴とするオーディオ信号伝送システム。
  10. 請求項1に記載のオーディオ信号伝送システムにおいて、
    位置確認要求を送信したネットワーク端末装置に対応するシンボルの位置情報を、前記シンボル位置記憶装置から取得する位置情報取得装置と、
    取得位置のシンボルの表示形式を、位置確認要求前とは異なる表示形式で表示する表示形式変更装置と
    を有することを特徴とするオーディオ信号伝送システム。
  11. 請求項1に記載のオーディオ信号伝送システムにおいて、
    モニター対象に指定されたネットワーク端末装置での音源の出力状態に関する情報を取得する音源情報収集装置と、
    取得情報に基づいて、各音源の出力音量を制御する音量制御装置と
    を有することを特徴とするオーディオ信号伝送システム。
  12. 各音源から発生されたオーディオ信号を、複数のネットワーク端末装置で受信する方式のオーディオ信号伝送方法であって、
    仮想世界を移動するシンボルとネットワーク端末装置との対応関係を、対応関係記憶装置から取得する処理と、
    音源の一つとしての各ネットワーク端末装置から受信される制御データに従い、対応するシンボルの移動を制御する処理と、
    各シンボルと仮想世界との合成画像を、共有画面として画像表示装置に表示する処理と
    を有することを特徴とするオーディオ信号伝送方法。
  13. 各音源から発生されたオーディオ信号を、複数のネットワーク端末装置で受信する方式のオーディオ信号伝送システムを構成するサーバーであって、
    仮想世界を構成する素材情報を記憶する素材情報記憶装置と、
    仮想世界を移動するシンボルとその位置情報を記憶するシンボル位置記憶装置と、
    前記シンボルとネットワーク端末装置との対応関係を記憶する対応関係記憶装置と、
    音源の一つとしての各ネットワーク端末装置から受信される制御データに従い、対応するシンボルの移動を制御するシンボル移動制御装置と、
    各シンボルと仮想世界との合成画像を、共有画面として出力する画像出力装置と
    を有することを特徴とするオーディオ信号伝送システムのサーバー。
  14. 各音源から発生されたオーディオ信号を、複数のネットワーク端末装置で受信する方式のオーディオ信号伝送システムを構成するネットワーク端末装置であって、
    自装置に対応するシンボルと仮想世界上に位置する他の音源との位置関係に応じ、各音源の出力音量を制御する出力制御装置
    を有することを特徴とするオーディオ信号伝送システムのネットワーク端末装置。
  15. 各音源から発生されたオーディオ信号を、複数のネットワーク端末装置で受信する方式のオーディオ信号伝送システムを構成するサーバーとして機能するコンピュータに、
    仮想世界を移動するシンボルとネットワーク端末装置との対応関係を、対応関係記憶装置から取得する処理と、
    音源の一つとしての各ネットワーク端末装置から受信される制御データに従い、対応するシンボルの移動を制御する処理と、
    各シンボルと仮想世界との合成画像を、共有画面として表示する処理と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  16. 各音源から発生されたオーディオ信号を、複数のネットワーク端末装置で受信する方式のオーディオ信号伝送システムを構成するネットワーク端末装置として機能するコンピュータに、
    自装置に対応するシンボルと仮想世界上に位置する他の音源との位置関係を取得する処理と、
    取得した位置関係に応じ、各音源の出力音量を制御する処理と
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  17. 請求項15に記載のプログラムを記録した
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 請求項16に記載のプログラムを記録した
    ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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