JP2005326683A - 導電性シートの導通機構及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 筐体への導電性シートと接点部材との取付けの作業効率を向上させる。
【解決手段】 接点部材200をトナー回収ケース88の接点部面304と平行に押し込んで取り付ける。接点部材200の押え部204の先端部が突出部316の上端部316Bに当接した後、更に押し込むと押え部204の先端部が上方を向く。更に押し込み、突出部316の上端部316Bを乗り越えると、テーパー面316Aに当接片206の端部が当接し押し上げられ、接点部材200の押え部204の折曲部204Aを、導通面104を押圧する方向(接点部面304に押し付ける方向)に撓む。このように、トナー回収ケース88の接点部面304と平行に押し込んで取り付けるだけで、接点部材200がトナー回収ケース88に固定され、接点部材200と導電性シート100とが電気的に導通する。よって、取り付け後に、例えば、別途ビス止めして固定する必要がない。よって、作業効率が良い。また部品点数が少ないので低コストである。
【選択図】 図4

Description

本発明は、導電性シートの導通機構、及びこの導電性シートの導通機構を備える画像形成装置に関する。
画像形成装置の画像形成方式としては、公知の電子写真プロセスを用いたものが知られている。公知の電子写真プロセスは、次のようなプロセスで記録用紙などの記録媒体に画像を形成する。
感光体ドラムを回転させながら、帯電器で感光体ドラムを所定の電位に一様に帯電する。帯電した感光体ドラムを露光し潜像を形成する。この潜像を現像器で現像し、感光体ドラム上にトナー像を形成する。このトナー像は記録用紙に転写され、そして、定着器で記録用紙にトナー像を定着する。
また、1個の感光体で中間転写ベルトにシアン、マゼンタ、イエロー、黒からなるフルカラーのトナー像を形成するカラープリンタでは、中間転写ベルトを4周回転させ、中間転写ベルトが1周する毎に中間転写ベルトに1色ずつトナー像を重ね合わせていく。
なお、感光体ドラムや中間転写ベルトの転写後の残留トナーはクリーニング機構で除去し、回収ケースに回収している。
さて、中間転写ベルトの転写後の残留トナーのクリーニング機構として、下記のような方法を採用している画像形成装置がある。
中間転写ベルトにブラシ上のクリーナロールを当接させ残留トナーを掻きとる。クリナロールにステンレス製の回収ローラを当接させ残留トナーを付着させる。回収ローラに付着した残留トナーはスクレーパによって掻きとり、回収ケースに回収する。
回収ローラと回収ケースと隙間は、回収ケースに取り付けられ、回収ローラに当接するシート部材でシールされている。(例えば、特許文献1参照)。
このようなシート部材は、通常、回収ケースなどの筐体には両面テープなどで貼り付けて固定する。
さて、シート部材が当接した部材を帯電するため、シート部材に導電性を有する導電性シートを用い、この導電性シートにバイアス電圧を印加する場合がある。
このように導電性シートにバイアス電圧を印加するためには、導電性シートと電気的に接続し、バイアス電圧を印加する導通部材が必要である。そして、導電性部材は、導電性シートを回収ケースなどの筐体に両面テープなどで貼り付けたのち、筐体にビス止して固定する必要がある。このため、作業効率が良くなかった。
特開平1−219048号公報
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、筐体への導電性シートと導電性部材との取付けの作業効率を向上させることを目的とする。
請求項1に記載の導電性シートの導通機構は、筐体と、前記筐体の第1面に取り付けられ、被当接物に当接する導電性シートと、前記筐体に取り付けられ、前記導電性シートに対して電気的に接続する導電性部材と、を備える導電性シートの導通機構であって、前記導電性部材は、前記導電性シートを前記第1面との間に挟む板バネ部と、前記板バネ部から略直角向へ延出し、前記筐体の前記第1面と略直角な第2面に当接する固定部と、を備え、前記板バネ部のバネ力で前記板バネ部が前記第1面を押圧する方向に撓ませることを特徴としている。
請求項1に記載の導電性シートの導通機構は、被当接物に当接する導電性シートが筐体の第1面に取り付けられ、また、前記導電性シートに対して電気的に接続する導電性部材も筐体に取り付けられている。
導電性部材は、板バネ部が導電性シートを第1面との間に挟んでいる。また、固定部が板バネ部から略直角方向へ延出し、筐体の第1面と略直角な第2面に当接している。そして、板バネ部のバネ力で板バネ部が第1面を押圧する方向に撓ませている。
よって、導電性部材を筐体に取り付けると、導電性シートと導通部材とが電気的に接続するとともに、板バネ部のバネ圧で導電性部材は筐体に固定される。したがって、導電性部材を筐体に取り付け後に、例えば、ビス止めの必要がない。よって、作業効率が良い。また、部品点数も少ないので低コストである。
請求項2に記載の導電性シートの導通機構は、請求項1に記載の構成において、前記導電性シートは、前記被当接物と当接する当接面と、前記当接面と異なる平面上に形成され、前記筐体の前記第1面に取り付けられ、前記第1面と前記板バネ部との間に挟まれる導通部面と、で構成することを特徴としている。
請求項2に記載の導電性シートの導通機構は、導電性シートは、被当接物と当接する当接面と、筐体の第1面と板バネ部との間に挟まれる導通部面と、が異なる平面上に形成されている。よって、被当接物と板バネ部も異なる平面上となる。したがって、被当接物と板バネ部とが干渉しない。よって、被当接物と板バネ部とが干渉しないような構成、例えば、被当接物との当接幅より幅広の導電性シートし、被当接物が当接していない部分と板バネを接触させる構成とする必要がないので、省スペースである。
請求項3に記載の導電性シートの導通機構は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記板バネ部は、平板で構成され、前記導電性シートを押える押え部と、前記押え部から延出し、前記第1面に形成されたテーパー面に当接して撓み、該押え部で前記導電性シートを押圧させる当接片と、で構成することを特徴としている。
請求項3に記載の導電性シートの導通機構は、板バネ部は平板で構成され、導電性シートを押える押え部と、押え部から延出する当接片とで構成している。そして、導電性部材が筐体に取り付けられると、当接片が筐体の第1面に形成されたテーパー面に当接して撓み、押え部で導電性シートを押圧する。
したがって、導電性部材を筐体に取り付けると押え部が導電性シートを押圧し、電気的に導通するとともにとともに、筐体に固定されるので、作業効率が良い。
請求項4に記載の導電性シートの導通機構は、請求項3に記載の構成において、前記押え部の先端部は、V字状に曲げられた折曲部が形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の導電性シートの導通機構は、押え部の先端部には、V字状に曲げられた折曲部が形成されている。よって、押え部が導電性シートを押さえる接点圧が高くなり、押え部と導電性シートとの導通の信頼性が向上する。
請求項5に記載の導電性シートの導通機構は、請求項3又は請求項4に記載の構成において、前記板バネ部を前記第1面に対して平行に押し込むと、前記押え部が、前記テーパー面の端部に当たり、前記第1面から離れる方向に変形し、前記端部を乗り越えると、前記当接片が前記テーパー面に当接して撓み、該押え部で前記導電性シートを押圧させることを特徴としている。
請求項5に記載の導電性シートの導通機構は、板バネ部を第1面に対して平行に押し込むと、押え部がテーパー面の端部に当たり、第1面から離れる方向に変形する。よって、押し込む際に、第1面に当接して取り付けられている導電性シートに接触しないので、例えば、導電性シートを傷つけない。
そして、端部を乗り越えると、当接片がテーパー面に当接して撓み、押え部で導電性シートを押圧させる。よって、電気的に導通するとともに、筐体に固定される。また、容易には外れない。
請求項6に記載の導電性シートの導通機構は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の構成において、前記筐体には、前記第2面から突設する第1突部が形成され、前記固定部には、前記第1突部と勘合する勘合孔が形成されていることを特徴としている。
請求項6に記載の導電性シートの導通機構は、筐体には第2面から突設する第1突部が形成されている。そして、固定部には勘合孔が形成され第1突部と勘合している。よって、固定部が第2面に対して、例えば、上下左右にずれない。
請求項7に記載の導電性シートの導通機構は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の構成において、前記筐体には、前記第1面と前記第2面とで形成する角部から突設し、前記テーパー面が形成された第2突部が形成され、前記押え部と前記固定部との連結部分には、前記第2突部に係合する係合孔が形成されている。
請求項7に記載の導電性シートの導通機構は、筐体には、第1面と第2面とから突設し、テーパー面が形成された第2突部が形成されている。そして、押え部と固定部との連結部分には係合孔が形成されている。よって、第2突部に係合孔を係合すると、第2突部のテーパー面に当接片が当接する。
このように、第2突部に係合孔が係合しているので、例えば、上下左右にずれない。
請求項8に記載の導電性シートの導通機構は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の構成において、前記筐体は、前記第2面から突設する第3突部が形成され、前記固定部の辺が前記第3突部に当接することを特徴としている。
請求項8に記載の導電性シートの導通機構は、筐体は第2面から突設する第3突部が形成され、固定部の辺が第3突部に当接するので、例えば、上下左右にずれない。
また、固定部の辺を利用しているので、例えば、別途固定部に孔などを形成する必要がないので、低コストである。
請求項9に記載の導電性シートの導通機構は、請求項3から請求項8のいずれか1項に記載の構成において、前記導電性部材は、板金で形成され、前記板金にU字状の孔、又は切り込みで取り残された部分が前記当接片となり、前記当接片と同一面が、前記押え部となり、前記当接片を取り囲む部分を略直角に曲げ、前記固定部としたことを特徴としている。
請求項9に記載の導電性シートの導通機構は、板金にU字状の孔、又は切り込みが形成される。U字状の孔、又は切り込みで取り残された部分が当接片となり、当接片と同一面が、押え部とななる。そして、当接片を取り囲む部分を略直角に曲げ、固定部となる。
このように、板金に孔、又は切り込みを形成して曲げるだけで、導電性部材が作られるので、加工が簡単であり、低コストである。
なお、板金にU字状の孔を形成し曲げると、押え部と固定部との連結部分には孔が形成される。この孔を請求項7に記載の係合孔とすることができる。
請求項10に記載の導電性シートの導通機構は、請求項3から請求項9のいずれか1項に記載の構成において、前記導電性部材は、板金を型抜き成形して形成され、前記型抜きによって発生するバリは、前記当接片が前記テーパー面と当接する側に張り出していることを特徴としている。
請求項10に記載の導電性シートの導通機構は、板金を型抜き成形して形成される。そして、型抜きによって発生するバリは、当接片がテーパー面と当接する側に張り出している。よって、このバリがテーパー面に引っかかるので、より強固に固定される。また、バリ取りする工程が必要ないので、低コストである。
請求項11に記載の画像形装置は、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の導電性シートの導通機構を備え、前記被当接物は、トナー像が形成される像担持体であることを特徴としている。
請求項11に記載の画像形装置は、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の導電性シートの導通機構を備え、トナー像が形成される像担持体に導電性シートを当接させている。
そして、例えば、この導電部材を接地することで像担持体を除電できる。あるいは、導電部材にバイアス電圧を印加することで像担持体を帯電することができる。
請求項12に記載の画像形成装置は、請求項11に記載の構成において、前記像担持体は回転し、前記像担持体のトナー像を転写媒体に転写した後に残留する残留トナーを帯電する帯電バイアスを前記導電性部材に給電し、前記導電性シートと前記像担持体との当接部より下流側に配置され、前記帯電バイアスと逆極性の回収バイアスを印加して前記残留トナーを回収する回収手段を備えることを特徴としている。
請求項12に記載の画像形成装置は、像担体に形成されたトナー像は、転写媒体に転写される。像担持体には転写後に残留トナーが残留するので回収する必要がある。このため、以下のように回収している。
導電性部材に帯電バイアスを給電し、転写後の残留トナーが導電性シートを通る際に残留トナーが導電性シートに接触し、残留トナーを帯電する。導電シートの下流側には帯電バイアスと逆極性の回収バイアスを印加した回収手段を配置し、帯電した残留トナーを電気的に回収手段に回収する。
以上説明したように本発明によれば、導電性部材を筐体に取り付けると、導電性シートと導通部材とが電気的に導通するとともに、導電性部材は筐体に固定される。したがって、導電性部材を筐体に取り付け後に、例えば、ビス止めの必要がない。よって、作業効率が良い。また、部品点数も少ないので低コストである。
以下、本発明にかかる導電性シートの導通機構を適用した画像形成装置の一例として、公知の電子写真プロセスを適用したカラープリンタについて図面を参照して説明する。また、本発明が適用される画像形成装置は、以下で説明するカラープリンタに限らず、モノクロのプリンターであっても良い。また、複写機、ファクシミリ、あるいは、複合機等の画像形成装置であってもよい。なお、以下の説明において、本発明の本質とは直接関係しないものについては、詳細な説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態にかかる導電性シートの導通機構99(図6参照)を適用したカラープリンタ10の概要を示している。カラープリンタ10は、カラープリンタ本体12を有し、このカラープリンタ本体12の上部に回動支点14を中心に回動自在の開閉カバー16が設けられている。また、カラープリンタ本体12の下部に給紙ユニット18が配置されている。
給紙ユニット18は、給紙ユニット本体20と、記録用紙Pが収納される給紙カセット22とを有する。給紙カセット22の奥端近傍上部には、給紙カセット22から記録用紙Pを供給するフィードロール24、及び、供給される記録用紙Pを1枚ずつ捌くリタードロール26が配置されている。
搬送路28は、フィードロール24から排出口30までの記録用紙Pの通路である。搬送路28は、カラープリンタ本体12の裏側(図1の右側)近傍にあって、給紙ユニット18から定着装置90まで略垂直に形成されている。この搬送路28の定着装置90の上流側に二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とが配置され、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72の上流側にレジストロール32が配置されている。また、搬送路28の排出口30の近傍には排出ロール34が配置されている。
したがって、給紙ユニット18の給紙カセット22からフィードロール24により送り出された記録用紙Pは、リタードロール26により捌かれて最上部の記録用紙Pのみ搬送路28に導かれ、レジストロール32によりー時停止され、タイミングをとって二次転写ロール80と中間転写ベルト64(二次転写バックアップロール72)との間を通ってトナー像が転写され、この転写されたトナー像が定着装置90により定着され、排出ロール34により排出口30から開閉カバー16の上部に設けられた排出部36へ排出される。この排出部36は、排出口部分が低く、正面方向(図1の左方向)に向けて徐々に高くなるよう傾斜している。
カラープリンタ本体12には、回転支軸49を軸として回転する感光体ドラム50が備えられている。また、略中央部にロータリ現像装置38が配置され、ロータリ現像装置38の正面側(図1において左側)には、カラープリンタ10を構成する各部を制御する制御部39が配置されている。
ロータリ現像装置38は、現像器本体40内にイエロー(Yellow)、マゼンタ(Magenta)、シアン(Cyan)及び黒(Black)の4色のトナー像をそれぞれ形成する現像器42a〜42dを有し、ロータリ現像装置中心44を中心として左回り(図1において反時計回り)に回転する。現像器42a〜42dそれぞれは、現像ロール46a〜46dを有し、コイルスプリングなどの弾性体48a〜48dにより、現像器本体40の法線方向に押圧されている。
ロータリ現像装置38には、感光体ドラム50が当接するように配置されている。現像ロール46a〜46dは、感光体ドラム50に当接していない状態で、それぞれの外周の一部が現像器本体40の外周から半径方向に、約2mm突出している。また、現像ロール46a〜46dそれぞれの両端には、現像ロール46a〜46dの直径よりもわずかに大きい直径のトラッキングロール(図示せず)が現像ロール46a〜46dと同軸で回転するように設けられている。つまり、現像器42a〜42dは、ロータリ現像装置中心44を中心として、それぞれ90°の間隔で現像器本体40の外周に配置され、現像ロール46a〜46dのトラッキングロールが感光体ドラム50の両端に設けられたフランジ(図示省略)に当接し、現像ロール46a〜46dと感光体ドラム50との間に所定の隙間を形成しつつ、感光体ドラム50上の潜像をそれぞれの色のトナーで現像する。
感光体ドラム50の下方には、帯電ロール52が設けられ、帯電ロール52に帯電バイアスを印加し、感光体ドラム50を一様に帯電する。また、感光体ドラム50の回転支軸49にぶら下がるように感光体ドラム用クリーナ54が設けられており、感光体ドラム50と感光体ドラム用クリーナ54とは一体化されている。感光体ドラム用クリーナ54は、一次転写後に感光体ドラム50に残留する残留トナーを掻き取るクリーニングブレード56と、クリーニングブレード56が掻き取った残留トナーを回収するトナー回収ケース58とから構成される。
なお、トナー回収ケース58の背面側(図1において右側)は、リブなどが形成され、記録用紙Pが滑らかに搬送されるように曲面にされて搬送路28の一部を形成している。
ロータリ現像装置38の下方背面側には、帯電ロール52により帯電された感光体ドラム50に、レーザ光などの光線により潜像を書き込む露光装置60が配置されている。また、ロータリ現像装置38の上方には、ロータリ現像装置38によって可視化されたトナー像を一次転写位置で一次転写され、二次転写位置(二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とのニップ部)まで搬送する中間転写装置62が設けられている。
中間転写装置62は、中間転写ベルト64、一次転写ロール66、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、導電性シートバックアップロール74及びブラシバックアップロール76等を有する。
中間転写ベルト64は、弾性を有し、ロータリ現像装置38の上方で長辺と短辺とを有するように略扁平に張られている。中間転写ベルト64の上両側の長辺は、カラープリンタ本体12の上部に設けられた排出部36に対して略平行となるように張られている。
また、中間転写ベルト64は、中間転写ベルト64の長辺下方で一次転写ロール66の上流に配置されたラップインロール68と、一次転写ロール66の下流に配置されたラップアウトロール70との間で感光体ドラム50にラップ状に接触する一次転写部(感光体ドラムラップ領域)を有し、感光体ドラム50に所定の範囲だけ巻きついて、感光体ドラム50の回転に従動する。このように、中間転写ベルト64は、一次転写ロール66によって感光体ドラム50上のトナー像を、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の順に重ねて一次転写され、この一次転写されたトナー像を二次転写ロール80に向けて搬送する。なお、ラップインロール68及びラップアウトロール70は、感光体ドラム50から離間している。
このように、中間転写ベルト64は、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、導電性シートバックアップロール74及びブラシバックアップロール76の5つのロールにより張架されており、一次転写ロール66によって感光体ドラム50上のトナー像が転写される。
更に、中間転写ベルト64の裏側(図1の右側面)には、ラップアウトロール70及び二次転写バックアップロール72により平面部(短辺)が形成されており、この平面部が二次転写部となって搬送部28に臨むようにされている。
なお、二次転写部において、中間転写ベルト64と搬送路28との間が、約12°の角度になるように、ラップアウトロール70は配置されている。
導電性シートバックアップロール74は、導電性シート100が二次転写後に中間転写ベルト64の残留する残留トナーを帯電することを補助し、ブラシバックアップロール76は、残留トナーをブラシロール86が掻き取ることを補助する。(残留トナーの回収についての詳細は後述する)。
中間転写ベルト64の長辺上方には、反射型フォトセンサ78が開閉カバー16の裏面(内側)に固定されることによって設けられている。反射型フォトセンサ78は、中間転写ベルト64上に形成されたトナーのパッチを読み取り、中間転写ベルト64の回転方向における位置を検出するとともに、トナー像の濃度検知を行う。
中間転写装置62の二次転写バックアップロール72には、搬送路28を挟んで二次転写ロール80が対峙している。つまり、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間が二次転写部における二次転写位置となっており、二次転写ロール80は、二次転写バックアップロール72の補助により、中間転写ベルト64に一次転写されたトナー像を二次転写位置で記録用紙Pに二次転写する。ここで、二次転写ロール80は、中間転写ベルト64が3回転する間、すなわちイエロー、マゼンタ、シアンの3色のトナー像を中間転写ベルト上に重ねて一次転写され、搬送されている間は中間転写ベルト64から離間しており、黒のトナー像が転写されると中間転写ベルト64に当接するようにされている。
なお、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間には、所定の電位差が生じるようにされており、二次転写ロール80を高電圧にした場合には、二次転写バックアップロール72はグランド(GND)に接続される。
中間転写ベルト64の反感光体ドラム50側端には、中間転写ベルト用クリーナ82が設けられている。
図3に示すように、中間転写ベルト用クリーナ82は、残留トナーを内部に回収するトナー回収ケース88を備えている。中間転写ベルト64の回転方向に対して最上流側には、中間転写ベルト64に当接し、中間転写ベルト64上の残留トナーを所定の極性に帯電させる導電性シート100が備えられている。
導電性シート100は、トナー回収ケースに88に取り付けられた接点部材200と導通している。なお、導電性シート100と接点部材200とをトナー回収ケース88に取り付けて固定するとともに、導電性シート100と接点部材200とを電気的に接続する機構部分を導電性シートの導通機構99とする。(導電性シートの導通機構99についての詳細は後述する)。
接点部材200は、回収するトナー回収ケース88外に接点部(図示省略)を備え、カラープリンタ本体12の電源部39と繋がる接点金具(図示省略)と当接している。
よって、導電性シート100には電源部37から接点金具,接点部材200を介して第1回収バイアスV1が印加され、導電性シート100を通る残留トナーを所定の極性に帯電させる。導電性シート100下流側には、第1回収バイアスV1と逆極性の第2回収バイアスV2が印加された回収ロール150が取り付けられている。また、回収ロール150に付着して残留トナーを掻き落とすスクレーパ152が固定されている。
更に回収ロール150の下流側には、ブラシロール86が配置され、回収ロール150に付着しなかった残留トナーを掻き取る。ブラシロール86は、導電性の処理がなされたアクリルなどのブラシからなる。
また、回転支軸89を有し、回転支軸89を軸として揺動する。そして、中間転写ベルト64がトナー像を搬送する間には、回収ロール150及びブラシロール86が中間転写ベルト64から離間しており、所定のタイミングでこれらが一体となって中間転写ベルト64に当接する。
図1に示すように、二次転写位置の上方には、定着装置90が配置されている。定着装置90は、加熱ロール92と加圧ロール94とを有し、二次転写ロール80及び二次転写バックアップロール72により記録用紙Pに二次転写されたトナー像を記録用紙Pに定着させ、排出ロール34に向けて搬送する。排出ロール34は、排出口30から開閉カバー16の上部に設けられた排出部36へ記録用紙Pを排出する。
ロータリ現像装置38の正面側(図1において左側)には、カラープリンタ10を構成する各部を制御する制御部39が備えられている。
給紙ユニット18の上方には、現像ロール46a〜46d,帯電装置52,一次転写ロール66,二次転写ロール80、回収ロール150、導電性シート100にそれぞれにバイアス電圧を印加する電源部37が備えられている。電源部37は制御部39によって制御されている。
中間転写装置62、感光体ドラム50、帯電ロール52、感光体ドラム用クリーナ54及び中間転写ベルト用クリーナ82を一体化した像形成ユニット96を構成している。
そして、像形成ユニット96は、カラープリンタ本体12に対して着脱自在となっており、図2に示すように、開閉カバー16を開くことにより、カラープリンタ本体12に着脱される。したがって、像形成ユニット96の各構成部品を一括して交換できるので、メンテンナンスが容易である。
なお、前述した接点部材200の接点部(図示省略)は、像形成ユニット96をカラープリンタ本体12に装着すると、カラープリンタ本体12の接点金具(図示省略)と当接し電気的に接続する。
つぎに、記録用紙Pへの画像形成方法の概要を説明する。
画像形成信号が送られると、感光体ドラム50が帯電ロール52により一様に帯電され、この帯電された感光体ドラム50に、画像信号に基づいて露光装置60から光線が出射される。露光装置60からの光線は、感光体ドラム50の表面を露光し、潜像が形成される。露光装置60により形成された感光体ドラム50の潜像は、ロータリ現像装置38によってイエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナー像を現像され、中間転写ベルト64に重ねて一次転写される。
一次転写において、感光体ドラム50に残留する残留トナーは、クリーニングブレード56によって掻き取られ、トナー回収ケース58に回収される。
一方、給紙信号等により、給紙カセット22に収納された記録用紙Pは、フィードロール24により送り出され、リタードロール26により捌かれて搬送路28に導かれ、レジストロール32により一時停止され、タイミングをとって案内部材29へ向けて搬送される。記録用紙Pが二次転写位置Aに導かれると、中間転写ベルト64に一次転写されているトナー像が二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とによって、記録用紙Pに二次転写される。二次転写後に、中間転写ベルト64に残留する残留トナーは、中間転写ベルト用クリーナ82によって回収される。
具体的には、電源部37から、接点金具(図示省略)と接点部材200とを介して導電性シート100に第1回収バイアスV1が印加される。残留トナーが導電性シート100を通り抜ける際、残留トナーが導電性シート100に接触し、第1回収バイアスV1によって帯電する。帯電した残留トナーは回収ロール150に送られる。回収ロール150には第1回収バイアスV1とは逆極性の第2回収バイアスV2が印加され、図示しない駆動機構によって回転しながら、電気的に回収ロール150に残留トナーを付着させ除去する。回収ロール150に付着した残留トナーはスクレーパ152で掻き落とされ、トナー回収ケース88内部に回収される。更に、回収ロール150に付着しなかった残留トナーを、ブラシロール86が掻き取って、トナー回収ケース88に回収する。
一方、トナー像が転写された記録用紙Pは、定着装置90に導かれ、加熱ロール92と加圧ロール94とによる熱圧力によって、トナー像が定着する。トナー像が定着した記録用紙Pは、排出ロール34により排出口30から排出部36へ排出される。
つぎに、導電性シートの導通機構99について詳しく説明する。
図4から図6に示すように、導電性シート100と接点部材200とをトナー回収ケース88に取り付けて固定するとともに、導電性シート100と接点部材200とを電気的に接続する機構部分を導電性シートの導通機構97とする。
導電性シート100としては、例えば、カーボン、イオン導電性剤等により、抵抗を調節した、例えば、ウレタン、シリコンポリエステル、ポリアミド、ポリエチレン、ポリカーボネ−ト、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリフッ化ビニリデン、ポリイミド、PEN、PEK、PES、PPS、PFA、PVdF、ETFE、CTFE等の樹脂、もしくは、カーボンブラックや金属粉末、金属酸化物等の導電性等の粉末を混入し、抵抗を調整したシリコンゴム、EPDM、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、ニトリルゴム等の合成ゴム、又は、エピクロルヒドリンゴム、クロロプレンゴム、EPDMゴム等の有極性ゴム等が使用できる。(ただし、有極性ゴムなどは付着力が高いため、低付着材料等で表面をコーティングするなどの工夫が必要な場合がある)。また、導電性の繊維で織られた織物であっても良い。
図4に示すように、導電性シート100は、中間転写ベルト64(図3参照)側の当接面102と、当接面102から直角方向に延出する導通面104と、から構成されている。当接面102の上部面102Aは、トナー回収ケース88の第1側面300に両面テープで貼り付けられている。しかし、下部面102Bは貼り付けられておらず、また、トナー回収ケース88とも当接していない。そして、この下部面102Bが中間転写ベルト64と当接する。また、導通面104は、トナー回収ケース88の上面302の接点部面304に両面テープで貼り付けられている。
図5と図6とに示すように、バネ性を有する板金500(図9参照)からなる接点部材200がトナー回収ケース88に取り付けられている。
接点部材200は、板バネ面202、板バネ面202から直角方向へ延出する固定面208、固定面208から延びる給電面210から構成している。
板バネ面202は、導電性シート100の導通面104を接点部面304との間に挟んで押圧する押え部204を備えている。押え部204の先端側は二股に分かれ、先端はV字状に曲げられた折曲部204Aが形成され、この折曲部204Aが、導電性シート100の導通面104を押圧する。(折曲部204Aと接点部面304とに導通面104が挟み込まれる)。よって、導通面104を押圧する接点圧が高い。
押え部204の折曲部204Aの反対側から当接片206が延出している。そして、押え部204の下方の固定面208には係合孔218が形成されている。
固定面208の一端部には、2枚の固定片212が形成されている。また、給電面210側の他端部には勘合孔214が形成されている。
給電面210は、図示は省略しているが、トナー回収ケース88の内壁に沿うように曲げられ、先端部はトナー回収ケース88の外部にまで延び、先端部には接点部(図示省略)が形成されている。この接点部は、像形成ユニット96をカラープリンタ本体12に装着すると、カラープリンタ本体12の接点金具(図示省略)と当接する。
また、このように取りまわしても給電面210がトナー回収ケース88から外れないように、トナー回収ケース88の内壁には複数の固定ピンが突設し、そして給電面210には固定ピンと係合する固定孔が形成されている。なお、図5と図6とにはその一例として、固定ピン314と固定孔216とが描かれている。
トナー回収ケース88は、上述した第1側面300、第2側面308、上面302を形成し、第1側面300と第2側面308とは、上面302を挟んで平行であり、また、第1側面300及び第2側面308は、上面302に対しては直角である。上面302には、二つのリブ306、リブ307が形成されており、そのリブ306,307間が接点部面304となる。
図4に示すように、第1側面300には導電性シート100の当接面102の上部面102Aが貼り付けられている。なお、第1側面300は転写ベルト64側(図4では右側)に張り出している。
図5と図6とに示すように、第2側面308には、接点部材200の固定面208に形成された固定片212に挟み込まれて係合する係合ピン310と、勘合孔214に勘合する勘合ピン312とが突設している。
また、第2側面308の上部には、リブ306とつながり、側方に立設するリブ318が形成されている。このリブ318の下面318Aに固定面208の上辺208Aが当接する。(図8参照)。
上面302の接点部面304と第2側面308との角部から斜め上方に突出部316が突出し、この突出部316に係合孔218が係合している。
また、突出部316の接点部面304側にはテーパー面316Aが形成されている。テーパー面316Aは第2側面308側から第1側面300側に向かって下がっている。そして、このテーパー面316Aに、接点部材200の板バネ面202の当接片206の端部が当接し押し上げられ、接点部材200の押え部204の折曲部204Aが、導通面104を押圧する方向(接点部面304に押し付ける方向)に撓む。
つぎに、トナー回収ケース88に接点部材200を取り付ける方法について説明する。
図6と図7(a)とに示すように、トナー回収ケース88に導電性シート100を両面テープ(図字省略)で取り付けた後、接点部材200をトナー回収ケース88の接点部面304と平行(矢印S方向)に押し込んで取り付ける。
図7(b)と図7(c)とに示すように、接点部材200の押え部204が突出部316の上端部316Bに当接した後、更に押し込むと押え部204の先端部が上方を向く。更に押し込み、図7(d)に示すように、突出部316の上端部316Bを乗り越えると、テーパー面316Aに当接片206の端部が当接し押し上げられ、接点部材200の押え部204の折曲部204Aを、導通面104を押圧する方向(接点部面304に押し付ける方向)に撓む。
このように、トナー回収ケース88の接点部面304と平行に押し込んで取り付けるだけで、接点部材200と導電性シート100とが電気的に導通し、接点部材200がトナー回収ケース88に固定され、また、容易にとれない。よって、取り付け後に、例えば、別途ビス止めして固定する必要がない。よって、作業効率が良い。また部品点数が少ないので低コストである。
更に、取り付ける際には、図7(c)に示すように、押え部204の先端部が上方、すなわち、導電性シート100の導通面104から離れる方向に変形する。よって、トナー回収ケース88の接点部面304と平行に押し込んで取り付けても、押え部204が導電性シート100の導通面104を擦って、導通面104をはがしたり、傷つけたりしない。
更に、図4から図6に示すように、導電性シート100が中間転写ベルト64と当接する当接面102と、トナー回収ケース88に当接して取り付けられる導通面104とが異なる平面となっている。つまり、中間転写ベルト64と押え部202とは異なる平面となる。したがって、中間転写ベルト64と接点部材200とが干渉しない構成となっている。よって、例えば、中間転写ベルト64との当接幅より幅広の導電性シート100とし、干渉しないような構成としなくて良いので、省スペースである。
また、図8に示すように、取り付け後は、係合ピン310が固定片212に挟み込まれて係合し、勘合ピン312が勘合孔214に勘合し、リブ318の下面318Aに固定面208の上辺208Aが当接することで、さらに確実に接点部材200がトナー回収ケース88に固定されている。
具体的には、係合ピン310が固定片212に挟み込まれて係合しているので、押し込んだ方向(矢印S方向)と逆方向(図8では手前側)の抜けが更に防止されている。なお、この方向の抜けは当接片206がテーパー面316Aに当接することで防止されているが、係合ピン310を固定片212が挟み込むことで、より確実に防止できる。また、勘合ピン312が勘合孔214に勘合することで、上下左右の移動が防止されている。更に、リブ318の下面318Aに固定面208の上辺208Aが当接することで、勘合ピン312を中心に回転することが防止されている。
つぎに、接点部材200の成形方法について説明する。
図9(a)(b)に示すように、バネ性を有する1枚の板金500(例えば、SUS)に対して、接点部材200の形状(図9(a)の破線)に対応した型で、型抜き成形する。なお、2枚の固定片212はH字形状の孔504をあけることで形成される。また、U字形状の孔502をあけることで、孔502に取り残された部分が当接片206となる。また、型抜き方向は図9の上方から下方に向かってバリが発生する方向に抜く。
図9(b)に示す破線部を直角に折り曲げ、固定片212を少し曲げることで、図9(c)に示すように、接点部材200が形作られる。なお、当接片206を形成するための曲げ位置(破線510)は、孔502の奥部端206Aから離れた位置とする必要がある。また、当接片206の部分と孔502とが係合孔218になる。
そして、図9(c)のように、形作られた後、焼鈍し(やきなまし)処理を行い、残留応力の除去を行う。
なお、型抜き方向は図9の上方から下方に向かってバリが発生しているが、バリ取り処理は行わない。このため、トナー回収ケース88に接点部材200を取り付ける際は、図7(a)に示す矢印V方向にバリが出ている。よって、接点部材200をトナー回収ケース88に取り付けると、当接片206の端部からでるバリがテーパー面316Aに引っかかり、また、第2側面308に対して固定面208からでるバリが引っかかり、より確実に固定される。
このように、バリ取り工程が不必要であり、作業効率が良い。更に、このバリを利用して、接点部材200をトナー回収ケース88により確実に固定している。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、図8に示すように、取り付け後は、(1)係合ピン310が固定片212に挟み込まれて係合、(2)勘合ピン312が勘合孔214に勘合、(3)リブ318の下面318Aに固定面208の上辺208Aが当接、することで、さらに確実に接点部材200がトナー回収ケース88に固定されているが、これに限定されない。これらのうち、1つ乃至は2つのみ設けられていても良い。あるいは、いずれもなくても良い。
あるいは、図10に示すように、突出部416と係合孔418との大きさを略同一とし、突出部416と係合孔418とがきつく係合することで、より確実に固定されるようにしても良い。なお、この構成は、上述した(2)(3)の左右上下の移動及び回転の両方をひとつで規制できる。
また、例えば、接点部材200は、上記実施の形態のような複雑な形状でなくても良い。簡単な構成の例としては、図11に示すように、板金にU字形状の孔600を形成し曲げるだけでも良い。あるいは、図12に示すように、孔でなく切り込み700であっても良い。
また、例えば、導電性シート100の当接面102と導通面104とは直角となっていいたが、これに限定されない。例えば、図13に示すように、当接面102と導通面104とが、同一平面上であっても良い。なお、図13は図の右側が下方向、左側が上方向とする。
また、例えば、上記実施の形態では、中間転写ベルト用クリーナ82を例にとって説明したが、これに限定されない。例えば、感光体ドラム用クリーナ54に対しても同様の構成のクリーニング方法とし、本発明の導電性シートの導通機構を適用としても良い。あるいは、像担持体に導電性シートを当接させて帯電する帯電機構に適用しても良い。あるいは、接点部材を接地し像担持体を除電する除電機構に適用しても良い。あるいは、画像形成装置以外に適用しても良い。
本発明の実施形態に係る導電性シートの導通機構を適用したカラープリンタの内部を模式的に示す断面図である。 像形成ユニットをカラープリンタ本体に対し着脱する様子を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る導電性シートの導通機構を適用した中間転写ベルト用クリーナの断面図である。 本発明の実施形態に係る導電性シートの導通機構を適用した中間転写ベルト用クリーナの要部を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る導電性シートの導通機構を適用した中間転写ベルト用クリーナの要部を示す斜視図である。 接点部材をトナー回収ケースに取り付ける前の状態を示す斜視図である。 接点部材をトナー回収ケースに取り付ける過程を(a)から(d)へと順番に示す図である。 本発明の実施形態に係る導電性シートの導通機構を適用した中間転写ベルト用クリーナの要部を示す図である。 接点部材の成形過程を(a)から(c)へと順番に示す図である。 本発明のその他の実施形態に係る導電性シートの導通機構の接点部材と突出部とを示す図である。 本発明のその他の実施形態に係る導電性シートの導通機構の接点部材を示す図である。 本発明のその他の実施形態に係る導電性シートの導通機構の接点部材を示す図である。 本発明のその他の実施形態に係る導電性シートの導通機構を示す斜視図である。
符号の説明
10 カラープリンタ(画像形成装置)
12 カラープリンタ本体(画像形成装置本体)
64 中間転写ベルト(像担持体)
88 トナー回収ケース(筐体)
99 導電性シートの導通機構
100 導電性シート
102 当接面
104 導通面(導通部面)
150 回収ロール(回収手段)
152 スクレーパ(回収手段)
200 接点部材(導電性部材)
202 板バネ面(板バネ部)
204 押え部
204A 折曲部
206 当接片
208 固定面(固定部)
208A 上辺(辺)
214 勘合孔
218 係合孔
304 接点部面(第1面)
308 第2側面(第2面)
312 勘合ピン(第1突部)
316 突出部(第2突部)
316A テーパー面
316B 上端部(端部)
318 リブ(第3突部)
502 孔(U字状の孔)
600 孔(U字状の孔)
700 切り込み
P 記録用紙(転写媒体)
1 第1回収バイアス(帯電バイアス)
2 第2回収バイアス(回収バイアス)

Claims (12)

  1. 筐体と、
    前記筐体の第1面に取り付けられ、被当接物に当接する導電性シートと、
    前記筐体に取り付けられ、前記導電性シートに対して電気的に接続する導電性部材と、
    を備える導電性シートの導通機構であって、
    前記導電性部材は、
    前記導電性シートを前記第1面との間に挟む板バネ部と、
    前記板バネ部から略直角方向へ延出し、前記筐体の前記第1面と略直角な第2面に当接する固定部と、
    を備え、
    前記板バネ部のバネ力で前記板バネ部が前記第1面を押圧する方向に撓ませることを特徴とする導電性シートの導通機構。
  2. 前記導電性シートは、
    前記被当接物と当接する当接面と、
    前記当接面と異なる平面上に形成され、前記筐体の前記第1面に取り付けられ、前記第1面と前記板バネ部との間に挟まれる導通部面と、
    で構成することを特徴とする請求項1に記載の導電性シートの導通機構。
  3. 前記板バネ部は、平板で構成され、
    前記導電性シートを押える押え部と、
    前記押え部から延出し、前記第1面に形成されたテーパー面に当接して撓み、該押え部で前記導電性シートを押圧させる当接片と、
    で構成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の導電性シートの導通機構。
  4. 前記押え部の先端部は、V字状に曲げられた折曲部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の導電性シートの導通機構。
  5. 前記板バネ部を前記第1面に対して平行に押し込むと、
    前記押え部が、前記テーパー面の端部に当たり、前記第1面から離れる方向に変形し、前記端部を乗り越えると、前記当接片が前記テーパー面に当接して撓み、該押え部で前記導電性シートを押圧させることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の導電性シートの導通機構。
  6. 前記筐体には、前記第2面から突設する第1突部が形成され、
    前記固定部には、前記第1突部と勘合する勘合孔が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の導電性シートの導通機構。
  7. 前記筐体には、前記第1面と前記第2面とで形成する角部から突設し、前記テーパー面が形成された第2突部が形成され、
    前記押え部と前記固定部との連結部分には、前記第2突部に係合する係合孔が形成されていることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の導電性シートの導通機構。
  8. 前記筐体は、前記第2面から突設する第3突部が形成され、
    前記固定部の辺が前記第3突部に当接することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の導電性シートの導通機構。
  9. 前記導電性部材は、板金で形成され、
    前記板金にU字状の孔、又は切り込みで取り残された部分が前記当接片となり、
    前記当接片と同一面が、前記押え部となり、
    前記当接片を取り囲む部分を略直角に曲げ、前記固定部としたことを特徴とする請求項3から請求項8のいずれか1項に記載の導電性シートの導通機構。
  10. 前記導電性部材は、板金を型抜き成形して形成され、
    前記型抜きによって発生するバリは、前記当接片が前記テーパー面と当接する側に張り出していることを特徴とする請求項3から請求項9のいずれか1項に記載の導電性シートの導通機構。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の導電性シートの導通機構を備え、
    前記被当接物は、トナー像が形成される像担持体であることを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記像担持体は回転し、
    前記像担持体のトナー像を転写媒体に転写した後に残留する残留トナーを帯電する帯電バイアスを前記導電性部材に給電し、
    前記導電性シートと前記像担持体との当接部より下流側に配置され、前記帯電バイアスと逆極性の回収バイアスを印加して前記残留トナーを回収する回収手段を備えることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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