JP2005326077A - 太陽光熱利用の炭ソーラーウォールによる冷暖房システム - Google Patents

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【課題】 ソーラーウォールを炭で構成することにより、該炭の多孔質性でもって自然に湿度調整を図り、快適な室内空間を作ること。また、炭の多孔質性でもって自然に湿度調整を図り、快適な室内空間を作ると共に、白蟻やダニといった人体や住宅に害のある虫やカビの発生を抑え、更に、熱源にクリーンな太陽光熱を利用することで、ランニングコストを抑えると共に、地球環境にやさしい冷暖房システムを提供すること。
【解決手段】 太陽光を透過する透明板3と、断熱材4と、透明板3と断熱材4との間に配設した炭で構成した炭ソーラーウォール5とで炭ソーラーウォールユニット1を形成する。前記炭ソーラーウォールユニット1の空間部8で昇温された空気が給気ダクト13を介して冷房装置21又は暖房装置22等の空調機へ供給される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、太陽光熱を利用して建物内の冷暖房を行なうようにした太陽光熱利用の炭ソーラーウォールによる冷暖房システムに関するものである。
最近、太陽光熱を利用してクリーンな太陽エネルギーを活用したソーラーウォールなるものが市場に提供されてきている。このソーラーウォールは、直径約1.5mmの小孔を多数開けたアルミ板とこのアルミ板の表面に黒色塗装した塗装部とで構成されており、このソーラーウォールで家屋の外壁を覆うような形で設置される。そして、ソーラーウォールの小孔を通過して昇温した空気は、ファンによって室内側に吸引される。
ソーラーウォールは、主として冬季の暖房や換気空気の予熱のために使用されるものであり、このソーラーウォールにより化石燃料を使わずに外気を20℃以上昇温できるので、冬季の燃料代が大幅に削減でき省エネルギー化を図ることができる。また、夏期にはファンを停止し、ソーラーウォールから外壁間の暖気を大気に排出することにより、冷房時の負荷を減らすことができる。
このようなソーラーウォールを用いた例として、例えば、特許文献1が挙げられる。
特開2003−262360号公報
上記特許文献1に記載されている技術は、ソーラーウォールにて昇温した空気をデシカント空調機を用いることで、冬季の暖房の他に夏場の冷房にも利用するようにしたものである。また、ソーラーウォールは、アルミ板等で形成した黒色表面に1.5mm程度の小孔を、開口率が0.3〜1%となるように穿設して形成している。また、ソーラーウォールを直列に2段構成としていることで、外気又は還気を50℃程度昇温できるとしている。
しかしながら、従来のソーラーウォールは、表面を黒色塗装したアルミ板を用いているので、コストが非常に高いという問題があった。また、この種の冷暖房システムはソーラーウォールと室内との間を単に空気を還流させる方式を主とするため、空気が汚れ易く、また、暖かい空気を還流させるので、白蟻、ダニといった人体や住宅に害のある虫やカビが発生し易いという問題もある。
さらには、室内の空気を消臭したり脱臭させる場合には、別途の消臭剤や脱臭剤を付加させなけばならず、コストが余分にかかるという問題もある。
本発明は上述の問題点に鑑みて提供したものであって、少なくとも以下の目的を備えた太陽光熱利用の炭ソーラーウォールによる冷暖房システムを提供するものである。
(1)ソーラーウォールを炭で構成することにより、該炭の多孔質性でもって自然に湿度調整を図り、快適な室内空間を作ること。
(2)炭で構成した炭ソーラーウォールにより、白蟻やダニといった人体や住宅に害のある虫やカビの発生を抑えること。
(3)消臭・脱臭効果を持たせ、消臭剤、脱臭剤といった余分なコスト負担をかけないこと。
(4)炭ソーラーウォールによりマイナスイオンを発生させて、室内にいる人に癒し効果を与えること。
(5)熱源にクリーンな太陽光熱を利用することで、ランニングコストを抑えると共に、地球環境にやさしい冷暖房システムを提供すること。
そこで、本発明の請求項1に記載の太陽光熱利用の炭ソーラーウォールによる冷暖房システムでは、太陽光が照射されて該太陽光熱を吸収し、炭で構成した炭ソーラーウォール5及びこの炭ソーラーウォール5の内側に空間部8を形成した炭ソーラーウォールユニット1と、
前記炭ソーラーウォールユニット1の空間部8で昇温された空気が給気ダクト13を介して供給される冷房装置21又は暖房装置22等の空調機とで構成していることを特徴としている。
請求項2に記載の太陽光熱利用の炭ソーラーウォールによる冷暖房システムでは、太陽光が照射されて該太陽光熱を吸収し、炭で構成した炭ソーラーウォール5及びこの炭ソーラーウォール5の内側に空間部8を形成した炭ソーラーウォールユニット1と、
前記炭ソーラーウォールユニット1の空間部8で昇温された空気が給気ダクト13を介して供給される冷房装置21又は暖房装置22等の空調機と、
前記空調機からの冷風又は温風が供給される部屋12と、
前記部屋12からの空気を前記炭ソーラーウォールユニット1へ還流させる還気ダクト11とで構成していることを特徴としている。
請求項3に記載の太陽光熱利用の炭ソーラーウォールによる冷暖房システムでは、前記炭ソーラーウォールユニット1の炭ソーラーウォール5の断面形状を略波形に形成していることを特徴としている。
請求項4に記載の太陽光熱利用の炭ソーラーウォールによる冷暖房システムでは、前記炭ソーラーウォールユニット1を、略四角枠状のフレーム2と、このフレーム2の一方の開口面に配設した透明板3と、前記フレーム2の他方の開口面に配設した断熱材4と、前記透明板3と断熱材4との間に配設した炭ソーラーウォール5とで構成していることを特徴としている。
本発明の請求項1記載の太陽光熱利用の炭ソーラーウォールによる冷暖房システムによれば、炭ソーラーウォールユニット1にて太陽光の熱源を利用して冷暖房を行なっているので、化石燃料を使用せずクリーンな冷暖房システムを構築でき、また、ランニングコストを抑えることができると共に、地球環境にやさしい冷暖房システムを提供することができる。
特に従来のアルミ板で構成していたソーラーウォールと比べて、炭ソーラーウォール5を炭で形成しているので、コストを安価に抑えることができる。
また、炭ソーラーウォールユニット1内のソーラーウォールとして炭で構成した炭ソーラーウォール5を用いているので、炭の多孔質性でもって自然に湿度調整を図り、快適な室内空間を作ることができ、また、白蟻やダニといった人体や住宅に害のある虫やカビの発生を抑えることができる。さらには、炭ソーラーウォール5により消臭・脱臭効果を持たせることができて、消臭剤、脱臭剤といった余分なコスト負担をかけることがなく、また、炭ソーラーウォール5によりマイナスイオンを発生させて、室内にいる人に癒し効果を与えることができる。
請求項2に記載の太陽光熱利用の炭ソーラーウォールによる冷暖房システムによれば、前記請求項1の効果に加えて、特に冬場においては、外気と比べて部屋12内の暖かい空気を炭ソーラーウォールユニット1へ還流させているので、炭ソーラーウォールユニット1での空気の昇温を効率良く行なうことができる。
請求項3に記載の太陽光熱利用の炭ソーラーウォールによる冷暖房システムによれば、炭ソーラーウォールユニット1の炭ソーラーウォール5の断面形状を略波形に形成しているので、表面積を大きくとることができて太陽光が照射される面積を大きくとることができ、且つ、炭自体が黒体物であることを利用しているので、炭ソーラーウォール5での熱の吸着ないし吸収効率を上げることができる。そのため、炭ソーラーウォールユニット1の炭ソーラーウォール5に接する第1の空間部7や第2の空間部8における空気を効率良く昇温させることができる。
請求項4に記載の太陽光熱利用の炭ソーラーウォールによる冷暖房システムによれば、炭ソーラーウォールユニット1を、略四角枠状のフレーム2と、このフレーム2の一方の開口面に配設した透明板3と、前記フレーム2の他方の開口面に配設した断熱材4と、前記透明板3と断熱材4との間に配設した炭ソーラーウォール5とで構成しているので、炭ソーラーウォール5を用いた炭ソーラーウォールユニット1を容易で構成でき、しかも炭ソーラーウォールユニット1を単体として搬送や設置工事を容易に行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の炭ソーラーウォールを用いた冷暖房システムの構成図を示し、建物の壁面や屋根などの太陽光が当たる箇所に炭ソーラーウォールユニット1が設置されるようになっている。
この炭ソーラーウォールユニット1は、四角枠状のフレーム2と、このフレーム2の一方の開口面に配設される強化ガラス、アクリル板等の太陽光を十分に透過させる透明な透明板3と、フレーム2の他方の開口面に配設される断熱材4と、上記透明板3と断熱材4との間に配設される炭ソーラーウォール5とで構成されている。
この炭ソーラーウォールユニット1は、周囲はフレーム2で閉塞され、一方の開口面は透明板3で閉塞され、さらに、他方の開口面は断熱材4で閉塞され、炭ソーラーウォールユニット1の内部と室外の大気(外気)とは遮断されている。
また、炭ソーラーウォール5は、平板状の炭材からなり、炭自体の特性としての多孔質性を備えており、かかる小孔を番号6で示している。小孔6は炭ソーラーウォール5の全面にわたって形成されており、これらの無数の小孔6により通気可能となっている。なお、この炭ソーラーウォール5は、粉状の炭とシリコン樹脂とを混合して成形して形成している。
ここで、炭ソーラーウォール5と透明板3との間の空間部を第1の空間部7とし、炭ソーラーウォール5と断熱材4との間の空間部を第2の空間部8としている。
炭ソーラーウォールユニット1の第2の空間部8の上部に位置するフレーム2に給気ダクト13(13a)の一端が接続されていて、この給気ダクト13aの途中に給気ファン17が介設されている。この給気ファン17にて炭ソーラーウォールユニット1の第2の空間部8内の空気が炭ソーラーウォール5により昇温された高温空気を吸い込んで下流に効率良く送るようになっている。
給気ダクト13aの下流側には冷暖切換弁18が設けられていて、この冷暖切換弁18の一方の出力側には冷房装置21に配管される給気ダクト13bが接続されている。また、冷暖切換弁18の他方の出力側には暖房装置22に配管される給気ダクト13cが接続されている。
なお、冷房装置21、暖房装置22等の空調機は例えば、ヒートポンプ式としているが、暖房装置22はヒートポンプ以外にヒーター等の加熱手段を用いるようにしても良い。
また、給気ダクト13の途中に介設した冷暖切換弁18により冷房装置21と暖房装置22への高温空気を切り換えて送るものであり、この冷暖切換弁18を切り換え制御することで、夏場には高温空気を冷房装置21側へ送り、冬季には暖房装置22側に高温空気を送るようになっている。
冷房装置21及び暖房装置22等の空調機の出力側には部屋12内に冷風または温風を送るための送気ダクト14が配設されている。なお、この送気ダクト14は冷房装置21、暖房装置22に対して共通に使用できるようにしているが、それぞれ1つのダクトで部屋12内へ配管するようにしても良い。
また、部屋12の壁面と炭ソーラーウォールユニット1の第1の空間部7とを接続するための還気ダクト11が設けられており、この還気ダクト11の先端部分が炭ソーラーウォールユニット1のフレーム2の下部に接続されている。
このようにして、炭ソーラーウォールユニット1内で昇温された空気は、給気ダクト13a→給気ファン17→給気ダクト13a→冷暖切換弁18→給気ダクト13b又は13c→冷房装置21又は暖房装置22→送気ダクト14→部屋12→還気ダクト11→炭ソーラーウォールユニット1へと還流するようになっている。
なお、実施形態では、部屋12内の空気を還気ダクト11を介して炭ソーラーウォールユニット1へと還流させているが、還気ダクト11を炭ソーラーウォールユニット1へ接続せずに大気に開口して排気するようにしても良い。
また、還気ダクト11を炭ソーラーウォールユニット1へ接続した状態で、炭ソーラーウォールユニット1の第1の空間部7へ別途に大気を吸入する穴(図示せず)を設けておき、新鮮な空気を炭ソーラーウォールユニット1内で部屋12からの還流した空気とを混合するようにしても良い。
また、部屋12内には冷房装置21、暖房装置22等を制御するためのコントロールボックス23が設置されており、図2に示すように、このコントロールボックス23により、冷暖切換弁18の切り換え制御や、冷房装置21又は暖房装置22を駆動制御するようになっている。なお、給気ファン17はコントロールボックス23にて手動で制御を行なうようにしても良く、また、コントロールボックス23の操作に関係なく常に、オン駆動するようにしても良い。
図3(a)は上記炭ソーラーウォールユニット1内に設けられている炭ソーラーウォール5の断面図を示し、この炭ソーラーウォール5は所謂波形の形状として、表面積を大きくとって太陽光が照射される面積を大きくとると共に、炭自体が黒体物であることを利用して熱の吸着ないし吸収効率を上げるようにしている。図4はかかる炭ソーラーウォール5の斜視図を示している。
図3(a)の場合は、炭ソーラーウォール5の形状を折曲部分を略V字状にしてジグザグ状に形成した場合であり、図3(b)は折曲部分を略U字状に形成した場合である。また、図3(c)は炭ソーラーウォール5の断面形状を略台形状に形成した場合であり、図3(d)は断面形状を矩形波状に形成した場合であり、炭ソーラーウォール5を単に平板状にするのではなく、表面積を大きくために断面形状を略波形にしている。
また、従来のアルミ板で形成したソーラーウォールと比べて本発明では、炭自体で炭ソーラーウォール5を形成しているので、コストを安価にすることができる。さらに、炭からなる炭ソーラーウォール5のため、色も黒色であり、太陽光の熱の吸着ないし吸収効率を向上させている
このように、炭ソーラーウォールユニット1の炭ソーラーウォール5の断面形状を略波形に形成しているので、表面積を大きくとることができて太陽光が照射される面積を大きくとることができ、且つ、炭自体が黒体物であることを利用しているので、炭ソーラーウォール5での熱の吸着ないし吸収効率を上げることができる。そのため、炭ソーラーウォールユニット1の炭ソーラーウォール5に接する第1の空間部7や第2の空間部8における空気を効率良く昇温させることができる。
次に、炭ソーラーウォールユニット1を用いた冷暖房システムの動作について説明する。先ず、夏場の場合には、コントロールボックス23にて冷暖切換弁18を冷房装置21側に切り換えると共に、冷房装置21を駆動する。
部屋12内の空気は還気ダクト11を介して炭ソーラーウォールユニット1の第1の空間部7内に還流され、第1の空間部7内の空気は、透明板3を介して太陽光熱により昇温される。
炭ソーラーウォールユニット1の第1の空間部7内で昇温された空気は炭ソーラーウォール5の無数の小孔6を介して第2の空間部8内に通過し、この第2の空間部8内の空気は、太陽光熱を吸着して高温となった炭ソーラーウォール5により更に昇温され、この第2の空間部8内の空気は約100℃〜150℃の高温空気となる。
この高温空気の熱源を活用して、冷房装置21へ送って該冷房装置21を稼働して冷えた空気を部屋12に送って冷房を行なう。そして、部屋12内の空気を還気ダクト11を介して炭ソーラーウォールユニット1へ送り込み、炭ソーラーウォールユニット1内で再び昇温してサイクルさせる。
一方、寒い季節には、冷暖切換弁18を切り換えて高温空気を暖房装置22へ送り込み、暖房装置22を稼働して適当な暖かい空気を部屋12に送って暖房を行なう。この部屋12内の約10℃〜20℃の低温空気を還気ダクト11を介して炭ソーラーウォールユニット1に送り込み、炭ソーラーウォールユニット1内で再び昇温してサイクルさせる。なお、図1には還気ダクト11内にファンを設けていないが、ファンを設けて部屋12内の空気を炭ソーラーウォールユニット1側に送るようにしても良い。
特に冬場においては、外気と比べて部屋12内の暖かい空気を炭ソーラーウォールユニット1へ還流させているので、炭ソーラーウォールユニット1での空気の昇温を効率良く行なうことができる。
このように本実施形態では、炭ソーラーウォールユニット1にて太陽光の熱源を利用して冷暖房を行なっているので、化石燃料を使用せずクリーンな冷暖房システムを構築でき、また、ランニングコストを抑えることができると共に、地球環境にやさしい冷暖房システムを提供することができる。
特に従来のアルミ板で構成していたソーラーウォールと比べて、炭ソーラーウォール5を炭で形成しているので、コストを安価に抑えることができる。
また、炭ソーラーウォールユニット1内のソーラーウォールとして炭で構成した炭ソーラーウォール5を用いているので、炭の多孔質性でもって自然に湿度調整を図り、快適な室内空間を作ることができ、また、白蟻やダニといった人体や住宅に害のある虫やカビの発生を抑えることができる。さらには、炭ソーラーウォール5により消臭・脱臭効果を持たせることができて、消臭剤、脱臭剤といった余分なコスト負担をかけることがなく、また、炭ソーラーウォール5によりマイナスイオンを発生させて、室内にいる人に癒し効果を与えることができる。
また、炭ソーラーウォールユニット1を、略四角枠状のフレーム2と、このフレーム2の一方の開口面に配設した透明板3と、前記フレーム2の他方の開口面に配設した断熱材4と、前記透明板3と断熱材4との間に配設した炭ソーラーウォール5とで構成しているので、炭ソーラーウォール5を用いた炭ソーラーウォールユニット1を容易で構成でき、しかも炭ソーラーウォールユニット1を単体として搬送や設置工事を容易に行なうことができる。
本発明の実施の形態における炭ソーラーウォールユニットを用いた冷暖房システムの概略構成図である。 本発明の実施の形態における制御関係のブロック図である。 (a)〜(d)は本発明の実施の形態における炭ソーラーウォールの断面形状の例を示す図である。 本発明の実施の形態における炭ソーラーウォールの斜視図である。
符号の説明
1 炭ソーラーウォールユニット
2 フレーム
3 透明板
4 断熱材
5 炭ソーラーウォール
6 小孔
8 第2の空間部
11 還気ダクト
12 部屋
13 給気ダクト
21 冷房装置
22 暖房装置

Claims (4)

  1. 太陽光が照射されて該太陽光熱を吸収し、炭で構成した炭ソーラーウォール(5)及びこの炭ソーラーウォール(5)の内側に空間部(8)を形成した炭ソーラーウォールユニット(1)と、
    前記炭ソーラーウォールユニット(1)の空間部(8)で昇温された空気が給気ダクト(13)を介して供給される冷房装置(21)又は暖房装置(22)等の空調機とで
    構成していることを特徴とする太陽光熱利用の炭ソーラーウォールによる冷暖房システム。
  2. 太陽光が照射されて該太陽光熱を吸収し、炭で構成した炭ソーラーウォール(5)及びこの炭ソーラーウォール(5)の内側に空間部(8)を形成した炭ソーラーウォールユニット(1)と、
    前記炭ソーラーウォールユニット(1)の空間部(8)で昇温された空気が給気ダクト(13)を介して供給される冷房装置(21)又は暖房装置(22)等の空調機と、
    前記空調機からの冷風又は温風が供給される部屋(12)と、
    前記部屋(12)からの空気を前記炭ソーラーウォールユニット(1)へ還流させる還気ダクト(11)とで
    構成していることを特徴とする太陽光熱利用の炭ソーラーウォールによる冷暖房システム。
  3. 前記炭ソーラーウォールユニット(1)の炭ソーラーウォール(5)の断面形状を略波形に形成していることを特徴とする請求項1または請求項2記載の太陽光熱利用の炭ソーラーウォールによる冷暖房システム。
  4. 前記炭ソーラーウォールユニット(1)を、略四角枠状のフレーム(2)と、このフレーム(2)の一方の開口面に配設した透明板(3)と、前記フレーム(2)の他方の開口面に配設した断熱材(4)と、前記透明板(3)と断熱材(4)との間に配設した炭ソーラーウォール(5)とで構成していることを特徴とする請求項1〜請求項3にいずれか記載の記載の太陽光熱利用の炭ソーラーウォールによる冷暖房システム。
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