JP2005325749A - 内燃機関のバルブタイミング可変装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング可変装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ハウジングとロータとの間にねじりコイルバネが介装されるバルブタイミング可変装置において、ハウジング内でのロータの偏倚を極力抑制することのできる内燃機関のバルブタイミング可変装置を提供する。
【解決手段】 バルブタイミング可変装置34は、クランク軸に対するカム軸23の回転位相を進める方向に付勢するねじりコイルばね72を備えている。ねじりコイルばね72は、コイル部73の軸方向両端部に設けられたフック部75,76がハウジング36及びロータ42に係止されている。又、ねじりコイルばね72は、カム軸23の回転位相が最遅角状態であるとき、一方のフック部75と他方のフック部76とがカム軸23の軸方向にあって同一直線上に配置されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、内燃機関における吸気バルブ及び排気バルブの少なくとも一方の作動タイミングを変更するバルブタイミング可変装置に関するものである。
近年、出力の向上、エミッションの改善等を意図して、バルブタイミング可変装置を搭載した内燃機関が広く用いられている。このバルブタイミング可変装置は、クランク軸に対するカム軸の回転位相を進める方向(進角方向)又は遅らせる方向(遅角方向)へ変化させることにより、吸・排気バルブの少なくとも一方の作動タイミング(バルブタイミング)を変更することが可能になっている。
バルブタイミング可変装置は、ハウジングと、同ハウジング内に収容されたロータとを備えている。ハウジングは、カム軸に相対回転可能に支持されるとともに、チェーン等によってクランク軸に駆動連結されている。ロータは外周に複数のベーンを有し、ハウジング内に収容された状態で、カム軸に一体回転可能に取付けられている。ハウジングの内部空間には、進角側油圧と遅角側油圧室とがロータによって区画形成されている。そして、内燃機関の運転状態に応じて、同機関の作動油が進角側油圧と遅角側油圧室とに供給又は排出されることにより、ロータがハウジングに対して相対回転し、クランク軸に対するカム軸の回転位相が変化する。
上記可変バルブタイミング装置においては、内燃機関の駆動時における機関バルブ(吸気バルブや排気バルブ)の開閉動作に伴って発生する反力により、カム軸の回転位相を遅らせようとする力(回転トルク)が作用するため、同装置の応答性及び作動性が低下するという技術的課題があった。この技術的課題を解決するために、カム軸の回転位相を遅らせようとする力に抗して、同カム軸の回転位相を進める方向へ付勢力を付与するねじりコイルばねを備えた可変バルブタイミング装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。このねじりコイルばねは、ロータとハウジングとの間に介装されており、そのコイル部の軸方向両端部がロータとハウジングとにそれぞれ装着されている。この場合、ねじりコイルばねがねじられることによって発生するトルクをロータに作用させることで、バルブの反力に抗してカム軸の回転位相を進めるのが容易となり、可変バルブタイミング装置の応答性及び作動性の向上を図ることが可能となる。
特開2002−276312号公報 特開2002−295209号公報
しかし、特許文献1、2に記載のバルブタイミング可変装置では、ねじりコイルばねのコイル部の軸方向両端部がロータ及びハウジングに装着される装着位置について、その検討が十分になされていない。そのため場合によっては、ハウジング内での径方向におけるロータの位置が偏倚してしまうことがある。
すなわち図8に例示するように、ねじりコイルばねを圧縮してこれにねじりトルクを発生させると、同ねじりコイルばねの円周方向に作用するねじりトルクに起因して、その両端部のフックがなす角度Aの中心を通る線上にラジアル方向への付勢力が作用する。そのため、ねじりコイルばねをロータの軸部に装着すると、このラジアル方向への付勢力がロータの外周面をハウジングの内周面に押し付ける方向に作用して、ハウジングの軸中心と同ハウジング内のロータの軸中心とがずれてしまうようになる。即ち、ハウジング内でのロータの位置が一方向に偏倚してしまうようになる。
そのため、例えばハウジングとロータとを、それらの軸中心を一致させて組み付けることが困難となり、組み付け作業に支障をきたすおそれがある。
又、内燃機関の駆動時においては、ロータの外周面がハウジングの内周面に偏って押し付けられるため、ロータ及びハウジングの摺動面に偏磨耗が発生するおそれもある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハウジングとロータとの間にねじりコイルバネが介装されるバルブタイミング可変装置において、ハウジング内でのロータの偏倚を極力抑制することのできる内燃機関のバルブタイミング可変装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、内燃機関のクランク軸に駆動連結されたハウジングと、前記ハウジングに相対回転可能に支持されるとともに前記内燃機関のカム軸に一体回転可能に取付けられ、前記ハウジングに対し相対回転することにより前記クランク軸に対する前記カム軸の回転位相を変化させるロータと、前記ハウジングと前記ロータとに装着されるとともに前記カム軸と同心に配置され、同カム軸の回転位相を進める方向へ前記ロータを付勢するねじりコイルばねとを備えた内燃機関のバルブタイミング可変装置において、前記ねじりコイルばねの一端部は前記ハウジングに設けられた第1装着部に装着され、同ねじりコイルばねの他端部は前記ロータに設けられた第2装着部に装着されてなり、前記クランク軸に対する前記カム軸の回転位相が最遅角状態であるときに、又は同カム軸の回転位相が最進角状態であるときに、前記第1装着部と前記第2装着部とが前記カム軸の軸方向にあって同一直線上に配置されていることを要旨とする。
この構成によれば、ねじりコイルばねの一端部が装着される第1装着部と同ねじりコイルばねの他端部が装着される第2装着部とがカム軸の軸方向にあって同一直線上に配置されることによって、両装着部においてカム軸の円周方向に作用する同ねじりコイルばねのねじりトルクを打ち消し合わせることができる。そのため、ねじりコイルばねに作用するラジアル方向への付勢力を小さくすることができ、もってハウジング内でのロータの偏倚を極力抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、内燃機関のクランク軸に駆動連結されたハウジングと、前記ハウジングに相対回転可能に支持されるとともに前記内燃機関のカム軸に一体回転可能に取付けられ、前記ハウジングに対し相対回転することにより前記クランク軸に対する前記カム軸の回転位相を変化させるロータと、前記ハウジングと前記ロータとに装着されるとともに前記カム軸と同心に配置され、同カム軸の回転位相を進める方向へ前記ロータを付勢するねじりコイルばねとを備えた内燃機関のバルブタイミング可変装置において、前記ねじりコイルばねの一端部は前記ハウジングに設けられた第1装着部に装着され、同ねじりコイルばねの他端部は前記ロータに設けられた第2装着部に装着されてなり、前記カム軸の軸方向にみて、同カム軸の中心と前記第1装着部とを結ぶ直線と、同カム軸の中心と前記第2装着部とを結ぶ直線とがなす角度は、前記ハウジングに対し前記ロータが相対回転可能な角度よりも小さく設定されていることを要旨とする。
この構成では、カム軸の中心と上記第1装着部とを結ぶ直線と、同カム軸の中心と上記第2装着部とを結ぶ直線とがなす角度を、ハウジングに対しロータが相対回転可能な角度よりも小さく設定するようにしている。そのため、ハウジングに対してロータを相対回転させる過程で、第1装着部と第2装着部とがカム軸の軸方向にあって同一直線上に配置されるようになり、このときには両装着部においてカム軸の円周方向に作用する同ねじりコイルばねのねじりトルクを打ち消し合わせることができる。そのため、ねじりコイルばねに作用するラジアル方向への付勢力を小さくすることができ、もってハウジング内でのロータの偏倚を極力抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記ねじりコイルばねの軸方向両端部にはそれぞれフック部が設けられ、前記各フック部は同ねじりコイルばねを構成する線材の両端部をコイル部の外側に向けて屈曲させることにより形成されていることを要旨とする。
この構成によれば、ねじりコイルばねの軸方向両端部に設けられた各フック部はコイル部の外側に向けて屈曲されているため、このように屈曲されていない場合と比較して、カム軸の軸方向における同ねじりコイルばねの寸法を小さく抑えることができる。そのため、ねじりコイルばねを設ける場合でも上記バルブタイミング可変装置をコンパクトに構成することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、内燃機関の一形態であるガソリンエンジン(以下、単にエンジンという)11は、シリンダヘッド12や複数のシリンダ13を有するシリンダブロック14等を備えている。各シリンダ13内には、ピストン15が往復動可能に収容されている。各ピストン15は、コネクティングロッド16を介しクランク軸17に連結されている。各ピストン15の往復運動は、コネクティングロッド16によって回転運動に変換された後、クランク軸17に伝達される。
各ピストン15の上方には、シリンダブロック14及びシリンダヘッド12の間に設けられた空間が燃焼室18として形成されている。シリンダヘッド12には、各燃焼室18に連通する吸気ポート19及び排気ポート20がそれぞれ設けられている。これら吸・排気ポート19,20を開閉するため、シリンダヘッド12には、吸気バルブ21及び排気バルブ22がそれぞれ往復動可能に支持されている。又、シリンダヘッド12において、吸気バルブ21の上方と排気バルブ22の上方とには、それぞれ吸気側カム軸23、排気側カム軸24が回転可能に配置されている。前記各カム軸23,24の端部にそれぞれ設けられたスプロケット25,26は、チェーン27を介してクランク軸17に駆動連結されている。このため、クランク軸17が回転されると、その回転がチェーン27を介して両スプロケット25,26に伝達される。そして、両スプロケット25,26の回転に伴い、各カム軸23,24が回転し、対応する吸・排気バルブ21,22が往復動し、吸・排気ポート19,20は開閉される。
吸気ポート19には吸気通路28を構成する吸気マニホルド29が接続されている。この吸気マニホルド29には、各吸気ポート19へ向けて燃料を噴射する燃料噴射弁31が取付けられている。そして、各燃料噴射弁31から噴射される燃料と吸入空気とからなる混合気は、各燃焼室18内へ導入された後に、シリンダヘッド12に設けられた点火プラグ32の点火により爆発・燃焼される。このときに生じた高温高圧の燃焼ガスでピストン15が往復動することにより、クランク軸17が回転され、エンジン11の駆動力を得ることができる。排気ポート20には排気通路33が接続され、この排気通路33を通過して、燃焼ガスがエンジン11の外部へ排出される。
本実施形態のバルブタイミング可変装置34は、シリンダヘッド12に設けられたジャーナル35(図3に示す)を介して回転可能に支持された吸気側のカム軸23に取り付けられている。バルブタイミング可変装置34は、クランク軸17の回転に対するカム軸23の回転位相を変化させることにより、吸気バルブ21の作動タイミング、すなわちバルブタイミングをクランク軸17の角度(クランク角)に対して連続的に変更することができるように構成されている。尚、ここでは、クランク軸17に対するカム軸23の回転位相が遅れることを「遅角」と言い、同回転位相が進むことを「進角」と言う。次に、バルブタイミング可変装置34の構成を図2〜図5に従い説明する。
図2〜図4に示すように、バルブタイミング可変装置34は、ハウジング36とロータ42とを備えている。
ハウジング36は、全体として略環状をなし、ハウジング本体37の両側をカバー38及びスプロケット25で挟み込むようにして構成されている。カバー38は、ハウジング本体37と同程度の外径を有するプレート部38aと、同プレート部38aの中央から筒状に延びるパイプ部38bとにより構成されている。このハウジング36は、スプロケット25、ハウジング本体37、カバー38が4本のボルト44で締結されることにより一体化されている。こうして形成されたハウジング36は、スプロケット25にチェーン27を介して駆動連結されたクランク軸17と同期回転するようになっている。尚、図3、4は、カム軸23の回転位相を最遅角状態にしたときのバルブタイミング可変装置34を示している。
ハウジング本体37の内周面には、複数の張出部39がほぼ等間隔に内方へ向けて突設されている。ハウジング本体37内には、軸部42aと、その軸部42aから放射状に延びる複数のベーン42bとにより構成されたロータ42が収容されている。このロータ42は、ハウジング37本体内に収容された状態で軸部42aの中央がボルト43で締結されることによりカム軸23の一端部に取付けられている。カム軸23に一体回転可能に取付けられたロータ42は、ハウジング36と同心に配置されるとともに、同ハウジング36に対し相対回転可能に支持されている。
ロータ42は、ハウジング本体37内の隣り合う張出部39間に配置された各ベーン42bを最遅角位置と最進角位置との間で移動可能に支持されている。ここで、最遅角位置とは、クランク軸17に対するカム軸23の回転位相を最も遅らせることにより、同クランク軸17の回転に対し吸気バルブ21の作動タイミングを最も遅くするときの位置、即ち各ベーン42bがカム軸23の回転方向と反対側の張出部39に当接する位置のことを指す。又、最進角位置とは、クランク軸17に対するカム軸23の回転位相を最も進ませることにより、吸気バルブ21の作動タイミングをクランク軸17の回転に対して最も早くするときの位置、即ち各ベーン42bがカム軸23の回転方向側の張出部39に当接する位置のことを指す。
ハウジング本体37内の隣り合う張出部39間の空間は、ロータ42の軸部42a及びベーン42bによって遅角側油圧室47と進角側油圧室48とに区画されている。シリンダヘッド12や吸気側カム軸23等には、遅角側油圧室47に連通する遅角側油路49や進角側油圧室48に連通する進角側油路50が形成されている。又、これら遅角側油路49及び進角側油路50は、オイルコントロールバルブ(OCV)51を介して供給通路52及び排出通路53に接続されている。供給通路52はオイルポンプ54を介してオイルパン55に接続され、排出通路53は直接オイルパン55に接続されている。エンジン11の駆動に伴い、オイルポンプ54が作動し、オイルパン55内に充填された作動用流体としての作動油56を供給通路52に供給する。そして、遅角側油圧室47及び進角側油圧室48間に生じる油圧差に基づいて、ロータ42がハウジング36に対し相対回転することにより、クランク軸17に対するカム軸23の回転位相が変化し、吸気バルブ21の作動タイミングが適宜変更される。
ハウジング36とロータ42とが摺動する摺動部には、遅角側油圧室47及び進角側油圧室48間を油密に保つためのシール機構57,58が設けられている。シール機構57,58は、ロータ42の各ベーン42bの外端面と、ハウジング本体37の各張出部39の内端面とにそれぞれ設けられている。シール機構57は、シール部材57aと板ばね57bとにより構成され、該板ばね57bがシール部材57aをハウジング本体37の内周面に付勢している。シール機構58は、前記シール機構57と同様な構成をなしており、図示しない板ばねがシール部材58aを軸部42aの外周面に付勢している。
更に、バルブタイミング可変装置34は、クランク軸17に対するカム軸23の回転位相を最遅角状態に保持するためのロック機構63と、同カム軸23の回転位相を進める方向(進角方向)に常に付勢するねじりコイルばね72とを備えている。
ロック機構63は、両油圧室47,48から作動油56が抜け出た状態となっているエンジン11の始動前に、ハウジング36に対するロータ42の相対回動を規制するためのものである。このロック機構63は、ロックピン65、ロータ42に形成された収容孔64、圧縮ばね66、ハウジング36に形成された挿入穴67を備えており、吸気バルブ21の作動タイミングをエンジン11の始動に適したタイミング(始動タイミング)に保持するように構成されている。収容孔64内には、ロックピン65が圧縮ばね66によりスプロケット25側に付勢された状態で収容されている。収容孔64及び挿入穴67の位置は、それぞれカム軸23の回転位相が最遅角状態になっているときに一致する。このため、カム軸23の回転位相が最遅角状態になっているときに、挿入穴67にはロックピン65の先端部が挿脱されるようになっている。
ロック機構63では、エンジン11の駆動中に遅角側油圧室47及び進角側油圧室48の一方に作動油56が供給されているとき、その油圧によりロックピン65が圧縮ばね66の付勢力に抗して挿入穴67から抜き出され、ロータ42がハウジング36に対し相対回転可能となる。一方、エンジン11の停止に伴いロックピン65に加わる油圧が低下すると、収容孔64及び挿入穴67の位置が一致していることを条件として、圧縮ばね66により付勢されたロックピン65が挿入穴67内に挿入され、ハウジング36に対するロータ42の相対回転が規制される。
ねじりコイルばね72は、吸気バルブ21の開閉駆動に伴う反力に抗してカム軸23に回転トルクを加えるべく設けられており、同ねじりコイルばね72のねじりトルク(付勢力)を利用して、カム軸23の回転位相を進角させる場合のバルブタイミング可変装置34の応答性及び作動性を向上させるようにしている。
このねじりコイルばね72は、コイル部73と、同コイル部73の軸方向両端部にそれぞれ設けられたフック部75、76とを備えている。両フック部75、76は、ねじりコイルばね72を構成する線材の両端部をそれぞれコイル部73の外側に向けて屈曲させることにより形成されている。
ねじりコイルばね72は、ねじりコイルばね収容部80内に収容配置されている。このねじりコイルばね収容部80は、ロータ42のカバー38側端面に形成されたロータ側収容部81と、カバー38のパイプ部38bの内部空間とにより構成されている。又、ロータ側収容部81は、ロータ42と同心をなす略環状の凹部として形成されている。図2、図5に示すように、カバー38のパイプ部38bには、同パイプ部38bの内外を貫通する第1装着部としての貫通孔38cが形成されている。この貫通孔38cは、ねじりコイルばね72のコイル部73の軸方向一端部に形成されたフック部75を係止するためのものである。又、ロータ側収容部81の一側面には、ベーン42bの外端面に向って延びるように第2装着部としての係止凹部81cが形成されている。この係止凹部81cは、ねじりコイルばね72のコイル部73の軸方向他端部に形成されたフック部76を係止するためのものである。
またねじりコイルばね72は、コイル部73が略環状のロータ側収容部81に収容されることでロータ42と同心に配置され、かつフック部76がロータ側収容部81の係止凹部81cに係止される。そして、ねじりコイルばね72は、前記フック部76とは反対側のフック部75がカバー38の貫通孔38cに係止されることでハウジング36及びロータ42に装着される。
ここで、先の図8に例示したように、ねじりコイルばね72にはその圧縮時においてラジアル方向への付勢力が発生するため、ハウジング36内での径方向におけるロータ42の位置が偏倚してしまい、上述したような不具合が生じるおそれがある。
そこで、本実施形態では上記第1装着部及び第2装着部を以下のように設けることで、ハウジング36内でのロータ42の偏倚を極力抑えるようにしている。
すなわち図4に示すように、本実施形態ではカム軸23の回転位相が最遅角状態とされているときに、貫通孔38c(第1装着部)と係止凹部81c(第2装着部)とがカム軸23の軸方向にあって同一直線上に配置されるように設けており、この状態でねじりコイルばね72を装着するようにしている。この状態では、ねじりコイルばね72のフック部75とフック部76とがなす角度(先の図8に示す角度Aに相当)が略0°となるように圧縮された状態で同ねじりコイルばね72は装着されることになる。そのため、カム軸23の円周方向に作用するねじりコイルばね72のねじりトルクは互いに打ち消し合わされ、もってねじりコイルばね72に作用するラジアル方向への付勢力を小さくすることができ、ハウジング36内でのロータ42の偏倚は極力抑えられる。
従って、ハウジング36と、同ハウジング36内のロータ42とを、それらの軸中心を一致させて組み付けることが容易となる。つまり、組付作業時において、ハウジング36とロータ42との組み付け性や、ハウジング36及びロータ42とカム軸23との組み付け性を向上させることができる。
又、ロータ42がハウジング36に偏って押し付けられなくなることで、ロータ42の各ベーン42bの外端面とハウジング本体37の各張出部39の内端面とに設けられたすべてのシール機構57,58が持つシール性を効果的に発揮させることができる。このため、ハウジング36とロータ42とが摺動する摺動部において、遅角側油圧室47及び進角側油圧室48間を油密に保つことが容易となる。よって、バルブタイミング可変装置34の応答性及び作動性をより一層向上させることができる。
又、カム軸23の回転位相が最遅角状態とされているときにあって、上記フック部75とフック部76とがなす角度がある程度存在する場合、すなわち同最遅角状態におけるハウジング36内でのロータ42の偏倚量が本実施形態よりも大きくなる場合と比較して、次のような効果を得ることもできる。すなわちカム軸23の回転位相を変更する際、ロータ42の偏倚に起因して発生する同ロータ42とハウジング36との摺動を抑えることができ、もってそれらの摺動面における偏磨耗の発生も効果的に抑制することができる。
他方、本実施形態におけるフック部75、76は、コイル部73を構成する線材の両端部をそれぞれコイル部73の外側に向けて屈曲させることにより形成されている。そのため、このように屈曲されていない場合と比較して、カム軸23の軸方向におけるねじりコイルばね72の寸法を小さく抑えることができる。よって、ねじりコイルばね収容部80の容積を小さくすることができ、ねじりコイルばね72を設ける場合でも上記バルブタイミング可変装置34をコンパクトに構成することができる。ひいてはバルブタイミング可変装置34が搭載されるエンジン11周辺において、その搭載スペースの確保も容易となる。
以上説明したように、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)ねじりコイルばね72の一端部(フック部75)が装着される第1装着部(貫通孔38c)と同ねじりコイルばね72の他端部(フック部76)が装着される第2装着部(係止凹部81)とを、カム軸23の軸方向にあって同一直線上に配置するようにしている。そのため、両装着部においてカム軸23の円周方向に作用する同ねじりコイルばね72のねじりトルクを打ち消し合わせることができる。従って、ねじりコイルばね72に作用するラジアル方向への付勢力を小さくすることができ、もってハウジング36内でのロータ42の偏倚を極力抑制することができる。
(2)ねじりコイルばね72の軸方向両端部に設けられた各フック部75、76はコイル部73の外側に向けて屈曲されているため、このように屈曲されていない場合と比較して、カム軸の軸方向における同ねじりコイルばね72の寸法を小さく抑えることができる。そのため、ねじりコイルばね72を設ける場合でもバルブタイミング可変装置34をコンパクトに構成することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図6に示すように、カム軸23の回転位相が最進角状態とされているときに、カバー38の貫通孔38c(第1装着部)とロータ側収容部81の係止凹部81c(第2装着部)とをカム軸23の軸方向にあって同一直線上に配置し、この状態でねじりコイルばね72を装着するような構成であってもよい。この場合であっても上記実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
・カム軸23の回転位相が最遅角状態にされているときの上記第1装着部及び第2装着部の配設態様を、図7に示すような態様とするようにしてもよい。すなわち、カム軸23の軸方向にみて、同カム軸23の中心と第1装着部(貫通孔38c)とを結ぶ直線C2と、同カム軸23の中心と第2装着部(係止凹部81c)とを結ぶ直線C3とがなす角度βを、ハウジング36に対しロータ42が相対回転可能な角度γよりも小さく設定するようにしてもよい。この場合には、ハウジング36に対してロータ42を相対回転させる過程で、第1装着部と第2装着部とがカム軸23の軸方向にあって同一直線上に配置されるようになり、このときには両装着部においてカム軸23の円周方向に作用するねじりコイルばね72のねじりトルクを打ち消し合わせることができる。そのため、ねじりコイルばね72に作用するラジアル方向への付勢力を小さくすることができ、もってハウジング36内でのロータ42の偏倚を極力抑制することができる。ひいては、上記実施形態に準ずる作用効果を得ることができる。
なお、この変形例は、カム軸23の回転位相が最進角状態にされているときの第1装着部及び第2装着部の配設態様としても、同様な原理により適用することができる。
・本実施形態のバルブタイミング可変装置34を排気側カム軸24に適用して、排気バルブの作動タイミングを変更するようにしてもよい。この場合、バルブタイミング可変装置34は、クランク軸17に対するカム軸23の回転位相を遅らせる方向(遅角方向)へ変化させることにより、排気バルブ22の作動タイミングを変更可能に構成されている。このため、カム軸23の回転位相が最進角状態であるとき、カバー38の貫通孔38cとロータ側収容部81の係止凹部81cとが、カム軸23に沿って同一直線上に配置されるのが好ましい。
更には、本実施形態のバルブタイミング可変装置34を吸気側カム軸23及び排気側カム軸24の双方に適用し、吸気バルブ21及び排気バルブ22の作動タイミングを変更するようにしてもよい。
・例えば、溶接や接着等の方法を用いることによって、ねじりコイルばね72のコイル部73の軸方向両端部をハウジング36及びロータ42に固着してもよい。
・フック部75,76は、ねじりコイルばね72を構成する線材を、コイル部73の内側又は同コイル部73の軸方向に向けて屈曲させて形成したものであってもよい。
本発明にかかる内燃機関のバルブタイミング可変装置を具体化した一実施形態について、これが適用されるエンジンの構成を示す部分断面図。 同実施形態におけるバルブタイミング可変装置を示す正面図。 同実施形態におけるバルブタイミング可変装置及び同装置への作動油の供給構造を示す断面図。 図2のバルブタイミング可変装置からカバー、リテーナ等を外した状態を示す正面図。 ねじりコイルばねが係止されるカバーの拡大側面図。 同実施形態の変形例におけるバルブタイミング可変装置の構造を示す模式図。 同実施形態の変形例におけるバルブタイミング可変装置の構造を示す模式図。 ねじりコイルばねに作用する付勢力を説明するための模式図。
符号の説明
11…ガソリンエンジン(エンジン)、12…シリンダヘッド、13…シリンダ、14…シリンダブロック、15…ピストン、16…コネクティングロッド、17…クランク軸、18…燃焼室、19…吸気ポート、20…排気ポート、21…吸気バルブ、22…排気バルブ、23…吸気側カム軸、24…排気側カム軸、25、26…スプロケット、27…チェーン、28…吸気通路、29…吸気マニホルド、31…燃料噴射弁、32…点火プラグ、33…排気通路、34…バルブタイミング可変装置、35…ジャーナル、36…ハウジング、37…ハウジング本体、38…カバー、38a…プレート部、38b…パイプ部、38c…貫通孔、39…張出部、42…ロータ、42a…軸部、42b…ベーン、43、44…ボルト、47…遅角側油圧室、48…進角側油圧室、49…遅角側油路、50…進角側油路、51…オイルコントロールバルブ、52…供給通路、53…排出通路、54…オイルポンプ、55…オイルパン、56…作動油、57、58…シール機構、57a、58a…シール部材 、57b…板ばね、63…ロック機構、64…収容孔、65…ロックピン、66…圧縮ばね、67…挿入穴、72…ねじりコイルばね、73…コイル部、75、76…フック部、80…ねじりコイルばね収容部、81…ロータ側収容部、81c…係止凹部。

Claims (3)

  1. 内燃機関のクランク軸に駆動連結されたハウジングと、前記ハウジングに相対回転可能に支持されるとともに前記内燃機関のカム軸に一体回転可能に取付けられ、前記ハウジングに対し相対回転することにより前記クランク軸に対する前記カム軸の回転位相を変化させるロータと、前記ハウジングと前記ロータとに装着されるとともに前記カム軸と同心に配置され、同カム軸の回転位相を進める方向へ前記ロータを付勢するねじりコイルばねとを備えた内燃機関のバルブタイミング可変装置において、
    前記ねじりコイルばねの一端部は前記ハウジングに設けられた第1装着部に装着され、同ねじりコイルばねの他端部は前記ロータに設けられた第2装着部に装着されてなり、
    前記クランク軸に対する前記カム軸の回転位相が最遅角状態であるときに、又は同カム軸の回転位相が最進角状態であるときに、前記第1装着部と前記第2装着部とが前記カム軸の軸方向にあって同一直線上に配置されている
    ことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング可変装置。
  2. 内燃機関のクランク軸に駆動連結されたハウジングと、前記ハウジングに相対回転可能に支持されるとともに前記内燃機関のカム軸に一体回転可能に取付けられ、前記ハウジングに対し相対回転することにより前記クランク軸に対する前記カム軸の回転位相を変化させるロータと、前記ハウジングと前記ロータとに装着されるとともに前記カム軸と同心に配置され、同カム軸の回転位相を進める方向へ前記ロータを付勢するねじりコイルばねとを備えた内燃機関のバルブタイミング可変装置において、
    前記ねじりコイルばねの一端部は前記ハウジングに設けられた第1装着部に装着され、同ねじりコイルばねの他端部は前記ロータに設けられた第2装着部に装着されてなり、
    前記カム軸の軸方向にみて、同カム軸の中心と前記第1装着部とを結ぶ直線と、同カム軸の中心と前記第2装着部とを結ぶ直線とがなす角度は、前記ハウジングに対し前記ロータが相対回転可能な角度よりも小さく設定されている
    ことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング可変装置。
  3. 前記ねじりコイルばねの軸方向両端部にはそれぞれフック部が設けられ、前記各フック部は同ねじりコイルばねを構成する線材の両端部をコイル部の外側に向けて屈曲させることにより形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関のバルブタイミング可変装置。
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