JP2002195012A - 内燃機関のバルブタイミング可変装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング可変装置

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JP2002195012A
JP2002195012A JP2000390556A JP2000390556A JP2002195012A JP 2002195012 A JP2002195012 A JP 2002195012A JP 2000390556 A JP2000390556 A JP 2000390556A JP 2000390556 A JP2000390556 A JP 2000390556A JP 2002195012 A JP2002195012 A JP 2002195012A
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coil spring
torsion coil
housing
camshaft
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JP2000390556A
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Yoshikazu Ishii
良和 石井
Mutsumi Nishimura
睦 西村
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
    • F01L2001/3445Details relating to the hydraulic means for changing the angular relationship
    • F01L2001/34483Phaser return springs

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Abstract

(57)【要約】 【課題】捩じりコイルばねのスラスト方向の力に起因す
るロータ相対回転時の抵抗増加を抑制する。 【解決手段】ハウジング36内にロータ42を相対回転
可能に収容したバルブタイミング可変装置34におい
て、クランク軸に対するカム軸23の回転位相が、最も
遅れた状態よりも所定量進んだ状態となるように、回転
位相を進める方向へロータ42を付勢する捩じりコイル
ばね76を用いる。鍔75を有するリテーナ74をカム
軸23に一体回転可能に取付け、ばね76の軸方向につ
いての一端部をロータ42に固定し、他端部を鍔75に
回転方向に摺動可能に取付ける。ハウジング36には、
鍔75よりも外方に位置し、かつロータ42がカム軸2
3の回転位相を所定量進んだ状態よりも遅らせる方向へ
相対回転するときに捩じりコイルばね76の他端部に接
触してハウジング36に係止する係止部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関における
吸気バルブ及び排気バルブの少なくとも一方の作動タイ
ミングを、機関運転状態に応じて変更するバルブタイミ
ング可変装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な内燃機関では、クランク軸の回
転がカム軸に伝達され、そのカム軸のカムにより吸・排
気バルブが周期的に押下げられて往復動し、吸・排気通
路を開閉する。このタイプの内燃機関では、クランク軸
に対するカム軸の回転位相は常に一定である。これに対
し、近年では、出力の向上、エミッションの改善等を意
図して、内燃機関にバルブタイミング可変装置を装着す
ることが行われるようになってきている。この可変装置
は、クランク軸に対するカム軸の回転位相を変化させ、
吸・排気バルブの少なくとも一方の作動タイミング(バ
ルブタイミング)を変更しようとするものである。
【0003】この種のバルブタイミング可変装置とし
て、例えば、特開平11−264303号公報に開示さ
れた弁開閉時期制御装置がある。同制御装置は、図6に
示すように、ハウジング101及び内部ロータ102を
備えている。ハウジング101は、バルブ駆動用カム軸
103に相対回転可能に支持されている。内部ロータ1
02は外周にベーン104を有し、ハウジング101内
に収容された状態でカム軸103に一体回転可能に取付
けられている。
【0004】ハウジング101はフロントプレート10
5、スプロケット106を有する外部ロータ107、及
びリアプレート108を備えている。スプロケット10
6はチェーンによってクランク軸に駆動連結されてい
る。ハウジング101の内部において、ベーン104の
回転方向についての両側には2つの油圧室が形成されて
いる。そして、これらの油圧室に、内燃機関の作動油が
供給又は排出されることにより、ベーン104を含む内
部ロータ102がハウジング101に対して相対回転
し、クランク軸に対するカム軸103の回転位相が変化
する。
【0005】ところで、内燃機関の始動時には、油圧室
から作動油が抜け出た状態になっており、機関始動開始
と同時に油圧室に作動油を供給し始めても、内部ロータ
102が油圧により相対回転可能となるまでに所定の時
間を要する。そのため、この期間はバルブタイミングの
制御が困難になる。加えて、ベーン104に油圧が作用
しないことから、吸・排気バルブの開閉駆動にともなう
反力によって、クランク軸に対するカム軸103の回転
位相が最も遅れ、吸気バルブの作動タイミングがクラン
ク軸の回転に対して最も遅くなり、機関の始動性が低下
する。
【0006】そこで、上記弁開閉時期制御装置には、機
関始動に適したバルブタイミングの実現のために、捩じ
りコイルばね109及びロック機構110が設けられて
いる。捩じりコイルばね109はカム軸103の周囲に
配置され、一端部(図6の右端部)が内部ロータ102
に係止され、他端部(図6の左端部)がフロントプレー
ト105に係止されている。この捩じりコイルばね10
9により、カム軸103の回転位相を進める方向へ内部
ロータ102が付勢される。ロック機構110は、機関
始動時において、カム軸103の回転位相が最も遅れた
状態よりも所定量進んだとき、内部ロータ102をハウ
ジング101に連結して相対回転を阻止(ロック)す
る。そして、油圧室に作動油が満たされると、ロック機
構110は作動油の油圧によりロックを解除する。この
ようにして、機関始動時には、クランク軸に対するカム
軸103の回転位相が、最も遅れた状態よりも所定量だ
け進角した状態に保持され、機関の始動性が向上する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、内部ロータ
102とフロントプレート105との間に捩じりコイル
ばね109を配置した上記弁開閉時期制御装置では、そ
の捩じりコイルばね109のスラスト方向の力(軸方向
に働く力)をフロントプレート105及び内部ロータ1
02によってそれぞれ円周の一点で受ける構造となって
いる。このため、ベーン104も含め内部ロータ102
は、捩じりコイルばね109の付勢力(捩じり力)によ
って、図6において矢印で示すようにハウジング101
に対して傾斜する方向の力を受け続けることになる。内
部ロータ102はハウジング101の内面にスラスト方
向の力を及ぼし、両者102,101間での摩擦が、内
部ロータ102の相対回転時の抵抗になるという問題が
ある。
【0008】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、捩じりコイルばねのスラス
ト方向の力に起因するロータ相対回転時の抵抗増加を抑
制することのできる内燃機関のバルブタイミング可変装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1記載の発明では、内燃機関のバルブ駆動用カム軸に
相対回転可能に支持され、かつクランク軸に駆動連結さ
れたハウジングと、前記ハウジング内に収容された状態
で前記カム軸に一体回転可能に取付けられ、かつ前記内
燃機関の作動に用いられる流体の圧力に基づき同ハウジ
ングに対し相対回転することにより、前記クランク軸に
対する前記カム軸の回転位相を変化させるロータと、前
記カム軸の回転位相が、最も遅れた状態よりも所定量進
んだ状態となるように、同回転位相を進める方向へ前記
ロータを付勢する捩じりコイルばねとを備える内燃機関
のバルブタイミング可変装置において、鍔を有するリテ
ーナを前記カム軸に一体回転可能に取付け、前記捩じり
コイルばねの軸方向についての一端部を前記ロータに固
定するとともに、他端部を前記リテーナの鍔に回転方向
に摺動可能に取付け、さらに前記ハウジングには、前記
鍔よりも外方に位置し、かつ前記ロータが前記カム軸の
回転位相を前記所定量進んだ状態よりも遅らせる方向へ
相対回転するときに前記捩じりコイルばねの他端部に接
触してハウジングに係止する係止部を設けている。
【0010】上記の構成によれば、内燃機関の運転時に
は、クランク軸の回転がバルブタイミング可変装置のハ
ウジング及び流体を介してロータに伝達され、同ロータ
がカム軸と一体となって回転する。そして、流体の圧力
に基づきロータがハウジングに対し相対回転することに
より、クランク軸に対するカム軸の回転位相が変化し、
内燃機関のバルブの作動タイミングが変更される。
【0011】内燃機関の始動に際し、流体の圧力が低下
していて、ロータに適正な流体圧が作用せず、バルブの
作動にともなう反力によってカム軸の回転位相が最も遅
れた状態となっても、ロータは捩じりコイルばねにより
回転位相を進める方向へ付勢される。すなわち、ロータ
がカム軸の回転位相を所定量進んだ状態よりも遅らせる
方向へ相対回転するとき、軸方向についての他端部が係
止部に接触し、ハウジングに係止される。捩じりコイル
ばねの一端部はロータに固定されているため、前記のよ
うにしてロータが相対回転すると、同捩じりコイルばね
が捩じられて弾性変形し付勢力を蓄える。この力が開放
されると、ロータは回転位相を進める方向へ付勢され、
カム軸の回転位相が、最も遅れた状態よりも所定量進ん
だ状態となり、バルブが機関の始動に適したタイミング
で作動する。なお、前記のように捩じりコイルばねの他
端部が係止部に接触しているときには、リテーナの鍔は
同他端部に接触した状態で相対回転(摺動)する。
【0012】ところで、捩じりコイルばねの軸方向につ
いての一端部はロータに固定され、他端部はリテーナの
鍔に摺動可能に取付けられている。このため、捩じりコ
イルばねのスラスト方向の力は、ロータ及びリテーナの
鍔に作用するだけで、ハウジングには作用しない。従っ
て、ロータは、捩じりコイルばねの付勢力(捩じり力)
によって、ハウジングに対し傾斜する方向の力を受ける
ことがない。ロータの軸線をハウジングの軸線に合致さ
せた状態で、すなわち、ロータをハウジングに対して中
立の位置で相対回転させることが可能となる。このよう
にして、捩じりコイルばねのスラスト方向の力に起因す
るロータ相対回転時の抵抗増加を抑制することができ
る。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記鍔の前記捩じりコイルばねとの接触
面、及び同捩じりコイルばねの同鍔との接触面の少なく
ともいずれか一方には、前記摺動にともなう摩擦を低減
するための処理が施されている。
【0014】上記の構成によれば、捩じりコイルばねの
他端部が係止部に接触している状態でロータが相対回転
する際には、リテーナの鍔において摩擦低減処理の施さ
れた箇所が、捩じりコイルばねの他端部に接触しながら
相対回転(摺動)する。又はリテーナの鍔が、捩じりコ
イルばねの端部において摩擦低減処理の施された箇所に
接触しながら相対回転(摺動)する。あるいは、リテー
ナの鍔において摩擦低減処理の施された箇所が、捩じり
コイルばねの他端部において摩擦低減処理の施された箇
所に接触しながら相対回転(摺動)する。このため、リ
テーナ及び捩じりコイルばね間の摺動にともなう摩擦を
低減し、リテーナをスムーズに相対回転させることがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図5に従って説明する。図1に示すよう
に、車両には、内燃機関の一形態であるガソリンエンジ
ン(以下、単にエンジンという)11が搭載されてい
る。エンジン11はシリンダヘッド12と、複数の気筒
(シリンダ)13を有するシリンダブロック14とを備
えている。各シリンダ13内には、ピストン15が往復
動可能に収容されている。各ピストン15は、コネクテ
ィングロッド16を介しクランク軸17に連結されてい
る。各ピストン15の往復運動は、コネクティングロッ
ド16によって回転運動に変換された後、クランク軸1
7に伝達される。
【0016】燃焼室18は、シリンダブロック14及び
シリンダヘッド12間において、各ピストン15の上側
に形成されている。シリンダヘッド12には、各燃焼室
18に連通する吸気ポート19及び排気ポート20がそ
れぞれ設けられている。これらのポート19,20を開
閉するために、シリンダヘッド12には吸気バルブ21
及び排気バルブ22がそれぞれ往復動可能に支持されて
いる。また、シリンダヘッド12において、吸気バルブ
21の上方及び排気バルブ22の上方にはそれぞれカム
軸23,24が回転可能に設けられている。各カム軸2
3,24の端部に設けられたスプロケット25,26
は、チェーン27によりクランク軸17に駆動連結され
ている。
【0017】そして、クランク軸17が回転されると、
その回転がチェーン27を介して両スプロケット25,
26に伝達される。スプロケット25,26の回転にと
もないカム軸23,24が回転すると、対応するバルブ
21,22が往復動し、ポート19,20がそのバルブ
21,22により開閉される。なお、クランク軸17の
回転をカム軸23,24に伝達するために、スプロケッ
ト25,26及びチェーン27に代えて、タイミングプ
ーリ及びタイミングベルトが用いられてもよい。
【0018】吸気ポート19には吸気通路28が接続さ
れており、エンジン11の外部の空気がこの吸気通路2
8を通過して燃焼室18に取込まれる。吸気通路28の
下流端を構成する吸気マニホルド29には、各吸気ポー
ト19へ向けて燃料を噴射する燃料噴射弁31が取付け
られている。そして、各燃料噴射弁31から噴射される
燃料と、吸入空気とからなる混合気は、各燃焼室18内
へ導入される。この混合気に着火するために、シリンダ
ヘッド12には点火プラグ32が取付けられている。燃
焼室18内へ導入された混合気は、点火プラグ32の点
火によって爆発・燃焼される。このときに生じた高温高
圧の燃焼ガスによりピストン15が往復動され、クラン
ク軸17が回転されて、エンジン11の駆動力が得られ
る。排気ポート20には排気通路33が接続されてお
り、燃焼室18で生じた燃焼ガスがこの排気通路33を
通ってエンジン11の外部へ排出される。
【0019】吸気側のカム軸23にはバルブタイミング
可変装置34が設けられている。同装置34は、スプロ
ケット25、ひいてはクランク軸17の回転に対するカ
ム軸23の位相を変化させることにより、吸気バルブ2
1の作動タイミング(バルブタイミング)を、クランク
軸の角度(クランク角)に対して連続的に変更するため
の装置であり、流体圧(油圧)により駆動される。な
お、本明細書では、クランク軸17に対するカム軸23
の回転位相が遅れることを「遅角」と表現し、同回転位
相が進むことを「進角」と表現する場合がある。
【0020】次に、バルブタイミング可変装置34の構
成を、図2〜図5に従って説明する。カム軸23は、そ
の外周に設けられたジャーナル35において、シリンダ
ヘッド12に回転可能に支持されている。カム軸23
は、図2及び図4において矢印で示すように時計回り方
向へ回転する。カム軸23の外周においてジャーナル3
5の近傍には、ハウジング36が相対回転可能に装着さ
れている。ハウジング36は、ハウジング本体37を、
その両側からカバー38及びスプロケット25によって
挟み込んだ構造を有している。これらの部材37,3
8,25はボルト39によって締結されて一体となって
いる(図2参照)。スプロケット25は、前述したよう
にチェーン27(図1参照)によってクランク軸17に
駆動連結されている。図2〜図4に示すように、ハウジ
ング本体37は略円環状をなし、その内周面には複数の
張出部41が内方へ向けて突出形成されている。カバー
38は円環状をなし、ハウジング本体37と同程度の外
径を有している。
【0021】ハウジング本体37内にはロータ42が収
容され、同ロータ42がボルト43によってカム軸23
に一体回転可能に締結されている。ロータ42は軸部4
4と、その軸部44から放射状に延びる複数のベーン4
5とを備えている。軸部44は、各張出部41の内端面
に摺動可能に接触している。各ベーン45は、ハウジン
グ本体37の隣り合う張出部41間に位置し、同ハウジ
ング本体37の内周面37aに摺動可能に接触してい
る。
【0022】各ベーン45は、最遅角位置と最進角位置
との間で移動可能である。各ベーン45は、最遅角位置
に配置されたとき一方(カム軸回転方向についての後
方)の張出部41に当接する。このとき、クランク軸1
7に対するカム軸23の回転位相が最も遅れ、吸気バル
ブ21の作動タイミングがクランク軸17の回転に対し
て最も遅くなる。これとは逆に、各ベーン45は、最進
角位置に配置されたとき他方(カム軸回転方向について
の前方)の張出部41に当接する。このとき、クランク
軸17に対するカム軸23の回転位相が最も進み、吸気
バルブ21の作動タイミングがクランク軸17の回転に
対して最も早くなる。
【0023】ロータ42をハウジング36に対し相対回
転させるために、エンジン11の作動に用いられる流体
(作動油)が利用されている。詳しくは、ハウジング本
体37内の隣り合う張出部41間の空間は、軸部44及
びベーン45によって遅角側油圧室47と進角側油圧室
48とに区画されている。図3に示すように、シリンダ
ヘッド12、カム軸23等には、遅角側油圧室47につ
ながる遅角側油路49と、進角側油圧室48につながる
進角側油路50とが形成されている。両油路49,50
には、オイルコントロールバルブ(OCV)51を介し
て供給通路52及び排出通路53が接続されている。供
給通路52はオイルポンプ54を介してオイルパン55
につながり、排出通路53は直接オイルパン55につな
がっている。オイルポンプ54はクランク軸17に駆動
連結されており、エンジン11の運転にともなって作動
して、オイルパン55から作動油60を吸引及び吐出す
る。
【0024】OCV51のケーシング56の内部には4
つの弁部57を備えたスプール58が往復動可能に収容
されている。スプール58は、その両側に設けられたば
ね59及び電磁ソレノイド61の作動により軸方向へ移
動される。例えば、電磁ソレノイド61が励磁される
と、スプール58がばね59に抗して図3の左方へ移動
される。遅角側油路49と供給通路52とが連通し、オ
イルパン55内の作動油60が遅角側油圧室47に供給
される。また、進角側油路50と排出通路53とが連通
し、進角側油圧室48内の作動油60がオイルパン55
に戻される。ハウジング36に対しロータ42が図4の
反時計回り方向へ相対回転し、クランク軸17に対する
カム軸23の回転位相が遅れ、吸気バルブ21の作動タ
イミングが遅らされる。
【0025】電磁ソレノイド61が消磁されると、ばね
59の付勢力によりスプール58が図3の右方へ移動さ
れる。進角側油路50と供給通路52とが連通し、オイ
ルパン55内の作動油60が進角側油圧室48に供給さ
れる。また、遅角側油路49と排出通路53とが連通
し、遅角側油圧室47内の作動油60がオイルパン55
に戻される。ハウジング36に対しロータ42が図4の
時計回り方向へ相対回転し、クランク軸17に対するカ
ム軸23の回転位相が進み、吸気バルブ21の作動タイ
ミングが早められる。
【0026】バルブタイミング可変装置34は、図3及
び図4に示すように、さらにストッパ機構62及びロッ
ク機構63を備えている。これらの機構62,63は、
両油圧室47,48から作動油60が抜け出た状態とな
っているエンジン11の始動開始から、同油圧室47,
48に所定量の作動油60が供給されてバルブタイミン
グの制御が可能となるまでの期間、吸気バルブ21の作
動タイミングを、エンジン11の始動に適したタイミン
グ(始動タイミング)に保持するための機構である。そ
のために、両機構62,63によりクランク軸17に対
するカム軸23の回転位相を、最遅角状態よりも所定量
進角した状態に保持するようにしている。
【0027】ロック機構63は、ベーン45に形成され
た収容孔64と、収容孔64内に往復動可能に収容され
たロックピン65と、ロックピン65をスプロケット2
5側に向けて付勢するばね66と、スプロケット25に
形成され、かつロックピン65の端部が挿入及び離脱さ
れる挿入穴67とを備えている。挿入穴67は、カム軸
23の回転位相が、最遅角状態よりも所定量進角したと
き、収容孔64に合致する箇所に位置している。また、
図示しないが、収容孔64及び挿入穴67は遅角側油圧
室47及び進角側油圧室48に連通しており、ばね66
に抗する力として、遅角側油圧室47の油圧及び進角側
油圧室48の油圧がロックピン65に作用するようにな
っている。
【0028】上記構成のロック機構63では、エンジン
11の運転中であって油圧室47,48の一方に作動油
60が供給されているときには、その油圧によりロック
ピン65がばね66に抗して挿入穴67から抜き出され
る。クランク軸17に対するカム軸23の相対回転が可
能となる。一方、エンジン11の停止にともないロック
ピン65に加わる油圧が低下すると、同ロックピン65
はばね66により収容孔64から突出しようとする。こ
のとき、収容孔64が挿入穴67に合致していれば、ロ
ックピン65の端部が挿入穴67内に挿入され、ロータ
42がハウジング36に相対回転不能に連結される。
【0029】一方、ストッパ機構62の主な機能は、ク
ランク軸17に対するカム軸23の回転位相の変動中
に、ロックピン65が収容孔64から突出しようとする
ときでも、収容孔64を挿入穴67に的確に合致させ、
もってロックピン65を挿入穴67に確実に挿入させる
ことである。ストッパ機構62は、前述したロック機構
63と同様の構成を有している。すなわち、ベーン45
に形成された収容孔68と、収容孔68内に往復動可能
に収容されたストッパピン69と、ストッパピン69を
スプロケット25側に向けて付勢するばね71と、スプ
ロケット25に形成され、かつストッパピン69の端部
が挿入及び離脱される溝72とを備えている。
【0030】溝72は、前記ロック機構63の挿入穴6
7とは異なり、カム軸23の同心円に沿った円弧状をな
している。溝72の一方(カム軸回転方向についての後
方)の端部は、カム軸23の回転位相が、最遅角状態よ
りも所定量進角したとき、収容孔68孔に合致する箇所
に位置する。従って、ストッパピン69の端部が溝72
に挿入され、かつ前記端部に接触した状態では、ロータ
42の遅角側への相対回転が規制されるものの、進角側
への相対回転は可能である。なお、詳しい説明は省略す
るが、ストッパ機構62は、エンジン11停止の際にロ
ック機構63のロックピン65が収容孔64から突出し
ようとする前に、ストッパピン69を溝72内に挿入さ
せて、前記端部に当接させる機構を有している。
【0031】さらに、図2〜図5に示すように、バルブ
タイミング可変装置34には、クランク軸17に対する
カム軸23の回転位相が最遅角状態よりも所定量進角し
た状態にすべく、ロータ42を進角側へ付勢するための
機構が設けられている。この機構について説明すると、
カバー38の孔38aにはリテーナ74が挿入され、ボ
ルト43によってカム軸23に一体回転可能に締結され
ている。ここでは、前述したロータ42をカム軸23に
締結するために用いたボルト43が、リテーナ74の締
結にも利用されている。リテーナ74はカバー38から
露出しており、その端部外周に鍔75が形成されてい
る。
【0032】鍔75を除くリテーナ74の外周には捩じ
りコイルばね76が装着されている。捩じりコイルばね
76の軸方向についての一端部(図5の左端部)は、ロ
ータ42の凹部42a内に収容されるとともに外方へ折
曲げられている。この折曲げ部76aは、ロータ42に
対し回転方向に移動不能に取付けられている。ここで
は、折曲げ部76aは、所定のベーン45にあけられた
孔(図示略)に挿入されているが、それ以外の取付け構
造が採用されてもよい。
【0033】捩じりコイルばね76の軸方向についての
他端部(図5の右端部)もまた外方へ折曲げられてい
る。この折曲げ部76bの根元部分又はその近傍部分
は、鍔75に摺動可能に接触している。また、鍔75に
おいて、少なくとも捩じりコイルばね76との接触面7
5aには、前記摺動にともなう摩擦を低減するための処
理が施されている。この処理としては、例えば鍔75を
研磨することが挙げられる。この研磨により、鍔75の
表面の凹凸が除去されて、表面粗さが非常に小さくなり
接触面75aが平滑になる。そのほかにも、接触面75
aに低フリクション剤を塗布することも有効である。こ
の塗布により、鍔75の表面に、摩擦係数の小さな皮膜
が形成される。皮膜としては、例えば、フッ素膜、炭素
膜、ニッケル膜等が挙げられる。
【0034】鍔75の外周には突部78が形成されてお
り、ここにプリセット部79が設けられている。本実施
形態では、ピンが突部78に圧入されており、その突部
78よりもカバー38側へ突出した部分がプリセット部
79となっている。プリセット部79は、捩じりコイル
ばね76の初期状態(捩じられる前の状態)での折曲げ
部76bの位置を規定するためのものである。プリセッ
ト部79は、クランク軸17に対するカム軸23の回転
位相が最遅角状態よりも所定量進角したとき、すなわ
ち、吸気バルブ21が始動タイミングとなったとき折曲
げ部76bに接触する。なお、ピンは前記圧入とは異な
る方法によって鍔75に固定されてもよい。
【0035】カバー38において、捩じりコイルばね7
6の外方には係止部81が設けられている。係止部81
は、カバー38に溶接等の手段によって固定されてもよ
いし、カバー38に一体形成されてもよい。係止部81
は、ロータ42がカム軸23の回転位相を前記所定量進
んだ状態よりも遅らせる方向へ相対回転するときに、前
記折曲げ部76bに接触してハウジング36に係止し、
もって捩じりコイルばね76を捩じって弾性変形させて
付勢力を蓄えさせるためのものである。
【0036】捩じりコイルばね76の折曲げ部76bの
カム軸軸方向についての位置は、ロータ42の凹部42
aの深さと、捩じりコイルばね76の諸元(巻数等)と
によって決まるため、同折曲げ部76bとカバー38と
の干渉があり得る。そこで、本実施形態では、カバー3
8の一部に透孔82(図2参照)を形成して前記干渉を
防ぐようにしている。
【0037】前記のように構成されたバルブタイミング
可変装置34は、エンジン11の運転時には、クランク
軸17の回転がハウジング36及び油圧室47,48内
の作動油60を介してロータ42に伝達され、同ロータ
42がカム軸23と一体で回転する。そして、各油圧室
47,48内の油圧に基づきロータ42がハウジング3
6に対し相対回転することにより、クランク軸17に対
するカム軸23の回転位相が変化し、吸気バルブ21の
作動タイミングが変更される。
【0038】ここで、エンジン11の始動に際し、各油
圧室47,48から作動油が抜け出ていて、各ベーン4
5に適正な油圧が作用せず、吸気バルブ21の作動にと
もなう反力によってカム軸23の回転位相が最も遅れた
状態となっても、ロータ42は捩じりコイルばね76に
より回転位相を進める方向へ付勢される。すなわち、ロ
ータ42がカム軸23の回転位相を所定量進んだ状態よ
りも遅らせる方向へ相対回転するとき、捩じりコイルば
ね76の折曲げ部76bが係止部81に接触し、ハウジ
ング36に係止される。捩じりコイルばね76の折曲げ
部76aはロータ42に固定されているため、前記のよ
うにしてロータ42が相対回転すると、捩じりコイルば
ね76が捩じられて弾性変形し付勢力を蓄える。この力
が開放されると、ロータ42は回転位相を進める方向へ
付勢され、カム軸23の回転位相が、最も遅れた状態よ
りも所定量進んだ状態となり、吸気バルブ21がエンジ
ン11の始動に適した始動タイミングで作動する。
【0039】なお、前記のように捩じりコイルばね76
の折曲げ部76bが係止部81に接触しているときに
は、リテーナ74の鍔75は同折曲げ部76bの根元部
分又はその近傍に接触した状態で相対回転(摺動)す
る。
【0040】以上詳述した本実施形態によれば、以下の
効果が得られる。 (1)捩じりコイルばね76の折曲げ部76aはロータ
42に固定され、折曲げ部76bはリテーナ74の鍔7
5に摺動可能に取付けられている。このため、捩じりコ
イルばね76のスラスト方向の力は、ロータ42及びリ
テーナ74の鍔75によってそれぞれ円周の一点で受け
止められる。スラスト方向の力は、ロータ42及びリテ
ーナ74にのみ作用し、ハウジング36には作用しな
い。従って、フロントプレートと内部ロータとによって
捩じりコイルばねのスラスト方向の力を受け止める従来
技術とは異なり、本実施形態のロータ42が、捩じりコ
イルばね76の付勢力(捩じり力)によって、ハウジン
グ36に対し傾斜する方向の力を受けることがない。ロ
ータ42の軸線をハウジング36の軸線に合致させた状
態で、すなわち、ロータ42をハウジング36に対して
中立の位置で相対回転させることが可能となる。このよ
うに、本実施形態によれば、捩じりコイルばね76のス
ラスト方向の力に起因するロータ42の相対回転時の抵
抗増加を抑制することができる。
【0041】なお、ロータ42及びリテーナ74はとも
にカム軸23に剛結合されたアセンブリとなっている。
このため、捩じりコイルばね76のスラスト方向の力を
受けても、これらのロータ42及びリテーナ74の作動
に支障を来すおそれはない。
【0042】(2)捩じりコイルばね76の折曲げ部7
6bが係止部81に接触している状態でロータ42が相
対回転する際には、リテーナ74の鍔75において摩擦
低減処理の施された箇所が、捩じりコイルばね76に接
触しながら相対回転(摺動)する。このため、何ら処理
が施されていない場合に比べ、リテーナ74及び捩じり
コイルばね76間の摺動にともなう摩擦を低減し、リテ
ーナ74をスムーズに相対回転させることができる。
【0043】また、鍔75の捩じりコイルばね76との
接触面75aを研磨処理により平滑にするか、又は同接
触面75aに低フリクション剤を塗布して皮膜を形成す
るという比較的簡単な処理を施すことにより、上記の効
果を得ることができる。
【0044】なお、本発明は次に示す別の実施形態に具
体化することができる。 ・摺動にともなう摩擦を低減するための処理は、鍔75
の捩じりコイルばね76との接触面75aに限らず、捩
じりコイルばね76の鍔75との接触面に施されてもよ
いし、さらには両者に施されてもよい。
【0045】・ロータ42の凹部42aの深さや捩じり
コイルばね76の諸元の設定の仕方によっては、折曲げ
部76bのカム軸軸方向についての位置を変えて、カバ
ー38から離間させることができる。この場合には、透
孔82を省略することが可能である。
【0046】・前記実施形態ではプリセット部79の取
付けのために突部78を設けたが、鍔75の径を大きく
することで、この突部78を省略することも可能であ
る。 ・プリセット部79の鍔75からの突出長さは、(a)
捩じりコイルばね76の折曲げ部76bを受け止めるこ
とができ、(b)同プリセット部79がカバー38と干
渉しない、という両条件を満たす長さに設定することが
望ましい。
【0047】・前記実施形態では、プリセット部79と
して鍔75とは別部材(ピン)を用いたが、同プリセッ
ト部79を鍔75に一体に設けてもよい。 ・リテーナ74の摺動にともなう鍔75及び捩じりコイ
ルばね76間での摩擦を低減するために、鍔75及び捩
じりコイルばね76の少なくとも一方の表面に、蒸着、
メッキ等の方法によりフッ素膜、炭素膜、ニッケル膜等
を成膜してもよい。このようにフッ素膜、炭素膜、ニッ
ケル膜の表面処理を施すと、摩擦面における摩擦係数を
下げるとともに、耐摩耗性を向上させることが可能であ
る。
【0048】・本発明のバルブタイミング可変装置を排
気側カム軸24に適用して、排気バルブの作動タイミン
グを変更するようにしてもよい。その他、前記各実施形
態から把握できる技術的思想について、それらの効果と
ともに記載する。
【0049】(1)請求項2記載の内燃機関のバルブタ
イミング可変装置において、前記リテーナの鍔の前記捩
じりコイルばねとの接触面は、研磨処理により平滑に形
成されている。
【0050】(2)請求項2記載の内燃機関のバルブタ
イミング可変装置において、前記リテーナの鍔の前記捩
じりコイルばねとの接触面には低フリクション剤からな
る皮膜が形成されている。
【0051】上記(1),(2)の構成によれば、比較
的簡単な処理を施すことにより、請求項2の効果が得ら
れる。 (3)請求項1記載の内燃機関のバルブタイミング可変
装置において、前記リテーナには、前記カム軸の回転位
相が最も遅れた状態よりも所定量進んだときに、前記捩
じりコイルばねの他端部に接触するプリセット部が設け
られている。
【0052】上記の構成によれば、捩じりコイルばねの
初期状態(捩じられる前の状態)での同捩じりコイルば
ねの他端部の位置を規定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルブタイミング可変装置を備えたエ
ンジンを示す部分断面図。
【図2】バルブタイミング可変装置を示す正面図。
【図3】バルブタイミング可変装置及び同装置への作動
油の供給構造を示す断面図。
【図4】図2のバルブタイミング可変装置からカバー、
リテーナ等を外した状態を示す正面図。
【図5】図2のA−A線拡大断面図。
【図6】従来のバルブタイミング可変装置を示す断面
図。
【符号の説明】
11…エンジン、17…クランク軸、21…吸気バル
ブ、23…カム軸、34…バルブタイミング可変装置、
36…ハウジング、42…ロータ、60…作動油、74
…リテーナ、75…鍔、75a…接触面、76…捩じり
コイルばね、76a,76b…折曲げ部、81…係止
部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関のバルブ駆動用カム軸に相対回転
    可能に支持され、かつクランク軸に駆動連結されたハウ
    ジングと、 前記ハウジング内に収容された状態で前記カム軸に一体
    回転可能に取付けられ、かつ前記内燃機関の作動に用い
    られる流体の圧力に基づき同ハウジングに対し相対回転
    することにより、前記クランク軸に対する前記カム軸の
    回転位相を変化させるロータと、 前記カム軸の回転位相が、最も遅れた状態よりも所定量
    進んだ状態となるように、同回転位相を進める方向へ前
    記ロータを付勢する捩じりコイルばねとを備える内燃機
    関のバルブタイミング可変装置において、 鍔を有するリテーナを前記カム軸に一体回転可能に取付
    け、前記捩じりコイルばねの軸方向についての一端部を
    前記ロータに固定するとともに、他端部を前記リテーナ
    の鍔に回転方向に摺動可能に取付け、さらに前記ハウジ
    ングには、前記鍔よりも外方に位置し、かつ前記ロータ
    が前記カム軸の回転位相を前記所定量進んだ状態よりも
    遅らせる方向へ相対回転するときに前記捩じりコイルば
    ねの他端部に接触して前記ハウジングに係止する係止部
    を設けることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング
    可変装置。
  2. 【請求項2】前記鍔の前記捩じりコイルばねとの接触
    面、及び同捩じりコイルばねの同鍔との接触面の少なく
    ともいずれか一方には、前記摺動にともなう摩擦を低減
    するための処理が施されている請求項1記載の内燃機関
    のバルブタイミング可変装置。
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