JP2005324261A - マシニングセンター - Google Patents

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Kosaku Kitamura
耕作 北村
Akihiro Kitamura
彰浩 北村
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Abstract

【課題】 サイズをより小さくできるマシニングセンターを提供する。
【解決手段】 主軸(18、58、98、138)を移動させるための第1移動体(14、54、94、134)と、第1移動体(14、54、94、134)を駆動させるための第1駆動手段(38、78、118、158)と、ワーク(W)を載置するための第2移動体(16、56、96、136)と、第2移動体(16、56、96、136)を駆動させるための第2駆動手段(40、80、120、160)とを設けたマシニングセンターにおいて、第1移動体(14、54、94、134)と第2移動体(16、56、96、136)の両方を同一の軸方向に移動可能に構成して、加工ストロークを長くしたことを特徴とするマシニングセンター。
【選択図】 図1

Description

この発明は、マシニングセンターに関する。
マシニングセンターの加工長さ(ストローク)は、マシニングセンターのサイズに影響を与える。例えば、加工長さを長く取ればマシニングセンターのサイズは大きくなり、加工長さを短く取ればマシニングセンターのサイズは小さくなる。
本願出願人は、特許文献1において、コラムの移動距離が工作機械のX軸方向の加工長さに対応している工作機械を開示している。また、本願出願人は、特許文献2において、テーブルの移動距離が工作機械のX軸方向の加工長さに対応している工作機械を開示している。
特開2000−263366号公報 特開2002―273642号公報
マシニングセンターは、設置スペースや運送の都合上、できる限り小型軽量化するのが好ましい。
本発明は、サイズをより小さくできるマシニングセンターを提供することを目的としている。
更に、本発明は、駆動部を軽量化して移動時のショックを和らげることが可能なマシニングセンターを提供することを別の目的としている。
本発明の解決手段を例示すると、次のとおりである。
(1) 主軸(18、58、98、138)を移動させるための第1移動体(14、54、94、134)と、第1移動体(14、54、94、134)を駆動するための第1駆動手段(38、78、118、158)と、ワーク(W)を載置してワークを移動させるための第2移動体(16、56、96、136)と、第2移動体(16、56、96、136)を駆動するための第2駆動手段(40、80、120、160)とを設けたマシニングセンターにおいて、第1移動体(14、54、94、134)と第2移動体(16、56、96、136)の両方が同一の軸方向に移動するように構成して、加工ストロークを長くしたことを特徴とするマシニングセンター。
(2) 第1駆動手段(38、78、118、158)が第1ボールネジ(38a、78a、118a、158a)を有し、第2駆動手段(40、80、120、160)が第2ボールネジ(40a、80a、120a、160a)を有し、第1ボールネジ(38a、78a、118a、158a)と第2ボールネジ(40a、80a、120a、160a)が平行に配置されていることを特徴とする前述のマシニングセンター。
(3) 第1駆動手段(38、78、118、158)が第1レール(38b、78b、118b、158b)を有し、第2駆動手段(40、80、120、160)が第2レール(40b、80b、120b、160b)を有し、第1レール(38b、78b、118b、158b)と第2レール(40b、80b、120b、160b)が平行に配置されていることを特徴とする前述のマシニングセンター。
(4) 第1駆動手段(38、78、118、158)の駆動軸の軸心(X1)が、第2駆動手段(40、80、120、160)の駆動軸の軸心(X2)と平行に配置されていることを特徴とする前述のマシニングセンター。
(5) 第1ボールネジ(38a、78a、118a、158a)と第2ボールネジ(40a、80a、120a、160a)が水平方向に配置されていることを特徴とする前述のマシニングセンター。
本発明によれば、従来と同等の能力を有しつつサイズをより小さくすることができる。特に、ワークの寸法が大型化しても取り替えなく連続加工可能である。
特に、従来のコラムやテーブル等の移動部のどちらか一方のみを移動させるマシニングセンターに比べて、機械全体の一軸方向の幅を小さくすることができる。この為、従来の同等能力のものに比べてマシニングセンターの設置スペースを例えば30〜40%少なくすることができる。そのため梱包運送費も節減できる。
また、一軸方向の移動速度は、各移動体の移動速度(速さ)を加えたものとなる為、実質的に従来の2倍の移動速度が得られる。所望の加速度を得ようとする場合は、従来の半分の加速度で移動体を動かせばよいので、駆動部の軽量化と移動時のショックを和らげることができる。
本発明のマシニングセンターは、主軸を移動させるための第1移動体と、第1移動体を駆動させるための第1駆動手段と、ワークを載置するための第2移動体と、第2移動体を駆動させるための第2駆動手段とを設けたマシニングセンターにおいて、第1移動体と第2移動体の両方を同一の軸方向に移動可能に構成して、加工ストロークを長くしたことを特徴とする。
第1移動体は、コラムで構成するのが好ましいが、移動可能なベース、主軸頭やこれに類するものであっても良い。第2移動体は、テーブルで構成するのが好ましい。
以下に示す実施例では、横方向(X軸方向)に第1移動体と第2移動体がそれぞれ移動可能に構成されているが、本発明は、上下方向に第1移動体と第2移動体がそれぞれ移動する構成や、前後方向に第1移動体と第2移動体がそれぞれ移動する構成も含む。
第1移動体と第2移動体の両方が同一の軸方向(例えばX軸方向)に移動可能であれば良く、本発明は第1移動体と第2移動体の各駆動手段の軸心が平行に配置される場合の他、同一直線上に配置される場合を含む。
第1駆動手段が第1ボールネジを有し、第2駆動手段が第2ボールネジを有し、第1ボールネジと第2ボールネジが平行にかつ水平方向に配置されている構成が好ましい。
第1駆動手段が第1レールを有し、第2駆動手段が第2レールを有し、第1レールと第2レールが平行に配置されている構成が好ましい。
第1ボールネジと第2ボールネジが水平方向に配置されている構成が好ましい。
第1移動体と第2移動体の間の相対移動量が、実質的に第1移動体の移動量と第2移動体の移動量の和になっている構成が好ましい。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明によるマシニングセンターの一例を示す正面図である。図2は、図1の部分側断面図である。図3は図1の上面図である。なお、図3において、コラムは、理解しやすくするため図示省略されている。
マシニングセンター10は、主軸18を設定するためのコラム14と、ワークWを載置するためのテーブル16を有する横型マシニングセンターであり、主軸18を用いてワークWを加工するものである。コラム14とテーブル16は、本発明の第1移動体と第2移動体にそれぞれ対応している。主軸18の近傍には、工具を交換するのためのATCマガジン20が設けられている。
コラム14には、主軸18の他、主軸頭21、Y軸モーター22、Y軸摺動レール24が設けられている。主軸18は、主軸頭21を介してY軸モーター22によりY軸摺動レール24に沿ってY軸方向(矢印Y方向)に移動可能である。
マシニングセンター10には、コラム14をZ軸方向(矢印Z方向)に移動させるためのZ軸ボールネジ26、Z軸摺動レール28、Z軸モーター30、Z軸摺動子32等が設けられている。これらを用いて、コラム14がZ軸方向に移動可能である。なお、後述のように、主軸18はX軸方向(矢印X方向)にも移動可能である。X軸方向、Y軸方向、Z軸方向は互いに垂直を成している。
ベッド12上には、第1サドル37が設けられている。第1サドル37とコラム14の間には、コラム14を移動させるための第1駆動手段38が設けられている。
第1駆動手段38は、本発明の第1ボールネジとしてのX1軸ボールネジ38a、X1軸摺動レール38b、X1軸モーター38c、X1軸摺動子38d等から成る。第1サドル37には、X1軸ボールネジ38aとこれを回転させるためのX1軸モーター38cが配置されている。X1軸モーター38cは、図示省略された制御装置に接続されている。X1軸ボールネジ38aの軸心の方向が、X1方向に対応している。第1サドル37上に取付けられたX1軸摺動レール38b上を、コラム14の下に取付けられられたX1軸摺動子38dが摺動可能である。コラム14の下部にはX1軸ボールネジ38aと係合するナットが取付けられている。X1軸モーター38cがX1軸ボールネジ38aを駆動することにより、コラム14がX1方向に移動可能である。なお、図1においては、動作を理解しやすくするため、矢印X1は主軸18の側方に示してある。
ベッド12上には、第2支持体39が設けられている。第2支持体39とテーブル16の間には、テーブル16を移動させるための第2駆動手段40が設けられている。
第2駆動手段40は、本発明の第2ボールネジとしてのX2軸ボールネジ40a、X2軸摺動レール40b、X2軸モーター40c、X2軸摺動子40d等から成る。第2支持体39には、X2軸ボールネジ40aとこれを回転させるためのX2軸モーター40cが配置されている。X2軸モーター40cは、図示省略された制御装置に接続されている。X2軸ボールネジ40aの軸心の方向が、X2方向に対応している。第2支持体39上に取付けられたX2軸摺動レール40b上を、テーブル16の下の台に取付けられられたX2軸摺動子40dが摺動可能である。テーブル16の下の台にはX2軸ボールネジ40aと係合するナットが取付けられている。X2軸モーター40cがX2軸ボールネジ40aを駆動することにより、テーブル16がX2方向に移動可能である。
X1軸ボールネジ38aとX2軸ボールネジ40aは平行に配置されている。すなわち、X1方向とX2方向は平行になっている。そのため、マシニングセンターの加工ストロークを長くすることが可能である。例えば、コラム14の最大移動量が300mmのマシニングセンターの場合、テーブル16を300mm移動可能に構成すれば、コラム14とテーブル16の間の相対移動量を600mmとすることができる。この場合、マシニングセンターの設置スペースは、従来の移動量300mmのマシニングセンターの設置スペースと同じで良い。
また、X軸方向の移動速度は、コラム14の移動速度(速さ)にテーブル16の移動速度(速さ)を加えたものとなる為、実質的に従来のマシニングセンターの2倍の移動速度が得られる。例えば、コラム14とテーブル16の送り速度(速さ)が50m/分で加速度が1Gの場合、実質的にX軸方向の送り速度は100m/分で加速度が2Gとなる。又逆にX軸方向に於いて50m/分、1Gを得ようとするなら、コラム14、テーブル16をそれぞれ25m/分、0.5Gで動かせば良い。
図4は、本発明によるマシニングセンターの別の例を示す正面図である。図5は図4の部分側断面図である。
マシニングセンター50は、主軸58を設定するためのコラム54と、ワークWを載置するためのテーブル56を有する立型マシニングセンターであり、主軸58を用いてワークWを加工するものである。コラム54とテーブル56は、本発明の第1移動体と第2移動体にそれぞれ対応している。
コラム54には、主軸58の他、主軸頭61、Z軸モーター62、Z軸摺動レール64が設けられている。主軸58は、主軸頭61を介してZ軸モーター62によりZ軸摺動レール64に沿ってZ軸方向(矢印Z方向)に移動可能である。
マシニングセンター50には、コラム54をY軸方向(矢印Y方向)に移動させるためのY軸ボールネジ66、Y軸モーター70等が設けられている。これらを用いて、コラム54がY軸方向に移動可能である。なお、後述のように、主軸58はX軸方向(矢印X方向)にも移動可能である。X軸方向、Y軸方向、Z軸方向は互いに垂直を成している。
ベッド52上には、第1サドル77が設けられている。第1サドル77とコラム54の間には、コラム54を移動させるための第1駆動手段78が設けられている。
第1駆動手段78は、本発明の第1ボールネジとしてのX1軸ボールネジ78a、X1軸摺動レール78b、X1軸モーター(図示省略)、X1軸摺動子78d等から成る。第1サドル77には、X1軸ボールネジ78aとこれを回転させるためのX1軸モーターが配置されている。X1軸モーターは、図示省略された制御装置に接続されている。X1軸ボールネジ78aの軸心の方向が、X1方向に対応している。第1サドル77上に取付けられたX1軸摺動レール78b上を、コラム54の下に取付けられられたX1軸摺動子78dが摺動可能である。コラム54の下部にはX1軸ボールネジ78aと係合するナットが取付けられている。X1軸モーターがX1軸ボールネジ78aを駆動することにより、コラム54がX1方向に移動可能である。なお、図4においては、動作を理解しやすくするため、矢印X1は主軸58の側方に示してある。
ベッド52上には、第2支持体79が設けられている。第2支持体79とテーブル56の間には、テーブル56を移動させるための第2駆動手段80が設けられている。
第2駆動手段80は、本発明の第2ボールネジとしてのX2軸ボールネジ80a、X2軸摺動レール80b、X2軸モーター(図示省略)、X2軸摺動子80d等から成る。第2支持体79には、X2軸ボールネジ80aとこれを回転させるためのX2軸モーターが配置されている。X2軸モーターは、図示省略された制御装置に接続されている。X2軸ボールネジ80aの軸心の方向が、X2方向に対応している。第2支持体79上に取付けられたX2軸摺動レール80b上を、テーブル56の下に取付けられられたX2軸摺動子80dが摺動可能である。テーブル56の下にはX2軸ボールネジ80aと係合するナットが取付けられている。X2軸モーターがX2軸ボールネジ80aを駆動することにより、テーブル56がX2方向に移動可能である。
X1軸ボールネジ78aとX2軸ボールネジ80aは平行に配置されている。すなわち、X1方向とX2方向は平行になっている。そのため、マニシングセンターの加工ストロークを長くすることが可能である。例えば、コラム54の最大移動量が300mmのマシニングセンターの場合、テーブル56を300mm移動可能に構成すれば、コラム54とテーブル56の間の相対移動量を600mmとすることができる。この場合、マシニングセンターの設置スペースは、従来の移動量300mmのマシニングセンターの設置スペースと同じで良い。
また、X軸方向の移動速度は、コラム54の移動速度(速さ)にテーブル56の移動速度(速さ)を加えたものとなる為、実質的に従来のマシニングセンターの2倍の移動速度が得られる。例えば、コラム54とテーブル56の送り速度(速さ)が50m/分で加速度が1Gの場合、実質的にX軸方向の送り速度は100m/分で加速度が2Gとなる。又逆にX軸方向に於いて50m/分、1Gを得ようとするなら、コラム54、テーブル56をそれぞれ25m/分、0.5Gで動かせば良い。
図6は、本発明によるマシニングセンターの更に別の例を示す正面図である。図7は、図6の部分側断面図である。
マシニングセンター90は、主軸98を設定するためのコラム94と、ワークWを載置するためのテーブル96を有する立型マシニングセンターであり、主軸98を用いてワークWを加工するものである。コラム94には、主軸頭101を含む移動体103が移動可能に設けられている。移動体103とテーブル96は、本発明の第1移動体と第2移動体にそれぞれ対応している。
コラム94には、主軸98や移動体103の他、Z軸モーター102、Z軸摺動レール104が設けられている。主軸98は、Z軸モーター102によりZ軸摺動レール104に沿ってZ軸方向(矢印Z方向)に移動可能である。
マシニングセンター90には、コラム94をY軸方向(矢印Y方向)に移動させるためのY軸ボールネジ106、Y軸モーター110等が設けられている。これらを用いて、コラム94がY軸方向に移動可能である。なお、後述のように、主軸98はX軸方向(矢印X方向)にも移動可能である。X軸方向、Y軸方向、Z軸方向は互いに垂直を成している。
コラム94と移動体103の間には、移動体103を移動させるための第1駆動手段118が設けられている。
第1駆動手段118は、本発明の第1ボールネジとしてのX1軸ボールネジ118a、2つのX1軸摺動レール118b、X1軸モーター118c、X1軸摺動子118d等から成る。コラム94には、X1軸ボールネジ118aとこれを回転させるためのX1軸モーター118cが配置されている。X1軸モーター118cは、図示省略された制御装置に接続されている。X1軸ボールネジ118aの軸心の方向が、X1方向に対応している。コラム94に取付けられたX1軸摺動レール118b上を、移動体103に取付けられたX1軸摺動子118dが摺動可能である。移動体103の背面にはX1軸ボールネジ118aと係合するナットが取付けられている。X1軸モーター118cがX1軸ボールネジ118aを駆動することにより、移動体103がX1方向に移動可能である。
ベッド92上には、第2支持体119が設けられている。第2支持体119とテーブル96の間には、テーブル96を移動させるための第2駆動手段120が設けられている。
第2駆動手段120は、本発明の第2ボールネジとしてのX2軸ボールネジ120a、X2軸摺動レール120b、X2軸モーター(図示省略)、X2軸摺動子120d等から成る。第2支持体119には、X2軸ボールネジ120aとこれを回転させるためのX2軸モーターが配置されている。X2軸モーターは、図示省略された制御装置に接続されている。X2軸ボールネジ120aの軸心の方向が、X2方向に対応している。第2支持体119上に取付けられたX2軸摺動レール120b上を、テーブル96の下に取付けられたX2軸摺動子120dが摺動可能である。テーブル96の下にはX2軸ボールネジ120aと係合するナットが取付けられている。X2軸モーターがX2軸ボールネジ120aを駆動することにより、テーブル96がX2方向に移動可能である。
X1軸ボールネジ118aとX2軸ボールネジ120aは平行に配置されている。すなわち、X1方向とX2方向は平行になっている。そのため、マシニングセンターの加工ストロークを長くすることが可能である。また、X軸方向の移動速度は、移動体103の移動速度(速さ)にテーブル96の移動速度(速さ)を加えたものとなる為、実質的に従来のマシニングセンターの2倍の移動速度が得られる。
このように、X1軸ボールネジ118aとX1軸摺動レール118bをコラム94に設けることが出来る。そのため、X1軸モーター118cは、コラム94を移動させる必要が無く、移動体103だけを移動させればよいので、先述の実施例と比較してX1軸モーター118cを軽量化できる。また、2つの第1駆動レール118bが上下方向に間隔を空けて配置されているため、移動体103を安定して移動させることができる。
図8は、本発明によるマシニングセンターの更に別の例を示す正面図である。図9は図8の部分側断面図である。
マシニングセンター130は、主軸138を設定するためのコラム134と、ワークWを載置するためのテーブル136を有する立型マシニングセンターであり、主軸138を用いてワークWを加工するものである。コラム134には、主軸頭141を含む移動体143が中間部147を介して移動可能に設けられている。移動体143とテーブル136は、本発明の第1移動体と第2移動体にそれぞれ対応している。
マシニングセンター130には、コラム134をY軸方向(矢印Y方向)に移動させるためのY軸ボールネジ146、Y軸モーター150等が設けられている。これらを用いて、コラム134がY軸方向に移動可能である。なお、後述のように、主軸138はX軸方向(矢印X方向)とZ軸方向(矢印Z方向)にも移動可能である。X軸方向、Y軸方向、Z軸方向は互いに垂直を成している。
コラム134には、Z軸モーター142、Z軸摺動レール144、Z軸ボールネジ145等が設けられている。中間部147は、Z軸モーター142によりZ軸摺動レール144に沿ってZ軸方向に移動可能である。
中間部147と移動体143の間には、移動体143を移動させるための第1駆動手段158が設けられている。
第1駆動手段158は、本発明の第1ボールネジとしてのX1軸ボールネジ158a、X1軸摺動レール158b、X1軸モーター158c、X1軸摺動子158d等から成る。中間部147には、X1軸ボールネジ158aとこれを回転させるためのX1軸モーター158cが配置されている。X1軸モーター158cは、図示省略された制御装置に接続されている。X1軸ボールネジ158aの軸心の方向が、X1方向に対応している。中間部147に取付けられたX1軸摺動レール158b上を、移動体143に取付けられたX1軸摺動子158dが摺動可能である。移動体143の背面にはX1軸ボールネジ158aと係合するナットが取付けられている。X1軸モーター158cがX1軸ボールネジ158aを駆動することにより、移動体143がX1方向に移動可能である。
ベッド132上には、第2支持体159が設けられている。第2支持体159とテーブル136の間には、テーブル136を移動させるための第2駆動手段160が設けられている。
第2駆動手段160は、本発明の第2ボールネジとしてのX2軸ボールネジ160a、X2軸摺動レール160b、X2軸モーター(図示省略)、X2軸摺動子160d等から成る。第2支持体159には、X2軸ボールネジ160aとこれを回転させるためのX2軸モーターが配置されている。X2軸モーターは、図示省略された制御装置に接続されている。X2軸ボールネジ160aの軸心の方向が、X2方向に対応している。第2支持体159上に取付けられたX2軸摺動レール160b上を、テーブル136の下に取付けられたX2軸摺動子160dが摺動可能である。テーブル136の下にはX2軸ボールネジ160aと係合するナットが取付けられている。X2軸モーターがX2軸ボールネジ160aを駆動することにより、テーブル136がX2方向に移動可能である。
X1軸ボールネジ158aとX2軸ボールネジ160aは平行に配置されている。すなわち、X1方向とX2方向は平行になっている。そのため、マシニングセンターの加工ストロークを長くすることが可能である。また、X軸方向の移動速度は、移動体143の移動速度(速さ)にテーブル136の移動速度(速さ)を加えたものとなる為、実質的に従来のマシニングセンターの2倍の移動速度が得られる。
このように、X1軸ボールネジ158aとX2軸ボールネジ160aの間隔を変えながらX1軸ボールネジ158aとX2軸ボールネジ160aを平行に設定することが出来る。また、X1軸摺動レール158bとX2軸摺動レール160bの間隔を変えながらX1軸摺動レール158bとX2軸摺動レール160bを平行に設定することができる。この場合、X1軸モーター158cは、コラム134やZ軸モーター142等を移動させる必要が無く、移動体143だけを移動させればよいので、先述の実施例と比較してX1軸モーター158cをより軽量化できる。
マシニングセンターは、主軸を設定するためのコラムと、ワークを載置するためのテーブルを有し、主軸を用いてワークを加工するものである。コラムとテーブルは、本発明の第1移動体と第2移動体にそれぞれ対応している。
コラムには、主軸の他、主軸を上下方向(Y軸方向)に移動させるための駆動手段を設ける。駆動手段には、先述の実施例と同じものを用いることができる。テーブルの下方には、テーブルを上下方向へ昇降させるための昇降手段を設ける。すなわち、主軸とテーブルをそれぞれ上下方向に移動可能に構成する。
マシニングセンターには、コラムを前後方向(Z軸方向)に移動させるための駆動手段を設ける。テーブルの下方には、テーブルを前後方向に移動させるための駆動手段を設ける。駆動手段には、先述の実施例と同じものを用いることができる。すなわち、主軸とテーブルをそれぞれ前後方向に移動可能に構成する。
マシニングセンターには、コラムを横方向(X軸方向)に移動させるための駆動手段を設ける。テーブルの下方には、テーブルを横方向に移動させるための駆動手段を設ける。駆動手段には、先述の実施例と同じものを用いることができる。すなわち、主軸とテーブルをそれぞれ横方向に移動可能に構成する。
このように、コラムとテーブルの両方を互いに直交するX軸方向、Y軸方向、Z軸方向に移動可能に構成することにより、マシニングセンターのサイズを更に小さくすることが出来る。また、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の加工ストロークを長くすることができる。
なお、本発明は先述の実施例に限定されない。移動体や駆動手段の構成は任意である。
本発明によるマシニングセンターの一例を示す正面図である。 図1の部分側断面図である。 図1の上面図である。 本発明によるマシニングセンターの別の例を示す正面図である。 図4の部分側断面図である。 本発明によるマシニングセンターの更に別の例を示す正面図である。 図6の部分側断面図である。 本発明によるマシニングセンターの更に別の例を示す正面図である。 図8の部分側断面図である。
符号の説明
10、50、90、130 マシニングセンター
12、52、92、132 ベッド
14、54、94、134 コラム
16、56、96、136 テーブル
18、58、98、138 主軸
20 ATCマガジン
21、61、101、141 主軸頭
22、70、110、150 Y軸モーター
24 Y軸摺動レール
26、145 Z軸ボールネジ
28、64、104、144 Z軸摺動レール
30、62、102、142 Z軸モーター
32 Z軸摺動子
37、77 第1サドル
38、78、118、158 第1駆動手段
38a、78a、118a、158a X1軸ボールネジ
38b、78b、118b、158b X1軸摺動レール
38c X1軸モーター
38d、78d、118d、158d X1軸摺動子
39、79 第2支持体
40、80、120、160 第2駆動手段
40a、80a、120a、160a X2軸ボールネジ
40b、80b、120b、160b X2軸摺動レール
40c X2軸モーター
40d、80d、120d、160d X2軸摺動子
66、106、146 Y軸ボールネジ

Claims (5)

  1. 主軸(18、58、98、138)を移動させるための第1移動体(14、54、94、134)と、第1移動体(14、54、94、134)を駆動するための第1駆動手段(38、78、118、158)と、ワーク(W)を載置してワークを移動させるための第2移動体(16、56、96、136)と、第2移動体(16、56、96、136)を駆動するための第2駆動手段(40、80、120、160)とを設けたマシニングセンターにおいて、第1移動体(14、54、94、134)と第2移動体(16、56、96、136)の両方が同一の軸方向に移動するように構成して、加工ストロークを長くしたことを特徴とするマシニングセンター。
  2. 第1駆動手段(38、78、118、158)が第1ボールネジ(38a、78a、118a、158a)を有し、第2駆動手段(40、80、120、160)が第2ボールネジ(40a、80a、120a、160a)を有し、第1ボールネジ(38a、78a、118a、158a)と第2ボールネジ(40a、80a、120a、160a)が平行に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のマシニングセンター。
  3. 第1駆動手段(38、78、118、158)が第1レール(38b、78b、118b、158b)を有し、第2駆動手段(40、80、120、160)が第2レール(40b、80b、120b、160b)を有し、第1レール(38b、78b、118b、158b)と第2レール(40b、80b、120b、160b)が平行に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のマシニングセンター。
  4. 第1駆動手段(38、78、118、158)の駆動軸の軸心(X1)が、第2駆動手段(40、80、120、160)の駆動軸の軸心(X2)と平行に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のマシニングセンター。
  5. 第1ボールネジ(38a、78a、118a、158a)と第2ボールネジ(40a、80a、120a、160a)が水平方向に配置されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のマシニングセンター。

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