JP2005323856A - 洗濯機 - Google Patents

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Shin Takeuchi
慎 竹内
Kunioki Honda
国興 本田
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Abstract

【課題】 外箱上面に開口を設けたドラム式洗濯機の操作部や表示をシンプルにして機械の扱いに不慣れな使用者でも抵抗感を少なくする。
【解決手段】前後方向に細長いコントロールプレート21の手前に必須の及び使用頻度の高いボタンを集中させた主操作面211を設け、使用頻度の低いボタンは一段低い位置の副操作面213に設ける。副操作面213は閉鎖時にその上面が主操作面211、集中表示面212と略面一になる蓋体30で開閉自在とし、通常は使用者の目に触れないようにする。コントロールプレート21はインサート成形によりボタンや印刷面を設けるが、その場合、段差124を小さくさざるを得ず蓋部材は肉薄となる。そこで、蓋部材の裏面に、副操作面213上のボタンにできるだけ近接したリブ34を立設し、蓋部材の撓みを抑えることによって押されてもボタンに当たらないようにする。
【選択図】 図5

Description

本発明は洗濯機に関し、更に詳しくは、洗濯物投入用の開口が外箱の上面に設けられた洗濯機における操作部の構造に関する。
一般の多くの渦巻き式洗濯機では、外箱の上面に使用者が洗濯槽内に洗濯物を出し入れするための開口が形成されており、その開口を開閉する上蓋が水平軸を中心に回動自在に設けられている。一方、ドラム式洗濯機では、従来、外箱の前面に横開き式のドアが設置された構造が主流であったが、近年、渦巻き式洗濯機と同様に、洗濯物投入用の開口を外箱の上面に設けたものが開発・商品化されている(特許文献1、非特許文献1、2など)。こうした蓋構造を持つドラム式洗濯機は、外箱前面にドアを設けた従来のドラム式洗濯機と区別するために、例えばトップオープン方式のドラム式洗濯機と呼ばれる。
この種の洗濯機では、一般に洗濯機能のみならず乾燥機能を備えている。また、洗濯対象の衣類の種類などに応じた様々な運転コースが選択できるようになっていたり、さらには例えば電気分解により生成した電解水を利用して洗剤を使用せずに(又は使用量を減らして)洗濯を行えるようにした運転コースを設ける(例えば非特許文献1参照)など、従来には無かった特殊な運転が選択できるようになっていたりするものが多い。
特開2003−230795号公報([0030]及び図2) "ドラム式洗濯乾燥機 AWD-B860Z(S)"、[online]、三洋電機株式会社、[平成16年4月30日検索]インターネット、<URL : http://www.e-life-sanyo.com/detail.php?dai=05&chu=01&sho=01&data=000000045&order=0&kan=0&page=1&sort> "東芝ホームランドリー(家庭用)取扱説明書 型名TW-80TA"、「スライドドア・内ふたの開閉について」、[online]、株式会社東芝、[平成16年4月30日検索]、インターネット、<URL : http://www.toshiba-living.jp/pdf/m/008039.p
このようにきわめて多機能である洗濯機では、操作ボタンの数を減らそうとすると、複数ボタンを同時押ししたり所定順序で押したりする等の複雑な操作を必要とし、外観上は操作が簡単そうに見えたとしても実際の操作は煩雑になって使い勝手が良好でないことが多い。一方、操作ボタンの数を増やすと各ボタン毎に1つの機能を対応付けることができるため、実際の操作自体は比較的簡単であるものの、多数のボタンが配列されていることによって一見したところ操作が複雑そうに見え、使用者が抵抗を感じることも多い。
本発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、その第1の目的は、使用者にとって操作部や表示がシンプルであって使い勝手が良好な洗濯機を提供することにある。
また、トップオープン方式のドラム式洗濯機では、洗濯物の出し入れを容易にするために洗濯物投入用の開口をできるだけ広く確保しようとすると、必然的に操作パネルは開口の左右のいずれか又は両側に配置される。そのため、操作パネルは前後方向に細長い形状となり、操作面に対応してその下方に設置される、スイッチ等を実装した回路基板も細長い形状となる。製造工程においては、こうした回路基板に電子部品をハンダ付けする際に該基板を高温のハンダ槽内に通すが、その際に、基板が細長いと長手方向に大きく反ってしまう。そして、その状態で耐水性を高めるためのウレタン樹脂充填を行うと、基板の長手方向の中央付近が浮いた状態となってボタン操作に応じてスイッチが適切に動作しないといった問題が生じるおそれがある。
こうした問題を解決するために、本発明の第2の目的は、細長い形状の回路基板の反りを防止してボタン操作の不具合を回避することができる洗濯機を提供することにある。
上記第1の目的を達成するために成された第1発明は、外箱の上面に上蓋により開閉される洗濯物投入用の開口が設けられ、該開口の側方又は前方に細長い形状の操作パネルを上面とする操作部ユニットが配置される洗濯機において、該操作部ユニットは、
使用者が押圧操作する複数のボタンが設けられた操作面となるコントロールプレートであって、合成樹脂製のベース部材に、ボタンの絵柄等の印刷を施すとともにボタンに対応した箇所にクリックエンボスが形成された樹脂フィルムをインサート成形することで一体に形成され、且つ前記操作面は段差部を挟んで相対的に高い位置の主操作面と低い位置の副操作面とを有するコントロールプレートと、
該コントロールプレートの副操作面を開閉自在に覆う蓋体であって、閉鎖時にその上面が前記主操作面と略面一となるように形成されるとともに、その裏面には対面する副操作面に配設されたボタンの直上を避けた位置に補強用のリブが立設された蓋体と、
を備えることを特徴としている。
また上記第2の目的を達成するために成された第2発明は、上記第1発明に係る洗濯機において、前記操作部ユニットは、
プッシュスイッチ、LED等の電気部品を実装した回路基板と、
該回路基板の部品実装面とは反対側の面を覆う下部ケースと、
前記回路基板の部品実装面を覆うように該基板に固着され、前記コントロールプレートのボタンの押圧操作と連動して前記プッシュスイッチを押圧するための操作力伝達部、及び前記LEDの発光光をコントロールプレートに案内する筒状のLEDカバー部を一体に形成した上部ケースと、
を含み、前記下部ケース及び上部ケースはその長手方向の中央付近に互いに係合する係合部を備えることを特徴としている。
第1発明に係る洗濯機において、主操作面には、例えば電源ボタン、スタートボタン、運転コース選択ボタンなど必ず使用する又は一般的に使用頻度が高いボタン類が配置され、蓋体で被覆される副操作面には、使用者が使用する頻度の低い、具体的に言えば、標準的な洗濯/乾燥運転のみを行うような使用者は何ら操作する必要がないようなボタン類が配置される。すなわち、こうした使用頻度の低いボタン類は蓋体で覆われ通常の使用状態では隠れていて、主操作面に設けられたボタンや表示器のみが使用者の目に触れる状態となっている。そのため、使用者が洗濯運転等の操作を行う際に迷ったり誤ったボタン操作を行ったりすることを軽減でき、良好な使い勝手を提供することができる。また、外観上もボタン類の数が少ないので、操作が煩雑である印象を使用者に与えることを軽減でき、機械類の操作に不慣れな使用者の抵抗感を少なくすることができる。
なお、操作パネルが前後方向に細長い形状を有する場合には、手前側のほうが操作がし易いから、主操作面を手前側に、副操作面を奥側に設けるとよい。
また第1発明に係る洗濯機では、コントロールパネルの操作面がインサート成形によって形成されているので、ベース部材と樹脂フィルムとの接着面の耐水性が高く、長期間に亘って外観上も機能的にも良好な状態を維持することができる。また、意匠性が高く、操作面が曲面形状であっても見栄えの良好なパネルとすることができる。
また、通常、蓋体は閉鎖されているが、その状態で蓋体の上面が主操作面と略面一、つまり高さとしてほぼ連続性を保つような面となっているため、操作面の段差部が隠れて上面がほぼ平坦となり、見栄えが非常に良好である。また、操作パネル上面に蓋体による出っ張りがないので、洗濯物や使用者の手などが引っ掛かりにくく、洗濯物を損傷することや蓋体自体の破損の防止にも効果がある。
また、インサート成形による操作面は既述のように多くの利点を有しているが、一般には樹脂フィルムの形状に制約があり、段差を大きくとることが技術的に困難である。そのため、上記のように蓋体上面と主操作面とを略面一にしようとすると、蓋体部材を肉薄にする必要がある。そのため、蓋体部材の強度を確保しにくく撓み易くなる。これに対し、第1発明に係る洗濯機では、蓋体の裏面にリブを立設しているため、蓋体部材の強度を高めて撓みにくくすることができ、しかもそのリブを副操作面に配設されたボタンの直上でない位置に設けているため、蓋体が或る程度撓んでもリブ自体がボタンを押圧してしまうことがない。それによって、誤動作の発生を回避することができる。
さらに好ましくは、そのリブを蓋体裏面に対面する副操作面に配設されたボタンに近接した位置に立設する構成とするとよい。リブの立設位置に近いほど蓋体部材は撓みにくいため、この構成によれば、それらボタンの直上に位置する蓋体部材の撓み量を特に抑えることができる。それによって、主操作面と副操作面との間の段差が小さいために蓋体部材を肉薄にさざるを得ない場合でも、蓋体が上から押された際に誤って副操作面のボタンを押圧してしまうことを効果的に防止し、誤動作の発生を回避することができる。
また、第2発明に係る洗濯機では、スイッチやLED等の電気部品を回路基板に固定するために高温のハンダ槽に通した際に、熱によって回路基板の中央部が浮くように反ってしまった場合でも、下部ケースを取り付けるときに、その回路基板に固着された上部ケースの係合部と下部ケースの係合部とを係合させることで回路基板の反りが修正される。また、回路基板の反りに起因する上部ケースの中央部の浮きも抑えることができる。それによって、操作面にクリックエンボスとして形成されたボタンとその下方に位置する操作力伝達部との位置関係や両者の間の隙間が適正な状態になるので、例えば使用者がボタンを押圧操作していないにも拘わらずプッシュスイッチがオンされた状態になる、といった不具合の発生を防止することができる。
以下、本発明に係る洗濯機の一実施例であるドラム式洗濯機について、図面を参照して説明する。
図1は本実施例のドラム式洗濯機の外観正面図、図2は本実施例のドラム式洗濯機の外観右側面図、図3は本実施例のドラム式洗濯機の上部の外観斜視図である。
このドラム式洗濯機において、外箱1は上面板1a、前面板1b、両側の側面板1c、後面板1dなどから構成され、上面板1aは前下がり湾曲形状に形成されており、この上面板1aに大きな洗濯物投入口4が形成されている。この洗濯物投入口4を開閉するための上蓋2は短冊状のスラットが複数連結された構成を有しており、前後方向にスライド移動自在である。上蓋2が閉鎖した状態で右側方に設けられた蓋開ボタン9を使用者が押すと、上蓋2は後方に自動的にスライドして洗濯物投入口4が開放する。開放した状態の上蓋2を閉める際には、使用者は上蓋2の上面手前側に設けられた把手3に指を掛けて手前に引く。上蓋2が洗濯物投入口4を完全に閉鎖する位置まで達すると、図示しないラッチ機構により上蓋2はラッチされて閉鎖状態を保つ。
図示しないものの、外箱1の内部には洗濯時に水を貯留するための外槽がダンパ及びばねにより揺動自在に配設されており、さらにその外槽の内側には周面円筒形状のドラム10が左右方向に略水平に延伸する軸を中心に回転自在に設けられている。この外槽及びドラム10はそれぞれ洗濯物投入口4に対応した位置に開口を有し、それら開口を閉鎖するために内蓋11及びドラム蓋がそれぞれ設けられている。図2は上蓋2を全開にして、さらに内蓋11を全開にした状態を示している。
外箱1の上面にあって上蓋2の右側には、前後方向に延伸して複数の操作キーや表示器が設けられた操作パネル5が配置されている。また、上蓋2を挟んで操作パネル5と反対側の左方後方には、横開き式の蓋体で覆われた洗剤容器6が設けられている。さらに、洗濯物投入口4後方の上面板1aの上に装着される上面後部カバー1eにあっては、外部の給水栓等にホースを介して接続される水道水給水口7が洗剤容器6の後方に設けられ、別のホースを介して風呂の浴槽内等に接続される風呂水給水口8が操作パネル5の後方に設けられている。
本実施例のドラム式洗濯機は、前後方向に細長く延伸して設けられた操作パネル5を上面とする操作部ユニット20の構成に大きな特徴を有している。以下、その詳細について説明する。
図4及び図5は共に操作部ユニット20の全体斜視図であり、図4は蓋体を閉じた状態、図5は蓋体を開いた状態を示す。図6は各種のボタン等が配置されたコントロールパネルの平面図、図7はコントロールパネルの下方に設けられる回路ユニットの斜視図、図8は図4中のA−A’矢視線断面図、図9は図7中のB−B’矢視線断面図、図10は図4中のC−C’矢視線概略断面図、図11は蓋体を閉じた状態の副操作面の上面図である。
この操作部ユニット20は、主要な部材として、使用者が指で押圧する各種操作ボタンが設けられたコントロールプレート21と、該コントロールプレート21の一部を被覆する蓋体30と、各種プッシュスイッチやLED等の電気部品が実装された細長い形状の回路基板40と、回路基板40の部品実装面を上方に向けた状態で該基板40を内側に収容する下部ケース50と、回路基板40の部品実装面を被覆するように該基板40にビスやツメの係合によって固定される上部ケース60と、を含む。上部ケース60及び下部ケース50はそれぞれ合成樹脂(例えばポロプロピレン樹脂)製の一体成型品である。
まず、使用者の目に触れる部分の構成から説明する。コントロールプレート21の表面に形成されている操作面は、図6に描出したように、前後方向に3つの領域に区分することができる。すなわち、前方側の主操作面211、中央の集中表示面212、及び、後方側の副操作面213である。主操作面211には、使用頻度が高いことが予想される操作ボタンや表示部が配置されている。例えば、必ず操作されるものとしては、電源ボタン21a、スタートボタン21bなどがある。また、一般的に使用頻度の高いボタンや表示器としては運転コース選択ボタン21c、蓋ロック状態表示器21dなどがある。また、電解水を利用した洗浄を行う洗剤0コース選択ボタン21e、除菌プラス選択ボタン21fなども配置されている。これに対し、副操作面213には、標準的な洗濯/乾燥を行う場合には全く又は殆ど操作する必要がなく、主として、機械任せではなく自らが洗い時間やすすぎ回数などを適宜設定して洗濯/乾燥を行いたいといった、こだわりを持った使用者によって操作される操作ボタンや表示部が配置されている。例えば、洗い時間設定ボタン21g、すすぎ回数設定ボタン21h、脱水時間設定ボタン21i及びそれらの時間、回数を表示する数字表示器21j、21k、21lなどである。また、集中表示面212には、運転中に残り時間を表示したり洗濯開始時にドラム内に投入された洗濯物の量に応じた洗剤目安量を表示したりする数字表示器21mや選択されている運転コースを知らせるための表示器などが配置されている。
このコントロールプレート21は全体としては本洗濯機の上面形状に合わせて緩やかな湾曲状となっており、合成樹脂(例えばポロプロピレン樹脂)製のベース部材22の表面にPET(ポリエチレンテレフタレート)やポリカーボネート等の合成樹脂製のフィルム25が設けられたものであり、このフィルム25はベース部材22の金型成形時に同時に金型に収容されてインサート成形されることで、ベース部材22と一体化されている。フィルム25には、インサート成形前に図6に示したような各種ボタンの絵柄や説明の文字などが印刷されており、さらにボタンに対応する部分にはドーム状に膨出するようにクリックエンボス26が形成されている。また、後述するLEDや数字表示器の上方になる位置は透明又は半透明になっており、下方から到来する光が透過するようになっている。一方、ベース部材22にあってそのクリックエンボス26に対応する部分には開口部23が形成されている。したがって、コントロールプレート21の操作面でボタンの絵柄が形成されているクリックエンボス26を押圧すると、フィルム25が撓み、その押圧操作がベース部材22の開口部23を通してその下方に伝わる。
こうしたインサート成形では、フィルム25とベース部材22との密着性がきわめて良好で高い耐水性を有する。特に、本洗濯機のようにベース部材22が曲面である場合でも良好にフィルム25を接着することができる。したがって、洗濯機の操作パネルのように水が頻繁に掛かる部位には好適である。
図8に示すように、コントロールプレート21にあって、主操作面211及び集中表示面212はその湾曲に沿って面一である(つまりほぼ連続的な面を形成している)のに対し、集中表示面212と副操作面213との間で斜めに段差214が形成されており、副操作面213は主操作面211及び集中表示面212よりも一段低い面となっている。ただし、全体を一体に成形するインサート成形の場合、フィルム25の形状の制約から段差214を大きくすることは難しいため、この段差は5mm程度である。
上記のように一段低い面を有する副操作面213は、図5及び図8に示すように後方側に起立自在に設けられた蓋体30で被覆され、蓋体30が閉鎖したときに、その蓋体30の上面と、その前方の主操作面211及び集中表示面212とがその湾曲に沿って面一となるように構成されている。したがって、蓋体30を閉鎖したときには段差214は隠れ、コントロールプレート21から蓋体30に掛けて大きな引っ掛かりはなくなる。蓋体30は、副操作面213に対面する蓋部材31が後方側に設けられたヒンジ32により回動自在である構成となっており、蓋部材31の前部右方には開放時に使用者が指を掛けるフック33が形成されている。
強度の点からは蓋部材31は肉厚であることが好ましいが、上述したように段差214は5mm程度と小さいため、蓋体30の上面を主操作面211及び集中表示面212と面一にしようとすると、蓋部材31の厚さを薄くせざるを得ない。そのため、そのままでは十分な強度が得られず、上から押されたときに撓んで下方の副操作面213に配置されているクリックエンボス26を押してしまうおそれがある。そこで、蓋部材31の裏面には、副操作面213のクリックエンボス26(つまりボタン)に接触しない範囲でできるだけ近接して補強用のリブ34を立設している。
具体的には、図11に示すように上から見た状態で井桁状に、前後方向に2本のリブ34a、34bを、左右方向に2本のリブ34c、34dを配置している。これにより、副操作面213の右端部に前後方向に一列に並んで配置されたクリックエンボス26は、近接した位置にある蓋体30の右側壁とリブ34aとの間に挟まれ(図10参照)、また、最前部に配置されたクリックエンボス26は、近接した位置にある蓋体30の前壁とリブ34cとの間に挟まれている。すなわち、全てのクリックエンボス26は少なくともその両側に蓋体30の壁面とリブとを有している。このように蓋部材31の裏面にリブ34を立設した場合、蓋部材31ではリブ34の立設位置に近いほど強度が高く撓みにくくなるから、上述したようにクリックエンボス26に近い位置にリブ34a〜34d(特に34a及び34c)を設けることで、蓋部材31が上から押圧された際に撓んだ蓋部材31によってボタンが押されてしまうことを効果的に防止することができる。
次にコントロールプレート21の下方に取り付けられる回路ユニットの構成について説明する。
プリント配線が形成された回路基板40の所定位置には、プッシュスイッチ41、LED42、数字表示管(蛍光表示管やLCDなど)43などのほか、制御用のマイクロコンピュータなどの電気部品が実装されている。この回路基板40に対してその裏面から貫通するビス44やツメ64によって上部ケース60が固定されている。回路基板40の部品実装面を覆う上部ケース60には、上方からの押圧力を受けてこれをプッシュスイッチ41の操作子に伝達する操作力伝達部61、LED42の発光光を直上に案内する筒状のLEDカバー部62、数字表示器43の保持部と複数の面状LED用のカバーが一体化された表示カバー部63などが一体に形成されている。
コントロールプレート21の各ボタンのクリックエンボス26が使用者によって押されると、前述したように開口部23を通してクリックエンボス26が下方に撓み、操作力伝達部61を介してプッシュスイッチ41の操作子を押し込む。これによって、各ボタンの操作に応じた信号が回路基板40上のマイクロコンピュータに伝達される。操作力伝達部61は渦巻き状のばねによる弾性を有しているため、使用者によるクリックエンボス26の押圧が解除されると、ばねの復元力によって操作力伝達部61は元の位置に速やかに戻りボタンも戻る。もちろん、クリックエンボス26自体にも復元力があるが、操作力伝達部61の弾性によってより迅速に復元する。
回路ユニットを組み立てる際には、回路基板40に電子部品を装着又は挿入し、ハンダ付けを行うために高温のハンダ槽を通す。それによって、ハンダ付けは完了するが、熱によって基板40の長手方向の中央付近が浮き上がるように大きく反る傾向にある。そのため、この回路基板40に上部ケース60を取り付けても、その基板40の反りによって上部ケース60の中央付近が浮き上がることになる。そこで、この反りを解消するために、図7及び図9に示すように、上部ケース60及び下部ケース50の長手方向の中央付近には、互いに係合する係合部としてのツメ51、64が形成されている。
すなわち、上述したように回路基板40に上部ケース60を取り付けた後、回路基板40を下部ケース50内に収容する。このとき、下部ケース50のツメ51と上部ケース60のツメ64とを係合させると、上部ケース60の中央付近の浮き上がりが下部ケース50に引っ張られて反りが抑えられる。それに伴って、回路基板40の反りも抑えられ、下部ケース50内でほぼ平面状になる。このように反りを修正した状態で、下部ケース50及び上部ケース60で囲まれる空間内にウレタン樹脂を充填し、電気部品や配線パターンなどをウレタン樹脂内に埋没させる。それによって、回路ユニットに水が掛かった場合でも、回路基板は水から保護されるため、高い信頼性が達成できる。また、ウレタン樹脂で保持された状態では回路基板40の反りはほぼ解消されているため、コントロールプレート21上のボタンからプッシュスイッチ41の操作子への押圧力の伝達が適切に行われ、ボタンを押していないにも拘わらず操作子が押された状態になったり、逆にボタンを押したにも拘わらず操作子が押されない状態になったりすることを防止することができる。
なお、上記実施例は本発明の一例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行えることは明らかである。例えば、上記実施例は本発明をドラム式洗濯機に適用した例であるが、本発明は渦巻き式洗濯機にも適用することが可能である。渦巻き式洗濯機の場合には、操作パネルを前後方向に延伸して設けるよりも左右方向に延伸して設ける場合が多いが、その場合でも本発明を適用することができることは明らかである。
本発明の一実施例によるドラム式洗濯機の外観正面図。 本実施例のドラム式洗濯機の外観右側面図。 本実施例のドラム式洗濯機の上部の外観斜視図。 本実施例のドラム式洗濯機における操作部ユニット20の全体斜視図(蓋体の閉鎖時)。 本実施例のドラム式洗濯機における操作部ユニット20の全体斜視図(蓋体の開放時)。 本実施例のドラム式洗濯機におけるコントロールパネルの平面図。 本実施例のドラム式洗濯機における回路ユニットの斜視図。 図4中のA−A’矢視線断面図。 図7中のB−B’矢視線断面図。 図4中のC−C’矢視線概略断面図。 蓋体を閉じた状態の副操作面の上面図。
符号の説明
1…外箱
2…上蓋
2…洗濯物投入口
4…洗濯物投入口
5…操作パネル
10…ドラム
20…操作部ユニット
21…コントロールプレート
211…主操作面
212…集中表示面
213…副操作面
214…段差
21a…電源ボタン
21b…スタートボタン
21c…運転コース選択ボタン
21d…蓋ロック状態表示器
21e…洗剤0コース選択ボタン
21f…除菌プラス選択ボタン
21g…時間設定ボタン
21h…回数設定ボタン
21i…脱水時間設定ボタン
21j、21m…数字表示器
22…ベース部材
23…開口部
25…フィルム
26…エンボスクリック
30…蓋体
31…蓋部材
32…ヒンジ
33…フック
34、34a〜34d…リブ
40…回路基板
41…プッシュスイッチ
42…LED
43…数字表示器
44…ビス
50…下部ケース
51…ツメ
60…上部ケース
61…操作力伝達部
62…LEDカバー部
63…表示カバー部
64…ツメ

Claims (3)

  1. 外箱の上面に上蓋により開閉される洗濯物投入用の開口が設けられ、該開口の側方又は前方に細長い形状の操作パネルを上面とする操作部ユニットが配置される洗濯機において、該操作部ユニットは、
    使用者が押圧操作する複数のボタンが設けられた操作面となるコントロールプレートであって、合成樹脂製のベース部材に、ボタンの絵柄等の印刷を施すとともにボタンに対応した箇所にクリックエンボスが形成された樹脂フィルムをインサート成形することで一体に形成され、且つ前記操作面は段差部を挟んで相対的に高い位置の主操作面と低い位置の副操作面とを有するコントロールプレートと、
    該コントロールプレートの副操作面を開閉自在に覆う蓋体であって、閉鎖時にその上面が前記主操作面と略面一となるように形成されるとともに、その裏面には対面する副操作面に配設されたボタンの直上を避けた位置に補強用のリブが立設された蓋体と、
    を備えることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記リブは蓋体裏面に対面する副操作面に配設されたボタンに近接した位置に立設されていることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記操作部ユニットは、
    プッシュスイッチ、LED等の電気部品を実装した回路基板と、
    該回路基板の部品実装面とは反対側の面を覆う下部ケースと、
    前記回路基板の部品実装面を覆うように該基板に固着され、前記コントロールプレートのボタンの押圧操作と連動して前記プッシュスイッチを押圧するための操作力伝達部、及び前記LEDの発光光をコントロールプレートに案内する筒状のLEDカバー部を一体に形成した上部ケースと、
    を含み、前記下部ケース及び上部ケースはその長手方向の中央付近に互いに係合する係合部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の洗濯機。
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