JP2005323627A - 撮影計画作成方法およびx線ct装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 X線照射を回避したい領域にX線が照射されないことが確実な撮影計画を作成する方法、および、そのような撮影計画作成を行うX線CT装置を実現する。
【解決手段】 撮影位置を示すローカライザ図形(102)とX線の通過領域を示すX線ビーム図形(106)をスカウト像上に表示し、それらの図形について操作者による位置調節を可能にした。また「予めX線照射を回避したい領域」を登録しておくかまたは自動検出することにより、自動でも位置調節が可能にした。X線ビーム図形は多列X線検出器または平面状X線検出器に照射されるX線に対応した図形である。ローカライザ図形およびX線ビーム図形はアキシャルスキャンまたはヘリカルスキャンの傾斜に対応した傾斜を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、撮影計画作成方法およびX線CT装置に関し、さらに詳しくは、X線CT装置の撮影計画を作成する方法、および、撮影計画作成を行うX線CT装置に関する。
X線CT装置では、図10に示すように、スカウト像(スキャノ像)上で撮影位置を示す図形すなわちローカライザを用いて撮影計画を作成する(例えば、特許文献1参照)。このような撮影計画作成において、X線照射を回避したい領域があるときは、それを避けるようにローカライザの位置を調整することが行われる。
特開2002−186612号公報(第4頁、図4)
上記のような撮影計画作成においては、ローカライザのみで撮影計画を作成していたため、X線通過領域についてはおおまかにしか予想できず、目の水晶体などの「X線を被曝させたくない領域」や「撮影すると金属アーチファクトを発生する領域」にX線を照射させてしまう可能性があった。
そこで、本発明の課題は、X線照射を回避したい領域にX線が照射されないことが確実な撮影計画を作成する方法、および、そのような撮影計画作成を行うX線CT装置を実現することである。
(1)上記の課題を解決するためのひとつの観点での発明は、X線CT装置のアキシャルスキャンまたはヘリカルスキャンの撮影計画を作成する方法であって、撮影位置を示すローカライザ図形とX線の通過領域を示すビーム図形をスカウト像上に表示し、それらの図形について操作者による位置調節を可能にした、ことを特徴とする撮影計画作成方法である。
(2)上記の課題を解決するための他の観点での発明は、X線発生手段と、被検体を挟んで前記X線発生手段と対向するように配置されたX線検出手段と、前記X線検出手段を通じて収集した撮影データに基いて被検体の断層像またはスカウト像を再構成する画像再構成手段と、アキシャルスキャンまたはヘリカルスキャンの撮影計画を作成する撮影計画作成手段とを有するX線CT装置であって、前記撮影計画作成手段は、撮影位置を示すローカライザ図形とX線の通過領域を示すビーム図形をスカウト像上に表示する表示手段と、前記ローカライザ図形および前記ビーム図形について操作者による位置調節を可能にする調節手段と、を具備することを特徴とするX線CT装置である。
前記ビーム図形は多列X線検出器または平面状X線検出器に照射されるX線に対応した図形であることが、コーンビームX線を用いる撮影計画を適切に表示する点で好ましい。前記ローカライザ図形および前記ビーム図形はアキシャルスキャンまたはヘリカルスキャンの傾斜に対応した傾斜を有することが、傾斜撮影の計画を適切に表示する点で好ましい。
X線照射回避領域を検出することが、適切な撮影計画を作成する点で好ましい。前記X線照射回避領域をX線が通過しない撮影計画を作成することが、適切な撮影を行う点で好ましい。
上記各観点での発明では、撮影位置を示すローカライザ図形とX線の通過領域を示すX線ビーム領域図形をスカウト像上に表示し、それらの図形について操作者による位置調節を可能にしたので、または、「X線を被曝させたくない領域」を予め登録しておき、この領域に撮影位置を示すローカライザとX線の通過領域を示すX線ビーム領域が、かからないように自動的にずらすことを可能にしたので、X線照射を回避したい領域にX線が照射されないことが確実な撮影計画を作成する方法、および、そのような撮影計画作成を行うX線CT装置を実現することができる。
以下、図面を参照して発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、本発明は、発明を実施するための最良の形態に限定されるものではない。図1にX線CT装置のブロック図を示す。本装置は本発明を実施するための最良の形態の一例である。本装置の構成によって、X線CT装置に関する本発明を実施するための最良の形態の一例が示される。本装置の動作によって、撮影計画作成方法に関する本発明を実施するための最良の形態の一例が示される。
同図に示すように、X線CT装置100は、操作コンソール1と、撮影テーブル10と、走査ガントリ20とを具備している。操作コンソール1は、操作者の入力を受け付ける入力装置2と、画像再構成処理などを実行する中央処理装置3と、走査ガントリ20で取得した投影データを収集するデータ収集バッファ5と、投影データから再構成したCT画像を表示するモニタ6と、プログラムやデータや再構成画像を記憶する記憶装置7とを具備している。
中央処理装置3は、本発明における画像再構成手段の一例である。入力装置2、中央処理装置3およびモニタ6からなる部分は、本発明における撮影計画作成手段の一例である。モニタ6は、本発明における表示手段の一例である。入力装置2は、本発明における調節手段の一例である。
撮影テーブル10は、被検体を乗せて走査ガントリ20のボア(空洞部)に入れ出しするクレードル12を具備している。クレードル12は、撮影テーブル10に内臓するモータで昇降およびテーブル直線移動される。
走査ガントリ20は、X線管21と、X線コントローラ22と、コリメータ23と、X線検出器24と、データ収集装置DAS(Data Acquisition System)25と、被検体の体軸の回りにX線管21などを回転させる回転部コントローラ26と、制御信号などを前記操作コンソール1や投影テーブル10とやり取りする制御コントローラ29とを具備している。X線管21は、本発明におけるX線発生手段の一例である。X線検出器24は、本発明におけるX線検出手段の一例である。
本装置におけるX線CT装置の構成は概ね上記のとおりである。この構成のX線CT装置において、投影データの収集は例えば次のように行われる。
まず、被検体を走査ガントリ20の回転部15の空洞部に位置させた状態でz軸方向の位置を固定し、X線管21からのX線ビームを被検体に照射し(X線の投影)、その透過X線をX線検出器24で検出する。そして、この透過X線の検出を、X線管21とX線検出器24を被検体の周囲を回転させながら(すなわち、投影角度(ビュー角度)を変化させながら)複数N(例えば、N=1,000)のビュー方向で、360度分データ収集を行う。
検出された各透過X線は、DAS(データ収集部)25でディジタル値に変換されて投影データとしてデータ収集バッファ5を介して操作コンソール1に転送される。この動作を1スキャンと呼ぶ。
そして、順次z軸方向にスキャン位置を所定量だけ移動して、次のスキャンを行っていく。このようなスキャン方式はコンベンショナルスキャン方式(またはアキシャルスキャン方式)と呼ばれる。これに対して、投影角度の変化に同期して撮影テーブル10を所定速度で移動させ、スキャン位置を移動させながら(X線管21とX線検出器24とが被検体の周囲をらせん状に回転することになる)投影データを収集する方式を、いわゆるヘリカルスキャン方式と呼ぶ。本発明はコンベンショナルスキャン方式、ヘリカルスキャン方式いずれにも適用可能である。
走査ガントリ20をz軸に対して傾斜させることによりチルトスキャンが行われる。チルトスキャンはコンベンショナルスキャン方式、ヘリカルスキャン方式いずれでも可能である。
操作コンソール1は、走査ガントリ20から転送されてくる投影データを中央処理装置3の固定ディスクHDDに格納するとともに、例えば、所定の再構成関数の重畳演算を行い、逆投影処理により断層像を再構成する。ここで、操作コンソール1は、スキャン処理中に走査ガントリ20から順次転送されてくる投影データからリアルタイムに断層像を再構成し、常に最新の断層像をモニタ6に表示させることが可能である。さらに、固定ディスクHDDに格納されている投影データを呼び出して改めて画像再構成を行わせることも可能である。
以下、本実施形態における操作コンソール1の処理内容を図2の説明図を参照しながら、説明する。
図2は、本実施形態における操作コンソール1の処理の流れを示す説明図である。ステップS1およびS2は、スキャン計画段階にあたる処理で、ステップS1では、まず被検体(患者)の撮影部位を選択する。具体的には、部位の選択前に、「小児」か「成人」かを選択し、部位選択では例えば、「頭部」、「胸部」、「腹部」等の候補部位から選択する。ここで選択された部位によって、スキャン範囲、X線管21に印加する電圧、電流値等の撮影プロトコル(撮影条件)のデフォルト値が決定されることになる。
次に、ステップS2では、スキャン設定として、上記の部位選択によって決定されたデフォルトの撮影プロトコル(撮影条件)を確認し、必要に応じて手動変更を加えていく。このステップは、スキャン範囲やスライス幅等の撮影計画をスカウト像上で決めるための被検体のスカウト像(X線透視像)を得るために、スカウトスキャンと呼ばれる撮影を含んでもよい。
スカウトスキャンとは、走査ガントリ20におけるX線管21を回転方向の所定角度に固定したまま、すなわち、X線の投影角度を固定したまま、被検体を載せた撮影テーブル10をz軸方向に搬送して行われるスキャンをいう。より詳しくは、撮影テーブル10の移動中、X線管21よりX線を出力し、X線検出器24よりX線投影データを連続収集して、被検体の2次元X線像を透視像として得る。
なお、本実施形態におけるX線CT装置は、このようなスカウトスキャンを終えると、操作コンソール1のモニタ6に表示されるスキャン計画(撮影計画)画面にスカウト像が表示され、スキャン範囲やスライス位置を示す図形もそれに重畳して表示される。スライス位置とは断層像を求める位置すなわち撮影位置である。操作者はこのスカウト像を見ながらスキャン計画を進める。
その場合、図3(1),(2),(3)に示すように、それぞれ、コンベンショナルスキャン、ヘリカルスキャン、チルトヘリカルスキャンなどにおいて、スカウト像の上に、断層像撮影位置を示すローカライザ図形102と、X線通過領域を示すX線ビーム図形106を重ねて表示する。
X線ビーム図形106はX線検出器24に照射されるX線の通過領域に対応した図形であり、X線検出器24として多列X線検出器または平面状X線検出器が用いられ、それに対応してコーンビームX線が用いられているときは、コーンビームX線の通過領域を示す図形が用いられる。
このようにすることにより、X線断層撮影の計画をスカウト像上で作成する際に、スカウト像上に、撮影位置とともに実際にX線が照射される領域が明示される。また、ローカライザ図形102およびX線ビーム図形106はアキシャルスキャンまたはヘリカルスキャンの傾斜に対応した傾斜を有するので、傾斜撮影の計画を適切に表示することができる。
なお、図3(1),(2),(3)では、それらに加えて、スライス幅を示すスライス図形104も表示してあるため、スキャンエリアの連続性、抜けがないことの確認もできる。
このようにローカライザ図形102とX線ビーム図形106を表示するので、被検体に「X線を被曝させたくない領域」や「撮影すると金属アーチファクトを発生する領域」がある場合は、使用者はそのような領域がX線通過領域に入らないように、X線ビーム図形106の位置を調整することができ、これによって、そのような領域にX線が照射されることを回避することができる。
特に、X線検出器24として多列X線検出器または平面状X線検出器を用いたX線CT装置(MDCT、VCTなどと呼ばれる)の場合は、検出器のz軸方向の幅が広くなってスライス幅とX線通過領域の差が大きくなるためこれらの表示が有効になる。
図4(1),(2)に、「X線を被曝させたくない領域」が目の水晶体であるときのスキャン計画の例を示す。同図の(1)はコンベンショナルスキャンの例であり、(2)はチルトスキャンの例である。チルトの方向は水晶体に関し頭頂側とあご側で互いに反対となっている。このようなチルトスキャンの利点は、眼球は避けつつもその後ろの領域を撮影可能な点にある。
また下記のようにして、X線照射を回避したい領域を自動検出し、または、予め登録しておき、ローカライザ図形およびX線ビーム図形の位置を自動的にずらして、そのような領域へのX線照射を回避することもできる。
特にここでは「撮影すると金属アーチファクトを発生する領域」となる金属が存在する領域の自動検出方法を示す。
まず、スカウト像を収集する。図5は、90度方向の頭部のスカウト像の一例を示す図である。横軸がz軸で、縦軸がX線検出器24の各検出チャネル(ch)の位置に対応するもので、高さ方向y軸方向である。本実施形態では、収集されたスカウト像において金属部分あるいはその候補領域を検出する。検出は中央処理装置3によって行われる。中央処理装置3は、本発明における検出手段の一例である。
図6(a)は、z軸方向の位置zi(図5を参照)における投影データで、横軸は検出チャネル(ch)、縦軸は各検出チャネルの出力に対応するX線吸収量を示している。A,Bはほかの部分と比べてX線吸収量が大きいことを示している。
本実施形態では、まず、X線吸収量が局所的に大きい部分を抽出し、その後2値化処理を行い、その2値画像内の連続した領域の特徴パラメータを用いて金属の有無の判定を行うこととした。以下、このステップS3の処理を、図7のフローチャートを用いて順を追って説明する。
X線吸収量が局所的に大きい部分を抽出するため、収集されたスカウト像に対し、2次元空間フィルタの1つである最小値フィルタを用いてフィルタリングを行う。最小値フィルタは例えば5×5画素ブロックサイズのフィルタであって、25画素中の最小値を注目画素(5×5の画素ブロックの中心画素)の出力値とするものである。フィルタリングは、この最小値フィルタ処理を画像内をラスタ走査し1画素ずつずらしながら行う。この場合、画像の上下左右端2列ずつの画素値は元画像の値を保つ。
スカウト像全体に対してこのフィルタリングを行って、第1回最小値フィルタ処理像を得る。次いで、この第1回最小値フィルタ処理像に対して、再び最小値フィルタ処理を行って第2回最小値フィルタ処理像を得る。以下、この最小値フィルタ処理を所定回数(M回)繰り返す(ステップS31)。
この処理を行うと、図6(a)のような投影データから図6(b)のような第M回最小値フィルタ処理像のデータを得ることができ、X線吸収量の大きい部位を除去することができる。
次いで、第M次最小値フィルタ処理像に対して、最大値フィルタ処理をM回行う(ステップS32)。最大値フィルタとは、5×5の画素ブロックの中の最大値を、その注目画素(中心画素)の出力値とするものであり、画像内をラスタ走査し1画素ずつずらしながら行うものである。第M回最大値フィルタ処理像のz軸の位置ziにおけるデータは、図6(c)に示すようになり、スカウト像のX線吸収量の高周波成分の変化を除去できる。
上記のように生成された第M回最大値フィルタ像を、メモリに記憶されているスカウト像から減算する(ステップS33)。例えば、図6(a)のスカウト像の位置ziにおける1次元データから、図6(c)を減じると、図6(d)のデータを得る。すなわち、低周波成分である背景画像を除去し、高周波成分が残すことができる。なお、図6では1次元データで説明しているが、実際は2次元の処理である。
ステップS33の画像に2値化処理を行い(ステップS34)、図8に示すようなX線吸収量の大きい部分(その画素値が有意、すなわち、“1”)のみを抽出する。
なお、2値化に用いる閾値Thは、浮動閾値であってもよいし、濃度ヒストグラムに基づく手法(例えばpタイル法)によって設定される可変閾値を用いてもよい。
続いて、得られた2値画像の画素値が“1”の連続領域を抽出する領域番号付け(ラベリング)処理を行う(ステップS35)。図8では、L1,L2,L3の3つの連続領域が発生していることを示している。
次に、L1,L2,L3の各連続領域に対し、特徴パラメータとして例えば面積を測定する(ステップS36)。ここでは面積とは、各連続領域における画素数のことである。
そして、各領域について、その面積または濃度和(CT値和)が所定直を超えているかどうかを判定する。所定直とは例えば、歯の治療に用いられる金属の最低限の大きさに相当する面積または濃度和(CT値和)の値である。これにより画像ノイズの影響を除去する。そして、その面積または濃度和(CT値和)が所定値を超えているときに、その領域を金属領域、もしくはその候補と判断し、スキャン計画によって設定されたスライス位置を記憶する。
このように、「金属が存在して撮影すると金属アーチファクトを発生する領域」が自動検出されている場合、または、図9に示すようなスキャン禁止領域をあらかじめ操作者が設定している場合、これらの領域に対してローカライザ図形102およびX線ビーム図形106で示されたスライス位置およびX線通過領域を自動的によける(シフトさせる)ようにすることもできる。自動的によける場合は、ローカライザ図形102およびX線ビーム図形106で示されたスライス位置およびX線通過領域をz軸方向にずらすか走査ガントリの傾斜を変える、あるいは、それらを同時に行うなとが考えられる。
以上のスキャン計画を経て、図2におけるステップS3で、操作者からの入力装置2の入力に応じて、設定されたコンベンショナルスキャンまたはヘリカルスキャンの撮影プロトコル(撮影条件)を含むスキャン指示を走査ガントリ20に送出する。走査ガントリ20はこれに応じて、撮影プロトコル(撮影条件)に従いスキャンを開始する。
そして、走査ガントリ20より転送されてくる各スライス位置の投影データを入力し(ステップS4)、その投影データに対し、対数変換、線質硬化(Beam Hardening)補正、X線検出器の感度補正等の、所定の前処理を行う(ステップS5)。
この前処理された投影データとあらかじめ用意された再構成関数とに基づいて、再構成関数の重畳(ステップS6)が行われ、逆投影処理(ステップS7)により画像再構成が行われることになる。その後、再構成処理後の画像に対して、例えばCT値変換などが後処理(ステップS8)で適用される。ステップS9で、その断層像がモニタ6に表示される。
以上説明したように本実施形態によれば、スカウト像から金属を含んでいるスライス位置が検出され、その金属のある領域、あるいは操作者が設定したスキャン禁止領域をよけて、撮影計画が立てられるため、金属アーチファクトのない良い画質の画像を得ることが可能である。また患者の被曝による影響を回避することができる。
上述の実施形態では、X線吸収係数が大きな部分が大きな数値になるディジタルX線透視像を用いたが、X線吸収係数が大きな部分が小さな数値になるディジタルX線透視像を用いる場合には、ステップS31とステップS32を入れ替え、ステップS33における減算処理において引く側と引かれる側を逆にすればよい。つまり、最大値フィルタ処理を所定回数繰り返し実行した後、最小値フィルタ処理を所定回数繰り返し実行し、元の透視像を、それらのフィルタ処理によって得られた透視像から減じ、所定の閾値と比較することで2値化するようにすれば、同様の効果が得られる。
本発明の機能処理をコンピュータで実現するための、コンピュータにインストールされるプログラム自体および、そのプログラムを格納した記録媒体そのものも本発明を実現するものである。つまり、本発明の特許請求の範囲には、本発明の機能処理を実現するためのプログラム自体および、そのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も含まれる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、光ディスク(CD-ROM、CD-R、CD-RW、DVD等)、光磁気ディスク、磁気テープ、メモリカード等がある。その他、プログラムの供給方法としては、インターネットを介して本発明のプログラムをファイル転送によって取得する態様も含まれる。
なお、画像再構成法は、従来公知の2次元的画像再構成法でもよいし、従来公知のフェルドカンプ法による3次元画像再構成法でもよい。また、別の3次元画像再構成法でも同様の効果が出せる。
本発明を実施するための最良の形態の一例のX線CT装置を示すブロック図である。 X線CT装置における処理の流れの説明図である。 撮影計画方法を示す図である。 撮影計画方法を示す図である。 スカウト像を示す図である。 金属検出の際のデータ処理の概念を示す図である。 金属領域を含むスライス位置の検出処理の一例を示すフローチャートである。 2値画像の一例を示す図である。 スキャン禁止領域設定の一例を示す図である。 従来の撮影計画作成方法を示す図である。
符号の説明
1 操作コンソール
2 入力装置
3 中央処理装置
5 データ収集バッファ
6 モニタ
7 記憶装置
10 撮影テーブル
12 クレードル
15 回転部
20 走査ガントリ
21 X線管
22 X線コントローラ
23 コリメータ
24 X線検出器
25 DAS(データ収集装置)
26 回転部コントローラ
29 制御コントローラ
30 スリップリング
102 ローカライザ図形
104 スライス図形
106 X線ビーム図形

Claims (10)

  1. X線CT装置のアキシャルスキャンまたはヘリカルスキャンの撮影計画を作成する方法であって、
    撮影位置を示すローカライザ図形とX線の通過領域を示すビーム図形をスカウト像上に表示し、
    それらの図形について操作者による位置調節を可能にした、
    ことを特徴とする撮影計画作成方法。
  2. 前記ビーム図形は多列X線検出器または平面状X線検出器に照射されるX線に対応した図形である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮影計画作成方法。
  3. 前記ローカライザ図形および前記ビーム図形はアキシャルスキャンまたはヘリカルスキャンの傾斜に対応した傾斜を有する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮影計画作成方法。
  4. X線照射回避領域を検出する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載の撮影計画作成方法。
  5. 前記X線照射回避領域をX線が通過しない撮影計画を手動操作もしくは自動により作成する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮影計画作成方法。
  6. X線発生手段と、被検体を挟んで前記X線発生手段と対向するように配置されたX線検出手段と、前記X線検出手段を通じて収集した撮影データに基いて被検体の断層像またはスカウト像を再構成する画像再構成手段と、アキシャルスキャンまたはヘリカルスキャンの撮影計画を作成する撮影計画作成手段とを有するX線CT装置であって、
    前記撮影計画作成手段は、
    撮影位置を示すローカライザ図形とX線の通過領域を示すビーム図形をスカウト像上に表示する表示手段と、
    前記ローカライザ図形および前記ビーム図形について操作者による位置調節を可能にする調節手段と、
    を具備することを特徴とするX線CT装置。
  7. 前記ビーム図形は多列X線検出器または平面状X線検出器に照射されるX線に対応した図形である、
    ことを特徴とする請求項6に記載のX線CT装置。
  8. 前記ローカライザ図形および前記ビーム図形はアキシャルスキャンまたはヘリカルスキャンの傾斜に対応した傾斜を有する、
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載のX線CT装置。
  9. X線照射回避領域を検出する検出手段を有する、
    ことを特徴とする請求項6ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載のX線CT装置。
  10. 前記撮影計画作成手段は前記X線照射回避領域をX線が通過しない撮影計画を手動操作もしくは自動により作成する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のX線CT装置。
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