JP2005323442A - 自動車用の電気接続箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電気接続箱のケース本体に被せるカバー内の防水性能を低下させることなくケース本体に搭載する電気部品より生じる熱を効率良く放熱する。
【解決手段】 自動車のエンジンルームに搭載する電気接続箱10であって、内部回路を収容しているケース本体11に被せるアッパーカバー12に開口12bを設け、該開口12bを通気性を有するが遮水性の多孔質材20で閉鎖しており、該多孔質材20の外周縁は開口12bの周縁にインサートモールドされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車用の電気接続箱に関し、詳しくは、通気性を有するが遮水性の多孔質材を用いて、カバー内の防水を図りながら放熱性を向上させるものである。
従来、自動車に搭載する電気接続箱には、分岐接続回路を形成するバスバー等の内部回路を収容しているケース本体の外面に、前記内部回路と接続するコネクタ、リレー、ヒューズ等の多数の電気部品を搭載している。該電気接続箱を被水領域であるエンジンルームに搭載する電気接続箱には、ケース本体にカバーを被せて等により密閉仕様としている。
しかしながら、前記のようにケース本体にカバーを被せて密閉仕様とすると、ケース内部において発生する熱がケース内部にこもることとなり、特に、発熱量の大きなリレーを多数搭載すると、特に、アッパーカバー内の温度が上昇して前記搭載する電気部品を劣化させる問題がある。
そこで、アッパーカバー内の放熱性を高めるため、特開平7−241017号(特許文献1)において、図5に示す電気接続箱1が提供されている。該電気接続箱1はリレー2やヒューズ3を搭載しているケース4の上面側に被せるアッパーカバー5に開口5aを設け、該開口5aに熱電冷却素子6を組み込んでいる。該熱電冷却素子6に直流電流を流すと、熱電冷却素子6のケース内面側6aが吸熱部となってケース内の熱を吸熱し、ケース外面側6bが放熱部となって吸熱した熱をケース外に放熱する。これにより、ケース内の放熱性を高めている。
しかしながら、特許文献1において提供されている電気接続箱1であると、熱電冷却素子6に電流を供給するために新たに電気回路を設ける必要があり、コスト高になると共に電気接続箱1が大型化する問題がある。
また、熱電冷却素子6の具体的な取り付け方法が開示されておらず、アッパーカバー5の開口5aに水密に取り付けるのは困難であり防水性能が低下するおそれがある。
また、実開平5−15617号(特許文献2)においては、図6に示すように、前記熱電冷却素子6に代えて気体透過性シート7を用いた電気接続箱1’が提供されており、カバー内の上昇した空気を気体透過性シート7を通して外部に放出することで放熱性を高めている。
特許文献2で提供している電気接続箱1’では、熱電冷却素子6のように電流を流す必要がないため、高コスト化及び電気接続箱の大型化の問題を解消することができるが、気体透過性シート7をアッパーカバー5’の内面に接着剤により固着しているだけであるため接着力の低下等によりカバー内面と気体透過性シート7との間に隙間が生じて防水性能が低下するおそれがある。
特開平7−241017号公報 実開平5−15617号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、通気性を有するが遮水性の多孔質材を電気接続箱のカバーにインサートモールドにより取り付けることにより、カバー内の防水を図りながら放熱性を向上させることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、自動車のエンジンルームに搭載する電気接続箱であって、
内部回路を収容しているケース本体に被せるアッパーカバーに開口を設け、該開口を通気性を有するが遮水性の多孔質材で閉鎖しており、該多孔質材の外周縁は前記開口の周縁にインサートモールドされていることを特徴とする自動車用の電気接続箱を提供している。
前記構成によれば、ケース本体に搭載したリレー等の電気部品より発生する熱をアッパーカバーの開口に設けた通気性を有するが遮水性の多孔質材を通してカバー外に放熱することができるため、電気接続箱の放熱性を高め、カバー内の温度上昇によるヒューズ等の電気部品の劣化を防止することができる。
また、カバー内の熱を外部に通す前記多孔質材は通気性を有するが遮水性であり、かつ、該多孔質材の外周縁をアッパーカバーの開口の周縁にインサートモールドしているため、多孔質材をアッパーカバーに水密に取り付けることができカバー内部を確実に防水することができる。
前記のように、電気接続箱の放熱性を高めることができるため、例えば、電線径を大きくして発熱量を減らしたり、カバー内に搭載するリレーの数を減らしたり、ヘッドランプやブレーキランプ等と接続した常時通電のリレーをカバー外に搭載したり、また、ダクトを用いてカバー内の空気を循環させたりするといった放熱対策をする必要がなくなり、電気接続箱を低コスト化することができる。
前記開口は前記アッパーカバーの少なくとも上壁に設けられていることが好ましい。
リレー等より発生した熱はカバー内を上昇するため、前記構成としてアッパーカバーの上壁に開口を設け、該開口に前記多孔質材を設けておけば、上昇した熱を効率良く多孔質材を通して外部に放出でき、放熱性を高めることができる。
また、前記アッパーカバーの開口は、多数のリレーが密集配置されている部位と対向する上壁あるいは/および側壁に設けられていることが好ましい。
電気接続箱に搭載する電気部品の中でリレーが最も発熱するため、該リレーを密集配置した部位の対抗位置に開口を設けて、該開口に前記多孔質材を取り付けておくことにより効率良く放熱することができる。
さらに、前記電気接続箱を車両に搭載したときに、車両の進行方向となる側の側壁と、該側壁と対向する側壁に前記開口を設けて多孔質材を取り付けてもよい。
前記構成によれば、車両を走行させるとカバー外の空気が車両の進行方向となる側の側壁の多孔質材を通ってカバー内に入り、さらにこの空気が車両の進行方向となる側の側壁と対向する側壁の多孔質材を通って再びカバー外に出る。これにより、カバー内の空気をカバー外の空気と効率良く入れ替えて循環させることができるため、電気接続箱の放熱性を高めることができる。
前記多孔質材は四弗化エチレン樹脂からなり、平均孔径が0.1〜5ミクロンとされている。
前記多孔質材であれば、ケース本体に搭載した電気部品より発生する熱を通して外部に放熱することができる一方、遮水性を有しているためカバー内への浸水を防いで、ケース本体に搭載した電気部品を防水することができる。
前記多孔質材としては、例えば、住友電工ファインポリマー株式会社製のポアフロン(登録商標)が好適に用いられる。
前述したように、本発明によれば、ケース本体に搭載したリレー等の電気部品より発生する熱をアッパーカバーの開口に設けた通気性を有するが遮水性の多孔質材を通してカバー外に放熱することができるため、電気接続箱の放熱性を高めることができる。これにより、カバー内の温度上昇によるヒューズ等の電気部品の劣化を防止することができる。
また、カバー内の熱を外部に通す前記多孔質材は通気性を有するが遮水性であり、かつ、該多孔質材の外周縁をアッパーカバーの開口の周縁にインサートモールドしているため、多孔質材をアッパーカバーに水密に取り付けることができカバー内部を確実に防水することができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本発明の第1実施形態を示し、自動車の被水領域であるエンジンルームに搭載する電気接続箱10は、内部回路を収容しているケース本体11の上面にアッパーカバー12を被せると共に、下面にロアカバー13を被せてそれぞれロック結合している。
アッパーカバー12の上壁12aには略全面に亙って開口12bを設けており、該開口12bを通気性を有するが遮水性の多孔質材よりなるシート20で閉鎖している。該シート20は、図2に示すように、その外周縁がアッパーカバー12に設けた開口12bの周縁にインサートモールドされている。即ち、アッパーカバー12を成形する際に、予めアッパーカバー成形用の金型(図示せず)のキャビテイに所要形状のシート20を配置しておき、その後、キャビテイに樹脂を充填してアッパーカバー12とシート20とを一体的に形成している。本実施形態では、前記シートの形成材料である多孔質材として、住友電工ファインポリマー株式会社製のポアフロン(登録商標)を用いている。
前記ケース本体11の外面には、複数のコネクタ収容部14、リレー収容部15及びヒューズ収容部16を設けており、これら収容部にコネクタ、リレー30、ヒューズをそれぞれ収容している。
前記構成によれば、ケース本体11に搭載したリレー30等の電気部品より発生する熱をアッパーカバー12の開口12bに設けた通気性を有するが遮水性の多孔質材からなるシート20を通してカバー外に放熱することができるため、電気接続箱10の放熱性を高めることができる。これにより、カバー内の温度上昇によるヒューズ等の電気部品の劣化を防止することができる。
また、カバー内の熱を外部に通すシート20は通気性を有するが遮水性であり、かつ、該シート20の外周縁をアッパーカバー12の開口12bの周縁にインサートモールドしているため、シート20をアッパーカバー12に水密に取り付けることができカバー内部を確実に防水することができる。
図3は、本発明の第2実施形態を示し、アッパーカバー12’の上壁12a’のうち、ケース本体11’に密集配置するリレー30に対向する部位12c’と、該リレー30に対向して近接する側壁12d’にのみ開口12b’を設けて該開口12b’を第1実施形態と同様の通気性を有するが遮水性の多孔質材よりなるシート20で閉鎖している。
前記構成によれば、電気接続箱10’に搭載する電気部品の中で最も発熱するリレー30に対向する位置にシート20を配置しているため、効率良くリレー30が発熱した熱を放熱することができる。
なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
図4は、本発明の第3実施形態を示し、電気接続箱10”を車両に搭載したときに、進行方向(図中の矢印方向)となる側の側壁12e”と該側壁12e”に対向する側壁12f”に開口12b”を設けて、該開口12b”を第1実施形態と同様のシート20で閉鎖している。
前記構成によれば、車両を走行させるとカバー外の空気が車両の進行方向となる側の側壁12e”のシート20を通ってカバー内に入り、さらにこの空気が側壁12e”と対向する側壁12f”のシート20を通って再びカバー外に出る。これにより、カバー内の空気をカバー外の空気と効率良く入れ替えて循環させて、効率良くカバー内の熱を放熱することができる。
なお、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
本発明の第1実施形態の電気接続箱の分解斜視図である。 アッパーカバーの断面図である。 本発明の第2実施形態を示す図面である。 本発明の第3実施形態を示す図面である。 (A)(B)は従来例を示す図面である。 他の従来例を示す図面である。
符号の説明
10 電気接続箱
11 ケース本体
12 アッパーカバー
12a 上壁
12b 開口
15 リレー収容部
20 多孔質材からなるシート

Claims (4)

  1. 自動車のエンジンルームに搭載する電気接続箱であって、
    内部回路を収容しているケース本体に被せるアッパーカバーに開口を設け、該開口を通気性を有するが遮水性の多孔質材で閉鎖し、該多孔質材の外周縁は前記開口の周縁にインサートモールドされていることを特徴とする自動車用の電気接続箱。
  2. 前記開口は前記アッパーカバーの少なくとも上壁に設けられている請求項1に記載の自動車用の電気接続箱。
  3. 前記アッパーカバーの開口は、多数のリレーが密集配置されている部位と対向する上壁あるいは/および側壁に設けられている請求項1または請求項2に記載の自動車用の電気接続箱。
  4. 前記多孔質材は四弗化エチレン樹脂からなり、平均孔径が0.1〜5ミクロンとされている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の自動車用の電気接続箱。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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