JP2005322710A - 半導体製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡素な構成でウエハ処理環境における搬送ティーチングを可能とする。
【解決手段】 半導体製造装置100において、半導体ウエハを収容する減圧チャンバ101内の搬送ロボット111に位置ずれ検出用ウエハ110が設置される。位置ずれ検出用ウエハ110の表面には、構造体113が設けられ、構造体113の凹凸形状が変位センサ115により測定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウエハ搬送機構を有する半導体製造装置に関する。
半導体製造装置での搬送ずれは、製品であるウエハの割れ、欠け、傷を生じる。このため、半導体製造装置において、搬送用ロボットのティーチングと呼ばれる位置合わせ工程が行われており、搬送ティーチングの精度向上は重要な品質管理につながる。
半導体製造装置のウエハ搬送ティーチングは、装置固有のティーチング治具を用いて手動または自動で実施している。従来の治具を用いた自動のティーチングとしては、たとえば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1には、発光ファイバと受光ファイバを備える光学ユニットを4個埋設した位置合わせ用ウエハをウエハポートに保持させて、移載装置の自動ティーチングを行う方法が開示されている。
特開平10−233426号公報
ところが、上記特許文献1に記載の構成の場合、位置合わせ用ウエハに光学ユニットが埋設され、発光ファイバと受光ファイバが位置合わせ用ウエハと光電変換ユニットを接続していたため、装置構成が複雑であった。
また、実際のウエハは高温あるいは低温、また真空処理チャンバ内あるいは高圧チャンバ内で処理される場合が多いのに対し、実際のティーチングおよび搬送確認は、処理雰囲気でない状態で行われるため、誤差が生じる可能性があった。このため、実際の処理環境下での搬送ロボットのティーチングおよび搬送確認が実施できれば、より精度の高いティーチングおよび搬送確認が可能となると考えられる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡素な構成でウエハ処理環境における搬送ティーチングを可能とする技術を提供することにある。
本発明によれば、半導体ウエハを収容するウエハ収容室と、前記ウエハ収容室内に設置され、表面に、位置ずれ検出用の凹凸形状を有する構造体が設けられた位置ずれ検出ウエハと、前記ウエハ収容室内で前記半導体ウエハを移動させる移動手段と、前記構造体の前記凹凸形状を測定する変位センサと、を有することを特徴とする半導体製造装置が提供される。
本発明の半導体製造装置は、位置ずれ検出ウエハを有する。位置ずれ検出ウエハの表面には構造体が設けられ、構造体は凹凸形状を有する。そして、構造体の凹凸形状は、変位センサにより測定される。このため、変位センサで測定された凹凸形状から、位置ずれ検出ウエハを移動させた際に位置ずれか生じているかどうかを確認することができる。このため、収容室内における半導体ウエハの搬送時に生じる位置ずれを簡素な構成で確実に検出することができる。よって、簡素な構成で搬送ティーチングを確実に行うことができる。
なお、本発明において、凹凸形状の測定結果に基づき検出される位置ずれとして、たとえば位置ずれの有無、位置ずれの方向、または位置ずれの大きさ等が挙げられる。
本発明の半導体製造装置において、前記ウエハ収容室が減圧チャンバであって、前記移動手段は前記減圧チャンバ内を減圧した状態で前記半導体ウエハを移動可能に構成されてもよい。こうすることにより、減圧チャンバの減圧状態を解除せずに、減圧チャンバ内での半導体ウエハの搬送時に生じる位置ずれを検出することができる。このため、ウエハ処理雰囲気中での位置ずれの検出および搬送ティーチングが可能となる。したがって、実際のウエハ処理環境において生じる位置ずれを確実に検出し、さらに確実にティーチングを行うことができる。
本発明の半導体製造装置において、前記変位センサは、前記構造体に光を照射する光源と、前記構造体における反射光を受光する受光部と、を有する構成とすることができる。こうすることにより、変位センサから構造体までの距離を安定的に測定することができる。よって、構造体の凹凸形状を安定的に測定可能な構成とすることができる。
本発明の半導体製造装置において、前記ウエハ収容室の上面に窓部が設けられ、前記光源は前記窓部を介して前記光を照射し、前記受光部は前記窓部を介して前記反射光を受光するように構成されてもよい。こうすることにより、ウエハ収容室の外部に変位センサを設けて、窓部を介して光照射および受光を行うことができる。このため、装置構成を簡素化しつつ、位置ずれ検出ウエハの凹凸形状の測定を確実に行い、位置ずれを検出することができる。また、窓部を有する既存の装置にも容易に適用することができる。
本発明の半導体製造装置において、前記移動手段が前記位置ずれ検出ウエハを移動させながら、前記変位センサが前記構造体の前記凹凸形状を測定するように構成してもよい。こうすることにより、位置ずれ検出ウエハを所定の搬送経路で移動させる過程において、構造体の凹凸形状を変位センサにより連続的に測定することができる。このため、搬送過程で発生する位置ずれをさらに正確に検出することが可能となる。
たとえば、本発明の半導体製造装置において、前記移動手段が前記位置ずれ検出ウエハを水平移動させながら、前記変位センサが前記構造体の前記凹凸形状を連続的に測定するように構成されてもよい。こうすることにより、位置ずれ検出ウエハの水平移動で生じる位置ずれを、構造体の凹凸形状として確実に検出することができる。
本発明の半導体製造装置において、前記構造体は、前記位置ずれ検出ウエハの表面に平行で互いに高さの異なる三以上の面を有する構成とすることができる。こうすることにより、位置ずれ検出ウエハの面内の位置ずれを、構造体の高さ変化として変位センサにより検出することができる。また、このとき、面内の二方向以上の位置ずれを検出することが可能となる。
本発明の半導体製造装置において、前記構造体は、一方向に連続する階段状の段差構造を有し、前記構造体における複数の段部の前記位置ずれ検出ウエハの表面からの高さが互いに異なる構成とすることができる。こうすることにより、位置ずれが生じていないときに変位センサで測定される段差構造の高さと位置ずれが生じた時に測定される段差構造の高さとが異なる構成とすることができる。このため、段差構造が設けられた方向における位置ずれの有無および程度を、変位測定で測定される高さにより確実に検出することができる。
なお、本明細書において、階段状の段差構造の段部は位置ずれ検出ウエハの表面に平行な面を有する。段部を検出ウエハの表面に平行な面とすることにより、変位センサを用いた変位の測定を確実に行うことができる。また、本明細書において、一方向に連続するとは、段差構造が螺旋形状や折れ曲がり形状となっておらず、所定の方向に向かって略一直線に連続していることをいう。
また、本発明において、前記段差構造の前記段部が前記一方向に沿って一定の幅で形成されていてもよい。ここで、段部の幅とは、階段の踏面に対応する。一定の幅の段部を有する構成とすることにより、段差構造が連続する方向における位置ずれの程度を確実に測定可能な構成とすることができる。また、本発明において、前記段差構造の前記段部の高さが所定のピッチで変化していてもよい。ここで、段部の高さのピッチとは、階段の蹴上げに対応する。こうすることにより、位置ずれ検出ウエハの表面の高さ変化を変位センサで測定したときに、位置ずれの程度をさらに確実に検出することができる。
本発明の半導体製造装置において、前記段差構造が複数列並列されてなる構成とすることができる。こうすることにより、段差構造の連続方向および並列方向の二方向についての位置ずれを、変位センサを用いて測定することが可能となる。このため、半導体ウエハの平面内の位置ずれを確実に測定し、精密な搬送ティーチングを行うことが可能となる。
本発明の半導体製造装置において、隣接する前記段部の高さが互いに異なる構成とすることができる。こうすることにより、半導体ウエハの平面内の位置ずれをより一層確実に検出することができる。
本発明の半導体製造装置において、前記段差構造が三段以上の段部を有してもよい。こうすることにより、構造体の表面における光の照射位置の移動方向を段差構造の連続方向と異なる方向とした際に、段差構造の連続方向についての位置ずれ正負いずれの方向についても検知することが可能となる。
本発明の半導体製造装置において、前記構造体は、所定の方向に沿って凹部と凸部が交互に設けられた形状を含んでもよい。こうすることにより、構造体の表面における光の照射位置の移動方向を凹部と凸部が交互に設けられた所定の方向とした際に、変位センサで測定される凹部と凸部の出現パターンにより位置ずれの有無および程度を検出することができる。
本発明の半導体製造装置において、前記構造体は、第一の方向に沿って、連続する階段状の段差構造を有し、前記構造体における複数の段部の前記位置ずれ検出ウエハの表面からの高さが互いに異なるとともに、前記一の方向に直交する第二の方向に沿って凹凸パターンが形成されていてもよい。こうすることにより、位置ずれ検出ウエハの面内の位置ずれを、二次元的に検出することが可能となる。このため、位置ずれの精密な測定および精密な搬送ティーチングが可能となる。
本発明の半導体製造装置において、前記位置ずれ検出ウエハの表面に平行な所定の方向に沿って、前記構造体の幅が段階的に変化している形状を有してもよい。こうすることにより、所定の方向に垂直な方向に沿って構造体の凹凸形状を測定すると、測定された構造体の幅に応じて、位置ずれの有無および程度を検出することができる。なお、本発明において、構造体の幅は、所定の方向に垂直な方向の幅を指す。
本発明の半導体製造装置において、前記構造体は、前記位置ずれ検出ウエハの表面に平行な単一の上面を有してもよい。こうすることにより、構造体の形状を簡素化しつつ、位置ずれの有無および程度を確実に検出することができる。
本発明によれば、ウエハ収容室内で半導体ウエハを移動させる移動手段に、位置ずれ検出用の凹凸形状を有する構造体が設けられた位置ずれ検出ウエハが設置され、構造体の凹凸形状が変位センサにより測定される構成とすることにより、簡素な構成でウエハ処理環境における搬送ティーチングを可能とする技術が実現される。
本発明の半導体製造装置は、チャンバ内におけるウエハ搬送機構が設けられた構成であればよく、具体的には、たとえば、スパッタリング装置やCVD装置等とすることができる。こうした半導体製造装置において、移載ロボットの位置ずれ検出や、搬送ロボットのティーチングおよび確認が行われる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同じの符号を付し、適宜説明を省略する。
(第一の実施形態)
図1は、本実施形態に係る半導体製造装置の構成を模式的に示す断面図である。図1に示した半導体製造装置100は、半導体ウエハを収容する減圧チャンバ101と、減圧チャンバ101内で処理対象の半導体ウエハと同様に搬送される位置ずれ検出用ウエハ110と、変位センサ115とを有する。
減圧チャンバ101の内部には、ステージ107、ステージ保持部109、および搬送ロボット111が設けられている。また、減圧チャンバ101の上壁面は、上蓋103となっており、上蓋103には窓部105が設けられている。また、減圧チャンバ101は、ポンプ121と接続しており、チャンバ内を減圧することができるように構成されている。
ステージ107には、シリコンウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハが設置される。ステージ保持部109は、ステージ107を高さ方向および平面方向に移動可能に保持する。ステージ保持部109を調節することにより、ステージ107の減圧チャンバ101内での空間配置を3次元方向に調節可能である。
図2は、図1に示した半導体製造装置100における、搬送ロボット111、変位センサ115および位置ずれ検出用ウエハ110を示す斜視図である。図2に示したように、搬送ロボット111は、半導体製造装置の搬送機構であり、搬送テーブル149を有する。搬送ロボット111は、搬送テーブル149上に載置された半導体ウエハまたは位置ずれ検出用ウエハ110を所定の一つの位置から他の位置へと移動させる。図1および図2には示していないが、後述するように、搬送ロボット111の動作は制御部によって制御される構成とすることができる。
位置ずれ検出用ウエハ110の表面には位置ずれ検出用の構造体113が設けられている。構造体113は凹凸形状を有し、この凹凸形状は、変位センサ115によって測定される。なお、構造体113の構成については後述する。
図1に戻り、変位センサ115は、測定光を照射しその反射により反射物との距離を測定する。変位センサ115は、レーザー光源117と受光素子119を有する。レーザー光源117からの出射光127は、上蓋103に設けられた窓部105を透過し、位置ずれ検出用ウエハ110の表面に設けられた構造体113へと照射される。また、受光素子119には、レーザー光源117からの出射光127のうち、構造体113の表面で反射した反射光129が集光される。
窓部105は、レーザー光源117からの出射光を透過可能な材料により構成される。具体的には、窓部105の材料を、たとえば、石英とすることができる。また、構造体113は、たとえば表面が金属膜で被覆された構成とすることができる。また、構造体113の表面を鏡面とすることができる。こうすれば、構造体113の表面で出射光127を確実に反射させ、受光素子119にて受光することができる。
なお、図1では、減圧チャンバ101の上蓋103に変位センサ115が接続された構成を例示しているが、変位センサ115は減圧チャンバ101内の位置ずれ検出用ウエハ110の凹凸形状を検出できるように設置されていればよく、たとえば減圧チャンバ101の内部に設置されていてもよい。また、図1においては、変位センサ115がレーザー光源117を有している場合を例示したが、構造体113に照射する光はレーザー光でなくてもよい。
以上のように構成された半導体製造装置100においては、搬送ロボット111上に設けられた位置ずれ検出用ウエハ110を移動させながらレーザー光源117から光照射を行う。構造体113の表面における出射光127の照射位置を移動させながらレーザー光を照射し、構造体113の凹凸形状を連続的に測定することにより、搬送過程における位置ずれ検出用ウエハ110の位置ずれを検出することができる。なお、位置ずれの具体的な測定手順については後述する。
図3(a)および図3(b)は、位置ずれ検出用ウエハ110を用いた搬送位置ずれ検出方法を説明する斜視図である。図3(a)は、図2に示した搬送ロボット111上の位置ずれ検出用ウエハ110に設けられた構造体113への光照射方向を示す図である。ここでは、構造体113の中心線125がY軸に平行であり、Y軸方向に沿って位置ずれ検出用ウエハ110を水平移動させる搬送経路における位置ずれを測定する場合を例示している。以下、この場合を例に説明する。
また、図3(b)は、図3(a)に示した構造体113の拡大図である。図3(a)および図3(b)に示したように、構造体113は位置ずれ検出用の凹凸形状を有する。構造体113は、位置ずれ検出用ウエハ110の表面に平行で平坦で高さの異なる複数の面を有し、中心線125に沿って出射光127が照射される。なお、図3(b)に示したように、構造体113のX軸方向には段差が段階的に形成されているが、本実施形態および以降の実施形態において、繰り返し設けられた凹凸構造および連続する段差構造等をあわせて構造体113の凹凸形状と呼ぶ。
構造体113は、X軸方向に連続する階段状の段差構造を有し、構造体113における複数の段部の位置ずれ検出用ウエハ110の表面からの高さが互いに異なる構成を有する。図4は、段差構造の基本構成の一例を示す図である。図4に示した段差構造は、複数の階段状の段差を有し、複数の段差の高さが互いに異なる構成となっている。図4では、高さがb、h、およびcの3段の段部がこの順に設けられた段差構造である。ここで、段部の高さはc<b<hとなっている。
段差構造の上面は長方形であり、その幅を、X方向および軸方向のそれぞれについてwxおよびwyとする。中心線125は、上面におけるX軸方向の中心に位置し、Y軸に平行になっている。
xおよびwyならびに上面に平行な各段差面の幅は、出射光127のスポット径よりも大きくすることができる。こうすれば、出射光127を構造体113の表面のうち、位置ずれ検出用ウエハ110の表面に平行な面で確実に反射させることができる。このため、変位センサ115を用いて構造体113の凹凸形状を確実に検出することができる。
図5(a)および図5(b)は、図3(b)に示した構造体113の断面図である。図5(a)は、図3(b)のA−A'断面図であり、図5(b)は、図3(b)の中心線125方向の断面図である。
図5(a)に示したように、構造体113は、五つの段部を有する段差構造がX軸方向に連続した構成を有し、位置ずれ検出用ウエハ110の表面から五つの段部までの高さが互いに異なる。
また、図5(b)に示したように、構造体113はY軸方向に沿って凹部と凸部が交互に設けられた形状を含む。凹部と凸部が交互に設けられた形状となっている。なお、構造体113における凹部と凸部の繰り返し回数に特に制限はなく、測定対象の搬送経路の長さや方向に応じて適宜選択することができる。
また、構造体113は、図4に示した段差構造が、複数列(図3(b)では五列)並列配列することにより形成され、隣接する段部の高さが互いに異なる構成となっている。
図6は、二つの段差構造の並列配置を示している。図6では、二つの段差構造を、Z軸方向に(h−a)の段差を設けて並列配置している。このため、X軸方向に3段の段部を有するとともに、それぞれの段部からY軸方向に連続する階段状の段差が2段形成された構成となっている。
このように、構造体113は、X軸方向に沿って、連続する階段状の段差構造を有し、構造体113における複数の段部の位置ずれ検出用ウエハ110の表面からの高さが互いに異なるとともに、X軸に直交するY軸方向に沿って凹凸パターンが形成されている。また、隣接する段部の高さが互いに異なる構成となっている。
また、構造体113の中央には、位置合わせマーク147が設けられている。位置合わせマーク147は、たとえば位置ずれ検出用ウエハ110表面の中心に設けることができる。こうすれば、位置ずれ検出用ウエハ110の中心位置を所定の位置に確実にあわせることができる。位置合わせマーク147は、構造体113の上面に設けられ、深さが(h−a)よりも小さい凹部となっている。なお、位置合わせマーク147を凸部とすることもできる。
図3(b)、図4、図5(a)、図5(b)、および図6において、X軸、Y軸、およびZ軸は互いに直交する3つの軸であり、これらの軸方向についての位置ずれが検出対象となる。X軸方向、Y軸方向、およびZ軸方向の位置ずれについて検出可能なしきい値の大きさをそれぞれLx、Ly、およびLzとすると、
x/2<Lx
y<Ly
z<h−a
とすることができる。こうすれば、X軸方向およびY軸方向のそれぞれについてしきい値以上の位置ずれが生じた際に、その位置ずれをZ軸方向の高さ変化に変換して検出することができる。なお、しきい値は、たとえば位置ずれの許容値とすることができる。
図7は、図1に示した半導体製造装置100の構成を示すブロック図である。図7に示したように、半導体製造装置100は、演算部131、制御部133、駆動機構135、搬送手段137、表示部139、変位センサ115および参照データ記憶部141を有する。
図7において、駆動機構135および搬送手段137は、図1における搬送ロボット111に対応する。搬送手段137は、位置ずれ検出用ウエハ110の設置される搬送テーブル149に対応する。また、駆動機構135は、搬送手段137を駆動するモータ(図1では不図示)に対応する。また、図7において、変位センサ115は光源143および受光部145を有する。光源143は、図1におけるレーザー光源117に対応し、受光部145は受光素子119に対応する。演算部131は、駆動機構135および変位センサ115の駆動の制御を行う。
また、演算部131、制御部133、参照データ記憶部141および表示部139は、たとえば図1におけるPC123に設けられていてもよい。また、演算部131および表示部139は、変位センサ115に設けられている構成とすることもできる。
次に、半導体製造装置100におけるウエハの搬送ティーチングの方法について説明する。図8は、半導体製造装置100における位置ずれ検出および搬送ティーチングの手順を示す図である。図1、図7、および図8を用いて搬送ティーチングの手順を説明する。
まず、減圧チャンバ101の上蓋103および変位センサ115を所定の位置にセットする(S101)。そして、減圧チャンバ101の処理室内の雰囲気をウエハ処理条件に対応する所定の条件に設定する(S102)。このとき、たとえば処理室内のガスの種類や減圧度を調整することができる。
そして、搬送ロボット111上に設置された位置ずれ検出用ウエハ110の搬送を行う(S103)。このとき、前述したように、位置ずれ検出用ウエハ110の構造体113に光源143からの出射光127を照射しながら位置ずれ検出用ウエハ110を搬送させる。受光部145で検知した反射光129の大きさに基づき、演算部131にて位置ずれの方向および大きさの算出を行う(S104)。このとき、演算部131は、予め参照データ記憶部141に記憶されたデータを参照して演算を行ってもよい。参照データ記憶部141には、たとえば、位置ずれが生じていないときに測定される構造体113の凹凸形状のパターンが記憶されている。
そして、位置ずれ検出用ウエハ110の搬送において位置ずれが生じていなければ、位置ずれの測定は終了する。一方、位置ずれが生じている場合(S105のYes)、位置ずれを修正するための搬送ティーチングを行うことになる。
位置ずれの修正に減圧チャンバ101の開放を要しない場合(S106のNo)、減圧チャンバ101の雰囲気を保持した状態で位置ずれを修正する搬送ティーチングを行う(S109)。このとき、具体的には、たとえば、搬送ロボット111の駆動機構135を調整することができる。また、たとえば、位置ずれ検出用ウエハ110を所定の位置からステージ107上に移動される過程での位置ずれに対しては、ステージ保持部109を調節することにより、ステージ107の位置を調整することができる。搬送ティーチング(S109)の後、ステップ103以降の手順を再度行う。
また、位置ずれの修正に減圧チャンバ101の開放が必要な場合には、減圧チャンバ101を開放し(S107)、必要な調整を行った後、ステップ102以降の手順を再度行う。
以上の手順により、位置ずれ検出用ウエハ110の搬送過程で生じる位置ずれの検出およびその修正が可能となる。なお、位置ずれ検出用ウエハ110を用いたティーチングのうち、実際の処理ウエハを用いて確認操作を行ってもよい。
以上の手順のうち、ステップ103では、位置ずれ検出用ウエハ110に設けられた構造体113に設けられ、三軸(X軸、Y軸、およびZ軸)方向の位置ずれを反映する高さに段差が設定された水平面に変位センサ115からレーザー光を照射して水平面で反射させる。このときの反射光129により、変位センサ115と位置ずれ検出用ウエハ110に設けられた構造体113に形成させた水平面との距離を変位センサ115にて測定する。
ステップ103において、まず、搬送ロボット111が搬送物である位置ずれ検出用ウエハ110を搬送テーブル149に載置し、搬送元から搬送(移動)を開始する。そして、減圧チャンバ101内の所定の搬送位置に搬送する。そして、減圧チャンバ101内の所定の搬送位置にて搬送動作を一旦停止する。この搬送期間の過程において、変位センサ115と位置ずれ検出用ウエハ110に設けられた構造体113との距離を変位センサ115により測定する。
このように、本実施形態では、位置ずれ検出用ウエハ110を通常の製品ウエハと同じように搬送させる。そして、このウエハが処理室に入ってくるタイミングでモニタする。または、搬送ロボット111が位置ずれ検出用ウエハ110を移動させながら、変位センサ115が構造体113の前記凹凸形状を連続的に測定する。なお、構造体113の凹凸形状を常時モニタしてもよい。そして、構造体113の凹凸形状を反映する高さ(Z軸)方向の変位を変位センサ115で読み取る。構造体113に設けられた段部の高さは、X軸方向に対応する高さbおよびcとY軸方向に対応する高さaとで異なるため、Z軸方向の変位をモニタすることにより、Z軸方向の位置ずれに加え、位置ずれ検出用ウエハ110の平面内の位置ずれの方向および大きさを検出することができる。
図9は、図3(b)のA−A'断面図である。また、図10は、ステップ103における変位センサ115の測定においてモニタされる構造体113の凹凸形状の一例を示す図である。なお、演算部131で算出された構造体113の凹凸形状を表示部139に表示させてもよい。
図10において、位置ずれ検出用ウエハ110が位置ずれなく搬送される場合、出射光127は中心線125上に照射され続けることになる。これは図9におけるTの位置に出射光127が照射されている場合に対応し、図10中に実線で示したモニタ波形が得られる。一方、位置ずれ検出用ウエハ110がたとえばTからX軸方向に位置ずれしている場合、図9中のSに光照射されることになるため、図10中に破線で示したモニタ波形が得られる。このように、位置ずれ検出用ウエハ110を連続搬送させてモニタ波形を見るだけで、搬送ずれを検出することができる。また、搬送工程の再現性確認も容易に実施できる。
また、モニタ波形において、位置合わせマーク147に対応する凹部の位置により、位置ずれ検出用ウエハ110の中心の位置ずれを検知することができる。
次に、図1に示した半導体製造装置100の効果を説明する。
図1に示した半導体製造装置100は、減圧チャンバを減圧した状態で、外部駆動される搬送ロボット111によりチャンバ内に収容された半導体ウエハを移動させることができる。このため、半導体ウエハの処理環境下で搬送の位置ずれを検出することができる。したがって、減圧チャンバ101の真空状態の解除を必要最小限とし、スループットを向上させることができる。
また、減圧チャンバ101に合う窓部105つきの上蓋103を有する。そして、変位センサ115のレーザー光源117が窓部105を介して出射光127を照射し、受光素子119は窓部105を介して反射光129を受光するように構成されている。このため、減圧チャンバ101の外部に変位センサ115を取り付け、位置ずれ検出用ウエハ110を搬送させることによって、位置ずれ検出用ウエハ110の搬送過程における構造体113の凹凸形状を測定し、搬送過程で生じる位置ずれを検出することができる。また、変位センサ115を用いることにより、装置構成全体を簡素化しつつ、搬送位置の確認を精度、確度よくおこなうことができる。
また、半導体製造装置の真空チャンバ等に設けられている外部窓を利用して、真空チャンバ内の搬送機構の三軸方向の搬送位置ずれの検出を行うことができる。このため、コスト面にて優れ、また、既存の半導体製造装置の搬送機構に大規模な改造を施すことなく容易に適用することができる。
また、半導体製造装置100においては、位置ずれ検出用ウエハ110の表面に凹凸形状を有する構造体113が設けられ、構造体113は、位置ずれ検出用ウエハ110の表面に平行で互いに高さの異なる三以上の面を有する。このため、変位センサ115のレーザー光源117からの出射光127をこれらの面で確実に反射させ、受光素子119に集光させることができる。よって、変位センサ115を用いて構造体113の凹凸形状を測定し、搬送過程における位置ずれを容易に検出することができる。
位置ずれ検出用ウエハ110に設けられている構造体113は、X軸方向に連続する階段状の段差構造を有し、構造体113における五つの段部の位置ずれ検出用ウエハ110の表面からの高さが互いに異なっている。このため、構造体113のY軸方向に沿って位置ずれ検出用ウエハ110を移動させることにより、X軸方向の位置ずれをX方向および−X方向のいずれについても検出することができる。
また、構造体113は、Y軸方向の幅が略一定であり、Y軸方向に沿って凹部と凸部が交互に設けられた形状を有する。このため、出射光127の照射位置の進行方向をY軸方向として構造体113の凹凸形状を連続的に測定した際に、変位センサ115にて測定される凹凸形状のパターンによりY軸方向の位置ずれの有無および大きさを検出することができる。
また、構造体113は、階段状の段差構造が複数並列されており、隣接する段部の高さが互いに異なるため、X軸方向の位置ずれおよびY軸方向の位置ずれを、いずれもZ軸方向の段差に変換して検出することができる。また、c<b<a<hかつLz<h−aとなっているため、Z軸方向の位置ずれについても確実に検出することが可能である。
このように、半導体製造装置100においては、1つの変位センサ115を用いて位置ずれ検出用ウエハ110のX軸方向、Y軸方向、およびZ軸方向の互いに直交する3軸方向の搬送位置ずれを、いずれもZ軸(高さ)方向の変位で判断できるようになる。これにより、1つの変位センサ115を有する簡素な構成で、ウエハのX軸方向、Y軸方向、およびZ軸方向の搬送位置ずれを定量的に算出可能となる。
また、半導体製造装置100において、ウエハの搬送過程が複数設けられている場合にも、所定の搬送過程について位置ずれ検出用ウエハ110を用いたティーチングを行うことにより、上流側における搬送履歴を反映した位置ずれを検出することができる。このため、搬送ティーチングのステップ108またはステップ109において、確実に位置合わせを行うことが可能である。
また、従来のティーチング方法においては、所定の搬送過程における位置ずれのみを検知していたが、本実施形態に係る半導体製造装置100においては、構造体113を移動させながら連続的に凹凸形状を測定することにより、半導体製造装置100内で位置ずれ検出用ウエハ110に施された搬送履歴を反映した位置ずれの3次元的な情報を、1次元的な情報に変換して検出することができる。
このため、複数の搬送過程を有する半導体製造装置100の場合においても、各搬送過程において生じる位置ずれを確実に検出することができる。よって、位置ずれ検出用ウエハ110を用いて位置ずれの検出およびティーチングを行うことにより、実際の処理対象のウエハを所定の位置に確実に搬送し、所定の位置に載置することができる。よって、ウエハに対して所定の処理を安定的に行い、半導体装置の歩留まりを向上させることができる。
なお、本実施形態において、構造体113の構成は以下のようにしてもよい。図11(a)および図11(b)は、構造体113のA−A'断面すなわちX軸方向の断面図である。図11(a)では、X軸方向に連続する階段形状が、X方向に向かうにつれて段部の高さが低下するように構成されている。また、図11(b)では、中心線125の位置に設けられた段部の高さが最も高く、X方向、−X方向いずれについても中心線125から遠ざかるにつれて段部の高さが低下する形状である。図11(b)は、図3(b)に示した構造体113の構成に対応している。
図11(a)および図11(b)のいずれの場合も、構造体113の進行方向に対して垂直なX軸方向に連続し、互いに高さが異なる段部を三段有するため、中心線125の両側に段差を設けることができる。このため、中心線125からの位置ずれをX方向、−X方向のどちらにずれているかを含めて検知することができる。
また、図12(a)および図12(b)は、構造体113の中心線125方向の断面すなわちY軸方向の断面図である。図12(a)に示したように、Y軸方向にも階段状に連続する段差形状を形成することにより、位置ずれ検出用ウエハ110の位置ずれをY方向と−Y方向を区別して検出することができる。また、図12(b)に示したように、Y軸方向に沿って凹部と凸部を交互に設けた場合、Y軸方向を位置ずれ検出用ウエハ110の移動方向とすることにより、モニタされる凹凸形状のパターンから位置ずれを検出することができる。
また、構造体113の段差構造の段部は、X軸方向に沿って一定の幅で形成されていてもよい。一定の幅の段部を有する構成とすることにより、段差構造が連続するX軸方向における位置ずれの程度を確実に測定可能な構成とすることができる。また、段差構造の段部の高さが所定のピッチで変化していてもよい。こうすれば、位置ずれ検出用ウエハ110の表面の高さ変化を変位センサ115で測定したときに、位置ずれの程度をさらに確実に検出することができる。
また、本実施形態および以下の実施形態において、位置ずれ検出用ウエハ110を複数回搬送させ、そのデータをPC123で確認することにより位置ずれを測定してもよい。こうすることにより、従来人が行っていた目視による搬送確認作業を搬送後のデータ確認として行うことが可能となる。
(第二の実施形態)
第一の実施形態においては、変位センサ115を一つ用いて位置ずれ検出用ウエハ110の位置ずれを検出する場合について説明したが、図1に示した半導体製造装置100において、複数の変位センサ115を有する構成とすることができる。
図13(a)および図13(b)は、本実施形態に係る半導体製造装置の構成を示す斜視図である。本実施形態に係る半導体製造装置の基本構成は、第一の実施形態に記載の搬送装置(図1)と同様であるが、変位センサ115を二つ有する点が異なる。これらの変位センサ115は、いずれもPC123に接続されている。二つの変位センサ115の設置方向は、位置ずれ検出用ウエハ110を移動させる際の進行方向に沿って並んで設けられており、進行方向に対して前方に一方の変位センサ115が設けられ、後方に他方の変位センサ115が設けられている。
図13(a)および図13(b)においては、位置ずれ検出用ウエハ110の搬送において、位置ずれが生じていなければ、二つの変位センサ115からの出射光127は、いずれも構造体113の中心線125上に照射されることになる。一方、位置ずれ検出用ウエハ110の搬送において、Z軸に対して回転角θだけ回転方向の位置ずれが生じている場合、二つの変位センサ115からの出射光127が、異なる高さの面に照射されることになる。
このため、二つの変位センサ115で測定される凹凸形状を比較することにより、演算部131において、回転方向(θ方向)の位置ずれの有無および大きさを算出することができる。具体的には、たとえば、二つの変位センサ115のうち、一方でモニタされた波形を時間方向にシフトさせた際に、他方でモニタされた波形に重ね合わせることができれば、二つの変位センサ115が同じ凹凸形状を測定しており、θ方向の位置ずれが生じていないと判断することができる。
このように、二つの変位センサ115を用いて位置ずれ検出用ウエハ110の搬送時の構造体113の凹凸形状を連続的に測定することにより、X軸、Y軸、およびZ軸方向の位置ずれに加えて、さらに回転方向(θ方向)の位置ずれを検出することが可能となる。このため、ウエハを回転移動させる駆動部の搬送ティーチングをさらに精密に行うことが可能となる。具体的には、たとえば、ウエハに形成されたノッチやオリフラの検出のためにウエハを回転移動させる場合に生じる回転方向の位置ずれを検出することができる。
(第三の実施形態)
以上の実施形態においては、位置ずれ検出用ウエハ110の構造体113の上面に所定の凹凸形状を形成し、変位センサ115で測定した。ここで、構造体113は、X軸方向またはY軸方向の位置ずれをZ軸方向の高さ変化に変換して検出できる形状であれば、図3(b)および図4に示した形状以外の形状の構造体113を位置ずれ検出用ウエハ110に設けることもできる。
図14は、本実施形態に係る位置ずれ検出用ウエハ110の構成を示す図である。図14において、上の図が位置ずれ検出用ウエハ110の平面図であり、下の図が断面図である。図14に示した位置ずれ検出用ウエハ110は、第一および第二の実施形態の場合と同様に、表面に構造体113を有する。
構造体113は、位置ずれ検出用ウエハ110の表面に平行な単一な上面を有し、位置ずれ検出用ウエハ110の表面に平行なX軸方向に沿って、構造体113の幅が段階的に変化している形状を有する。
この場合、X軸に垂直なY軸方向に沿って位置ずれ検出用ウエハ110を搬送することにより、X軸方向の位置ずれを検知することができる。たとえば、位置ずれが生じていないときには出射光127が中心線125上に照射される場合、位置ずれ検出用ウエハ110がX方向に位置ずれしていると、出射光127が照射される構造体113の距離が長くなる。たとえば、位置ずれが生じていない場合には、図14中のQの位置に出射光127が照射されるとすると、X方向に位置ずれが生じている場合にはRの位置に出射光127が照射され、−X方向に位置ずれが生じている場合にはPの位置に出射光127が照射されることになる。
図15は、図14中のP、Q、およびRのそれぞれの位置に出射光127が照射される際に変位センサ115で測定される位置ずれ検出用ウエハ110の表面の凹凸パターンを模式的に示す図である。図15に示したように、X軸方向の位置ずれにより、測定される凹凸パターンが変化するため、これを用いて位置ずれの有無を検出することができる。
また、図15には示していないが、位置ずれ検出用ウエハ110がZ軸方向に位置ずれしている場合、測定される凹凸パターンが縦軸方向に位置ずれ分シフトすることになる。このため、本実施形態においても、位置ずれ検出用ウエハ110の表面に平行な方向と垂直な方向の位置ずれを、ともにZ軸方向の段差形状として検出することができる。
また、本実施形態では、構造体113の上面を単一面とすることにより、構造体113の構成を簡素化するとともに、出射光127を確実に反射させることができる。
なお、本実施形態に係る構造体113の構成を第一または第二の実施形態の構成と組み合わせて用いてもよい。たとえば、構造体113の上面にさらに所定の凹凸パターンを形成してもよい。こうすれば、さらに精密な搬送ティーチングが可能となる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、以上の実施形態において、検出した位置ずれ検出用ウエハ110の搬送位置ずれ量が許容値内(小さい)の場合は、搬送ロボットの搬送動作を終了するとともに、搬送位置ずれ量が許容値外(大きい)の場合は、搬送位置ずれとしてアラームを発生させ、搬送ロボット111の搬送動作を停止させる構成とすることもできる。
また、以上の実施形態においては、半導体製造装置100が減圧チャンバ101を有する場合を例に説明したが、半導体ウエハの収容室は減圧チャンバ101には限られず、たとえば、加熱チャンバや加圧チャンバの場合にも本発明の構成を適用することができる。
本実施形態に係る半導体製造装置の構成を模式的に示す断面図である。 本実施形態に係る半導体製造装置の構成を説明する斜視図である。 本実施形態に係る半導体製造装置の位置ずれ検出用ウエハの構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る半導体製造装置の位置ずれ検出用ウエハの構造体の段差構造の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る半導体製造装置の位置ずれ検出用ウエハの構造体の構成を示す断面図である。 本実施形態に係る半導体製造装置の位置ずれ検出用ウエハの構造体の段差構造の構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る半導体製造装置の構成を示す図である。 本実施形態に係る半導体製造装置の位置ずれの検出手順を示す図である。 本実施形態に係る半導体製造装置の位置ずれの検出方法を説明する図である。 本実施形態に係る半導体製造装置の位置ずれの検出方法を説明する図である。 本実施形態に係る半導体製造装置の位置ずれ検出用ウエハの構造体の構成を示す断面図である。 本実施形態に係る半導体製造装置の位置ずれ検出用ウエハの構造体の構成を示す断面図である。 本実施形態に係る半導体製造装置の位置ずれの検出方法を説明する図である。 本実施形態に係る半導体製造装置の位置ずれ検出用ウエハの構成を示す図である。 本実施形態に係る半導体製造装置の位置ずれの検出方法を説明する図である。
符号の説明
100 半導体製造装置
101 減圧チャンバ
103 上蓋
105 窓部
107 ステージ
109 ステージ保持部
110 検出用ウエハ
111 搬送ロボット
113 構造体
114 段差構造
115 変位センサ
117 レーザー光源
119 受光素子
121 ポンプ
125 中心線
127 出射光
129 反射光
131 演算部
133 制御部
135 駆動機構
137 搬送手段
139 表示部
141 参照データ記憶部
143 光源
145 受光部
147 位置合わせマーク
149 搬送テーブル

Claims (14)

  1. 半導体ウエハを収容するウエハ収容室と、
    前記ウエハ収容室内に設置され、表面に、位置ずれ検出用の凹凸形状を有する構造体が設けられた位置ずれ検出ウエハと、
    前記ウエハ収容室内で前記半導体ウエハを移動させる移動手段と、
    前記構造体の前記凹凸形状を測定する変位センサと、
    を有することを特徴とする半導体製造装置。
  2. 請求項1に記載の半導体製造装置において、前記ウエハ収容室が減圧チャンバであって、前記移動手段は前記減圧チャンバ内を減圧した状態で前記半導体ウエハを移動可能に構成されたことを特徴とする半導体製造装置。
  3. 請求項1または2に記載の半導体製造装置において、前記変位センサは、前記構造体に光を照射する光源と、前記構造体における反射光を受光する受光部と、を有することを特徴とする半導体製造装置。
  4. 請求項3に記載の半導体製造装置において、前記ウエハ収容室の上面に窓部が設けられ、前記光源は前記窓部を介して前記光を照射し、前記受光部は前記窓部を介して前記反射光を受光するように構成されたことを特徴とする半導体製造装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載の半導体製造装置において、前記移動手段が前記位置ずれ検出ウエハを移動させながら、前記変位センサが前記構造体の前記凹凸形状を測定するように構成されたことを特徴とする半導体製造装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載の半導体製造装置において、前記構造体は、前記位置ずれ検出ウエハの表面に平行で互いに高さの異なる三以上の面を有することを特徴とする半導体製造装置。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載の半導体製造装置において、前記構造体は、一方向に連続する階段状の段差構造を有し、前記構造体における複数の段部の前記位置ずれ検出ウエハの表面からの高さが互いに異なることを特徴とする半導体製造装置。
  8. 請求項7に記載の半導体製造装置において、前記段差構造が複数列並列されてなることを特徴とする半導体製造装置。
  9. 請求項8に記載の半導体製造装置において、隣接する前記段部の高さが互いに異なることを特徴とする半導体製造装置。
  10. 請求項7乃至9いずれかに記載の半導体製造装置において、前記段差構造が三段以上の段部を有することを特徴とする半導体製造装置。
  11. 請求項1乃至10いずれかに記載の半導体製造装置において、前記構造体は、所定の方向に沿って凹部と凸部が交互に設けられた形状を含むことを特徴とする半導体製造装置。
  12. 請求項1乃至11いずれかに記載の半導体製造装置において、前記構造体は、
    第一の方向に沿って、連続する階段状の段差構造を有し、前記構造体における複数の段部の前記位置ずれ検出ウエハの表面からの高さが互いに異なるとともに、
    前記一の方向に直交する第二の方向に沿って凹凸パターンが形成されていることを特徴とする半導体製造装置。
  13. 請求項1乃至12いずれかに記載の半導体製造装置において、前記位置ずれ検出ウエハの表面に平行な所定の方向に沿って、前記構造体の幅が段階的に変化している形状を有することを特徴とする半導体製造装置。
  14. 請求項13に記載の半導体製造装置において、前記構造体は、前記位置ずれ検出ウエハの表面に平行な単一の上面を有することを特徴とする半導体製造装置。
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