JP2005322685A - シート付ウエハの製造方法および製造装置 - Google Patents

シート付ウエハの製造方法および製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 略円盤状のウエハから外周部分を容易かつ効率的に取り除き、支持シートと支持シート上に接着されたダイシング済ウエハとを有するシート付ウエハであって、ウエハの周縁部分がICチップのみから構成されたシート付ウエハを製造する製造方法を提供する。
【解決手段】 シート付ウエハ10の製造方法は、シート付円盤状ウエハ10aを準備する工程と、シート付円盤状ウエハを保持機構31に保持させる工程と、UV光9を遮断するマスク33をシート付円盤状ウエハの支持シート(UV発泡剥離シート)11側に配置する工程と、UV光源35によりシート付円盤状ウエハの円盤状ウエハ15aの外周部分17に対応する部分にUV光を照射する工程とを備えている。マスクは円盤状ウエハの外周部分に対応する部分が切り取られている。UV光源はシート付円盤状ウエハに対しマスク越しに配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、支持シートと、支持シート上に接着され、多数のICチップを有するダイシング済みのウエハとを備えたシート付ウエハの製造方法および製造装置に関する。
従来、回路を書き込まれたウエハは支持シート上に接着固定されて、ICチップ1個分の大きさにダイシングされることにより、個々のICチップ毎に分割される。その後、このような多数のICチップを有するダイシング済ウエハは支持シートから剥がされ、個々のICチップが1個ずつ供給されて実装対象物に実装されていく。
個々のICチップを1個ずつ供給する装置として、パーツフィーダが開発されている。パーツフィーダは多数のICチップを収納する振動整列ボールと、振動整列ボールに連結された供給通路とを有している。振動整列ボールは収納されたICチップを振動させることによって、ICチップを整列させるとともに整列されたICチップを供給通路に送り込む。これにより、供給通路からICチップを1個ずつ取り出すことができる。この場合、多数のICチップを有するダイシング済ウエハは支持シートから剥がされて、振動整列ボールに収納される。
ところで、通常、ウエハは円盤状であり、ICチップは長方形若しくは正方形である。このため、ダイシング済円盤状ウエハの外周部分は、円弧状部分を有しICチップを構成しない不要部分を含んでいる。
したがって、パーツフィーダの振動整列ボールには、このようなウエハの外周部分が確実に含まれるので、パーツフィーダから供給されたダイシング済ウエハがICチップであるか不要部分であるかの検査を行い、ICチップ以外の不要部分を選別して排除する必要がある。
そもそも、ICチップとして用いることのできない不要部分は、円盤状ウエハ中に多数存在する。したがって、個々のダイシング済円盤状ウエハからICチップを選別してICチップを供給すること自体が効率的とはいえない。
また、不要部分は円盤状ウエハの外周部分に存在することから、支持シートから剥がして個々のICチップにばらす前にこの外周部分を取り除く方が、個々のダイシング済ウエハを検査選別するよりも効率的である。
しかしながら、個々のダイシング済ウエハは微小であり、その外周部分のみを適切かつ効率的に取り除くことは困難である。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、略円盤状のウエハから外周部分を容易かつ効率的に取り除くことができ、これにより、支持シートと支持シート上に接着されたダイシング済ウエハとを有するシート付ウエハであって、ウエハの周縁部分がICチップのみから構成された外周部分取り除き済シート付ウエハを製造するためのシート付ウエハの製造方法および製造装置を提供することを目的とする。
本発明は、UV発泡剥離シートと、UV発泡剥離シート上に接着され、多数のICチップを有し、ダイシング済みであって略円盤状の円盤状ウエハとを有するシート付円盤状ウエハを準備する工程と、シート付円盤状ウエハを保持機構に保持させる工程と、円盤状ウエハの外周部分に対応する部分が切り取られ、UV光を遮断するマスクをシート付円盤状ウエハのUV発泡剥離シート側に配置する工程と、マスク越しに配置されたUV光源により、シート付円盤状ウエハにUV光を照射する工程とを備え、ウエハの周縁部分がICチップのみから構成された外周部分取り除き済シート付ウエハを製造するためのシート付ウエハの製造方法である。
本発明は、UV光源によりUV光を面照射することを特徴とするシート付ウエハの製造方法である。
本発明は、UV光源によりUV光を線状に照射することを特徴とするシート付ウエハの製造方法である。
本発明は、UV光を照射する工程中において、UV光源をシート付円盤状ウエハに対して移動させることを特徴とするシート付ウエハの製造方法である。
本発明は、UV光を照射する工程中において、保持機構によりシート付円盤状ウエハをUV光源に対して移動させることを特徴とするシート付ウエハの製造方法である。
本発明は、シート付円盤状ウエハの円盤状ウエハ側に配置された吸引機構により、円盤状ウエハの外周部分を吸引する工程をさらに備えたことを特徴とするシート付ウエハの製造方法である。
本発明は、UV光をシート付円盤状ウエハの一部分に照射した後にUV光源からのUV光の照射を停止し、次にUV光の照射を停止した状態でシート付円盤状ウエハとUV光源との相対位置を移動させ、その後にUV光源からUV光を再度照射してシート付円盤状ウエハの異なる部分にUV光を照射することを繰り返すことにより、シート付円盤状ウエハの所望の部分にUV光を照射していくことを特徴とするシート付ウエハの製造方法である。
本発明は、UV発泡剥離シートと、UV発泡剥離シート上に接着され、多数のICチップを有し、ダイシング済みであって略円盤状の円盤状ウエハとを有するシート付円盤状ウエハを保持する保持機構と、シート付円盤状ウエハのUV発泡剥離シート側に配置され、シート付円盤状ウエハにUV光を照射するUV光源と、シート付円盤状ウエハとUV光源との間に配置され、円盤状ウエハの外周部分に対応する部分が切り取られ、UV光を遮断するマスクとを備え、ウエハの周縁部分がICチップのみから構成された外周部分取り除き済シート付ウエハを製造するためのシート付ウエハの製造装置である。
本発明は、UV光源はUV光を面照射することを特徴とするシート付ウエハの製造装置である。
本発明は、UV光源はUV光を線状に照射することを特徴とするシート付ウエハの製造装置である。
本発明は、UV光源はシート付円盤状ウエハに対して移動自在であることを特徴とするシート付ウエハの製造装置である。
本発明は、保持機構はUV光源に対してシート付円盤状ウエハを移動させることを特徴とするシート付ウエハの製造装置である。
本発明は、シート付円盤状ウエハの円盤状ウエハ側に配置され、円盤状ウエハの外周部分を吸引する吸引機構をさらに備えたことを特徴とするシート付ウエハの製造装置である。
本発明は、シート付円盤状ウエハを保持する保持機構とUV光源とは相対移動することができ、相対移動している間UV光源はUV光の照射を停止するようになっていることを特徴とするシート付ウエハの製造装置である。
本発明によれば、UV発泡剥離シートからなる支持シートに接着された略円盤状のウエハから外周部分を容易かつ効率的に取り除くことができる。これにより、支持シートと支持シート上に接着されたダイシング済ウエハとを有するシート付ウエハであって、ウエハの周縁部分がICチップのみから構成された外周部分取り除き済シート付ウエハを容易かつ効率的に製造することができる。
以下、図1乃至図4を参照して本発明の実施の形態について説明する。
このうち図1は本発明によるシート付ウエハの製造方法および製造装置の一実施の形態を示す斜視図であり、図2はシート付ウエハを示す平面図であり、図3はシート付円盤状ウエハを示す平面図であり、図4は本発明によるシート付ウエハの製造方法および製造装置の変形例を示す斜視図である。
まず、図2により、本発明により製造されるシート付ウエハ10について説明する。
図2に示すように、シート付ウエハ10は、支持シート11と、支持シート11上に接着され、多数のICチップ18を有するダイシング済みのウエハ15とを備えている。また、支持シート11はその外周縁を保持フレーム13によって保持されている。
支持シート11はUV発泡剥離シートからなっている。UV発泡剥離シートは、例えば、アクリル系UV再剥離型接着剤等の接着剤を塗布されたPETフィルム基材からなる透明なシートである。このようなUV発泡剥離シートはUV光9が照射されると照射された部分の接着剤層から気体が発生し、接着剤層とICチップ18との間に気体層が形成されることから、接着剤のICチップ18を接着する力が低下するようになっている。
図2に示すように、ダイシング済ウエハ15は多数の四角形状のICチップ18から構成されている。したがって、ウエハ15の周縁部分16はICチップ18のみから構成されている。
このようなウエハ15は、図3に示すような略円盤状の円盤状ウエハ15aを一方向およびこの一方向に直交する他方向に沿ってそれぞれ等間隔にダイシングして形成されたダイシング済円盤状ウエハ15aから外周部分(図3おける斜線部分)17を取り除くことにより得られる。この外周部分17は、円弧状部分を有するため四角形状のICチップ18を構成しない不要な部分を含んでいる。ウエハの製造において、この外周部分17には回路を書き込まないこともある。このような円盤状ウエハ15aのICチップ18を構成しない不要な部分の範囲は、円盤状ウエハ15aの形状およびICチップ18の形状によって異なる。
次にこのようなシート付ウエハ10の製造方法および製造装置について図1により説明する。
まず、UV発泡剥離シートからなる支持シート11と、支持シート11上に接着され、多数のICチップ18を有し、ダイシング済みであって略円盤状の円盤状ウエハ15aとを有するシート付円盤状ウエハ10aを準備する。この場合、まず、保持フレーム13によって保持されたUV発泡剥離シートからなる支持シート11上に、回路を書き込まれた略円盤状の円盤状ウエハ15aを接着固定する。次に、この円盤状ウエハ15aを一方向およびこの一方向に直交する他方向に沿って、それぞれ等間隔にダイシングする。なお、この場合の間隔は所望のICチップ18の大きさに対応して決定される。これにより、図3に示すシート付円盤状ウエハ10aが作製される。
次に、このシート付円盤状ウエハ10aの円盤状ウエハ15aから外周部分17を取り除き、図2に示すシート付ウエハ10を作製する方法を詳述する。
図1にシート付ウエハの製造装置30を示す。図1に示すように、製造装置30はシート付円盤状ウエハ10aを保持する保持機構31と、シート付円盤状ウエハ10aの支持シート(UV発泡剥離シート)11側に配置されて、シート付円盤状ウエハ10aにUV光9を面照射するUV光源35と、シート付円盤状ウエハ10aとUV光源35との間に配置され、円盤状ウエハ15aの外周部分17に対応する部分が切り取られ、UV光9を遮断するマスク33とを備えている。
まず、シート付円盤状ウエハ10aを保持機構31によって保持させる。保持機構31は、円盤状ウエハ15a側が下方となるようにしてシート付円盤状ウエハ10aを略水平に保持することができるようになっている。
次に、図1に示すようにシート付円盤状ウエハ10a上にマスク33を配置する。このとき、シート付円盤状ウエハ10aは上述したように円盤状ウエハ15a側が下方となっているので、マスク33はシート付円盤状ウエハ10aの支持シート(UV発泡剥離シート)11側に配置される。また、マスク33をシート付円盤状ウエハ10a上に配置する際には、マスク33が円盤状ウエハ15aの外周部分17に囲まれる部分を覆うとともに、外周部分17を覆うことのないよう、すなわち、円盤状ウエハ15aのうち外周部分17に対応する部分のみがマスク33から露出するようにマスク33が配置される(図1)。
その後、図1に示すように、マスク33越しに配置されたUV光源35により、シート付円盤状ウエハ10aにUV光9を面照射する。このとき、円盤状ウエハ15aの外周部分17に対応するシート付円盤状ウエハ10aの部分はマスク33に覆われていないため、この部分に対応するUV発泡剥離シートからなる支持シート11の接着力が弱まる。これにより、支持シート11から円盤状ウエハ15aの外周部分17が剥離して、自然落下する。
その一方で、円盤状ウエハ15aの外周部分17以外であって外周部分17に囲まれる部分、すなわち、不要部分を含まずICチップ18のみから構成される円盤状ウエハ15aの部分に対応するシート付円盤状ウエハ10a上には、UV光9を遮断するマスク33が配置されている。このため、UV光源35からシート付円盤状ウエハ10aの全面にUV光9が面照射されたとしても、この外周部分17に囲まれる部分にはUV光9が照射されることはない。したがって、円盤状ウエハ15aの外周部分17以外のダイシング済みのウエハ15が支持シート11から剥離してしまうことはない。
なお、図1に示すように、製造装置30は保持機構31に保持されたシート付円盤状ウエハ10aの円盤状ウエハ15a側に配置された吸引機構39をさらに備えている。図1に示すように、吸引機構39は吸引源(図示せず)に連通する筒状の吸引ノズル39aを有している。吸引ノズル39aの先端が円盤状ウエハ15aに近接するように、吸引機構39は配置されている。吸引ノズル39aは円盤状ウエハ15aの外周部分17を吸引しながら、外周部分17に沿って円周状に移動自在となっている。したがって、UV発泡剥離シートからなる支持シート11に対する接着力を弱められた外周部分17を支持シート付円盤状ウエハ10aから確実に取り除くことができる。また、UV光源35からのUV光9の照射量と、吸引機構39の吸引力とを調整することにより、外周部分17以外のダイシング済のウエハ15を取り除いてしまうことなく、外周部分17のみを確実に取り除くことができる。
このような吸引機構39による吸引は、UV光9を支持シート付円盤状ウエハ10aに照射しながら同時に行われてもよいし、UV光9の支持シート付円盤状ウエハ10aへの照射が終了した後に行われてもよい。
以上のようにして、UV発泡剥離シートからなる支持シート11と、支持シート11上に接着され、多数のICチップ18を有するダイシング済みのウエハ15とを有する外周部分取り除き済みのシート付ウエハ10を製造することができる。このようにして得られたシート付ウエハ10において、ウエハ15の周縁部分16はICチップ18のみから構成されており、ウエハ15はICチップ18を構成しない不要部分を含んでいない。したがって、支持シート11から剥がされたダイシング済ウエハ15はすべてICチップ18であり、後工程において、個々のダイシング済ウエハ15をICチップ18と不要部分とに選別する必要がない。
以上のように本実施の形態によれば、UV発泡剥離シートからなる支持シート11にダイシング済みの円盤状ウエハ15aを接着してなるシート付円盤状ウエハ10a上に円盤状ウエハ15aの外周部分17に対応する部分が切り取られたマスク33を配置した後、UV光源35からシート付円盤状ウエハ10aにUV光9を面照射することにより、シート付円盤状ウエハ10aから円盤状ウエハ15aの外周部分17を容易かつ効率的に取り除くことができる。これにより、UV発泡剥離シートからなる支持シート11と、支持シート11上に接着され、多数のICチップ18を有するダイシング済ウエハ15とを有するシート付ウエハ10であって、ウエハ15の周縁部分がICチップ18のみから構成された外周部分取り除き済シート付ウエハ10を容易かつ効率的に製造することができる。また、このようなシート付ウエハ10を製造するための製造装置30は簡単な構成からなっており、製造装置30を安価に用意することができる。
また、円盤状ウエハ15aの状態においてICチップ18を構成しない不要部分は外周部分17に含まれる。したがって、後工程で個々のダイシング済円盤状ウエハ15aからICチップ18を選別することに比べ、このような効率的な製造方法で外周部分17を取り除いたシート付ウエハ10を製造することの方が容易である。このため、このような効率的な製造方法によってシート付ウエハ10を製造することにより、ICチップ18を実装された最終製品の製造原価を安価にすることができる。
さらに、円盤状ウエハ15aの外周部分17を吸引する吸引機構39がシート付円盤状ウエハ10aの円盤状ウエハ15a側に設けられており、この吸引機構39の吸引力と、UV光源35からのUV光9の照射量とを調整することにより、外周部分17以外のダイシング済のウエハ15を取り除いてしまうことなく、外周部分17のみを確実に取り除くことができる。
このようにして製造されたシート付ウエハ10のウエハ15は不要部分を含んでいないため、支持シート11から剥がされたダイシング済ウエハ15はすべてICチップ18であり、後工程において、個々のダイシング済ウエハ15をICチップ18と不要部分とに選別する必要がない。このため、ICチップ18の供給作業を効率的に行うことができる。
なお、上述したように、円盤状ウエハ15aのICチップ18を構成しない部分の範囲は、円盤状ウエハ15aの形状およびICチップ18の形状の組合せによって異なる。このため、不要部分を含んだ円盤状ウエハ15aの外周部分17に対応する部分が切り取られたマスク33は、円盤状ウエハ15aの形状およびICチップ18の形状の組合せ毎に用意されることが好ましい。ただし、マスク33の形状を若干小さくしておくことにより、マスク33を、円盤状ウエハ15aの形状およびICチップ18の形状の異なる組合せ間で併用してもよい。この場合、円盤状ウエハ15aから取り除かれる外周部分17に不要部分だけでなく多少のICチップ18が含まれ、ICチップ18の歩留まりを下げてしまうことになるが、多数のマスク33を準備する必要がないのでICチップ18を実装された最終製品の製造原価を下げることができることもある。
また、本実施の形態において、図1に示すように、UV光9を面照射するUV光源35を例示したが、これに限られない。図4にUV光源35およびUV光9の照射方法の変形例を示す。図4において、上述した図1乃至図3に示す実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図4に示す変形例において、UV光源36は細長状となっており、UV光9を線状に照射するようになっている。また、このUV光源36はその長手方向に直交する方向(図4における太矢印の方向)に沿い、シート付円盤状ウエハ10aに対して移動自在となっている。このため、UV光9を照射しながら、UV光源36がシート付円盤状ウエハ10aに対して移動することにより、シート付円盤状ウエハ10aのうち円盤状ウエハ15aの全面に対応する部分にUV光9を照射することができる。これにより、円盤状ウエハ15aから外周部分17を取り除いたシート付ウエハ10を製造することができる。
なお、本変形例において、UV光源36をシート付円盤状ウエハ10aに対して移動自在とした例を示したが、これに限られない。保持機構31によりシート付円盤状ウエハ10aをUV光源36に対して移動させることができるようにし、これにより、UV光源とシート付円盤状ウエハ10aとの相対位置を移動させるようにしてもよい。
また、本変形例において、UV光源36からUV光9を線状に照射する例を示したが、これに限られない。UV光源からシート付円盤状ウエハ10aの一部分にUV光9を照射させるとともにUV光源とシート付円盤状ウエハ10aを保持する保持機構31とを相対移動させることにより、シート付円盤状ウエハ10aの所望の部分、すなわち、すべての外周部分17に対応する部分にUV光9を照射することができる限りにおいて、UV光源からどのように、例えば円状に、UV光9を照射するようにしてもよい。
また、本変形例において、UV光9を照射し続けながら、UV光源36とシート付円盤状ウエハ10aとの相対位置を移動させる例を示したが、これに限られず、シート付円盤状ウエハ10aを保持する保持機構31とUV光源とを相対移動させる間、UV光源からのUV光9の照射を停止するようにしてもよい。すなわち、UV光9をシート付円盤状ウエハ10aの一部分に照射した後にUV光源からのUV光9の照射を停止し、次にUV光9の照射を停止した状態でシート付円盤状ウエハ10aとUV光源との相対位置をずらし、その後にUV光源からUV光9を再度照射してシート付円盤状ウエハ10aの前記一部分と異なる部分にUV光9を照射するようにしてもよい。これを繰り返すことによってシート付円盤状ウエハ10aの所望の部分(すべての外周部分17に対応する部分)にUV光9を照射していく場合、シート付円盤状ウエハ10aの各部分へUV光9を正確にかつ一定量照射することができ、UV光9の不要な照射を防止することができる。これにより、比較的高価なUV光源を長持ちさせることができるので、経済的に非常に好ましく、シート付ウエハ10の製造原価を下げることができる。
本発明によるシート付ウエハの製造装置および製造方法の一実施の形態を示す斜視図。 シート付ウエハを示す平面図。 シート付円盤状ウエハを示す平面図。 シート付ウエハの製造装置および製造方法の変形例を示す斜視図。
符号の説明
10 シート付ウエハ
10a 支持シート付円盤状ウエハ
11 支持シート
13 保持フレーム
15 ウエハ
15a 円盤状ウエハ
16 ウエハの周縁部分
17 円盤状ウエハの外周部分
18 ICチップ
30 製造装置
31 保持機構
33 マスク
35 UV光源
36 UV光源
39 吸引機構
39a 吸引ノズル

Claims (14)

  1. UV発泡剥離シートと、UV発泡剥離シート上に接着され、多数のICチップを有し、ダイシング済みであって略円盤状の円盤状ウエハとを有するシート付円盤状ウエハを準備する工程と、
    シート付円盤状ウエハを保持機構に保持させる工程と、
    円盤状ウエハの外周部分に対応する部分が切り取られ、UV光を遮断するマスクをシート付円盤状ウエハのUV発泡剥離シート側に配置する工程と、
    マスク越しに配置されたUV光源により、シート付円盤状ウエハにUV光を照射する工程とを備え、
    ウエハの周縁部分がICチップのみから構成された外周部分取り除き済シート付ウエハを製造するためのシート付ウエハの製造方法。
  2. UV光源によりUV光を面照射することを特徴とする請求項1記載のシート付ウエハの製造方法。
  3. UV光源によりUV光を線状に照射することを特徴とする請求項1記載のシート付ウエハの製造方法。
  4. UV光を照射する工程中において、UV光源をシート付円盤状ウエハに対して移動させることを特徴とする請求項1記載のシート付ウエハの製造方法。
  5. UV光を照射する工程中において、保持機構によりシート付円盤状ウエハをUV光源に対して移動させることを特徴とする請求項1記載のシート付ウエハの製造方法。
  6. シート付円盤状ウエハの円盤状ウエハ側に配置された吸引機構により、円盤状ウエハの外周部分を吸引する工程をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のシート付ウエハの製造方法。
  7. UV光をシート付円盤状ウエハの一部分に照射した後にUV光源からのUV光の照射を停止し、次にUV光の照射を停止した状態でシート付円盤状ウエハとUV光源との相対位置を移動させ、その後にUV光源からUV光を再度照射してシート付円盤状ウエハの異なる部分にUV光を照射することを繰り返すことにより、シート付円盤状ウエハの所望の部分にUV光を照射していくことを特徴とする請求項1記載のシート付ウエハの製造方法。
  8. UV発泡剥離シートと、UV発泡剥離シート上に接着され、多数のICチップを有し、ダイシング済みであって略円盤状の円盤状ウエハとを有するシート付円盤状ウエハを保持する保持機構と、
    シート付円盤状ウエハのUV発泡剥離シート側に配置され、シート付円盤状ウエハにUV光を照射するUV光源と、
    シート付円盤状ウエハとUV光源との間に配置され、円盤状ウエハの外周部分に対応する部分が切り取られ、UV光を遮断するマスクとを備え、
    ウエハの周縁部分がICチップのみから構成された外周部分取り除き済シート付ウエハを製造するためのシート付ウエハの製造装置。
  9. UV光源はUV光を面照射することを特徴とする請求項8記載のシート付ウエハの製造装置。
  10. UV光源はUV光を線状に照射することを特徴とする請求項8記載のシート付ウエハの製造装置。
  11. UV光源はシート付円盤状ウエハに対して移動自在であることを特徴とする請求項8記載のシート付ウエハの製造装置。
  12. 保持機構はUV光源に対してシート付円盤状ウエハを移動させることを特徴とする請求項8記載のシート付ウエハの製造装置。
  13. シート付円盤状ウエハの円盤状ウエハ側に配置され、円盤状ウエハの外周部分を吸引する吸引機構をさらに備えたことを特徴とする請求項8記載のシート付ウエハの製造装置。
  14. シート付円盤状ウエハを保持する保持機構とUV光源とは相対移動することができ、相対移動している間UV光源はUV光の照射を停止するようになっていることを特徴とする請求項8記載のシート付ウエハの製造装置。
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