JP2005322149A - 防犯センサとブラケットの脱着構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な構成で防犯センサとブラケットの脱着を容易にするとともに、防犯センサの取り付け作業完了後には、外部から無理な力をかけられてもブラケットから剥離されることはほぼ不可能な防犯センサとブラケットの脱着構造を提供する。
【解決手段】 ブラケット7の一側部には内面に凸部を有するとともに内側に付勢されている第1係合爪7bが少なくとも1つ形成されており、シャーシ2外面における第1係合爪7bに対応する位置には第1係合爪7bに係合する凹部を有する第1被係合部2dが形成されている。シャーシ2背面およびブラケット7にはさらに第2係合機構(2b、7a)が設けられており、カバー3は、第1係合爪7bと第1被係合部2dとが係合するとともに第2係合機構も係合している状態で、カバー3の内面がブラケット7の第1係合爪7bに当接するようにシャーシ2の開口部を外側から覆う。
【選択図】 図1
【解決手段】 ブラケット7の一側部には内面に凸部を有するとともに内側に付勢されている第1係合爪7bが少なくとも1つ形成されており、シャーシ2外面における第1係合爪7bに対応する位置には第1係合爪7bに係合する凹部を有する第1被係合部2dが形成されている。シャーシ2背面およびブラケット7にはさらに第2係合機構(2b、7a)が設けられており、カバー3は、第1係合爪7bと第1被係合部2dとが係合するとともに第2係合機構も係合している状態で、カバー3の内面がブラケット7の第1係合爪7bに当接するようにシャーシ2の開口部を外側から覆う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、侵入者検知用の防犯センサの画策防止構造に関し、特に、防犯センサを、ブラケットを用いて壁面や天井に取り付ける場合に、防犯センサがブラケットから無理に剥離されてしまうような画策行為を防止できる防犯センサとブラケットの脱着構造に関する。
従来、侵入者検知用の防犯センサのこじ開け防止構造としては、簡単かつ低コストでカバーのこじ開けを確実に防止するとともに、衝撃によりカバーが外れたりすることも防止できる「こじ開け防止構造を備えた防犯機器」が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この防犯機器は、ケース内に電気回路を収納した侵入者検知用の防犯機器であって、前記ケースが、取り付け面に取り付けられるシャーシと、このシャーシの開口を覆うカバーとからなり、前記カバーの一側部に、シャーシの被係合部に係合して、前記一側部がシャーシの開口からその開口面と直交する方向に移動するのを阻止する係合爪と、前記シャーシの一側部の内面に係合して前記カバーがシャーシの開口面と平行な方向に移動するのを阻止する口開き防止爪が設けられ、前記カバーの他側部に、シャーシの止め部に係脱自在に係止される止め具が装着されていることを特徴とするものである。
一方、防犯センサなどを壁面や天井に取り付ける際には、専用のブラケットが用いられることが多かった。図4はこのような防犯センサ100の概略図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図である。図5はこの防犯センサ100を専用のブラケット107を用いて壁面50に取り付けた場合の概略側面図である。
図4(a)〜(c)に示すように、この防犯センサ100は、薄い箱形状のシャーシ102と、このシャーシ102の前面開口部を覆うカバー103とを備えている。カバー103は前面が湾曲しており、前面下側に形成された開口部にレンズ104がはめ込まれている。このレンズ104により、防犯センサ100内部に配置される不図示の受光素子が侵入者などを検知する検知エリアが設定される。また、シャーシ102の背面には、その上部にブラケット107による取り付け用の位置合わせ穴102cが2ヶ所に形成されるとともに、シャーシ102の背面の上部中央および下部中央にそれぞれネジ穴102a、102bが形成されている。
図5に示すように、防犯センサ100は専用のブラケット107を介して壁面50に取り付けることができる。ブラケット107は、防犯センサ100を取り付ける際の位置合わせ用爪107aを2つ、および水平方向および上下方向の首振り機構を有しており、不図示のビスなどによって壁面50に予め固定されている。なお、ここで図示しているブラケット107は壁面取り付け用のものであるが、防犯センサ100の取り付けは壁面に限らない。例えば、天井取り付け用に一部形状が異なる別の専用ブラケットが用意されていれば、それを用いて天井への取り付けることもできる。
特開2001−14559号公報
防犯センサ100をブラケット107に取り付ける際は、シャーシ102とブラケット107とをネジ108によって2ヶ所で固定する必要がある。ところが、シャーシ102のほぼ中央には通常、薄板状の基板106が配置されているため、そのままではネジ108をネジ穴102a、102bに通して締め付ける作業ができない。このため、基板106を一旦シャーシ102から取り外してからネジ108の締め付け作業などを行い、その後で基板106を元の位置に戻さなければならなかった。また、点検や交換のために防犯センサ100をブラケット107から取り外したり戻したりする際も同様の手順を踏む必要がある。このような手順の作業が強いられることは、防犯センサ1の施工者にとってはかなりの負担であった。
ブラケットの一部構造に弾性を持たせるとともにその部分に係合爪などを形成し、防犯センサ100全体をワンタッチで装着可能にすることは周知技術によって可能である。ところが、このような構成では、ブラケットに装着済みの防犯センサ100に外部から無理な力を加えることによって防犯センサ100が剥離されてしまう可能性がある。これを防止するためにブラケット側の剛性を強めると、取り付け作業時にも強い力が必要となり、作業性が悪化してしまう。また、外部からの無理な力によって防犯センサ100がブラケットから剥離されてしまうことを完全に防止できるわけでもない。
従来技術のこのような課題に鑑み、本発明の目的は、簡単な構成で防犯センサとブラケットの脱着を容易にするとともに、防犯センサの取り付け作業完了後には、外部から無理な力をかけられてもブラケットから剥離されることはほぼ不可能な防犯センサとブラケットの脱着構造を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の防犯センサとブラケットの脱着構造は、シャーシとこのシャーシの開口部を外側から覆うカバーとを有する防犯センサと、この防犯センサのシャーシ側を装着可能なブラケットとの脱着構造であって、前記ブラケットの一側部には、内面に凸部を有するとともに内側に付勢されている第1係合爪が少なくとも1つ形成されており、前記シャーシ外面における前記第1係合爪に対応する位置には、前記第1係合爪に係合する凹部を有する第1被係合部が形成されており、前記シャーシ背面および前記ブラケットには、さらに第2係合機構が設けられており、前記カバーは、前記ブラケットの前記第1係合爪と前記シャーシの第1被係合部とが係合するとともに、前記第2係合機構においても前記シャーシ背面および前記ブラケットが係合している状態で、前記カバーの内面が前記ブラケットの前記第1係合爪に当接するように、前記シャーシの前記開口部を外側から覆うことを特徴とする。
ここで、前記防犯センサとしては、例えば、PIR受光素子を使用する受動型赤外線センサが挙げられるが、これに限るものではない。能動型赤外線センサやマイクロウェーブセンサなど、様々なものが考えられる。前記シャーシおよび前記カバーの材質としては、例えばプラスチックが挙げられるが、これに限るものではない。ただし、高剛性の材質を使用することが好ましい。前記防犯センサの内部には、前記カバーが開かれたことを検出して警告を行うタンパースイッチを備えることが好ましい。
前記第2係合機構については周知技術を用いればよい。例えば、前記シャーシ背面における前記ブラケットの他側端に対応する位置に第2係合爪が設けられており、前記ブラケットにおける前記第2係合爪に対応する位置に前記第2係合爪に係合する形状を有する第2被係合部が形成されていればよいが、このような構成に限るものではない。なお、前記シャーシを前記ブラケットに装着する際は、通常、前記第2係合機構の方を先に係合させた後に前記第1係合爪および前記第1被係合部の係合を行うことになる。
この発明の防犯センサとブラケットの脱着構造によれば、防犯センサの設置作業時などでは、カバーを外しておけば、シャーシのブラケットへの脱着が極めて容易にワンタッチで行える。シャーシ内部に配置されている部品などを取り外したり戻したりする必要がないので、作業性が大幅に向上する。また、設置作業完了後にシャーシの開口部をカバーで覆ってしまえば、外部から無理に力を加えてもシャーシをブラケットから剥離させることはほぼ不可能になる。さらに、ネジなどの部品点数を減らすことによるコストダウンが可能になる。
あるいは、本発明の防犯センサとブラケットの脱着構造は、シャーシとこのシャーシの開口部を外側から覆うカバーとを有する防犯センサと、この防犯センサのシャーシ側を装着可能なブラケットとの脱着構造であって、前記ブラケットの一側部には、内面に凸部を有するとともに前記シャーシの前記開口部を越える長さであって内側に付勢されている第1係合爪が少なくとも1つ形成されており、この第1係合爪は前記シャーシの前記開口部に係合するものであり、前記シャーシ背面および前記ブラケットには、さらに第2係合機構が設けられており、前記カバーは、前記ブラケットの前記第1係合爪が前記シャーシの前記開口部に係合するとともに、前記第2係合機構においても前記シャーシ背面および前記ブラケットが係合している状態で、前記カバーの内面が前記ブラケットの前記第1係合爪に当接するように、前記シャーシの前記開口部を外側から覆うことを特徴としてもよい。
あるいは、本発明の防犯センサとブラケットの脱着構造は、シャーシとこのシャーシの開口部を外側から覆うカバーとを有する防犯センサと、この防犯センサのシャーシ側を装着可能なブラケットとの脱着構造であって、前記ブラケットの一側部には、内面に凹部を有するとともに内側に付勢されている第1係合爪が少なくとも1つ形成されており、前記シャーシ外面における前記第1係合爪に対応する位置には、前記第1係合爪に係合する凸部を有する第1被係合部が形成されており、前記シャーシ背面および前記ブラケットには、さらに第2係合機構が設けられており、前記カバーは、前記ブラケットの前記第1係合爪と前記シャーシの第1被係合部とが係合するとともに、前記第2係合機構においても前記シャーシ背面および前記ブラケットが係合している状態で、前記カバーの内面が前記ブラケットの前記第1係合爪に当接するように、前記シャーシの前記開口部を外側から覆うことを特徴としてもよい。
これらの発明の防犯センサとブラケットの脱着構造によっても、上述の脱着構造とほぼ同様の効果が得られる。
また、本発明の防犯センサとブラケットの脱着構造において、前記第1係合爪が、前記ブラケットの一側部に2つ以上形成されていることを特徴としてもよい。
この発明の防犯センサとブラケットの脱着構造によれば、2箇所以上で防犯センサのシャーシとブラケットが係合されるので、広い範囲で十分な係合強度が確保される。これにより、外部から無理に力を加えてシャーシがブラケットから剥離させられてしまうことをより確実に防止できる。
また、本発明の防犯センサとブラケットの脱着構造において、前記第1係合爪が、前記ブラケットの上側部に形成されていることを特徴としてもよい。
この発明の防犯センサとブラケットの脱着構造によれば、設置作業中に防犯センサのカバーを開いた状態の時など、第1係合爪が防犯センサの上側部にあるため、作業者の目視が行いやすく、作業性を向上させることができる。
本発明の防犯センサとブラケットの脱着構造によれば、防犯センサの設置作業時などでは、カバーを外しておけば、シャーシのブラケットへの脱着が極めて容易にワンタッチで行える。シャーシ内部に配置されている部品などを取り外したり戻したりする必要がないので、作業性が大幅に向上する。また、設置作業完了後にシャーシの開口部をカバーで覆ってしまえば、外部から無理に力を加えてもシャーシをブラケットから剥離させることはほぼ不可能になる。さらに、ネジなどの部品点数を減らすことによるコストダウンが可能になる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る防犯センサ1とブラケット7の脱着構造の概略図であり、(a)は断面図、(b)は(a)の部分拡大図である。図2はこの防犯センサ1とブラケット7の脱着構造を上方から見た概略図であり、(a)は防犯センサ1がブラケット7に装着されている状態を示し、(b)は防犯センサ1のみを示し、(c)はブラケット7のみを示している。ここではこの防犯センサ1は受動型赤外線感知器とするが、これに限るものではない。例えば、能動型赤外線感知器やマイクロウェーブセンサなどであってもよい。
図1は、本発明の第1実施形態に係る防犯センサ1とブラケット7の脱着構造の概略図であり、(a)は断面図、(b)は(a)の部分拡大図である。図2はこの防犯センサ1とブラケット7の脱着構造を上方から見た概略図であり、(a)は防犯センサ1がブラケット7に装着されている状態を示し、(b)は防犯センサ1のみを示し、(c)はブラケット7のみを示している。ここではこの防犯センサ1は受動型赤外線感知器とするが、これに限るものではない。例えば、能動型赤外線感知器やマイクロウェーブセンサなどであってもよい。
図1(a)に示すように、この防犯センサ1では、箱形状のシャーシ2の開口部全体がカバー3で覆われている。ここで、シャーシ2およびカバー3の材質はともに高剛性のプラスチックである。シャーシ2およびカバー3は、それらの接合面同士が一定幅で重なり合うことで防犯センサ1内部を外界から隔離している。また、防犯センサ1内部には、カバー3がシャーシ2から離されたことを検出するタンパースイッチ8が配置されている。これにより、防犯センサ1に対する画策やいたずらなどの意図でカバー3が開けられた時点で、直ちに警告を発することが可能である。
シャーシ2内部には、シャーシ2の長さよりは短い薄板形状の基板6がシャーシ底面2a(図1(a)では右側)とは平行に配置されている。なお、基板6の形状や配置などはこれに限るものではない。基板6のほぼ中央部には、検知エリア内の侵入者を赤外線によって検知するPIR(受動型赤外線)受光素子5が配置されている。防犯センサ1前面の下部に形成された開口部には曲面形状のレンズ4がはめこまれており、このレンズ4によってPIR受光素子5の検知エリアが設定される。PIR受光素子5は不図示のケーブルなどによって基板6と電気的に接続されている。
また、シャーシ2はその上部の係合機構(第1係合機構)および下部の係合機構(第2係合機構)によって、予め壁面などに取り付けられているブラケット7に装着されている。ここで、ブラケット7の材質としては、例えば弾性を有するプラスチックである。なお、ブラケット7については、図4を参照して説明した従来技術と同様に、水平方向および上下方向の首振り機構などを備えるようにしてもよいが、ここでは図示を省略している。
下部の係合機構については、ブラケット7下部内面に形成された下部突起7aに、シャーシ2の背面中央やや下寄りの位置に形成された背面係合爪2bを係合させるものである。なお、この係合機構はこのような構成に限るものではなく、例えば、ブラケット7下部の方に係合爪を形成し、シャーシ2背面のこの係合爪に対応する位置にこの係合爪にてきごうする形状の突起部などを形成してもよい。なお、この下部の係合機構は周知の技術であるので、詳細な説明は省略する。
上部の結合機構については、図1(b)および図2(a)〜(c)に示すように、ブラケット7の上部2ヶ所に、シャーシ2の開口面まで達する長さでその先端下面に凸部7cを有する上部係合爪7bがそれぞれ形成されている。シャーシ上部外面2cの開口部近傍には、ブラケット7の上部係合爪7bの凸部7cに対応する位置に凹部2dがそれぞれ形成されている。上部係合爪7b先端下面の凸部7cの長さはシャーシ2の凹部2dの長さに等しく、凸部7cの最大高は、シャーシ上部外面2cと凹部2dとの段差にほぼ等しい。また、ブラケット7は弾性を有する材質であり、シャーシ2側に向かうD1方向に常に付勢されている。このため、シャーシ上部外面2cと凹部2dとの段差にブラケット7の凸部7cが係合したままで、ブラケット内面7dがシャーシ上部外面2cに密着した状態が保持される。
防犯センサ1の設置作業中などでカバー3が外されているときであれば、外部から力を加えてブラケット7の上部係合爪7bをシャーシ2から離れるD2方向に変形させ、ブラケット7の凸部7cをシャーシ上部外面2cよりも上方に位置させることで、シャーシ上部外面2cと凹部2dとの段差とブラケット7の凸部7cとの係合が外れる。このようにしてシャーシ2をブラケット7から取り外すことが可能である。
防犯センサ1の通常の設置状態では、シャーシ2の開口部はカバー3で覆われている。カバー3上部内面には、ブラケット7の上部係合爪7bに対応する位置に凹部3aが形成されている。シャーシ2の開口部全体がこのカバー3で覆われると、カバー3の凹部3aがブラケット7の上部係合爪7b上面に当接し、ブラケット内面7dがシャーシ上部外面2cに密着した状態で固定される。カバー3は高剛性の材質であり、外部から力を多少加えてもほとんど変形しない。そのため、防犯センサ1に対する画策やいたずらなどをする意図で、外部から力を加えてブラケット7の上部係合爪7bをシャーシ2から離れるD2方向に変形させようとしても、上部係合爪7bを移動させることはできない。したがって、防犯センサ1のシャーシ2をブラケット7から無理に剥離させることはほぼ不可能になる。ただし、カバー3が先にシャーシ2から引き離されてしまうと、シャーシ2がブラケット7から剥離されてしまう可能性はあるが、カバー3が開けられた時点でそのことがタンパースイッチ8によって検出され、直ちに警告が発せられることになる。
以上で説明した第1実施形態の構成によれば、防犯センサ1の設置作業時などでは、カバー3を外しておけば、シャーシ2のブラケット7への脱着が極めて容易にワンタッチで行える。シャーシ2内部に配置されている基板6などを取り外したり戻したりする必要がないので、作業性が大幅に向上する。また、設置作業完了後にシャーシ2の開口部をカバー3で覆ってしまえば、外部から無理に力を加えてもシャーシ2をブラケット7から剥離させることはほぼ不可能になる。さらに、ネジなどの部品点数を減らすことによるコストダウンが可能になる。
<第1実施形態の変形例>
第1実施形態における防犯センサ1の上部の結合機構は上述の構成に限るものではない。そこで、いくつかの変形例について説明する。なお、第1実施形態と同じ構成部材については同じ参照符号を付すこととして、以下では主に相違点を説明する。
第1実施形態における防犯センサ1の上部の結合機構は上述の構成に限るものではない。そこで、いくつかの変形例について説明する。なお、第1実施形態と同じ構成部材については同じ参照符号を付すこととして、以下では主に相違点を説明する。
図3は、本発明の第1実施形態の変形例に係る防犯センサ1とブラケットの脱着構造のうち上部の結合機構部分を拡大した概略図であり、(a)は変形例1、(b)は変形例2、(c)は変形例3を示す。
変形例1では、図3(a)に示すように、ブラケット17上部に、シャーシ12の開口面までは届かない長さでその先端下面に凸部17cを有する上部係合爪17bが形成されている。シャーシ上部外面12cのほぼ中央には、ブラケット17の上部係合爪17bの凸部17cに対応する位置に凹部12dが形成されている。凸部17cの最大高は、シャーシ上部外面12cと凹部12dとの段差にほぼ等しい。また、ブラケット17は弾性を有する材質であり、シャーシ12側に向かうD1方向に常に付勢されている。このため、シャーシ上部外面12cと凹部12dとの段差にブラケット17の凸部17cが係合したままで、ブラケット内面17dがシャーシ上部外面12cに密着した状態が保持される。カバー13上部内面には、ブラケット17の上部係合爪17bに対応する位置に凹部13aが形成されている。シャーシ12の開口部全体がこのカバー13で覆われると、カバー13の凹部13aがブラケット17の上部係合爪17b上面に当接し、ブラケット内面17dがシャーシ上部外面12cに密着した状態で固定される。この状態であれば、防犯センサ1に外部から無理な力が加えられても、シャーシ12をブラケット17から剥離させることはほぼ不可能である。
変形例2では、図3(b)に示すように、ブラケット27上部に、シャーシ22の開口面を越える長さでその先端下面に凸部27cを有する上部係合爪27bが形成されている。ブラケット27は弾性を有する材質であり、シャーシ22側に向かうD1方向に常に付勢されている。このため、上部係合爪27bがシャーシ22の開口面に係合して、ブラケット内面27dがシャーシ上部外面22cに密着した状態が保持される。カバー23上部内面には、ブラケット27の上部係合爪27bに対応する位置に凹部23aが形成されている。シャーシ22の開口部全体がこのカバー23で覆われると、カバー23の凹部23aがブラケット27の上部係合爪27b上面に当接し、ブラケット内面27dがシャーシ上部外面22cに密着した状態で固定される。この状態であれば、防犯センサ1に外部から無理な力が加えられても、シャーシ22をブラケット27から剥離させることはほぼ不可能である。
変形例3では、図3(c)に示すように、ブラケット37上部に、シャーシ32の開口面まで達する長さの上部係合爪37bが形成されている。シャーシ上部外面32cのほぼ中央には凸部32eが形成されており、ブラケット37下面の凸部32eに対応する位置には凹部37eが形成されている。なお、凹部37eを形成することでブラケット37のその部分の厚みが少なくなって強度が不足することも考えられるので、ブラケット37全体の厚みを、上述の変形例1のブラケット17や変形例2のブラケット27の厚みよりは予め増やしておくことが好ましい。ブラケット37は弾性を有する材質であり、シャーシ32側に向かうD1方向に常に付勢されている。このため、シャーシ上部外面32cの凸部32eとブラケット37の凹部37eが係合したままで、ブラケット内面37dがシャーシ上部外面32cに密着した状態が保持される。カバー33上部内面には、ブラケット37の上部係合爪37bに対応する位置に凹部33aが形成されている。シャーシ32の開口部全体がこのカバー33で覆われると、カバー33の凹部33aがブラケット37の上部係合爪37b上面に当接し、ブラケット内面37dがシャーシ上部外面32cに密着した状態で固定される。この状態であれば、防犯センサ1に外部から無理な力が加えられても、シャーシ32をブラケット37から剥離させることはほぼ不可能である。
<その他の実施形態>
また、本発明の適用は、PIR受光素子を使用する防犯センサに限られるものではない。例えば、能動型赤外線センサやマイクロウェーブセンサなど、幅広い適用が可能である。ブラケットについても、壁面取り付け用のものに限らず、天井取り付け用や、その他の場所に取り付けるためのものであってもよい。ブラケットの上部係合爪についても、その個数や細部形状は上述の例に限るものではない。また、このような係合爪を設けるのは、必ずしも防犯センサの上部に限るものでなく、下部や側面に設けてもよいし、2ヶ所以上に設けてもよい。
また、本発明の適用は、PIR受光素子を使用する防犯センサに限られるものではない。例えば、能動型赤外線センサやマイクロウェーブセンサなど、幅広い適用が可能である。ブラケットについても、壁面取り付け用のものに限らず、天井取り付け用や、その他の場所に取り付けるためのものであってもよい。ブラケットの上部係合爪についても、その個数や細部形状は上述の例に限るものではない。また、このような係合爪を設けるのは、必ずしも防犯センサの上部に限るものでなく、下部や側面に設けてもよいし、2ヶ所以上に設けてもよい。
なお、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
1 防犯センサ
2、12、22、32
シャーシ
3、13、23、33
カバー
4 レンズ
5 PIR受光素子
6 基板
7、17、27、37
ブラケット
8 タンパースイッチ
50 壁面
100 防犯センサ(従来技術)
102 シャーシ
103 カバー
104 レンズ
106 基板
107 ブラケット
108 ネジ
2、12、22、32
シャーシ
3、13、23、33
カバー
4 レンズ
5 PIR受光素子
6 基板
7、17、27、37
ブラケット
8 タンパースイッチ
50 壁面
100 防犯センサ(従来技術)
102 シャーシ
103 カバー
104 レンズ
106 基板
107 ブラケット
108 ネジ
Claims (6)
- シャーシとこのシャーシの開口部を外側から覆うカバーとを有する防犯センサと、この防犯センサのシャーシ側を装着可能なブラケットとの脱着構造であって、
前記ブラケットの一側部には、内面に凸部を有するとともに内側に付勢されている第1係合爪が少なくとも1つ形成されており、前記シャーシ外面における前記第1係合爪に対応する位置には、前記第1係合爪に係合する凹部を有する第1被係合部が形成されており、
前記シャーシ背面および前記ブラケットには、さらに第2係合機構が設けられており、
前記カバーは、前記ブラケットの前記第1係合爪と前記シャーシの第1被係合部とが係合するとともに、前記第2係合機構においても前記シャーシ背面および前記ブラケットが係合している状態で、前記カバーの内面が前記ブラケットの前記第1係合爪に当接するように、前記シャーシの前記開口部を外側から覆うことを特徴とする防犯センサとブラケットの脱着構造。 - シャーシとこのシャーシの開口部を外側から覆うカバーとを有する防犯センサと、この防犯センサのシャーシ側を装着可能なブラケットとの脱着構造であって、
前記ブラケットの一側部には、内面に凸部を有するとともに前記シャーシの前記開口部を越える長さであって内側に付勢されている第1係合爪が少なくとも1つ形成されており、この第1係合爪は前記シャーシの前記開口部に係合するものであり、
前記シャーシ背面および前記ブラケットには、さらに第2係合機構が設けられており、
前記カバーは、前記ブラケットの前記第1係合爪が前記シャーシの前記開口部に係合するとともに、前記第2係合機構においても前記シャーシ背面および前記ブラケットが係合している状態で、前記カバーの内面が前記ブラケットの前記第1係合爪に当接するように、前記シャーシの前記開口部を外側から覆うことを特徴とする防犯センサとブラケットの脱着構造。 - シャーシとこのシャーシの開口部を外側から覆うカバーとを有する防犯センサと、この防犯センサのシャーシ側を装着可能なブラケットとの脱着構造であって、
前記ブラケットの一側部には、内面に凹部を有するとともに内側に付勢されている第1係合爪が少なくとも1つ形成されており、前記シャーシ外面における前記第1係合爪に対応する位置には、前記第1係合爪に係合する凸部を有する第1被係合部が形成されており、
前記シャーシ背面および前記ブラケットには、さらに第2係合機構が設けられており、
前記カバーは、前記ブラケットの前記第1係合爪と前記シャーシの第1被係合部とが係合するとともに、前記第2係合機構においても前記シャーシ背面および前記ブラケットが係合している状態で、前記カバーの内面が前記ブラケットの前記第1係合爪に当接するように、前記シャーシの前記開口部を外側から覆うことを特徴とする防犯センサとブラケットの脱着構造。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の防犯センサとブラケットの脱着構造において、
前記第2係合機構は、前記シャーシ背面における前記ブラケットの他側端に対応する位置に第2係合爪が設けられており、前記ブラケットにおける前記第2係合爪に対応する位置に前記第2係合爪に係合する形状を有する第2被係合部が形成されているものであることを特徴とする防犯センサとブラケットの脱着構造。 - 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の防犯センサとブラケットの脱着構造において、
前記第1係合爪が、前記ブラケットの一側部に2つ以上形成されていることを特徴とする防犯センサとブラケットの脱着構造。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の防犯センサとブラケットの脱着構造において、
前記第1係合爪が、前記ブラケットの上側部に形成されていることを特徴とする防犯センサとブラケットの脱着構造。
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JPH06111154A (ja) * | 1992-09-25 | 1994-04-22 | Matsushita Electric Works Ltd | 火災感知器 |
JP2001014559A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-19 | Optex Co Ltd | こじ開け防止構造を備えた防犯機器 |
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