JP4253941B2 - 監視カメラ用レンズカバー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、監視カメラ用レンズカバーに係わり、特に着脱自在なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、監視カメラ用レンズカバーは、図4に示すように、監視カメラ1の筐体のレンズ取付面等にねじ止めするようにしていた。
しかし、この構成では、レンズ3を交換する場合は、レンズカバー2を固定するねじ40を外さなければならず、手間がかかるという問題があった。
また、バリフォーカルレンズのように、制御ケーブルを接続しなければならないようなレンズに交換する場合、制御ケーブルの引き出し、クランプ等ができず、専用のレンズカバーを用意しなければならないという問題もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上述べた問題点を解決し、監視カメラの筐体に着脱自在に取り付けるとともに、制御ケーブルを簡単に引き出してクランプすることにより、同制御ケーブルを監視カメラ本体に接続することのできる監視カメラ用レンズカバーを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題を解決するため、監視カメラのレンズを保護するレンズカバーであって、前記監視カメラの筐体を被覆するカバーと一体に形成して同監視カメラの筐体に着脱自在に被覆すると共に、前記監視カメラ本体から前記レンズに接続される制御ケーブルをクランプするクランプ部を設けた監視カメラ用レンズカバーとしている。
【0005】
前記レンズカバーが後方を開口されて成り、同開口部上端および下端に前記監視カメラの筐体後部コーナに係止する係止爪を設けた監視カメラ用レンズカバーとしている。
【0006】
前記監視カメラの筐体底面に突起部を設ける一方、前記レンズカバーが後方を開口されて成り、同開口下端部に前記突起部に対応する係止孔を設けると共に、同開口上端部に前記監視カメラの筐体後部コーナに係止する係止爪を設けた監視カメラ用レンズカバーとしている。
【0007】
前記レンズカバーに、前記監視カメラの筐体底面または天面に突出して備えるカメラマウントを嵌合する嵌合孔を設けた監視カメラ用レンズカバーとしている。
【0008】
前記レンズカバーの、少なくとも前記レンズに対応する位置が透明に形成されて成る監視カメラ用レンズカバーとしている。
【0009】
前記レンズカバーの、前記レンズに対応する位置以外が不透明に形成されて成る監視カメラ用レンズカバーとしている。
【0010】
前記レンズカバーの、前記レンズに対応する位置以外にシボを設けて不透明に形成した監視カメラ用レンズカバーとしている。
【0011】
前記クランプ部が、前記レンズカバーの上面に前後方向に一方の側壁を開口する溝条を形成すると共に、同溝条の上方開口の両端より舌部を交互に延出して成り、同両舌部と同溝条の底部との間に前記制御ケーブルを挟持するようにした監視カメラ用レンズカバー。
【0012】
【発明の実施の形態】
以上のように、本発明の監視カメラ用レンズカバーにおいては、監視カメラの筐体を被覆するカバーと一体に形成して同監視カメラの筐体に着脱自在に被覆すると共に、前記監視カメラ本体から前記レンズに接続される制御ケーブルをクランプするクランプ部を設けたので、レンズ交換が簡単で、然もバリフォーカルレンズのように、制御ケーブルを接続しなければならないようなレンズに交換する場合であっても、制御ケーブルの処理が簡単にできる。
【0013】
【実施例】
以下、図面に基づいて本発明による監視カメラ用レンズカバーを詳細に説明する。
図1は本発明による監視カメラ用レンズカバーの一実施例を示す一部透視斜視図、図2は要部側断面図である。
図において、1は監視カメラ、2は本発明のレンズカバーで、ABSまたはPSで形成されており、前記監視カメラ1に備えるレンズ3に対応する部分を透明にすると共に、これ以外の部分にシボを入れて不透明として、監視カメラ1の本体が外部から見えないようにしている。
この監視カメラ1の天面1aには図示しないカメラスタンドを取り付けるためのカメラマウント4を備えており、また、底面1b後部には突起1cが設けられいる。
そして、前記レンズカバー2は後方が開口されており、同開口下端部底面2aには前記突起1cに対応する係止孔2cが形成されている。
また、前記開口上端部天面2bには前記監視カメラ1の後端部コーナに係止する係止爪2dを設けている。
また、前記天面2bには前記カメラマウント4を嵌合する嵌合孔2eを設けている。
また、前記天面2bには前後方向に長いケーブルクランプ5が設けられており、バリフォーカルレンズのように、制御ケーブル6を接続しなければならないようなレンズに交換した場合、その制御ケーブル6を引き出して、クランプすることができる。
【0014】
図3は前記レンズカバー2の他の実施例を示す要部断面図である。
図に示すように、前記ケーブルクランプ5は、前記レンズカバー2の上面に前後方向に一方の側壁を開口する溝条5aを形成すると共に、同溝条5aの上方開口の両端より舌部5b,5cを交互に延出して成り、同両舌部5b,5cと同溝条5aの底部5a1との間に前記制御ケーブル6を挟持するようにしている。
【0015】
以上の構成において、つぎにその着脱方法を説明する。
まず、制御ケーブル6を有しない通常のレンズ3を備えた監視カメラ1に、レンズカバー2を被せるには、前記嵌合孔2eに前記カメラマウント4が嵌合されるようにレンズカバー2を監視カメラ1のレンズ3側から装着する。
そして、前記突起1cに係止孔2cを嵌合すると共に、前記係止爪2dを前記監視カメラ1の後端部コーナに係止することにより、レンズカバー2が監視カメラ1に固定される。
【0016】
つぎに、制御ケーブル6を有するバリフォーカルレンズ3を備えた監視カメラ1に、レンズカバー2を被せるには、まず、バリフォーカルレンズ3の制御ケーブル6をケーブルクランプ5の溝条5aの開口より挿入し、ついで、レンズカバー2を監視カメラ1のレンズ3側から前記嵌合孔2eに前記カメラマウント4が嵌合されるように装着した後、前記突起1cに係止孔2cを嵌合させ、前記係止爪2dを前記監視カメラ1の後端部コーナに係止させる。
次に、前記制御ケーブル6を適当な長さまで引き出して、同制御ケーブル6をケーブルクランプ5の溝条5aの底面5a1と両舌部5b,5cとの間にクランプした後、同制御ケーブル6の先端に備えるコネクタを監視カメラの背面に備えるコネクタに接続する。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による監視カメラ用レンズカバーによれば、監視カメラの筐体を被覆するカバーと一体に形成して同監視カメラの筐体に着脱自在に被覆すると共に、前記監視カメラ本体から前記レンズに接続される制御ケーブルをクランプするクランプ部を設けたので、レンズ交換が簡単で、然もバリフォーカルレンズのように、制御ケーブルを接続しなければならないようなレンズに交換する場合であっても、制御ケーブルの処理が簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による監視カメラ用レンズカバーの一実施例を示す図で、(A)は一部透視斜視図、(B)は分解斜視図である。
【図2】本発明による監視カメラ用レンズカバーの一実施例を示す要部側断面図である。
【図3】本発明による監視カメラ用レンズカバーの他の実施例を示す要部断面図である。
【図4】従来の監視カメラ用レンズカバーを示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 監視カメラ
1a 天面
1b 底面
1c 突起
2 レンズカバー
2a 底面
2b 天面
2c 係止孔
2d 係止爪
2e 嵌合孔
3 レンズ
4 カメラマウント
5 ケーブルクランプ
5a 溝条
5b,5c 舌部
6 制御ケーブル
Claims (3)
- 監視カメラのレンズを保護するレンズカバーであって、前記監視カメラの筐体を被覆するカバーと一体に形成して同監視カメラの筐体に着脱自在に被覆すると共に、前記監視カメラ本体から前記レンズに接続される制御ケーブルをクランプするクランプ部を設けたことを特徴とする監視カメラ用レンズカバー。
- 前記レンズカバーが後方を開口されて成り、同開口部上端および下端に前記監視カメラの筐体後部コーナに係止する係止爪を設けたことを特徴とする請求項1記載の監視カメラ用レンズカバー。
- 前記クランプ部が、前記レンズカバーの上面に前後方向に一方の側壁を開口する溝条を形成すると共に、同溝条の上方開口の両端より舌部を交互に延出して成り、同両舌部と同溝条の底部との間に前記制御ケーブルを挟持するようにしたことを特徴とする請求項1記載の監視カメラ用レンズカバー。
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