JP2005321643A - 画像形成システム - Google Patents

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JP2005321643A JP2004140070A JP2004140070A JP2005321643A JP 2005321643 A JP2005321643 A JP 2005321643A JP 2004140070 A JP2004140070 A JP 2004140070A JP 2004140070 A JP2004140070 A JP 2004140070A JP 2005321643 A JP2005321643 A JP 2005321643A
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Abstract

【課題】 光沢度の制御により安定した画質の画像を出力できる画像形成システムを提供する。
【解決手段】 測定された光沢度に基づき該光沢度の相加平均又は変動量が算出される。ここで、算出された相加平均又は変動量が画質を低下させるものであるときは、画像形成条件を変更する。画像形成条件の変更が行われると、同一の画像ファイルに含まれる他の画像の画像形成動作が開始される。全ての画像が排出トレイに排出されると、画像形成動作は終了する。以上の動作により、算出された相加平均又は変動量に応じて画像形成条件を変更することにより光沢度を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光沢度の制御により安定した画質の画像を出力できる画像形成システムに関する。
電子写真方式による画像形成装置は、原稿等の画像をCCD等のイメージセンサを用いて走査して読み取る入力装置により電気信号に変換して処理し、レーザプリンタ、インクジェットプリンタ、熱転写プリンタ等の出力装置を用いて印字記録し、複写画像を得る。しかし、出力画像の画質は転写材料の種類や環境によって変動するため、原稿に対する出力画像の忠実性が損なわれることがある。この忠実性は、写真画像のような階調性が要求される画像においては特に厳しい。
したがって、原稿の画像を忠実に再現するためには、画像形成装置の画像処理条件を調整する作業が必要である。この作業は、条件を修正して複写画像を形成して画像の忠実性を確認するため、時間がかかるだけでなく、作業者によって調整結果が異なり、作業には熟練を要するものであった。
下記の発明は、転写材料に定着させた画像の光沢度を測定し、その光沢度に応じて定着条件を変更することで画像の光沢を安定化させる技術が提案されている。
特許文献1は、転写材料に形成された画像のグロスの最大値に応じて、転写材料にトナーを定着させる際の定着条件を選択することでグロスをコントロールし、電子写真の全画像域におけるグロスを均一にして画像が転写された画像部と転写されていない非画像部との光沢のむらを防止し、画質を良好にした画像形成装置を提案している。
特許文献2は、異なる加熱温度で加熱定着された複数の基準画像を読み取り、その結果(基準画像の光沢度等)に基づいて定着装置によって転写材料に画像を定着させる際の加熱温度を調整することで安定した良好な画質を得ることができる画像形成装置を提案している。
特許文献3は、出力画像の光沢度を測定し、測定された光沢度に応じて像担持体上に形成されるトナー像のドットの大きさを画像形成作業中に変更することにより、出力画像の光沢差を防止して画質の安定化を図るとともに、測定光源の長寿命化と処理速度の向上を図ることができる画像形成装置を提案している。
特開平8−171306号公報 特許第3363702号公報 特開2003−186260号公報
しかし、上記の発明は以下に述べる問題を有している。
近年、画像形成装置には、省資源の観点からトナー量を減らし、且つ高画質を維持することが期待されている。すなわち、トナー量が十分な場合には、品質が低い転写材料であっても画質への影響は少なかった。しかしながら、トナー量を減らして画像を転写した場合、転写材料の繊維が露出する。仮に繊維が露出しない程度にトナー量を増加させても、トナー層の表面には繊維の形状が現れる。また、出力画像の光沢度を増加させる条件下で画像を転写材料に定着させると光沢がむらとなり、繊維の形状がより顕著に現れる。
また、上述した光沢度の制御方法は、ベタ画像の光沢度を測定し、その結果に基づいてトナー画像の定着条件の制御することにより出力画像の光沢度を制御しているため予めパッチを測定しておく必要があった。中間調の画像の光沢を制御する方法は、中間調の画像とベタ画像との相関を予め解析しておくことで光沢を制御する。しかし、転写材料によって両者の相関関係が異なるため目標とする光沢度を得ることが困難である。
そこで、本発明は、低品質の転写材料に少ないトナー量で画像を形成するときに、光沢度を制御することにより画質の低下を招かずに画像を出力できる画像形成システムを提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、帯電させた像担持体上に潜像を形成する露光手段と、前記像担持体上に形成された前記潜像を現像して可視化する現像手段と、前記現像手段によって可視化された可視像を転写媒体に転写する転写手段と、前記可視像を前記転写媒体に定着させる定着手段とを有する画像形成装置と情報処理端末とがネットワークを介して接続された画像形成システムにおいて、前記情報処理端末は、前記可視像が転写された前記転写媒体の光沢度を測定する必要がある階調の階調情報を記憶する記憶手段と、少なくとも1つの画像データから成る画像ファイルの前記光沢度を測定する測定対象の画像データを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された前記測定対象の画像データから前記階調情報に含まれる前記階調を有する画像領域を検出する画像領域検出手段と、前記画像領域検出手段によって検出された前記画像領域を前記転写媒体における位置を表す座標情報に変換する座標変換手段と、前記画像ファイル、前記画像データの数と各画像データの順序を表すページ情報、及び前記座標情報とを前記画像形成装置に送信する送信手段とを有し、前記画像形成装置は、前記情報処理端末から前記画像ファイル、前記ページ情報、及び前記座標情報を受信する受信手段と、前記可視像が定着された前記転写媒体の前記光沢度を測定する光沢度測定手段と、前記光沢度測定手段によって測定された前記光沢度の相加平均を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記光沢度の相加平均が所定値よりも大きいとき、画像形成条件を変更し、前記相加平均が所定値以下のとき前記画像形成条件を維持する制御手段とを有し、前記制御手段によって前記画像形成条件が設定された後、前記画像ファイルの画像形成を開始することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、帯電させた像担持体上に潜像を形成する露光手段と、前記像担持体上に形成された前記潜像を現像して可視化する現像手段と、前記現像手段によって可視化された可視像を転写媒体に転写する転写手段と、前記可視像を前記転写媒体に定着させる定着手段とを有する画像形成装置と情報処理端末とがネットワークを介して接続された画像形成システムにおいて、前記情報処理端末は、前記可視像が転写された前記転写媒体の光沢度を測定する必要がある階調の階調情報を記憶する記憶手段と、少なくとも1つの画像データから成る画像ファイルの前記光沢度を測定する測定対象の画像データを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された前記測定対象の画像データから前記階調情報に含まれる前記階調を有する画像領域を検出する画像領域検出手段と、前記画像領域検出手段によって検出された前記画像領域を前記転写媒体における位置を表す座標情報に変換する座標変換手段と、前記画像ファイル、前記画像データの数と各画像データの順序とを表すページ情報、及び前記座標情報を前記画像形成装置に送信する送信手段とを有し、前記画像形成装置は、前記情報処理端末から前記画像ファイル、前記ページ情報、及び前記座標情報を受信する受信手段と、前記可視像が定着された前記転写媒体の前記光沢度を測定する光沢度測定手段と、前記光沢度測定手段によって測定した前記光沢度の標準偏差を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記標準偏差が所定値よりも大きいとき、画像形成条件を変更し、前記標準偏差が所定値以下のとき前記画像形成条件を維持する制御手段とを有し、前記制御手段によって前記画像形成条件が設定された後、前記画像ファイルの画像形成を開始することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の画像形成システムにおいて、前記画像領域検出手段は、前記画像データから前記画像領域を検出するとき、前記転写媒体の前記光沢度が大きくなる階調を有する前記画像領域を優先的に検出することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項記載の画像形成システムにおいて、前記階調情報は、前記転写媒体の種類ごとに区別されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の画像形成システムにおいて、前記光沢度測定手段は、前記ページ情報に基づいて前記画像ファイルから前記測定対象の画像データを選択し、前記座標情報に基づいて前記測定対象データ内の前記光沢度を測定する位置へ移動することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項記載の画像形成システムにおいて、前記光沢度測定手段は、前記転写媒体にレーザを照射し、前記レーザの反射光によって前記転写媒体の光沢度を測定することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の画像形成システムにおいて、前記転写媒体への前記レーザの入射角度が20度以下であることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項記載の画像形成システムにおいて、前記制御手段は、前記定着手段によって前記可視像を前記転写媒体へ定着させる温度を変更することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1から8のいずれか1項記載の画像形成システムにおいて、前記制御手段は、前記転写媒体を搬送する搬送速度を変更することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1から9のいずれか1項記載の画像形成システムにおいて、前記制御手段は、前記露光手段から前記像担持体上に照射されるレーザ光の照射面積を変更することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項1から10のいずれか1項記載の画像形成システムにおいて、前記制御手段は、前記露光手段から前記像担持体上に照射されるレーザ光の強度を変更することを特徴とする。
本発明は、基準画像の大きな領域で測定した光沢度を基準に出力画像の光沢度を制御するため光沢度の変化による画質の変動を最小限に抑えることができる。特に、同一の画像を出力する場合には、安定した画質の画像を出力することができる。
本発明は、測定対象の画像データから測定された光沢度に基づき該光沢度の相加平均又は変動量が算出される。ここで、算出された相加平均又は変動量が画質を低下させるものであるときは、画像形成条件を変更する。画像形成条件の変更が行われると、同一の画像ファイルに含まれる他の画像の画像形成動作が開始される。全ての画像ファイルの出力が完了すると、画像形成動作は終了する。以上の動作により、算出された相加平均又は変動量に応じて画像形成条件を変更することにより光沢度を制御する。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
本発明を適用した画像形成装置の構成を図1に示す。本発明を適用した画像形成装置は、感光体ドラム1、帯電手段2、露光手段3、現像手段4、転写ローラ5、除電手段6、クリーニング手段7、加圧ローラ8、加熱ローラ9、給紙トレイ10、転写部11、定着手段12、用紙光沢度測定手段17、排紙トレイ19、及び画像面測定手段20から構成される。図1に示すように、一般的な画像形成装置と同様に帯電手段2、露光手段3、現像手段4、転写ローラ5、除電手段6、及びクリーニング手段7が感光体ドラム1を取り巻くように設置されている。しかし、転写部11の上流側に光沢度測定手段17、定着手段12と排紙トレイ19との間に画像面測定手段20が設けられている点において一般的な画像形成装置と異なる。
図2に画像面測定手段20の構成を示す。画像面測定手段20は、光沢度測定手段40、用紙経路切換手段41、測定ゾーン42、測定ステージ43、レール44、キャリア45、位置センサ46、及び密着用ローラ47から構成される。用紙経路切換手段41は、上流側から搬送されてきた用紙を搬送経路A又は搬送経路Bに切り換えるものである。搬送経路Bへ送られた用紙は、画像面測定手段20を経由せず測定ステージ43の下流側で搬送経路Aと合流して排紙トレイ19へと排出される。測定ステージ43上の測定ゾーン42は、平坦であることが望ましい。また、測定ステージ43の表面は、反射率が低くなるように加工されている。測定ステージ43の前後に設けられた密着用ローラ47は、用紙が測定ステージ43上で浮き上がることによる測定エラーを防止する。なお、測定時の用紙の搬送速度は、用紙の光沢度の測定に要する時間、及び用紙搬送の際の振動による反射光量の変動が抑制される速度に設定することが望ましい。
図3に光沢度測定手段40の構成を示す。光沢度測定手段40は、図3に示すように照明手段30、受光手段31、遮蔽板32、開口部33、及び測定面34から構成される。照明手段30は、図5に示すように測定面34に対して開口部33から測定光投影領域36に向かって光を照射する。測定光投影領域36のサイズは、主走査方向に向かって5〜10mm、副走査方向に向かって1mm程度とする。光沢度の測定は、用紙搬送中に行うため開口部33と測定面との距離を2mm程度とする必要がある。また、測定角度θを20度以下とすることで開口部33と測定面との距離を大きくした場合であっても確実に測定光を用紙に照射することができる。
図4にハーフミラーを有する光沢度測定手段40の構成を示す。ハーフミラー35を用いることで測定角度θを0度とすることも可能である。なお、ハーフミラー35を用いた場合、照明手段30と受光手段31の位置を入れ替えることも可能である。さらに、開口部33の形状を細長く形成し、開口部33に対して十分に広い照射領域を有する測定光を照射することも可能である。ハーフミラー35を用いて測定角度θを小さくすることは、微小領域の光沢度の測定、光沢度の精度を向上、及び副走査方向に対する光沢度の測定を可能にする。
図6に光沢度測定手段20が光沢度を測定する処理の工程を示す。光沢度測定手段40において検出された信号は、サンプリング手段60、記憶手段61、及び平均値算出手段62(又は変動量算出手段63)を経て光沢度として出力される。サンプリング手段60は、光沢度測定手段40で検出された光沢度を所定の間隔で取り込む。サンプリング手段60で取り込まれた光沢度は、時系列で記憶手段61に格納される。平均値算出手段62は、記憶手段61に格納された光沢度の相加平均を算出する。変動量算出手段63は、記憶手段61に格納された光沢度の変動量を算出する。変動量は、光沢度の標準偏差であり、光沢むら発生の有無を判断する際に利用する。
図8にホストコンピュータから画像形成装置に出力する際に画像データから光沢度を測定する位置を特定する工程を示す。少なくとも1ページから成る画像ファイル50の中から光沢度を測定する画像データを選択し、順位情報テーブル53に記録されている内容に基づいて、該画像データを出力したときに光沢むらの原因となる階調を有する領域を画像領域検出手段51により検索する。なお、画像領域検出手段51によって検索される領域は、一箇所だけでなく複数箇所有することもある。画像領域検出手段51によって検出された領域は、座標変換手段52によって画像を画像形成装置によって実際に出力した際の用紙上の座標を示す情報に変換される。用紙上の座標を示す情報は、画像ファイル50に含まれる画像データの数と各画像データの順序とを表すページ情報とともに測定位置データ59として画像形成装置へ送信される。測定位置データ59を受信した画像形成装置は、画像ファイル50とともに測定位置データ59を装置内に格納する。
次に、順位情報テーブル53に格納されているデータについて説明する。C、M、Y、Bkの16階調のパッチを配列した画像を画像形成装置によって出力し、各色の階調ごとに光沢度測定手段20によって光沢度を測定する。そして、測定された光沢度の相加平均又は変動量の大きさに応じて相加平均又は変動量が大きい階調から順にROMなどの記憶手段61で具現化される順位情報テーブル53に格納する。C、M、Y、Bkの階調ごとの光沢度測定手段20による光沢度の測定は、使用される紙の種類ごとに行われ、紙の種類ごとに順位情報テーブル53に格納される。
図9は、Bkの各階調と光沢度(測定角度θ=60度)の関係を示した図である。図9に示すように使用される紙の種類ごとに光沢度の値は異なる。そのため、順位情報テーブル53は紙の種類ごとに作成される。なお、高明度(低濃度)の階調においては、紙自体の光沢の影響が大きいため画像の光沢を制御することができない。よって、本実施例においては明度が80以上となる階調については光沢を制御する対象外とする。
順位情報テーブル53に格納されていない紙については、低明度(高濃度)の階調ほど変動量が大きくなる順位情報テーブル53のデータ(デフォルトデータ)を採用して光沢度を制御する。特に、大きな光沢度を有する塗工紙(光沢紙)は、用紙自体の光沢により出力画像の光沢度に大きな変動が生じる可能性がある。例えば、トナーが発現する光沢度よりも十分高い光沢度の紙を用いた場合、図10に示すように光沢度は最大明度のところで最大となる。つまり、光沢紙を用いた場合、高明度な画像領域の光沢度は用紙自体の光沢度によるところが大きい。したがって、画像形成条件を変更することにより光沢度を制御することが困難である。そこで、デフォルトデータを用いて、低明度な画像領域の光沢度を制御することにより画像全体の光沢度を均一な方向への導いている。
具体的には、本実施形態においては、使用される可能性がある光沢紙の白紙の光沢度を測定し、その値が出力画像の光沢に影響及ぼすものであるか否かを判断する。まず、画像を出力する際に給紙トレイ10と転写手段11との間に設けられた用紙光沢度測定手段17によって用紙の光沢度を測定する。測定された光沢度が所定の光沢度以上であったときは、デフォルトデータを採用して低明度な画像領域の光沢度を制御して高明度な画像領域の光沢度に近づけることで光沢むらを解消する。なお、用紙光沢度測定手段17によって検出された光沢度が所定の光沢度よりも低かったときは、通常の処理と同様に測定位置データ59を利用して光沢の制御が必要な座標の光沢度を制御する。
また、均一な色を有する背景や図形を多く有する画像ファイル50からは、光沢を制御する必要がある領域が多数検出される可能性が高い。この場合、先に画像形成装置から出力された画像の光沢度を利用して、後に出力される画像の光沢度を制御することでより適切に光沢を制御できる。
具体的には、先に出力した画像の光沢の制御が必要な領域を光沢度測定手段20によって検出する。次に、図11に示すように該領域の副走査方向へ適当な間隔で光沢度を測定し、その中の一つを該光沢の制御が必要な領域の光沢度として選択する。この動作を光沢の制御が必要な領域全てについて実行し、取得した光沢度の相加平均又は変動量(光沢むら)を平均値算出手段62又は変動量算出手段63により算出する。そして、算出した相加平均又は変動量が画質の低下を招くものであるときは、画像形成条件を変更する。以上の動作により、後続の出力画像の画質を向上させることができる。
図7を用い上述した画像形成装置の光沢を制御する処理を具体的に説明する。
光沢度の測定が要求されている画像の印刷が指示されると、ホストコンピュータから受信した画像ファイル50及び測定位置データ59に基づいて画像面測定手段20が有する光沢度測定手段40を移動する(ステップS1)。次に、先に出力した画像の排出が完了しているかを検出する(ステップS2)。先行するプリントの排出が完了しているときは(ステップS2/YES)、搬送経路が搬送経路Aに切り替えられ(ステップS3)、転写手段11や定着手段12などにより用紙に画像が形成される。なお、先行するプリントの排出が完了していないときは(ステップS2/NO)、再び先に出力したプリントの排出の検出が行われる(ステップS2)。
画像形成動作が完了すると(ステップS4)、搬送経路Aを利用して測定ステージ43へ用紙が搬送される(ステップS5)。測定ステージ43へ用紙が搬送されて所定の位置に達したことを検知すると(ステップS6/YES)、用紙の搬送速度を減速し(ステップS7)、光沢度の測定を開始する(ステップS8)。なお、測定ステージ43への用紙が所定の位置に達していないときは(ステップS6/NO)、光沢度の測定は行われない。同一ページ内に複数の測定位置がある場合は、一箇所での測定を終える毎に光沢度センサ40を所定の位置へ移動させ、同様に光沢度を測定する(ステップS8)。
次に、測定された各測定位置での光沢度を利用して該光沢度の相加平均又は変動量が平均値算出手段62又は変動量算出手段63により算出される。ここで、算出された相加平均又は変動量が所定の値よりも大きいときは、画質を低下させるものであるときは、画像形成条件を変更する(ステップS9)。一方、相加平均又は変動量が所定の値以下であるときは、画像形成条件の変更は行わず該条件を維持する(ステップS9)。画像形成条件の変更又は画像形成条件の維持処理が完了すると(ステップS9)、搬送経路が搬送経路Bに切り換えられ、画像ファイル50に含まれる他の画像データの画像形成動作が開始される(ステップS10)。画像ファイル50に含まれる全ての画像が搬送経路Bを通じて排出トレイ19に排出されると(ステップS11)、画像形成動作は終了する。以上の動作により、検出された光沢度又は変動量に応じて画像形成条件を変更することにより光沢度を制御する。
なお、ステップS9における画像形成条件の変更は、定着手段12における加熱ローラ9の温度、用紙の搬送速度の制御により実行する。または、露光手段3における書き込み用レーザ光が照射される面積、該レーザ光の強度の制御により実行される。
光沢度を加熱ローラ9の温度によって制御するときは、画像形成が可能な温度範囲における光沢度の変化を予め測定し、その測定結果を用いて光沢度を制御する。任意の中間調画像において測定された光沢度に対しては、L*a*b*カラー空間において最も近い階調を選択し、選択された階調の光沢度との関係から加熱ローラ9の温度を制御する。
一般的に低トナー量で光沢度を高くする条件で画像形成を行うと用紙が有する繊維に起因するむらが生じる。該むらが小さい場合は画像の光沢度に影響を及ぼさないが、該むらが大きい場合は画質を低下させる。しかし、上述の実施形態により低トナー量でも画質を低下させずに画像形成を実行することができる。
本発明を適用した画像形成装置の概略を示す図である。 本発明を適用した画像形成装置によって出力された画像の光沢度を測定する画像面測定手段の構成を示す図である。 本発明を適用した画像面測定手段が有する光沢度測定手段の構成を示す図である。 本発明を適用した画像面測定手段が有する光沢度測定手段の構成を示す図である。 光沢度測定手段が有するレーザの照射面を示す図である。 光沢度の相加平均又は変動量を算出する工程を示す図ある。 本発明を適用した画像形成装置によって画像を出力する処理のフローチャートである。 本発明を適用したホストコンピュータにおいて行われる処理を示す図である。 光沢度と階調との関係を示す図である。 光沢度と階調との関係を示す図である。 光沢度測定手段を副走査方向へ移動させて光沢度を測定したときの測定面を示す図である。
符号の説明
1 感光体ドラム
2 帯電手段
3 露光手段
4 現像手段
5 転写ローラ
6 除電手段
7 クリーニング手段
8 加圧ローラ
9 加熱ローラ
10 給紙カセット
11 転写手段
12 定着手段
17 用紙光沢度センサ
19 排紙トレイ
20 光沢度測定手段
30 照明手段
31 受光手段
32 遮蔽版
33 開口部
34 被測定面
35 ハーフミラー
36 測定光投影領域
40 光沢度センサ
41 用紙分岐手段
42 測定位置
43 測定ステージ
44 レール
45 キャリア
46 位置センサ
47 密着用ローラ
50 画像ファイル
51 画像検出手段
52 座標変換手段
53 順位情報テーブル
59 測定位置データ
60 サンプリング手段
61 記憶手段
62 平均値算出手段
63 変動量算出手段

Claims (11)

  1. 帯電させた像担持体上に潜像を形成する露光手段と、前記像担持体上に形成された前記潜像を現像して可視化する現像手段と、前記現像手段によって可視化された可視像を転写媒体に転写する転写手段と、前記可視像を前記転写媒体に定着させる定着手段とを有する画像形成装置と情報処理端末とがネットワークを介して接続された画像形成システムにおいて、
    前記情報処理端末は、
    前記可視像が転写された前記転写媒体の光沢度を測定する必要がある階調の階調情報を記憶する記憶手段と、
    少なくとも1つの画像データから成る画像ファイルの前記光沢度を測定する測定対象の画像データを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記測定対象の画像データから前記階調情報に含まれる前記階調を有する画像領域を検出する画像領域検出手段と、
    前記画像領域検出手段によって検出された前記画像領域を前記転写媒体における位置を表す座標情報に変換する座標変換手段と、
    前記画像ファイル、前記画像データの数と各画像データの順序とを表すページ情報、及び前記座標情報を前記画像形成装置に送信する送信手段とを有し、
    前記画像形成装置は、
    前記情報処理端末から前記画像ファイル、前記ページ情報、及び前記座標情報を受信する受信手段と、
    前記可視像が定着された前記転写媒体の前記光沢度を測定する光沢度測定手段と、
    前記光沢度測定手段によって測定された前記光沢度の相加平均を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された前記光沢度の相加平均が所定値よりも大きいとき、画像形成条件を変更し、前記相加平均が所定値以下のとき前記画像形成条件を維持する制御手段とを有し、
    前記制御手段によって前記画像形成条件が設定された後、前記画像ファイルの画像形成を開始することを特徴とする画像形成システム。
  2. 帯電させた像担持体上に潜像を形成する露光手段と、前記像担持体上に形成された前記潜像を現像して可視化する現像手段と、前記現像手段によって可視化された可視像を転写媒体に転写する転写手段と、前記可視像を前記転写媒体に定着させる定着手段とを有する画像形成装置と情報処理端末とがネットワークを介して接続された画像形成システムにおいて、
    前記情報処理端末は、
    前記可視像が転写された前記転写媒体の光沢度を測定する必要がある階調の階調情報を記憶する記憶手段と、
    少なくとも1つの画像データから成る画像ファイルの前記光沢度を測定する測定対象の画像データを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記測定対象の画像データから前記階調情報に含まれる前記階調を有する画像領域を検出する画像領域検出手段と、
    前記画像領域検出手段によって検出された前記画像領域を前記転写媒体における位置を表す座標情報に変換する座標変換手段と、
    前記画像ファイル、前記画像データの数と各画像データの順序とを表すページ情報、及び前記座標情報を前記画像形成装置に送信する送信手段とを有し、
    前記画像形成装置は、
    前記情報処理端末から前記画像ファイル、前記ページ情報、及び前記座標情報を受信する受信手段と、
    前記可視像が定着された前記転写媒体の前記光沢度を測定する光沢度測定手段と、
    前記光沢度測定手段によって測定した前記光沢度の標準偏差を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された前記標準偏差が所定値よりも大きいとき、画像形成条件を変更し、前記標準偏差が所定値以下のとき前記画像形成条件を維持する制御手段とを有し、
    前記制御手段によって前記画像形成条件が設定された後、前記画像ファイルの画像形成を開始することを特徴とする画像形成システム。
  3. 前記画像領域検出手段は、前記画像データから前記画像領域を検出するとき、前記転写媒体の前記光沢度が大きくなる階調を有する前記画像領域を優先的に検出することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成システム。
  4. 前記階調情報は、前記転写媒体の種類ごとに区別されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像形成システム。
  5. 前記光沢度測定手段は、
    前記ページ情報に基づいて前記画像ファイルから前記測定対象の画像データを選択し、
    前記座標情報に基づいて前記測定対象データ内の前記光沢度を測定する位置へ移動することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の画像形成システム。
  6. 前記光沢度測定手段は、
    前記転写媒体にレーザを照射し、
    前記レーザの反射光によって前記転写媒体の光沢度を測定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の画像形成システム。
  7. 前記転写媒体への前記レーザの入射角度が20度以下であることを特徴とする請求項6記載の画像形成システム。
  8. 前記制御手段は、前記定着手段によって前記可視像を前記転写媒体へ定着させる温度を変更することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の画像形成システム。
  9. 前記制御手段は、前記転写媒体を搬送する搬送速度を変更することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載の画像形成システム。
  10. 前記制御手段は、前記露光手段から前記像担持体上に照射されるレーザ光の照射面積を変更することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載の画像形成システム。
  11. 前記制御手段は、前記露光手段から前記像担持体上に照射されるレーザ光の強度を変更することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載の画像形成システム。
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