JP2005320055A - 合成樹脂製容器蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 強度を過剰に低下せしめることなく、そしてまた既存の装着装置の種々の構成要素を交換する必要を回避して、成形に使用する合成樹脂量を大幅に低減することができる合成樹脂製容器蓋を提供する。
【解決手段】 スカート壁(6、106、206)の外周面に周方向に間隔をおいて複数個の凹部(42,142,242)を配設し、凹部の各々をスカート壁の主部(10、110,210)の上端部から周方向破断ライン(8,108)を超えてタンパーエビデント裾部(12、112)まで軸線方向に延在する形態にせしめる
【選択図】 図1

Description

本発明は、合成樹脂製容器蓋、更に詳しくは天面壁とこの天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁とを具備し、スカート壁には周方向に延在する周方向破断ラインが形成されていて、スカート壁は周方向破断ラインよりも上方の主部と周方向破断ラインよりも下方のタンパーエビデント裾部とに区画されている形態の合成樹脂製容器蓋に関する。
飲料用容器のための容器蓋として、下記特許文献1に開示されている如く、ポリエチレン、ポリプロピレンの如きポリオレフィン系合成樹脂或いはその他の合成樹脂から形成された合成樹脂製容器蓋が広く実用に供されている。かかる合成樹脂製容器蓋は、天面壁とこの天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁とを具備している。スカート壁には周方向に延在する周方向破断ラインが形成されており、スカート壁は周方向破断ラインよりも上方の主部と周方向破断ラインよりも下方のタンパーエビデント裾部とに区画されている。通常、主部の内周面には雌螺条が形成されており、タンパーエビデント裾部の内周面には周方向に間隔をおいて複数個の係止片が配設されている。
特開2002−173157号公報
而して、上述したとおりの容器蓋においては、成形に使用する合成樹脂量を可及的に低減せしめ、これによって製造コストを低下すると共に、冷却に要する時間を減少せしめて製造効率を上昇せしめることが望まれる。そして、成形に使用する合成樹脂量を低減せしめるためには、スカート壁及び/又は天面壁の厚さを減少することが意図される。しかしながら、単にスカート壁及び/又は天面壁の厚さを減少せしめると、(1)強度が過剰に低下する、(2)スカート壁の内径は容器の口頸部に態様する寸法であることが必要であり、従ってスカート壁の厚さを低減せしめるとスカート壁の外径が減少し、これに起因して容器蓋を容器の口頸部に装着するための既存の装着装置の種々の構成要素を交換しなければならない、という別個の問題が発生する。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、強度を過剰に低下せしめることなく、そしてまた既存の装着装置の種々の構成要素を交換する必要を回避して、成形に使用する合成樹脂量を大幅に低減することができる、新規且つ改良された合成樹脂製容器蓋を提供することである。
本発明者等は、鋭意検討の結果、スカート壁の外周面に周方向に間隔をおいて複数個の凹部を配設し、凹部の各々をスカート壁の主部の上端部から周方向破断ラインを超えてタンパーエビデント裾部まで軸線方向に延在する形態にせしめることによって、上記主たる技術的課題を達成することができることを見出した。
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する合成樹脂製容器蓋として、天面壁と該天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁とを具備し、該スカート壁には周方向に延在する周方向破断ラインが形成されており、該スカート壁は該周方向破断ラインよりも上方の主部と該周方向破断ラインよりも下方のタンパーエビデント裾部とに区画されている、合成樹脂製容器蓋において、
該スカート壁の外周面には、周方向に間隔をおいて配設された複数個の凹部が配設されており、該凹部の各々は、該主部の上端部から該周方向破断ラインを超えて該タンパーエビデント裾部まで軸線方向に延在せしめられている、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋が提供される。
該凹部は周方向に等間隔をおいて3乃至12個形成されているのが好適である。該タンパーエビデント裾部の内周面には半径方向内方に向かって上方に傾斜して突出する係止片が配設されている場合には、該係止片の下面にも凹部が配設されているのが好適である。該係止片が周方向に間隔をおいて複数個配設されている場合には、該係止片の各々の下面に凹部が周方向に間隔をおいて複数個配設されているのが好適である。好ましくは、該スカート壁の外周面に配設された該凹部には該主部から該周方向破断ラインを超えて該タンパーエビデント裾部まで延びる少なくとも1個の突条が配設されている。該スカート壁の該主部の内周面下部にも、周方向に間隔をおいて複数個の凹部が配設されており、該スカート壁の外周面に配設された該凹部と該スカート壁の内周面に配設された該凹部とは周方向に変位せしめて配置されており、該スカート壁の外周面に配設された該凹部と該スカート壁の内周面に配設された該凹部とが重なり合うことはないのが好ましい。
本発明の合成樹脂製容器蓋においては、スカート壁全体の厚さを低減せしめるのではなくて、スカート壁の外周面に周方向に間隔をおいて主部の上端部から周方向破断ラインを超えてタンパーエビデント裾部まで延在する凹部を形成しているので、スカート壁の強度低下を充分に回避乃至抑制して、成形に使用する合成樹脂量を大幅に低減することができる。そしてまた、凹部が形成されていない部位における外径は不変であるので、既存の装着装置の種々の構成要素を交換する必要は回避される。更に、スカート壁の外周面に周方向に間隔をおいて複数個の凹部が形成されることに起因して、容器蓋の外観が斬新なものになると共に、容器蓋を回転せしめるためにスカート壁の外周面に指を掛けた時の把持感覚が改善され滑りが充分に防止される。更にまた、凹部は主部の上端部から周方向破断ラインを超えてタンパーエビデント裾部まで延在せしめられている故に、容器の口頸部に係止されているタンパーエビデント裾部に対して主部が幾分かでも回動せしめられると、周方向破断ラインを境界にして凹部に周方向のずれが生成される。従って、タンパーエビデント特性も改善される。
以下、本発明に従って構成された合成樹脂製容器蓋の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳述する。
図1及び図2を参照して説明すると、ポリエチレン又はポリプロピレンの如きポリオレフィン系合成樹脂或いはその他の適宜の合成樹脂から形成することができる、全体を番号2で示す本発明に従って構成された容器蓋は、円形天面壁4とかかる天面壁4の周縁から垂下する略円筒形状のスカート壁6とを具備している。スカート壁6には周方向に延在する周方向破断ライン8が形成されており、スカート壁6は周方向破断ライン8よりも上方の主部10と周方向破断ライン8よりも下方のタンパーエビデント裾部12とに区画されている。図2から明確に理解される如く、スカート壁6の内周面には下方を向いた環状肩面14が形成されており、そしてかかる環状肩面14から下方に延びる比較的短い突条16が周方向に間隔をおいて複数個形成されている。上記周方向破断ライン8は、突条16の軸線方向上部において、スカート壁6の外周面から切断刃(図示していない)を作用せしめ、突条16の少なくとも一部を残留せしめてスカート壁6を切断することによって形成されている。突条16の切断されることなく残留せしめられた部分が所謂橋絡部を構成し、タンパーエビデント裾部12は橋絡部を介して主部10に接続されている。
スカート壁6の主部10の外周面の主部は実質上円筒形状であるが、主部10の外周面の下部には円錐台形状部18が配設されている。タンパーエビデント裾部12の外周面上端部は実質上円筒形状であるが、かかる上端部よりも下方の部分は円錐台形状である。スカート壁6の主部10及びタンパーエビデント裾部12の外周面の形態については、後に更に詳述する。
図示の実施形態においては、図2に明確に図示する如く、スカート壁6の主部10の内周面には雌螺条20が形成されている。かかる雌螺条20には、周方向に適宜の間隔をおいて軸線方向に延びる切欠22が形成されている。かかる切欠22は容器の口頸部が開封される際の所謂通気路を構成する。主部10の内周面下部には若干の軸線方向長さを有する円錐台形状部24が配設されている。
タンパーエビデント裾部12の内周面上部には下方を向いた環状肩面26が形成され、タンパーエビデント裾部12の内周面下部には下方を向いた環状肩面28が形成されている。そして、環状肩面26と環状肩面28との間おいて、タンパーエビデント裾部12の内周面には、半径方向内方に向かって上方に傾斜して突出する係止片30が周方向に等間隔をおいて複数個形成されている。
図2を参照することによって理解されるとおり、天面壁4の下面即ち内面の周縁部には、内側筒状シール片32、環状当接片34及び外側筒状シール片36が形成されている。内側筒状シール片32は、天面壁4の内面から下方に向かって半径方向外方に傾斜して延出し、次いで下方に向かって幾分半径方向内方に傾斜して延出している。環状当接片34は、半径方向に見て内側筒状シール片32の直ぐ外側に位置せしめられており、天面壁4の内面から下方及び半径方向外方に膨出せしめられた膨出部から構成されている。外側筒状シール片36は内側筒状シール片32から半径方向に所定距離離隔して配置されており、天面壁4の内面から下方に向かって半径方向外方に若干傾斜して延出している。図2と共に図3を参照することによって明確に理解される如く、天面壁4の内面中央部は周縁部に比べて比較的薄くせしめられており、補強のために中心に円形突起38が配設され、そしてまたかかる円形突起38から上記内側筒状シール片32の基部まで放射状に延びる8個の突条40が配設されている。
図1乃至図3を参照して説明を続けると、本発明に従って構成された容器蓋2においては、スカート壁6の外周面には周方向に間隔をおいて複数個の凹部42が形成されており、かかる凹部42の各々はスカート壁6の主部10の上端部から周方向破断ライン8を越えてタンパーエビデント裾部12まで軸線方向に延在せしめられていることが重要である。凹部42は周方向に等間隔をおいて3個乃至12個、特に4個乃至8個形成されているのが好ましい。図示の実施形態においては、周方向に等間隔をおいて6個の凹部42が形成されており、凹部42の各々は主部10の上端部からタンパーエビデント裾部12の下端部まで延びており、凹部42の周方向幅は上端から下端まで実質上同一であり、隣接する凹部42間の周方向間隔よりも幾分小さい。凹部42の深さtは、スカート壁6の厚さ或いは型抜きの容易性等を考慮して適宜に設定することができるが、一般に0.10乃至0.80mm程度であるのが好都合である。凹部42の深さtが過大になると、スカート壁6の強度が過小になる。一方、凹部42の深さtが過小であると、使用合成樹脂材料の低減量が僅かなものになる。図示の実施形態においては、図1及び図3を参照することによって明確に理解される如く、スカート壁6の主部10における凹部42以外の部位、即ち隣接する凹部42間の部位には、従来の容器蓋のスカート壁における主部の外周面と同様に、軸線方向に延びる比較的小さい突条44が周方向に間隔をおいて複数個配設されている。
更に、使用合成樹脂量を低減せしめるために、図示の実施形態においては、図2に図示する如く、タンパーエビデント裾部12の内周面に形成されている複数個の係止片30の各々の下面にも周方向に間隔をおいて2個の矩形凹部46を形成している。所望ならば、係止片30の各々の下面に1個或いは3個以上の凹部46を形成することもできる。
図4には、容器蓋2と共にこの容器蓋2が適用される容器の一部も図示されている。ポリエチレンテレフタレートの如き適宜の合成樹脂或いはガラスから形成することができる容器は、全体として略円筒形状の口頸部48を有する。上面が開口された口頸部48の外周面には雄螺条50及びこの雄螺条50の下方に位置する環状係止あご部52が形成されている。容器の口頸部48に容器蓋2を装着して口頸部48を密封する際には、口頸部48に容器蓋2を被嵌して閉方向、即ち図4において上方から見て時計方向に所要回転トルクで回転せしめる。かくすると、口頸部48の雄螺条50に容器蓋2の雌螺条20が漸次螺合され、容器蓋2は回転と共に下降せしめられる。タンパーエビデント裾部12に形成されている係止片30は半径方向外方に弾性的に変形せしめられて口頸部48に形成されている係止あご部52を乗り越え、次いで弾性的に復元して係止あご部52に係止せしめられる。容器蓋2の天面壁4の内面に形成されている内側筒状シール片32は口頸部48の内周面上端部に密接せしめられて幾分半径方向内側に撓まされ、環状当接片34は口頸部48の上端面に当接せしめられて幾分圧縮され、外側筒状シール片36は口頸部48の外周面上端部に密接せしめられて半径方向外側に幾分撓まされ、かくして口頸部48が密封される。
容器の口頸部48を開封する際には、容器蓋2を開方向、即ち図4において上方から見て反時計方向に回転せしめる。かくすると、タンパーエビデント裾部12は、その内周面に形成されている係止片30が口頸部48の外周面に形成されている係止あご部52に係止せしめられている故に、上昇が阻止されるが、容器蓋2のその他の部分は、回転によって雄螺条50に対する雌螺条20の螺合が解除されるに応じて上昇せしめられる。従って、スカート壁6に形成されている周方向破断ライン8、更に詳しくはその橋絡部に相当な応力が生成されて橋絡部が破断され、タンパーエビデント裾部12が主部10から切り離される。しかる後においては、容器蓋2の、タンパーエビデント裾部12以外の部分は回転と共に自由に上昇せしめられて口頸部48から離脱され、かくして口頸部48が開封される。図示の実施形態においては、口頸部48を開封する際に周方向破断ライン8が周方向全周に渡って破断されてタンパーエビデント裾部12が主部10から完全に切り離され、タンパーエビデント裾部12は口頸部48から離脱されることなく口頸部48に残留せしめられるが、所望ならば、周方向破断ライン8における橋絡部の少なくとも1個を破断されることなく維持され続ける強橋絡部にせしめると共に、タンパーエビデント裾部12に軸線方向に延びる軸線方向破断ラインを形成し、口頸部48を開封する際には軸線方向破断ラインが破断されてタンパーエビデント裾部12が無端環状形態から有端帯状形態に展開され、破断されることなく維持される強橋絡部を介して主部10に接続されているタンパーエビデント裾部12も口頸部48から離脱されるようにせしめることもできる。
本発明に従って構成された上述したとおりの容器蓋2については、次の事実が注目されるべきである。スカート壁6の外周面に複数個の凹部42が形成されている故に、凹部42が形成されていない場合に比べて凹部42の容積分だけ、容器蓋2を成形するのに要する使用合成樹脂量が低減される。一方、スカート壁6の全体の厚さを均一に減少せしめて使用合成樹脂量を低減せしめる場合にはスカート壁6の強度が相当低下せしめられるが、周方向に間隔をおいて複数個の凹部42を形成して使用合成樹脂量を低減せしめている故に、例えば天面壁4とスカート壁6との境界領域に加えられる衝撃等に対するスカート壁6の強度低下は充分に回避乃至抑制される。そしてまた、凹部42は周方向に間隔をおいて形成されており、凹部42間の領域においてはスカート壁6の外径に変化はなく、従って容器蓋2を容器の口頸部に装着する際に容器蓋2の外周面に係止せしめるべき係止手段等の構成要素は特に変更を加えることなく従来から使用されていた構成要素をそのまま使用することができる。また、周方向に間隔をおいて形成された凹部42の存在に起因して、容器蓋2を開方向或いは閉方向に回転せしめるためにスカート壁6の外周面に指を掛けて時に、所謂把持感が改善され指の滑りが一層確実に防止される。加えて、図1を参照することによって理解される如く、凹部42の存在に起因して、容器蓋2は従来の容器蓋とは趣を異にした斬新な外観を呈する。更に、同様に図1を参照することによって理解される如く、容器の口頸部に所要とおりに装着されている容器蓋2が不正に幾分か回転せしめられて、係止片30によって口頸部に係止されているタンパーエビデント裾部12に対して主部10が幾分か相対的に回転せしめられると、凹部42における主部10に位置する部分とタンパーエビデント裾部12に位置する部分とが周方向にずれることになり、タンパーエビデント裾部12に対して主部10が幾分か回転されたことが明瞭に示され、かくしてタンパーエビデント特性も改善される。
図5は、本発明に従って構成された容器蓋の他の実施形態を図示している。図5に図示する容器蓋102においては、スカート壁106の主部110の上端部からタンパーエビデント裾部112の下端部まで延在せしめられている凹部142の下部は周方向幅が漸次低減せしめられており、略半円形状にせしめられている。更に、図5に図示する容器蓋102においては、凹部142の各々にはその上端部から下端部まで周方向破断ライン108を跨って延在する比較的小さい突条143が周方向に間隔をおいて複数個、図示の場合は3個、配設されている。かかる突条143は、スカート壁106の外周面に掛けられる指の滑り防止を助長せしめると共に、スカート壁106の主部110がタンパーエビデント裾部112に対して幾分かでも回転せしめられた時に、下部が上部に対して周方向にずれることよってタンパーエビデント裾部112に対する主部110の回転を明瞭に示し、従ってタンパーエビデント特性を一層改善せしめる。図5に図示する容器蓋102の上述した構成以外の構成は図1乃至図4を参照して説明した容器蓋2と実質上同一である。
図6は、本発明に従って構成された容器蓋の更に他の実施形態を図示している。図6に図示する容器蓋202においては、スカ−ト壁206の外周面に凹部242を形成することに加えて、スカート壁206の主部210の内周面にも複数個の凹部245を形成している。かかる凹部245は、主部210の内周面における雌螺条220よりも下方に配置されている。スカート壁206の強度を過剰に低下せしめないために、凹部245はスカート壁206の外周面に形成されている凹部242に対して周方向に変位せしめて配置されており、凹部242と凹部245とが重なり合うことがないのが好都合である。図6に図示する容器蓋202の上述した構成以外の構成は図1及び図4を参照して説明した容器蓋2と実質上同一である。
本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を示す正面図。 図1の容器蓋の、図3の線II−IIにおける縦断面図。 図1の容器蓋の、図2の線III−IIIにおける横断面図。 図1の容器蓋を容器の口頸部に装着した状態を、一部を縦断面で示す正面図。 本発明に従って構成された容器蓋の他の実施形態の正面図。 本発明に従って構成された容器蓋の更に他の実施形態を示す、図2と同様の縦断面図。
符号の説明
2:容器蓋
4:天面壁
6:スカート壁
8:周方向破断ライン
10:スカート壁の主部
12:タンパーエビデント裾部
42:凹部
46:凹部
102:容器蓋
106:スカート壁
108:周方向破断ライン
110:スカート壁の主部
112:タンパーエビデント裾部
142:凹部
143:突条
202:容器蓋
206:スカート壁
210:スカート壁の主部
242:凹部
245:凹部

Claims (6)

  1. 天面壁と該天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁とを具備し、該スカート壁には周方向に延在する周方向破断ラインが形成されており、該スカート壁は該周方向破断ラインよりも上方の主部と該周方向破断ラインよりも下方のタンパーエビデント裾部とに区画されている、合成樹脂製容器蓋において、
    該スカート壁の外周面には、周方向に間隔をおいて配設された複数個の凹部が配設されており、該凹部の各々は、該主部の上端部から該周方向破断ラインを超えて該タンパーエビデント裾部まで軸線方向に延在せしめられている、ことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。
  2. 該凹部は周方向に等間隔をおいて3乃至12個形成されている、請求項1記載の合成樹脂製容器蓋。
  3. 該タンパーエビデント裾部の内周面には半径方向内方に向かって上方に傾斜して突出する係止片が配設されており、該係止片の下面にも凹部が配設されている、請求項1又は2記載の合成樹脂製容器蓋。
  4. 該係止片は周方向に間隔をおいて複数個配設されており、該係止片の各々の下面には凹部が周方向に間隔をおいて複数個配設されている、請求項1から3までのいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
  5. 該スカート壁の外周面に配設された該凹部には該主部から該周方向破断ラインを超えて該タンパーエビデント裾部まで延びる少なくとも1個の突条が配設されている、請求項1から4までのいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
  6. 該スカート壁の該主部の内周面下部にも、周方向に間隔をおいて複数個の凹部が配設されており、該スカート壁の外周面に配設された該凹部と該スカート壁の内周面に配設された該凹部とは周方向に変位せしめて配置されており、該スカート壁の外周面に配設された該凹部と該スカート壁の内周面に配設された該凹部とが重なり合うことはない、請求項1から5までのいずれかに記載の合成樹脂製容器蓋。
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