JP2005320016A - 携帯用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 例えば旅行先などに手軽に持参することが出来、しかも内部に充填した液状物の取り出しも片手でワンタッチで行なえる携帯用容器を提供する。
【解決手段】 容器本体内がシール材を介して液状物の充填室と液状物の開放室とに区画されて、開放室には、この開放室を外部に開放するための開口と、開放室と充填室をそれぞれ拡大乃至縮小させるための蛇腹構造の伸縮部と、シール材に液状物の抽出口を開けるための穿孔体とが設けられて、伸縮部による開放室の縮み動作により、穿孔体を介してシール部材に抽出口を開設するようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】 容器本体内がシール材を介して液状物の充填室と液状物の開放室とに区画されて、開放室には、この開放室を外部に開放するための開口と、開放室と充填室をそれぞれ拡大乃至縮小させるための蛇腹構造の伸縮部と、シール材に液状物の抽出口を開けるための穿孔体とが設けられて、伸縮部による開放室の縮み動作により、穿孔体を介してシール部材に抽出口を開設するようにした。
【選択図】 図2
Description
本発明は、シャンプやリンスあるいはトリートメントなどの液状のケアー用品を入れるための携帯用容器に関する。
例えば旅行先にシャンプやリンスなどの手入れ用品を持参する場合、比較的大きな容器に入れられている市販の商品をそのまま旅先に持参するのが一般的であるが、以上の方法では、旅先での使用が数回であるにもかかわらず、容器に入れられた多量のシャンプをそのまま持って行かなくてはならず、携帯品を入れるカバンがそれだけ重くなってしまうし、嵩張る不具合がある。
以上の不具合を解消するために、小さな蓋付きの容器にシャンプなどを小分けして持参する方法も従来から一般的に行なわれているが、以上の方法では、持参する容器へのシャンプ等の移し替え作業が面倒でもあるし、持参した容器からシャンプを手に取り出す際にも、蓋を外して容器内のシャンプを手に移し替えねばならず、結構面倒であるし、また更に蓋の開閉時、シャンプ液で手が滑って、蓋の開け閉めが行い難いなどの問題がある。
本発明は以上の実情に鑑みて開発したものであって、目的とするところは、例えば旅行先などに手軽に持参することが出来、しかも内部に充填した液状物の取り出しも片手でワンタッチで行なえる携帯用容器を提供することにある。
以上の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、容器本体内がシール材を介して液状物の充填室と液状物の開放室とに区画されて、開放室には、この開放室を外部に開放するための開口と、開放室を拡大乃至縮小させるための伸縮部と、シール材に液状物の抽出口を開けるための穿孔手段とが設けられて、伸縮部による開放室の縮み動作により、穿孔手段を介してシール部材に抽出口を開設するようにしていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、充填室にも、この充填室を拡大乃至縮小させるための伸縮部が設けられていることを特徴とするものである。
また請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の容器本体が可撓性材料から形成され、伸縮部が蛇腹構造から構成されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、開放室の伸縮部を縮小させるだけで、穿孔手段によりシール材に抽出口を開けて、充填室に充填されている液状物を開口から外部に簡単に取り出すことが出来る。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、開放室と充填室の両伸縮部を縮めることで、液状物の容器からの取り出しがより一層、スムーズに行なうことが出来る。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の効果に加え、容器本体が簡単に成形出来、しかも伸縮部の縮小動作がスムーズに行なえる。
図に示す携帯用容器は、頭髪を洗うための1回分の量のシャンプーを充填したものであって、基本的には、円筒状の容器本体1と、この容器本体1内を液状物の充填室4と液状物の開放室5とに区画するシール材2と、シール材2に液状物の抽出口21を開けるための穿孔手段としての穿孔体3とから構成されている。
容器本体1は、プラスチック樹脂材料から形成されているのであって、有底楕円筒状に形成された充填室側容器分割体1aと、同じく有底楕円筒状に形成された開放室側容器分割体1bとに分割され、両分割体1a・1bの開口端には、径方向外方に突出するリング状の連結フランジ11a・11bが一体形成されている。
そして充填室側容器分割体1aの楕円筒状の周壁12aを弾性的に復元可能な蛇腹状に形成して、この蛇腹状の周壁12aを、充填室4を拡大乃至縮小させるための伸縮部40としている。
また開放室側容器分割体1bの楕円筒状の周壁12bをも弾性的に復元可能な蛇腹状に形成して、この蛇腹状の周壁12bを、開放室5を拡大乃至縮小させるための伸縮部50としている。
また開放室側容器分割体1bの奥壁13bの中央には、開放室5を外部に開放するための開口51が設けられている。
穿孔体3は、逆二等辺三角形に形成された2枚のプレートを平面視十字状に一体に組み合わせた形状に形成され、その十字部分の中央でシール材2に抽出口21を開けるようにしている。
この穿孔体3は、図2にも示すように、開放室側容器分割体1bの奥壁13bの内面に取り付けられて開口51と対向している。
そして充填室側容器分割体1a内の充填室4に例えばシャンプーWを充填した上で、充填室側容器分割体1aの開口をシール材2で封鎖し、続いて、両分割体1a・1bの開口をあわせて、両連結フランジ11a・11bをシール材2の周縁部と共に接着して、両容器分割体1a・1bを図2に示すように一体に組み付けている。
以上の構成からなる携帯用容器は、別途形成したプラスチック製のハードケースなどに入れて持参するのが好ましい。
そして使用に際しては、親指を充填室側容器分割体1aの奥壁13a外面に当て、人差し指と中指を開放室側容器分割体1bの奥壁13b外面に当てて、3本の指で、容器を保持した状態から両容器分割体1a・1bを圧縮するのであって、これにより、開放室側容器分割体1bと充填室側容器分割体1aの各伸縮部50・40が弾性的に縮んで、穿孔体3によりシール材2に抽出口21が開けられ、充填室4内に充填していたシャンプーWが、抽出口21を介して開放室側容器分割体1bの開口から外部にスムーズに流出することとなる。
斯くして以上の携帯用容器を例えば旅行先などに持参し、容器本体1を片手で圧縮するだけでの簡単な操作で、シャンプの取り出しが行なえるに至ったのである。
以上の実施形態では、開放室側容器分割体1bの奥壁13bの中央に開口51を設け、この開口51と対向するように、穿孔体3を開放室側容器分割体1bの奥壁13b内面に取り付けたが、これに限定されるものではなく、例えば図4に示すように、穿孔体3を開放室側容器分割体1bの奥壁13bの内面中央に取り付けるとともに、開口51を開放室側容器分割体1bの奥壁13bの周縁部に設けてもよい。
また以上の実施形態では、開放室側容器分割体1bの奥壁13bに開口51を設けると共に、逆二等辺三角形に形成された2枚のプレートを平面視十字状に一体に組み合わせた形状の穿孔体3を開放室側容器分割体1bの奥壁13b内面に取り付けたが、これに限定されるものではなく、例えば図5に示すように、奥壁13bの中央に逆円錐状の穿孔体3を一体形成して、この穿孔体3の壁に開口51を設けてもよい。
また以上の実施形態では、充填室4にシャンプWを充填したが、これに限定されるものではなく、例えばリンスやトリートメントあるいはローション、洗顔クリームなどを充填室4に充填してもよい。
1 容器本体
1a 充填室側容器分割体
1b 開放室側容器分割体
2 シール材
21 抽出口
3 穿孔体(穿孔手段)
4 充填室
40 伸縮部
5 開放室
50 伸縮部
51 開口
1a 充填室側容器分割体
1b 開放室側容器分割体
2 シール材
21 抽出口
3 穿孔体(穿孔手段)
4 充填室
40 伸縮部
5 開放室
50 伸縮部
51 開口
Claims (3)
- 容器本体内がシール材を介して液状物の充填室と液状物の開放室とに区画されて、開放室には、この開放室を外部に開放するための開口と、開放室を拡大乃至縮小させるための伸縮部と、シール材に液状物の抽出口を開けるための穿孔手段とが設けられて、伸縮部による開放室の縮み動作により、穿孔手段を介してシール部材に抽出口を開設するようにしていることを特徴とする携帯用容器。
- 充填室に、この充填室を拡大乃至縮小させるための伸縮部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の携帯用容器。
- 容器本体が可撓性材料から形成され、伸縮部が蛇腹構造から構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004137228A JP2005320016A (ja) | 2004-05-06 | 2004-05-06 | 携帯用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004137228A JP2005320016A (ja) | 2004-05-06 | 2004-05-06 | 携帯用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005320016A true JP2005320016A (ja) | 2005-11-17 |
Family
ID=35467572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004137228A Pending JP2005320016A (ja) | 2004-05-06 | 2004-05-06 | 携帯用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005320016A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101104934B1 (ko) | 2011-01-21 | 2012-01-12 | 에프. 홀저 게엠베하 | 벨로우즈 타입 용기 |
KR20220131699A (ko) * | 2021-03-22 | 2022-09-29 | 김진욱 | 절임 무 보관용기 |
-
2004
- 2004-05-06 JP JP2004137228A patent/JP2005320016A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101104934B1 (ko) | 2011-01-21 | 2012-01-12 | 에프. 홀저 게엠베하 | 벨로우즈 타입 용기 |
KR20220131699A (ko) * | 2021-03-22 | 2022-09-29 | 김진욱 | 절임 무 보관용기 |
KR102498758B1 (ko) * | 2021-03-22 | 2023-02-09 | 김진욱 | 절임 무 보관용기 |
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