JP2005319726A - 転写装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドクターブレードの偏摩耗を防止するとともに摩耗しても転写ロールに対する接触状態が変化せず、液体転写量を高精度に一定にできる転写装置を提供する。
【解決手段】 周面に凹パターン5又は凸パターンを形成した転写ロール2に液体を付与し、転写ロール2の周面に接触させたドクターブレードで余分な液体を掻き取った後転写ロール2に接して走行する被転写物に液体を転写する転写装置において、凹パターン5又は凸パターンを、周方向に連続した複数のサインカーブ6を転写ロール2の軸芯方向に同一のピッチで並設して構成し、かつサインカーブ6の並設ピッチはサインカーブ6の振幅方向の両端距離と同一とし、かつドクターブレードをシリンダ装置にて一定の付勢力で転写ロール2の周面に圧接させるようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は走行する被転写物に対して微量の液体を精度良く付与する転写装置に関するものである。
走行する被転写物に微量の液体を付与する装置として、周面に凹又は凸のパターンを形成した転写ロールに液体を付与し、転写ロールの周面に接触させたドクターで余分な液体を掻き取った後転写ロールに接して走行する被転写物に液体を転写するようにした転写装置が知られている。
従来の転写装置について、図4、図5を参照して説明する。図4において、転写装置21は、回転駆動可能で、周面に凹パターンを形成した転写ロール22を備えており、この転写ロール22に接するように被転写物23の走行経路を設定し、被転写物23を転写ロール22の周面の回転方向と同一方向に同速で走行させるように構成されている。転写ロール22の凹パターン24は、図5に示すように、周方向に沿って連続した直線パターン25や波線パターンや非連続的な各種パターンを適当間隔置きに配設したものが一般的である。
また、液体を収容した液体容器26内にロール列27の一部が浸漬され、そのロール列の他の一部が転写ロール22の周面に接触され、ロール列27を転写ロール22と同期して回転させて転写ロール22の周面に対して液体を付与するように構成されている。さらに、転写ロール22の周面におけるローラ列27の接触位置と被転写物23の接触位置との間には、転写ロール22の周面に接触して余分な液体を掻き落とすドクターブレード28が配設されている。ドクターブレード28は、その基端部28aが位置調整ボルト29と押付ボルト30の間で挟持され、転写ロール22に対するドクターブレード28の接触状態を調整可能に構成されている。
ところが、図4、図5に示したような構成の転写装置21では、ドクターブレード28の凹パターン24の形成領域に接触する部位と凹パターン24の非形成領域に接触する部位との間で摩耗に差を生じ、ドクターブレード28に偏摩耗が発生し、その結果ドクターブレード28で掻き落とした後に凹パターン24に保持されて転写される液体量が変化してしまうという問題がある。また、ドクターブレード28はボルト29、30にて調整は可能であっても固定して設置しているため、ドクターブレード28が摩耗すると、転写ロール22の周面に対する接触状態が変化し、また調整の差異によっても液体の転写量が変化してしまうという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、ドクターブレードの偏摩耗を防止できるとともに摩耗によっても転写ロールに対する接触状態が変化せず、液体転写量を高精度に一定にできる転写装置を提供することを課題とする。
本発明の転写装置は、周面に凹又は凸のパターンを形成した転写ロールに液体を付与し、転写ロールの周面に接触させたドクターブレードで余分な液体を掻き取った後転写ロールに接して走行する被転写物に液体を転写する転写装置であって、前記凹又は凸のパターンは、周方向に連続した複数のサインカーブを転写ロールの軸芯方向に同一のピッチで並設して構成し、かつサインカーブの並設ピッチはサインカーブの振幅方向の両端距離と同一としたものである。
この構成によると、転写ロールの周面に液体転写用に凹又は凸のパターンを形成していても、そのパターンを連続したサインカーブを上記のように隣接して並設させたものとしているため、転写ロールを回転させたときの凹又は凸の分布は軸芯方向に完全に均等になり、その結果ドクターブレードは転写ロールの軸芯方向全長にわたって均等に摩耗し、ドクターブレードの偏摩耗を確実に防止することができ、ドクターブレードの摩耗によって液体の転写量が変化するのを防止して液体転写量を高精度に一定にすることができる。また、ドクターブレードの交換頻度を低減でき、交換・調整作業に要する時間の短縮を図れるとともに、交換・調整の差異による転写量の変化も抑制することができる。また、凹又は凸が連続したサインカーブであるため、グラビア印刷方式でのパターン凹部への異物の付着も抑制することができる。
また、サインカーブの展開図において、サインカーブの中点Oを通る転写ロールの軸芯方向の仮想直線Yとサインカーブの中点Oと始終点Aを結ぶ仮想直線Xとの間の角度θが、45°<θ<90°を満たすと、ドクターブレードの掻き取り精度を高く維持することができるとともに、凹パターン若しくは凸パターン間の溝部に異物が付着し難く、転写量の精度を維持することができる。
また、サインカーブのパターン間ピッチを2〜100mm、パターン幅を1〜10mm、凹パターンの深さを0.01〜1mmとするのが好適である。
また、ドクターブレードを、シリンダ装置にて一定の付勢力で転写ロールの周面に圧接させると、ドクターブレードが摩耗しても転写ロール周面に対する接触状態は一定に維持され、ドクターブレードの摩耗による転写量の変化を防止でき、ドクターブレードをその使用限界まで使用しても液体の転写量を高精度に一定に維持することができる。
本発明によれば、転写ロール周面のパターンを連続したサインカーブを隣接して並設させたものとしているので、転写ロールを回転させたときにパターンを形成する凹又は凸の分布が軸芯方向に完全に均等になり、ドクターブレードが均等に摩耗して偏摩耗を防止することができ、ドクターブレードの偏摩耗による転写量の変化を防止し、液体転写量を高精度に一定にすることができる。また、その結果ドクターブレードの交換頻度を低減でき、交換・調整作業に要する時間の短縮を図れるとともに、交換・調整の差異による転写量の変化も抑制することができる。
以下、本発明の転写装置の一実施形態について、図1〜図3を参照して詳細に説明する。
図1において、1は転写装置で、駆動手段(図示せず)にて回転駆動可能に構成された転写ローラ2を備え、この転写ロール2に接するように被転写物(例えば、吸収性部材を包んで吸収性部品を構成するクレープ紙)3の走行経路4が設定されている。被転写物3は、転写ロール2の周面の回転方向と同一方向に同速で走行される。4aは、走行経路4を設定するガイドローラである。
転写ロール2の周面には、被転写物3に転写すべき液体(例えば消臭液)を保持するように、図2に示すような凹パターン5が形成されている。凹パターン5は、周方向に連続した複数本(図示例では4本)のサインカーブ溝6を転写ロール2の軸芯方向に同一のピッチで並設して構成し、かつそのサインカーブ溝6の並設ピッチPはサインカーブ溝6の振幅方向の両端距離Lと同一に設定されている。
7は転写すべき液体8を収容した液体容器であり、ロール列9の一部がこの液体容器7内の液体8に浸漬され、そのロール列9の他の一部が転写ローラ2の周面に接触されている。ロール列9は転写ロール2と同期して同速で回転され、転写ロール2の周面に対して液体8を付与するように構成されている。
さらに、転写ロール2の周面におけるロール列9の接触位置と被転写物3の接触位置との間に、転写ロール2の周面に接触して余分な液体を掻き落とすドクターブレード10が配設されている。ドクターブレード10は支軸11の回りに揺動自在に配設され、かつエアシリンダ装置12にて、転写ロール2に圧接した位置と離間した位置との間で揺動駆動可能にかつ一定の付勢力で転写ロール2の周面に圧接させた状態を維持できるように構成されている。
上述の転写ロール2の周面のサインカーブ溝6を、図3の展開図を参照して詳細に説明する。サインカーブ溝6は、その中点O1、O2、・・を通る転写ロール2の軸芯方向の仮想直線Yとサインカーブ溝6の中点O1、O2、・・と始終点A1、A2、・・を結ぶ仮想直線Xとの間の角度θが、45°<θ<90°を満たすように設定されている。また、サインカーブ溝6のパターン間ピッチPは、好適には2〜100mm、より好適には2〜10mm、サインカーブ溝6の溝幅は1〜10mm、より好適には1〜2mm、サインカーブ溝6の深さは0.01〜1mm、より好適には0.01〜0.05mmに設定される。
以上の構成によれば、転写ロール2の周面に液体転写用に凹パターンを形成していても、そのパターンが連続したサインカーブ溝6を上記のように隣接して並設させたものとしているため、転写ロール2を回転させたときの凹部の分布が転写ロール2の軸芯方向に完全に均等になり、その結果ドクターブレード10が転写ロール2の軸芯方向全長にわたって均等に摩耗し、ドクターブレード10の偏摩耗を確実に防止することができる。したがって、ドクターブレード10の摩耗によって液体の転写量が変化するのを防止して液体転写量を高精度に一定にすることができる。また、ドクターブレード10の交換頻度を低減できるため、交換・調整作業に要する時間の短縮を図れるとともに、交換・調整の差異による転写量の変化も抑制することができる。また、転写ロール2の周面の凹パターンが連続したサインカーブ溝6であるため、グラビア印刷方式でのパターン凹部への異物の付着も抑制することができる。
また、サインカーブ溝6が、その展開図において中点O(O1、O2)を通る転写ロール2の軸芯方向の仮想直線Yと中点Oと始終点A(A1、A2)を結ぶ仮想直線Xとの間の角度θが、45°<θ<90°を満たすようにしているので、ドクターブレード10の掻き取り精度を高く維持することができるとともに、凹パターンの溝部に異物が付着し難く、転写量の精度を維持することができる。
また、ドクターブレード10を、エアシリンダ装置12にて一定の付勢力で転写ロール2の周面に圧接させるようにしているので、ドクターブレード10が摩耗しても転写ロール2の周面に対する接触状態を一定に維持することができ、そのためドクターブレード10の摩耗による転写量の変化を防止でき、またドクターブレード10をその使用限界まで使用しても液体の転写量を高精度に一定に維持することができる。
以上の実施形態の説明では、転写ロール2の周面に形成したパターンが、サインカーブ溝6からなる凹パターンの例について説明したが、逆に連続したサインカーブの凸パターンにて構成しても同様の作用効果を奏することができる。
本発明の転写装置は、転写ロール周面のパターンを連続したサインカーブを隣接して並設させたものとしているので、ドクターブレードが均等に摩耗して偏摩耗を防止することができ、ドクターブレードの偏摩耗による転写量の変化を防止し、液体転写量を高精度に一定にすることができ、またその結果ドクターブレードの交換頻度を低減でき、交換・調整作業に要する時間の短縮を図れるとともに、交換・調整の差異による転写量の変化も抑制することができるので、被転写物に微量の液体を高精度に転写する各種転写装置に有用である。
本発明の転写装置の一実施形態の概略構成図である。 同実施形態の転写ロール周面のパターンの展開図である。 同実施形態のパターンの詳細説明図である。 従来例の転写装置の一実施形態の概略構成図である。 同従来例の転写ロール周面のパターンの展開図である。
符号の説明
1 転写装置
2 転写ロール
3 被転写物
5 凹パターン
6 サインカーブ溝
8 液体
10 ドクターブレード
12 エアシリンダ装置

Claims (4)

  1. 周面に凹又は凸のパターンを形成した転写ロールに液体を付与し、転写ロールの周面に接触させたドクターブレードで余分な液体を掻き取った後転写ロールに接して走行する被転写物に液体を転写する転写装置であって、前記凹又は凸のパターンは、周方向に連続した複数のサインカーブを転写ロールの軸芯方向に同一のピッチで並設して構成し、かつサインカーブの並設ピッチはサインカーブの振幅方向の両端距離と同一としたことを特徴とする転写装置。
  2. サインカーブの展開図において、サインカーブの中点Oを通る転写ロールの軸芯方向の仮想直線Yとサインカーブの中点Oと始終点Aを結ぶ仮想直線Xとの間の角度θが、45°<θ<90°を満たすことを特徴とする請求項1記載の転写装置。
  3. サインカーブのパターン間ピッチを2〜100mm、パターン幅を1〜10mm、凹パターンの深さを0.01〜1mmとしたことを特徴とする請求項1または2記載の転写装置。
  4. ドクタープレードを、シリンダ装置にて一定の付勢力で転写ロールの周面に圧接させたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の転写装置。
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