JP2005319624A - 彫刻刀 - Google Patents

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肇 森田
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Abstract

【課題】 柄に華やかさを与えると共に使用勝手が良い彫刻刀を提供する。
【解決手段】 彫刻刀11は、刃体17と、その一方端部に刃体17が取付けられた柄15と、柄15の他方端部に取付けられたキャップ18とから構成されている。柄15は一体成形された芯体13に対して被覆体14を射出成形する二重成形により形成されている。芯体13は透明の硬質樹脂であるポリカーボネートにより形成され、被覆体14は不透明の軟質樹脂であるエラストマーにより構成されている。芯体13は第1露出部22、第2露出部23及び第3露出部24の部分を除いてその全体が被覆体14によって被覆されている。これによって第1露出部22、第2露出部23及び第3露出部24を介して芯体13の内部が透視できるため、柄15全体の華やかさが向上する。
【選択図】 図1

Description

この発明は彫刻刀に関し、特に柄の部分が合成樹脂により形成された彫刻刀に関するものである。
従来、小学校の教材等に用いられる彫刻刀の多くは木の柄のものから合成樹脂の柄のものに代わって来ている。このような合成樹脂の柄のものは実開平6−23799号公報に示されているようにABS樹脂の硬質樹脂の芯体をエラストマーのような軟質樹脂でほぼ全体を被覆した二重成形によるものが多い。そのため、柄全体の剛性が高まると共に彫刻刀の柄に対していずれの位置を掴んでも滑りにくいため使い勝手が良い。
上記のような従来の彫刻刀では、軟質樹脂はその素材特性から不透明なものが多くこれが柄のほぼ全体を覆っているため、柄としての華やかさに欠ける。又、硬質樹脂にあってもABS樹脂であるためやはり透明性は高くなく、且つ二重成形に必要な露出部分が小さいため彫刻刀全体の印象が地味なものになっていた。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、柄に華やかさを与えると共に使用勝手が良い彫刻刀を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、彫刻刀であって、刃体と、透明の硬質樹脂により一体的に形成され、刃体がその端部に取付けられた棒状の胴部と胴部に対して外方に突出した凸部とからなる芯体と、不透明の軟質樹脂により形成され、胴部を覆うと共に凸部の外方面が露出するように芯体を被覆する被覆体とを備えたものである。
このように構成すると、彫刻刀の柄が透明の硬質樹脂と不透明の軟質樹脂とによって構成される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、硬質樹脂はポリカーボネートよりなり、軟質樹脂はエラストマーよりなるものとしたものである。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の構成において、芯体は、その内部が軸方向に延びる中空状態の中空部を有するものである。
このように構成すると、芯体の重量が軽減する。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の構成において、凸部の少なくとも一部は刃体の刃形状に対応した形状の外方面を有するものである。
このように構成すると、刃形状に対応した形状の凸部が被覆体から露出する。
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明の構成において、凸部の外方面の合計面積と前記被覆体の外面の合計面積との比率を1:2〜2:3としたものである。
このように構成すると、柄に対して透明の硬質樹脂の外面が占める割合が大きくなる。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、彫刻刀の柄が透明の硬質樹脂と不透明の軟質樹脂とによって構成されるため、華やかな雰囲気の彫刻刀となる。又、透明の色と不透明の色とを組み合せることによって刃体の種類を表すことができるため使い勝手が向上する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、芯体の剛性が高まると共に、被覆体の手触りが良くなるため使用時の信頼性が向上する。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、芯体の重量が軽減するため、彫刻刀全体の重量が軽くなりより使い勝手が向上する。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、刃形状に対応した形状の凸部が被覆体から露出するため、刃先の種類を柄から容易に判断することが可能となる。
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、柄に対して透明の硬質樹脂の外面が占める割合が大きくなるためより彫刻刀の華やかさがより向上する。
図1はこの発明の第1の実施の形態による彫刻刀の外観形状を示した斜視図であって、刃体の前方から見た斜視図であり、図2は刃体の後方から見た斜視図である。
これらの図を参照して、彫刻刀11は、刃体17と、刃体17がその端部に取付けられた柄15と、柄15の後方端に着脱自在に取付けられたキャップ18とから構成されている。柄15は透明の硬質樹脂であるポリカーボネートによって形成され、被覆体14は不透明な軟質樹脂であるエラストマーにより構成されている。柄15は二重成形により製造されており、芯体13の一部が、第1露出部22、第2露出部23及び第3露出部24としてその外表面が被覆体14から露出している。
第1露出部22は、被覆体14が取付けられている柄15の端部から所定量離れた位置に形成されている。第2露出部23は、柄15の中央部から後方に長く長円形状に形成されている。第3露出部24は、その外表面の形状が柄15に取付けられる刃体17の刃先形状に合せた形状となっている。尚、これらの露出部の合計面積の、被覆体の外面に対して占める割合は相対的に大きくなっているが、柄の華やかさを強調するためにはその比率を1:2〜2:3の範囲にすることが好ましい。
第1露出部22より刃体17側の被覆体14の部分には、滑り止めを兼ねた複数の星形状の凸模様20が被覆体14と一体的に形成されている。これによって被覆体14を構成する軟質樹脂の特性に加えて、凸模様20の形成によって彫刻刀11の使用時の滑り止め効果を高めている。
図3は図1で示した芯体13の外観形状を示した図であって図1に対応した方向から見た斜視図であり、図4は図2に対応した方向から見た斜視図であり、図5は図3で示したV−Vラインの断面図である。尚、図においては、芯体13にキャップ18が取り付けられた状態が示されている。
これらの図を参照して、芯体13は硬質樹脂であるポリカーボネートの射出成形によって形成されている。その外観形状は棒状の胴部26と、胴部26の外表面に外方に突出した第1凸部31、第2凸部32及び第3凸部33とによって構成されている。
又、図5に示されているように芯体13を構成する胴部26の内部には、胴部26の軸方向に延びる中空状態の中空部29が形成されている。これによって芯体13の全体重量を大きく軽減している。中空部29はその後方端は開放端となっており、キャップ18を胴部26に取付けることによってその開口が閉鎖されている。
一方、胴部26の前方端には、中空部29に到達する刃取付孔28が形成されている。この刃取付孔28は、最終工程において刃体17を圧入して芯体13に固定するために形成されているものである。
芯体13は以上のように構成されており、次にこの芯体13に対して被覆体14を形成する工程について以下説明する。
一体成形によって形成された芯体13に対してその端部にキャップ18を嵌入して取付ける。この状態で第1凸部31、第2凸部32、第3凸部33及びキャップ18の外表面を利用して、芯体13を被覆体14を形成するための型枠に対して支持して固定する。次に、この状態において型枠内部に対して軟質樹脂であるエラストマーを射出する。これによって芯体13は、第1凸部31、第2凸部32、第3凸部33及びキャップ18の外表面のみを残して全体がエラストマーによって被覆されることになる。エラストマーの射出及び成形が終了して型枠から成形品を取出すと、図1において刃体17が取付けられていない状態の柄15及びキャップ18が完成する。このようにして形成された柄15の端部に対して、刃体17を芯体13に形成されている刃取付孔28に向かって圧入して固定することによって彫刻刀11が完成する。
完成した彫刻刀11においては、第1凸部31、第2凸部32及び第3凸部33の外表面が第1露出部22、第2露出部23及び第3露出部24となって外面側に現れることになる。芯体13は上述のように透明の硬質樹脂により形成されているため、第1露出部22、第2露出部23及び第3露出部24の外面から内部が透視でき、又、第2露出部23の柄15に閉める割合が相対的に大きいるため、彫刻刀11に対して華やかさを与える。この場合、芯体13に単なる透明の軟質樹脂を用いるだけではなく、これに金属粉等を混入させた状態で芯体13を形成すれば、柄15の華やかさがより向上する。
このように本実施の形態による彫刻刀は構成されているため、芯体の透明色と被覆体の不透明色とを選択して組み合わせることによって、例えば彫刻刀の刃の種類を表示したりすればより使い勝手が向上する。この場合、透明色を複数準備し不透明色を1色としたり、透明色を1色とし不透明色を複数とすること等が考えられる。
又、芯体13は上述のようにその内部には前方端から所定距離離れた位置から後方端まで中空部29が形成されているため、柄15の全体の重心位置は刃体17側に移動し且つ全体重量も軽減されているため、彫刻刀11の使用勝手がより向上する。
ところで、芯体13の内部に形成された中空部29には何も入っていないが、これに芯体13とは異なった色の液体や粒子等を所定量封入することも容易である。この場合、彫刻刀11の使用時におけるこれらの移動状態を芯体13の第2露出部23等を介して視認することが可能となる。これによって芯体13の透明性による華やかさと共に趣味性がより向上することになる。
尚、上記の実施の形態では、硬質樹脂としてポリカーボネートを使用し、軟質樹脂としてエストラマーを使用しているが、これらと同等の特性を有する樹脂であれば他の樹脂を使用しても良い事は言うまでもない。
又、上記の実施の形態では、芯体の内部中央に中空部を設けているが、この中空部は必ずしもなくても良い。その場合、芯体の端部に取付けるキャップを不要とすることもできる。
更に、上記の実施の形態では、芯体の被覆体に対する露出形状及び露出場所を特定しているが、他の露出形状や他の露出場所でも良い事は言うまでもない。
この発明の第1の実施の形態による彫刻刀の外観形状を示した図であって、前方から見た斜視図である。 図1で示した彫刻刀をその後方から見た斜視図である。 図1で示された彫刻刀に用いられる芯体の外観形状を示した図であって、図1に対応した方向から見た斜視図である。 図3に示した芯体に対して図2に対応した方向から見た斜視図である。 図3で示したV−Vラインの断面図である。
符号の説明
11…彫刻刀
13…芯体
14…被覆体
17…刃体
22…第1露出部
23…第2露出部
24…第3露出部
26…胴部
29…中空部
31…第1凸部
32…第2凸部
33…第3凸部
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (5)

  1. 彫刻刀であって、
    刃体と、
    透明の硬質樹脂により一体的に形成され、前記刃体がその端部に取付けられた棒状の胴部と前記胴部に対して外方に突出した凸部とからなる芯体と、
    不透明の軟質樹脂により形成され、前記胴部を覆うと共に前記凸部の外方面が露出するように前記芯体を被覆する被覆体とを備えた、彫刻刀。
  2. 前記硬質樹脂はポリカーボネートよりなり、前記軟質樹脂はエラストマーよりなる、請求項1記載の彫刻刀。
  3. 前記芯体は、その内部が軸方向に延びる中空状態の中空部を有する、請求項1又は請求項2に記載の彫刻刀。
  4. 前記凸部の少なくとも一部は、前記刃体の刃形状に対応した形状の外方面を有する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の彫刻刀。
  5. 前記凸部の外方面の合計面積と前記被覆体の外面の合計面積との比率は、1:2〜2:3である、請求項1から請求項4のいずれかに記載の彫刻刀。
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