JP2005319003A - 気泡発生浴槽 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入浴者に高酸素濃度の空気を供給して疲労回復、温熱効果、呼吸がしやすい快適な入浴ができ、しかも簡単で且つ安価な構成でありながら、高酸素濃度の空気が吐出する際に浴水が満水でも泡立った浴水が溢れつづけて見苦しくなったり、異音が生じるのを防止する。
【解決手段】 浴槽1内の水位に連動してジェットバス装置Bのジェット配管経路16を開閉するフロート式逆止弁21を配置する。ジェットバス装置Bの空気取り込み口5とフロート式逆止弁21との間に酸素富化装置3の分岐経路4bを連通させる。フロート式逆止弁21は、ジェットバス装置B運転時にジェット配管経路16を開いて空気取り込み口5からの空気と高酸素濃度の空気とをジェットバス装置Bのエジェクター部20に供給する。微細気泡発生装置A運転中の浴槽1の水位上昇時にジェット配管経路16を閉じた状態にして高酸素濃度の空気を空気取り込み口5から浴室内に吐出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ジェットバス装置と微細気泡発生装置とを備えた気泡発生浴槽に関するものである。
近年、浴槽に微細気泡発生装置を単独で設け、浴槽内から吸い込んだ浴水に空気を溶解させると共に空気を溶解した浴水を浴槽内に吐出して浴槽内で微細気泡を発生させるようにした気泡発生浴槽が提供されている。(例えば、特許文献1参照)
また、浴槽にジェットバス装置を単独で設け、浴槽内から吸い込んだ浴水に空気を巻き込んだ気泡入りの浴水を浴槽内に噴出するようにしたジェットバス装置を備えた浴槽も従来から知られている。(例えば、特許文献2参照)
特開2002−330885号公報 特開2003−61848号公報
ところが、いずれの従来例においても、大気中の空気を気泡として浴水中に噴出したり、あるいは、浴槽内で微細気泡として発生させたりして入浴するため、温熱効果が得られるが、単に大気中の空気(酸素濃度21%)が気泡となって供給されるだけのため、さほどに快適度や心肺機能の負担軽減になるものではなかった。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、浴槽内に入っている入浴者に対して高酸素濃度の空気を供給して、疲労回復、温熱効果、呼吸がしやすい快適な入浴ができるようにし、さらにフロート式逆止弁を用いた簡単で且つ安価な構成で、高酸素濃度の空気が吐出する際に浴水が満水でも泡立った浴水が溢れつづけて見苦しくなったり、異音がするのを防止できるようにした気泡発生浴槽を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために本発明は、浴槽1内から吸い込んだ浴水に空気を溶解させると共に空気を溶解させた浴水を浴槽1内に吐出することで微細気泡を発生させる微細気泡発生装置Aと、浴槽1から吸い込んだ浴水に空気取り込み口5から取り込んだ空気を巻き込むと共に巻き込んだ気泡入りの浴水を浴槽1内に噴出するジェットバス装置Bとを備えた気泡発生浴槽において、高酸素濃度の空気を発生する酸素富化装置3を設け、上記高酸素濃度の空気を供給する供給経路4を2つに分岐し、一方の分岐経路4aを微細気泡発生装置Aのエジェクター部10に接続すると共に、他方の分岐経路4bの先端開口部4cをジェットバス装置Bの空気取り込み口5の下方位置に連通させ、ジェットバス装置Bのエジェクター部20に連通するジェット配管経路16の上流端部に浴槽1内の水位に連動してジェット配管経路16を開閉するフロート式逆止弁21を上下動自在に配置し、空気取り込み口5とフロート式逆止弁21との間に上記酸素富化装置3の他方の分岐経路4bの先端開口部4cを位置させ、フロート式逆止弁21は、ジェットバス装置Bの運転時に下降してジェット配管経路16を開くことで空気取り込み口5からの空気と分岐経路4bからの高酸素濃度の空気とを混合してジェットバス装置Bのエジェクター部20に供給可能とし、微細気泡発生装置Aの運転中に浴槽1の水位が上昇した時には上昇してジェット配管経路16を閉じた状態にして酸素富化装置3からの高酸素濃度の空気を空気取り込み口5から浴室内に吐出可能とすることを特徴としている。
このような構成とすることで、共通の浴槽1でジェットバス装置Bを運転して浴槽1内から吸い込んだ浴水に空気を巻き込んだ気泡入りの浴水を浴槽1内に噴出したり、あるいは、微細気泡発生装置Aを運転して浴槽1内から吸い込んだ浴水に空気を巻き込んだ気泡入りの浴水を加圧し減圧して浴槽1内に微細気泡を発生させたりすることができるのはもちろんのこと、微細気泡発生装置Aを運転して浴槽1内に微細気泡を発生させる際には、酸素富化装置3で発生させた高酸素濃度の空気(富化酸素)を微細気泡として発生させることができ、入浴中に浴水中に浸かった身体の部位が皮膚呼吸ができるようになって入浴の快適度を上げると共に入浴中における心肺機能の負担を軽減でき、更に、疲労回復ができるように浴水中に浸かりながら皮膚の活性化ができる。しかも、この場合、富化酸素供給口を兼用する空気取り込み口5から浴室6内に高濃度の酸素を供給できるので、浴室6内の空間の酸素濃度が高くなり、入浴中に浴水より上に出ている鼻や口から直接酸素濃度の高い空気を吸ったり、あるいは、洗い場で身体を洗っているときにも鼻や口から直接酸素濃度の高い空気を吸うことができて肺呼吸を楽にできて、快適に入浴や洗い操作ができる。一方、ジェットバス装置Bを運転して気泡を混入して浴槽1内に噴出する際に、酸素富化装置3で発生させた高酸素濃度の空気を空気取り込み口5から取り込んだ空気と混ぜて気泡として浴槽1内に供給できるので、比較的大きい気泡が水面まで上昇して入浴者の顔の近くで酸素濃度の高い空気として空気中に放出されることになって、入浴中に鼻や口の近くに効果的に酸素濃度の高い空気を供給して肺呼吸が楽になるものである。しかも、このジェットバス装置Bの運転中は、微細気泡発生装置Aは運転していないので酸素濃度の高い空気のすべてが浴槽1の上端面部に設けた空気取り込み口5から取り入れる通常空気と混合して気泡として浴槽1内に供給されるものであり、また、微細気泡発生装置Aの運転中にはジェットバス装置Bは運転していないので、浴槽1内の浴水が満水となっても、空気取り込み口5は浴槽1のフランジ18よりも上方に位置しており且つフロート式逆止弁21の上昇によってジェット配管経路16が閉じられるため、分岐経路4bの先端開口部4cに浴水が進入するのを防止でき、従って、空気取り込み口5から高酸素濃度の空気が浴室6内に吐出する際に、高酸素濃度の空気が水と共に泡立つように溢れ出たり、異音を発生したりしないものである。そのうえ、ジェットバス装置Bの空気取り込み口5を酸素富化装置3の富化酸素供給口として共用できるので、浴槽1に富化酸素供給口を別途設ける必要がなく、フロート式逆止弁21を用いるだけで、浴槽1の配管を簡略化しながら、浴室6内に高酸素濃度の空気を供給できるようになる。
本発明は、上記のように、酸素富化装置から高酸素濃度の空気を微細気泡発生装置に供給することにより、高酸素濃度の空気を溶解させて微細気泡を発生させ、入浴中に身体の浴水中に浸かった部位における皮膚呼吸を促進し、入浴の快適度を上げると共に心肺機能の負担を軽減でき、更に、疲労回復できると共に皮膚の活性化が図れ、しかも、微細気泡発生装置の運転時には空気取り込み口から浴室内に高酸素濃度の空気を供給されるので、浴室内の空間の酸素濃度が高くなり、入浴中に浴水より上に出ている鼻や口から直接酸素濃度の高い空気を吸ったり、あるいは、洗い場で身体を洗っているときにも鼻や口から直接酸素濃度の高い空気を吸うことができて肺呼吸を楽にできて、よりいっそう快適に入浴や洗い操作ができる。また、ジェットバス装置を運転して気泡を混入して浴槽内に噴出する際に、高酸素濃度の空気を空気取り込み口から取り込んだ空気と混ぜて気泡として浴槽内に供給でき、比較的大きい気泡が水面まで上昇して入浴者の顔の近くで効果的に酸素濃度の高い空気が放出され、入浴中に鼻や口の近くに酸素濃度の高い空気を供給して肺呼吸を楽にして快適に入浴できる。さらに、フロート式逆止弁を用いたことで、浴槽内の浴水が満水となっても、微細気泡発生装置の運転時にジェットバス装置の空気取り込み口より高酸素濃度の空気が水と共に泡立つように溢れ出たり、異音を発生したりせず、入浴者に不快感を生じさせることがないものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
ユニットバスルームのような浴室6内の底部の防水床パンのような床には浴槽1が設置してあり、この浴槽1には、図3に示すように、浴槽1内から吸い込んだ浴水に空気を巻き込んだ気泡入りの浴水を加圧し減圧して浴槽1内に微細気泡を発生させる微細気泡発生装置Aと、浴槽1内から吸い込んだ浴水に空気を巻き込んだ気泡入りの浴水を浴槽1内に噴出するジェットバス装置Bとが設けてある。
微細気泡発生装置Aは、図5に示すように、吸入口7と、吐出口8と、循環管路9と、空気取り入れ部を構成するエジェクター部10と、循環ポンプ11と、溶解タンク12とで主体が構成してある。吸入口7は浴槽1の下部又は底部に設けてあり、浴槽1内の浴水を吸入するようになっている。また、吐出口8は浴槽1の下部又は底部に設けてあり、浴槽1内に微細気泡を含んだ浴水を吐出するようになっている。この吸入口7と吐出口8とは浴槽1外に配管した循環管路9により連通させてあり、循環管路9の途中には循環ポンプ11を配置してあり、循環ポンプ11を駆動することにより浴水を吸入口7から吸入して吐出口8から吐出させるようになっている。また、循環管路9には吸入口7と循環ポンプ11との間に位置するようにエジェクター部10が設けてあり、循環ポンプ11の駆動により浴水がエジェクター部10を通るとき空気を吸入して浴水に空気を混入するようになっている。循環ポンプ11と吐出口8との間で循環管路9には溶解タンク12を配置してあり、エジェクター部10で混入した空気を浴水に溶解させるようになっている。この溶解タンク12内では蛇行した経路に浴水を通過させるなどして浴水に空気を溶解させるようになっており、吐出口8は空気が溶解した浴水を減圧して吐出させることで、溶解した空気が微細気泡となり、微細気泡を含んだ浴水を吐出させるようになっており、浴水が所謂ミルキー状になって入浴することができるようになっている。
ジェットバス装置Bは、図4に示すように、吸い込み口13と、噴出口14と、循環管路15と、ジェットポンプ17と、空気取り込み口5とで主体が構成してある。浴槽1の側壁又は底部に吸い込み口13を設けてあり、この吸い込み口13から浴槽1内の浴水を吸い込むようになっている。また、浴槽1の側壁又は底部に噴出口14を設けてあり、この噴出口14から比較的大きい気泡を含んだ浴水を浴槽1内に噴出するようになっている。吸い込み口13と噴出口14とは循環管路15により連通させてあり、循環管路15の途中にはジェットポンプ17を配置してあり、ジェットポンプ17を駆動することで吸い込み口13から吸い込んだ浴水を噴出口14から強く噴出するようになっている。浴槽1の上端面部であるフランジ18には、フランジ18よりも上方に突出するようにして空気取り込み口5が設けてあり、この空気取り込み口5と噴出口14とをジェット配管経路16により連通させてある。ここで、噴出口14にはエジェクター部20を設けてあり、噴出口14から浴水を噴出することで空気取り込み口5から取り込んだ空気をエジェクター作用により浴水に巻き込み、比較的大きな気泡を含んだ浴水を浴槽1内に噴出するようになっている。
ここで、本発明においては上記微細気泡発生装置A、ジェットバス装置B以外に、高酸素濃度の空気(富化酸素)を供給するための酸素富化装置3を設けてある。
酸素富化装置3は例えば浴室6の天井の上に設置してある。この酸素富化装置3は酸素富化膜と真空ポンプとで主体が構成してあり、真空ポンプで大気中の空気を取り入れて酸素富化膜に空気を通すことで酸素が富化された空気である高酸素濃度の空気(つまり富化酸素)を得ることができるようになっている。空気を酸素富化膜に通すとき、酸素と窒素とは減速するが、酸素は窒素の約2.5倍の速度で通過する。これにより通常の大気中の空気は窒素が78%、酸素が21%であったのが、酸素富化膜によって窒素が69%、酸素が30%の空気となり、高酸素濃度の空気が得られる。
上記酸素富化装置3には、発生した高酸素濃度の空気を供給するための供給経路4が設けてあり、この供給経路4は2つの分岐経路4a、4bに分岐している。一方の分岐経路4aは微細気泡発生装置Aのエジェクター部10に連通させてあり、他方の分岐経路4bは、ジェットバス装置Bの空気取り込み口5に連通させてある。本発明では空気取り込み口5を富化酸素供給口として共用している。
さらに、本発明では、図1に示すように、ジェットバス装置Bの空気取り込み口5を浴槽1のフランジ18の上面よりも上方に突出して配置してある。図1の例では、フランジ18に穿孔した孔部に、キャップ32の嵌合筒部31を嵌め込んである。キャップ32の上蓋30の中央側には空気取り込み口5が穿設され、この空気取り込み口5が嵌合筒部31を介してジェット配管経路16と連通している。上蓋30の外周端部31aはフランジ18の上面に隙間なく当接している。さらに空気取り込み口5の下方には、酸素富化装置3の分岐経路4bの先端開口部4cが開設されている。そして、微細気泡発生装置Aの運転時には、高酸素濃度の空気を先端開口部4cから空気取り込み口5を介して浴室6内に吐出するようになっている。
ここで、上記ジェット配管経路16は、ジェットバス装置Bの空気取り込み口5とエジェクター部10とをつないでおり、このジェット配管経路16と分岐経路4bの先端開口部4cとの間に、浴槽1内の水位に連動してジェット配管経路16を開閉するフロート式逆止弁21が上下動自在に配置してある。フロート式逆止弁21は、ボール体21aとこれを昇降自在にガイドするガイド体41とからなる。そしてジェットバス装置Bの運転時に下降してジェット配管経路16を開くことで空気取り込み口5からの空気と分岐経路4bからの高酸素濃度の空気とを混合してジェットバス装置Bのエジェクター部20に供給可能とし、一方、微細気泡発生装置Aの運転中に浴槽1の水位が上昇した時には上昇してジェット配管経路16を閉じた状態にして酸素富化装置3からの高酸素濃度の空気を空気取り込み口5から浴室内に吐出可能とするものである。
上記ジェットバス装置B、微細気泡発生装置A、酸素富化装置3は制御部からの制御信号により制御されるようになっており、ジェットバス装置Bの運転を操作する操作スイッチを操作することで、ジェットバス装置Bを運転し(この場合、微細気泡発生装置Aは運転されない)、また、微細気泡発生装置Aの運転を操作する操作スイッチを操作することで、微細気泡発生装置Aを運転する(この場合、ジェットバス装置Bは運転されない)ようになっている。そして、ジェットバス装置Bと微細気泡発生装置Aとを選択的に運転するようになっていると共に、微細気泡発生装置Aを運転するとき、ジェットバス装置Bを運転するときのいずれの場合も、酸素富化装置3が同時に運転されるようにしている。
しかして、微細気泡発生装置Aの運転時には酸素富化装置3が運転され、吸入口7から浴槽1内の浴水が吸い込まれ、この浴水がエジェクター部10を通過することで、高酸素濃度の空気が分岐経路4aから浴水に混入され、この高酸素濃度の空気が混入された浴水が溶解タンク12に送られることで浴水に高酸素濃度の空気が溶解し、高酸素濃度の空気が溶解した浴水が吐出口8から減圧して吐出させられることにより、高酸素濃度の微細気泡を含んだ浴水がミルキー状となって吐出される。これにより入浴者の浴槽1の浴水内に浸かっている部位が高酸素濃度の微細気泡に包まれた状態となって温熱効果が得られ、また、高酸素濃度の空気の微細気泡で包まれるため入浴者の皮膚呼吸を促進でき、これにより、入浴者の快適度を上昇させると共に、心肺機能の負担を軽減でき、また、疲労回復(筋肉中の乳酸が酸素により分解される作用が促進される)されると共に皮膚の活性化がなされる。
ここで、酸素富化装置3から供給される高酸素濃度の空気の流量は微細気泡発生装置Aで使用される流量よりも多く、余剰の高酸素濃度の空気は、図2の矢印Fで示すように、分岐経路4bを介して空気取り込み口5から浴槽1内に入って入浴している人の顔の近くに漂い、より効果的に肺呼吸を楽にすることができるようになり、さらに浴槽1付近から浴室6内に拡散されることで、洗い場で体を洗っているときにも、高酸素濃度の空気が供給されることとなり、楽に肺呼吸ができるようになる。さらに、富化酸素供給口2は浴槽1のフランジ18の上面よりも上方に突出して配置しているので、浴槽1が満水となった場合でも、空気取り込み口4に浴水が進入することがなく、浴水と高酸素濃度の空気とが混ざることがない。つまり、ジェットバス装置Bを運転しない時に、浴槽1内の浴水が満水となっても、ボール体21aが図2のD2で示す位置まで上昇してジェット配管経路16を閉じるため、分岐経路4bの先端開口部4cまで水が上昇することがなく、従って、先端開口部4cよりも上方に位置する空気取り込み口5から高酸素濃度の空気が浴室6内に吐出する際に、高酸素濃度の空気が水と共に泡立つように溢れ出たり、異音を発生したりせず、入浴者に不快感を与えることがない。特に、空気取り込み口5から空気が浴水と共に泡立つように溢れ出ると、入浴者は故障したのではないかと不安になるが、このような不安を感じることなく快適に入浴ができるものである。
ちなみに、微細気泡発生装置A運転時には、酸素富化装置3から2リットル/minの高酸素濃度の空気が供給され、0.5リットル/minの高酸素濃度が微細気泡発生装置Aに供給され、またジェット配管経路16内に負圧が生じないため、1.5リットル/minの高酸素濃度の空気が空気取り込み口5から浴室6内に供給される。
一方、ジェットバス装置Bが運転されると共に酸素富化装置3が運転されると、浴槽1内の浴水が吸い込み口13から吸い込まれ、ジェットポンプ17を介して噴出口14から浴水が噴出されるが、噴出口14から浴水が噴出されるとき空気取り込み口5から空気を取り込んで噴出口14に設けたエジェクター部20に供給する。このときジェット配管経路16内に矢印Zで示す方向に負圧が発生しているため、酸素富化装置3で生成された高酸素濃度の空気が図1の矢印Eで示すように空気取り込み口5の内側で空気取り込み口5からの空気と混合されて噴出口14に設けたエジェクター部20に供給される。つまり、ボール体21aが図1のD1で示す位置まで下降することでジェット配管経路16が開放されてZ方向への流れが生じ、ジェット駆動に必要な空気が浴水内に巻き込まれることで、噴出口14から比較的大きな気泡を巻き込んだ浴水が噴出されて入浴者のマッサージができる。浴槽1内に噴出された高濃度酸素の気泡は、高酸素濃度の空気が入浴中の入浴者の顔面付近に漂い、肺呼吸を楽にして快適に入浴することができる。また、入浴者の顔面付近に漂った高酸素濃度の空気は次第に浴室6内に拡散して浴室6内の酸素濃度を高める。このため、洗い場で洗い操作をしている時も酸素濃度の高い空気中で洗い操作をすることになり、肺呼吸を楽にすることができる。
このジェットバス装置B運転中には、微細気泡発生装置Aは運転していないので酸素濃度の高い空気のすべてがジェットバス装置Bのエジェクター部20に供給される。ちなみに、酸素富化装置3から2リットル/minの高酸素濃度の空気が供給される場合、2リットル/minの高酸素濃度の空気のすべてがジェットバス装置Bに吸い込まれ、上記のように、高濃度酸素の気泡として浴槽1内に噴出されて入浴者の顔面付近に漂い、更に、次第に浴室6内に拡散して浴室6内の酸素濃度を高める。なお、酸素富化装置3から供給される高酸素濃度の空気量として、2リットル/minは例示であり、例えば3リットル/minであってもよい。
さらに、ジェットバス装置Bの空気取り込み口5を酸素富化装置3の富化酸素供給口として共用したことによって、浴槽1に富化酸素供給口を別途設ける必要がなく、浴槽1の配管を簡略化し且つ安価な構成でありながら、浴室6内に高酸素濃度の空気を供給できる利点もある。つまり、空気取り込み口5は、ジェットバス装置B運転時には高酸素濃度の空気と浴室6内の通常空気とをそれぞれ吸い込む機能を有し、微細気泡発生装置A運転時には高酸素濃度の空気(富化酸素)を浴室6に供給する機能を有するものとなる。
なお、フロート式逆止弁21としてボール式のものを例示したが、もちろんボール式に限らず、例えばフラップ式であってもよく、フロート式逆止弁21の構成は適宜設計変更自在である。
本発明の一実施形態を示し、ジェットバス装置運転時の高酸素濃度の空気の流れを説明する断面図である。 同上の微細気泡発生装置運転時の高酸素濃度の空気の流れを説明する断面図である。 同上の気泡発生浴槽の斜視図である。 同上のジェットバス装置の配管経路の説明図である。 同上の微細気泡発生装置の配管経路の説明図である。
符号の説明
A 微細気泡発生装置
B ジェットバス装置
1 浴槽
2 富化酸素供給口
3 酸素富化装置
4 供給経路
4a 一方の分岐経路
4b 他方の分岐経路
5 空気取り込み口
6 浴室
10、20 エジェクター部
16 ジェット配管経路
21 フロート式逆止弁

Claims (1)

  1. 浴槽内から吸い込んだ浴水に空気を溶解させると共に空気を溶解させた浴水を浴槽内に吐出することで微細気泡を発生させる微細気泡発生装置と、浴槽から吸い込んだ浴水に空気取り込み口から取り込んだ空気を巻き込むと共に巻き込んだ気泡入りの浴水を浴槽内に噴出するジェットバス装置とを備えた気泡発生浴槽において、高酸素濃度の空気を発生する酸素富化装置を設け、上記高酸素濃度の空気を供給する供給経路を2つに分岐し、一方の分岐経路を微細気泡発生装置のエジェクター部に接続すると共に、他方の分岐経路の先端開口部をジェットバス装置の空気取り込み口の下方位置に連通させ、ジェットバス装置のエジェクター部に連通するジェット配管経路の上流端部に浴槽内の水位に連動してジェット配管経路を開閉するフロート式逆止弁を上下動自在に配置し、空気取り込み口とフロート式逆止弁との間に上記酸素富化装置の他方の分岐経路の先端開口部を位置させ、フロート式逆止弁は、ジェットバス装置の運転時に下降してジェット配管経路を開くことで空気取り込み口からの空気と分岐経路からの高酸素濃度の空気とを混合してジェットバス装置のエジェクター部に供給可能とし、微細気泡発生装置の運転中に浴槽の水位が上昇した時には上昇してジェット配管経路を閉じた状態にして酸素富化装置からの高酸素濃度の空気を空気取り込み口から浴室内に吐出可能とすることを特徴とする気泡発生浴槽。
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