JP2005318950A - 浴槽装置 - Google Patents

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Kazumasa Rokushima
一雅 六嶋
Shigeyuki Yamaguchi
重行 山口
Noriyuki Kitachi
範行 北地
Yasunari Maeda
康成 前田
Yoshiyasu Ito
良泰 伊藤
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Abstract

【課題】 入浴に当たって、浴槽の一端部側に入浴者の足先側を位置させ且つ他端部側に入浴者の頭部側を位置させるという一般的な浴槽への入浴姿勢を取るだけで、簡単な構成で、手足の先端から心臓の方に向けてのリンパ液のスムーズな流れを促進するようなリンパマッサージを効果的に行うことができる浴槽装置を提供する。
【解決手段】 一端部側に入浴者Mの足先側が位置し且つ他端部側に入浴者Mの頭部側が位置する浴槽1であって足先側が位置する側を後、頭が位置する側を前と定義したものにおいて、浴槽1の底面部2に、気泡を底面部2から上方に向けて吐出させるための吐出口3を前後方向に複数設け、後側の吐出口3から前側の吐出口3にかけて気泡を順番に吐出するように制御する制御部を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入浴しながらリンパマッサージができる浴槽装置に関するものである。
従来から浴槽に気泡を吐出したり浴水又は気泡入り浴水を噴出して、浴槽に入浴している人に衝突させてマッサージすることが行われている。このような従来例として例えば特許文献1が知られている。
この特許文献1に示された従来例にあっては、一端部側に入浴者の足先側が位置し且つ他端部側に入浴者の頭部側が位置する浴槽において、足先側が位置する側を後、頭が位置する側を前と定義した場合、浴槽の後側の側壁部に入浴者が該後側の側壁部に平行に対面するように足裏を位置させた状態で足裏に対して略垂直になるようにジェット噴流を当てて足裏マッサージを行うための足裏用ジェット噴流器を設け、また、入浴者の背中と対向する浴槽の前側の傾斜した側壁部から直角方向にジェット噴流を噴射して入浴者の上半身に当てて気泡孔を有する気泡供給管を配置して底面部側から上方に気泡を上昇させて入浴者の下半身に気泡を接触させて気泡によりマッサージをするようにしたものである。
このようなマッサージは、足裏や背中にジェット噴流を当てて足裏や背中に直接刺激を与えて噴流を衝突させた身体の部位をマッサージして筋肉等の疲労回復を図るようにするものでしかなく、また、底面部側から上昇する気泡を入浴者の下半身に接触させるマッサージは、下半身に気泡を接触させることで気泡が接触した部位に泡による刺激を与えてマッサージして筋肉等の疲労回復を図るようにしたものでしかなく、いずれも、リンパ液の流れを良くするためのマッサージは行っていない。
リンパは血しょうの成分が毛細血管から結合組織(皮下組織)にしみだしたもので、該結合組織にある過剰水分、タンパク質、老廃物などをリンパ液の流れるプロセスにおいて浄化、濾過、濃縮した後、血流に運び込む役目をしている。つまり、結合組織内の過剰水分、タンパク質、老廃物などがリンパ管の先端からリンパ液としてリンパ管内に流れ、リンパ管の途中の所々にあるリンパ節でリンパ液内の病原体、異物、毒素などを取り除き、更にリンパ管を次のリンパ節の方に流れ、最後に、首の辺りの静脈に合流して、心臓に流れ込むようになっている。つまり、リンパ液は手足の先端部に位置するリンパ管の先端から手足の付け根等にあるリンパ節を通り、更に、手足の付け根のリンパ節から首の辺りのリンパ節に向けて流れ、静脈から心臓に向けて流れるものである。
ところで、リンパ管が障害を起こしたり、リンパ節が障害を起こすと、リンパ液の流れが阻害されて「むくみ」等の原因となることが知られており、このような場合には人為的にマッサージなどにより上記リンパ液の流れを良くする必要がある。
ところが、単に「むくみ」や「筋肉疲労」を起こしている箇所を局部的に刺激してマッサージするだけでは、リンパ液の流れをスムーズにすることにはならない。つまり、リンパ液は手足の末端からリンパ管内を手足の付け根にあるリンパ節に向けて流れ、更に、手足の付け根のリンパ節から首の辺りのリンパ節に向けて流れ、静脈から心臓に向けて流れるという基本的なリンパ液の流れるシステムを理解することなく、単に身体のある部位を局部的に刺激してマッサージするのみでは、リンパ液の流れは良くならず、むしろ、リンパ液の流れを阻害する恐れさえある。
また、入浴者は浴槽に入浴する場合、通常浴槽内で膝を少し曲げて入るのであるが、膝よりも腰が下に位置するため、膝から腰に向けてリンパ管をリンパ液が流れようとしても、腰の方が水圧が高いので流れにくくなってしまう。したがって、単に浴水中に身体を入れることによる水圧がリンパ管やリンパ節に作用するからといって一概にリンパ液の流れをスムーズにすることにならないものであった。
特開2003−250854号公報
本発明は上記の点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、入浴に当たって、浴槽の一端部側に入浴者の足先側を位置させ且つ他端部側に入浴者の頭部側を位置させるという一般的な浴槽への入浴姿勢を取るだけで、簡単な構成で、手足の先端から心臓の方に向けてのリンパ液のスムーズな流れを促進するようなリンパマッサージを効果的に行うことができる浴槽装置を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る発明にあっては、一端部側に入浴者Mの足先側が位置し且つ他端部側に入浴者Mの頭部側が位置する浴槽1であって足先側が位置する側を後、頭が位置する側を前と定義したものにおいて、浴槽1の底面部2に、気泡を底面部2から上方に向けて吐出させるための吐出口3を前後方向に複数設け、後側の吐出口3から前側の吐出口3にかけて気泡を順番に吐出するように制御する制御部を設けて成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、後側の吐出口3から前側の吐出口3にかけて気泡を順番に吐出させることで、足先や手先側から心臓側に向けて、順番に位置を変えながら皮膚表面が擦られ、これにより足先側や手先側のリンパ管の先端側から、リンパ管、リンパ節を心臓側に向けて順番に擦るようにリンパマッサージがされることになり、足先側や手先側から下肢や腕の付け根にあるリンパ節に向けてのリンパ液のスムーズな流れを促進し、更に、下肢や腕の付け根のリンパ節から次のリンパ節に向けてのリンパ液のスムーズな流れを促進するというように、リンパ管、リンパ節内のリンパ液が心臓の方に向けてよりいっそうスムーズに流れるようにリンパマッサージができるものである。
また、平面視において浴槽1の前後方向と直交する方向を左右方向と定義し、吐出口3から吐出する気泡が前後方向から見て上に行く程左右方向に広がるように設定してあることが好ましい。
ところで、浴槽1内の一端部側である後側に入浴者Mの足先側を位置させ且つ他端部側である前側に入浴者Mの頭部側を位置させるという一般的な浴槽への入浴姿勢を取って入浴しても、入浴者Mの体格や入浴姿勢により吐出口から上方に向けて吐出する気泡が入浴者Mの足や手に当たらない場合が考えられるが、上記のように、吐出口3から吐出する気泡が前後方向から見て上に行く程左右方向に広がるように設定することで、足や手の位置がずれても確実に上方に向けて吐出する気泡が入浴している人に当って、上方に吐出する気泡によって皮膚表面を足先や手先側から心臓側に向けて順番に位置を変えながら擦ってリンパ管、リンパ節を足先や手先側から心臓側に向けて順番に位置を変えながら擦るようにリンパマッサージがなされることになり、リンパ管、リンパ節内のリンパ液が心臓の方に向けて流れる流れを促進させることができる。
また、平面視において浴槽1の前後方向と直交する方向を左右方向と定義し、浴槽1の底面部2の左右方向の複数箇所に吐出口3を設けることが好ましい。
このような構成とすることで、足先側から両下肢の付け根にかけて、手先側から腕の付け根にかけてというように、入浴者Mの左右の下肢、腕の部位等を左右バランス良く足先や手先側から心臓側に向けて擦ってリンパ管やリンパ節を足先や手先側から心臓の方に向けて擦るように効果的にリンパマッサージできるものである。
また、浴槽1の前後方向の略中央部において左右方向に設ける吐出口の数を後部において左右方向に設ける吐出口3の数より多くしたことが好ましい。
このような構成とすることで、浴槽1内の一端部側である後側に入浴者Mの足先側を位置させ且つ他端部側である前側に入浴者Mの頭部側を位置させるという一般的な浴槽への入浴姿勢を取った場合、両碗が胴部分の両側から両下肢の大腿部に沿って配置される姿勢となり、両碗部分がちょうど浴槽1の前後方向の略中央部に位置することになり、他の部分に比べて多い数の吐出口3から吐出する気泡により腕部分も含めて効果的にリンパマッサージができることになる。
本発明にあっては、後側の吐出口から前側の吐出口にかけて気泡を順番に吐出させることで、上方に向けて吐出する気泡により足先や手先側から心臓側に向けて、順番に位置を変えながら皮膚表面が擦られ、これにより足先側や手先側のリンパ管の先端側から、リンパ管、リンパ節を心臓側に向けて順番に擦るようにリンパマッサージがされることになり、足先側や手先側から下肢や腕の付け根にあるリンパ節に向けてのリンパ液のスムーズな流れを促進し、更に、下肢や腕の付け根のリンパ節から次のリンパ節に向けてのリンパ液のスムーズな流れを促進するというように、リンパ管、リンパ節内のリンパ液が心臓の方に向けてよりいっそうスムーズに流れるようにリンパマッサージができるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
浴槽1は一端部側が入浴者Mの足先側が位置する足先配置部51となり、他端部側が入浴者Mの頭部側が位置する頭部配置部52となっており、ここで、本発明においては、上記足先配置部51側を後、頭部配置部52側を前と定義し、足先配置部51と頭部配置部52とを結ぶ方向を前後方向(X方向)と定義している。また、平面視において、足先配置部51と頭部配置部52とを結ぶ方向である前後方向と直交する方向を左右方向(Y方向)と定義しており、浴槽1が平面視略長方形状、あるいは平面視略楕円形状をしたものにおいては、浴槽1の長辺と平行な方向が前後方向であり、短辺と平行な方向が左右方向である。
入浴者Mが、浴槽1内の一端部側である足先配置部51側に足先側を位置させ且つ他端部側である頭部配置部52側に頭部側を位置させるという一般的な浴槽1への入浴姿勢を取って入浴した場合、図1に示すように、入浴者Mの臀部を浴槽1の底面部2の前側端部(頭部配置部52側の端部)寄りの部分に配置させて背中を頭部配置部52側(前側)の側壁部6aに当接又は僅かな隙間をあけて対向させて沿わせると共に、下肢を緩やかにく字状に曲げて足先を足先配置部51側(後側)の側壁部6bの下部又は底面部2の足先配置部51側の端部付近に位置させるという入浴姿勢となるものである。この場合、両碗を身体の両側に自然に沿わせると、両碗は身体の胴部分の両側から両下肢の大腿部に沿って配置される姿勢となる。
ここで頭部配置部52側(前側)の側壁部6aは、入浴者Mが上記のような一般的な入浴姿勢を取って、入浴者Mの臀部を浴槽1の底面部2の前側端部(頭部配置部52側の端部)寄りの部分に置いた場合、背中を沿わせることができるように他の側壁部に比べて緩やかに傾斜している。
上記のような一般的な入浴姿勢で入浴した場合、底面部2は後側の端部寄りの部位が臀部配置部53となり、底面部2の前側端部と上記臀部配置部53との間の部分の上方が入浴者の下肢が位置する下肢配置部54となっている。
浴槽1の底面部2には気泡を底面部2から上方に向けて吐出させるための吐出口3を設けてある。
ここで、底面部2の前後方向に複数吐出口3を設けると共に左右方向にも複数個吐出口3が設けてあり、添付図面に示す実施形態では、前後方向の複数箇所に吐出口3が設けてあり、上記前後方向の複数箇所毎に左右方向にも吐出口3が複数設けてある。吐出口3には主吐出口3aと腕用吐出口3bとがある。
底面部2には、左右方向の中間部分のやや両側の部位にそれぞれ前後方向に複数の主吐出口3aを隔設した複数列(本実施形態では二列)の主吐出口3a列が設けてあり、この複数列の主吐出口3a列の左右両側に腕用吐出口3bが一又は複数(本実施形態では一列ずつ)列設けてある。
主吐出口3aとしては、後側から前側にかけて順に、入浴者Mの両下肢の足先部の背面にそれぞれ上方に向けて吐出する気泡を下方から当てて、この部位を足先側から膝の方に向けて擦るような刺激を与えるための足先部擦り用吐出口3a1と、入浴者Mの下肢の膝部に向けて上方に気泡を吐出する膝部擦り用吐出口3a2と、大腿部の付け根寄りの部位に上方に向けて吐出する気泡を下方から当てて、この部位を下肢側から心臓側に向けて擦るような刺激を与えるための大腿部付け根寄り部擦り用吐出口3a3と、背中を下から上に向けて(つまり腰側から心臓側に向けて)擦るような刺激を与えるための背中擦り用吐出口3a4とが設けてある。
また、両側の大腿部付け根寄り部擦り用吐出口3a3の左右両側には、入浴者Mの前腕の背面に上方に向けて吐出する気泡を当てて、この部位を手先側から肘側に向けて擦るような刺激を与えるための前腕擦り用吐出口3b1が設けてあり、両側の背中擦り用吐出口3a4の左右両側には、入浴者Mの上腕の背面に上方に向けて吐出する気泡を当てて、この部位を肘側から上腕付け根側に向けて擦るような刺激を与えるための上腕擦り用吐出口3b2が設けてある。つまり、実施例において副吐出口3bは後側から前側にかけて順番に位置を変えながら気泡を吐出するように設けてある。
次に、吐出口3から気泡を吐出する機構につき説明する。本実施形態では、浴槽1の底面部2に上記のように複数の吐出口3が設けてあり、この複数の吐出口3には空気供給管15が接続してあると共に、該空気供給管15の上流側端部には空気ポンプ14が接続してある。空気供給管15は下流側が各分岐管となっていて、これらはそれぞれ吐出口3a1〜3a4、3b1〜3b2に接続されると共に、途中に電磁弁16a〜16dがそれぞれ設けてあり、これらは制御部(図示せず)に接続される。そして、空気ポンプ14により空気を送ることで、吐出口3a1〜3a4、3b1〜3b2より気泡が吐出される。吐出口3は図2に示すように上方を向く多数のノズル孔3aにより構成してある。
本発明においては、浴槽1内の一端部側である後側に入浴者Mの足先側を位置させ且つ他端部側である前側に入浴者Mの頭部側を位置させるという一般的な浴槽1への入浴姿勢を取って入浴した状態で、本実施形態では、まず、両足先部擦り用吐出口3a1から気泡を上方に向けて吐出して、入浴者Mの両足先部の背面に当てて、この部位を足先側から膝の方に向けて擦るような刺激を与え、これにより下肢の足先部のリンパ管を足先側から膝の方に向けて擦るようにリンパマッサージをし、足先部のリンパ管内のリンパ液が下腿部の先端(つまり足先)側から膝側に向かう流れをより促進し、足先側に逆流したり、途中で滞留したりしないようにするのである。
次に、足先部擦り用吐出口3a1からの気泡の吐出を停止するやや前の段階で、膝部擦り用吐出口3a2から気泡を上方に向けて吐出することを開始する。この場合、膝部擦り用吐出口3a2から上方に向けて吐出する気泡を入浴者Mの両下肢の膝部の背面に当てて、この部位を足先側から下肢の付け根(大腿部の付け根)の方に向けて擦るような刺激を与え、これにより下肢の膝部のリンパ管、リンパ節を足先側から膝側に向けて擦るようにリンパマッサージをし、上記のようにして足先側から下肢の付け根側に向けて流されたリンパ液の流れを促進し、足先部側に逆流したり、途中で滞留したりしないようにするのである。
次に、膝部擦り用吐出口3a2からの気泡の吐出を停止するやや前の段階で、大腿部付け根寄り部擦り用吐出口3a3と、前腕擦り用吐出口3b1から気泡を上方に向けて吐出することを開始する。この場合、大腿部付け根寄り部擦り用吐出口3a3から上方に向けて吐出する気泡を入浴者Mの両下肢の大腿部の付け根寄りの部分の背面に当てて、この部位を膝側から大腿部の付け根に向けて擦るような刺激を与え、これにより下肢の大腿部の付け根寄りの部分のリンパ管を膝側から大腿部の付け根側に向けて擦るようにリンパマッサージをし、上記のようにして膝側に向けて流されたリンパ液が更に大腿部のリンパ管内を膝側から大腿部の付け根側に向けて流れるという大腿部におけるリンパ液の流れを促進し、下腿部側に逆流したり、途中で滞留したりしないようにするのである。また、前腕擦り用吐出口3b1から吐出する気泡を入浴者Mの両碗の前腕部の背面に当てて、この部位を手先側から肘側に向けて擦るような刺激を与え、これにより前腕部のリンパ管を手先側から肘側に向けて擦るようにリンパマッサージをし、前腕部のリンパ管内のリンパ液が手先側から肘側に向かう流れをより促進し、手先側に逆流したり、途中で滞留したりしないようにするのである。
次に、大腿部付け根寄り部擦り用吐出口3a3と、前腕擦り用吐出口3b1から気泡の吐出を停止するやや前の段階で、背中擦り用吐出口3a4と、上腕擦り用吐出口3b2から気泡を上方に向けて吐出することを開始する。この場合、背中擦り用吐出口3a4から上方に向けて吐出する気泡を入浴者Mの背中に当てて、この部位を下から上に向けて斜めに擦るような刺激を与え、これにより下肢の付け根部にあるリンパ節から首の付近にあるリンパ節側に向けて(つまり下肢の付け根部分にあるリンパ節から心臓側に向けて)擦るようにリンパマッサージをし、上記のようにして下肢の付け根のリンパ節に流されたリンパ液が更に心臓側に向けての流れを促進し、リンパ液が下肢の付け根のリンパ節側に逆流したり、滞留したりしないようにするのである。また、上腕擦り用吐出口3b2から吐出する気泡を入浴者Mの両碗の上腕の背面に当てて、この部位を肘側から上腕の付け根側に向けて擦るような刺激を与え、これにより上腕のリンパ管を肘側から上腕の付け根側に向けて擦るようにリンパマッサージをし、上腕のリンパ管内のリンパ液が肘側から上腕の付け根側に向かう流れをより促進し、肘側に逆流したり、途中で滞留したりしないようにするのである。
次に、背中擦り用吐出口3a4と、上腕擦り用吐出口3b2からの気泡の吐出を停止するやや前の段階で、両側の足先部擦り用吐出口3a1からの気泡の吐出を開始するものであり、同様にして次々と後側の吐出口3から前側の吐出口3にかけて気泡を順番に吐出するように制御する。
上記の各吐出口3からの吐出を、後側の吐出口3から前側の吐出口3にかけて気泡を順番に吐出するように制御部により制御することで、足先側や手先側から心臓側に向けて、順番に位置を変えながら皮膚表面が心臓側に向けて擦られ、これにより足先側や手先側のリンパ管の先端側から、リンパ管、リンパ節を次々と心臓側に向けて順番に擦るようにリンパマッサージがされることになり、足先側や手先側から下肢や腕の付け根にあるリンパ節から次のリンパ節に向けてのリンパ液のスムーズな流れを促進するというように、リンパ管、リンパ節内のリンパ液が心臓の方に向けてよりいっそうスムーズに流れるようにリンパマッサージができることになる。
また、特に図示はしないが、吐出口3のノズル部3aを先端側に行く程末広がりとなるように前後方向から見て断面扇状とすることで、入浴者Mの体格や入浴姿勢により吐出口から上方に向けて吐出する気泡が入浴者Mの足や手に当たらない場合でも、吐出口3から吐出する気泡が前後方向から見て上に行く程左右方向に広がるように設定することができて、足や手の位置がずれても確実に上方に向けて吐出する気泡が入浴している人に当って、上方に吐出する気泡によって皮膚表面を足先や手先側から心臓側に向けて擦ってリンパ管、リンパ節を足先や手先側から心臓側に向けて擦るようにリンパマッサージがなされることになり、リンパ管、リンパ節内のリンパ液が心臓の方に向けて流れる流れを促進させることができる。
本発明の一実施形態を示し、(a)は側断面図であり、(b)は平面図である。 同上の吐出口の断面図である。
符号の説明
1 浴槽
2 底面部
3 吐出口
4 制御部
M 入浴者

Claims (4)

  1. 一端部側に入浴者の足先側が位置し且つ他端部側に入浴者の頭部側が位置する浴槽であって足先側が位置する側を後、頭が位置する側を前と定義したものにおいて、浴槽の底面部に、気泡を底面部から上方に向けて吐出させるための吐出口を前後方向に複数設け、後側の吐出口から前側の吐出口にかけて気泡を順番に吐出するように制御する制御部を設けて成ることを特徴とする浴槽装置。
  2. 平面視において浴槽の前後方向と直交する方向を左右方向と定義し、吐出口から吐出する気泡が前後方向から見て上に行く程左右方向に広がるように設定してあることを特徴とする請求項1記載の浴槽装置。
  3. 平面視において浴槽の前後方向と直交する方向を左右方向と定義し、浴槽の底面部の左右方向の複数箇所に吐出口を設けて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の浴槽装置。
  4. 浴槽の前後方向の略中央部において左右方向に設ける吐出口の数を後部において左右方向に設ける吐出口の数より多くしたことを特徴とする請求項3記載の浴槽装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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