JP2005318916A - 衣類乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱源として圧縮機を含めたヒートポンプ装置を採用した場合に風量低下を検出すること。
【解決手段】ヒートポンプ装置14と、ヒートポンプ装置14の放熱器10での放熱状態を検知する放熱状態検知手段18と、放熱状態検知手段18のデータに基づき放熱状態を一定にする制御手段19と、ヒートポンプ装置14の吸熱器12における吸熱状態を検知する吸熱状態検知手段20を有し、放熱状態を所定の値に制御した状態において、吸熱状態検知手段の検知データが判断基準設定値に対して所定範囲以上の変動が発生した場合に、風量変動が発生したと判断するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、衣類等の乾燥を行う衣類乾燥機、もしくは、洗濯と乾燥を同一槽で行う洗濯乾燥機に具備される衣類乾燥装置に関するものである。
従来、この種の衣類乾燥装置は、熱源として発熱体を利用し、発熱体を流れる電流の変化によりリントフィルターの目詰まり等による風量低下を検知していた(例えば、特許文献1参照)。図5は前記文献に記載された従来の衣類乾燥装置を示すものである。図5において、発熱体となる自己温度制御するヒータ1と、衣類8を回転撹拌させる回転ドラム2と、ヒータ1で加熱して回転ドラム2内に熱風を導入させるファン3と、通風経路内に設けたリントフィルター4と、ヒータ1を流れる電流を検出する電流検出手段5とを有しており、運転開始によりヒータ1への通電とファン3の回転を開始し、その後に電流検出手段5によって検出された電流値が突入電流からほぼ一定の電流値まで減少して安定するまでの変化率を演算し、前記電流変化率と判断基準設定値とを比較することにより風量低下を検知し、前記リントフィルター4の目詰まり状態を検知する目詰まり状態検知手段6によりリントフィルターの目詰まりを判断し、リントフィルターの目詰まりを検知するとその状態を知らせる目詰まり状態報知手段7により目詰まり状態を報知していた。
特公平7−79910号公報
しかしながら、前記従来の構成では、熱源として発熱量と流れる電流量が比例関係にある発熱体1を採用した場合は有効であるが、熱源として圧縮機を含めたヒートポンプ装置を採用した場合には圧縮機への入力電流量は冷媒温度や空気温度によっても変化するため、発熱量と入力電流量が比例関係とはならず、電流検出手段を用いて電流の変化量を検出する従来の方法では風量変動を検知することができないという問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、熱源として圧縮機を含めたヒートポンプ装置を採用した場合に風量変動が検知できるようにすることを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類乾燥装置は、ヒートポンプ装置と、前記ヒートポンプ装置の吸熱器から放熱器を経て衣類を入れた乾燥庫へと乾燥用空気を導く風路と、前記風路に乾燥用空気を送る送風機と、前記放熱器での放熱状態を検知する放熱状態検知手段と、前記吸熱器における吸熱状態を検知する吸熱状態検知手段と、前記放熱状態検知手段の出力に基づいて前記放熱器での放熱を制御する制御手段とを具備し、前記制御手段は、所定の放熱状態において、吸熱状態検知手段の出力に基づいて風量の変動を検知するようにしたものである。
これにより、風量が通常の風量から低下すると、吸熱器における吸熱状態が変化するため、熱源として圧縮機を含めたヒートポンプ装置を採用した場合も風量変動を検出することが可能となる。したがって、リントフィルターの掃除等、風路圧損原因を除去するようにメンテナンスを使用者に促す報知が行える他、極端な風量低下に応じて圧縮機の停止もしくは圧縮能力を下げること。さらには、設定時間によって乾燥終了のタイミングを判断する場合に、乾燥時間設定値を風量変動状態に応じて短縮もしくは延長するといったことができるようにようになるのである。
本発明の衣類乾燥装置は、熱源として圧縮機を含めたヒートポンプ装置を採用した場合も風量変動を検出することができる。
第1の発明は、圧縮機と圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置と、前記吸熱器から前記放熱器を経て衣類を入れた乾燥庫へと乾燥用空気を導く風路と、前記風路に乾燥用空気を送る送風機と、前記放熱器での放熱状態を検知する放熱状態検知手段と、前記吸熱器における吸熱状態を検知する吸熱状態検知手段と、前記放熱状態検知手段の出力に基づいて前記放熱器での放熱を制御する制御手段とを具備し、前記制御手段は、所定の放熱状態において、吸熱状態検知手段の出力に基づいて風量の変動を検知するようにしたことにより、熱源として圧縮機を含めたヒートポンプ装置を採用した場合でも、風量の変動を的確に検出することができる。
第2の発明は、周囲温度を検知する外気温度検知手段を設け、制御手段は、前記外気温度検知手段と吸熱状態検知手段の出力に基づいて風量の変動を検知するようにしたことにより、外気温度に応じて風量の変動を精度よく検出することができる。
第3の発明は、圧縮機の圧縮能力を可変する圧縮能力可変手段を設け、制御手段は、放熱状態検知手段の出力に基づいて前記圧縮能力可変手段を制御し、前記放熱器の放熱状態を一定にするようにしたことにより、圧縮能力に相対した吸熱状態を判断基準に設定することができる。つまり、放熱状態が一定でも圧縮能力が変わると、吸熱器の吸熱状態も変わる。風量が所定値である場合には、圧縮能力と吸熱状態検知手段の低圧冷媒圧力や低温冷媒温度、あるいは、この冷媒と熱交換した乾燥用空気の冷風温度の間には一定の相関がある。したがって、所定風量における圧縮能力に相対する判断基準設定値として吸熱状態を示す低圧冷媒圧力や低温冷媒温度あるいは乾燥用空気の冷風温度を設定して、この判断基準設定値に対して、実際の値が所定範囲以上に変動すれば、風量が変動したと判断でき、熱源として圧縮機を含めたヒートポンプ装置を採用した場合も風量変動を検出することができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の吸熱状態検知手段は、吸熱器を通過する冷媒の圧力を検知するようにしたことにより、風量に相関のある吸熱器で吸熱されるエンタルピが冷媒圧力で把握することができる。つまり、通常の風量では、所定の熱量が乾燥用空気に与えられる。この乾燥用空気が所定のエンタルピを有して吸熱器へくると、吸熱器において所定のエンタルピが吸熱されるため、吸熱器での低圧冷媒圧力も所定範囲の状態に維持される。しかし、風量が変動した場合には、制御手段によって放熱器での放熱状態が一定になるように制御されているため、乾燥用空気に与えられる熱量が変動し、吸熱器で吸熱されるエンタルピも変動する。吸熱状態検知手段により検知した低圧冷媒圧力が判断基準設定値に対して所定範囲以上に変動すれば、風量が変動したと判断でき、熱源として圧縮機を含めたヒートポンプ装置を採用した場合も風量変動を検出することができる。
第5の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の吸熱状態検知手段は、吸熱器を通過する途中の冷媒の温度を検知するようにしたことにより、前記冷媒圧力と相関のある冷媒温度で把握することができる。つまり、通常の風量では、所定の熱量が乾燥用空気に与えられる。この乾燥用空気が所定のエンタルピを有して吸熱器へくると、吸熱器において所定のエンタルピが吸熱されるため、吸熱器での低温冷媒温度も所定範囲の状態に維持される。しかし、風量が変動した場合には、制御手段によって放熱器での放熱状態が一定になるように制御されているため、乾燥用空気に与えられる熱量が変動し、吸熱器で吸熱されるエンタルピも変動する。吸熱状態検知手段により検知した低温冷媒温度が判断基準設定値に対して所定範囲以上に変動すれば、風量が変動したと判断でき、熱源として圧縮機を含めたヒートポンプ装置を採用した場合も風量変動を検出することができる。
第6の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の吸熱状態検知手段は、吸熱器通過後の乾燥用空気の温度を検知するようにしたことにより、前記冷媒温度と相関のある乾燥用空気温度で把握することができる。つまり、通常の風量では、所定の熱量が乾燥用空気に与えられる。この乾燥用空気が所定のエンタルピを有して吸熱器へくると、吸熱器において所定のエンタルピが吸熱されるため、吸熱状態も所定範囲の状態に維持され、吸熱された後の冷風温度も所定の温度に維持される。しかし、風量が変動した場合には、制御手段によって乾燥用空気の温風温度が一定になるように制御されているために、乾燥用空気に与えられる熱量が変動し、吸熱器で吸熱されるエンタルピも変動する。吸熱状態検知手段により検知した冷風温度が判断基準設定値に対して所定範囲以上に変動すれば、風量が変動したと判断でき、熱源として圧縮機を含めたヒートポンプ装置を採用した場合も風量変動を検出することができる。
第7の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の放熱状態検知手段は、放熱器を通過する冷媒の圧力を検知するようにしたようにしたことにより、風量に相関のある吸熱器で吸熱されるエンタルピが冷媒圧力で把握することができる。
第8の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の放熱状態検知手段は、放熱器を通過する途中の冷媒の温度を検知するようにしたことにより、前記冷媒圧力と相関のある冷媒温度で把握することができる。
第9の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の放熱状態検知手段は、放熱器通過後の乾燥用空気の温度を検知するようにしたことにより、前記冷媒温度と相関のある乾燥用空気温度で把握することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における衣類乾燥装置の系統図を示すものである。図1において、DCモータを使用した圧縮機9と圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器10と高圧の冷媒の圧力を減圧するための膨張弁あるいはキャピラリーチューブからなる絞り手段11と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器12とを冷媒が循環するように管路13で連結したヒートポンプ装置14と、前記吸熱器12から前記放熱器10へ、前記放熱器10から衣類8を入れた乾燥庫15へと乾燥用空気を導く風路16と、前記風路16に乾燥用空気を送る送風機17を設け、前記放熱器10での放熱状態を検知する放熱状態検知手段18と、放熱状態検知手段18のデータに基づき放熱状態を一定にする制御手段19と、前記吸熱器12における吸熱状態を検知する吸熱状態検知手段20とを有する。
放熱状態検知手段18は、前記放熱器10を通過する冷媒の圧力を検知する圧力センサからなる高圧冷媒圧力検知手段21を有し、高圧冷媒の圧力をもって放熱器での冷媒の動作状態を検知することとなる。特に二酸化炭素のように超臨界で冷媒を使用する冷凍サイクルでは、放熱器10で凝縮が起こらず、凝縮温度だけでは冷媒の圧力状態がとらえられないため、圧力を直接検知することが必要となる。
吸熱状態検知手段20は、前記吸熱器12を通過する冷媒の圧力を検知する圧力センサからなる低圧冷媒圧力検知手段22を有し、低圧冷媒の圧力をもって吸熱器での冷媒の動作状態を検知することとなる。
制御手段19は、前記圧縮機9のDCモータの駆動周波数や駆動電圧などをインバータ回路で変化させて回転数を変えて圧縮能力を変化させる圧縮能力可変手段23を有し、前記放熱状態検知手段18の高圧冷媒圧力検知手段21の圧力データに基づき、圧縮能力を可変することで前記放熱器10の高圧冷媒圧力を一定にするものである。
以上のように構成された衣類乾燥装置において、制御手段19によって放熱器10の高圧冷媒圧力が一定になるように制御されているため、通常の風量であれば、所定の熱量が乾燥用空気に与えられる。この熱量を与えられた乾燥用空気が衣類8の水に顕熱を与え湿気として潜熱を回収するため、外部に放出されるエンタルピ分を除けば、乾燥用空気はエンタルピとしては衣類8の量や乾燥状態に関わらず、通過後も所定のエンタルピを有する。この乾燥用空気が吸熱器12で熱交換される。吸熱器12が所定のエンタルピを吸熱するので、吸熱状態が所定状態となり、圧縮能力と吸熱状態検知手段20の低圧冷媒圧力検知手段22の圧力データの間には一定の相関がある。
しかし、風量が変動した場合には、制御手段19によって放熱器10での高圧冷媒圧力が一定になるように圧縮能力が制御されているため、乾燥用空気に与えられる熱量が変動する。吸熱器12で吸熱されるエンタルピも変動する。例えば、少ない風量では放熱器10で十分放熱されずに高圧が上昇するため、これを一定にするために圧縮能力が下げられる。風量が少ない分乾燥用空気の所有するエンタルピは少なく、吸熱器12での吸熱量が低下するため、低圧冷媒圧力が通常風量の同じ圧縮能力時に比べて下がる。従って、所定風量における圧縮能力に相対する判断基準設定値として吸熱状態を示す低圧冷媒圧力を設定して、この判断基準設定値に対して、実際の値が所定範囲以上に変動すれば、風量が変動したと判断できる。熱源として圧縮機9を含めたヒートポンプ装置14を採用した場合も風量変動を検出することが可能となる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の第2の実施の形態における衣類乾燥装置の系統図を示すものである。なお、前記実施の形態1と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図2において、装置の周囲温度を検知するサーミスターからなる外気温度検知手段24を有し、制御手段19で放熱状態を所定の値に制御した状態において、吸熱状態検知手段20の検知データが、外気温度に対応して設定した判断基準設定値に対して所定範囲以上の変動が発生した場合に、風量変動が発生したと判断するもので、例えば、外気温度が低い場合は、外部への放熱量が増加するため、吸熱器12における乾燥用空気の有するエンタルピも低下しているため、吸熱器12での低圧冷媒圧力も下がる。従って、判断基準設定値も外気温度に合わせて低い値に設定する。これによって、周囲温度変化の状況に対応したより精度のよい判断が可能となる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の第3の実施の形態における衣類乾燥装置の系統図を示すものである。なお、前記実施の形態1と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図3において、放熱状態検知手段18は、前記放熱器10を通過する冷媒の温度を検知する配管13に熱接触したサーミスターからなる高温冷媒温度検知手段25を有し、高温冷媒の温度をもって放熱器10での冷媒の動作状態を検知することとなる。
吸熱状態検知手段20は、前記吸熱器12を通過する途中の冷媒温度を検知する配管13に熱接触したサーミスターからなる低温冷媒温度検知手段26を有し、低温冷媒の温度をもって吸熱器12での冷媒の動作状態を検知することとなる。
以上のように構成された衣類乾燥装置において、制御手段19によって放熱器10の高温冷媒温度が一定になるように圧縮能力が制御されているため、通常の風量であれば、所定の熱量が乾燥用空気に与えられる。この熱量を与えられた乾燥用空気が衣類8の水に顕熱を与え湿気として潜熱を回収するため、外部に放出されるエンタルピ分を除けば、乾燥用空気はエンタルピとしては衣類8の量や乾燥状態に関わらず、通過後も所定のエンタルピを有する。この乾燥用空気が吸熱器12で熱交換される。吸熱器12が所定のエンタルピを吸熱するので、吸熱状態が所定状態となり、圧縮能力と吸熱状態検知手段20の低温冷媒温度検知手段25の温度データの間には一定の相関がある。
しかし、風量が変動した場合には、制御手段19によって放熱器10での高温冷媒温度が一定になるように圧縮能力が制御されているため、乾燥用空気に与えられる熱量が変動する。吸熱器12で吸熱されるエンタルピも変動する。例えば、少ない風量では放熱器10で十分放熱されずに冷媒温度が上昇するため、これを一定にするために圧縮能力が下げられる。風量が少ない分乾燥用空気の所有するエンタルピは少なく、吸熱器12での吸熱量が低下するため、低温冷媒温度が通常風量の同じ圧縮能力時に比べて下がる。従って、所定風量における圧縮能力に相対する判断基準設定値として吸熱状態を示す低温冷媒温度を設定して、この判断基準設定値に対して、実際の値が所定範囲以上に変動すれば、風量が変動したと判断できる。熱源として圧縮機9を含めたヒートポンプ装置14を採用した場合も風量変動を検出することが可能となる。
また、冷媒温度を検知することによって、冷媒圧力を検知するよりも、容易で安価に検知手段を構成することが可能である。
(実施の形態4)
図4は、本発明の第3の実施の形態における衣類乾燥装置の系統図を示すものである。なお、前記実施の形態1と同じ構成のものは同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図4において、放熱状態検知手段18は、放熱器10を通過後の乾燥用空気の温度を検知するために風路16内に設けたサーミスターからなる温風温度検知手段27を有し、温風温度をもって放熱器10での冷媒の温度を推定し、冷媒の動作状態を検知することとなる。
吸熱状態検知手段20は、吸熱器12を通過後の乾燥用空気の温度を検知するために風路16内に設けたサーミスターからなる冷風温度検知手段28を有し、冷風温度をもって吸熱器12での冷媒の温度を推定し、冷媒の動作状態を検知することとなる。
以上のように構成された衣類乾燥装置において、制御手段19によって放熱器10を通過する乾燥用空気の温風温度が一定になるように圧縮能力が制御されているため、通常の風量であれば、所定の熱量が乾燥用空気に与えられる。この熱量を与えられた乾燥用空気が衣類8の水に顕熱を与え湿気として潜熱を回収するため、外部に放出されるエンタルピ分を除けば、乾燥用空気はエンタルピとしては衣類8の量や乾燥状態に関わらず、通過後も所定のエンタルピを有する。この乾燥用空気が吸熱器12で熱交換される。吸熱器12が所定のエンタルピを吸熱するので、吸熱器12を通過後の乾燥用空気の冷風温度は所定の値となり、圧縮能力と吸熱状態検知手段20の冷風温度検知手段28の温度データの間には一定の相関がある。
しかし、風量が変動した場合には、制御手段19によって放熱器10での乾燥用空気の温風温度が一定になるように圧縮能力が制御されているため、乾燥用空気に与えられる熱量が変動する。吸熱器12を通過後の乾燥用空気の冷風温度も変動する。例えば、乾燥用空気の温風温度が一定に制御されるため、少ない風量では、熱量が少なくなり、圧縮能力が下げられる。乾燥用空気の所有するエンタルピが少ない分、吸熱器12を通過後の乾燥用空気の冷風温度は低下する。冷風温度が通常風量の同じ圧縮能力時に比べて下がる。従って、所定風量における圧縮能力に相対する判断基準設定値として吸熱状態を示す冷風温度を設定して、この判断基準設定値に対して、実際の値が所定範囲以上に変動すれば、風量が変動したと判断できる。熱源として圧縮機9を含めたヒートポンプ装置14を採用した場合も風量変動を検出することが可能となる。
また、乾燥用空気の温度を検知する場合は、冷媒温度を検知する場合に発生しやすい、冷媒配管へのサーミスターの取り付けによる接触状態のバラツキがなく、容易に高精度の検知手段を構成することが可能である。
以上のように、本発明にかかる衣類乾燥装置は、熱源として圧縮機を含めたヒートポンプ装置を採用した場合も風量低下を検出することが可能となるので、ヒートポンプ装置を搭載した衣類乾燥機や洗濯乾燥機等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における衣類乾燥装置の系統図 本発明の実施の形態2における衣類乾燥装置の系統図 本発明の実施の形態3における衣類乾燥装置の系統図 本発明の実施の形態4における衣類乾燥装置の系統図 従来の衣類乾燥装置の側断面図
符号の説明
9 圧縮機
10 放熱器
11 絞り手段
12 吸熱器
13 管路
14 ヒートポンプ装置
15 乾燥庫
16 風路
17 送風機
18 放熱状態検知手段
19 制御手段
20 吸熱状態検知手段
21 高圧冷媒圧力検知手段
22 低圧冷媒圧力検知手段
23 圧縮能力可変手段
24 外気温度検知手段
25 高温冷媒温度検知手段
26 低温冷媒温度検知手段
27 温風温度検知手段
28 冷風温度検知手段

Claims (9)

  1. 圧縮機と圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環するように管路で連結したヒートポンプ装置と、前記吸熱器から前記放熱器を経て衣類を入れた乾燥庫へと乾燥用空気を導く風路と、前記風路に乾燥用空気を送る送風機と、前記放熱器での放熱状態を検知する放熱状態検知手段と、前記吸熱器における吸熱状態を検知する吸熱状態検知手段と、前記放熱状態検知手段の出力に基づいて前記放熱器での放熱を制御する制御手段とを具備し、前記制御手段は、所定の放熱状態において、吸熱状態検知手段の出力に基づいて風量の変動を検知するようにした衣類乾燥装置。
  2. 周囲温度を検知する外気温度検知手段を設け、制御手段は、前記外気温度検知手段と吸熱状態検知手段の出力に基づいて風量の変動を検知するようにした請求項1記載の衣類乾燥装置。
  3. 圧縮機の圧縮能力を可変する圧縮能力可変手段を設け、制御手段は、放熱状態検知手段の出力に基づいて前記圧縮能力可変手段を制御し、前記放熱器の放熱状態を一定にするようにした請求項1または2記載の衣類乾燥装置。
  4. 吸熱状態検知手段は、吸熱器を通過する冷媒の圧力を検知するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥装置。
  5. 吸熱状態検知手段は、吸熱器を通過する途中の冷媒の温度を検知するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥装置。
  6. 吸熱状態検知手段は、吸熱器通過後の乾燥用空気の温度を検知するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥装置。
  7. 放熱状態検知手段は、放熱器を通過する冷媒の圧力を検知するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥装置。
  8. 放熱状態検知手段は、放熱器を通過する途中の冷媒の温度を検知するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥装置。
  9. 放熱状態検知手段は、放熱器通過後の乾燥用空気の温度を検知するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥装置。
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