JP2005318699A - 永久磁石型回転子を用いた圧縮機の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、永久磁石型回転子の着磁時の電磁的衝撃力による巻線の変形及び耐電圧不良を防止すると共に、固定子の低価格化が可能となる着磁方法および圧縮機の組立方法を提供する。
【解決手段】 本発明によれば、圧縮機の圧縮機構部を組み立て後、回転軸に回転子を嵌合した状態において着磁専用コイルにて回転子の着磁を行なう。次に、回転子にガイドを取り付けケースと固定子を嵌合した部材を組付ける。これにより固定子を使用せずに着磁が可能となる。
【選択図】 図5
【解決手段】 本発明によれば、圧縮機の圧縮機構部を組み立て後、回転軸に回転子を嵌合した状態において着磁専用コイルにて回転子の着磁を行なう。次に、回転子にガイドを取り付けケースと固定子を嵌合した部材を組付ける。これにより固定子を使用せずに着磁が可能となる。
【選択図】 図5
Description
本発明は、永久磁石型回転子を使用した電動機を駆動源とする圧縮機の組立方法および回転子の着磁方法に関するものである。
従来圧縮機の駆動用電動機には、性能向上の観点から永久磁石を有する回転子を備えた電動機が使用されている。
このような永久磁石型電動機の組み立てにおいて、固定子を回転子に嵌挿するとき、回転子の永久磁石が磁化されていると、その磁力により固定子やケース部材乃至異物等が回転子に吸着してしまい、固定子を回転子に嵌挿することが困難となる。
このため、従来は回転子を磁化しないまま固定子を回転子に嵌挿し圧縮機を組み立て、固定子巻線に着磁電圧を印加して回転子周辺に磁界を発生させ、その磁界により回転子内の磁性材を磁化させる方法が採られていた。
しかし、従来の着磁方法では着磁電圧印加時に固定子巻線の変形、耐電圧不良及びレアショート等の問題が発生していた。さらに、2回の着磁が必要となるモータの場合は、この問題は更に深刻化している。
上記課題を解決する為、固定子巻線を使用せず、着磁専用コイルを使用し回転子の着磁後組み立てを行なう。
本発明の着磁方法では着磁時に固定子巻線に生じる耐電圧不良、レアショート及び変形等の問題を解消することが可能となり、信頼性の向上につながる。
着磁時の電磁的衝撃による耐電圧不良、レアショート及び変形等を押さえる為の絶縁シート、エンドコイルの成形、巻線の絶縁処理等を簡略化することによって価格低減が可能となる。
本発明の着磁方法によれば、固定子巻線の絶縁破壊等を抑える為に着磁電圧を抑える必要が無くなり、十分な着磁電圧を印加することが可能となる。これにより固定子巻線や回転子の個体差や圧縮機の組立時に生じる寸法誤差の影響を受けることなく、マグネットの飽和状態まで着磁することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図に従って説明する。図1に示す本実施形態における圧縮機の構成は、密閉容器内に電動機部と圧縮機構部を有する。電動機部は、密閉容器1に焼嵌等で固定された固定子と、圧縮機構部の回転軸に固定された回転子とで構成されている。回転子はフェライト乃至ネオジウム磁石が配された、永久磁石型回転子で構成される。
次に、圧縮機の組立方法を説明する。まず、図2の如く圧縮機構部を組み立て、回転軸に回転子を焼嵌または圧入等により嵌合し、着磁専用コイルを使用し回転子の着磁を行なう。
次に図3のように上記回転子に、回転子外径と固定子内径のエアーギャップを一定に保つ為のスペーサと、固定子を嵌挿するときのガイドとなる円筒形状の治具をセットし、ケースと固定子を嵌合した部材を嵌挿する(このスペーサ及びガイド治具は共に非磁性材料を用いる)。
次に、円筒形のガイド治具を取り除き、次工程にてケースと圧縮機構部とをアークスポット溶接にて締結後,スペーサを取り除く。
回転子外径と固定子内径のエアーギャップを一定に保つ為のスペーサと、固定子を嵌挿するときのガイドとなる円筒形状の治具を使用することによって、磁化された回転子にケース乃至固定子が吸着されず容易に回転子に嵌挿することができる。
1…ケース、2…固定子巻線、3…回転子、4…回転軸、5…圧縮機構部、6…着磁専用コイル、7…スペーサ、8…ガイド治具。
Claims (3)
- 固定子と永久磁石を設けた回転子と、前記回転子の中心孔に嵌合する回転軸を有する永久磁石型電動機を備えた圧縮機の製造方法において、
前記圧縮機の圧縮機構部を組み立てる工程と、
回転軸に回転子を嵌合する工程と、
前記圧縮機構部に回転子を嵌合した状態で回転子を着磁する工程と、
前記圧縮機構部にケースと固定子を嵌合した部材を挿嵌する工程と、
圧縮機構部とケース部材を固定する工程を備えたことを特徴とする圧縮機の製造方法。 - 前記圧縮機構部を組み立て、回転軸に回転子を嵌合した状態で着磁専用コイルを使用し着磁を行なう工程を備えたことを特徴とする圧縮機の製造方法。
- 前記圧縮機構部を組み立て、回転子を着磁した部材に回転子外径と固定子内径のエアーギャップを一定に保つ為のスペーサ治具と、固定子を嵌合する際にガイドとなる円筒形の治具を使用し、ケースと固定子を嵌合した部材を圧縮機構部材に嵌挿する工程を備えたことを特徴とする圧縮機の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004132373A JP2005318699A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 永久磁石型回転子を用いた圧縮機の製造方法 |
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Publications (1)
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JP2005318699A true JP2005318699A (ja) | 2005-11-10 |
Family
ID=35445530
Family Applications (1)
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JP2004132373A Pending JP2005318699A (ja) | 2004-04-28 | 2004-04-28 | 永久磁石型回転子を用いた圧縮機の製造方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007244173A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Daikin Ind Ltd | モータおよびモータの製造方法および圧縮機 |
JP2008312414A (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-25 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機及びその製造方法 |
JP2013099019A (ja) * | 2011-10-28 | 2013-05-20 | Mitsubishi Materials Corp | ロータ分離装置 |
CN111969810A (zh) * | 2020-08-04 | 2020-11-20 | 杭州赛孚机电科技有限公司 | 一种永磁电机定子组件与永磁体转子组件装配工装及安装方法 |
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2004
- 2004-04-28 JP JP2004132373A patent/JP2005318699A/ja active Pending
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