JP2005318462A - 音響電気変換素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型で、且つ、半導体素子の設計レベルで光学的なアライメントが可能な電気音響変換素子を提供することにある。
【解決手段】 音響電気変換素子においては、光源14からの光波が振動基板10の第1の光導波路に導入され、この第1の光導波路上に設けられた回折格子によって回折される。回折光は、光検出器18に向けられて検出される。ここで、振動基板10は、音響波に対して振動可能に支持され、従って、光検出器18で検出される回折光は、音響波で変調され、検出器18からは音響波に応じた信号が出力される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、音響電気変換素子に係り、特に、音波に基づく機械的振動を光学的に検出して電気信号に変換する音響電気変換素子に関する。
音波に基づく機械的変位を電気信号に変換する音響電気変換素子としてマイクロフォンが知られている。一般的なマイクロフォンは、音波によって機械的に振動する振動板が貼り付けられている構造を有し、その振動板の質量及びバネ定数によって、共振周波数が一意的に決まっている。公称では、その周波数特性がフラットであるとされていても、その振動板に固有の共振周波数から遠ざかるにつれて、感度が低下する傾向がある。ダイナミックレンジが広いマイクロフォンを実現する手法として、振動板の大きさ並びにバネ定数が異なる振動板を複数個配置する手法が特許文献1及び特許文献2に報告されている。
一方、音圧によって振動板の振動変位を静電容量として検出するコンデンサマイクロフォンが知られ、また、音圧によって振動する振動板に光波を照射し、その反射光波の光強度の変化を振動板の振動変位として検出する光マイクロフォンが知られている(特許文献1及び2参照)。光マイクロフォンは、コンデンサマイクロフォンに比較して、指向性、耐雑音性といった観点から優れた特性が期待されている。
従来の光マイクロフォンでは、振動板に気体レーザ、固体レーザ或いは半導体レーザダイオードのレーザ波を照射し、その反射光波の光強度の変化を振動板の振動変位として検出している。このように振動板の振動振幅を光学的に検出する光マイクロフォンは、振動板の裏面に電極等を設置することを必ずしも必要としないため、振動板の表裏で同一の空間状況を作り出すことができ、従って、音圧傾度型マイクロフォンを形成することができる。
また、複数のコンデンサマイクロフォンを用い、その遅延和を利用することで単一指向性を実現するマイクロフォンアレイ技術がある。また、本来は密閉されている容器の一部にパイプを増設して振動板の後ろに外気を供給し、前方からの音波を遅れて振動板の背面に到達させてその分だけ「速度型」の動作を与え、全体として「単一指向性」の動作をさせる手法も取られている。
特開2001−292498号公報 特開2001−231100号公報 ロッシ著,福田国弥,中井祥夫,加藤利三訳,物理学叢書「光学」,吉岡書店(1967)
上記の特許文献1及び特許文献2において提案された方法では、機械的な構造や寸法の制約による不具合がある。又、実装においても、製品群が増加するため歩留まりの低下が懸念される。
又、特許文献1に開示された従来の光マイクロフォンは、反射型のマイクロフォンであり、その構造では、振動板に対して入射する光の入射光学系及び反射光を所定のフォトディテクタへと導く反射光学系において、高い光学精度が要求される。そのため、入射光及び反射光に任意の光路をとらせるために、光ファイバ、光ガイドが用いられている。又、フォトディテクタ面において、振動板の振動変位に対応する反射光の移動幅を大幅に増大させるため、受光・発光素子の搭載された基板と振動板との間にレンズ素子の設置等の措置をとっている。即ち、従来の光マイクロフォンの集光方式では、振動板から反射される光波は広がるため、微小な振動板の振動変位をフォトディテクタで検知し、光強度の違いを検出するために強い光強度が必要で、このためには光路の補助や補正する要素を必要としている。そのため、発光・受光素子及び振動板以外に、高度な位置合わせを実現する光学素子並びに新たなシステムを必要とし、且つ、高精度な光学的アライメントが要求される。したがって、製品としての歩留まりの低下を招く恐れがある。それに付随してシステムとしてのコストも高くなってしまう。又、光ファイバや光ガイドを用いた場合、その使用範囲及び用途が大幅に限定されてしまう問題がある。また、その構造からも理解されるように光反射型のマイクロフォンは、小型化が困難である問題もある。
単純構造で鋭い指向性を実現できる光マイクロフォンは、非常に有用であるが、光源・振動板・光検出素子をそれぞれ厳密に適した位置に配置する必要があり、組み立て時の困難を伴う。また、基本的に従来の光マイクロフォンは、上記3素子を個別に導入するため、そのアライメントのために、空間的に大きなスペースを浪費している。限られた狭いスペースに配置されることが多く望まれるマイクロフォンシステムあって、2次元的あるいは3次元的に大きなスペースを取らざるを得ない現状の光マイクロフォンの適応は難しいと容易に推測できる。
この発明は上述した事情に鑑みなされたものであって、その目的は、小型でかつ半導体素子の設計レベルで光学的なアライメントが可能な電気音響変換素子を提供することにある。
この発明によれば、
光波が導入される光導波路を有する基板と、及び
音響波に対して前記基板に振動可能に支持され、前記第1の光導波路を伝播する光波を回折し、回折光を光検出器に向ける回折格子から成る振動板と、
を具備することを特徴とする音響電気変換素子が提供される。
また、この発明によれば、
音響波に対して振動可能に基板に支持され、光波が照射され、光導波路に向けて光波を回折し、この光導波路を介して導かれた回折光を光検出器で検出させる回折格子から成る振動板と、
を具備することを特徴とする音響電気変換素子が提供される。
この発明の音響電気変換素子においては、半導体基板上に光源から照射された光波を振動板へと導く光導波路が形成され、振動板には光波を自由空間の点に集光する回折格子が形成されている。振動板と基板とが光を導波する連結部で連結されている。つまり、この連結部が基板に振動板を吊り下げるバネの役割をも果たしている。この構造によれば、従来3次元方向の空間的に位置していた光源を基板と同一平面状に設置することが可能となり省スペース化を図ることができる。更に、光検出素子を半導体基板上に形成し、或いは、光検出素子が形成された半導体チップを半導体基板に張り合わせることでハイブリッド型の光集積システムの構築が可能になり、3次元方向にスペースを要しない極めて小型のマイクロフォンの提供が可能となる。
以下図面を参照してこの発明の実施の形態に係る音響電気変換素子について説明する。
図1は、この発明の一実施の形態に係る音響電気変換素子を概略的に示す斜視図である。図1に示される音響電気変換素子は、屈折率nsを有する基板2上に光波をガイドする屈折率nfを有する導波層4が形成されるとともに基板2並びに導波層4の積層構造6を有し、この積層構造6には、空洞或いは中空部8が形成されて枠体17が形成され、この空洞部8に振動板としてのFGC(Focusing Grating Coupler:集光グレーティングカプラ)10が配置され、枠体17には、FGC10が導波層4を有する導波路部12によって吊り下げられている。即ち、振動板としてのFGC10は、外部から向けられる音波に対して微小振動するようにバネ機能を有する導波路部12によって枠体17に連結支持されている。ここで、枠体17に吊り下げられたFGC10は、音響周波数(例えば、20〜20kHz)に感度を示すような機械的な振動特性を有している。
また、積層構造6の側部には、光波16を導波層4及び支持部12を介してFGC10に光波を照射するLD(レーザーダイオード)14が設けられ、このFGC10において回折された光波の特定方向成分が向けられ、この特定方向成分の光波を検出する光検出素子(PD:フォトディテクタ)18が積層構造6外に設けられている。光検出素子(PD)18には、回折光成分によって回折像(回折パターン)が形成され、FGC10の振動に伴い光検出素子(PD)18上の光強度が変動され、音響振動に応じた出力信号が光検出素子(PD)18から出力される。即ち、LD14から照射された光波は、屈折率ncを有する空気層及び屈折率nsを有する基板2によって挟まれた導波路4を伝搬して、FGC10に連結されているバネ導波路部12に進入される。導波路部12を経てFGC10へ到達した光波は、FGC10から自由空間に放射されて光検出素子(PD)18において検出される。
図1に示す音響電気変換素子においては、外部からの音響波が枠体17に吊り下げられたFGC10に振動を生じさせ、このFGC10内に導かれる光波がこのFGC10の振動によって変調される。光検出素子(PD)18上では、光波の変調がその回折像の分布の変動として検出され、回折像の光強度変動が光検出素子(PD)18から電子信号の変動として出力される。この出力信号は、増幅されて必要な回路からマイク出力として出力される。図1に示される構造によれば、音響振動が電気信号として出力され、マイクロフォンとして機能させることができる。
図1に示される導波層構造は、基板2が屈折率nsを有する透明な屈折体であれば、この基板2上にこの基板2の屈折率nsよりも屈折率nfが大きな透明層が導波路4として設けられる。単に、光学的に透明な導波路4に代えて、この導波路4自体が屈折率nfを有するコア層及び屈折率nsを有するクラッディング層の積層構造に形成されても良い。即ち、基板2の屈折率nsよりも屈折率nfが大きなコア層が導波路4として設けられ、この透明コア層上にこの透明コア層の屈折率nfよりも屈折率nsが小さいクラディング層が設けられても良い。また、基板2が屈折体でなければ、この基板2上に屈折率nsを有する第1のクラッディング層が設けられ、この第1のクラッディング層よりも屈折率nfが大きな透明コア層が導波路4として設けられ、この透明コア層上にこの透明コア層よりも屈折率nsが小さな第2のクラディング層が設けられても良い。いずれにしても導波路4は、効率的に所定強度の光波をFGC10に伝達することができれば良い。
FGC10は、集光グレーティングカプラ或いはフォーカスグレーティングカプラと称せられるように導波層構造の表面に回折格子(グレーティング)が形成され、特定方向に光波を集光するレンズ機能を有している。回折格子は、直線状の溝及びリッジが互いに平行に所定ピッチで配列されている1次元回折格子でも良く、プリズム状の凸部及び凹部がマトリックス状に所定ピッチで配置された2次元回折格子であっても良い。また、FGC10に形成される回折格子は、凹凸のような周期的な形状な変化として設けられる場合に限らず、平坦層中に周期的に屈折が異ならせた領域が設けられ、光学的には凹凸に相当する屈折率の変化が与えられて形成されても良い。
FGC10においては、グレーティングの周期がある条件を満たすとき、導波モード-放射モード間の結合が生じる。このようなグレーティングは、導波光波の励振或いは導波光波の外部への取り出しのための入出結合器として用いられるので、既に述べたように、フォーカスグレーティングカプラ、或いは、集光グレーティングカプラとも称される。以下、この明細書では、単にFGC(Focusing Grating Couplerの略称)と称する。
下記に自由空間に光波を集光するFGC10の基本概念について説明する。尚、以下の説明は、「光集積回路、西原浩、春名正光、栖原敏明著、オーム社(1985)」に開示されている旨を付記しておく。
FGC10に導波光が入射されたときの導波モード-放射モード結合の例が図2及び図3に示されている。ここで、図2は、光波の伝播及びその光波が回折される様子を概略的に示し、図3は、回折される光波のベクトル成分を示している。入射された光波は、2次元導波光路の導波面(yz面)に沿って広がり、その光波は、下記式(1)で表される。
Figure 2005318462
ここで、Δεは、2次元導波光路上にグレーティングが設けられたことに基づく、比誘電率εの分布の変化を表している。
グレーティングがある場合、この2次元導波光路構造内をz方向に伝搬定数β0=Nk(>0)を有する導波光が伝搬するとき、この光波に付随して下記式(2)で示されるz方向伝搬定数βを有する空間高調波が生じる。
Figure 2005318462
ここで、Nは、導波層中を伝搬するモードの等価屈折率、Kは、格子ベクトルとよばれるグレーティング面に垂直なベクトルで、Λはグレーティングの基本周期である。
基板、導波層、上部クラッド層の屈折率を各々、ns、nf、ncとし、空間高調波のうち|βq|=nckまたは|βq|=nskを満たす次数qが存在する場合は、この高調波の空気側または基板側に夫々(3)式で定まるように放射される。
Figure 2005318462
このときグレーティングカプラを伝搬する波は、放射により導波路外部に漏洩する。グレーティングは、z方向には長いが、x方向には、薄いので、結合する波動間ではz方向の位相整合の(3)式のみが満たされれば良く、伝搬ベクトルダイアグラムは、図3のようになる。この結合で生じる放射ビームは、(3)式を成立させる
Figure 2005318462
の実数値で定まる。(3)式でn<n<N<nfであることを考慮すれば、放射は、q≦−の次数に限られ、ある次数のみは基板側のみに放射する場合と、基板側及び空気側の両方に放射する場合があることがわかる。図3は、複数の次数で3本以上のビームが生じる例で多ビーム結合とよばれる。基本次数(q=−1)の放射が生じる場合の放射ビーム数はK/k、Nと式(3)で定められる。フォーカスグレーティングカプラに導波光が入射した場合、上述のような出力結合が生じる。このグレーティングパターンを変調することにより種々の波面変換を導波モード-放射モード結合と同時に実行することも可能になる。これを応用して、導波光を自由空間の点に集光する集光グレーティングカプラ(FGC)を実現することができる。このFGCの概念を利用して既に説明した図1に示されるような構造を有する光マイクロフォンが実現される。
上述したFGC10の基本原理から明らかなようにFGC10からの光出力は、空気層のみならず基板2の側へも放出させることができる。従って、図4に示すように、光検出素子18を同一基板2上に形成することができる。このとき、光検出素子18の他に増幅器22並びに処理回路24を集積化することで3次元の空間方向にスペースをほとんど必要としない光マイクロフォンを実現することができる。
図4に示す音響電気変換素子においては、LD14から照射された光波は、導波路4を伝搬して、FGC10に連結されている導波路部12に進入される。導波路部12を経てFGC10へ到達した光波は、基板2内に放射されてその一部が導波路部12及び透明な基板2を介して基板2内の光検出素子(PD)18に集光される。従って、外部からの音響波がFGC10に振動を生じさせる場合には、このFGC10内に導かれる光波がこのFGC10の振動によって変調される。光検出素子(PD)18上では、光波の変調がその回折像の分布の変動として検出され、回折像の光強度変動が光検出素子(PD)18から電子信号の変動として出力される。この出力信号は、増幅回路22で増幅されて回路24からマイク出力として出力される。
図5は、FGC10が形成される第1の半導体基板2−1及び検出素子18が形成される第2の半導体基板2−1が別個に作製され、互いに張り合わせた構造を示している。図5に示す音響電気変換素子は、図4に示されるに示す音響電気変換素子と同様に動作して音響波が検出される。
ここで、光検出素子18、増幅回路22及び信号処理回路24は、FGC10が形成される第1の半導体基板2−1に形成されても良く、或いは、他の基板2−2に作り込まれても良い。ここで、導波層4は、単一の屈折率で形成されても良く、或いは、導波路部12に光波を集光させるようにある屈折率分布を与えてレンズ機能を備えさせても良い。
既に説明したように、FGC10は、FGC10からの放射光波を自由空間へと放出できるという特徴を有している。光波路の可逆性から、自由空間からの放射光波をFGC10によって基板2,2−1,2−2内に導くことができる。従って、図6及び図7に示されるように光源としてのレーザーダイオード14が透明な基板2、2−1、2−2の外部に取り付けられ、FGC10からの回折光が導波路部12及び透明な基板2、2−1、2−2を通過して光検出素子18に向けられても良い。図6及び図7に示される配置では、導波路4を介して光波がFGC10に向けられず、レーザーダイオード14からの光波が空間を介して直接FGC10に向けられ、FGC10において回折されて基板2、2−1、2−2内に導かれている。ここで、基板2、2−1、2−2が周りの雰囲気、例えば、空気に対して適切な屈折率を与えられていれば、FGC10で回折された光波の一部をその内に封じ込め、光検出素子18に導くことができる。
尚、図6は、単一の基板2上にFGC10並びに光検出素子18、増幅回路22及び信号処理回路24が形成される構造を示し、図7は、FGC10が第1の基板2−1に形成され、光検出素子18、増幅回路22及び信号処理回路24が第2の基板2−1に形成される構造を示している。
図3を参照して説明したように導波路4を伝播し、FGC10に伝播される光波は、FGC10の回折格子によって光波の進行方向を含む3次元の方向に向けられている。従って、図4から図7に示される光学系においては、原理的には、光検出器18は、FGC10によって回折された光波が向けられるいずれの方向に配置されても、回折光を検出することができる。即ち、回折格子に向かう光波の進行方向に対して反対方向の空間或いは基板中に光検出器18が配置される場合にあっても、光検出器18は、回折格子で回折された光波を検出することができる。また、回折格子が頂部及び溝が互いに平行に配置されている平行な格子である場合においても、図6に示されるように光波がその平行な格子に対して斜め方向或いは平行な方向からこの回折格子に入射される場合においても同様に回折された光波は、同様に3次元の方向に向けられて光検出器18によって検出することができる。しかし、図1、図5或いは図7に示されるように格子の方向に対して略垂直な方向から平行回折格子に光波が入射されることが好ましく、また、図5或いは図7に示されるようにその光波の進行方向に光検出器18が配置されることが好ましい。光波が平行回折格子に格子の配列方向に対して略垂直に入射される場合には、光波が配列方向から平行回折格子に入射される場合に比して入射光波は、より大きな回折を受け、また、この回折格子で回折された回折光は、入射光波の進行方向及び進行方向を含む進行方向の空間により大きな回折光成分を持って回折格子から向けられるからである。図6に示されるような光学系では、光波がその平行な格子に対して斜め方向或いは平行な方向から入射されることから、回折格子で回折を受ける成分が他の光学系に比べて小さく、従って、検出器18で検出される回折光の光強度も小さくなる虞があり、図6に示される光学系に比べて、好ましくは、図7に示されるように光源14が配置されることが好ましいこととなる。ここで、光検出器18は、入射光波の進行方向及び進行方向を含む進行方向の空間に配置されることが、好ましいが、進行方向に配置される場合には、回折を受けない光波がそのまま光検出器18に入射される虞があるため、より好ましくは、入射光波の進行方向を除く、進行方向の周辺空間に光検出器18が配置される。
図8を参照して、図1に示される光集積マイクロフォンを作製する方法の一実施の形態を説明する。
図8(a)に示すように半導体基板2としてシリコン基板が用意される。この例のように、光導波路が形成される半導体基板2としてシリコン基板を用いる場合には、屈折率が比較的高い(n=3.42@λ=1μm)ため、導波層4を形成する前に図8(b)に示すようにバッファ層32が形成されることが好ましい。バッファ層32に適応する材料の一例としてSiO2(n=1.5程度)を挙げることができる。バッファ層32がシリコン基板のような半導体基板2上にスパッタ法、或いは、CVD法によって形成される。
次に、図8(b)に示すようにこのバッファ層32上に導波層4となる材料を形成する。導波層4には、バッファ層32よりも屈折率が若干高い材料を用いられる。導波層4の材料として、例えば、Siであれば、屈折率がn=2程度あるため、上述した構造では好適な材料とされる。このSiの層が同様に、スパッタ、或いは、CVDによって形成される。導波層4の材料として、Si以外にもPMMA或いはポリマー、フォトレジストのような有機材料であっても良い。ここで、これらのバッファ層32及び導波層4が所望の形状に成形されることが必要とされる。
その後、図8(c)に示すように、この導波層4上の領域にFGC10の格子部分が形成される。FGC10の格子部分の形成には、コンベンショナルなフォトリソ技術が適用される。即ち、導波層4上の領域に導波層4の材料と同様な材料でマスクを利用して回折格子用の層が積層形成される。その後、この格子層上の領域にフォトレジストが塗布されて回折格子パターンが転写露光されてフォトレジストが格子用のマスクに形成される。この格子用のマスクを利用して格子層が選択エッチングされて回折格子が形成される。その後、フォトレジストが除去されて回折格子が導波層4上に形成されている基板構造が用意される。
次に、図8(d)に示されるようにFGC10の領域がフォトリソ技術とエッチングを用いて振動板形状に形成される。ここで、振動板を支えるバネとしての導波路部12は、基板2上に形成された導波層4の導波路の一部分として形成される。即ち、図8(c)に示される基板構造の導波層4上に同様にフォトレジストが塗布されて振動板のパターンが転写露光されて振動板及び導波路部のパターンを有するマスクが用意される。このマスクを利用して導波層4が選択エッチングされて振動板及びこれを支える導波路部12が形成される。その後、フォトレジストが除去されてFGC10及び導波路部12が基板2上に独立して形成されている基板構造が用意される。
最後に、図8(e)に示されるようにウェットエッチング等を用いてFGC4が形成された振動板が基板2から分離される。図8(e)に示すように基板2の背面にマスク34が形成されて異方性エッチングによってFGC10の背面に空洞部8が形成される。ここで、ウェットエッチングによってこの空洞化プロセスが異方的に行われる旨を説明したが、特にこれに限定することは無くドライプロセスによって等方的に行われるものであっても良い。上述した工程で光導波路4が作製された素子に、LDチップ14が光導波路4にカップリングされて光集積マイクロフォンが完成される。
図8(a)及び(b)に示した工程では、半導体基板2上に素子を作り込まないまま光導波路が形成されているが、図9(a)〜(c)に示すように、光導波路4を形成する前に半導体基板2に光検出素子18、増幅回路22及び処理回路24を形成しても良い。即ち、図9(a)に示すように半導体基板2が用意され、次に、図9(b)に示すようにその半導体基板2上に光検出素子18、増幅回路22及び処理回路24が形成され、その後、図9(c)に示すようにバッファ層32及び導波層4が形成されても良い。図9において、図9(c)、(d)、(e)及び(f)は、夫々図8(b)、(c)、(d)及び(e)に対応している。従って、図9(c)、(d)、(e)及び(f)の工程の説明は、夫々図8(b)、(c)、(d)及び(e)の工程の説明を参照されたい。
図10(a)〜(f)は、光検出素子18、増幅回路22及び処理回路24が形成された第2の基板2−2を用意し、FGC10が形成された半導体基板2に張り付けて光集積マイクロフォンを製造する工程を示している。図10(a)〜図10(d)は、図8(a)〜図10(d)までの工程と同様であるのでその説明は省略する。図10(e)に示すようにFGC4の領域がフォトリソ技術とエッチングを用いて振動板形状に形成されている第1の基板2―1が用意され、この第1の基板2―1背面に別途用意された第2の基板2−2が密着されて両者が接合される。その後、図10(f)に示すように第2の基板2−2の背面にマスク(図示せず)が設けられ、このマスクを利用して異方性エッチングによって第1及び第2の基板2−1,2−2の所定領域がエッチングされてFGC4の背面に空洞部8が形成される。
前述したように、基板2にシリコンのような高屈折材料を用いた場合、バッファ層32の形成が望まれるが、SOI基板を用い、埋め込み酸化膜層をバッファ層32として活用することもできる。図11には、SOI基板を用いて形成した光導波路の構造の例が示されている。図11に示すようにSOI基板構造では、単結晶Siからなる支持基板2上に埋め込み絶縁膜(SOI酸化膜)52、単結晶Si層(SOI層)53が順次積層されている。このSOI基板構造60を用いた場合でも、前述した作製プロセスを適応することができる。
図12(a)〜(e)及び図13(a)〜(e)を参照して、SOI基板構造にFGC10を形成する工程を説明する。ここで、図12(a)〜(e)は、図11に示されるA−A’線に沿った断面を示し、図13(a)〜(e)は、図11に示されるB−B’ に沿った断面を示している。
図12(a)及び図13(a)に示されるようにSi基板2上に埋め込み絶縁膜(SOI酸化膜)52、単結晶Si層(SOI層)53が順次積層されている基板構造60が用意される。次に、図12(b)及び図13(b)に示されるように単結晶Si層53が例えば反応性イオンエッチング(RIE)法等の技術により、選択的にエッチング除去されて導波層4に領域に相当する単結晶Si層53が帯状に除去される。
次に、図12(c)に示すようにこの帯状の領域に導波層4が形成される。この導波層4には、バッファ層としての埋め込み絶縁膜52よりも屈折率が若干高い材料を用いられる。導波層4の材料として、例えば、Siがある。このSiの層は、同様に、スパッタ、或いは、CVDによって形成される。導波層4の材料として、Si以外にもPMMA或いはポリマー、フォトレジストといった有機材料であっても良い。ここでは、導波層4が所望の形状に成形されることが必要とされる。
更に、図13(c)に示すようにこの導波層4上の領域にFGC10の格子部分が形成される。導波層4上の領域に導波層4の材料と同様な材料でマスクを利用して回折格子用の層が積層形成される。その後、この格子層上の領域にフォトレジストが塗布されて回折格子パターンが転写露光されてフォトレジストが格子用のマスクに形成される。この格子用のマスクを利用して格子層が選択エッチングされて回折格子が形成され、フォトレジストが除去される。
その後、図12(d)及び図13(d)に示すように、この導波層4上の領域が振動板としてのFGC10に形成される。FGC10の形成には、同様にコンベンショナルなフォトリソ技術が適用される。即ち、図13(c)に示される基板構造の導波層4上に同様にフォトレジストが塗布されて振動板のパターンが転写露光されて振動板及び導波路部のパターンを有するマスクが用意される。このマスクを利用して導波層4が選択エッチングされて振動板及びこれを支える導波路部12が形成される。その後、フォトレジストが除去されてFGC10及び導波路部12が基板2上に独立して形成されている基板構造が用意される。ここで、振動板を支えるバネとしての導波路部12は、基板2上に形成された導波層4の導波路の一部分として形成される。
最後に、図12(e)及び図13(e)に示されるようにウェットエッチング等を用いてFGC4が形成された振動板が基板2から分離される。図12(e)及び図13(e)に示すように基板2の背面にマスク34が形成されて異方性エッチングによってFGC10の背面に空洞部8が形成される。ここで、ウェットエッチングによってこの空洞化プロセスが異方的に行われる旨を説明したが、特にこれに限定することは無くドライプロセスによって等方的に行われるものであっても良い。上述した工程で光導波路4が作製された素子に、LDチップ14が光導波路4にカップリングされて光集積マイクロフォンが完成される。
上述した工程によれば、SOI層構造60にデバイスを形成することが可能になるため、高耐圧素子の集積化が望まれる構造体には有用となる。
図14(a)及び(b)並びに図15(a)及び(b)は、SOI基板構造上に導波路4及びFGC10を形成する工程を示している。図14(a)及び(b)並びに図15(a)及び(b)を参照して音響電気変換素子の製造方法について説明する。ここで、図14(a)〜(e)は、図11に示されるA−A’線に沿った断面に相当し、図15(a)〜(e)は、図11に示されるB−B’ に沿った断面に相当している。但し、図14(a)及び(b)並びに図15(a)及び(b)に示される構造は、図11に示される構造とは異なる構造を有していることに注意されたい。
始めに、図14(a)及び図15(a)に示されるようにSi基板2上に埋め込み絶縁膜(SOI酸化膜)52、単結晶Si層(SOI層)53が順次積層されている基板構造60が用意される。次に、この基板構造の表面に導波層4を形成する為のマスクが設けられて単結晶Si層(SOI層)53よりも屈折率が若干高い材料で作られた導波層4が形成される。導波層4の材料として、既に述べたSiがある。このSiの層は、同様に、スパッタ、或いは、CVDによって形成される。導波層4の材料として、Si以外にもPMMA或いはポリマー、フォトレジストといった有機材料であっても良い。
この導波層4上には、図14(b)及び図15(b)に示されるように更にこの導波層4よりも屈折率が若干低い材料、例えば、単結晶Siで作られた層54がスパッタ、或いは、CVDによって形成される。この構造は、光ファイバと同様な構造を有し、コアに相当する導波層4が導波層4よりも屈折率が低いクラッドに相当する層53,54によって囲まれている。従って、光波は、効率的に導波層4を導波される。
図14(c)及び図15(c)に示すようにこの導波層4上の領域にFGC10の格子部分が形成される。導波層4上の領域に層54の材料と同様な材料、例えば、単結晶Siでマスクを利用して回折格子用の層が積層形成される。その後、この格子層上の領域にフォトレジストが塗布されて回折格子パターンが転写露光されてフォトレジストが格子用のマスクに形成される。この格子用のマスクを利用して格子層が選択エッチングされて回折格子が形成され、フォトレジストが除去される。
その後、図14(d)及び図15(d)に示すように、この導波層4上の領域が振動板としてのFGC10に形成される。FGC10の形成には、同様にコンベンショナルなフォトリソ技術が適用される。即ち、図14(c)及び図15(c)に示される基板構造の層54上に同様にフォトレジストが塗布されて振動板のパターンが転写露光されて振動板及び導波路部のパターンを有するマスクが用意される。このマスクを利用して導波層4が選択エッチングされて振動板及びこれを支える導波路部12が形成される。その後、フォトレジストが除去されてFGC10及び導波路部12が基板2上に独立して形成されている基板構造が用意される。ここで、振動板を支えるバネとしての導波路部12は、基板2上に形成された導波層4の導波路の一部分として形成される。
最後に、図14(e)及び図15(e)に示されるようにウェットエッチング等を用いてFGC4が形成された振動板が基板2から分離される。図14(e)及び図15(e)に示すように基板2の背面にマスク34が形成されて異方性エッチングによってFGC10の背面に空洞部8が形成される。ここで、ウェットエッチングによってこの空洞化プロセスが異方的に行われる旨を説明したが、特にこれに限定することは無くドライプロセスによって等方的に行われるものであっても良い。上述した工程で光導波路4が作製された素子に、LDチップ14が光導波路4にカップリングされて光集積マイクロフォンが完成される。
上述した工程によれば、同様にSOI層構造60にデバイスを形成することが可能になるため、高耐圧素子の集積化が望まれる構造体には有用となる。
図1に示される光集積マイクロフォンは、具体的には、図16に示すようにパケージ(筐体)60内に実装される。即ち、パケージ60内には、電気的なアイソレータ62を介して図1に示される光集積マイクロフォンが設置固定される。また、FGC10からの光波を検出する為の光検出素子18がパケージ60内に設けた支持板66に固定される。また、FGC64及び空洞部8に対向してパケージ60には、音波の通過を許すスルーホール64、68が設けられる。このような実装構造によって小型の光集積マイクロフォン装置として構成することができる。
同様に、図4、図5及び図6に示される光集積マイクロフォンも同様に夫々図17、図18及び図19に示すようなパケージ(筐体)60内に実装されて小型の光集積マイクロフォン装置として構成することができる。図17、図18及び図19に示す装置は、図16に示す装置の部分の符号と同一の符号を使用してその説明を省略する。このようなマイクロフォン装置は、2次元或いは3次元の空間方向に占有するスペースの軽減をはかることができ、システムの小型化をはかることが可能になる。
本発明の一実施の形態に係る音響電気変換素子を概略的に示す斜視図である。 図1に示されたFGCに導波光が入射された場合の導波モード-放射モード結合の様子を概略的に示す説明図である。 図2に示した回折光の伝搬ベクトルを示すダイアグラムである。 本発明の他の実施の形態に係る音響電気変換素子を概略的に示す斜視図である。 本発明のまた他の実施の形態に係る音響電気変換素子を概略的に示す斜視図である。 本発明の更に他の実施の形態に係る音響電気変換素子を概略的に示す斜視図である。 本発明の更にまた他の実施の形態に係る音響電気変換素子を概略的に示す斜視図である。 (a)から(e)は、図に示される光集積マイクロフォンを作製する方法の工程を概略的に示す断面図である。 (a)から(f)は、図4に示される光集積マイクロフォンを作製する方法の工程を概略的に示す断面図である。 (a)から(f)は、図5に示される光集積マイクロフォンを作製する方法の工程を概略的に示す断面図である。 図1に示される光集積マイクロフォンを実現する為にSOI基板に光導波路を組み込んだ構造を概略的に示す斜視断面図である。 (a)から(e)は、図1に示される光集積マイクロフォンを作製する方法の工程を概略的に示す図11に示されるSOI基板構造におけるA−A‘線に沿った断面図である。 (a)から(e)は、図1に示される光集積マイクロフォンを作製する方法の工程を概略的に示す図11に示されるSOI基板構造におけるB−B‘線に沿った断面図である。 (a)から(e)は、図1に示される光集積マイクロフォンを作製する他の方法の工程を概略的に示す図11に示されるSOI基板構造におけるA−A‘線に沿った断面図である。 (a)から(e)は、図1に示される光集積マイクロフォンを作製する他の方法の工程を概略的に示す図11に示されるSOI基板構造におけるB−B‘線に沿った断面図である。 図1に示される光集積マイクロフォンを筐体内に格納したマイクロフォン装置を概略的に示す断面図である。 図4に示される光集積マイクロフォンを筐体内に格納したマイクロフォン装置を概略的に示す断面図である。 図5に示される光集積マイクロフォンを筐体内に格納したマイクロフォン装置を概略的に示す断面図である。 図6に示される光集積マイクロフォンを筐体内に格納したマイクロフォン装置を概略的に示す断面図である。
符号の説明
2...基板
4...導波層
6...積層構造
8...空洞部
10...FGC
12...導波路部
14...レーザーダイオード
18...光検出素子
22...増幅器
24...信号処理部
32...バッファ層
52...埋め込み絶縁層
53...単結晶Si層

Claims (8)

  1. 光波が導入される光導波路を有する基板と、及び
    音響波に対して前記基板に振動可能に支持され、前記第1の光導波路を伝播する光波を回折し、回折光を光検出器に向ける回折格子から成る振動板と、
    を具備することを特徴とする音響電気変換素子。
  2. 前記基板及び前記振動板は、半導体で作られ、前記振動板は、半導体支持層を備え、前記回折格子がこの半導体支持層上に形成されていることを特徴とする請求項1の音響電気変換素子。
  3. 前記基板は、前記振動板が配置される空洞部を備え、前記振動板は、前記導波路に光学的に結合され、前記基板及び前記支持層に機械的に連結され、当該振動板を前記空洞部内で振動可能に吊り下げ支持する連結部とを更に備えることを特徴とする請求項1の音響電気変換素子。
  4. 前記光検出器は、前記基板に埋め込み形成され、前記回折光は、前記半導体支持層、前記連結部及び前記基板を介して前記光検出器に導かれることを特徴とする請求項1の音響電気変換素子。
  5. 音響波に対して振動可能に基板に支持され、光波が照射され、光導波路に向けて光波を回折し、この光導波路を介して導かれた回折光を光検出器で検出させる回折格子から成る振動板と、
    を具備することを特徴とする音響電気変換素子。
  6. 前記基板及び前記振動板は、半導体で作られ、前記振動板は、半導体支持層を備え、前記回折格子がこの半導体支持層上に形成されていることを特徴とする請求項5の音響電気変換素子。
  7. 前記基板は、前記振動板が配置される空洞部を備え、前記振動板は、前記導波路に光学的に結合され、前記基板及び前記支持層に機械的に連結され、当該振動板を前記空洞部内で振動可能に吊り下げ支持する連結部とを更に備えることを特徴とする請求項5の音響電気変換素子。
  8. 前記光検出器は、前記基板に埋め込み形成され、前記回折光は、前記支持層、前記連結部及び前記導波路を介して前記光検出器に導かれることを特徴とする請求項5の音響電気変換素子。
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