JP2005318238A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、新たに専用の管理機器や指紋センサの追加を必要とせず、一度登録されたユーザであれば管理番号を気にせず簡素化された認証操作で利用可能となる指紋認証機能を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る画像形成装置は、原稿画像取込窓124と指紋画像取込窓127が画像取込台120の異なる領域に配置され、指紋画像の取り込みに、原稿画像の取り込みと共通の取り込み手段を利用し、指紋取込カバー125や画像取込台120に指紋画像取込窓127を清浄に保つ機能が設けられた構成となっている。また、指紋認証においては、指紋画像がそのまま利用されず、指紋の特徴点の数値データが扱われる構成となっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、指紋認証機能を有した複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
従来の画像形成装置において、その利用要求の許可や部門毎のコピー枚数記録等の管理は、暗証番号や暗証番号が記録されたICカード等が利用され、各部門毎に登録と照合を行うことによりなされている。例えば、ICカードによる管理の場合には、ICカードに記録された情報を読み取る専用のコピー枚数管理装置等が必要になってしまう。画像形成装置が使用されていなくても、前回使用したユーザからICカードを受け取るまで、使用できないといった問題や他部門にICカードを貸し借りして自部門の正確な利用状況を把握できないといった問題があった。このような問題の解決方法として、暗証番号やICカードの代わりに、予め、画像形成装置に登録して記憶されたユーザの指紋データと使用時に入力された指紋データとを照合し、一致していれば利用許可を与える指紋認証技術を利用して画像形成装置の管理を行う画像形成装置が、開示・提案されている(例えば、特許文献1から特許文献3を参照)。
特開2001−255795号公報 特開2003−123060号公報 特開2004−086279号公報
確かに、上記構成からなる画像形成装置であれば、ICカードとICカード内の情報読み取り専用装置が不要となる。また、一度登録されたユーザであれば指紋認証操作を行うと即座に利用することが可能であり、各ユーザが所属する部門毎のコピー枚数等の利用状況も正確に管理することが可能である。
しかしながら、特許文献1に開示された画像形成装置においては、指紋画像の取り込みを専用の半導体指紋センサで行うものであり、高価なセンサが新たに必要になってしまう。
また、特許文献2に開示された画像形成装置においては、指紋画像取り込みを行う新たなセンサは必要としないが、原稿取り込み時に原稿が配置されるガラス台を覆う蓋に設けられた指穴に指を挿入して、指紋画像の取り込みが行われ、指紋の照合には、指紋そのものの画像が利用される構成となっている。しかし、原稿画像の取り込み範囲のガラス台を覆う蓋に指穴が設けられているため、原稿画像の取り込み時に指穴から光がガラス台に進入したり、汚れた指が挿入されてガラス台が汚れたりして、原稿画像の画質低下を招いてしまう。また、指紋の照合に指紋そのものの画像を利用するために、指紋画像情報が第三者に漏洩する可能性があり、セキュリティの問題がある。
また、特許文献3に開示された画像形成装置においては、指紋画像取り込みを行う新たなセンサを必要としないが、原稿や指紋画像の取り込み時に原稿や指が配置される1枚のガラス台が、ガラス台下に配置された画像読み取り手段の位置を境に原稿画像取り込み領域と指紋画像取り込み領域に分けられた構成となっている。しかし、指紋画像取り込み領域を覆う専用のカバーを有していないため、指紋画像取り込み時に画像取り込み手段から照射される光が、直接目に入り眩しく危険である。そして、指の配置位置と方向が即座に視認可能な構成になっていないため、ユーザは、ガラス台上への指の配置に戸惑ってしまう。また、ガラス台上の指紋画像取り込み領域に指が任意の位置や向きで配置されるため、指の配置位置が指定された場合よりも、新たに指紋画像データの座標識別技術等の追加が必要となり指紋認証技術が更に難しくなってしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑み、新たに専用の管理機器や指紋センサの追加を必要とせず、一度登録されたユーザであれば管理番号を気にせずに簡素化された認証操作で利用可能となるとともに、原稿画像および指紋画像の画質低下なく、また、指紋画像情報の漏洩に対するセキュリティが高められた指紋認証機能を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、原稿画像の取り込み領域となる原稿画像取込窓と、該原稿画像取込窓が配置された画像取込台と、前記原稿画像取込窓上の原稿に光を照射する光源と、該光源を走査させる走査手段と、該原稿からの反射光を検出して画像データを生成するセンサと、を有して成り、前記光源の走査経路上の前記画像取込台上に配置され、指紋画像の取り込み領域となる指紋画像取込窓と、該指紋画像取込窓に指が置かれたことを検知する指センサと、を有し、前記光源は該指センサの検知に応じて前記指紋画像取込窓に置かれた指に光を照射し、前記センサは該指からの反射光を検出して指紋画像データを生成するとよい。
また、前記画像取込台は、前記指紋画像取込窓に隣接して、前記光源の光を透過させる材料から成る照明確認窓を有するとよい。
また、前記指紋画像取込窓は、少なくとも一方向には指を挿入する穴を備え、該指紋画像取込窓を覆う指紋取込カバーを有するとよい。
また、前記指紋取込カバーは、前記指紋画像取込窓に付着した汚れを除去するクリーニング機構および/または指先をクリーニングするための清掃機構を有するとよい。
また、前記画像取込台は、指先をクリーニングするための清掃機構を有するとよい。
また、前記画像形成装置は、情報の入力操作を受け付ける操作部と、前記指紋画像データから指紋の特徴点データを抽出する抽出処理手段と、前記操作部から入力された所定の情報と前記指紋の特徴点データとを関連付けて成る個人情報データを記憶する記憶手段と、新たに取り込まれた指紋画像データから抽出された指紋の特徴点データと予め個人情報データとして記憶された指紋の特徴点データとを比較照合する照合手段と、前記照合手段の照合結果に応じて装置使用の可否制御を行う使用可否制御手段と、を有するとよい。
また、前記画像形成装置は、装置の使用履歴を記憶する履歴記憶手段と、前記操作部からの指示に応じて前記使用履歴を印刷する印刷手段と、を有するとよい。
また、前記画像形成装置は、外部の装置との接続を確立するための外部インターフェース部と、前記外部の装置からの指示に応じて前記使用履歴を当該外部の装置に送出する手段と、前記外部の装置からの操作を認証する認証手段と、を有するとよい。
本発明に係る画像形成装置であれば、新たに専用の管理機器や指紋センサの追加を必要とせず、一度登録されたユーザであれば管理番号を気にせずに簡素化された認証操作で利用可能となるとともに、原稿画像および指紋画像の画質低下なく、また、指紋画像情報の漏洩に対するセキュリティも高めることができる。
以下では、本発明を複写機に適用した場合を例に挙げて説明を行う。図1は本発明に係る複写機1の要部構成を示すブロック図である。図2は、本発明に係る複写機1の原稿と指紋画像の取り込み位置の関係および操作表示部を示した図であり、図3は、本発明に係る複写機1の指紋画像の取り込み位置での断面を模式的に示す図である。図1から図3に示すように、本実施形態の複写機1は、装置全体の動作を制御する中央演算処理装置10(以下、CPU[Central Processing Unit]10と呼ぶ)と、原稿を自動搬送する原稿搬送部13と、該原稿搬送部13から搬送された原稿や指の指紋画像を取り込む画像取込部12と、該画像取込部12で取り込まれた画像データの処理を行う画像処理部11と、操作手段(テンキーやタッチパネルなど)と表示手段(液晶ディスプレイなど)から成る操作表示部14と、該画像処理部11で処理された該画像データに基づいて用紙への画像出力を行う画像形成部15(プリンタヘッドや感光ドラムなど)と、該画像形成部15で得られた画像に熱を加えて定着させる定着部16と、各種制御プログラム等の記憶やワーク領域として用いられるメモリ部17と、画像形成部15に給紙を行う給紙部18と、ネットワークサーバやパーソナルコンピュータ等とのインターフェースとなる外部インターフェース回路部19(以下、外部I/F回路部19と呼ぶ)と、を有して成る。
CPU10は、ワーク領域や一時的な記憶領域となる内部メモリを有し、装置全体の動作を制御するほか、後ほど詳細に説明する指紋の認証制御に関する処理を行う。
メモリ部17は、画像処理された指紋の画像データと照合され、指紋の画像データを数値化するための基本パターン図である特徴抽出テンプレートが格納されたテンプレート用メモリ171と、個人情報データが格納される個人情報用メモリ172と、使用履歴が記憶される履歴用メモリ173と、各種制御プログラム等が格納されたROM[Read Only Memory]174と、ワーク領域として用いられるRAM[Random Access Memory]175と、を有して成る。
画像取込部12は、プラテンガラスから成り、原稿の画像取り込み領域となる原稿画像取込窓124と、該原稿画像取込窓124外に配置され、指紋画像の取り込みのために指が挿入される指紋取込カバー125と、プラテンガラスから成り、指の指紋画像の取り込み領域となる指紋画像取込窓127と、該指紋画像取込窓127に指が置かれたことを検知するフォトセンサ123と、各画像取込窓124,127や指紋取込カバー125等が配置される画像取込台120と、各画像取込窓124,127に配置された原稿や指に光を照射し、モータにより走査される照明ランプ122と、照明ランプ122から指に照射された光を視認して指紋画像が取り込み中であることを認識できる第1の照明確認窓126aおよび第2の照明確認窓126bと、照明ランプ122から原稿や指に照射された光の反射光を検出してアナログの画像データを生成する電荷結合素子センサ121(以下、CCDセンサ[Charge Coupled Devices Sensor]121と呼ぶ)と、照明ランプ122から原稿や指に照射された光やその反射光を導光し、照明ランプ122とともに可動するミラー128aおよび画像取込部12に固定されたミラー128bと、該ミラー128aおよびミラー128bから導光された光をCCDセンサ121に集光するレンズ129と、を有して成る。なお、照明ランプ122、ミラー128a、ミラー128b、レンズ129およびCCDセンサ121等から成る画像取込手段は、原稿と指紋画像両方の画像取込手段となり、照明ランプ122は、非動作時には、待機位置130で待機する。
すなわち、本発明に係る複写機1は、原稿画像の取り込み領域となる原稿画像取込窓124と、該原稿画像取込窓124上の原稿に光を照射し、モータにより走査される照明ランプ122と、該原稿から反射光を検出して画像データを生成するCCDセンサ121と、を有して成り、新たに、照明ランプ122の走査経路上の画像取込台120上に指紋画像の取り込み領域となる指紋画像取込窓127と、指紋画像取込窓127に指が置かれたことを検知するフォトセンサ123と、が配置され、照明ランプ122はフォトセンサ123の検知に応じて指紋画像取込窓127に置かれた指に光を照射し、CCDセンサ121は該指からの反射光を検出して指紋画像データを生成することを特徴としている。
従って、本実施形態に係る複写機1であれば、その管理おいては、専用の管理機器や指紋センサの追加を必要とせず、一度登録されたユーザであれば管理番号を気にすることなく簡素化された認証操作で利用可能となる。さらに、原稿画像取込窓124が汚れた指により汚れることがないため、原稿画像の画質の低下を防ぐことが可能となる。
また、原稿画像取込窓124は、原稿画像取り込み時には、複写機1の外部から入射する光による画質の低下を防ぐために、図示していない原稿搬送部13を備えた開閉式の蓋によって、覆われている。
また、指紋取込カバー125には、指の汚れが指紋画像取込窓127に付着して、指紋の取り込み画像の画質低下を防ぐために、指紋画像取込窓127を清掃するクリーニング機能を設けるとよい。
例えば、図4(a)は、指紋取込カバー125部の照明ランプ122と平行な方向から見た断面図であり、図4(b)は、指紋取込カバー125部の上面から見た断面図を示す。図4(a)および図4(b)に示すように、指紋画像取込窓127を清掃するクリーニングパッド132が、クリーニング棒131に取り付けられ、また指紋取込カバー125に固定されたバネ133の一端が、クリーニング棒131の端部に固着された構成となっている。指紋取込カバー125に指134が挿入されるとクリーニングパッド132が後方に押され、指が取り出されると指紋取込カバー125入口にクリーニングパッド132がバネ133の弾性力により戻るといった動作により、指紋画像取込窓127がクリーニングパッド132に拭かれ、常に清浄に保たれる。
さらに、指紋取込カバー125に挿入される指が常に清浄に保たれるように、指134の汚れを取る機能、例えば、図2に示すように指紋取込カバー125や指紋取込カバー125付近の画像取込台120に指134の汚れを拭き落とすための洗浄マット等を設けるとよい。
画像処理部11は、図1に示すようにCCDセンサ121から送られたアナログ画像データをデジタル画像データに変換するアナログ・デジタル変換器111(以下、A/D変換器111と呼ぶ)と、該A/D変換器111でデジタル化された画像データを一時的に格納しておくバッファメモリ112と、該バッファメモリ112に格納されたデジタル指紋画像データを読み込み、画像処理を行う指紋画像処理回路113と、該指紋画像処理回路113で画像処理された指紋画像データ等をバッファメモリ112に保存や読み出し制御を行うメモリ制御回路114と、を有して成る。
操作表示部14には、図2に示すように液晶ディスプレイとタッチセンサとの組み合わせからなる液晶表示部141と、数値等の入力を行うテンキー142と、コピーの開始等を指示するときに用いるスタートキー143と、入力情報等を消去して初期状態に戻したり、スタンバイ状態から通常状態に復帰させたりするリセットキー144と、複写等の中断および停止等を行うキャンセルキー145と、複写機1の利用許可解除を指示するESCキー146と、個人情報の登録メニュー等を液晶表示部141に表示させる初期設定キー147と、原稿画像の取り込みを行う機能を選択するときに使用するスキャナモードキー148と、ファクス機能を選択するときに使用するファックスモードキー149と、コピー機能を選択するときに使用するコピーモードキー150と、を有して成る。
次に、上記構成から成る複写機1における原稿複写動作について説明する。複写機1における原稿複写動作では、スタートボタン143が押され、原稿複写動作が開始されると、まず、原稿搬送部11から画像取込部12のプラテンガラスから成る原稿画像取込窓124に原稿が搬送されながら、照明ランプ122から光が照射される。該原稿による光の反射光は、ミラー128aおよびミラー128bによりレンズ129へ導光され、該レンズ129により集光されてCCDセンサ121によりアナログ画像データに変換される。生成された該アナログ画像データは、A/D変換器111によりデジタル画像データに変換され、一旦バッファメモリ112に格納された後、メモリ制御回路114により図示されていない原稿画像処理回路に送出される。そして、該デジタル画像データは、該原稿画像処理回路により画像処理され、画像形成部15に送出される。その後、画像形成部15では、入力された画像データに基づく用紙への画像形成処理が行われ、定着部16にて該用紙への画像の定着処理が行われる。
なお、本実施形態の複写機1は、指紋認証機能を有し、特に指紋画像取込窓127の位置に特徴を有している。以下では、本実施形態の複写機1における指紋認証の説明を通して指紋画像取込窓127について、図を参照しながら詳細な説明を行う。
指紋認証は、予め登録された指紋の特徴データと照合時に採取された指紋の特徴データとの類似度から本人の判定が行われる。
まず、予め指紋の特徴データが個人番号等の情報と一緒に個人情報登録される。図5は、個人情報登録のフローを示すフローチャート図である。図1から図5を参照しながら以下に説明を行う。
ステップS5−1で、初期設定キー147を押して、液晶表示部141に表示されるメニュー画面で個人情報を登録するメニューを選択すると、個人情報登録を許可するためのパスワード入力画面が表示される。そして、該パスワード入力画面にパスワードを入力すると、CPU10により個人情報登録が許可される。続いて、個人情報を入力するための画面が表示され、ユーザの個人番号等のデータを入力すると、これらの入力された該データがCPU10の内部メモリに記憶され、次のステップに進む。
ステップS5−2で、指が指紋読込カバー125に挿入され、プラテンガラスから成る指紋画像取込窓127上に指が正しく置かれると、フォトセンサ123が指を検知し、その検知信号がCPU10に送られ、次のステップに進む。
ステップS5−3で、待機位置130にある照明ランプ122は、点灯後、第1の照明確認窓126aの位置まで移動する。照明ランプ122から照射された光は、ミラー128a、ミラー128bおよびレンズ129に導光されて、CCDセンサ121によりアナログ電気信号データに変換される。該アナログ電気信号データは、CCDセンサ121からA/D変換器111に送られ、デジタル電気信号に変換された後、バッファメモリ112に光量データとして格納される。該バッファメモリ112に格納された光量データは、メモリ制御回路114を介してCPU10に送出される。該光量データが、所定の値よりも小さく、あるいは所定時間あたりの該光量データの変化量が所定の範囲外となり安定していない場合(ステップS5−3 NO)、光量データが所定の値より大きく、かつ安定するまで、照明ランプ122を点灯させたまま第1の照明確認窓126aの位置で待機させる。あるいは、光量データが、所定の値よりも大きく、かつ所定時間あたりの該光量データの変化量が所定の範囲内となり安定している場合(ステップS5−3 YES)、照明ランプ122の準備が完了したため、次のステップS5−4に進む。
ステップS5−4で、照明ランプ122が所定の1走査分、第2の照明確認窓126b方向に移動され、指紋画像取込窓127上に置かれた指の反射光がCCDセンサ121で取り込まれた後、上記と同様にCCDセンサ121、A/D変換器111、そしてバッファメモリ112の順で指紋画像データが送られ、バッファメモリ112に、格納される。このように指紋画像の取り込みが、順次、第2の照明確認窓126bまで照明ランプ122が走査され、指紋画像取込窓127の全領域に亘って行なわれる。そして、図6に示すような指紋画像データがバッファメモリ112に格納された後、照明ランプ122は、消灯し、待機位置130まで移動し、次のステップに進む。
なお、個人情報登録中、ユーザは、第1の照明確認窓126aおよび第2の照明確認窓126bから照明ランプ122から照射された光を視認することができるため、指紋画像の取り込み中であるかどうか認識できる。
ステップS5−5で、バッファメモリ112に格納されていた指紋画像データが、指紋画像処理回路113に読み込まれ、指紋の特徴点データ抽出の処理精度を向上させるため、該指紋画像データは、指紋画像処理回路113により、画像の不規則なノイズ成分を除去する平滑化フィルタ処理またはメディアンフィルタ処理といったノイズ除去処理、ある画素に注目し、周囲の画素との違いを際立たせるラプラシアンフィルタ処理または元画像データの2次微分処理といった先鋭化処理、ある周波数範囲の周波数の信号だけを通過させ,それ以外の周波数の信号を減衰させる帯域通過フィルタ処理による2値化前処理、濃淡画像から2値画像を得るための2値化処理、2値化された画像からノイズ成分を除去する2値化画像雑音除去処理、2値化画像雑音除去処理された2値化図形からその中心線を表す線幅1の線図形を求める処理である細線化処理等の画像処理が行われ、図6に示す画像処理前の指紋画像から図7に示す指紋画像に変換された後、バッファメモリ112に保存され、次のステップに進む。
ここで、図8は、図7に示す画像処理後の指紋画像から抽出された指紋の特徴点を示す図である。指紋は、皮膚が線状に隆起した構造の隆線が、多数集まって紋様を形成したものであり、図8に示すように、指紋の隆線は、図8(b)の隆線の終端部分である端点81、図8(c)の隆線が枝分かれしている部分の分岐点82、図8(d)の隆線が3角形を描いた三角州83、図8(e)の全体として同心円状を描く隆線の中心部分である指紋中心84といった特徴点を形成する。このような特徴点が、以下に説明する方法により、画像処理された指紋画像データから抽出、数値化された後、個人情報とともに登録される。
ステップS5−6で、CPU10によりバッファメモリ112に格納された画像処理後の指紋画像データおよびテンプレート用メモリ171に格納された特徴抽出テンプレートが各々読み出されて、該指紋画像データと該テンプレートとのパターン照合が行われる。図9は、3×3ドットの特徴抽出テンプレートを示す図である。例えば、端点のパターン照合の場合、図9(a)に示された端点検出テンプレートで端点が抽出され、分岐点のパターン照合の場合、図9(b)に示された分岐点検出テンプレートで分岐点が抽出される。画像処理後の指紋画像データに特徴点抽出テンプレートと一致したデータがある場合には、該指紋画像は、図8に示すように、特徴点が抽出され、一致した特徴抽出テンプレートが示す特徴点の種類、方向および座標の数値データに変換され、該数値データがCPU10の内部メモリに保存され、次のステップに進む。
ステップS5−7で、CPU10の内部メモリに保持された指紋の特徴点の数値データ、パスワードデータおよびユーザの個人番号データ等が、個人情報データとして個人情報用メモリ172に格納され、個人情報登録が完了する。
次に、本実施形態の複写機1がユーザから利用要求される場合の指紋認証操作について図を参照にしながら以下に説明する。図10は、指紋認証のフローを示すフローチャート図である。
図10に示すように、ステップS10−1で、複写機1を利用するユーザは、まず、指を指紋取込カバー125に挿入する。指紋画像取込窓127上に指が正しく置かれると、フォトセンサ123が指を検知し、その検知信号がCPU10に送られ、次のステップに進む。
次に、ステップS10−2からステップS10−5では、前述の個人情報登録時におけるS5−3からステップS5−6と同様の処理が行われ、指紋画像データが、指紋の特徴点の数値データとして、CPU10の内部メモリに保存され、次のステップに進む。
ステップS10−6で、CPU10の内部メモリに保持された特徴点の数値データと個人情報用メモリ172に格納されている個人情報データが読み出され、CPU10に保持された特徴点の数値データと個人情報用メモリ172に格納されていた特徴点の数値データの比較が行われ、両方の特徴点の数値データに同じデータがあれば加点し、一方にしかなければ減点するといった点数付けがされた後、CPU10の内部メモリに該点数が保持される。そして、順次、個人情報記録メモリから登録件数分全てのデータがCPU10に読み込まれ、特徴点の数値データの比較並びに点数付けが行われ、CPU10の内部メモリに該点数が保持され、次のステップS10−7に進む。
ステップS10−7で、CPU10の内部メモリ内に保持された個人情報の登録件数分全てに亘って点数付けされたデータと所定の閾値との比較が行われる。所定の閾値より大きい点数の登録データがない場合には、複写機1の使用が許可されず、液晶表示部141に使用不可であることが表示される。所定の閾値より大きい点数の登録データがある場合には、登録データの個人番号がCPU10の内部メモリに保持された後、複写機1の使用が許可され、認証が完了する。なお、利用の解除は、ユーザがESCキー146を押すことで、複写機1の利用が再び禁止状態となる。
次に、複写機1の使用状況の管理について以下に説明する。CPU10は、利用許可時から利用解除までの、使用履歴(例えば、個人番号、使用日時、印刷枚数、ファックス枚数等)を履歴用メモリ173に記録する。履歴情報の読み出し操作は、例えば、部門別集計データの履歴を読み出す場合、複写機1の管理者は、複写機1の指紋認証を受けた後、液晶表示部141に表示される管理者メニューから部門別集計情報を選択し、パスワードを入力して認証を受けた後、部門別集計データの履歴の閲覧と印字出力を行うことができる。
また、図11は、複写機1のネットワーク接続を示す図である。図11に示すように、複写機1が、ネットワークサーバ100を通して、外部の単数または複数台からなるパーソナルコンピュータ101とネットワーク接続されている場合には、複写機1の管理者は、パーソナルコンピュータ101の何れかを利用して、複写機1の履歴用メモリ173から使用履歴の読み出し要求を行い、パスワード等の認証操作完了後、個人毎の使用履歴あるいは部門別集計データ等をパーソナルコンピュータ101に取り込んで部門別集計等の履歴管理作業を行うことができる。
以上で説明したように、本実施形態に係る複写機1であれば、指紋認証には指紋画像がそのまま利用されず、指紋の特徴点の数値データが扱われているため、指紋画像情報の漏洩に対するセキュリティも高めることができる。また、その利用状況の管理は、簡素化された操作により正確に把握できる。
本発明は、複写機の他にも、プリンタやファクシミリなどの画像形成装置全般に広く適用が可能であり、専用の管理機器や指紋センサの追加を必要とせず、一度登録されたユーザであれば管理番号を気にすることなく簡素化された認証操作で利用することが可能となるとともに、利用状況の正確な管理が可能となる画像形成装置の管理に関して有用な技術である。
は、本発明に係る複写機の要部構成を示すブロック図である。 は、本発明に係る複写機の原稿と指紋画像の取り込み位置の関係および操作表示部を示した図である。 は、本発明に係る複写機の指紋画像の取り込み位置での断面を模式的に示す図である。 は、指紋取込カバー部の断面および上面を示す図である。 は、個人情報登録のフローを示すフローチャート図である。 は、指紋画像取込窓から取り込まれた指紋画像を示す図である。 は、画像処理された指紋画像を示す図である。 は、画像処理後の指紋画像から抽出された指紋の特徴点を示す図である。 は、3×3ドットの特徴抽出テンプレートを示す図である。 は、指紋認証のフローを示すフローチャート図である。 は、複写機1のネットワーク接続を示す図である。
符号の説明
1 複写機
10 中央演算処理装置(CPU)
11 画像処理部
111 アナログ・デジタル変換器(A/D変換器)
112 バッファメモリ
113 指紋画像処理回路
114 メモリ制御回路
12 画像取込部
120 画像取込台
121 電荷結合素子センサ(CCDセンサ)
122 照明ランプ
123 フォトセンサ
124 原稿画像取込窓
125 指紋取込カバー
126a 第1の照明確認窓
126b 第2の照明確認窓
127 指紋画像取込窓
128a ミラー
128b ミラー
129 レンズ
130 待機位置
13 原稿搬送部
14 操作表示部
15 画像形成部
16 定着部
17 メモリ部
171 テンプレート用メモリ
172 個人情報用メモリ
173 履歴用メモリ
174 ROM
175 RAM
18 給紙部
19 外部インターフェース回路部(外部I/F回路部)

Claims (8)

  1. 原稿画像の取り込み領域となる原稿画像取込窓と、該原稿画像取込窓が配置された画像取込台と、前記原稿画像取込窓上の原稿に光を照射する光源と、該光源を走査させる走査手段と、該原稿からの反射光を検出して画像データを生成するセンサと、を有して成る画像形成装置において、
    前記光源の走査経路上の前記画像取込台上に配置され、指紋画像の取り込み領域となる指紋画像取込窓と、該指紋画像取込窓に指が置かれたことを検知する指センサと、を有し、前記光源は該指センサの検知に応じて前記指紋画像取込窓に置かれた指に光を照射し、前記センサは該指からの反射光を検出して指紋画像データを生成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像取込台は、前記指紋画像取込窓に隣接して、前記光源の光を透過させる材料から成る照明確認窓を有して成ることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記指紋画像取込窓は、少なくとも一方向には指を挿入する穴を備え、該指紋画像取込窓を覆う指紋取込カバーを有して成ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記指紋取込カバーは、前記指紋画像取込窓に付着した汚れを除去するクリーニング機構および/または指先をクリーニングするための清掃機構を有して成ることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記画像取込台は、指先をクリーニングするための清掃機構を有して成ることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置は、情報の入力操作を受け付ける操作部と、前記指紋画像データから指紋の特徴点データを抽出する抽出処理手段と、前記操作部から入力された所定の情報と前記指紋の特徴点データとを関連付けて成る個人情報データを記憶する記憶手段と、新たに取り込まれた指紋画像データから抽出された指紋の特徴点データと予め個人情報データとして記憶された指紋の特徴点データとを比較照合する照合手段と、前記照合手段の照合結果に応じて装置使用の可否制御を行う使用可否制御手段と、を有して成ることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置は、装置の使用履歴を記憶する履歴記憶手段と、前記操作部からの指示に応じて前記使用履歴を印刷する印刷手段と、を有して成ることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成装置は、外部の装置との接続を確立するための外部インターフェース部と、前記外部の装置からの指示に応じて前記使用履歴を当該外部の装置に送出する手段と、前記外部の装置からの操作を認証する認証手段と、を有して成ることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007226378A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Fujitsu Ltd 指紋認識センサ取り付け構造、および指紋認識センサを搭載した装置
JP2015188160A (ja) * 2014-03-26 2015-10-29 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置、画像読取システム、プログラム

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