JP2005317646A - レーザモジュールおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光素子で生じる熱を効率よく放熱することができ、かつ、製造工程も簡素化されたレーザモジュール及びその製造方法を提供する。
【解決手段】レーザモジュール100は、発光素子200と受光素子基板105とを備えている。受光素子基板105は、第1の基板101と、熱伝導率が高い第2の基板103と、両者間に挟まれた金属膜104とを有している。第1の基板101には、傾斜した側面を有する貫通孔である孔123と、受光部120と、回路部121とが形成されている。孔123の側面及び底壁は第2の絶縁膜106で覆われており、発光素子200は、孔123の底壁における第2の絶縁膜106の上に搭載されている。孔123の側面における第2の絶縁膜106の上に、反射膜107が設けられている。発光素子200から水平方向に出射されたレーザ光は、反射面108によって光軸に沿った方向に反射される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レーザ光を用いて、光ディスクや光磁気ディスク等の光記憶媒体に記録されている情報の記録や読み出し等を行うための光情報処理用の光ヘッド装置に用いられるレーザモジュール及びその製造方法に関する。
近年、レーザ光等の発光素子を利用した光ディスク装置や光磁気ディスク装置による情報の記録・読み出し技術は近年めざましい進歩を遂げている。例えば、DVD(Digital Versatile Disk)においては、光ディスク上に情報を記録する装置の高速化が急速に進んでおり、また、情報をより高密度に光ディスク上に記録可能なHD(High Definition)−DVD用の装置の開発が進んでいる。
その中でも、レーザモジュールは、光ディスク装置や光磁気ディスク装置に搭載される光ピックアップの中核部品であり、その性能により装置の性能が左右される極めて重要な部品である。従来のレーザモジュールは、例えば特許文献1や特許文献2に開示されている構造を有している。
以下、図16および図17を参照しながら、一般的なレーザモジュールの構成について説明する。図16は、特許文献1に開示されている一般的な光ディスク装置又は光磁気ディスク装置の構造を概略的に示す断面図である。図17は、特許文献2に開示されている、従来のレーザモジュールの構造を示す断面図である。
図16に示すように、光ピックアップ1050は、主要部材として、レーザモジュール1001と、ホログラム1010と、結像レンズ1011とを備えている。そして、光ピックアップ1050により、光ディスク1012の情報記録面に光を照射し、情報を書き込んだり、反射光から情報を読み出す。
図17に示すように、レーザモジュール1001は、半導体レーザ素子等の発光素子1002と、受光部1005や反射面1004が形成されたシリコン基板1003とを集積して構成されている。レーザモジュール1001の発光素子1002からシリコン基板1003の主面にほぼ平行な方向に出射されたレーザ光は、反射面1004で反射されて光軸にほぼ平行な方向に向かい、ホログラム1010を透過した後、結像レンズ1011によって光ディスク1012の所定の位置に集光される。光ディスク1012で反射されたレーザ光は、往路に沿った経路をたどりホログラム1010に到達した後、レーザ光の一部が回折光となり受光部1005に導かれる。この受光部1005に導かれた光は電気信号に変換され、所定の信号処理により光ディスク上の記録情報および位置情報が得られる。
ここで、光ディスク装置等に用いられる発光素子1002は、レーザ光が水平方向(発光素子の主面に平行な方向)に出射されるため、発光素子1002をシリコン基板1003上に搭載する場合には、水平方向に出射されたレーザ光を光軸に平行な方向へ反射させるための反射面が必要となる。このため、従来のレーザモジュールにおいては、シリコン基板1003を化学的にエッチングすることにより得られる(111)面の斜面が反射面として利用されている。また、受光部1005は、半導体デバイスの製造プロセスを用いて、シリコン基板1003に形成される。一般には、レーザモジュール1001は、このように形成されたシリコン基板1003の上に、発光素子1002をその位置を調整しつつ搭載することにより、製造される。
また、最近では、光ディスクを高速で記録するためや高速で読み出しするために、レーザ光の光強度の増大要求が急速に高まっている。これに伴い、レーザ光を出射する発光素子の消費電力も急速に大きくなり、発光素子が大量の熱を発生させるようになってきた。
そこで、特許文献2には、この発光素子で発生した熱を効率的に放熱するために、シリコン基板に壁面が反射面である貫通孔を開口して、発光素子を熱伝導率の高い基板上に設置する技術が提案されている。具体的には、図17に示すように、レーザモジュール1001は、コム1006と、コム1006の上に搭載され、受光部1005を有するシリコン基板1003と、シリコン基板1003の裏面上に形成され、シリコン基板1003とコム1006との間に介在する熱伝導率の高い熱伝導膜1008と、シリコン基板1003を貫通して熱伝導膜1008に到達する、側壁が反射面1004である孔1020と、孔1020の底壁となるコム1004の熱伝導膜1008の上にサブマウントチップ1007を挟んで搭載された発光素子1002とを備えている。ここで、孔1020の側壁には、エッチングによって鏡面である(111)面が現れるので、この側壁が反射面1004となる。そして、発光素子1002から水平方向に出射されたレーザ光は、反射面1004で反射して、光軸に沿った方向に出射される。なお、発光素子1002は、高さ方向の位置を合わせるために熱伝導膜1008上にサブマウントチップ1007を介して搭載されている。
このようなレーザモジュール1001により、発光素子1002をコム1003の熱伝導膜1008の上に搭載することができるので、発光素子1002の熱を効率的に外部に放熱させることができ、レーザ光の光強度の増大要求に応えることができる。
特公平7−118087号公報 特開平9−64478号公報
しかしながら、上述のような従来のレーザモジュールにおいては、以下のような課題を有している。
まず、第1に、上述のレーザモジュール1001の製造方法が非常に難しい。具体的には、まず、受光部1005が形成されるシリコン基板1003としては、受光部の形成プロセス中の基板割れを防止するために、通常600μm程度の厚みのものが用いられる。このような厚いシリコン基板1003に、側壁が反射面1004として利用可能な孔1020を形成するためには、ウエットエッチング等の化学的なエッチングで600μm程度エッチングする必要がある。ところが、このように深くエッチングを行う場合、エッチングスピードを制御して反射面1004の位置精度を高く保つことが難しく、また、反射面1004を平坦に形成することが難しい。
さらに、従来技術においては、CVD等により、シリコン基板1003の裏面に、ダイヤモンドなどの熱伝導膜1008を形成した後、熱伝導膜1008のみ残して孔1020を形成し、この熱伝導膜1008上に発光素子1002を搭載する。通常、発光素子1002を、サブマウント1007を介して搭載する場合には、発光素子1002、サブマウント1007、熱伝導膜1008のいずれかの接合面に接合用材料膜を形成し、発光素子1002を接合用材料膜を介して熱伝導膜1008上に設置した後、発光素子1002を加圧、加熱することにより発光素子1002と熱伝導膜1008とを接合するという工程を経る。したがって、熱伝導膜1008に十分な厚みがなければ加圧時に破れてしまうため、熱伝導膜1008の厚みは少なくとも100μm以上であることが必要である。ところが、従来技術のように、熱伝導膜1008をCVD等で形成する場合、厚み100μm程度の熱伝導膜1008を形成するためには膨大な時間が必要である。しかも、熱伝導率に影響する結晶状態が安定した熱伝導膜1008を得るためには、熱伝導膜1008の材料もある程度限られるので、特許文献2においては、ダイヤモンド膜からなる熱伝導膜1008を設けているが、このような膜を形成すること自体が非常に難しい。
本発明の目的は、受光部及び反射面を有する基板と発光素子とを組み合わせたレーザモジュールにおいて、簡単な製造方法を用いつつ、発光素子で発生する熱を効率的に放熱させることができるレーザモジュール及びその製造方法を提供することにある。
本発明のレーザモジュールは、第1の基板を第2の基板上に搭載するとともに、傾斜した側面を有する貫通孔を第1の基板に設け、貫通孔の側面上に絶縁膜を形成して、貫通孔の底壁上に発光素子を搭載し、さらに貫通孔の側面上の絶縁膜の上に反射膜を設けたものである。
これにより、発光素子で生じる熱を第2の基板に効率よく放熱することができ、かつ、製造工程も簡素化することが可能になる。
第2の基板は絶縁性材料によって構成されており、絶縁膜が貫通孔の底壁上には形成されていないことにより、特に放熱性が優れたレーザモジュールが得られる。
第1の基板と上記第2の基板との間に導体膜が介設されていることにより、導体膜と基板との混晶を用いて第1の基板と第2の基板を簡単に接合することができる。さらに導体膜は熱伝導率が高いため、発光素子および第1の基板で発生する熱を簡単に第2の基板に伝導させることができる。
第1の基板がシリコン基板であり、貫通孔の傾斜した側面はシリコン基板の(111)面であることにより、貫通孔の側面が平滑なテーパ状平面になり、反射膜の反射機能が向上する。
第1の基板がシリコン基板である場合、第2の基板は、熱伝導率が170(W/m/K)より大きい材料により構成されていることにより、第2の基板の熱伝導率が第1の基板の熱伝導率よりも大きくなるので、発光素子の発熱を逃がす機能が向上する。
また、第1の基板がシリコン基板である場合、第2の基板は、線膨張係数が1.5×10-6(/K)以上で5.5×10-6(/K)以下の範囲に入る材料から構成されていることにより、両者が接合された後冷却された状態での反り量がフォトリソグラフィーを円滑に行いうる範囲に抑制される。
第1の基板がガリウム砒素基板であり、貫通孔の傾斜した側面はガリウム砒素基板の(111)面であることにより、貫通孔の側面が平滑なテーパ状平面になり、反射膜の反射機能が向上する。
第1の基板がガリウム砒素基板である場合、第2の基板は、熱伝導率が45(W/m/K)より大きい材料により構成されていることにより、第2の基板の熱伝導率が第1の基板の熱伝導率よりも大きくなるので、発光素子の発熱を逃がす機能が向上する。
また、第1の基板がガリウム砒素基板である場合、第2の基板は、線膨張係数が3.7×10-6(/K)以上で7.8×10-6(/K)以下の範囲に入る材料から構成されていることにより、両者が接合された後冷却された状態での反り量がフォトリソグラフィーを円滑に行いうる範囲に抑制される。
本発明のレーザモジュールの製造方法は、第1の基板の受光部が設けられた主面側にダミー基板を接続する工程と、第1の基板を裏面側から研磨して薄くする工程と、第1の基板の裏面側に、導体膜を挟んで第2の基板を接合する工程と、ダミー基板を除去する工程と、第1の基板に、側面が裏面から主面に向かって拡大するように傾斜した貫通孔を形成する工程とを含んでいる。
この方法により、発光素子を貫通孔の底壁に搭載してレーザモジュールを形成するための、受光素子基板を容易に形成することができる。
そして、貫通孔の底壁及び側面を覆う絶縁膜を形成する工程と、貫通孔の側面に反射膜を形成する工程と、貫通孔の底壁における絶縁膜の上に発光素子を搭載することにより、レーザモジュールが完成する。
第1の基板と第2の基板との接合方法としては、両者間に金属接合膜を挟む方法と、両者間に接着膜を挟む方法とがある。前者により強固な接合を得ることができ、後者によりダミー基板の除去が容易になる。
ダミー基板として下面側に凸部を有する透明基板を用いると、紫外線劣化型樹脂からなる接着膜を挟んで第1の基板とダミー基板とを接続することができる。
その場合、ダミー基板として下面側に凸部を有する透明基板を用い、透明基板の凸部と第1の基板との間に紫外線劣化型樹脂からなる接着膜を挟んで両者を接続しておいて、開口を有する導体膜を挟んで、凸部と導体膜の開口との位置を合わせることにより、貫通孔の底壁における絶縁体膜の下方に導体膜が存在しない構造が得られる。
本発明のレーザモジュール又はその製造方法によると、発光素子で生じる熱を第2の基板に効率よく放熱することができ、かつ、製造工程も簡素化されたレーザモジュールが得られる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るレーザモジュール100の構造を示す断面図である。本実施形態のレーザモジュール100は、図16に示すような光ピックアップ中に配置されるものである。
レーザモジュール100は、発光素子200と受光素子基板105とを備えており、コム110上に実装されている。発光素子200は、例えばGaAsやGaNなどを利用した半導体発光素子であり、水平方向にレーザ光を発光するように構成されている。受光素子基板105は、例えば厚みが100μm程度のシリコン基板である第1の基板101と、例えば300μm程度の厚みのシリコンよりも熱伝導率が高い第2の基板103と、第1の基板101と第2の基板103との間に挟まれた金属膜104(導体膜)とを有している。そして、第1の基板101には、第1の基板101の中央部付近を貫通して金属膜104に達する孔123と、ダイオードなどの受光素子が配置された受光部120と、増幅回路などが配置された回路部121とが形成されている。ただし、受光部120や回路部121は、必ずしも図1に示す断面に存在していなくてもよいが、便宜上、図1に現されている。金属膜104は、第1の基板101に設けられた受光部であるダイオードのソース電極(あるいはドレイン電極)として機能する。
次に、受光素子基板105の構造を詳細に説明する。第1の基板101上の受光部120と回路部121とは第1の絶縁膜102により覆われ、この第1の絶縁膜102と孔123の側面及び底壁とは第2の絶縁膜106で覆われている。そして、発光素子200は、孔123の底壁を構成する第2の絶縁膜106の上に、バンプ109(導体部材)を介して搭載されている。
第1の基板101は、主面が(001)面であるシリコン基板であり、孔123の側面は第1の基板101の(111)面である。そして、第2の絶縁膜106のうち孔123の側壁を構成する部分から第1の絶縁膜102上に位置する部分に跨って、誘電体多層膜等からなる反射膜107が設けられており、この反射膜107の表面により反射面108が構成されている。第2の絶縁膜106は、孔123の底壁において金属膜104を覆っており、発光素子200と金属膜104とを電気的に絶縁している。第2の絶縁膜106は、例えば厚みが0.1〜3μm程度のSiO2膜である。孔123の底壁において、第2の絶縁膜106上には、金などの導電性と高熱伝導性を有する材料からなるバンプ109が形成されており、発光素子200はバンプ109上に実装されている。
以上の構造により、発光素子200からほぼ水平方向に出射されたレーザ光は、反射面108によって光軸に沿った方向に反射されて、レーザモジュール100の外部に出射される。レーザモジュール100から出射されたレーザ光は、図16に示すように、結像レンズによって、光ディスクの所定の位置に集光される。光ディスクからの反射光は、往路に沿った経路をたどり、ホログラム(図16参照)で回折されて、第1の基板101の受光部120に導かれる。受光部120に入射したレーザ光は電気信号に変換され、電気信号は回路部121で演算、増幅された後、外部へ出力される。
図2は、受光部120および回路部121の構成例を示す電気回路図である。ダイオードからなる受光部120に入射したレーザ光は、光電流Ipに変換され、光電流Ipに応じた電圧信号Vinが回路部121に入力する。回路部121は、増幅回路122と抵抗Rとを有しており、増幅回路122は、受光部120からの電圧信号と基準電圧Vrefとを受けて、その差電圧を増幅してなる出力電圧Voutを出力する。これにより、受光部120に入射したレーザ光は光電流Ipとなり、回路部120により出力電圧Vout=Vref+R×Ipとなり出力される。
発光素子200は、レーザ光を発する際に大量のジュール熱を発生させるが、このジュール熱はバンプ109と第2の絶縁膜106と金属膜104を通過しすばやく第2の基板103に導かれコム110に伝わることにより放熱される。このとき、第2の絶縁膜106は熱伝導率0.5〜1.5程度のSiO2膜で構成されているが、厚みが3μm以下と非常に薄いため放熱性が損なわれることはない。また、このとき増幅回路122において発生する熱も金属膜104と第2の基板103を通過し、すばやくコム110に放熱されて、発光素子200に伝わることはない。このような構成により、発光素子200で発生した熱を効率良く放熱することが可能となる。
なお、上記レーザモジュール100の構成において、第1の基板101として用いられている(100)シリコン基板においては、(111)面を用いて作成される反射面は、主面に対して約54.7°傾いて形成される。したがって、主面に平行な方向に出射されたレーザ光がこの反射面で反射された場合、主面に垂直な方向に対して9.7°の傾きを有する。このため、レーザモジュール100を光ピックアップに用いる場合、第1の基板101の主面を光軸に対して約9.7°傾けて使用する。
さらに、レーザモジュール100から出射するレーザ光を、光軸に沿った方向に出射させるために、第1の基板101として、(100)面に対して約9.7°傾いた主面を有する基板101を用いてもよい。これにより、反射面を光軸に直交する面に対して約45°傾いた面にすることができるため、レーザモジュール100から出射するレーザ光の方向を光軸にほぼ平行な方向にすることができる。
続いて、レーザモジュール100の製造方法について説明する。図3(a)〜図5(d)は、本実施形態のレーザモジュール100の製造工程を示す断面図である。
まず、図3(a)に示す工程で、半導体製造プロセスを用いて、第1の基板101の主面側に、ダイオードを有する受光部120と、増幅回路を有する回路部121とを形成する。このとき、第1の基板101の厚みD1は600μm程度である。
つづいて、図3(b)に示す工程で、第1の基板101の主面上に、例えばSiO2やSi34等によって構成される第1の絶縁膜102を形成し、図3(c)に示す工程で、第1の絶縁膜102上に厚みが例えば0.3μm程度のAu膜で構成される金属接合膜140を形成する。
次に、図3(d)に示す工程で、例えば厚みが600μmのシリコンであるダミー基板150を第1の基板101の金属接合膜140の上方に配置し、加熱・加圧する。このとき、ダミー基板150を例えば400℃、150N程度で加熱・加圧することにより、図3(e)に示すように、金属接合膜140のAuとダミー基板のシリコンとの共晶が形成されて、この金属接合膜140により、第1の基板101とダミー基板150が接合される。
次に、図3(f)に示す工程で、第1の基板101の主面に対向する面、つまり裏面を研磨する。このとき、第1の基板101とダミー基板150の接合した基板の厚みD3を調整することにより、第1の基板101の厚みD4が例えば50〜100μm程度になるようにする。
次に、図3(g)に示す工程で、第1の基板101の裏面側に、厚みが例えば0.3μm程度のAu膜からなる金属膜104が上面に形成された、全体の厚みが例えば200〜300μmである第2の基板103を配置する。
次に、図4(a)に示す工程で、両者間を加熱・加圧する。このとき、400℃、150N程度で加熱・加圧を行なうことにより、金属接合膜140のAuと第1の基板のシリコンが共晶を形成するため、第1の基板101と第2の基板103とは強固に接合される。
次に、図4(b)に示す工程で、ダミー基板150の接合面に対向する面を研磨する。このとき、ダミー基板150と第1の基板101と第2の基板103とを含む基板全体の厚みD5を調整して、ダミー基板150の厚みを例えば10〜20μmとする。
次に、図4(c)に示す工程で、ダミー基板150をエッチングにより除去する。これにより、研磨による第1の基板101上の受光部120等へのダメージを防止する。
次に、図4(d)に示す工程で、金属接合膜140をエッチングにより除去し、図4(e)に示す工程で、フォトリソグラフィーにより第1の絶縁膜102上にレジストマスク(図示せず)を形成した後、エッチングにより第1の絶縁膜102を、孔を形成するためのハードマスクとなる形状にパターニングする。
次に、図4(f)に示す工程で、例えばKOH(水酸化カリウム)溶液等のエッチング液を用いたウエットエッチングにより、第1の基板101に、第1の基板101を貫通して金属膜104に到達する孔123を形成する。このとき、金属膜104はエッチングストップ層として機能する。このエッチング方法は、例えば、文献「Electronic Journal 別冊 マイクロマシン/MEMS技術大全2002、電子ジャーナル発行」に記載されている技術を用いると、エッチング液としてKOH溶液を用いた場合には、エッチング速度が0.5〜2.0μm/minであり、エッチング液としてTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)溶液を用いた場合には、エッチング速度が0.5〜1.2μm/minである。したがって、厚みが50〜100μmの第1の基板101を貫通する孔123を数十分から1時間程度で形成することができる。
次に、図5(a)に示す工程で、第1の基板101の上面に、CVD法等により、SiO2やSi34等で構成される第2の絶縁膜106を形成し、図3(b)に示す工程で、第2の絶縁膜106の上に、反射膜107を形成する。このとき、反射膜107は、Au、Al、Ag等の金属膜や、SiO、TiO2、MgF2等の多種の誘電体膜を積層してなる多層膜等によって構成されている。
次に、図5(c)に示す工程で、フォトリソグラフィーとエッチングを用いて、反射膜107の不要な部分を除去する。これにより、受光素子基板105が形成される。
次に、図5(d)に示す工程で、受光素子基板105の孔123の底壁を構成する第2の絶縁膜106の上に、例えばメッキ技術により、Au等の金属で構成されるバンプ109を形成し、バンプ109の上に発光素子200を搭載してから、発光素子200とバンプ109とを接合する。このとき、受光素子基板105を固定し、発光素子200を受光素子基板105に対して加圧しながら受光素子基板105を加熱する。これにより、レーザモジュール100が形成される。
図6は、図5(d)に示す工程における発光素子200及び受光素子基板105の構造を示す斜視図である。ただし、図6において、構造が理解しやすいように、金属膜や絶縁膜の図示は省略されている。
受光素子基板105の上面において、孔123を挟んだ領域には、受光部120、回路部121(図示せず)や、受光部120、回路部121中のトランジスタ、ダイオード等と外部との信号接続用の電極パッド130とが形成されている。Au膜からなるバンプ109は、孔123の底壁から側壁を経て第1の基板101(第2の絶縁膜106)の上面まで跨っていて、バンプ109は、発光素子の接地導体膜としても機能している。受光部120は、発光素子200を挟む複数箇所に設けられて、信号の焦点補正などを行なう。レーザモジュール100は、図示しないコムを有するパッケージに実装され、電極パッド130、バンプ109及び発光素子200と、パッケージ中の配線との間を、図示しないワイヤにより接続することにより、外部機器に電気的に接続されている。
図7は、図6に示す受光素子基板105の上に発光素子200を実装したレーザモジュール100の構造を示す斜視図である。同図に示すように、レーザモジュール100の発光素子200から発光素子200の主面に平行に出射されたレーザ光230は、反射膜108で反射されて、光軸に沿った方向に進むことになる。なお、図7に示すように、実際のレーザ光230をレーザモジュール100から出射させる構造を形成した時点で、実際にレーザモジュール100を駆動したり、レーザ光230の特性を検査することが可能となる。
本実施形態のレーザモジュール100においては、発光素子200は、第2の基板103の上に、バンプ109、薄い第2の絶縁膜106及び金属膜104を挟んで、設けられているので、発光素子200で発生する熱を効率的に放熱することができる。このとき、薄い絶縁膜106の存在により、バンプ109と金属膜104との絶縁性が確保される。そして、SiO2などからなる第2の絶縁膜106は、CVDにより簡易・迅速に形成することができ、発光素子200の搭載時における加熱・加圧に耐える厚みを有する第2の絶縁膜106を形成する時間も極めて短くて済む。そして、反射面108は、シリコン基板の(111)面を直接利用するのではなく、多層膜からなる反射膜107を利用しているので、高い反射率を確保することができる。反射膜107は、既存の技術を用いて容易に形成することができるので、受光部120が設けられた第1の基板101と発光素子200とを組み合わせたレーザモジュール100において、簡単に反射面108を形成することが可能であり、かつ発光素子200で発生する熱を効率的に放熱させることができる。
また、本実施形態のレーザモジュール100においては、発光素子200を実装する第2の基板103の厚みが200〜300μmであるため、発光素子200を実装する際に第2の基板103が割れたり、亀裂を生じたりするおそれを防止することができる。
また、本実施形態の製造方法により、孔123を形成する際に、第1の基板101は厚みが50〜100μmと薄くなっているので、エッチングにより、簡易、迅速に孔123を形成することができる。
なお、本実施形態において示された第1の基板101や第2の基板150の厚みは一例であり、上述の効果を発揮することができる厚みであれば、どのような厚みであってもよい。
また、本実施形態においては、第1の基板101としてシリコン基板を用いたが、第1の基板101を構成する材料は、シリコン基板に限られるものではなく、例えばガリウム砒素基板を用いてもよい。この場合は、反射面108はガリウム砒素基板の(111)面の上方に第2の絶縁膜106を挟んで設けられていればよく、第2の基板103として熱伝導率がガリウム砒素基板よりも大きいものを用いることにより、発光素子200から発生する熱を効率的に放熱することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態のレーザモジュールは、第1の実施形態のレーザモジュール100と構造は同じであるが、製造方法のみが異なるので、本実施形態においては、レーザモジュール100の製造方法についてのみ説明する。図8(a)〜図9(g)は、本実施形態のレーザモジュール100の製造工程を示す断面図である。
まず、図8(a)に示す工程で、半導体製造プロセスを用いて、第1の基板101の主面側に、ダイオードを有する受光部120と、増幅回路を有する回路部121とを形成する。このとき、第1の基板101の厚みD1は600μm程度である。
つづいて、図8(b)に示す工程で、第1の基板101の主面上に、例えばSiO2やSi34等によって構成される第1の絶縁膜102を形成する。
次に、図8(c)に示す工程で、例えばワックス等の接着膜340が形成されたダミー基板350を用意する。ダミー基板350は、例えば厚みが600μmのシリコン基板である。そして、ダミー基板350の接着膜340を第1の基板101の主面側に向けた状態で、ダミー基板350を第1の絶縁膜102の上方に配置する。
次に、図8(d)に示す工程で、ダミー基板350を加熱・加圧することにより、ダミー基板350と第1の絶縁膜102とが一時的に接着される。このとき、接着膜340は熱により液体化されるが、加圧方向が垂直方向であるため、基板はずれ等の問題は発生しない。
次に、図8(e)に示す工程で、第1の基板101の主面に対向する面、つまり裏面を研磨する。このとき、第1の基板101とダミー基板150とが接着されてなる基板全体の厚みD3を調整することにより、第1の基板101の厚みD4が例えば50〜100μm程度になるようにする。
次に、図8(f)に示す工程で、第1の基板101の裏面側に、厚みが例えば0.3μm程度のAu膜からなる金属膜104が上面に形成された、全体の厚みT2が例えば200〜300μmである第2の基板103を配置する。
次に、図8(g)に示す工程で、両者間を加熱・加圧する。このとき、加熱・加圧を行なうことにより、接着膜340は熱により液体化されるが、加圧方向が垂直方向であるため、基板はずれ等の問題は発生しない。
次に、図9(a)に示す工程で、ダミー基板350を加熱して、接着膜340を液体化させることにより、ダミー基板340を除去する。
次に、図9(b)に示す工程で、フォトリソグラフィーにより第1の絶縁膜102上にレジストマスク(図示せず)を形成した後、エッチングにより、第1の絶縁膜102を孔を形成するためのハードマスクとなる形状にパターニングする。
次に、図9(c)に示す工程で、例えばKOH(水酸化カリウム)溶液等のエッチング液を用いたウエットエッチングにより、第1の基板101に、第1の基板101を貫通して金属膜104に到達する孔123を形成する。このとき、金属膜104はエッチングストップ層として機能する。エッチング液としてKOH溶液もしくはTMAH溶液を用いることにより厚みが50〜100μmの第1の基板101を貫通する孔123を数十分から1時間程度で形成することができる。
次に、図9(d)に示す工程で、第1の基板101の上面に、CVD法等により、SiO2やSi34等で構成される第2の絶縁膜106を形成し、図9(e)に示す工程で、第2の絶縁膜106の上に、反射膜107を形成する。このとき、反射膜107は、Au、Al、Ag等の金属膜や、SiO、TiO2、MgF2等の多種の誘電体膜を積層してなる多層膜等によって構成されている。
次に、図9(f)に示す工程で、フォトリソグラフィーとエッチングを用いて、反射膜107の不要な部分を除去する。これにより、受光素子基板105が形成される。
次に、図9(g)に示す工程で、受光素子基板105の孔123の底壁を構成する第2の絶縁膜106の上に、例えばメッキ技術により、Au等の金属で構成されるバンプ109を形成し、バンプ109の上に発光素子200を搭載してから、発光素子200とバンプ109とを接合する。このとき、受光素子基板105を固定し、発光素子200を受光素子基板105に対して加圧しながら受光素子基板105を加熱する。これにより、レーザモジュール100が形成される。
本実施形態のレーザモジュール100においては、第1の実施形態のレーザモジュールとおなじ構成を有しているので、第1の実施形態と同様に、受光部120が設けられた第1の基板101と発光素子200とを組み合わせたレーザモジュール100において、簡単に反射面を製造することが可能であり、かつ発光素子200で発生する熱を効率的に放熱させることができる。
また、本実施形態のレーザモジュール100においても、発光素子200を実装する第2の基板103の厚みが200〜300μmであるため、発光素子200を実装する際に第2の基板103が割れたり、亀裂を生じたりするおそれを防止することができる。
また、本実施形態の製造方法により、孔123を形成する際に、第1の基板101は厚みが50〜100μmと薄くなっているので、エッチングにより、簡易、迅速に孔123を形成することができる。
さらに、本実施形態の製造方法により、第1の実施形態の製造方法における金属接合膜140に代えて、ワックス等の接着膜340を用いたことにより、ダミー基板350を第1の基板101から分離、除去することが容易となり、かつ、第1の実施形態のように、ダミー基板を研磨する工程を行なう必要がない。よって、製造工程の簡素化による製造コストの低減を図ることができる。
(第3の実施形態)
図10は、本発明の第3の実施形態に係るレーザモジュール400の構造を示す断面図である。本実施形態のレーザモジュール400は、図16に示すような光ピックアップ中に配置されるものである。
レーザモジュール400は、発光素子200と受光素子基板405とを備えており、コム110上に実装されている。発光素子200は、例えばGaAsやGaNなどを利用した半導体発光素子であり、水平方向にレーザ光を発光するように構成されている。受光素子基板405は、例えば厚みが100μm程度のシリコン基板である第1の基板101と、例えば300μm程度の厚みのシリコンよりも熱伝導率が高い第2の基板103と、第1の基板101と第2の基板103との間に挟まれた金属膜404とを有している。そして、第1の基板101には、第1の基板101及び金属膜404の中央部付近を貫通して第2の基板103に達する孔423と、ダイオードなどの受光素子が配置された受光部120と、増幅回路などが配置された回路部121とが形成されている。ただし、受光部120や回路部121は、必ずしも図1に示す断面に存在していなくてもよいが、便宜上、図1に現されている。
次に、受光素子基板405の構造を詳細に説明する。第1の基板101上の受光部120と回路部121とは第1の絶縁膜102により覆われ、この第1の絶縁膜102と孔423の側面及び底壁とは第2の絶縁膜406で覆われている。そして、発光素子200は、孔423の底壁を構成する第2の絶縁膜406の上に、バンプ109を介して搭載されている。本実施形態では、第2の基板103を絶縁性材料(例えばSiC)によって構成することにより、第2の絶縁膜406の厚みを薄くしても、バンプ109とその周囲の部材との絶縁性は確保されている。
第1の基板101は、主面が(001)面であるシリコン基板であり、孔423の側面は第1の基板101の(111)面である。そして、第2の絶縁膜406のうち孔423の側壁を構成する部分から第1の絶縁膜102上に位置する部分に跨って、誘電体多層膜等からなる反射膜407が設けられており、この反射膜407の表面により反射面408が構成されている。金属膜404にも孔423が形成されているので、第2の絶縁膜406は、孔423の底壁において第2の基板103と接触している。金属膜404を覆っており、発光素子200と金属膜404とを電気的に絶縁している。第2の絶縁膜406は、例えば厚みが0.1〜3μm程度のSiO2膜である。孔423の底壁において、第2の絶縁膜406上には、金などの導電性と高熱伝導性を有する材料からなるバンプ109が形成されており、発光素子200はバンプ109上に実装されている。
以上の構造により、発光素子200からほぼ水平方向に出射されたレーザ光は、反射面408によって光軸に沿った方向に反射されて、レーザモジュール400の外部に出射される。レーザモジュール400から出射されたレーザ光は、図16に示すように、結像レンズによって、光ディスクの所定の位置に集光される。光ディスクからの反射光は、往路に沿った経路をたどり、ホログラム(図16参照)で回折されて、第1の基板101の受光部120に導かれる。受光部120に入射したレーザ光は電気信号に変換され、電気信号は回路部121で演算、増幅された後、外部へ出力される。
本実施形態においても、受光部120および回路部121の構成は、第1の実施形態における図2に示す電気回路のとおりである。
本実施形態において、発光素子200は、レーザ光を発する際に大量のジュール熱を発生させるが、このジュール熱はバンプ109と第2の絶縁膜406とを通過しすばやく第2の基板103に導かれコム110に伝わることにより放熱される。このとき、第2の絶縁膜406は熱伝導率0.5〜1.5程度のSiO2膜で構成されているが、下地がSiCやSiCセラミックなどの絶縁性材料からなる第2の基板103であるので、第2の絶縁膜406の厚みを極めて薄くしても、バンプ109とその周囲の部材との間の絶縁性が損なわれることはない。したがって、第2の絶縁膜406の厚みを1μm以下と非常に薄くすることが可能になり、第1の実施形態と比べて、高い放熱性を発揮することができる。さらには、フォトリソグラフィーを用いて孔423の底壁における第2の絶縁膜406を除去し、直接バンプ109を絶縁材料からなる第2の基板103に形成してもよい。これによりさらに高い放熱性を発揮することができる。
なお、本実施形態においても、レーザモジュール400の第1の基板101は(100)シリコン基板であり、(111)面を用いて作成される反射面は、主面に対して約54.7°傾いて形成される。したがって、主面に平行な方向に出射されたレーザ光がこの反射面で反射された場合、主面に垂直な方向に対して9.7°の傾きを有する。このため、レーザモジュール400を光ピックアップに用いる場合、第1の基板101の主面を光軸に対して約9.7°傾けて使用する。
さらに、レーザモジュール400から出射するレーザ光を、光軸に沿った方向に出射させるために、第1の基板101として、(100)面に対して約9.7°傾いた主面を有する基板101を用いてもよい。これにより、反射面を光軸に直交する面に対して約45°傾いた面にすることができるため、レーザモジュール400から出射するレーザ光の方向を光軸にほぼ平行な方向にすることができる。
続いて、レーザモジュール400の製造方法について説明する。図11(a)〜図12(g)は、本実施形態のレーザモジュール400の製造工程を示す断面図である。
まず、図11(a)に示す工程で、半導体製造プロセスを用いて、第1の基板101の主面側に、ダイオードを有する受光部120と、増幅回路を有する回路部121とを形成する。このとき、第1の基板101の厚みD1は600μm程度である。
つづいて、図11(b)に示す工程で、第1の基板101の主面上に、例えばSiO2やSi34等によって構成される第1の絶縁膜102を形成する。
次に、図11(c)に示す工程で、第1の基板101の上方に、透明基板450を配置する。透明基板450の下面には凸部が設けられており、凸部の下面には、紫外線劣化型樹脂からなる接着膜440が形成されている。
次に、図11(d)に示す工程で、透明基板450の接着膜440を第1の基板101に接着させる。
次に、図11(e)に示す工程で、第1の基板101の主面に対向する面、つまり裏面を研磨する。このとき、第1の基板101と透明基板450の接合した基板の厚みF3を調整することにより、第1の基板101の厚みF4が例えば50〜100μm程度になるようにする。
次に、図11(f)に示す工程で、第1の基板101の裏面側に、厚みが例えば0.3μm程度のAu膜からなる金属膜404が上面に形成された、全体の厚みが例えば200〜300μmである第2の基板103を配置する。金属膜404の一部には、開口が形成されている。ここで、金属膜404の開口の平面寸法は、透明基板450の下面の凸部の平面寸法とほぼ等しく設けられており、この工程では、透明基板450の上方からみて凸部と金属膜404の開口との位置合わせを行なう。
次に、図11(g)に示す工程で、両者間を加熱・加圧する。このとき、400℃、150N程度で加熱・加圧を行なうことにより、接着膜440のAuと第1の基板のシリコンが共晶を形成するため、第1の基板101と第2の基板103とは強固に接合される。
次に、図12(a)に示す工程で、透明基板450の上方から紫外線を照射することにより、接着膜440を劣化させて、透明基板450を除去する。
次に、図12(b)に示す工程で、フォトリソグラフィーにより第1の絶縁膜102上にレジストマスク(図示せず)を形成した後、エッチングにより第1の絶縁膜102を、孔を形成するためのハードマスクとなる形状にパターニングする。
次に、図12(c)に示す工程で、例えばKOH(水酸化カリウム)溶液等のエッチング液を用いたウエットエッチングにより、第1の基板101に、第1の基板101を貫通して第2の基板103に到達する孔423を形成する。このとき、孔423の位置は金属膜404の開口にほぼ一致するように、あらかじめ位置合わせされている。さらにKOH溶液やTMAH溶液などを用いて、厚みが50〜100μmの第1の基板101を貫通する孔423を数十分から1時間程度で形成する。
次に、図12(d)に示す工程で、第1の基板101の上面に、CVD法等により、SiO2やSi34等で構成される第2の絶縁膜406を形成し、図12(e)に示す工程で、第2の絶縁膜406の上に、反射膜407を形成する。このとき、反射膜407は、Au、Al、Ag等の金属膜や、SiO、TiO2、MgF2等の多種の誘電体膜を積層してなる多層膜等によって構成されている。
次に、図12(f)に示す工程で、フォトリソグラフィーとエッチングを用いて、反射膜407の不要な部分を除去する。これにより、受光素子基板405が形成される。
次に、図12(g)に示す工程で、受光素子基板405の孔423の底壁を構成する第2の絶縁膜406の上に、例えばメッキ技術により、Au等の金属で構成されるバンプ109を形成し、バンプ109の上に発光素子200を搭載してから、発光素子200とバンプ109とを接合する。このとき、受光素子基板405を固定し、発光素子200を受光素子基板405に対して加圧しながら受光素子基板405を加熱する。これにより、レーザモジュール400が形成される。
本実施形態のレーザモジュールにより、第1の実施形態と同様に、受光部120が設けられた第1の基板101と発光素子200とを組み合わせたレーザモジュール100において、簡単に反射面408を形成することが可能であり、かつ発光素子200で発生する熱を効率的に放熱させることができる。
特に、本実施形態においては、孔423の底壁において、第2の絶縁膜406の下方には金属膜404ではなく、絶縁性の第2の基板103が存在しているので、第2の絶縁膜406を薄くしても、発光素子200の電極であるバンプ109とその周囲の部材との絶縁性が損なわれることはない。したがって、第2の絶縁膜103を薄くして高い放熱性を発揮しうる利点がある。
(各実施形態における第1の基板と第2の基板の材料の選択)
次に、上記各実施形態における第1の基板と第2の基板との材料の選択について説明する。
図13は、第1の基板又は第2の基板として用いられる各種材料の熱伝導率と線膨張係数に加えて、各種材料のヤング率とポアソン比とを表にして示す図である。同図に示すように、上記各実施形態において第1の基板の材料として用いられているシリコン(Si)の熱伝導率は170(W/m/K)であり、線膨張係数は3.5×10-6(/K)である。また、上記各実施形態において第1の基板の材料として用いることができる旨を記載したガリウム砒素(GaAs)の熱伝導率は45(W/m/K)であり、線膨張係数は5.9×10-6(/K)である。発光素子の放熱性を向上させるためには、第2の基板の熱伝導率はシリコンやガリウム砒素よりも大きいことが必要であり、例えばCuは熱伝導率が390(W/m/K)であり、CVDで形成したダイヤモンドは熱伝導率が700(W/m/K)であり、これらの材料を第2の基板の材料として用いることにより、発光素子で発生する熱を効率よく放熱することが可能である。反面、これらの材料(Cu、ダイヤモンドなど)はSiやGaAsと線膨張係数が大きく異なるため、各実施形態の製造工程において、第1の基板と第2の基板とを加熱・加圧により接合した後、室温に冷却すると内部応力が発生し、受光素子基板に反りが発生するおそれがある。反りの量は、線膨張係数だけでなく、ヤング率やポアソン比によって定まる。
図14は、第1の基板101と第2の基板103とを接合した後、冷却したときの受光素子基板105(又は405)の状態を概念的に示す断面図である。ここで、基板中央部と端部との高さの差を反り量tとする。
図15は、第1の基板としてシリコン(Si)、ガリウム砒素(GaAs)を用いたときの、第2の基板の線膨張係数と受光素子基板の反り量tとの関係を計算した結果を示す図である。ここで、第1の基板と第2の基板の大きさは直径150mmのウエハであり、第1の基板の厚みを100μmとし、第2の基板の厚みを300μmとし、両者のヤング率及びポアソン比の相違は無視している。また、接合条件としては、接合温度を400℃とし、その後、室温(25℃)に冷却したとする。
第1、第2、第3の実施形態における図4(e)、図9(b)、図12(b)に示す工程において、第1の絶縁膜の上にレジストを塗布しレジストマスクを形成するフォトリソグラフィー処理は、受光素子基板の反り量tが1mm以下であれば安定的に行うことが可能である。したがって、図15から、第1の基板101がシリコンであるときは、第2の基板103の線膨張係数は1.5〜5.5×10-6(/K)であればよく、第1の基板101がガリウム砒素であるときは第2の基板103の線膨張係数は3.7〜7.8×10-6(/K)であればよいことになる。図13、図14に示される材料の中では、第2の基板として適した材料は、第1の基板がシリコン、ガリウム砒素のいずれであっても、AlNセラミック又はSiCセラミックである。
本発明にかかるレーザモジュールは、発光素子と受光素子とを組み合わせたデバイスに有用であり、例えばCD、DVD、HD−DVD、Blu−ray対応の光ディスク装置用のデバイスや光通信用のデバイスとして有用である。
第1の実施形態に係るレーザモジュールの構造を示す断面図である。 第1の実施形態のレーザモジュールの受光部および回路部の構成例を示す電気回路図である。 (a)〜(g)は、第1の実施形態のレーザモジュールの製造工程のうち第2の基板を第1の基板の下方に配置するまでの工程を示す断面図である。 (a)〜(f)は、第1の実施形態のレーザモジュールの製造工程のうち第2の基板と第1の基板とを接合してから孔を形成するまでの工程を示す断面図である。 (a)〜(d)は、第1の実施形態のレーザモジュールの製造工程のうち孔を形成してから発光素子を搭載するまでの工程を示す断面図である。 図5(d)に示す工程における発光素子及び受光素子基板の構造を示す斜視図である。 図6に示す受光素子基板の上に発光素子を実装したレーザモジュールの構造を示す斜視図である。 (a)〜(g)は、第2の実施形態のレーザモジュールの製造工程のうち第2の基板と第1の基板とを接合するまでの工程を示す断面図である。 (a)〜(g)は、第2の実施形態のレーザモジュールの製造工程のうちダミー基板を除去してから発光素子を搭載するまでの工程を示す断面図である。 第3の実施形態に係るレーザモジュールの構造を示す断面図である。 (a)〜(g)は、第3の実施形態のレーザモジュールの製造工程のうち第2の基板と第1の基板とを接着するまでの工程を示す断面図である。 (a)〜(g)は、第3の実施形態のレーザモジュールの製造工程のうち透明基板を除去してから発光素子を搭載するまでの工程を示す断面図である。 各実施形態において、第1の基板又は第2の基板として用いられる各種材料の熱伝導率と線膨張係数に加えて、各種材料のヤング率とポアソン比とを表にして示す図である。 第1の基板と第2の基板とを接合した後、冷却したときの受光素子基板の状態を概念的に示す断面図である。 第1の基板としてシリコン、ガリウム砒素を用いたときの、第2の基板の線膨張係数と受光素子基板の反り量tとの関係を計算した結果を示す図である。 特許文献1に開示されている一般的な光ディスク装置又は光磁気ディスク装置の構造を概略的に示す断面図である。 特許文献2に開示されている、従来のレーザモジュールの構造を示す断面図である。
符号の説明
100 レーザモジュール
101 第1の基板
102 第1の絶縁膜
103 第2の基板
104 金属膜
105 受光素子基板
106 第2の絶縁膜
107 反射膜
108 反射面
109 バンプ
110 コム
120 受光部
121 回路部
140 金属接合膜
150 ダミー基板
123 孔
200 発光素子

Claims (21)

  1. 側面が裏面から主面に向かって拡大するように傾斜した貫通孔と、主面側に設けられた受光部を有する第1の基板と、
    上記第1の基板の裏面側で上記第1の基板を支持する第2の基板と、
    上記貫通孔の側面の少なくとも一部を覆う絶縁膜と、
    上記貫通孔の底壁の上に搭載され、レーザ光を上記貫通孔の横方向に出射する発光素子と、
    上記貫通孔の側面における上記絶縁膜の上に形成され、上記発光素子から横方向に出射される光を上方に反射する機能を有する反射膜と
    を備えているレーザモジュール。
  2. 請求項1記載のレーザモジュールにおいて、
    上記第2の基板は、絶縁性材料によって構成されている、レーザモジュール。
  3. 請求項1又は2記載のレーザモジュールにおいて、
    上記絶縁膜は上記貫通孔の底壁をも覆っている、レーザモジュール。
  4. 請求項2記載のレーザモジュールにおいて、
    上記絶縁膜は、上記貫通孔の底壁上には形成されていない、レーザモジュール。
  5. 請求項3又は4記載のレーザモジュールにおいて、
    上記第1の基板と上記第2の基板との間には、導体膜が介設されており、
    上記導体膜は、上記貫通孔の底壁を構成している、レーザモジュール。
  6. 請求項3又は4記載のレーザモジュールにおいて、
    上記第1の基板と上記第2の基板との間には、導体膜が介設されており、
    上記導体膜は、上記貫通孔の領域に開口を有している、レーザモジュール。
  7. 請求項5又は6記載のレーザモジュールにおいて、
    上記導体膜は、金、アルミニウム、スズ及びこれらの合金から選ばれる材料によって構成されている、レーザモジュール。
  8. 請求項1〜7のうちいずれか1つに記載のレーザモジュールにおいて、
    上記第1の基板がシリコン基板であり、
    上記貫通孔の傾斜した側面は、上記シリコン基板の(111)面である、レーザモジュール。
  9. 請求項8記載のレーザモジュールにおいて、
    上記第2の基板は、熱伝導率が170(W/m/K)より大きい材料により構成されている、レーザモジュール。
  10. 請求項8又は9記載のレーザモジュールにおいて、
    上記第2の基板は、線膨張係数が1.5×10-6(/K)以上で5.5×10-6(/K)以下の範囲に入る材料から構成されている、レーザモジュール。
  11. 請求項1〜7のうちいずれか1つに記載のレーザモジュールにおいて、
    上記第1の基板がガリウム砒素基板であり、
    上記貫通孔の傾斜した側面は、上記ガリウム砒素基板の(111)面である、レーザモジュール。
  12. 請求項11記載のレーザモジュールにおいて、
    上記第2の基板は、熱伝導率が45(W/m/K)より大きい材料により構成されている、レーザモジュール。
  13. 請求項11又は12記載のレーザモジュールにおいて、
    上記第2の基板は、線膨張係数が3.7×10-6(/K)以上で7.8×10-6(/K)以下の範囲に入る材料から構成されている、レーザモジュール。
  14. 請求項8〜13のうちいずれか1つに記載のレーザモジュールにおいて、
    上記第2の基板は、窒化アルミセラミック又は炭化珪素セラミックによって構成されている、レーザモジュール。
  15. 受光素子基板の上に発光素子を搭載してなるレーザモジュールの製造方法であって、
    第1の基板の受光部が設けられた主面側にダミー基板を接続する工程(a)と、
    上記ダミー基板が接続された状態で、上記第1の基板の裏面を研磨して、第1の基板の厚みを薄くする工程(b)と、
    上記工程(b)の後に、上記第1の基板の裏面側に導体膜を挟んで第2の基板を接合する工程(c)と、
    上記工程(c)の後に、上記ダミー基板を除去する工程(d)と、
    上記工程(d)の後に、上記第1の基板に、側面が裏面から主面に向かって拡大するように傾斜した貫通孔を形成する工程(e)と
    を含むレーザモジュールの製造方法。
  16. 請求項15記載のレーザモジュールの製造方法において、
    上記工程(e)の後に、上記貫通孔の側面の少なくとも一部を覆う絶縁膜を形成する工程(f)と、
    貫通孔の側面に、反射膜を形成する工程(g)と、
    上記貫通孔の底壁の上に、導体部材を介して発光素子を搭載する工程(h)と
    をさらに含むレーザモジュールの製造方法。
  17. 請求項15又は16記載のレーザモジュールの製造方法において、
    上記工程(b)では、第1の基板と上記ダミー基板との間に金属接合膜を挟んで、上記第1の基板とダミー基板とを接続し、
    上記工程(d)では、上記ダミー基板及び金属接合膜を研磨により除去する、レーザモジュールの製造方法。
  18. 請求項15又は16記載のレーザモジュールの製造方法において、
    上記工程(b)では、第1の基板と上記ダミー基板との間に樹脂からなる接着膜を挟んで、上記第1の基板とダミー基板とを接続し、
    上記工程(d)では、上記接着膜を除去することにより、上記ダミー基板を除去する、レーザモジュールの製造方法。
  19. 請求項18記載のレーザモジュールの製造方法において、
    上記工程(a)では、上記ダミー基板として透明基板を用い、
    上記工程(b)では、上記透明基板と上記第1の基板との間に紫外線劣化型樹脂からなる接着膜を挟んで、上記第1の基板とダミー基板とを接続し、
    上記工程(d)では、上記透明基板の上方から紫外線を照射して上記接着膜を除去することにより、上記ダミー基板を除去する、レーザモジュールの製造方法。
  20. 請求項19記載のレーザモジュールの製造方法において、
    上記工程(a)では、上記ダミー基板として下面側に凸部を有する透明基板を用い、
    上記工程(b)では、上記透明基板の凸部と上記第1の基板との間に紫外線劣化型樹脂からなる接着膜を挟んで、上記第1の基板とダミー基板とを接続し、
    上記工程(c)では、開口を有する導体膜を挟んで、凸部と導体膜の開口部との位置を合わせて、上記第1の基板と第2の基板とを接合する、レーザモジュールの製造方法。
  21. 請求項15〜20のうちいずれか1つに記載のレーザモジュールの製造方法において、
    上記工程(a)では、上記第1の基板としてシリコン基板を用い、
    上記工程(e)では、上記傾斜した側面が上記シリコン基板の(111)面である貫通孔を形成する、レーザモジュールの製造方法。
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