JP2006147753A - 光半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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一彦 山中
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Abstract

【課題】受光素子に反射ミラーを形成する必要がなく、簡単に位置調整を行うことができ、さらに半導体レーザ素子からの発熱を容易に放熱させることが可能な光半導体装置を実現できるようにする。
【解決手段】基板13の一方の面に半導体レーザ素子14とミラー15とが設けられ、光学素子ブロック11が形成されている。基板13の透明光学素子13Bには回折格子20が形成されており、ミラー15は半導体レーザ素子14から出射されるレーザ光を反射させて回折格子20に入射させるように配置されている。パッケージ12に設けられた受光素子16の受光部23が形成された面と光学素子ブロック11の半導体レーザ素子14が設けられた面が対向するように光学素子ブロック11とパッケージ12とが配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ光を用いて、光ディスク及び光磁気ディスク等の光記録媒体に記録された情報の読み出し又は光記録媒体への情報の記録等を行うための光情報処理用の光ヘッドに用いる光半導体装置に関する。
CD(コンパクトディスク)やDVD(Digital Versatile Disk)等の光記録媒体に記録された情報を読み取り、また記録媒体上に情報を記録することを行う光ヘッドは非常に重要な部品である。光ヘッドは、半導体レーザ素子や受光素子等の半導体部品と、ビームスプリッタ、反射ミラーや対物レンズ等の光学部品とから構成されている。光ヘッドは、半導体レーザ素子と光学部品とを用いて、光記録媒体に記録されている情報を光情報に変換し、受光素子により電気信号に変換する。
光ヘッドは、最近の情報処理機器の小型化に伴いコンパクト化することが求められている。光ヘッドをコンパクト化するため、半導体部品や光学部品を集積化した例えば、特許文献1のような光半導体装置が開発されている。
以下に、従来の光半導体装置の構成について説明する。図14は従来の光半導体装置の断面構造を示している。図14に示すように、熱伝導性の材料からなる基板102にはわずかに傾斜した貫通孔107が形成されており、基板102の裏面における貫通孔107の周辺部には半導体レーザ素子101と受光素子103が設けられている。また、基板102の表面には貫通孔107を覆うようにホログラフィック素子104が設けられている。なお、ホログラフィック素子104は透明材料の表面に回折格子が形成された光学素子である。
受光素子103の一部には反射面が形成されており、半導体レーザ素子101から水平方向に出射された出射光ビームは反射面において垂直方向に反射され、貫通孔107を通過してホログラフィック素子104に到達する。出射光ビームはホログラフィック素子104を透過した後、対物レンズ(図示せず)により光ディスク(図示せず)の所定の位置に集光される。光ディスクからの反射光ビームはホログラフィック素子104を通過する際に、回折光となり受光素子103に導かれる。
本従来例において、基板102の裏面には半導体レーザ素子101及び受光素子103を覆うようにキャップ106が設けられている。これにより半導体レーザ素子101は密封されており、空気中の水分により劣化することはない。また、半導体レーザ素子101は熱伝導性を有する基板102に接して配置されているため、半導体レーザ素子101がレーザ光を発振する際に発生する熱を効果的に放熱することができる。
特開平8―102082
しかしながら、従来の光半導体装置には以下のような問題がある。まず第1の問題は、半導体レーザ素子101からの出射光ビームをホログラフィック素子104に導くために、受光素子103の一部に反射面を形成する必要がある点である。半導体レーザ素子101から水平方向に出射されたレーザ光(出射光ビーム)を垂直方向に反射するためには、45°の角度に傾斜した反射面を受光素子103に形成することが望ましい。
受光素子103に反射面を形成する方法としては、受光素子103が形成されている基板を例えば水酸化カリウム(KOH)又は水酸化テトラメチルアンモニウム(THMA)を用いて異方性エッチング方法が考えられる。しかし、通常、受光素子103はシリコン基板に形成されており、シリコン基板の細密結晶方向は、結晶方向<100>に対して54.7°であるため、反射面の角度は水平方向に対し54.7°となる。この反射面では、出射光ビームは垂直方向から約19°傾斜した方向に反射されるため、非常に使いにくい。一方、細密結晶方向が9.7°傾斜したシリコン基板を使用することも可能であるが、この場合、受光素子103を作製するための半導体プロセスをこの基板に最適化させなければならないという問題が発生する。
第2の問題は、半導体レーザ素子101とホログラフィック素子104と受光素子103との位置を調整することが困難であるという点である。従来の構成においては、基板102にあらかじめ配線を形成し、その配線の上に半導体レーザ素子101と受光素子103とをまず実装する。このとき、半導体レーザ素子101と受光素子103に形成されている受光部との互いの位置関係を正確に合わせて実装する必要がある。
しかし、受光素子103は、受光部が形成された表面を貫通孔107に対向させて基板102に取り付ける必要がある。従って、通常行われるCCD等を用いた画像による位置合わせの際には、半導体レーザ素子101の形状と、受光素子103の裏面形状とを認識して位置合わせを行わなければならない。このため、受光素子103の表面に形成された受光部と半導体レーザ素子101との位置関係を直接調整することができないので、高精度な調整を行うことが困難である。
さらに、この後、ホログラフィック素子104と半導体レーザ素子101及び受光素子103との位置合わせを行い、ホログラフィック素子104からの回折光が受光素子103に正確に入射するようにする必要がある。しかし、半導体レーザ素子101と受光素子103とは基板102に既に固定されているため、調整をホログラフィック素子104の位置を動かすことのみによって行わなければならず調整範囲が狭い。また、ホログラフィック素子104と半導体レーザ素子101及び受光素子103とは基板102を挟んで逆の面に取り付けられているため、正確な調整が困難であるという問題がある。
本発明は前記従来の問題を解決し、受光素子に反射ミラーを形成する必要がなく、簡単に位置調整を行うことができ、さらに半導体レーザ素子からの発熱を容易に放熱させることが可能である光半導体装置及びその製造方法を実現できるようにすることを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は光半導体装置を、半導体レーザ素子とミラーと回折格子とが一体となった光学素子ブロックと、受光素子が設けられたパッケージとからなる構成とする。
具体的に本発明に係る光半導体装置は、半導体レーザ素子及び光学部品を含む光学素子ブロックと、受光した光を電気的信号に変換する受光素子が設けられたパッケージとを備え、光学素子ブロックは、透明光学素子及び該透明光学素子に設けられたヒートシンクからなる基板と、基板の一の面におけるヒートシンクに設けられた半導体レーザ素子と、基板の半導体レーザ素子と同一の面上に設けられたミラーとを含み、基板は、透明光学素子を光が透過する窓部を有し、ミラーは、半導体レーザ素子から出射されるレーザ光を反射させて透明光学素子に入射させるように配置されており、受光素子は、該受光素子の一の面に光を受光する第1の受光部が形成されており、受光素子の第1の受光部が形成されている面と、光学素子ブロックの半導体レーザ素子が設けられている面とを対向させて光学素子ブロックとパッケージとが配置されていることを特徴とする。
本発明の光半導体装置によれば、ミラーと受光素子とが別々に設けられているため、細密結晶方向が9.7°傾斜したシリコン基板を使用してミラーを形成することができる。また、回折格子が形成された基板の半導体レーザ素子と同一の面にミラーが設けられているため、半導体レーザ素子とミラーと回折格子との位置合わせを簡単に行うことができる。さらに、受光素子の第1の受光部が形成されている面と、光学素子ブロックの半導体レーザ素子が設けられている面とを対向させて、外部から回折格子に入射した光が該回折格子によって回折された回折光が第1の受光部に入射するように光学素子ブロックとパッケージとが配置されているため、受光素子に形成された受光部の位置を正確に特定して、半導体レーザ素子及び回折格子と受光素子との位置を合わせることができる。従って、正確な位置合わせを容易に行うことができ、その結果、光学特性に優れた光半導体装置を簡単に得ることが可能となる。また、半導体レーザ素子と回折格子との両方を一体に受光素子に対して動かすことができるので、調整範囲が広く高精度な調整が可能となる。
本発明の光半導体装置は、透明光学素子における窓部から露出する露出面の少なくとも一方の面には回折格子が形成されていることが好ましい。このような構成とすることにより、光半導体装置に回折格子を容易に設けることが可能となる。
本発明の光半導体装置において、光学素子ブロックは、回折格子に外部から入射した光が回折された回折光を第1の受光部に入射させるように配置されていることが好ましい。このような構成とすることにより、外部から光半導体装置に入射した光を確実に検出することが可能となる。
本発明の光半導体装置において、受光素子は第1の受光部と同一の面に第2の受光部がさらに形成されており、第2の受光部には、半導体レーザ素子から出射された光が直接入射することが好ましい。このような構成とすることにより、外部に半導体レーザ素子からの光の出力をモニタする機構を設ける必要がなくなり、光ヘッド等を簡単に構成することが可能となる。
本発明の半導体装置において、基板において透明光学素子は、ヒートシンクにより側面が覆われていることが好ましい。このような構成とすることにより、ヒートシンクを大きくすることが可能となり、放熱効果が向上する。
本発明の光半導体装置において、ミラーはシリコンからなり、ミラーの反射面は、シリコンの結晶面で形成されていることを特徴とする。このような構成とすることにより、ミラーを容易に形成することができる。
この場合においてミラーは、透明光学素子に固着されていることが好ましい。また、ミラーは、ヒートシンクに固着されていてもよい。このような構成とすることにより、光学素子ブロックにミラーを確実に設けることができる。さらにこの場合において、透明光学素子は、透明な樹脂材料からなることが好ましい。このような構成とすることにより、透明光学素子を容易に形成することが可能となる。
本発明の光半導体装置において、受光素子は、パッケージの底面上に設けられており、パッケージは光学素子ブロックにより密閉されており、半導体レーザ素子とミラーと受光素子とは、密閉されたパッケージの内側に収納されていることが好ましい。このような構成とすることにより、受光素子と半導体レーザ素子とを確実に対向させて配置することができると共に、半導体レーザ素子を封止して雰囲気中の水分による劣化を防止することができる。
本発明の光半導体装置において、ヒートシンクには半導体レーザ素子に電圧を印加する複数の配線が形成されており、半導体レーザ素子の一方の電極は、複数の配線のうちの所定の配線とワイヤにより電気的に接続されており、ワイヤは、受光素子とパッケージの側壁との間の空間に配置されていることが好ましい。このような構成とすることにより、半導体レーザ素子に確実に電圧を印加することができる。また、光半導体装置のスペースを有効に利用することができる。
この場合において、ヒートシンクには、外部の回路を接続する複数の電極が形成されており、各電極と各配線とがそれぞれ電気的に接続されていることが好ましい。また、透明光学素子には、外部の回路を接続する複数の電極が形成されており、各電極と各配線とがそれぞれ電気的に接続されていてもよい。このような構成とすることにより、光学素子ブロックに直接外部の回路を接続することが可能となる。
本発明の光半導体装置の製造方法は、半導体レーザ素子及び光学部品を含む光学素子ブロックと、受光した光を電気的信号に変換する受光素子が設けられたパッケージとを備えた光半導体装置の製造方法を対象とし、回折格子が形成された透明光学素子及び該透明光学素子に設けられたヒートシンクからなる基板と、該基板の一の面におけるヒートシンクに設けられた半導体レーザ素子と、基板の半導体レーザ素子と同一の面に設けられたミラーとからなる光学素子ブロックを形成する工程(a)と、パッケージの底面に、光を受光する受光部が形成された受光素子を固着する工程(b)と、光学素子ブロックの半導体レーザ素子が設けられた面と受光部とを対向させた状態で、半導体レーザ素子及び回折格子と受光素子との位置関係を調整する工程(c)と、工程(c)の後に、光学素子ブロックをパッケージと固着させる工程(d)とを備えており、工程(c)は、受光素子に対して半導体レーザ素子及び回折格子を一体に移動させて、半導体レーザ素子及び回折格子と受光素子との位置関係を調整する工程であることを特徴とする。
本発明の光半導体装置の製造方法によれば、受光素子に対して半導体レーザ素子及び回折格子を一体に移動させて、半導体レーザ素子及び回折格子と受光素子との位置関係を調整する工程を含むため、調整範囲が広く且つ調整パラメータが少ないので、半導体レーザ素子及び回折格子と受光素子との位置関係を精度良く調整することが容易となり、その結果、光学特性に優れた光半導体装置を容易に得ることが可能となる。
本発明の光半導体装置の製造方法において、工程(c)は、半導体レーザ素子からレーザ光を出射させ、出射されたレーザ光をモニタ光として受光素子に受光させ、受光素子の受光量をモニタすることにより光学素子ブロックのパッケージに対する位置を調整する工程であることが好ましい。このような構成とすることにより、半導体レーザ素子及び回折格子と受光素子との位置関係より精度良く調整することが可能となる。
この場合において、モニタ光は、一旦外部に出射され、外部から回折格子に入射して回折された回折光であることが好ましい。
本発明の光半導体装置の製造方法において、光学素子ブロックとパッケージとは、対となる凸部と凹部とからなる位置調整部位をそれぞれ有しており、工程(c)は、光学素子ブロックの位置調整部位とパッケージの位置調整部位とを互いにはめ合わせる工程を含むことが好ましい。このような構成であれば光学素子ブロックとパッケージとの位置を確実に調整することができる。
本発明に係る半導体レーザ装置は、受光素子に反射ミラーを形成する必要がなく、簡単に位置調整を行うことができ、さらに半導体レーザ素子からの発熱を容易に放熱させることが可能である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る光半導体装置について図を参照しながら説明する。図1(a)、図1(b)及び図1(c)は本実施形態の光半導体装置であり、(a)は上から見た平面を示し、(b)は(a)のIb−Ib線における断面を示し、(c)は(a)のIc−Ic線における断面を示している。
図1に示すように本実施形態の光半導体装置は光学素子ブロック11と受光素子16が設けられたパッケージ12とから構成されている。
光学素子ブロック11は、基板13と半導体レーザ素子14とミラー15と回折格子20とからなる。基板13は銅等の熱伝導率が高く且つ電気伝導性を有する金属からなる平板状のヒートシンク13Aと、ヒートシンク13Aの上に設けられたガラスからなる透明光学素子13Bとにより形成されている。
基板13にはヒートシンク13Aが切り欠かれた窓部13aが形成されており、窓部13aにおいては透明光学素子13Bの上面及び下面が露出しており、基板13の一方の面から他方の面へと光を透過させることができる。また、窓部13aの一部における透明光学素子13Bには回折格子20が形成されており、窓部13aを透過する光を回折させることができる。なお、本実施形態の光半導体装置においては、透明光学素子13Bの下面に第1の回折格子20Aが形成され、透明光学素子13Bの上面に第2の回折格子20Bが形成されている。
ヒートシンク13Aの下面には、半導体レーザ素子14が取り付けられている。半導体レーザ素子14は、一方の電極がヒートシンク13Aに形成された配線27(図示せず)と電気的に接続されるようにして取り付けられている。また、半導体レーザ素子14の他方の電極は、金からなるワイヤ32を介してヒートシンク13Aに形成された配線26(図示せず)と電気的に接続されている。なお、配線26及び配線27はそれぞれ後で説明するパッケージ12に形成された第2のパッケージ配線42を介して外部端子43と電気的に接続されている。また、半導体レーザ素子14はレーザ光出射部位がヒートシンク13Aの側となるように取り付けた方が、装置の高さを低くすることができるので好ましい。
半導体レーザ素子14のレーザ出射端面と対向する位置には例えばシリコンからなるミラー15が設けられている。ミラー15は基板13の窓部13aに露出した透明光学素子13Bに接着されており、半導体レーザ素子14から出射されたレーザ光が、ミラー15の反射面において反射し、透明光学素子13Bに形成された回折格子20に入射するように配置されている。
パッケージ12は例えばセラミックス等の絶縁性材料からなり、パッケージ12の側壁の外部表面には複数の外部端子43が形成されている。外部端子43はそれぞれ、パッケージ12に形成された第1のパッケージ配線41又は第2のパッケージ配線42と接続されている。
パッケージ12の底面には第1の受光部23と第2の受光部24とを有する受光素子16が固着されている。受光素子16には複数の引き出し電極17が形成されており、各引き出し電極17はそれぞれ金からなるワイヤ31により第1のパッケージ配線41に接続されている。これにより第1の受光部23及び第2の受光部24に入射した光信号は、電気的信号に変換されて外部端子43から出力される。
パッケージ12と光学素子ブロック11とは、パッケージ12の側壁が、光学素子ブロック11の半導体レーザ素子14及びミラー15が固着されている面の周縁部を担持するようにして密着されている。これにより、パッケージ12は密閉され、密閉されたパッケージ12の内側に、半導体レーザ素子14、ミラー15及び受光素子16が封止されている。また、パッケージ12の内側には窒素ガスが充填されており、雰囲気中の水分により半導体レーザ素子14が劣化することを防止している。
光学素子ブロック11を保持するパッケージ12の側壁には、複数の第2のパッケージ配線42が形成されており、光学素子ブロック11のヒートシンク13Aに形成された配線26及び配線27とそれぞれ電気的に接続されている。第2のパッケージ配線42はそれぞれ所定の外部端子43と電気的に接続されているため、所定の外部端子43に電圧を印加することにより半導体レーザ素子14を発光させることができる。
半導体レーザ素子14が発光する際に発生する熱は、ヒートシンク13Aに伝わり、さらにパッケージ12へと伝えられ、放熱される。この際にパッケージ12をAlN等の熱伝導率が高いセラミックスにより形成すれば、より効果的に半導体レーザ素子14を放熱することが可能となる。
以下に、本実施形態の光半導体装置の動作について説明する。半導体レーザ素子14から水平方向に出射されたレーザ光は、ミラー15により基板13に設けられた第1の回折格子20Aの方向に反射され、第1の回折格子20Aを通過して光半導体装置の外部へ出射される出射光となる。
光半導体装置を例えば光ディスクの光ヘッドとして用いる場合には、対物レンズを用いて出射光を光ディスクに集光する。光ディスクに集光された出射光は、光ディスクの記録ピットの情報を保持した反射光として、光ディスクの表面において反射され経路を逆にたどり対物レンズにより集光され第2の回折格子20Bに入射する。第2の回折格子20Bに入射した反射光の一部は回折光となり第1の受光部23に導かれる。第1の受光部23に入射した反射光は、光電効果により電気信号に変換され、外部端子43に出力される。
本実施形態の光半導体装置においては、第1の回折格子20Aが設けられているため出射光の一部を回折光とし、この回折光を光ヘッドのトラッキング動作用の信号として利用することができる。
また、第2の受光部24が設けられており、半導体レーザ素子14から出射されたレーザ光の一部を直接第2の受光部24に導くことにより、半導体レーザ素子14から出射されるレーザ光の強度をリファレンス強度として得ることができる。
次に、図2〜図4を用いて本実施形態の半導体レーザ装置の設計例を示す。図2は本実施形態の光半導体装置における半導体レーザ素子14とミラー15との位置関係を示しており、図3は本実施形態の光半導体装置における回折格子20と受光素子16との位置関係を示している。
図2及び図3においてT1は透明光学素子13Bと受光素子16との距離であり、T2はミラー15の高さであり、T3はヒートシンク13Aの厚さであり、T4は半導体レーザ素子14の厚さであり、T5は半導体レーザ素子14と受光素子16との距離である。また、見かけの発光点Dは、半導体レーザ素子端面のレーザ光を出射する部分(発光点)を反射面に対して対称的に投影した点であり、T6はこの見かけの発光点Dと受光素子16の上面との距離である。T7は透明光学素子13Aの厚さであり、T8は、レーザ光の主線から受光部23の中央までの距離である。
透明光学素子13Bの屈折率nが1.5である場合の、寸法の一例を図4に示す。図4において、出射光ビームの出射範囲θ1及びθ2はともに18°であり、これが半導体レーザ装置の出射範囲となる。通常、出射光ビームの主軸から±10°程度の範囲の光が対物レンズに入射するため、出射範囲θ1及びθ2はそれ以上の角度とすることが好ましい。特に、ミラー15の端部で反射する光は回折して主軸付近の光の波面に影響を与えるため、15°以上とすることがより好ましい。
一方、第2の回折格子20Bにおいて発生する回折光61が受光部23に集光されるためには、ミラー15が存在しない場合の半導体レーザ素子14の発光点に相当する見かけの発光点Dと第2の回折格子20Bとの距離、及び回折光61が第2の回折格子20Bから受光部23に到達するまでの距離が光学的にほぼ等しい距離となるように設定する必要がある。従って、見かけの発光点Dの受光素子16の表面からの深さT6は、0.09mmとなり、レーザ光の主軸から受光部23の中央までの距離T8は0.71mmとなる。
この場合においては、半導体レーザ素子14と受光素子16の距離T5は0.05mmとなり、半導体レーザ素子14と受光素子16との間にワイヤ32を配置することは不可能である。しかし、受光素子16とパッケージ12の側壁との隙間にワイヤ32を配置することにより、装置内のレイアウトを乱すことなく半導体レーザ素子14とヒートシンク13Aに形成された配線26との接続を簡単に行うことができる。
続いて、本実実施形態の光半導体装置の製造方法について図を用いて説明する。図5は光学素子ブロック11に用いるミラー15及び基板13の製造工程並びに基板13へのミラー15の接着工程における断面の状態を工程順に示している。まず、図5(a)に示すようにミラー15の材料である、細密結晶方向が結晶方向<100>に対して9.7°オフ傾斜しているシリコン基板70の表面に、ミラー15の形状に対応した酸化膜パターン(図示せず)を形成する。続いて、図5(b)に示すように水酸化カリウム(KOH)又は水酸化テトラメチルアンモニウム(THMA)溶液を用いて、シリコン基板70をミラー15の厚さよりも深くなるまでエッチングして角度が45°の反射面を有する複数のミラー15を形成する。
並行して、図5(c)に示すように透明光学素子13Bとなるガラス板80に回折格子20を形成する。本実施形態においては、ガラス板80の一方の面の所定の領域に複数の第1の回折格子20Aを形成し、第1の回折格子20Aが形成された面とは反対側の面の所定の領域に複数の第2の回折格子20Bを形成する。なお、回折格子はフッ酸等をエッチャントとしてガラス板80をエッチングすることにより形成する。
次に、図示していないが貫通電極30を形成する貫通孔30aを例えば微小径のドリルを用いて形成する。なお、貫通孔30aは、所定の微小領域にフェムト秒レーザを照射することにより形成してもよい。また、ガラス板80の貫通孔30aを形成する領域以外の領域にマスクを形成した後、微小な研磨粒子を吹き付けるサンドブラスタ法により貫通孔30aを形成してもよい。続いて、ガラス板80の一方の面にメッキ用の電極膜を形成した基板(図示せず)を貼り合わせた後、メッキ液中において電極膜に電圧を印加することにより、貫通孔30aに銅を析出させて貫通電極30を形成する。
次に、図5(d)に示すようにガラス板80の第1の回折格子20Aが形成された側の表面の所定の位置に、例えばフォトリソグラフィーと電解メッキを用いてヒートシンク13Aとなる厚さが130μmの銅の膜を形成する。続いて、ヒートシンク13Aの表面に例えばSiO2又はSiN等からなる絶縁膜28をスパッタ法等により形成した後、半導体レーザ素子14と接続される配線26及び配線27を形成する。配線26及び配線27は、例えばフォトリソグラフィーと電界メッキを用いて厚さが10μm程度の金の膜をパターニングすることにより形成する。その後、配線27の上に、例えばフォトリソグラフィーと電界メッキとにより金−スズからなる半田材料等からなる接着層25を形成する。
次に、図5(e)に示すようにエッチングを行ったシリコン基板70と、回折格子20等が形成されたガラス板80とを陽極接合により接着する。また、接着はシリコン基板70に形成されたミラー15と、ガラス板80に形成された回折格子20との位置関係を調整して行う。
次に、図5(f)に示すようにシリコン基板70の不要な部分を研磨により除去して、各ミラー15を独立させる。以上の工程により、図6に示すように、1枚のガラス板80に複数のヒートシンク13A及びミラー15が固着される。ガラス板80をダイシングにより分割することにより、ミラー15が固着された基板13が得られる。
次に、図7に示すようにミラー15が固着された基板13の接着層25に、半導体レーザ素子14を位置決めした上で仮固定し、さらに加圧状態で加熱することにより接着する。これにより、半導体レーザ素子14の一方の電極が配線27と電気的に接続される。この場合において、光半導体装置の厚さを薄くするためには、半導体レーザ素子14のレーザ出射端をヒートシンク13Aの側になるようにすることが好ましい。
次に、図8に示すように、半導体レーザ素子14の他方の電極をワイヤ32により配線26と電気的に接続する。さらに、配線26及び配線27をそれぞれ貫通電極30とワイヤにより電気的に接続する。このようにして光学素子ブロック11を得る。
次に、図9に示すようにパッケージ12の底面に受光素子16を位置の調整を行った後固着する。また、受光素子16に形成された各引き出し電極17をワイヤ31によりパッケージ12に形成されている第1のパッケージ配線41とそれぞれ電気的に接続する。
次に、光学素子ブロック11の半導体レーザ素子14及びミラー15が設けられている面を、パッケージ12に設けられた受光素子16に対向させて仮固定し、光学素子ブロック11とパッケージ12との位置を調整した後接着する。この際にパッケージ12の内側には窒素ガスを封入する。
光学素子ブロック11とパッケージ12との位置は、半導体レーザ素子14から出射されたレーザ光が反射光として第2の回折格子20Bに入射した際の回折光を受光部23により受光できるように調整する。
調整の際には、光学素子ブロック11と対向する所定の位置に対物レンズと反射板とを配置した上で、光学素子ブロック11の貫通電極30に外部回路を接続して半導体レーザ素子14を発光さる。これにより、半導体レーザ素子14から出射されたレーザ光を反射板により反射させ再び光学素子ブロック11に導き、パッケージ12の外部端子43に外部回路を接続して受光素子16に入射するレーザ光の強度をモニタすれば、位置の調整を容易に行うことができる。また、対物レンズと反射板の代わりに、別の半導体レーザ素子と2個の対物レンズにより等価な光学系を用意すれば、半導体レーザ素子14を発光させなくても調整を行うことができる。
本実施形態の光半導体装置は、半導体レーザ素子14及び回折格子20の受光素子16に対する位置を調整する際に半導体レーザ素子14と回折格子20とを一体に動かすため、調整範囲が広く、且つ調整パラメータが少ないため、正確な調整を容易に行うことが可能となる。
なお、本実施形態の光半導体装置において、透明光学素子13Bには第1の回折格子20Aと第2の回折格子20Bとの両方が形成されているが、いずれか一方のみが形成されていてもよい。また、リファレンス強度を測定するための第2の受光部24は、必要に応じて設ければよい。
また、本実形態において、ヒートシンク13Aの表面には配線26及び配線27を形成したが、ヒートシンクをパターニングして電気的に絶縁された二つの領域に分離することにより、ヒートシンク自体を配線26及び配線27としてもよい。この場合において、各貫通電極30は二つの独立したヒートシンクに直接接触するようにそれぞれ形成してもよい。
本実施形態においては、透明光学素子13Bを通して、受光部23の位置を直接確認することができる。このため、光学素子ブロック11とパッケージ12との位置の調整は、例えば、回折格子20又は半導体レーザ素子14に対する受光部23の位置をCCD等により検出させることにより行うこともできる。この場合には半導体レーザ素子14に電力を印加する必要がないので貫通電極30を形成する必要はない。
また、本実施形態においては透明光学素子としてガラスを用いたが、シリコンのミラーと透明光学素子とを陽極接合により接着させる場合にはナトリウム(Na)等のアルカリ性の成分を含む硼珪酸ガラス等が好ましい。また、ミラーと透明光学素子とを紫外線硬化型接着剤等により接着する場合には、石英ガラスや炭化シリコン等のレーザ光に対して透明である材料を用いることができる。本実施形態においてミラーは、シリコンにより形成したが、ガラス等を研磨して形成してもよい。
(第2の実施形態)
以下に本発明の第2の実施形態に係る光半導体装置について図を参照しながら説明する。図10は本実施形態の光半導体装置の断面構成を示している。図10において図1と同一の構成要素には同一の符号を附すことにより説明を省略する。
図10に示すように本実施形態の光半導体装置は、光学素子ブロック11を構成する基板13において、ヒートシンク13Aが透明光学素子13Bの側面を覆い、透明光学素子13Bがヒートシンク13Aによって保持される構成となっている。従って、基板13に占めるヒートシンク13Aの割合が大きく、より大きな放熱効果が期待できる。また、このような構造であればヒートシンク13Aを金型を用いて作製することが可能となる。さらに、あらかじめ別々に形成しておいたヒートシンク13Aに透明光学素子13Bをはめ込むことにより基板13を形成することができるため、光半導体装置を量産する際の効率を向上させることができる。
本実施形態の光半導体装置においては、ヒートシンク13Aが光半導体装置の表面に露出しているため、半導体レーザ素子14の各電極に接続される配線26及び配線27をヒートシンク13Aに埋め込むことにより、ヒートシンク13Aの外部表面に設けられた電極44へ引き出すことが可能である。従って、位置調整用の貫通電極30を透明光学素子13Bに形成する必要がない。また、光学素子ブロック11とパッケージ12とを電気的に接続する必要もなく、装置の組み立て工程を簡略化することができる。
また、本実施形態の光半導体装置においては、光学素子ブロック11の半導体レーザ素子14が設けられている側の面(底面)に凸部11aが形成され、パッケージ12の側壁の上面に凹部12aが形成されている。このため、凸部11aと凹部12aとをはめ合わせることにより、光学素子ブロック11とパッケージ12との位置を調整することが可能であり、光半導体装置の組み立て工程を簡略化することができる。
以下に、本実施形態の光半導体装置の製造方法について図を参照しながら説明する。図11は本実施形態の光半導体装置の各製造工程における断面の状態を工程順に示している。
図11(a)に示すようにまず、表面の所定の位置に回折格子20が形成された透明光学素子13Bの第2の回折格子20Bが形成されている面にミラー15を接着する。第1の実施形態と同様に、1枚のガラス板に複数の回折格子を形成し、複数のミラーが形成されたシリコン基板を接着した後、各ミラーを分離し、さらにダイシングにより各透明光学素子13Bを切り出してもよい。
次に、図11(b)に示すように銅等の熱伝導性の良い金属からなるヒートシンク13Aの底面に半導体レーザ素子14を固着し、半導体レーザ素子14の一方の電極をヒートシンク13Aに形成された配線26とワイヤ32により電気的に接続する。
次に、図11(c)に示すように、ミラー15が設けられた透明光学素子13Bをヒートシンク13Aの所定の位置にはめ込み接着する。この場合において、ミラー15の反射面が半導体レーザ素子14の出射端面と対向するようにする。
次に、図11(d)に示すようにパッケージ12の底面に受光素子16を位置の調整をした後固着する。この際、図示していないが受光素子16に形成された各引き出し電極17とパッケージに形成された各第1の配線41とをワイヤ31により電気的に接続する。
続いて、光学素子ブロック11とパッケージ12との位置を調整した後接着する。この際、ヒートシンク13Aの凸部11aとパッケージ12の凹部12aとをはめ合わせることにより位置を調整し、さらに第1の実施形態と同様にして半導体レーザ素子11から出射光ビームを出射させ、受光部23により回折光を検出しつつ、微調整を行う。なお、位置の調整を高精度に行う必要がない場合には、微調整を省略してもよい。
(第3の実施形態)
以下に、本発明の第3の実施形態に係る光半導体装置について図を参照しながら説明する。図12は本実施形態の光半導体装置の断面構成を示している。図12において図11と同一の構成要素には同一の符号を附すことにより説明を省略する。
図12に示すように本実施形態の光半導体装置は、ミラー15がヒートシンク13Aに固着されている。従って、ミラー15を透明光学素子13Bに接着する必要がないため、透明光学素子13Bにガラス以外の材料を用いることが容易となる。例えば、透明光学素子13Bにプラスチック等の低融点の材料を用いることにより、透明光学素子13Bの量産が非常に容易となる。
また、ヒートシンク13Aの透明光学素子13Bとミラー15との間に位置する部分の厚さを変化させることにより、ミラー15の半導体レーザ素子14及び回折格子20に対する垂直方向の位置を調整することが容易となる。これによりミラー15を小型化することが可能となり、光半導体装置の量産性が向上する。
以下に、本実施形態の光半導体装置の製造方法について説明する。図13は本実施形態の光半導体装置の各製造工程における断面の状態を工程順に示している。図13(a)に示すように、銅等の熱伝導性の良い金属からなるヒートシンク13A底面にシリコンからなるミラー15を例えば熱硬化型接着剤等により接着する。続いて、第2の実施形態と同様にしてヒートシンク13Aの底面に半導体レーザ素子14を接着した後、配線を電極に接続する。
次に、図13(b)に示すようにヒートシンク13Aの透明光学素子固定部位に回折格子20が形成された透明光学素子13Bをはめ込んだ後、接着することにより、光学素子ブロック11を形成する。本実施形態において透明光学素子13Bは、プラスチックを樹脂注入成形技術を用いて形成している。このため、透明光学素子13Bとヒートシンク13Aとは例えば紫外線硬化型接着剤により接着する。
次に、図13(c)に示すように光学素子ブロック11を受光素子16が設けられたパッケージ12に固着する。なお、光学素子ブロック11とパッケージ12との位置は、第2の実施形態と同様にして調整する。
本発明の光半導体装置及びその製造方法は、受光素子に反射ミラーを形成する必要がなく、簡単に位置調整を行うことができ、さらに半導体レーザ素子からの発熱を容易に放熱させることが可能であるため、レーザ光を用いて、光ディスク及び光磁気ディスク等の光記憶媒体に記録された情報の読み出し又は光記録媒体への情報を記録等を行うための光情報処理用の光ヘッドに用いる光半導体装置等として有用である。
(a)、(b)及び(c)は、本発明の第1の実施形態に係る光半導体装置を示し、(a)は上から見た平面図、(b)は(a)のIb−Ib線における断面図であり、(c)は(a)のIc−Ic線における断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る光半導体装置の半導体レーザ素子とミラーとの位置関係を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る光半導体装置の回折格子と受光素子との位置関係を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る光半導体装置の各部の寸法の一例を示す表である。 本発明の第1の実施形態に係る光半導体装置に用いるミラー及び基板の製造工程を工程順に示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る光半導体装置の製造工程の一工程を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る光半導体装置の製造工程の一工程を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る光半導体装置の製造工程の一工程を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る光半導体装置の製造工程の一工程を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る光半導体装置を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を工程順に示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る光半導体装置を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を工程順に示す断面図である。 従来の光半導体装置示す断面図である。
符号の説明
11 光学素子ブロック
11a 凸部
12 パッケージ
12a 凹部
13 基板
13a 窓部
13A ヒートシンク
13B 透明光学素子
14 半導体レーザ素子
15 ミラー
16 受光素子
17 引き出し電極
20 回折格子
20A 第1の回折格子
20B 第2の回折格子
23 第1の受光部
24 第2の受光部
25 接着層
26 配線
27 配線
28 絶縁膜
30 貫通電極
31 ワイヤ
32 ワイヤ
41 第1のパッケージ配線
42 第2のパッケージ配線
43 外部端子
44 電極
60 出射光
61 回折光
70 シリコン基板
80 ガラス板

Claims (17)

  1. 半導体レーザ素子及び光学部品を含む光学素子ブロックと、受光した光を電気的信号に変換する受光素子が設けられたパッケージとを備え、
    前記光学素子ブロックは、透明光学素子及び該透明光学素子に設けられたヒートシンクからなる基板と、前記基板の一の面における前記ヒートシンクに設けられた前記半導体レーザ素子と、前記基板の前記半導体レーザ素子と同一の面上に設けられたミラーとを含み、
    前記基板は、前記透明光学素子を光が透過する窓部を有し、
    前記ミラーは、前記半導体レーザ素子から出射されるレーザ光を反射させて前記透明光学素子に入射させるように配置されており、
    前記受光素子は、該受光素子の一の面に光を受光する第1の受光部が形成されており、
    前記受光素子の前記第1の受光部が形成されている面と、前記光学素子ブロックの前記半導体レーザ素子が設けられている面とを対向させて前記光学素子ブロックと前記パッケージとが配置されていることを特徴とする光半導体装置。
  2. 前記透明光学素子における前記窓部から露出する露出面の少なくとも一方の面には回折格子が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光半導体装置。
  3. 前記光学素子ブロックは、前記回折格子に外部から入射した光が回折された回折光を前記第1の受光部に入射させるように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光半導体装置。
  4. 前記受光素子は、前記第1の受光部と同一の面に第2の受光部がさらに形成されており、
    前記第2の受光部には、前記半導体レーザ素子から出射された光が直接入射することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光半導体装置。
  5. 前記基板において前記透明光学素子は、前記ヒートシンクにより側面が覆われていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光半導体装置。
  6. 前記ミラーはシリコンからなり、
    前記ミラーの反射面は、シリコンの結晶面で形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の光半導体装置。
  7. 前記ミラーは、前記透明光学素子に固着されていることを特徴とする請求項6に記載の光半導体装置。
  8. 前記ミラーは、前記ヒートシンクに固着されていることを特徴とする請求項6に記載の光半導体装置。
  9. 前記透明光学素子は、透明な樹脂材料からなることを特徴とする請求項8に記載の光半導体装置。
  10. 前記受光素子は、前記パッケージの底面上に設けられており、
    前記パッケージは前記光学素子ブロックにより密閉されており、
    前記半導体レーザ素子と前記ミラーと前記受光素子とは、密閉された前記パッケージの内側に収納されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の光半導体装置。
  11. 前記ヒートシンクには、前記半導体レーザ素子に電圧を印加する複数の配線が形成されており、
    前記半導体レーザ素子の一方の電極は、前記複数の配線のうちの所定の配線とワイヤにより電気的に接続されており、
    前記ワイヤは、前記受光素子と前記パッケージの側壁との間の空間に配置されていることを特徴とする請求項10に記載の光半導体装置。
  12. 前記ヒートシンクには、外部の回路を接続する複数の電極が形成されており、
    前記各電極と前記各配線とがそれぞれ電気的に接続されていることを特徴とする請求項11に記載の光半導体装置。
  13. 前記透明光学素子には、外部の回路を接続する複数の電極が形成されており、
    前記各電極と前記各配線とがそれぞれ電気的に接続されていることを特徴とする請求項11に記載の光半導体装置。
  14. 半導体レーザ素子及び光学部品を含む光学素子ブロックと、受光した光を電気的信号に変換する受光素子が設けられたパッケージとを備えた光半導体装置の製造方法であって、
    回折格子が形成された透明光学素子及び該透明光学素子に設けられたヒートシンクからなる基板と、該基板の一の面における前記ヒートシンクに設けられた前記半導体レーザ素子と、前記基板の前記半導体レーザ素子と同一の面に設けられたミラーとからなる光学素子ブロックを形成する工程(a)と、
    前記パッケージの底面に、光を受光する受光部が形成された受光素子を固着する工程(b)と、
    前記光学素子ブロックの前記半導体レーザ素子が設けられた面と前記受光部とを対向させた状態で、前記半導体レーザ素子及び前記回折格子と前記前記受光素子との位置関係を調整する工程(c)と、
    前記工程(c)の後に、前記光学素子ブロックを前記パッケージと固着させる工程(d)とを備えており、
    前記工程(c)は、前記受光素子に対して前記半導体レーザ素子及び前記回折格子を一体に移動させて、前記半導体レーザ素子及び前記回折格子と前記前記受光素子との位置関係を調整する工程であることを特徴とする光半導体装置の製造方法。
  15. 前記工程(c)は、前記半導体レーザ素子からレーザ光を出射させ、
    前記出射されたレーザ光をモニタ光として前記受光素子に受光させ、前記受光素子の受光量をモニタすることにより前記光学素子ブロックの前記パッケージに対する位置を調整する工程であることを特徴とする請求項14に記載の光半導体装置の製造方法。
  16. 前記モニタ光は、一旦外部に出射され、外部から前記回折格子に入射して回折された回折光であることを特徴とする請求項15に記載の光半導体装置の製造方法。
  17. 前記光学素子ブロックと前記パッケージとは、対となる凸部と凹部とからなる位置調整部位をそれぞれ有しており、
    前記工程(c)は、前記光学素子ブロックの前記位置調整部位と前記パッケージの前記位置調整部位とを互いにはめ合わせる工程を含むことを特徴とする請求項14から16のいずれか1項に記載の光半導体装置の製造方法。
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