JP2005316308A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 長期間安定して品位の高いカラー画像を形成することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 カラー画像を形成することのできる画像形成装置1には、感光体27に現像剤であるトナーを供給して静電潜像を現像する現像装置29が、各色のカラートナー(シアン、マゼンタ、イエロー)ごとに複数設けられる。複数の現像装置29それぞれに用いられる現像剤中のカラートナーのガラス転移点が、定着装置45と現像装置29との離反距離が短くなるのに伴って、高くなるように設定される
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式を用いるたとえばカラー複写機、カラープリンタなどの画像形成装置に関する。
電子写真方式を利用する画像形成装置では、一様に帯電された像担持体を画像情報に応じた光で露光することによって静電潜像を形成し、像担持体に現像剤であるトナーを供給して静電潜像を現像し、現像されて形成されるトナー画像を転写材に転写し、転写材上のトナー画像を加熱して定着することによって記録画像が形成される。
加熱圧着による定着方式を採る画像形成装置に用いられる現像剤であるトナーは、主として、トナーを構成する各材料を一体化すると共に転写材上に定着させるための樹脂と、トナーに色彩を付与するための着色剤と、トナーに帯電性を付与するための帯電制御剤とを含んで構成される。トナーは、これらの材料を同時に混合し、溶融混練し、得られた混練物を粉砕し、その後分級することによって所定粒径を有するように作製される。
フルカラー複写機、カラープリンターなどに使用されるトナーは、イエロー、マゼンタ、シアンの各カラートナーとブラックトナーとによって構成され、それぞれ使用する着色剤ごとに上記にようにして作成される。
フルカラー複写機、カラープリンターなどでは、カラートナーとブラックトナーとによって像担持体である感光体表面に各色のトナー画像を形成し、1枚の転写材であるたとえば記録紙上にトナー画像を多重転写する。多重転写されたトナー画像を担持する記録紙は、定着装置に搬送され、定着装置によって加熱される。定着装置で加熱されることによって、トナー画像を形成するトナーが溶融し、各色のトナーが混ざり合って特定の色を発色した状態で記録紙上に定着される。
フルカラートナーによる現像の場合、現像装置によって各色のトナー画像を感光体表面に形成するけれども、それぞれの色のトナーによる現像位置が異なるので、画像情報に応じて各色のトナーの層を積層する形でカラー画像が形成される。このため、積層されるトナー層によって、たとえば第1層のトナーと、その上層に形成される第2層のトナーとで熱の加わり方が違うので、第2層のトナーには熱が充分に伝わるけれども第1層のトナーには熱が充分に伝わらず、各色のトナーが充分に混ざり合わないことがある。この結果、所望の色が得られないばかりでなく、オフセットおよび定着不良が起こりやすいという問題がある。
このような問題に対処する従来技術に、第1の現像剤の軟化点温度よりもその後に現像される第2の現像剤の軟化点温度の方を低くするというものがある(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に開示される技術には以下のような問題がある。第1の現像剤の軟化点温度よりも後の現像に用いられる第2の現像剤の軟化点温度を低く設定するということは、画像形成装置における熱源である定着装置との関係で見ると、軟化点温度の低い第2の現像剤の方が、定着装置により近い位置にある現像装置で用いられることを意味する。画像形成装置においては、定着装置からの放射熱等によって機体内部の温度が上昇し、現像剤が収容される現像装置の温度も上昇する。このとき、定着装置に近い位置に設けられる現像装置の方が、定着装置に遠い位置に設けられる現像装置よりも高い温度に上昇する。したがって、特許文献1に開示される技術では、軟化点の低い方の現像剤が、より高い温度まで上昇する現像装置で用いられることになる。
近年高画質化の要求に伴い現像剤成分であるトナーが小粒径化する傾向にあり、小粒径トナーは、比表面積が大きいので、熱の影響を受けやすい。したがって、特許文献1のごとく、軟化点の低い現像剤をより温度が高くなる定着装置の近くに配する構成では、現像剤中のトナーが容易に加熱昇温され、凝集等による大粒径化が生じやすくなる。
このようなトナー粒子の凝集が発生し、大粒径化したトナーによって感光体上に形成された画像を記録紙上に転写した場合、転写後の画像にかすれ、または画像の粒状感の悪化などが発生して画質が低下するという問題がある。また、最悪の場合、トナーの凝集のみならず現像装置の内部でトナー融着などが発生し、現像装置内部の回転稼動部品等の回転駆動トルク上昇が生じ、また現像装置の現像剤収容部である現像槽ロッキング等の問題が発生する。また2成分現像剤の場合、キャリア表面に対するトナー融着いわゆるスペント等が発生することにより、現像時に安定したトナー供給をすることができなくなるという問題がある。
特開平10−186709号公報
本発明の目的は、長期間安定して品位の高いカラー画像を形成することのできる画像形成装置を提供することである。
また本発明のもう一つの目的は、画像形成条件によって画像形成のプロセススピードが変化した場合においても、品位の高い画像を安定して形成することのできる画像形成装置を提供することである。
本発明は、画像情報に応じた光で露光されることによって静電潜像が形成される像担持体と、像担持体に現像剤であるトナーを供給して静電潜像を現像する現像装置と、現像されて形成されるトナー画像を転写材に転写させる転写装置と、転写材上のトナー画像を加熱して定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、
現像装置が複数設けられ、
複数の現像装置それぞれに用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点が、現像装置ごとにそれぞれ異なることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、複数の現像装置それぞれに用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点が、定着装置と現像装置との離反距離に応じて定められることを特徴とする。
また本発明は、定着装置と現像装置との離反距離が短くなるのに伴って、現像剤中のトナーのガラス転移点が、高くなるように設定されることを特徴とする。
また本発明は、定着装置と現像装置との離反距離が最も短い現像装置に用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点と、定着装置と現像装置との離反距離が最も長い現像装置に用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点との差が、15℃以内であることを特徴とする。
また本発明は、トナーが、有彩色を有するフルカラートナーであることを特徴とする。
本発明は、画像情報に応じた光で露光されることによって静電潜像が形成される像担持体と、像担持体に現像剤であるトナーを供給して静電潜像を現像する現像装置と、現像されて形成されるトナー画像を転写材に転写させる転写装置と、転写材上のトナー画像を加熱して定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、
現像装置が複数設けられ、
画像形成条件によって画像形成のプロセススピードが変化するとき、変化したプロセススピードで形成される画像を現像する現像装置に用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点が、残余の現像装置に用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点よりも高くなるように設定されることを特徴とする画像形成装置である。
また本発明は、変化したプロセススピードで形成される画像を現像する現像装置に用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点と、残余の現像装置に用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点のうち最も低いガラス転移点との差が、20℃以内に設定されることを特徴とする。
また本発明は、変化したプロセススピードで形成される画像を現像する現像装置に用いられる現像剤中のトナーが、ブラックトナーであることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置には、現像装置が複数設けられ、複数の現像装置それぞれに用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点が、現像装置ごとにそれぞれ異なるように設定され、特に、定着装置の近くに配される現像装置ほど、その現像剤中のトナーのガラス転移点が、高くなるように設定される。このことによって、熱源である定着装置に近く、温度上昇の顕著な現像装置において、ガラス転移点が高く軟化しにくいトナーが用いられるので、現像装置内での凝集が防止され、また2成分現像剤ではスペント等の発生が防止される。したがって、長期間の使用においても、いずれの現像装置も常に安定して現像にトナーを供給することが可能になり、各色のトナーをそれぞれの現像装置で用いて高品位のカラー画像形成を実現することができる。
また本発明によれば、最も高いトナーのガラス転移点と、最も低いトナーのガラス転移点との差が、15℃以内になるように設定される。このことによって、たとえば記録紙上に形成されたカラートナー画像を定着するとき、各カラートナーが、良好に混合されて所望の色に発色されたカラー画像として定着される。
本発明によれば、画像形成装置には、現像装置が複数設けられ、画像形成条件によって画像形成のプロセススピードが変化するとき、変化したプロセススピードで形成される画像を現像する現像装置に用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点が、残余の現像装置に用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点よりも高くなるように設定される。
たとえばフルカラー複写機またはカラープリンタなどにおいても、常にフルカラー画像が形成されるのではなく、モノクロ画像が形成される場合もある。モノクロ画像形成のプロセススピードは、フルカラー画像形成のプロセススピードに比べて速いので、ブラックトナーが用いられる現像装置の動作速度もモノクロ画像形成時には速くなり、トナー凝集またはスペント等が発生しやすい条件下におかれる。しかしながら本発明では、ブラックトナーのガラス転移温度を、カラートナーのガラス転移温度よりも高くなるように設定しているので、速いプロセススピードに追随して現像装置が動作する場合であっても、トナー凝集またはスペント等の発生が防止される。
また本発明によれば、ブラックトナーのガラス転移点を、カラートナーのうちで最も低いガラス転移点との差が20℃以内になるように設定するので、フルカラー画像形成時の定着におけるブラックトナーとカラートナーとの混合が良好に行われ、所望の色に発色されたフルカラー画像として定着される。
図1は、本発明の実施の一形態である画像形成装置1の構成を簡略化して示す側面図である。本実施の形態では、画像形成装置1としてタンデム方式のカラー複写機を例示する。カラー複写機1は、大略、原稿台2、両面自動原稿送り装置(RADF;Reversing
Automatic Document Feeder)3、画像読取部4、画像形成部5、給紙部6が設けられる構成である。
原稿台2は、形成されるべき画像の元情報となる原稿が送り込まれて載置される台である。RADF3は、原稿台2の上に原稿台2に対して開閉可能な状態で支持され、原稿台2の原稿載置面に対して所定の位置関係をもって装着される。RADF3は、まず、原稿の一方の面が原稿台2の所定位置において画像読取部4に対向するよう原稿を搬送し、この一方の面についての画像読取りが終了した後、他方の面が原稿台2の所定位置において画像読取部4に対向するよう原稿を反転して原稿台2に向かって搬送する。さらにRADF3は、1枚の原稿について両面の画像読取りが終了した後、該原稿を排出し、次の原稿についての両面搬送動作を実行する。以上のRADF3による原稿搬送および表裏反転動作は、カラー複写機1全体の動作に関連して制御される。
画像読取部4は、RADF3によって原稿台2上に搬送されてきた原稿の画像を読取るために、原稿台2の下方に配置される。画像読取部4は原稿台2の下面に沿って平行に往復移動する第1および第2走査ユニット7,8と、光学レンズ9と、電荷結合素子(CCD)ラインセンサ10とを備える。
第1走査ユニット7は、原稿の画像表面を露光する露光ランプ11と、原稿からの反射光像を所定の方向に向かって偏向する第1ミラー12とを有し、原稿台2の下面に対して一定の距離を保ちながら所定の走査速度で平行に往復移動する。第2走査ユニット8は、第1走査ユニット7の第1ミラー12により偏向された原稿からの反射光像をさらに所定の方向に向かって偏向する第2および第3ミラー13,14を有し、第1走査ユニット7と一定の速度関係を保って平行に往復移動する。光学レンズ9は、第2走査ユニット8の第3ミラー14によって偏向された原稿からの反射光像を縮小し、縮小された光像をCCDラインセンサ10上の所定位置に結像させる。CCDラインセンサ10は、結像された光像を順次光電変換して電気信号として出力する。CCDラインセンサ10は、白黒画像あるいはカラー画像を読取り、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色成分に色分解したラインデータを出力することのできる3ラインのカラーCCDである。このCCDラインセンサ10によって電気信号に変換された原稿画像情報は、画像処理部に転送されて所定の画像データ処理が施される。
給紙部6は、画像形成部5の下方に配置され、用紙トレイ15内に積載収容されている記録媒体である記録紙Pを1枚ずつ分離して画像形成部5に向かって供給する。給紙部6によって1枚ずつ分離供給された記録紙Pは、その先端部分がセンサ(図示せず)によって検知され、このセンサから出力される検知信号に基づいて一対のレジストローラ16によって一旦停止され、さらに画像形成部5とのタイミングがレジストローラ16によって制御されて矢符39方向に回転する転写搬送ベルト40上に送られる。このとき転写搬送ベルト40には、吸着用帯電器41によって所定の帯電が施されているので、記録紙Pは、画像形成部5を通過する間、転写搬送ベルト40によって、安定して搬送供給される。転写搬送ベルト40は、駆動ローラ42と従動ローラ43との間に張架される無端状ベルトであり、駆動ローラ42によって、矢符39で示す方向に摩擦駆動され、記録紙Pを担持し、画像形成部5へと順次搬送する。
画像形成部5には、黒色、シアン色、マゼンタ色およびイエロー色の各色に対応して4つの第1〜第4画像形成ステーション21b,21c,21m,21yが設けられる。第1〜第4画像形成ステーション21b,21c,21m,21yは、給紙部6から供給されて画像形成部5を搬送される記録紙Pの矢符39で示す搬送方向の上流側から下流側に向けてこの順序で設けられる。記録紙Pの搬送方向のさらに下流側には、定着装置45が設けられる。
本実施の形態のカラー複写機1では、第1画像形成ステーション21bは、ブラックトナーによる画像形成を行い、第2画像形成ステーション21cは、シアントナーによる画像形成を行い、第3画像形成ステーション21mは、マゼンタトナーによる画像形成を行い、第4画像形成ステーション21yは、イエロートナーによる画像形成を行う。
第1〜第4画像形成ステーション21b,21c,21m,21yは、実質的に同一の構成を有しているので、第1画像形成ステーション21bで代表して構成を説明し、残余の画像形成ステーションについては、第1画像形成ステーション21bと同一の参照符号を付し、参照符号の後に添付するトナーを表すアルファベット(シアン;c、マゼンタ;m、イエロー;y)のみを変えて、その説明を省略する。
画像形成ステーション21bには、レーザビームスキャナユニット22bと画像形成ユニット23bとが備わる。レーザービームスキャナユニット22bは、画像データに応じて変調されたドット光を発する半導体レーザ素子(図示せず)、半導体レーザ素子からのレーザービームを主走査方向に偏向させるためのポリゴンミラー(偏向装置)24bと、ポリゴンミラー24bによって偏向されたレーザビームを後述の感光体27bの表面に結像させるためのfθレンズ25b1,25b2、ミラー26b1,26b2,26b3などから構成される。レーザービームスキャナユニット22bには、カラー原稿画像の黒色成分像に対応する画素信号が入力される。このレーザビームスキャナユニット22bは、感光体27b表面に露光用の光を照射する露光手段を構成する。
画像形成ユニット23bは、軸線まわりに矢符F方向に回転自在に支持される像担持体である感光体27bと、感光体27bの円周面に沿って配置される以下の機器、すなわち前述のレーザビームスキャナユニット22bで露光される前に感光体27bの表面を一様に帯電させる帯電器28bと、レーザビームスキャナユニット22bから出力されるレーザビームの露光によって感光体27bの表面に形成される静電潜像を現像して可視化する現像装置29bと、転写搬送ベルト40介して感光体27bに対向して設けられ現像された画像を転写搬送ベルト40上の記録紙Pに転写させる転写装置30bと、静電潜像の現像処理後に感光体27bの表面に残留するトナーを除去回収するクリーニング装置31bとを備える。帯電器28b、現像装置29b、転写装置30bおよびクリーニング装置31bは、矢符Fで示す回転方向の上流側から下流側に向ってこの順序で設けられる。
帯電器28bは、感光体27bの表面を一様に帯電させる。一様に帯電された感光体27bの表面が、原稿画像情報のうち黒色の画像情報に応じたレーザビームスキャナユニット22bからのレーザビームによって露光され、露光された部位の帯電量と露光されなかった部位の帯電量とに差異が生じて静電潜像が形成される。
現像装置29bは、感光体27bに対向して設けられる現像ローラ32bと、現像ローラ32bに現像剤を供給する供給ローラ33bと、現像ローラ32bおよび供給ローラ33bを回転自在に支持するとともに、その内部空間にブラックトナーを含む現像剤を収容するケーシング34bとを備える。現像装置29bの現像ローラ32bから、静電潜像の形成された感光体27bの表面にトナーが供給されることによって静電潜像が現像されて可視化される。可視化された黒色のトナー画像は、前述のように転写装置30bによって転写搬送ベルト40上の記録紙Pに転写される。
本実施形態のカラー複写機1では、4つの第1〜第4画像形成ステーション21b,21c,21m,21yが、記録紙Pの搬送方向上流側から下流側に向ってこの順序で設けられ、第1画像形成ステーション21bでは、現像装置29bに備わるブラックトナーを用いて黒色画像が形成され、第2画像形成ステーション21cでは、現像装置29cに備わるシアントナーを用いてシアン色画像が形成され、第3画像形成ステーション21mでは、現像装置29mに備わるマゼンタトナーを用いてマゼンタ色画像が形成され、第4画像形成ステーション21yでは、イエロートナーを用いてイエロー色画像が形成され、フルカラーの原稿画像情報が記録紙P上にフルカラーのトナー画像として再現される。記録紙P上のフルカラーのトナー画像は、搬送方向下流側に配される定着装置45にて加熱定着される。
本実施の形態のカラー複写機1では、カラートナー(シアントナー、マゼンタトナー、イエロートナー)をそれぞれ備える第2〜第4画像形成ステーション21c,21m,21yは、第4画像形成ステーション21yが定着装置45との離反距離の最も短い位置に配置され、次いで第3画像形成ステーション21m、第2画像形成ステーション21cの順に配置される。
本発明の一つは、カラートナー(シアントナー、マゼンタトナー、イエロートナー)をそれぞれ備える第2〜第4画像形成ステーション21c,21m,21yにおいて、定着装置45に対する離反距離が最も短い第4画像形成ステーション21yに備えられるイエロートナーのガラス転移点(Tgy)が最も高く、次いで第3画像形成ステーション21mに備えられるマゼンタトナーのガラス転移点(Tgm)、定着装置45に対する離反距離が最も長い第2画像形成ステーション21cに備えられるシアントナーのガラス転移点(Tgc)が最も低くなるように、すなわち定着装置45と現像装置との離反距離が短くなるのに伴って、備えられるカラートナーのガラス転移点が高くなるように設定されることを特徴とする。
ただし、イエロートナーのガラス転移点(Tgy)を他のマゼンタおよびシアントナーのガラス転移点(Tgm,Tgc)よりも余り高くすることは好ましくない。その理由は、カラートナー間のガラス転移点に差があり過ぎると、定着時に各カラートナー同士の溶融混合が不充分となり、グロス・色相などのコントロールが不可能になり、良好な発色の定着画像が得られないからである。したがって、最も高いイエロートナーのガラス転移点(Tgy)と、最も低いシアントナーのガラス転移点(Tgc)との差(=Tgy−Tgc)を、15℃以内好ましくは10℃以内に設定する。
本実施の形態では、最も低いガラス転移点を有するカラートナーはシアントナーであり、そのガラス転移点(Tgc)は60℃以上であることが好ましい。トナーを供給ボトル等に詰めて保存する場合などを考慮すると、保存環境温度における軟化凝集を防止するためには、ガラス転移点が60℃以上であることが好ましいからである。したがって、最も高い温度に設定されるイエロートナーのガラス転移点(Tgy)は、75℃以下、好ましくは70℃以下に設定される。シアントナーのガラス転移点(Tgc)を60℃よりも高くすることはできるけれども、シアントナーのガラス転移点(Tgc)を高く設定してしまうと、カラートナー全体のガラス転移点が上昇するので、定着装置45の定着設定温度の上昇につながり、カラー複写機1の機内温度上昇を誘引する。したがって、カラートナーのうち最も低い温度のガラス転移点は、60℃以上であって可能な範囲で低めに設定することが好ましい。
また本発明のもう一つは、第1画像形成ステーション21bに備えられるブラックトナーのガラス転移点(Tgb)と、カラートナーのガラス転移点(Tgc,Tgm,Tgc)との関係を規定することである。フルカラー画像ではなくモノクロ画像を形成する場合、画像形成のプロセススピードが速くなるので、第1画像形成ステーション21bに備わるブラックトナーに対する負荷が大きくなる。トナーに対する負荷が大きくなると、トナー融着などのトラブルが発生し安いので、カラートナーよりも高いガラス転移点を設定することが好ましい。本実施の形態では、ブラックトナーのガラス転移点(Tgb)と、カラートナーのうち最も低いシアントナーのガラス転移点(Tgc)との差(=Tgb−Tgc)を、20℃以内好ましく15℃以内に設定する。
ブラックトナーのガラス転移点(Tgb)を高くするほど、プロセススピードの高速化に対する耐久性が増すけれども、ブラックトナーとカラートナーとのガラス転移点の差が20℃を超えると、フルカラートナー画像の定着時、カラートナーとブラックトナーとの溶融混合が不充分になり、良好な発色のフルカラー画像が得られないので、前記差を20℃以内とした。
このようなガラス転移点を実現する各色トナーの構成については、後述する。
第1〜第4画像形成ステーション21b,21c,21m,21cを経て、各色のトナー画像がそれぞれ形成された記録紙Pは、転写搬送ベルト40に静電吸着されて矢符39方向にさらに搬送される。記録紙Pは、第4画像形成ステーション21yと定着装置45との間に設けられる除電用放電器44によって、転写搬送ベルト40から剥離されて定着装置45へと送られる。
定着装置45の一対の定着ローラ間に形成されるニップ部を通過した記録紙Pは、トナー画像が加熱定着されて搬送方向切換ゲート46に達する。搬送方向切換ゲート46は、加熱定着された記録紙Pを、機体外へ排出する経路と、画像形成部5に向かって再供給する経路との間で選択的に切換えるものである。搬送方向切換ゲート46によって、再び画像形成部5に向かって搬送された記録紙Pは、スイッチバック搬送経路47を介して表裏反転された後、画像形成部5へと再度供給され、先に画像形成された面の反対側の面である裏面側に前述の工程を繰返して画像形成される。一方、画像形成部5へ再供給しない場合、記録紙Pは、搬送方向切換ゲート46によって、排出ローラ48へ送られ排出ローラ48によって機体の外壁に取付けられている排紙トレイ49に排出される。
以下本発明のトナーについて説明する。トナーは、少なくとも結着樹脂、着色剤、帯電制御剤を含んで構成される。
(結着樹脂)
本発明のトナーに用いられる結着樹脂としては、熱可塑性樹脂であれば特に限定されないが、好ましくはポリエステル樹脂である。ポリエステル樹脂は、高い帯電性能を有しているので、カブリなどの無い良好な画質が得られる。ポリエステル樹脂は、帯電制御剤と組合わせることによって高い帯電性能を維持できるので、長期連続複写時にも画像劣化の無い画像を継続して得ることができ、また透明性にも優れているのでカラートナーに用いる場合でも彩度および二次色再現性などに大きな影響を及ぼすことが無いという利点を有する。
ポリエステル樹脂は、たとえば以下の多価アルコール成分および多価カルボン酸成分から合成することができるが、その製造方法はこれらに限定されることはない。多価アルコール成分としては、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA等のビスフェノールAアルキレンオキサイド付加物のような2価アルコールを挙げることができる。また、テトラヒドロフラン不溶分が発生しない程度にポリマーを非線状化するため、3価以上の多価アルコールを使用することもできる。3価以上のアルコール成分としては、グリセリン、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトラオール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼン等が挙げられる。
多価カルボン酸成分としては、たとえばマレイン酸、フマル酸、メサコン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、グルタル酸、n−オクチルコハク酸、n−ドデセニルコハク酸等のアルキルコハク酸等の2塩基性カルボン酸、それらの酸無水物およびアルキルエステルが挙げられる。
本発明におけるカラートナーおよびブラックトナーのガラス転移点の調整は、次のようにして実現される。結着樹脂としてたとえばポリエステル樹脂を用いる場合には、ポリエステル樹脂の分子量成分の選択と調整、また結着樹脂としてポリエステル樹脂とその他の熱可塑性樹脂とを複合、またはその他の熱可塑性樹脂同士を複合して用いる場合には、用いる樹脂の種類および配合比を調整することによって、各カラートナーおよびブラックトナーのガラス転移点ならびに各トナー間のガラス転移点の差を所望の値に設定することができる。
(着色剤)
本発明に使用される着色剤として、以下のものを用いることができる。イエロートナー用着色剤としては、たとえばカラーインデックスによって分類されるC.I.ピグメントイエロー1、C.I.ピグメントイエロー5、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー17等のアゾ系顔料、黄色酸化鉄、黄土等の無機系顔料が挙げられる。また、たとえばC.I.アシッドイエロー1等のニトロ系染料や、C.I.ソルベントイエロー2、C.I.ソルベントイエロー6、C.I.ソルベントイエロー14、C.I.ソルベントイエロー15、C.I.ソルベントイエロー19、C.I.ソルベントイエロー21等の油溶性染料が挙げられる。これらの着色剤の中でも、特にC.I.ピグメントイエロー17等のベンジジン系のアゾ系顔料がイエロー系着色剤としての色味の点で好適に使用される。
マゼンタトナー用着色剤としては、たとえばC.I.ピグメントレッド49、C.I.ピグメントレッド57、C.I.ピグメントレッド81、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ソルベントレッド19、C.I.ソルベントレッド49、C.I.ソルベントレッド52、C.I.ベーシックレッド10、C.I.ディスパーズレッド15等が挙げられる。中でも特にC.I.ピグメントレッド122等のキナクリドン系顔料がマゼンダ系着色剤としての色味の点で好適に使用される。
シアントナー用着色剤としては、たとえばC.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ソルベントブルー55、C.I.ソルベントブルー70、C.I.ダイレクトブルー 25、C.I.ダイレクトブルー86等が挙げられる。中でも特にC.I.ピグメントブルー15等の銅フタロシアニン顔料がシアン系着色剤としての色味の点で好適に使用される。
ブラックトナー用着色剤としては、カーボンブラックが好適に使用される。カーボンブラックとしては、チャンネルブラック、ローラーブラック、ディスクブラック、ガスファーネスブラック、オイルファーネスブラック、サーマルブラック、アセチレンブラック等を挙げることができ、これら公知のカーボンブラックの中から適宜選択すれば良い。
(帯電制御剤)
トナーの帯電制御剤としては、サリチル酸の金属錯体が用いられる。サリチル酸の金属錯体は、化合物として安定かつトナーの帯電安定性が良好であり、また単色あるいは無色であり色彩に与える影響が少ないので、カラートナーに用いることができる。さらに環境安全性、帯電付与効果の不足、トナーの逆帯電化、また分散性および化合物そのものの安定性の観点から、国際公開番号WO99/12941記載のサリチル酸ジルコニウム化合物が好適に用いられる。
帯電制御剤の含有量は、結着樹脂100重量部に対して0.5〜3重量部であることが好ましい。0.5重量部未満では、充分な帯電安定性が得られない。一方、3重量部を超えると、分散性が悪くなり、長期ランニングにおける帯電安定性に欠けるので、安定した品質の画像が得られない。さらに、トナー表面に帯電制御剤の存在する確率が増加するので、高湿環境下において帯電不良が生じ、地肌かぶりなどが生じる。また、カラートナー用として用いられる場合、分散型の帯電制御剤を用いると、トナーの透明性が低下するので、彩度が低下し、二次色、三次色などの発色が低下する。
(離型剤)
本発明のトナーには、離型剤としてワックスが含有されてもよい。ワックスには、天然ワックスとして、動物由来の蜜蝋、鯨蝋、セラック蝋、植物由来のカルナバ蝋、木蝋、米糠蝋(ライスワックス)、キャンデリラワックス、石油由来のパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、鉱物由来のモンタンワックス、オゾケライトなどが挙げられ、また合成ワックスとして、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス、油脂系合成ワック(エステル、ケトン類、アミド)、水素化ワックスなどが挙げられる。離型剤として用いられるワックスは、特にその種類が限定されるものではない。
本発明のトナーは、その製造方法を特に限定されるものではないが、好ましくは帯電制御剤などトナーに含有される添加剤の分散が比較的容易である粉砕法を用いて作製される。粉砕法とは、上記の結着樹脂、着色剤、電荷制御剤また離型剤などの添加剤を乾式ブレンダ、ヘンシェルミキサーまたはボールミル等によって均質になるように予備混合し、次いでその混合物を均一に溶融混練し、次いでその混練物を冷却して粉砕し、必要に応じて分級することによってトナー粒子を製造する方法である。
なお溶融混練は、オープンロール型混練機によって行われることが好ましい。オープンロール型混練機は、互いに向かい合って配置される両ロール間のギャップ幅が、原料混合物の供給側から排出側に向かって徐々に狭くなるように形成されている。このようにギャップを形成することによって、原料混合物に作用するロールの圧縮力が、供給側から排出側に向かって大きくなるので、得られる混練物における添加剤の分散性を向上することができる。
本発明のトナーは、粉砕もしくは粉砕後分級して得られるトナー粒子が、平均粒径3μm〜15μmであることが好ましい。特に高画質画像を得るためには、平均粒径が9μm以下、好ましくは5μm〜8μmの小粒径トナーが用いられる。
本発明のトナーはキャリアと組合わせることにより2成分現像剤として用いることができる。2成分現像剤として用いるとき、トナーのキャリアに対する攪拌性、搬送性、帯電性を安定させるために、トナー粒子が、疎水性無機微粒子で表面処理されてもよい。疎水性無機微粒子としては、たとえば酸化アルミ粉末、酸化チタン粉末、微粉末シリカなどの疎水化処理された無機微粒子が挙げられ、これらはそれぞれ単独であるいは組合わせて用いることができる。また、疎水性無機微粒子は、たとえばフッ化ビニリデン微粉末、ポリテトラフルオロエチレン微粉末、脂肪酸金属塩、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の外添剤と併用することができる。トナーは、これらの無機微粒子および/または樹脂微粒子を外添剤として添加した後、篩等によって凝集物および異物を除去して製品化される。
(キャリア)
キャリアの芯材としては、鉄、ニッケル、コバルトなどの磁性金属、フェライト、マグネタイトなどの磁性金属酸化物、ガラスビーズなどが挙げられる。また、芯材の粒径は一般的に、10〜500μm、好ましくは30〜100μmの球形のものが用いられる。
キャリアは、上記の芯材上に樹脂被覆層を有する樹脂コートキャリアであることが望ましい。また樹脂被覆層には導電材料が分散されていても良い。樹脂被覆層の形成に用いられる樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルエーテル、ポリビニルケトン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチレンアクリル酸共重合体、オルガノシロキサン結合からなるシリコーン樹脂またはその変性物、フッ素樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、ポリカーボネート、フェノール樹脂、アミノ樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。樹脂被覆層に含まれる導電材料としては、金、銀、銅などの金属粉、カーボンブラック、酸化チタン、酸化亜鉛などの無機微粒子が例示されるが、これらに限定されるものではない。
以上に述べたように本実施の形態の画像形成装置1においては、画像形成ステーションにおける感光体の露光は、レーザービームを走査して行われるけれども、これに限定されることなく、発光ダイオードアレイと結像レンズアレイとからなる書込み光学系(LEDヘッド)が用いられる構成であっても良い。LEDヘッドは、レーザービームスキャナーユニットに比べてサイズが小さく、また可動部分がなく無音である。したがって、複数個の光書込みユニットを必要とするタンデム方式のデジタルカラー複写機などの画像形成装置では、好適に用いることができる。
本発明の実施の一形態である画像形成装置1の構成を簡略化して示す側面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 原稿台
3 RADF
4 画像読取部
5 画像形成部
6 給紙部
21 画像形成ステーション
22 レーザビームスキャナユニット
23 画像形成ユニット
27 感光体
29 現像装置

Claims (8)

  1. 画像情報に応じた光で露光されることによって静電潜像が形成される像担持体と、像担持体に現像剤であるトナーを供給して静電潜像を現像する現像装置と、現像されて形成されるトナー画像を転写材に転写させる転写装置と、転写材上のトナー画像を加熱して定着させる定着装置とを備える画像形成装置において、
    現像装置が複数設けられ、
    複数の現像装置それぞれに用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点が、現像装置ごとにそれぞれ異なることを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の現像装置それぞれに用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点が、
    定着装置と現像装置との離反距離に応じて定められることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 定着装置と現像装置との離反距離が短くなるのに伴って、現像剤中のトナーのガラス転移点が、高くなるように設定されることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 定着装置と現像装置との離反距離が最も短い現像装置に用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点と、定着装置と現像装置との離反距離が最も長い現像装置に用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点との差が、15℃以内であることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. トナーが、
    有彩色を有するフルカラートナーであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 画像情報に応じた光で露光されることによって静電潜像が形成される像担持体と、像担持体に現像剤であるトナーを供給して静電潜像を現像する現像装置と、現像されて形成されるトナー画像を転写材に転写させる転写装置と、転写材上のトナー画像を加熱して定着 させる定着装置とを備える画像形成装置において、
    現像装置が複数設けられ、
    画像形成条件によって画像形成のプロセススピードが変化するとき、変化したプロセススピードで形成される画像を現像する現像装置に用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点が、残余の現像装置に用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点よりも高くなるように設定されることを特徴とする画像形成装置。
  7. 変化したプロセススピードで形成される画像を現像する現像装置に用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点と、残余の現像装置に用いられる現像剤中のトナーのガラス転移点のうち最も低いガラス転移点との差が、20℃以内に設定されることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 変化したプロセススピードで形成される画像を現像する現像装置に用いられる現像剤中のトナーが、ブラックトナーであることを特徴とする請求項6または7記載の画像形成装置。
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JP2011112825A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Canon Inc 画像形成装置
JP2015129786A (ja) * 2014-01-06 2015-07-16 株式会社リコー 画像形成装置

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