JP2005315586A - スペクトラムアナライザ - Google Patents

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誠一 内藤
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Abstract

【課題】 テラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定が可能なスペクトラムアナライザを実現する。
【解決手段】 高周波の電磁波のスペクトルを測定するスペクトラムアナライザにおいて、基準光信号を出力する第1のレーザ光源と、基準光信号の周波数を中心にして波長が可変な第2のレーザ光源と、第1のレーザ光源の出力光を被測定電磁波信号で強度変調する電波光変換器と、第2のレーザ光源の波長を制御する掃引信号を出力する掃引信号発生器と、電波光変換器の出力光と第2のレーザ光源の出力光とをミキシングする光ミキサと、この光ミキサの出力光を電気信号に変換する光電変換器と、フィルタを介して入力された光電変換器の出力をディジタル信号に変換するA/D変換器と、このA/D変換器の出力を垂直軸信号とし掃引信号を水平軸信号として取り込みスペクトルの表示を行う表示器とを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高周波の電磁波のスペクトルを測定するスペクトラムアナライザに関し、特にテラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定が可能なスペクトラムアナライザに関する。
従来の電磁波のスペクトルを測定するスペクトラムアナライザ等に関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
特開昭62−201373号公報 特開平01−035386号公報 特開平05−264609号公報 特開平09−051307号公報 WO00/079248号公報
図5はこのような従来の高周波のスペクトラムアナライザの一例を示す構成ブロック図である。図5において1は減衰器、2はローパスフィルタ等のフィルタ、3はミキサ、4は水晶発振器等の基準信号発振器、5は周波数掃引を行うための掃引信号を発生させる掃引信号発生器、6は周波数が可変なローカル発振器、7は中間周波数信号を増幅する増幅器、8はフィルタ、9はログアンプ、10は検波器、11はビデオフィルタ、12がCRT(Cathode Ray Tube)等の表示器、100は被測定電磁波信号である。
被測定電磁波信号100は減衰器1及びフィルタ2を介してミキサ3の一方の入力端子に接続される。一方、基準信号発振器4の出力はローカル発振器6に接続され、掃引信号発生器5の出力がローカル発振器6の制御入力端子に接続される。そして、ローカル発振器6の出力はミキサ3の他方の入力端子に接続される。
ミキサ3の出力は増幅器7、フィルタ8及びログアンプ9を介して検波器10に接続され、検波器10の出力はビデオフィルタ11を介して表示器12の垂直軸(縦軸)信号の入力端子に接続される。また、掃引信号発生器5の出力は表示器12の水平軸(横軸)信号の入力端子に接続される。
ここで、図5に示す従来例の動作を説明する。被測定電磁波信号100は減衰器1及びフィルタ2によって適宜振幅調整や波形整形等を施された後、ミキサ3においてローカル発振器6の出力信号とミキシングされて中間周波数信号に変換される。
一方、ローカル発振器6の出力信号の周波数は掃引信号発生器5の出力である掃引信号によって掃引されて順次変化する。
そして、ローカル発生器6の出力信号の周波数が被測定電磁波信号100の周波数に一致するとミキサ3から出力される中間周波数信号の強度が増加する。
このような、中間周波数信号は増幅器7、フィルタ8及びログアンプ9を介して適宜処理された後、検出器10で検出されビデオフィルタ11を介して表示器12に対して垂直軸(縦軸)信号として印加される。
一方、表示器12の水平軸(横軸)信号としては掃引信号発生器5の出力であるローカル発振器6の周波数を制御する掃引信号が印加されるので、表示器12の表示画面上には被測定電磁波信号100のスペクトルが横軸を周波数、縦軸を信号強度として表示されることになる。
しかし、図5に示す従来例では、全ての信号が電気信号によって処理されているため、スペクトラムアナライザを構成する電子回路や電子デバイスの高速動作の制約から現状では”70GHz”程度の電磁波信号のスペクトルしか測定できないといった問題点があった。
言い換えれば、現状ではテラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定ができないといった問題点があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、テラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定が可能なスペクトラムアナライザを実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
高周波の電磁波のスペクトルを測定するスペクトラムアナライザにおいて、
基準光信号を出力する第1のレーザ光源と、前記基準光信号の周波数を中心にして波長が可変な第2のレーザ光源と、前記第1のレーザ光源の出力光を被測定電磁波信号で強度変調する電波光変換器と、前記第2のレーザ光源の波長を制御する掃引信号を出力する掃引信号発生器と、前記電波光変換器の出力光と前記第2のレーザ光源の出力光とをミキシングする光ミキサと、この光ミキサの出力光を電気信号に変換する光電変換器と、フィルタを介して入力された前記光電変換器の出力をディジタル信号に変換するA/D変換器と、このA/D変換器の出力を垂直軸信号とし前記掃引信号を水平軸信号として取り込みスペクトルの表示を行う表示器とを備えたことにより、テラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定が可能になる。
請求項2記載の発明は、
高周波の電磁波のスペクトルを測定するスペクトラムアナライザにおいて、
基準光信号を出力する第1のレーザ光源と、前記基準光信号の周波数を中心にして波長が可変な第2のレーザ光源と、前記第1のレーザ光源の出力光を光分岐させる光分岐器と、この光分岐器の一方の分岐光を被測定電磁波信号で強度変調する電波光変換器と、この電波光変換器の出力光を電気信号に変換する第1の光電変換器と、前記第2のレーザ光源の波長を制御する掃引信号を出力する掃引信号発生器と、前記光分岐器の他方の分岐光と前記第2のレーザ光源の出力光とをミキシングする光ミキサと、この光ミキサの出力光を電気信号に変換する第2の光電変換器と、前記第1及び第2の電光変換器の出力をミキシングするミキサと、フィルタを介して入力された前記ミキサの出力をディジタル信号に変換するA/D変換器と、このA/D変換器の出力を垂直軸信号とし前記掃引信号を水平軸信号として取り込みスペクトルの表示を行う表示器とを備えたことにより、テラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定が可能になる。また、測定精度を向上させることができる。
請求項3記載の発明は、
高周波の電磁波のスペクトルを測定するスペクトラムアナライザにおいて、
基準光信号を出力する第1のレーザ光源と、前記基準光信号の周波数を中心にして波長が可変な第2のレーザ光源と、光信号を出力する第3のレーザ光源と、前記第3のレーザ光源の出力光を被測定電磁波信号で強度変調する電波光変換器と、この電波光変換器の出力光を電気信号に変換する第1の光電変換器と、前記第2のレーザ光源の波長を制御する掃引信号を出力する掃引信号発生器と、前記第1のレーザ光源の出力光と前記第2のレーザ光源の出力光とをミキシングする光ミキサと、この光ミキサの出力光を電気信号に変換する第2の光電変換器と、前記第1及び第2の電光変換器の出力をミキシングするミキサと、フィルタを介して入力された前記ミキサの出力をディジタル信号に変換するA/D変換器と、このA/D変換器の出力を垂直軸信号とし前記掃引信号を水平軸信号として取り込みスペクトルの表示を行う表示器とを備えたことにより、テラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定が可能になる。また、S/Nを向上させることが可能になる。
請求項4記載の発明は、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明であるスペクトラムアナライザにおいて、
前記電波光変換器が、
電気光学効果を有し印加された前記被測定電磁波信号により入射される光を位相変調する電気光学効果素子と、第1のレンズを介して入射する光のうち前記電気光学効果素子の光軸に対して45度傾いた直線偏波のみを透過させ前記電気光学効果素子に入射させる偏光子と、前記電気光学効果素子から出射される楕円偏波から特定角度の直線偏波成分を抽出し第2のレンズを介して出射させる検光子とから構成されたことにより、テラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定が可能になる。
請求項5記載の発明は、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明であるスペクトラムアナライザにおいて、
前記第2のレーザ光源の波長可変範囲が100GHz〜1000GHzであることにより、テラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定が可能になる。
請求項6記載の発明は、
請求項3記載の発明であるスペクトラムアナライザにおいて、
前記第3のレーザ光源の出力光のパワー若しくは波長が前記電波光変換器の特性に合うように調整されていることにより、強いパワーの光出力を用いることができるのでS/Nを向上させることが可能になる。
本発明によれば次のような効果がある。
請求項1、請求項4及び請求項5の発明によれば、基準光信号(f0)を被測定電磁波信号で強度変調し、掃引信号によって掃引されるローカル光信号(f0±Δf(Δf=100GHz〜1000GHz))で光ミキシングして表示器に対して垂直軸(縦軸)信号として印加し、掃引信号を表示器に対して水平軸(横軸)信号として印加することにより、テラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定が可能になる。
また、請求項2、請求項4及び請求項5の発明によれば、基準光信号(f0)を被測定電磁波信号で強度変調した後電気信号に変換し、基準光信号(f0)と、掃引信号によって掃引される光信号(f0±Δf(Δf=100GHz〜1000GHz))とを光ミキシングして電気信号に変換し、これらの電気信号をミキシングして表示器に対して垂直軸(縦軸)信号として印加し、掃引信号を表示器に対して水平軸(横軸)信号として印加することにより、テラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定が可能になる。また、光ミキサの代わりに、電気信号をミキシングするミキサを用いて周波数成分が被測定電磁波信号の周波数に一致する際の電気信号を取り出すことにより、測定精度を向上させることができる。
また、請求項3、請求項4、請求項5及び請求項6の発明によれば、光信号(f0)を被測定電磁波信号で強度変調した後電気信号に変換し、基準光信号(f0)と、掃引信号によって掃引される光信号(f0±Δf(Δf=100GHz〜1000GHz))とを光ミキシングして電気信号に変換し、これらの電気信号をミキシングして表示器に対して垂直軸(縦軸)信号として印加し、掃引信号を表示器に対して水平軸(横軸)信号として印加することにより、テラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定が可能になる。また、レーザ光源の出力光のパワー若しくは波長を電波光変換器の特性に合うように調整、言い換えれば、強いパワーの光出力を用いることができるのでS/Nを向上させることが可能になる。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る高周波のスペクトラムアナライザの一実施例を示す構成ブロック図である。図1において13は基準光信号を出力するレーザ光源、14は基準光信号の周波数を中心にして波長が可変なレーザ光源、15は電気光学効果を用いて被測定電磁波により基準光信号を変調する電波光変換器、16は光信号をミキシングする光ミキサ、17は周波数掃引を行うための掃引信号を発生させる掃引信号発生器、18はフォトダイオード等の光電変換器、19はローパスフィルタ或いは中間周波数のみを通過させるフィルタ等のフィルタ、20はA/D変換器、21はCRTやLCD(Liquid Crystal Display)等の表示器、101は被測定電磁波信号、201は基準光信号、202はローカル光信号、203及び204は光信号である。
被測定電磁波信号101は電波光変換器15の電波入力端子に印加され、レーザ光源13の出力光である基準光信号201は電波光変換器15の光入力端子に入射される。電波光変換器15の出力である光信号203は光ミキサ16の一方の光入力端子に入射され、レーザ光源14の出力光であるローカル光信号202は光ミキサ16の他方の光入力端子に入射される。また、掃引信号発生器17の出力がレーザ光源14の制御入力端子に接続される。
光ミキサ16の出力光は光電変換器18に入射され、光電変換器18の出力は、フィルタ19を介してA/D変換器20に接続される。また、A/D変換器20の出力は表示器21の垂直軸(縦軸)信号の入力端子に接続され、掃引信号発生器17の出力は表示器21の水平軸(横軸)信号の入力端子に接続される。
ここで、図1に示す実施例の動作を図2を用いて説明する。図2は電波光変換器15の具体例を示す構成ブロック図である。図2において13,15,101,201及び203は図1と同一符号を付してあり、22及び26はレンズ、23は偏光子、24は電気光学効果を有する電気光学効果素子、25は検光子であり、22,23,24,25及び26は電波光変換器15を構成している。
レーザ光源13の出力光である基準光信号201はレンズ22及び偏光子23を介して電気光学効果素子24に入射され、電気光学効果素子24からの出力光は検光子25及びレンズ26を介して光信号203として出射される。また、被測定電磁波信号101は電気光学効果素子24に印加される。
偏光子23は基準光信号201のうち電気光学効果素子24の光軸に対して45度傾いた直線偏波のみを透過させて電気光学効果素子24に入射させる。電気光学効果素子24は入射された基準光信号(具体的には、45度傾いた直線偏波)を印加された被測定電磁波信号101により位相変調して楕円偏波とする。
そして、検光子25は電気光学効果素子24が出射される楕円偏波から特定角度の直線偏波成分を抽出することにより、被測定電磁波信号101によって強度変調された光信号203を出射させる。
このように、電波光変換器15で被測定電磁波信号101によって強度変調された光信号203は、図1の光ミキサ16によってレーザ光源14の出力光であるローカル光信号202とミキシングされる。
但し、ここでは、レーザ光源13の出力光である基準光信号201の周波数は”f0”、レーザ光源14の出力光であるローカル光信号202の周波数は”f0±Δf:Δf=100GHz〜1000GHz”であるとする。
この場合、被測定電磁波信号101によって強度変調された光信号203は、光ミキサ16においてレーザ光源14の出力光であるローカル光信号202とミキシングされて光ビート信号が中間周波数光信号として取り出される。
一方、レーザ光源14の出力光であるローカル光信号202の周波数は、掃引信号発生器17の出力である掃引信号によって掃引されて順次変化する。具体的には、ローカル光信号202の周波数は、f0±Δf(Δf=100GHz〜1000GHz)となる。
そして、光信号203の周波数は”f0”で、ローカル光信号202の周波数は、”f0±Δf(Δf=100GHz〜1000GHz)”であるので、掃引されて順次変化する周波数成分”Δf”が被測定電磁波信号101の周波数に一致すると光ミキサ16から出力される中間周波数光信号の強度が増加する。
このような、中間周波数光信号は光電変換器18で電気信号に変換され、フィルタ19において適宜波形整形等がなされて、A/D変換器20においてディジタル信号に変換されると共に表示器21に対して垂直軸(縦軸)信号として印加される。
一方、表示器21の水平軸(横軸)信号としては掃引信号発生器17の出力であるレーザ光源14の出力光であるローカル光信号202の周波数を制御する掃引信号が印加されるので、表示器21の表示画面上には被測定電磁波信号101のスペクトルが横軸を周波数、縦軸を信号強度として表示されることになる。
すなわち、表示器21の横軸の周波数成分は”Δf=100GHz〜1000GHz”であるので、テラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定が可能になる。
この結果、基準光信号201(f0)が被測定電磁波信号101で強度変調され、掃引信号によって掃引されるローカル光信号202(f0±Δf(Δf=100GHz〜1000GHz))で光ミキシングして表示器に対して垂直軸(縦軸)信号として印加し、掃引信号を表示器に対して水平軸(横軸)信号として印加することにより、テラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定が可能になる。
また、図3は本発明に係る高周波のスペクトラムアナライザの第2の実施例を示す構成ブロック図である。図3において13,14,15,17,19,20及び21は図1と同一符号を付してあり、27はフォトカップラ等の光分岐器、28は光信号をミキシングする光ミキサ、29及び30はフォトダイオード等の光電変換器、31は電気信号をミキシングするミサキ、102は被測定電磁波信号、205は基準光信号、208はローカル光信号、206及び207は光信号である。
被測定電磁波信号102は電波光変換器15の電波入力端子に印加され、レーザ光源13の出力光である基準光信号205は光分岐器27の光入力端子に入射され、光分岐器27の一方の光出力端子の出射光が電波光変換器15の光入力端子に入射される。
電波光変換器15の出力である光信号207は光電変換器30に入射され、光電変換器30の出力はミキサ31の一方の入力端子に接続される。
一方、光分岐器27の他方の光出力端子の出射光は光ミキサ28の一方の光入力端子に入射され、レーザ光源14の出力光である光信号206は光ミキサ28の他方の光入力端子に入射される。また、掃引信号発生器17の出力がレーザ光源14の制御入力端子に接続される。
光ミキサ28の出力光は光電変換器29に入射され、光電変換器29の出力はミキサ31の他方の入力端子に接続される。
ミキサ31の出力は、フィルタ19を介してA/D変換器20に接続される。また、A/D変換器20の出力は表示器21の垂直軸(縦軸)信号の入力端子に接続され、掃引信号発生器17の出力は表示器21の水平軸(横軸)信号の入力端子に接続される。
ここで、図3に示す第2の実施例の動作を説明する。但し、電波光変換器15の動作に関しては図1に示す実施例の説明に際して既に行っているので更なる説明は省略する。
また、レーザ光源13の出力光である基準光信号205の周波数は”f0”、レーザ光源14の出力光である光信号206の周波数は”f0±Δf:Δf=100GHz〜1000GHz”であるとする。
レーザ光源13の出力光である基準光信号205は光分岐器27で2つに分岐されて一方の分岐光が電波光変換器15に印加されるので、電波光変換器15の出力光は被測定電磁波信号102によって強度変調された光信号207となる。
このように、電波光変換器15で被測定電磁波信号102によって強度変調された光信号207は、光電変換器30によって電気信号に変換されるので強度変調された成分が抽出される。
一方、光分岐器27で2つに分岐された他方の分岐光(f0)は光ミキサ28によってレーザ光源14の出力光である光信号206(f0±Δf:Δf=100GHz〜1000GHz)と光ミキシングされて、”Δf=100GHz〜1000GHz”で光変調されたローカル光信号208して取り出される。
さらに、このローカル光信号208は光電変換器29によって電気信号に変換されるので、変調成分である”Δf=100GHz〜1000GHz”の周波数を有する電気信号として抽出され、光電変換器30の出力と共にミキサ31においてミキシングされる。
そして、光電変換器29の出力である電気信号の周波数は、”Δf=100GHz〜1000GHz”であるので、掃引されて順次変化する周波数成分”Δf”が被測定電磁波信号102の周波数に一致するとミキサ31から出力される電気信号の強度が増加する。
このような、電気信号は、フィルタ19において適宜波形整形等がなされて、A/D変換器20においてディジタル信号に変換されると共に表示器21に対して垂直軸(縦軸)信号として印加される。
一方、表示器21の水平軸(横軸)信号としては掃引信号発生器17の出力であるレーザ光源14の出力光である光信号206の周波数を制御する掃引信号が印加されるので、表示器21の表示画面上には被測定電磁波信号102のスペクトルが横軸を周波数、縦軸を信号強度として表示されることになる。
すなわち、表示器21の横軸の周波数成分は”Δf=100GHz〜1000GHz”であるので、テラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定が可能になる。
この結果、基準光信号205(f0)が被測定電磁波信号102により強度変調され電気信号に変換し、基準光信号205(f0)と、掃引信号によって掃引される光信号206(f0±Δf(Δf=100GHz〜1000GHz))とを光ミキシングして電気信号に変換し、これらの電気信号をミキシングして表示器に対して垂直軸(縦軸)信号として印加し、掃引信号を表示器に対して水平軸(横軸)信号として印加することにより、テラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定が可能になる。
この場合には、光ミキサの代わりに、例えば、電波天文等に用いられているミリ波のミキサ等の電気信号をミキシングするミキサを用いて周波数成分”Δf”が被測定電磁波信号102の周波数に一致する際の電気信号を取り出すことにより、測定精度を向上させることができる。
また、図4は本発明に係る高周波のスペクトラムアナライザの第3の実施例を示す構成ブロック図である。図4において13,14,15,17,19,20,21,28,29,30及び31は図3と同一符号を付してあり、32はレーザ光信号の周波数とパワーが電波光変換器15の特性に合うように調整された光信号を出力するレーザ光源、103は被測定電磁波信号、209は基準光信号、211はローカル光信号、210,212及び213は光信号である。
被測定電磁波信号103は電波光変換器15の電波入力端子に印加され、レーザ光源32の出力光である光信号212が電波光変換器15の光入力端子に入射される。
電波光変換器15の出力である光信号213は光電変換器30に入射され、光電変換器30の出力はミキサ31の一方の入力端子に接続される。
一方、レーザ光源13の出力光である基準光信号209は光ミキサ28の一方の光入力端子に入射され、レーザ光源14の出力光である光信号210は光ミキサ28の他方の光入力端子に入射される。また、掃引信号発生器17の出力がレーザ光源14の制御入力端子に接続される。
光ミキサ28の出力光は光電変換器29に入射され、光電変換器29の出力はミキサ31の他方の入力端子に接続される。
ミキサ31の出力は、フィルタ19を介してA/D変換器20に接続される。また、A/D変換器20の出力は表示器21の垂直軸(縦軸)信号の入力端子に接続され、掃引信号発生器17の出力は表示器21の水平軸(横軸)信号の入力端子に接続される。
ここで、図4に示す第3の実施例の動作を説明する。但し、図3に示す第2の実施例と同様の動作に関しては説明を省略する。
また、レーザ光源13の出力光である基準光信号209の周波数は”f0”、レーザ光源14の出力光である光信号210の周波数は”f0±Δf:Δf=100GHz〜1000GHz”、レーザ光源32の出力光である光信号212の周波数は”f0”であるとする。
レーザ光源32の出力光である光信号212が電波光変換器15に印加されるので、電波光変換器15の出力光は被測定電磁波信号103によって強度変調された光信号213となる。
このように、電波光変換器15で被測定電磁波信号103によって強度変調された光信号213は、光電変換器30によって電気信号に変換されるので強度変調された光信号213が抽出される。
一方、レーザ光源13の出力光である基準光信号209(f0)は光ミキサ28によってレーザ光源14の出力光である光信号210(f0±Δf:Δf=100GHz〜1000GHz)と光ミキシングされて、”Δf=100GHz〜1000GHz”で光変調されたローカル光信号211として取り出される。
さらに、このローカル光信号211は光電変換器29によって電気信号に変換されるので、変調成分である”Δf=100GHz〜1000GHz”の周波数を有する電気信号として抽出され、光電変換器30の出力と共にミキサ31においてミキシングされる。
そして、光電変換器29の出力である電気信号の周波数は、”Δf=100GHz〜1000GHz”であるので、掃引されて順次変化する周波数成分”Δf”が被測定電磁波信号103の周波数に一致するとミキサ31から出力される電気信号の強度が増加する。
このような、電気信号は、フィルタ19において適宜波形整形等がなされて、A/D変換器20においてディジタル信号に変換されると共に表示器21に対して垂直軸(縦軸)信号として印加される。
一方、表示器21の水平軸(横軸)信号としては掃引信号発生器17の出力であるレーザ光源14の出力光である光信号210の周波数を制御する掃引信号が印加されるので、表示器21の表示画面上には被測定電磁波信号103のスペクトルが横軸を周波数、縦軸を信号強度として表示されることになる。
すなわち、表示器21の横軸の周波数成分は”Δf=100GHz〜1000GHz”であるので、テラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定が可能になる。
この結果、光信号212(f0)で被測定電磁波信号103を強度変調して電気信号に変換し、基準光信号209(f0)と、掃引信号によって掃引される光信号210(f0±Δf(Δf=100GHz〜1000GHz))とを光ミキシングして電気信号に変換し、これらの電気信号をミキシングして表示器に対して垂直軸(縦軸)信号として印加し、掃引信号を表示器に対して水平軸(横軸)信号として印加することにより、テラヘルツ領域(100GHz〜1000GHz)における電磁波のスペクトルの測定が可能になる。
この場合、レーザ光源32の出力光のパワー若しくは周波数(波長)を電波光変換器15の特性に合うように調整、言い換えれば、強いパワーの光出力を用いることができるのでS/Nを向上させることが可能になる。
本発明に係る高周波のスペクトラムアナライザの一実施例を示す構成ブロック図である。 電波光変換器の具体例を示す構成ブロック図である。 本発明に係る高周波のスペクトラムアナライザの第2の実施例を示す構成ブロック図である。 本発明に係る高周波のスペクトラムアナライザの第3の実施例を示す構成ブロック図である。 従来の高周波のスペクトラムアナライザの一例を示す構成ブロック図である。
符号の説明
1 減衰器
2,8,19 フィルタ
3,31 ミキサ
4 基準信号発振器
5,17 掃引信号発生器
6 ローカル発振器
7 増幅器
9 ログアンプ
10 検波器
11 ビデオフィルタ
12,21 表示器
13,14,32 レーザ光源
15 電波光変換器
16,28 光ミキサ
18,29,30 光電変換器
20 A/D変換器
22,26 レンズ
23 偏光子
24 電気光学効果素子
25 検光子
27 光分岐器
100,101,102,103 被測定電磁波信号
201,205,209 基準光信号
202,208,211 ローカル光信号
203,204,206,207,210,212,213 光信号

Claims (6)

  1. 高周波の電磁波のスペクトルを測定するスペクトラムアナライザにおいて、
    基準光信号を出力する第1のレーザ光源と、
    前記基準光信号の周波数を中心にして波長が可変な第2のレーザ光源と、
    前記第1のレーザ光源の出力光を被測定電磁波信号で強度変調する電波光変換器と、
    前記第2のレーザ光源の波長を制御する掃引信号を出力する掃引信号発生器と、
    前記電波光変換器の出力光と前記第2のレーザ光源の出力光とをミキシングする光ミキサと、
    この光ミキサの出力光を電気信号に変換する光電変換器と、
    フィルタを介して入力された前記光電変換器の出力をディジタル信号に変換するA/D変換器と、
    このA/D変換器の出力を垂直軸信号とし前記掃引信号を水平軸信号として取り込みスペクトルの表示を行う表示器と
    を備えたことを特徴とするスペクトラムアナライザ。
  2. 高周波の電磁波のスペクトルを測定するスペクトラムアナライザにおいて、
    基準光信号を出力する第1のレーザ光源と、
    前記基準光信号の周波数を中心にして波長が可変な第2のレーザ光源と、
    前記第1のレーザ光源の出力光を光分岐させる光分岐器と、
    この光分岐器の一方の分岐光を被測定電磁波信号で強度変調する電波光変換器と、
    この電波光変換器の出力光を電気信号に変換する第1の光電変換器と、
    前記第2のレーザ光源の波長を制御する掃引信号を出力する掃引信号発生器と、
    前記光分岐器の他方の分岐光と前記第2のレーザ光源の出力光とをミキシングする光ミキサと、
    この光ミキサの出力光を電気信号に変換する第2の光電変換器と、
    前記第1及び第2の電光変換器の出力をミキシングするミキサと、
    フィルタを介して入力された前記ミキサの出力をディジタル信号に変換するA/D変換器と、
    このA/D変換器の出力を垂直軸信号とし前記掃引信号を水平軸信号として取り込みスペクトルの表示を行う表示器と
    を備えたことを特徴とするスペクトラムアナライザ。
  3. 高周波の電磁波のスペクトルを測定するスペクトラムアナライザにおいて、
    基準光信号を出力する第1のレーザ光源と、
    前記基準光信号の周波数を中心にして波長が可変な第2のレーザ光源と、
    光信号を出力する第3のレーザ光源と、
    前記第3のレーザ光源の出力光を被測定電磁波信号で強度変調する電波光変換器と、
    この電波光変換器の出力光を電気信号に変換する第1の光電変換器と、
    前記第2のレーザ光源の波長を制御する掃引信号を出力する掃引信号発生器と、
    前記第1のレーザ光源の出力光と前記第2のレーザ光源の出力光とをミキシングする光ミキサと、
    この光ミキサの出力光を電気信号に変換する第2の光電変換器と、
    前記第1及び第2の電光変換器の出力をミキシングするミキサと、
    フィルタを介して入力された前記ミキサの出力をディジタル信号に変換するA/D変換器と、
    このA/D変換器の出力を垂直軸信号とし前記掃引信号を水平軸信号として取り込みスペクトルの表示を行う表示器と
    を備えたことを特徴とするスペクトラムアナライザ。
  4. 前記電波光変換器が、
    電気光学効果を有し印加された前記被測定電磁波信号により入射される光を位相変調する電気光学効果素子と、
    第1のレンズを介して入射する光のうち前記電気光学効果素子の光軸に対して45度傾いた直線偏波のみを透過させ前記電気光学効果素子に入射させる偏光子と、
    前記電気光学効果素子から出射される楕円偏波から特定角度の直線偏波成分を抽出し第2のレンズを介して出射させる検光子とから構成されたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスペクトラムアナライザ。
  5. 前記第2のレーザ光源の波長可変範囲が100GHz〜1000GHzであることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスペクトラムアナライザ。
  6. 前記第3のレーザ光源の出力光のパワー若しくは波長が前記電波光変換器の特性に合うように調整されていることを特徴とする
    請求項3記載のスペクトラムアナライザ。
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